JP2001266067A - 文字認識装置および方法ならびに文字認識プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

文字認識装置および方法ならびに文字認識プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体

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JP2001266067A
JP2001266067A JP2000072138A JP2000072138A JP2001266067A JP 2001266067 A JP2001266067 A JP 2001266067A JP 2000072138 A JP2000072138 A JP 2000072138A JP 2000072138 A JP2000072138 A JP 2000072138A JP 2001266067 A JP2001266067 A JP 2001266067A
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みな子 桑田
Koichi Sugiyama
晃一 杉山
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和宏 竹原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字認識結果の出力作業を所望するようにし
て簡単に行なう。 【解決手段】 画像入力部31にて画像の情報が入力さ
れると、文字認識部33にて画像情報中の文字列が認識
される。その後、入力された画像は、ブロック情報表示
部36などにより文字列毎のブロックに分別した態様で
表示部8の表示領域に表示される。画像が表示された表
示領域の任意の点が、画像座標指定部6により指定され
た際には、指定された該任意点に対応のブロックに表示
されている文字列の認識結果が、認識結果出力部41に
より出力ファイル3Cに出力される。このように、ユー
ザは、文字認識結果が所望される文字列が表示されてい
るブロックに対応の任意点を指定するだけの簡単操作
で、表示されている画像中から所望文字列の文字認識結
果のみを出力して得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像を読取って得
られた画像情報中の文字を認識して、文字認識結果を出
力する文字認識装置および方法ならびに文字認識プログ
ラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関
し、特に、所望される文字の認識結果のみを出力するこ
とのできる文字認識装置および方法ならびに文字認識プ
ログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−108865号公報に示され
ている文字認識装置(以下、従来例1と呼ぶ)は、画像
情報を入力し、入力される画像情報において文字認識を
行なう領域を指定し、指定される各領域に対して文字認
識を行なっていた。このように、文字認識したい画像を
表示装置に表示し、ユーザが必要な領域を指定し、指定
された領域についてのみ文字認識し、認識結果を出力す
ることができる。
【0003】また、特開平4−044185号公報に示
される装置(以下、従来例2と呼ぶ)では、文書画像を
自動的に領域分割し、読取を行なった順序で文字コード
列を表示し、ユーザがブロックの編集を指示すると、こ
の指示に基づいて、予め読取られた文字コード列を編集
するという特徴を有している。このように、文書画像を
ブロックに分割して、表示装置に表示し、各ブロックに
ついて文字認識の順序などを編集する方法は、従来より
提供されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例1では、領域を選択してから文字認識が行なわれ
るため、領域指定が必須の作業となり、表示画像が大き
ければ領域指定は容易であるが、携帯型情報処理端末装
置のように表示部における表示領域が小さい場合には、
所望の領域を詳細に指定して選択することは極めて困難
であった。
【0005】また、上述した従来例2における自動領域
指定に関する技術は、各ブロックに対して文字の認識順
序を指定するために、キーボードなどの入力装置が必要
であり、そのため編集処理が煩雑であった。また、ブロ
ックの読取順序の番号を表示するための画面と編集処理
を指示するための画面とが1つの画面として重なって表
示されていないので、ユーザが読取順序の画面と編集の
画面とを切換えながら見比べる必要があり、ユーザの入
力時の負担が大きかった。
【0006】また、携帯型情報処理装置のように、表示
部の表示領域が小さい場合には、画像と読取順序編集画
面とを同時に表示することは極めて困難であった。
【0007】図17は、従来の名刺の主面を走査して読
み取られた画像を示す図である。図18(A)と(B)
は、従来の電子的なアドレス帳の登録内容の1例と他の
例を示す図である。
【0008】上述したような従来例2のように、ブロッ
クの読取順序などの編集作業を行なわず、領域指定をす
べて自動で行なう場合には、次のような問題が生じてい
た。たとえば図17の名刺の画像を認識して、その認識
結果によるデータを電子的なアドレス帳に入力する場合
に、ユーザは名刺に書かれた氏名と会社名と電話番号だ
けのデータを入力したいとする場合であっても、一括に
認識結果が出力される場合では、図18(A)のように
ユーザが望まない本社の電話番号などのデータもアドレ
ス帳に入力されてしまっていた。あるいは、図18
(B)のように認識できなかったデータは、勝手に削除
されてしまっていた。
【0009】このように、従来の文字認識装置では、ブ
ロックごとに認識結果の出力を許可するか否かの指定、
または認識結果の出力順序を指定するための編集作業を
容易に行なうことができなかった。
【0010】それゆえにこの発明の目的は、文字認識結
果の出力作業を所望するようにして簡単に行なうことの
できる文字認識装置および方法ならびに文字認識プログ
ラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
る文字認識装置は、1つ以上の文字からなる文字列を含
