JP2001265992A - 情報提供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体

Info

Publication number
JP2001265992A
JP2001265992A JP2000078668A JP2000078668A JP2001265992A JP 2001265992 A JP2001265992 A JP 2001265992A JP 2000078668 A JP2000078668 A JP 2000078668A JP 2000078668 A JP2000078668 A JP 2000078668A JP 2001265992 A JP2001265992 A JP 2001265992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
product
service
authenticated
identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000078668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001265992A5 (ja
Inventor
Hiromi Hamabe
裕美 浜辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000078668A priority Critical patent/JP2001265992A/ja
Publication of JP2001265992A publication Critical patent/JP2001265992A/ja
Publication of JP2001265992A5 publication Critical patent/JP2001265992A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の製品又はサービスの性能、品質、使用
方法、安全性等の情報をユーザの要求に応じて容易、低
コストで的確且つ効率的に提供可能する。また、製品又
はサービスを他の製品やサービスと容易に区別可能にす
る。 【解決手段】 製品又はサービスには、その認証がなさ
れた製品又はサービスであることを示す認証表示マーク
と、識別表示機関のウェブサイトアドレスと、製造販売
者又はサービス提供者の呼称と、製品又はサービス分野
と、認証番号とが添付されている。ここで、ユーザ端末
20、30において識別表示機関のウェブサイトアドレ
スを入力すると、識別表示機関用サーバー4にアクセス
する。このときの識別表示機関用サーバー4は、ユーザ
端末に対して、その製品又はサービスの性能、品質、安
全性等の情報を送信する。また、識別表示機関用サーバ
ー4は、その製品又はサービスが真正であるか否かの適
合判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばいわゆるイ
ンターネットなどの広域ネットワーク網に好適な情報提
供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体に関し、
特に、任意の製品を購入する消費者(ユーザ)、又はサ
ービスの提供を受けるユーザに対して、その製品又はサ
ービスの性能、品質、安全性等に関する情報を提供可能
にすると共に、それら製品又はサービスの販売促進をも
可能とする情報提供システム、情報提供装置及び方法、
それらを実現するための情報媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、消費者(ユーザ)の多様なニー
ズに合わせ、非常に多数且つ多種類の製品やサービスが
市場に溢れている。したがって、ユーザが製品を購入又
はサービスの提供を受ける際には、ユーザ自身がそれら
多種多様な製品又はサービスの中から所望の製品又はサ
ービスを選択することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、市場に
出回っている製品やサービスはあまりにも多種多様であ
るため、ユーザは、それら全ての製品又はサービスにつ
いて、その性能、品質、使用方法、安全性等の情報を入
手することは困難である。このため、従来より、製品の
誤った使用やユーザの誤解に基づくトラブルが発生した
り、ユーザが所望している内容とは異なったサービスの
提供がなされたりする事態が後を絶たない。
【0004】また、市場に出回っている製品やサービス
には、粗悪な製品やサービスなども多数存在し、それら
粗悪な製品を購入、或いは粗悪なサービスの提供を受け
たユーザは、多大な被害を被ることになる。
【0005】一方で、各製品の製造販売者(例えば会社