む画像の情報を入力する画像情報入力手段と、前記画像
情報入力手段により入力された前記画像情報中の前記文
字を認識してする認識手段と、表示領域を有して、前記
表示領域において前記画像情報入力手段により入力され
た前記画像情報による画像を、前記表示領域において前
記文字列毎のブロックに分別した態様で表示する表示手
段と、前記画像が表示された前記表示領域の任意の点が
指定された際に、指定された該任意点に対応の前記ブロ
ックに表示されている前記文字列の前記認識手段による
認識結果を出力する出力手段とを備えて構成される。
【0012】したがって、入力された画像は、文字列毎
のブロックに分別された態様で表示領域において表示さ
れた際には、表示領域の指定された任意点に対応したブ
ロックの文字列の認識結果が出力される。
【0013】それゆえに、ユーザは、文字認識結果が所
望される文字列が表示されているブロックに対応の任意
点を指定するだけという簡単操作で、表示されている画
像中から所望文字列の文字認識結果のみを出力して得る
ことができる。
【0014】また、上述のように任意点を指定するだ
け、所望文字列の文字認識結果のみを得ることができる
から、携帯型情報処理端末のように表示領域が極めて小
さい場合でも、表示領域に表示されている画像の文字列
中から、所望する文字列のみの認識結果を簡単、確実に
得ることができる。
【0015】上述の文字認識装置において、任意点は、
前記ブロック毎に予め設定されたブロック点であって、
前記出力手段は、前記ブロック点が指定された前記ブロ
ックに表示されている前記認識結果を出力するように構
成されてもよい。
【0016】したがって、入力された画像は、文字列毎
のブロックに分別された態様で表示領域において表示さ
れた際には、設定されたブロック点が指定されたブロッ
クのみに表示されている文字列の認識結果が出力され
る。
【0017】このように表示領域において、ブロック点
は各ブロックごとに対応付けられているから、ユーザ
は、文字認識結果が所望される文字列が表示されている
ブロックに設けられたブロック点を速やかに特定して指
定操作できるから、上述したように簡単な操作で、表示
されている画像中から所望文字列の文字認識結果のみを
出力して得ることができる。
【0018】また、上述のようにブロック点を指定する
だけ、所望文字列の文字認識結果のみを得ることができ
るから、携帯型情報処理端末のように表示領域が極めて
小さい場合でも、表示領域に表示されている画像の文字
列中から、所望する文字列のみの認識結果を簡単、確実
に得ることができる。
【0019】上述の文字認識装置においては、前記画像
情報入力手段から入力された複数の前記画像情報の中か
ら、1つ以上の画像情報を選択するための画像情報選択
手段がさらに備えられて、前記画像情報選択手段により
選択された前記1つ以上の画像情報について、前記認識
手段による処理が施されて、前記認識手段による処理が
施された後の前記1つ以上の画像情報の中から指定され
た1つの画像情報に対して、前記表示手段による処理が
施されるように構成されてもよい。
【0020】したがって、画像情報入力手段から入力さ
れた複数の画像情報中の選択された1つ以上の、言換え
ると複数の画像情報に対して一括して、認識手段による
文字列の認識処理が施される。そして、認識手段による
処理が施された後の1つ以上の画像情報の中から指定さ
れた1つの画像情報に対して、表示手段による処理が施
される。それゆえに、ユーザは、複数の画像情報につい
て上述のような一括認識処理を施した場合であっても、
その後に所望する1つの画像情報のみを指定して、表示
手段を介して、該所望画像情報から所望する文字列の認
識結果を得ることができるから、複数の画像情報を対象
とした場合の文字認識作業に関するユーザの負担は軽減
される。
【0021】上述した文字認識装置においては、前記表
示領域において、前記文字列毎のブロックについて、前
記認識結果の出力順序を指定するため出力順序指定手段
をさらに備えて、前記出力手段は、前記ブロックに表示
されている前記文字列の前記認識手段による認識結果
を、前記出力順序指定手段により指定された順序に従い
出力するよう構成されてもよい。
【0022】したがって、ユーザは、出力順序指定手段
を介して所望する出力順序を指定するだけで、指定され
た各ブロックについての文字認識結果を、所望順序に従
い出力させることで、文字認識結果の編集作業を出力時
点で行なうことができるから利便性に優れる。
【0023】上述した文字認識装置において、出力手段
は、指定された各ブロックについての前記認識結果を所
定媒体に出力するように構成されてもよい。したがっ
て、所望する認識結果のみを所定媒体に、直接に出力し
て格納することができて利便性に優れる。
【0024】上述した文字認識装置において、指定され
た各ブロックについての前記認識結果は、上述の所定媒
体に対応の所定形式に従って変換されながら、前記所定
媒体に出力されるようにしてもよい。これにより、上述
した所定媒体への認識結果格納時の利便性はさらに向上
する。
【0025】この発明の他の局面に係る文字認識方法
は、1つ以上の文字からなる文字列を含む画像の情報を
入力する画像情報入力ステップと、前記画像情報入力ス
テップにより入力された前記画像情報中の前記文字を認
識してする認識ステップと、予め準備された表示領域に
おいて前記画像情報入力ステップにより入力された前記
画像情報による画像を、前記表示領域において前記文字
列毎のブロックに分別した態様で表示する表示ステップ
と、前記画像が表示された前記表示領域の任意の点が指
定された際に、指定された該任意点に対応の前記ブロッ
クに表示されている前記文字列の前記認識ステップによ
る認識結果を出力する出力ステップとを備えて構成され
る。
【0026】したがって、入力された画像は、文字列毎
のブロックに分別された態様で表示領域において表示さ
れた際には、表示領域の指定された任意点に対応したブ
ロックの文字列の認識結果が出力される。
【0027】それゆえに、ユーザは、文字認識結果が所
望される文字列が表示されているブロックに対応の任意
点を指定するだけという簡単操作で、表示されている画
像中から所望文字列の文字認識結果のみを出力して得る
ことができる。
【0028】また、上述のように任意点を指定するだ
け、所望文字列の文字認識結果のみを得ることができる
から、携帯型情報処理端末のように表示領域が極めて小