など)やサービスを提供するサービス提供者(会社)に
おいては、自社の多種多様な製品やサービスの正しい性
能、品質、使用方法等をユーザに認識してもらうため
に、従来より、各種の宣伝広告やマスメディアに対する
情報提供活動などを行っている。すなわち、ユーザに対
して、自社の製品やサービスの正しい性能、品質、使用
方法等を認識してもらえれば、前述したような製品の誤
った使用やユーザの誤解に基づくトラブル、ユーザが所
望しているのとは異なるサービスの提供等がなされてし
まうことを防止できるだけでなく、ユーザに対して自社
の製品又はサービスに対して満足感を与え、その結果と
して新たな需要を喚起することも可能になる。このた
め、宣伝広告やマスメディアへの情報提供等に例え多大
な費用が必要であったとしても、製造販売者やサービス
提供者にとって、自社の製品やサービスの正しい性能、
品質、使用方法等をユーザに認識してもらうことは、重
要な課題となっている。
【0006】しかしながら、ユーザに対して自社の製品
やサービスについての性能、品質、使用方法等を認識さ
せることは容易ではなく、無駄も多い。すなわち、上述
した宣伝広告やマスメディアへの情報提供等は、不特定
多数のユーザに対して発信されるものであるため、自社
の製品又はサービスを所望するユーザのみを対象にする
ことがでない。また、自社の製品を購入したり、サービ
スの提供を受けたユーザであっても、必ずしもその製品
やサービスの性能、品質、使用方法等の情報を必要とし
ているとは言えず、費用対効果の点で効率的であるか疑
問である。
【0007】さらに、近年は、各種の製品の形態又は各
種のサービス内容において類似したものが多い。このた
め、製造販売者やサービス提供者は、自社の製品又はサ
ービスを、他者の製品又はサービスと差別化する必要に
迫られている。特に、他社の粗悪な製品又はサービス
と、自社の製品又はサービスとが類似しているような場
合には、自社の製品又はサービスの販売にまで悪影響が
及ぶこともある。このようなことから、自社の製品又は
サービスが、性能や品質、安全性等において他社のもの
より優れていることをユーザに理解してもらうこと、つ
まり、自社の製品又はサービスの正しい情報をユーザに
的確に提供することが重要になっている。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、各種の製品又はサービスの性能、品質、使用
方法、安全性等の情報をユーザの要求に応じて容易且つ
的確に提供可能とし、また、製造販売者又はサービス提
供者において自社の製品又はサービスに関する情報を低
コストで且つ効率的にユーザに提供でき、さらに、自社
の製品又はサービスを、他の粗悪な製品やサービスと容
易に区別可能にして、ユーザ、製造販売者又はサービス
提供者の利益を確保可能とする、情報提供システム、情
報提供装置及び方法、情報媒体の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報提供シ
ステムは、上述した課題を解決するための構成要素とし
て、少なくとも認証機関と情報提供装置と情報端末とを
備え、認証機関は、認証した製品又はサービスに対し
て、前記認証がなされた製品又はサービスであることを
示す認証マークとその認証された製品又はサービスを特
定する際に使用される特定情報と前記所定のネットワー
ク上で前記情報提供装置の宛先を表す宛先情報とを発行
し、情報提供装置は、少なくとも認証がなされた製品又
はサービスに関する情報を所定のネットワーク網を通じ
て提供し、情報端末は、製品又はサービスに添付されて
いる、前記所定のネットワーク上での前記情報提供装置
の宛先情報を用いて、前記情報提供装置にアクセスし、
当該情報提供装置からその製品又はサービスに関する情
報を入手する。
【0010】本発明に係る情報提供装置及び方法は、上
述した課題を解決するために、少なくとも認証がなされ
た製品又はサービスに関する情報を蓄積し、所定のネッ
トワーク網を介してアクセスしてきた情報端末の要求に
応じて前記認証がなされた製品又はサービスに関する情
報を提供し、所定のネットワーク網を通じて入力され
た、前記製品又はサービスを特定する際に使用される特
定情報に基づいて、当該製品又はサービスが認証されて
いるか否かの判定を行い、前記所定のネットワーク網を
介してアクセスしてきた情報端末の要求に応じて、前記
認証がなされた製品又はサービスに関する情報を提供す
る。
【0011】本発明に係る情報媒体は、上述した課題を
解決するために、少なくとも認証がなされた製品又はサ
ービスに関する情報を蓄積するステップと、所定のネッ
トワーク網を介してアクセスしてきた情報端末の要求に
応じて前記認証がなされた製品又はサービスに関する情
報を提供するステップと、所定のネットワーク網を通じ