さい場合でも、表示領域に表示されている画像の文字列
中から、所望する文字列のみの認識結果を簡単、確実に
得ることができる。
【0029】この発明の更なる他の局面に係る文字認識
方法をコンピュータに実行させるための文字認識プログ
ラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体は、
以下の特徴を有する。つまり、該媒体に記録された文字
認識プログラムにより実行される文字認識方法は、1つ
以上の文字からなる文字列を含む画像の情報を入力する
画像情報入力ステップと、前記画像情報入力ステップに
より入力された前記画像情報中の前記文字を認識してす
る認識ステップと、予め準備された表示領域において前
記画像情報入力ステップにより入力された前記画像情報
による画像を、前記表示領域において前記文字列毎のブ
ロックに分別した態様で表示する表示ステップと、前記
画像が表示された前記表示領域の任意の点が指定された
際に、指定された該任意点に対応の前記ブロックに表示
されている前記文字列の前記認識ステップによる認識結
果を出力する出力ステップとを備える。
【0030】したがって、該プログラムが実行されるこ
とにより、入力された画像は、文字列毎のブロックに分
別された態様で表示領域において表示された際には、表
示領域の指定された任意点に対応したブロックの文字列
の認識結果が出力される。
【0031】それゆえに、ユーザは、文字認識結果が所
望される文字列が表示されているブロックに対応の任意
点を指定するだけという簡単操作で、表示されている画
像中から所望文字列の文字認識結果のみを出力して得る
ことができる。
【0032】また、上述のように任意点を指定するだ
け、所望文字列の文字認識結果のみを得ることができる
から、携帯型情報処理端末のように表示領域が極めて小
さい場合でも、表示領域に表示されている画像の文字列
中から、所望する文字列のみの認識結果を簡単、確実に
得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この実施の形態
では、名刺の主面を走査して読取られた画像データにつ
いて文字認識する場合が説明されるが、認識対象となる
画像データは、名刺のそれに限定されず、他の画像デー
タであってもよい。
【0034】図1は、この発明の実施の形態に係る名刺
認識装置の機能構成図である。図2は、本発明の実施の
形態に係る名刺認識装置のハードウェア構成図である。
【0035】図2において名刺認識装置は、該装置自体
を集中的に制御および監視するためCPU(中央処理装
置の略)1、各種のバッファが格納されるバッファメモ
リ2、メモリ3、画像データが格納される画像データメ
モリ4、スキャナなどからなり画像データを読取るため
の画像読取部5、マウスまたはペンなどからなり画像に
おける座標を指定するために操作される画像座標指定部
6、各種情報を入力するために操作されるキーボード
7、情報を表示するために液晶タブレットまたはCRT
(陰極線管の略)などからなる表示部8、インターネッ
トなどの外部の通信ネットワーク10と該文字認識装置
とを通信接続するための通信I/F(インターフェイス
の略)9、データおよびプログラムを含む各種の情報を
記憶するためのメモリ11を含む。
【0036】メモリ3には、後述する文字特徴辞書3
A、後処理用言語辞書3Bおよび出力ファイル3Cが格
納される。出力ファイル3Cは、例えば、電子的なアド
レス帳に対応する記憶領域である。
【0037】バッファメモリ2は、後述する画像バッフ
ァ21、文字矩形バッファ22、文字画像バッファ2
3、文字特徴バッファ24、認識結果バッファ25、ブ
ロック分類バッファ26、指定点座標バッファ27およ
び出力バッファ28を含む。
【0038】名刺認識装置の機能構成は、図1に示され
るように制御部50、画像入力部31、文字切出し部3
2、文字認識部33、後処理部34、ブロック分類部3
5、ブロック情報表示部36、指定点検出部37、認識
結果選別部38、認識結果抽出部39、認識結果修正部
40および認識結果出力部41を含んでなる。
【0039】制御部50はCPU1により該名刺認識装
置の動作を制御するためのものである。画像入力部31
は、画像読取部5により読取られた画像データ、または
画像データメモリ4に予め格納された画像データを読込
んで、画像バッファ21に格納する。画像データメモリ
4は、たとえばメモリカード、またはハードディスクな
どからなる。画像データメモリ4の媒体はこれらに限定
されず、光記録媒体または光磁気記録媒体であってもよ
い。
【0040】文字切出し部32は、画像バッファ21に
格納された画像データから、ブロック、行、文字などを
切出し、文字矩形座標を抽出し、文字矩形座標データを
文字矩形バッファ22に格納するとともに、切出された
文字の画像データを文字画像バッファ23に格納する。
【0041】文字認識部33は、特徴抽出処理部、マッ
チング処理部および文字列生成部などを有して、文字画
像バッファ23中の文字画像データを認識処理し、認識
結果得られた文字コードの候補を出力する。具体的に
は、特徴抽出処理部は、文字画像データから文字の特徴
データを抽出し、文字特徴バッファ24に格納する。マ
ッチング処理部では、複数種類の文字の標準パターンの
特徴データとが予め登録されているマッチング辞書(図
示省略)の内容と文字特徴バッファ24中の文字特徴デ
ータとの照合により、該文字を認識して、1つ以上の文
字コード候補を決定し、これを、文字矩形バッファ22
に予め格納された文字矩形座標データとともに認識結果
バッファ25に格納する。
【0042】図3(A)と(B)は、図1の後処理部3
4の処理内容を説明するための図である。後処理部34
では、認識結果バッファ25中の情報をもとに、単語の
照合などにより最適な文字認識結果を出力する。たとえ
ば、後処理前の文字認識結果が図3(A)の場合、第1
〜第3候補文字コードの組合せにより得られる複数の文
字コード列に基づいて、図3(B)のように後処理用言
語辞書3B中に登録されている単語を検索し、最適な文
字認識結果‘奈良県天理市’となるよう修正するなどの
処理を行なう。
【0043】図4と図5には、この発明の実施の形態に
係る認識結果バッファ25とブロック分類バッファ26
の内容例が示される。図4の認識結果バッファ25は、
各ブロックに対応して認識結果情報25i(i=1,