て入力された、前記製品又はサービスを特定する際に使
用される特定情報に基づいて、当該製品又はサービスが
認証されているか否かの判定を行うステップとを含むプ
ログラムを記録又は伝送する。
【0012】すなわち、本発明によれば、製品又はサー
ビスの認証を表す識別マークを付与することで、認証さ
れた製品又はサービスとその他の製品又はサービスとの
区別を容易にし、さらに、製品又はサービスに情報提供
装置の宛先を表す宛先情報をも添付することで、情報端
末から情報提供装置へのアクセスを容易にしている。
【0013】また、本発明によれば、製品又はサービス
を特定する際に使用される特定情報を添付することによ
り、その製品又はサービスの特定を容易にしている。
【0014】さらに、本発明によれば、製品又はサービ
スに関する情報についての認証を可能とすることで、適
合/不適合(真正品/不真正品)の区別を可能としてい
る。また、本発明によれば、認証により適合判定が下さ
れた場合には、その製品又はサービスの詳細情報を情報
端末に提供可能としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報提供シス
テム、情報提供装置及び方法、情報媒体の好ましい実施
の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、本発明に係る情報提供システム、情報提供装置及び
方法は、例えばハードウェアにて構成する場合だけでな
く、コンピュータ等の電子機器においてソフトウェアに
より実現することも可能である。また、本発明を実現す
るソフトウェアを提供する情報媒体は、磁気ディスクや
光ディスク(光磁気ディスクも含む)、半導体メモリ等
の記録媒体だけでなく、有線、無線、光等の伝送媒体を
も含む。以下の実施の形態では、一例としてコンピュー
タ等の電子機器のソフトウェアに本発明を適用した例を
挙げて説明する。
【0016】[システム構成の概略]図1には、本発明
に係る情報提供システム、情報提供装置及び方法を適用
して、各種の製品又はサービスの定義、効用、用途、性
能、品質、使用方法、安全性等の情報を、ユーザの要求
に応じて提供する、一実施の形態のシステム構成例を示
す。
【0017】図1において、識別表示機関用サーバー1
は、識別表示機関のウェブサイトが設置されたサーバー
であり、本発明に関連する主要な構成要素として、ウェ
ブサイトの全体の動作を制御するウェブサイト制御部4
と、当該ウェブサイトにて扱う各種の情報を蓄積するデ
ータベース部3と、後述する製品又はサービスの適合判
定を行う適合判定部2とを少なくとも有する。この識別
表示機関用サーバーは、専用又は公衆回線網11を介し
て、電話局等の交換局12に接続されている。
【0018】商品提供者用サーバー40は、各種の製品
又はサービスなどの商品を提供する製造販売者又はサー
ビス提供者のウェブサイトが設置されたサーバーであ
り、本発明に関連する主要な構成要素として、ウェブサ
イトの全体の動作を制御するウェブサイト制御部41
と、当該ウェブサイトにて扱う各種の情報を蓄積するデ
ータベース部42とを少なくとも有する。この識別表示
機関用サーバー40は、専用又は公衆回線網11を介し
て、電話局等の交換局12に接続されている。
【0019】ユーザ端末30は、例えばモデム等の通信
機能を備えたパーソナルコンピュータや、同じく通信機
能を備えた家庭用ゲーム機、通信機能を備えたテレビジ
ョン放送受信用のセットトップボックス(STB)など
の据置型の端末であり、本発明に関連する主要な構成要
素として、ウェブサイトを閲覧するためのインターネッ
ト閲覧用のブラウザ33と、文字や画像等をモニタディ
スプレイ上に表示させるための表示処理部31と、例え
ばユーザ等から情報が入力される入力部32とを少なく
とも有する。この据置型端末(ユーザ端末)30は、例
えば電話回線等の公衆回線網15を介して、電話局等の
交換局12に接続可能となっている。なお、当該据置型
端末30がインターネット網に接続する場合、公衆回線
網15だけでなく、例えばケーブルテレビ網や衛星回線
などを介して接続することも可能である。
【0020】ユーザ端末20は、例えば携帯電話、PH
S(簡易型携帯電話システム:登録商標)、携帯型パー
ソナルコンピュータ、通信機能を備えたカーナビゲーシ
ョン装置等の移動体端末であり、本発明に関連する主要
な構成要素として、ウェブサイトを閲覧するためのイン
ターネット閲覧用のブラウザ23と、文字や画像等をモ
ニタディスプレイ上に表示させるための表示処理部21
と、例えばユーザ等から情報が入力される入力部22と
を少なくとも有する。この移動体端末(ユーザ端末)2
0は、例えば無線基地局14を介して、電話局等の交換
局12に接続可能となっている。なお、移動体端末20
が携帯電話やPHSである場合、ブラウザ23はそれら
専用のブラウザである場合が多い。また、移動体端末2
0が携帯型パーソナルコンピュータやカーナビゲーショ
ン装置等である場合、基地局14との間の通信は携帯電
話やPHSを介して行うことができる。
【0021】[識別表示機関及び識別表示機関の機能]
ここで図1の構成の詳細な動作説明に入る前に、識別表
示機関と当該識別表示機関の機能について述べる。
【0022】識別表示機関とは、公的或いは私的な機関
であって、例えば製造販売者から試験依頼がなされた製
品、又はサービス提供者から試験依頼がなされた各種の
サービスに対して、その性能、品質、安全性等について
認証試験を実施する。なお、認証試験は、商品販売者や
サービス提供者からの試験依頼に応じて行われる場合だ
けでなく、識別表示機関が独自に行うことも可能であ
る。
【0023】認証試験は、各種の製品又はサービスの種
別毎に、例えば予め設定されている性能、品質、安全性
等についての所定の基準値を、その試験対象となる製品
又はサービスが満たしているか否かを判定することによ
り行われる。なお、基準値は、各製品又はサービス毎に
固定的な値に設定される場合だけでなく、性能、品質、
安全性等の内容によりクラス分けすること、例えば性
能、品質、安全性等の高低により複数のクラスに分ける
ことも可能である。この場合の認証試験によれば、試験
対象となる製品又はサービスが、何れのクラスに属する
かを示す試験結果が得られることになる。また、性能、
品質、安全性等の認証試験は、それら全てについて一括
して行われる場合だけでなく、例えば性能のみ、品質の
み、安全性のみを個別に試験する場合や、それら性能、
品質、安全性等を2つ以上組み合わせて試験する場合な
ども考えられる。これらクラス分けや個別或いは組み合
わせの認証試験を行うようにすれば、よりきめ細やかな
認証試験が可能となる。
【0024】識別表示機関は、製品又はサービスに対し
て上述の認証試験を行った結果、基準値を満たす製品又
はサービスについて、その性能、品質、安全性等に関す
る情報を、図1に示した識別表示機関用サーバー1のデ
ータベース部3に蓄積する。
【0025】また、識別表示機関は、上述の認証試験の
結果、基準値を満たす製品又はサービスについて、当該
識別表示機関が認証したことを示す識別表示マーク(認
証マーク)と、その製品の製造販売者又はサービスの提
供者の呼称と、その製品又はサービスが属する分野と、
その製品又はサービスが属する分野毎に固有の認証番号
と、を割り当てると共に、製造販売者又はサービス提供
者に対し、それら識別表示マーク、認証番号、製造販売
者又はサービス提供者の呼称、製品又はサービス分野、
認証番号、識別表示機関が開設するウェブサイトのアド
レスを、その製品又はサービスに添付して販売すること
を認める。なお、製造販売者又はサービス提供者の呼称
と、製品又はサービス分野と、分野毎の認証番号は、そ
の認証された製品又はサービスを特定する際に使用され
る特定情報として機能する。
【0026】[識別表示マーク及びそれに付随する認証
番号等の添付]図2には、識別表示機関により認証され
た製品に添付される、上記識別表示マーク、認証番号、
製造販売者又はサービス提供者の呼称、製品又はサービ
ス分野、認証番号、識別表示機関のウェブサイトのアド
レスの配置例を示す。この図2の例では、識別表示機関
が発行する識別表示マーク51の下に、当該識別表示機
関の開設するウェブサイトのアドレス(例えば「http:/
/www.aaa.bbb.ccc/」などのようなURL)52と、製
造販売者の呼称(例えば「株式会社AAA」)53と、
製品又はサービス分野(例えば「家庭用品」や「旅行斡
旋」など)54と、認証番号(例えば「01234XYZ」)5
5とが配されている。
【0027】なお、この例では、製品又はサービス分野
のうち、製品の分野として「家庭用品」を挙げ、サービ
ス分野として「旅行斡旋」を挙げたがこれは一例であ
る。また、図2の例では、ウェブサイトのアドレス5
2、製造販売者の呼称53、製品又はサービス分野5
4、認証番号55を、識別表示マーク51の近傍で且つ
下に配する例を挙げたが、識別マーク51の近傍で且つ
上下左右に分散或いは纏めて配置することも可能であ
る。
【0028】これら識別表示マーク及びそれに付随する
認証番号等の各情報を、製品に添付する場合は、当該製
品自体に直接書き込むこと、或いは、商品タグや製品取
扱説明書等に書き込むことなどが考えられ、一方、サー
ビスに添付する場合には、パンフレット、サービスの契
約書、受領書、注文書、例えば旅行仲介業者や不動産仲
介業者が提供する地図などに書き込むこと、或いはサー
ビス提供者の店頭に掲示することなどが考えられる。
【0029】なお、識別表示マーク及びそれに付随する
認証番号等の各情報は、印刷や刻印により文字や記号と