2,3、…、n)を含む。認識結果情報25iは、該ブ
ロックを識別するためのブロック番号BNと、該ブロッ
クにおける文字列ついての1位の認識結果文字列25B
と、対応する文字列中の各文字についての認識候補文字
データ25Cと、対応する文字列中の各文字の矩形につ
いての表示部8の表示領域における座標を示す文字矩形
座標データ25Dとを含む。ブロック分類部35は、例
えば図4の認識結果バッファ25の内容を読込み、各ブ
ロックに対応して、認識結果である1位認識結果文字列
25Bを項目ごとに分類し、認識結果バッファ25のブ
ロック番号BNと対応付けて、図5に示されるようにブ
ロック分類バッファ26にブロック情報データ26i
(i=1,2、…、n)として格納する。ブロック情報
データ26iは、該ブロックを識別するためのブロック
番号BN(図4のブロック番号BNに対応する)、該ブ
ロックに対応した情報の項目名を示す項目名データ26
Bおよび該ブロックに対応した表示部8の表示領域にお
ける座標を示す座標データ26Cを含む。
【0044】図6(A)と(B)は、本実施の形態にお
いて画像がブロックに分別された態様で表示された状態
を示す図である。
【0045】ブロック情報表示部36は、ブロック分類
バッファ26中に格納されたブロック情報データ26i
を読出し、座標データ26Cに基づいてブロックごとに
区別して、画像バッファ21の画像データを表示部8に
表示する。さらに、ユーザが画像座標指定部6を操作す
ることによって指定された座標データを、指定点座標バ
ッファ27に蓄積するよう格納する。
【0046】具体的には、ブロック分類バッファ26の
各ブロック情報データ26iの座標データ26Cを取出
し、表示部8の表示領域において該ブロックの領域を反
転表示させるなどの分別表示態様により、該ブロックに
対応した画像を矩形で囲んで表示する(図6(A)参
照)。
【0047】指定点検出部37は、ブロック情報表示部
36により画像が表示された表示部8の領域内の所望す
る文字列が表示されているブロック上の任意の1点を、
ユーザが画像座標指定部6を操作して指定した際に、指
定された点の座標値を得て、指定点座標バッファ27に
蓄積して格納する。図6(B)では、図6(A)の表示
状態において、画像座標指定部6により任意の1点が指
定されている状態を示す図である。
【0048】認識結果選別部38は、前述のようにして
指定されて指定点座標バッファ27に格納された座標値
をもとに、指定されたブロックを選別する。認識結果抽
出部39は、認識結果バッファ25とブロック分類バッ
ファ26との内容から、指定されたブロックに関する情
報(?)を取出して、出力バッファ28に格納する。
【0049】認識結果出力部41は、出力バッファ28
に格納された指定ブロックに関する情報を、出力ファイ
ル3Cのフォーマットに合わせて、該出力ファイル3C
に書込む。
【0050】図7(A)と(B)は、本実施の形態にお
いて指定されたブロックに対応の出力例を示す図であ
る。図においては、画像座標指定部6によって指定され
たブロック(図7(A)の指定点‘+’で指定されたブ
ロック)が、認識結果選別部38および認識結果抽出部
39により選別され、そして抽出され、認識結果出力部
39により出力ファイル3Cの所定フォーマットに従っ
て、出力ファイル3Cに出力された内容(図7(B)参
照)が示されている。
【0051】図8は、この発明の実施の形態に係る名刺
認識処理の概略フローチャートである。以下、図8のフ
ローチャートを参照して、名刺認識処理について説明す
る。
【0052】まず、画像入力ステップ(S802)にお
いて、画像読取部5に読取られた画像データまたは画像
データメモリ4に予め格納された画像データを得て、こ
れを一旦画像バッファ21に格納する。次に、文字切出
しステップ(S803)において、画像バッファ21に
格納された画像データから、ブロック、行、文字が切出
されて、文字矩形座標が抽出され、抽出された文字矩形
座標データは文字矩形バッファ22に格納するとともに
切出された文字の画像データは文字画像バッファ23に
格納される。
【0053】次に、文字認識ステップ(S804)にお
いて、文字矩形座標データと文字画像データとから、文
字の特徴が抽出されて、抽出された文字の特徴とマッチ
ング辞書(図示省略)に予め登録されている文字の標準
パターン特徴との照合により、文字の認識コードの候補
を決定して、前述の文字切出しステップ(S803)で
抽出された文字の矩形座標データをもとに、文字をまと
まりのある文字列にして、該文字列を候補文字データ2
5Cとして認識結果バッファ25に格納する。
【0054】次の後処理ステップ(S805)において
は、認識結果バッファ25に格納された情報に基づい
て、単語照合などの処理により、最適な文字認識結果を
得て、これを認識結果バッファ25に対応の1位認識結
果文字列25Bとして格納する。次のブロック分類ステ
ップ(S806)においては、1位認識結果文字列25
Bを、項目に分類して文字認識結果バッファ25の内容
と対応付けて、ブロック分類バッファ26に格納する。
なお、項目の分類は、単語のマッチング、あるいは認識
結果文字列の画像データにおける位置情報に基づいてな
される。この分類に関する技術は公知のものに従うの
で、説明は省略する。
【0055】次のブロック情報表示ステップ(S80
7)においては、ブロック分類バッファ26中のブロッ
クの座標データ26Cを取出して、画像バッファ21中
の画像データをブロックごとに区別した態様で、表示部
8に表示する。
【0056】指定点検出ステップ(S808)におい
て、ブロック情報表示部36により表示部8に表示され
た画像データを、ユーザが画像座標指定部6を操作し
て、所望の座標(1点)を指定すると、指定された点の
座標データを得て、これを指定点座標バッファ27に蓄
積して格納する。
【0057】次の指定認識結果選別ステップ(S80
9)においては、指定点座標バッファ27に格納された
座標データをもとに、認識結果バッファ25とブロック
分類バッファ26に格納された該指定座標データに対応
するブロックの1位認識結果文字列25Bを取出して、
出力バッファ28に格納する。認識結果修正ステップ
(S810)において、ユーザは出力バッファ28に格
納された内容は表示部8に表示されるので、表示された
内容に誤認識があったことを発見すると、出力バッファ