して書き込まれる場合だけでなく、いわゆるバーコード
のようなコードとして書き込むこと、或いは、電子的な
データに変換して、製品やサービスに付随して配布され
る例えばCD−ROM、半導体メモリ等の記録媒体に書
き込むこと、無線、有線、赤外線等を用いた伝送媒体に
より伝送することなども可能である。特に、上記電子的
なデータへの変換を行い、更にそのデータに暗号化処理
を施すようにすれば、識別表示マーク及びそれに付随す
る認証番号等の各情報が不法にコピーされて使用される
ようなことを防止できる。
【0030】[ユーザによる製品又はサービスの性能、
品質、安全性等に関する情報入手]上述したように、識
別表示マーク、認証番号、製造販売者又はサービス提供
者の呼称、製品又はサービス分野、認証番号、識別表示
機関のウェブサイトアドレスが添付された製品又はサー
ビスを購入したユーザ、或いは購入しようとするユーザ
は、例えば、インターネット端末として機能する前記ユ
ーザ端末に、上記識別表示機関のウェブサイトアドレス
を入力することにより、当該製品又はサービスの性能、
品質、安全性等に関する情報を入手可能となっている。
【0031】図1を参照しながら、当該情報入手の具体
的な手順、及びシステムの動作を説明する。
【0032】製品又はサービスを購入したユーザ、或い
は購入しようとするユーザは、先ず、例えば前記移動体
端末20や据置型端末30の入力部22、32を操作
し、製品又はサービスに添付されている上記識別表示機
関のウェブサイトのアドレスを入力する。
【0033】例えば、ユーザ端末が据置型端末30であ
る場合、インターネットブラウザ33を起動した後、キ
ーボードや、マウス、ジョイスティック、タッチパッド
のようなポインティングデバイスなどからなる入力部3
2をユーザが操作し、識別表示機関のウェブサイトのア
ドレスを入力する。これにより、インターネットブラウ
ザ33は、公衆回線網15、交換局12、専用又は公衆
回線網11を介して識別表示機関用サーバー1に接続
し、当該識別表示機関のウェブサイトにアクセスする。
【0034】一方、ユーザ端末が移動体端末20である
場合、移動体端末用ブラウザ23を起動した後、0〜1
0の数字や英字等が割り当てられた10キー(テンキ
ー)や、十字キー、ジョイスティックのようなポインテ
ィングデバイスなどからなる入力部22をユーザが操作
し、識別表示機関のウェブサイトのアドレスを入力す
る。これにより、移動体端末用ブラウザ23は、無線基
地局14、交換局12、専用又は公衆回線網11を介し
て識別表示機関用サーバー1に接続し、当該識別表示機
関のウェブサイトにアクセスする。
【0035】なお、識別表示マーク及びそれに付随する
認証番号等の各情報を、例えば、バーコードのようなコ
ードとしたり、電子的なデータに変換して製品やサービ
スに付随して配布するようにした場合、据置型端末30
や移動体端末20にはそれらのコード或いはデータを読
み取るための機構を設けることになる。
【0036】図1に示した識別表示機関用サーバー1の
データベース部3には、上記識別表示機関が認証した製
品又はサービスの性能、品質、安全性等に関する情報が
蓄積されており、移動体端末20や据置型端末30から
のアクセスに応じて、ウェブサイト制御部4が当該デー
タベース部3の読み出し制御を行うことにより、それら
製品又はサービスの性能、品質、安全性等に関する情報
をユーザ(端末)に提供する。
【0037】すなわち、上記識別表示機関のウェブサイ
トのアドレスが、例えば当該識別表示機関のウェブサイ
トのトップページのアドレスである場合、そのトップペ
ージにアクセスしたユーザは、購入或いは購入しようと
する製品又はサービスの情報が書かれているページを検
索してその内容を確認することにより、当該製品又はサ
ービスの性能、品質、安全性等に関する情報を入手可能
となる。また、例えば、上記製品又はサービスに添付さ
れているウェブサイトのアドレスが、製品又はサービス
の情報が書かれているページのアドレスである場合、ユ
ーザは、上記トップページにアクセスした場合のように
検索等の操作をすることなく、当該製品又はサービスの
性能、品質、安全性等に関する情報を入手可能となる。
【0038】このようにして情報を入手したユーザ端末
においては、表示処理部21或いは31によって、その
製品又はサービスの性能、品質、安全性等に関する情報
の表示信号が生成されて、モニタディスプレイ上に表示
されることになる。これにより、ユーザは、製品又はサ
ービスの性能、品質、安全性等の内容を知ることができ
る。
【0039】[識別表示機関による製品又はサービスの
真正/不真正判定]また、識別表示機関は、ウェブサイ
ト上で、上述したようにユーザからのアクセスに応じて
製品又はサービスの性能、品質、安全性等に関する情報
を提供するだけでなく、その製品又はサービスが真正な
ものであるか或いは不真正な者であるかの適合判定をも
行う。すなわち、上記識別表示機関のウェブサイト中に
は、ユーザー端末から送信されてきた製品又はサービス
を特定するための特定情報に基づいて、その製品又はサ
ービスが、既に認証試験を通った真正なものであるか、
或いは、未だ認証試験がなされていないか又は認証試験
を通らなかった不真正なものであるか否かの適合判定を
行うための認証コーナーが設けられている。
【0040】図1を参照しながら、当該適合判定の具体
的な手順、及びシステムの動作を説明する。
【0041】製品又はサービスを購入したユーザ、或い
は購入しようとするユーザは、その製品又はサービスが
真正品であるのか或いは不真正品であるのかを知りたい
場合、入力部32を操作し、識別表示機関のウェブサイ
トから認証コーナーを検索する。
【0042】ユーザ端末から認証コーナーにアクセスが
なされた時、識別表示機関用サーバー1のウェブサイト
制御部4は、当該ユーザ端末に対して、認証コーナーを
表示させるための情報を送信する。
【0043】この認証コーナーには、例えば図3に示す
ように、ユーザに対して、製品又はサービス提供者の呼
称の入力を要求する文章(例えば「製造者又はサービス
提供者の名称を入力して下さい」などの文章)及びその
呼称入力領域60と、製品又はサービス分野の入力を要
求する文章(例えば「製品分野又はサービス分野を入力
して下さい」などの文章)及びその分野入力領域62
と、認証番号の入力を要求する文章(例えば「認証番号
を入力して下さい」などの文章)の番号入力領域64
と、入力した情報の送信ボタン65と、キャンセルボタ
ン66等が用意されている。なお、呼称入力領域60に
は、予め登録されている製品又はサービス提供者の呼称
をプルダウンメニューとして表示させるメニュー表示ボ
タン61を併設することができ、同様に、分野入力領域
62には、予め登録されている製品又はサービス分野を
プルダウンメニューとして表示させるメニュー表示ボタ
ン63を併設することができる。
【0044】この図3に示すような各入力領域を使用
し、ユーザにより入力された、製品又はサービス提供者
の呼称、製品又はサービス分野、認証番号の各特定情報
は、当該ユーザ端末から、識別表示機関用サーバー1に
送信される。
【0045】図1に示した識別表示機関用サーバー1の
ウェブサイト制御部4は、ユーザ端末から上記製品又は
サービス提供者の呼称、製品又はサービス分野、認証番
号の各特定情報を受信すると、それら情報を適合判定部
2に送る。
【0046】適合判定部2は、ユーザ端末から送られて
きた特定情報と、データベース部3に蓄積されている情
報とを用いて、その製品又はサービスが、既に認証試験
を通った真正なものであるか、或いは、未だ認証試験が
なされていないか又は認証試験を通らなかった不真正品
であるか否かの適合判定を行う。
【0047】適合判定部2は、当該適合判定の結果、そ
の製品又はサービスが真正の認証済み製品又はサービス
ではないと判定した場合(不適合判定を下した場合)、
その旨をウェブサイト制御部4に送る。このときのウェ
ブサイト制御部4は、ユーザ端末に対して、その製品又
はサービスが不真正で認証されていない製品又はサービ
スであることを通知する。これにより、ユーザは、その
製品又はサービスが、未だ認証試験がなされていないか
又は認証試験を通らなかった不真正なものであることを
知ることになる。
【0048】一方、適合判定部2は、当該適合判定の結
果、その製品又はサービスが真正の認証済み製品又はサ
ービスであると判定した場合(適合判定を下した場
合)、その旨をウェブサイト制御部4に送る。このとき
のウェブサイト制御部4は、データベース部3に蓄積さ
れている情報を基に、その製品の個別製造販売者又はサ
ービスの個別提供者が作成したウェブサイトへリンクさ
せる。すなわち、上記適合判定部2において適合判定が
下されたとき、ウェブサイト制御部4は、予めデータベ
ース部3に登録されている、複数の製品の製造販売者又
はサービスの提供者が作成したウェブサイトのうち、上
記適合判定が下された製品の製造販売者又はサービス提
供者のウェブサイトのアドレスを読み出し、そのアドレ
スに基づいて、上記ユーザ端末のアクセス先を、図1の
商品提供者用サーバー40に設けられている製品製造者
又はサービス提供者のウェブサイトに移動させる。これ
により、ユーザは、その製品製造者又はサービス提供者
のウェブサイトにアクセスすることが可能となる。
【0049】[製品製造者又はサービス提供者のウェブ
サイト]商品提供者用サーバー40のデータベース41
には、製品製造者又はサービス提供者の製品又はサービ
スに関する性能、品質、安全性等の、より詳細で且つ分
かり易い情報が蓄積されており、ウェブサイト制御部4