28に格納された該認識結果の修正作業を、キーボード
7などを操作して行なう。その後、認識結果出力ステッ
プ(S811)において、認識結果出力部41は、出力
バッファ28に格納された情報を出力ファイル3Cのフ
ォーマットに従って、該出力ファイル3Cに書込む。
【0058】図9(A)と(B)は、図8のブロック情
報表示ステップの処理を示すフローチャートと画面表示
例を示す図である。前述の文字認識ステップ(S80
4)による文字認識処理が終了してから、表示部8に表
示されたアイコンが画像座標指定部6またはキーボード
7により指定されて、ブロック情報表示ステップ(S8
07)による処理の開始が指示されると、図9(A)の
処理が開始される。
【0059】まず、図9(A)では、認識結果バッファ
25から1位認識結果文字列25Bの文字コードと文字
矩形座標データ25Dが得られる(S902)。次に、
ブロック分類バッファ26から、各ブロックについての
座標データ26Cと項目に関する情報(ブロック番号B
Nと項目名26B)が得られる(S903)。次に、画
像バッファ21から画像データが得られる(S90
4)。次に、得られた画像データ中に座標データ26C
があるかどうかを判断し(S905)、座標データ26
Cがあり、ブロックがあると判定された場合には、その
ブロックの座標内の画像データを反転表示させる(S9
06)。一方、ブロックがない場合は、ブロック情報表
示ステップ自体を終了させる(S907)。
【0060】図9(B)には、図9(A)の処理におい
てブロックに対応の画像の情報を反転表示させた場合の
表示例が示される。ここには、1枚の画像に係る画像デ
ータを認識処理した直後の表示部8における表示例が示
されている。図9(B)の画面において、画面右上端に
表示される出力指定処理を選択するための“YES”の
アイコンが画像座標指定部6またはキーボード7により
指定されると、次の指定点検出ステップが開始される。
【0061】図10(A)と(B)は、図8の指定点検
出ステップの処理フローチャートと表示画面例を示す図
である。前述したブロック情報表示ステップにおいて、
出力指定処理が選択されると、図10(B)の画面が表
示されて、指定点検出ステップの処理を終了するかどう
かが判断される(S1002)。図10(B)は、指定
点検出ステップの処理を終了するか否かを指示する操作
を促すための表示画面例である。
【0062】この指定点検出ステップによる処理の終了
を指示するか否かは、図10(B)に示される画面右上
端の終了アイコン50の‘YES’(終了を指示す
る)、または‘NO’(終了を指示しない)のいずれか
が、画像座標指定部6またはキーボード7を用いて指定
されることにより判断される。終了しない場合は、ユー
ザは画像座標指定部6などにより指定点の入力を行なう
(S1003)。終了する場合は、それまでに指定され
た点の座標データを指定点座標バッファ27に出力した
後(S1006)、出力指定検出ステップを終了する。
【0063】前述したようにして指定点が入力される
と、その指定点の座標が検出される(S1004)。検
出された座標は、指定点座標バッファ27に蓄積して格
納される。また、指定点が入力されると、該指定点を矩
形領域内に含むブロックが検出されて、図10(B)に
示されるように、指定済マーク51(‘+’)が該検出
ブロックに対応して表示されるなどして、画面上におい
て指定されたブロックが一目で判別できるよう表示され
る(S1005)。
【0064】図11(A)と(B)は、本実施の形態に
よる指定ブロックの表示態様の変更方法の他の例を説明
する図である。
【0065】なお、指定されたブロックに関する表示態
様の変更の方法は、図10(B)に示されたものに限定
されない。たとえば、図11(A)および(B)で示さ
れるようなものであってもよい。図11(A)では指定
点によりブロックが指定される前の画面表示状態が示さ
れている。ここでは、各ブロックごとにアイコン52が
設けられており、このアイコン52が画像座標指定部6
により指定されるか否かにより、該ブロックが指定され
たか否かが決定されて、指定された場合には該ブロック
の表示態様を図11(B)に示すように変更するように
してもよい。図11(B)では、図示されるように、5
つのアイコン52が指定されて、指定された各アイコン
52が反転表示されることにより、該アイコン52に対
応の5つのブロックが指定された状態であることがわか
る。また、終了アイコン50には、指定されたブロック
がいくつであるかが示されている。ここでは、指定され
たブロックは5個であることが示されている。
【0066】次に、S1002に戻り、以上の動作が、
出力すべきブロックの指定が終了されるまで繰返され
る。ユーザが出力すべきブロックの指定処理の終了を、
アイコン50の“YES”)を画像座標指定部6により
指定することで指示すると、それまでに指定された指定
点の座標データは指定点座標バッファ27に格納される
(S1006)。その後、処理は終了する。
【0067】次に、図8の認識結果選別ステップの処理
を説明する。図12は、図8の認識結果選別ステップの
処理フローチャートである。上述したようにして指定点
検出ステップの処理が終了すると、図12の認識結果選
別ステップによる処理がスタートする。
【0068】まず、指定点座標バッファ27中に座標デ
ータがあるかどうかが判断されて(S1202)、座標
データはないと判断されると、認識結果選別ステップの
処理は終了する。一方、読出すべき座標データが指定点
座標バッファ27にあれば、指定点座標バッファ27か
ら指定点の座標データを読出し(S1203)、認識結
果バッファ25からは、読出された指定点の座標データ
を含むブロックに対応の文字認識結果である1位認識結
果文字列25Bを読出し(S1204)、出力バッファ
28に出力する(S1205)。その後、ステップS1
202に戻り、以上の動作を、指定点座標バッファ27
から読出すべき指定点の座標データがなくなるまで(S
1202でNOとなるまで)繰返す。その後、次の認識
結果修正ステップによる処理に移行する。
【0069】認識結果修正ステップ(S809)では、
前述の認識結果選別ステップにより出力バッファ28に
出力された認識結果の文字列(1位認識結果文字列25
B)が表示部8に表示される。この表示内容を見たユー
ザが、認識結果が誤っていると判断した場合は、キーボ