2は、当該データベース部41からそれら詳細な情報を
読み出して、ユーザ端末に送信する。これにより、ユー
ザは、購入或いは購入しようとしている個別の製品又は
特定のサービスについて、性能、品質、安全性等の、よ
り詳細な内容を容易に知ることが可能となる。
【0050】また、製品製造者又はサービス提供者のウ
ェブサイトのデータベース部41には、各種製品又はサ
ービスに関連した情報として、各製品又はサービスを用
いた実用化促進のためのモデル事業への勧誘、各種普及
イベントへの招待、懸賞、賞品の提供等に関する情報も
蓄積されており、ウェブサイト制御部42は、上記製品
又はサービス提供者の呼称、製品又はサービス分野、認
証番号の各情報を入力したユーザの端末に対して、上記
データベース部41に蓄積されている情報の中から、当
該製品又はサービスを用いた実用化促進のためのモデル
事業への勧誘、各種普及イベントへの招待、懸賞、賞品
の提供等に関する情報を取り出してユーザ端末に送信す
る。これにより、ユーザは、その製品又はサービスに関
連した各種の情報を入手可能となる。
【0051】なお、個別製造販売者又はサービスの個別
提供者が各種製品又はサービスに関連した情報として用
意している、上記製品又はサービスを用いた実用化促進
のためのモデル事業への勧誘、各種普及イベントへの招
待、懸賞、賞品の提供等に関する情報は、識別表示機関
用サーバー1のデータベース部3に蓄積しておくことも
可能である。この場合、それら各種製品又はサービスに
関連した情報は、前記適合判定部2にて適合判定が下さ
れた時に、当該識別表示機関用サーバー1からユーザ端
末に送信される。
【0052】また、当該製品又はサービスを用いた実用
化促進のためのモデル事業への勧誘、各種普及イベント
への招待、懸賞、賞品の提供等については、必ずしもイ
ンターネット経由でユーザに通知するだけでなく、通常
の郵便等の手段を用いて提供することも可能である。
【0053】[識別表示機関用サーバーの動作フローチ
ャート]次に、識別表示機関用サーバー1において、上
述したようなユーザ端末からのアクセスに応じた製品又
はサービスの性能、品質、安全性等に関する情報の提
供、製品又はサービスの適合/不適合の判定及びその判
定結果に応じたリンク先の変更等の動作を実現するプロ
グラムの概要を、図4及び図5に示すフローチャートを
参照しながら説明する。なお、図4及び図5は、本来な
らば1つの図面として描くべきであるが、紙面の都合で
2つの図に分けている。また、図4は、主に、ユーザ端
末からのアクセスに応じた製品又はサービスの性能、品
質、安全性等に関する情報提供処理の流れを、図5に
は、主に、認証コーナーにおける適合判定とリンク先の
変更処理の流れを示している。
【0054】図4において、識別表示機関用サーバー1
は、先ず、ステップS1として、ユーザー端末からのア
クセス待ち状態となっている。このステップS1のアク
セス待ち状態のとき、ユーザ端末から識別表示機関のウ
ェブサイトのアドレス入力によるアクセスがなされる
と、識別表示機関用サーバー1のウェブサイト制御部4
は、ユーザ端末に対して、当該識別表示機関のウェブサ
イトに関する情報を送信した後、ステップS2の処理に
進む。
【0055】ステップS2の処理に進むと、ウェブサイ
ト制御部4は、ユーザ端末から何らかの指示の入力待ち
状態となる。このステップS2の入力待ち状態のとき、
ユーザ端末から何らかの指示入力がなされると、ウェブ
サイト制御部4はステップS3の処理に進む。
【0056】ステップS3の処理に進むと、ウェブサイ
ト制御部4は、ステップS2にてユーザ端末から入力さ
れた指示が、製品又はサービスに関する情報を要求する
ための指示であるか否か判定する。
【0057】このステップS3での判定において、ユー
ザー端末から製品又はサービスに関する情報を要求する
ための指示が入力されたと判定した場合、ウェブサイト
制御部4は、ステップS4の処理に進み、データベース
部3から、その製品又はサービスについての定義、効
用、用途、性能、品質、使用方法、安全性等の情報を送
信した後、ステップS2の処理に戻る。
【0058】一方、ステップS3での判定において、ス
テップS2にてユーザ端末から入力された指示が、製品
又はサービスに関する情報を要求するための指示でない
と判定した場合、ウェブサイト制御部4は、ステップS
5の処理に進む。
【0059】ステップS5の処理に進むと、ウェブサイ
ト制御部4は、ステップS2にてユーザ端末から入力さ
れた指示が、製品又はサービスの認証コーナーへのアク
セスを要求するための指示であるか否か判定する。
【0060】このステップS5での判定において、ユー
ザー端末から認証コーナーへのアクセスを要求するため
の指示でないと判定した場合、すなわち、ユーザー端末
からの入力が、上記製品又はサービスに関する情報要求