ード7または画像座標指定部6などを操作して、手動で
認識結果の修正を行なうことができる。
【0070】図7(A)と(B)を参照して、上述のよ
うにして指定点検出ステップにおいて指定されたブロッ
ク(図7(A)参照)の項目名“氏名”、”会社名”、
“郵便番号”、“住所”および“電話番号”に対応した
認識結果のみが出力ファイル3Cに出力されており(図
7(B)参照)、他のブロックに対応の認識結果文字列
は出力されていない。前述の認識結果修正ステップ(S
809)では、図7(A)で示されるように、認識結果
選別ステップで選別されたブロックの文字列だけを修正
すれば、修正後の正しい認識結果の文字列が出力ファイ
ル3Cに出力される。
【0071】その後、認識結果出力ステップ(S81
0)では、認識結果修正ステップ(S809)で修正さ
れた後の認識結果が、出力ファイル3Cに該ファイルの
フォーマットに変換されて出力される。
【0072】このように、ユーザは表示部8に表示され
る画像データ中の任意の1点を指定することで、文字認
識のための画像領域を指定することが可能となるから、
該名刺認識装置が携帯型情報処理端末装置に搭載され
て、表示部8における画面表示可能な領域が極めて小さ
い場合でもあっても、所望領域の情報のみを簡単に、か
つ確実に指定して文字認識させることができる。
【0073】また、認識結果が表示される画面において
も、ユーザは任意の1点を指定することにより、対応ブ
ロックの認識結果のみを出力指定することができて、出
力指定時のユーザの負担を軽減することができる。
【0074】また、ユーザは必要とする認識結果のみ
を、すなわち出力ファイル3Cに出力を所望する認識結
果のみを、認識結果選別部38を介して点指定により指
定することができるから、ユーザは容易に所望する認識
結果文字列のみを選別して得ることができる。
【0075】上述したブロック情報表示部36は、図1
0(B)に示されるように、ブロック分類バッファ26
中の座標データ26Cに基づいて画像バッファ21中の
入力画像データを、対応文字列のブロックを反転させる
などして表示しているから、ユーザが画像座標指定部6
などにより表示画面の任意の1点を指定すると、該誌定
点の座標が検出される。そして、検出された該座標がブ
ロック分類バッファ26のどのブロックに含まれるかを
検索する機能を有して、指定ブロックが確定した場合に
は、認識結果バッファ25から、確定したブロックの認
識結果が読出される。このように、ユーザは所望する文
字認識領域を1点の指定で確定し取出すことができる。
【0076】また、図11に示されるように、指定する
点をアイコンで固定し、ブロック分類バッファ26にア
イコンの座標とブロックを対応付けた情報を用い、アイ
コンをONした場合、対応するブロックの認識結果を取
出し、認識領域を確定する方法でもよい。
【0077】また、図10(B)のようにブロックの情
報を表示したとき、認識領域指定終了スイッチであるア
イコンが合わせて表示されて、スイッチを終了(YE
S)指定すると認識領域指定作業が終了する。このと
き、指定されていなかったブロックの認識結果は出力さ
れない。このように、ユーザは、所望しないブロックを
指定しないことで、そのブロックの認識結果は出力ファ
イル3Cには出力されない。その結果、出力ファイル3
Cにはユーザの所望する認識結果(情報)のみを格納す
ることが容易に可能となる。
【0078】また、上述したように認識対象の画像デー
タの表示と認識対象となるブロックの表示とを同一画面
上で行なって、認識結果の出力の指定が可能である。
【0079】また、以下のように、複数の画像データ中
から所望する画像データのみについて上述したような一
連の処理を実行することもできる。図13(A)と
(B)は画像リストの表示画面例を示す図である。図1
3(A)では、複数の画像データとして、画像ファイル
1〜4が準備されており、これら画像データの全ては未
認識状態にあることがリスト形式にて示されている。こ
こで、ユーザにより、画面右下の一括認識を指定するた
めのアイコン54がクリックされて、全ての画像データ
についての文字認識処理が指定されると、図13(B)
のような画面表示がなされる。この際、リスト表示され
た各画像データについての認識が順次、該装置の内部で
行なわれていく。そして、その旨がアイコン54が反転
表示されていることで報知される。
【0080】図13(B)では、複数の画像データのう
ち、1番目の画像データについては認識処理が終了して
おり、2番目の画像データについては認識処理中である
ことが示される。ここで、ユーザが、図13(B)の認
識済みの1番目の画像データに対応した出力指定アイコ
ン55を操作すると、対応の画像データについて、ブロ
ック情報表示部36によるブロック情報表示ステップが
開始される。なお、ここでは、ある画像データの認識処
理が終了したことに応じて、該画像データに対してブロ
ック情報表示ステップによる処理を開始させるとしてい
るが、該処理の開始タイミングは、全ての画像データに
ついての一括認識処理が終了してからであっても良い。
【0081】図14は、この発明の実施の形態による一
括認識指定ステップによる処理フローチャートである。
一括認識指定ステップによる処理では、まず、画像デー
タメモリ4などに記憶されている複数の画像データの名
称などが図13(A)に示されるようにリスト表示され
る(S1402)。ここで、前述した一括認識アイコン
54が操作されたか否か、すなわち一括認識処理が指定
されたか否かが判断される(S1403)。一括認識が
指定された場合は、認識未処理の画像データが画像デー
タメモリ4中にあるかどうかが判断される(S140
4)。未処理の画像データがあれば、画像入力部31に
より、該画像データを画像データメモリ4から画像バッ
ファ21などにロードして(S1405)、認識処理を
行なう(S1406)その後、S1404の処理に戻
り、以下、同様な処理が繰返される。一方、認識未処理
の画像データが画像データメモリ4中になければ、認識
処理は終了する。
【0082】図15は、本実施の形態による画像リスト
中の所望の画像に対して認識領域指定の処理を施して、
認識結果を出力する処理のフローチャートである。ま
ず、画像リストが、各画像データに対応して認識処理が
終了しているかどうかの情報とともに表示される(S1
502:図13(A)参照)。ユーザにより認識領域指
定処理の実行が指定されているか否か判断され(S15
03)、認識領域指定処理を実行しない場合は、認識結
果はすべて出力ファイル3Cに出力される(S150
8)。
【0083】一方、認識領域指定処理の実行が指定され
ている場合は、ユーザがターゲットの画像データを画像
リストから選択し(S1504)、図9(A)のブロッ
ク情報表示ステップにより、ターゲットの画像データに
ついて認識結果が、ブロック情報とともに表示され(S
1505)、次に図10(A)で説明した指定点検出ス
テップにおいて、ユーザにより指定された指定点が検出
される(S1506)。次に、図12で示した指定領域
認識結果選別ステップにより指定されたブロックの認識
結果が選別される(S1507)。その後、S1502
の処理に戻り、以下同様にして処理が繰返される。
【0084】以上のようにすれば、リスト表示された複
数の画像データの一括認識が可能な名刺認識装置におい
て、該リスト中から所望の画像データのみを選択し、選
択された画像データについてのみ認識領域指定処理を施
して、該所望画像データの所望するブロックの認識結果
のみを選択的に出力ファイル3Cに出力することが可能
となる。
【0085】図16は、この発明の実施の形態による指
定されたブロックの認識結果の出力順序を指定するため
の画面表示例を示す図である。図16では、図11
(A)のアイコン52が、該アイコン52に対応したブ
ロックの認識結果の出力順番を指定する番号の入力が可
能なようにが拡張されている。このようにして各ブロッ
クの認識結果の出力順番を指定する番号の入力が可能で
あれば、キーボード7などの操作をすることなく、画像
データが表示された画面において、認識結果の出力可否
だけではなく、出力の順序も任意に指定できる。
【0086】(実施の形態2)上述の実施の形態1の名
刺認識装置は、上述したような画像データにおける文字
認識処理を機能させるためのプログラムで実現される。
このプログラムは図1に示された画像入力部31〜認識
結果出力部41を構成するためのプログラムであり、コ
ンピュータで読取可能な記録媒体に格納されている。上
述した実施の形態では、この記録媒体として図2に示さ
れている名刺認識装置で処理が行なわれるために必要な
メモリ11、たとえばROM(リードオンリーメモリ)
のようなそのものであってもよいし、また図示されてい
ないが外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けら
れ、そこに記録媒体を挿入することで読取が可能な記録
媒体であってもよい。いずれの場合においても、該記録
媒体に格納されているプログラムはCPU1が直接にア
クセスして実行させるような構成であってもよいし、あ
るいはいずれの場合もこれら記録媒体からプログラムを
一旦読出し、読出されたプログラムはCPU1の図示さ
れない内部の所定のプログラム記憶エリアにロードされ
て、CPU1によりそのプログラムが読出されて実行さ
れる方式であってもよい。なお、このロード用のプログ
ラムは予め図2の装置内部に格納されているものとす
る。
【0087】ここで、上述したプログラムを記録した記
録媒体は、名刺認識装置の本体と分離可能に構成される
記録媒体であってもよい。このような記録媒体として
は、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレ
キシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディス
ク、CD−ROM/MO/MD/DVDなどの光ディス
クのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)ま
たは光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、
EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどによ
る半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する
ような記録媒体であってもよい。
【0088】また、上述した名刺認識装置は、インター
ネットを含む通信ネットワーク10と通信可能な構成を
有するから、通信ネットワーク10から上述したような
プログラムが該装置の所定の記憶領域にダウンロードさ
れるような、流動的にプログラムを担持するような記録
媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワー
ク10からプログラムをダウンロードする場合には、そ
のダウンロード用プログラムは予め名刺認識装置本体に
格納されるか、あるいは別の記録媒体から予め該名刺認
識装置内の所定記憶領域にインストールされるものとす
る。
【0089】なお、記録媒体に格納されている情報は、
プログラムに限定されず、データであってもよい。
【0090】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る名刺認識装置の
機能構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態に係る名刺認識装置の
ハードウェア構成図である。
【図3】 (A)と(B)は、図1の後処理部の処理内
容を説明するための図である。
【図4】 この発明の実施の形態に係る認識結果バッフ
ァの内容例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態に係るブロック分類バ
ッファの内容例を示す図である。
【図6】 (A)と(B)は、本実施の形態において画
像がブロックに分別された態様で表示された状態を示す
図である。
【図7】 (A)と(B)は、本実施の形態において指
定されたブロックに対応の出力例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態に係る名刺認識処理の
概略フローチャートである。
【図9】 (A)と(B)は、図8のブロック情報表示
ステップの処理を示すフローチャートと画面表示例を示
す図である。
【図10】 (A)と(B)は、図8の指定点検出ステ
ップの処理フローチャートと表示画面例を示す図であ
る。
【図11】 (A)と(B)は、本実施の形態による指
定ブロックの表示態様の変更方法の他の例を説明する図
である。
【図12】 図8の認識結果選別ステップの処理フロー
チャートである。
【図13】 (A)と(B)は画像リストの表示画面例
を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態による一括認識指定
ステップによる処理フローチャートである。
【図15】 本実施の形態による画像リスト中の所望の
画像に対して認識領域指定の処理を施して、認識結果を
出力する処理のフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態による指定されたブ
ロックの認識結果の出力順序を指定するための画面表示
例を示す図である。
【図17】 従来の名刺の主面を走査して読み取られた
画像を示す図である。
【図18】 (A)と(B)は、従来の電子的なアドレ
ス帳の登録内容の1例と他の例を示す図である。
【符号の説明】
5 画像読取部、6 画像座標指定部、8 表示部、3
1 画像入力部、32文字切出し部、33 文字認識
部、34 後処理部、35 ブロック分類部、36 ブ
ロック情報表示部、37 指定点検出部、38 認識結
果選別部、39認識結果抽出部、40 認識結果修正
部、41 認識結果出力部、3C 出力ファイル。
フロントページの続き (72)発明者 竹原 和宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B029 CC25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の文字からなる文字列を含む画
    像の情報を入力する画像情報入力手段と、 前記画像情報入力手段により入力された前記画像情報中
    の前記文字を認識してする認識手段と、 表示領域を有して、前記表示領域において前記画像情報
    入力手段により入力された前記画像情報による画像を、
    前記表示領域において前記文字列毎のブロックに分別し
    た態様で表示する表示手段と、 前記画像が表示された前記表示領域の任意の点が指定さ
    れた際に、指定された該任意点に対応の前記ブロックに
    表示されている前記文字列の前記認識手段による認識結
    果を出力する出力手段とを備える、文字認識装置。
  2. 【請求項2】 前記任意点は、前記ブロック毎に予め設
    定されたブロック点であって、 前記出力手段は、 前記ブロック点が指定された前記ブロックに表示されて
    いる前記認識結果を出力することを特徴とする、請求項
    1に記載の文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記画像情報入力手段から入力された複
    数の前記画像情報の中から、1つ以上の画像情報を選択
    するための画像情報選択手段をさらに備え、 前記画像情報選択手段により選択された前記1つ以上の
    画像情報について、前記認識手段による処理が施され
    て、 前記認識手段による処理が施された後の前記1つ以上の
    画像情報の中から指定された1つの画像情報に対して、
    前記表示手段による処理が施されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の文字認識装置。
  4. 【請求項4】 前記表示領域において、前記文字列毎の
    ブロックについて、前記認識結果の出力順序を指定する
    ため出力順序指定手段をさらに備え、 前記出力手段は、前記ブロックに表示されている前記文
    字列の前記認識手段による認識結果を、前記出力順序指
    定手段により指定された順序に従い出力することを特徴
    とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の文字認識
    装置。
  5. 【請求項5】 1つ以上の文字からなる文字列を含む画
    像の情報を入力する画像情報入力ステップと、 前記画像情報入力ステップにより入力された前記画像情
    報中の前記文字を認識してする認識ステップと、 予め準備された表示領域において前記画像情報入力ステ
    ップにより入力された前記画像情報による画像を、前記
    表示領域において前記文字列毎のブロックに分別した態
    様で表示する表示ステップと、 前記画像が表示された前記表示領域の任意の点が指定さ
    れた際に、指定された該任意点に対応の前記ブロックに
    表示されている前記文字列の前記認識ステップによる認
    識結果を出力する出力ステップとを備える、文字認識方
    法。
  6. 【請求項6】 文字認識方法をコンピュータに実行させ
    るための文字認識プログラムを記録したコンピュータで
    読取可能な記録媒体であって、 前記文字認識方法は、 1つ以上の文字からなる文字列を含む画像の情報を入力
    する画像情報入力ステップと、 前記画像情報入力ステップにより入力された前記画像情
    報中の前記文字を認識してする認識ステップと、 予め準備された表示領域において前記画像情報入力ステ
    ップにより入力された前記画像情報による画像を、前記
    表示領域において前記文字列毎のブロックに分別した態
    様で表示する表示ステップと、 前記画像が表示された前記表示領域の任意の点が指定さ
    れた際に、指定された該任意点に対応の前記ブロックに
    表示されている前記文字列の前記認識ステップによる認
    識結果を出力する出力ステップとを備える、文字認識プ
    ログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒
    体。
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JP2020178286A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 キヤノン株式会社 ユーザ操作のためのガイダンスを表示する画像処理装置、その制御方法及びプログラム
KR20210072639A (ko) * 2019-12-09 2021-06-17 박지윤 문자를 포함한 이미지 정렬 처리방법

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