でもなく、且つ、認証コーナーへのアクセス要求でもな
い、その他の処理を要求するものである場合、ウェブサ
イト制御部4は、ステップS7に進み、当該その他の処
理に応じたルーチンへジャンプする。
【0061】一方、ステップS5での判定において、ス
テップS2にてユーザ端末から入力された指示が、認証
コーナーへのアクセス要求であると判定した場合、ウェ
ブサイト制御部4は、ステップS6に進み、当該認証コ
ーナーの処理ルーチンへジャンプする。
【0062】ステップS6に進み、認証コーナーの処理
ルーチンへジャンプすると、ウェブサイト制御部4の処
理は、図5のステップS11に進む。
【0063】ステップS11の処理に進むと、ウェブサ
イト制御部4は、前述したような認証コーナーについて
の情報をユーザー端末へ送信し、さらにステップS12
として、ユーザ端末に対し、前記図3で説明したよう
な、製品又はサービス提供者の呼称、製品又はサービス
分野、認証番号等の所定の情報の入力要求を行う。
【0064】次に、ウェブサイト制御部4は、ステップ
S13として、ユーザ端末から上述した所定の情報入力
待ち状態となる。このステップS13の入力待ち状態の
とき、ユーザ端末から何らかの情報入力がなされると、
ウェブサイト制御部4はステップS14の処理に進む。
【0065】ステップS14の処理に進むと、ウェブサ
イト制御部4は、ステップS13にてユーザ端末から入
力された情報が、前記図3で示したような、製品又はサ
ービス提供者の呼称、製品又はサービス分野、認証番号
等の所定のフォーマットに合っているか否かの判定を行
う。
【0066】このステップS14において、所定のフォ
ーマットに合っていないと判定した場合、ウェブサイト
制御部4は、ステップS15において、ユーザ端末にフ
ォーマット不備であることを通知した後、ステップS1
2に戻り、再度の入力要求を行う。
【0067】一方、ステップS14での判定において、
ステップS13にてユーザ端末から入力された情報が、
図3に示したような所定のフォーマットの入力であると
判定した場合、ウェブサイト制御部4は、ステップS1
6に進む。
【0068】ステップS16に進むと、識別表示機関用
サーバー1では、適合判定部2において、前述したよう
な製品又はサービスの適合/不適合(真正/不真正)の
判定を行う。
【0069】このステップS16の適合判定の結果、適
合判定部2において不適合であるとの判定が下された場
合、ウェブサイト制御部4は、ステップS17の処理に
進み、ユーザ端末に対して、その製品又はサービスは不
真正若しくは未認証商品又は不真正若しくは未認証サー
ビスであることを通知し、その後、ステップS19にて
新たな入力待ち状態に戻る。
【0070】一方、ステップS16の適合判定の結果、
適合判定部2において適合であるとの判定が下された場
合、ウェブサイト制御部4は、例えばユーザ端末に対し
て真正の認証商品又はサービスであることを通知した
後、ステップS18の処理に進み、例えばユーザ端末の
アクセス先を個別製造販売者又はサービス提供者の作成
したその製品又はサービスに関するウェブサイトにリン
クさせた後、ステップS19にて新たな入力待ち状態に
戻る。なお、適合判定部2において適合であるとの判定
が下された場合、ウェブサイト制御部4は、特に真正で
ある旨の通知を行うことなく、直接、ユーザ端末のアク
セス先を個別製造販売者又はサービス提供者の作成した
その製品又はサービスに関するウェブサイトにリンクさ
せることも可能である。
【0071】[具体的例]次に、製品又はサービスの具
体例として、生分解性プラスチック製品を挙げて、本発
明実施の形態のシステムの動作を説明する。
【0072】生分解性プラスチックを用いて製造された
製品は、先ず、識別表示機関により認証試験がなされ、
当該認証試験に通った場合は、当該生分解性プラスチッ
クにおける生分解性の意味(定義)とその安全性を認証
する識別表示マーク(認証マーク)が添付され、さらに
そのマークの近傍には、前述した識別表示機関のウェブ
サイトのアドレスと、製造者の呼称と、製品分野と、認
証番号とが付加される。
【0073】次に、この生分解性プラスチック製品の購
入者、或いは購入予定者は、前述のユーザ端末を用い、
当該生分解性プラスチック製品に添付されている識別表
示機関のウェブサイトのアドレスを入力する。これによ
り、ユーザ端末は、識別表示機関用サーバー1に接続
し、識別表示機関のウェブサイトにアクセスする。
【0074】以上のことから、ユーザは、生分解性プラ
スチック製品の定義、効用、用途、性能、生分解性等の
正しい情報を入手可能となる。
【0075】また、ユーザ端末から、識別表示機関のウ
ェブサイトの中に用意されている生分解性と安全性に関
する認証コーナーへのアクセスがなされ、さらに、製造
者の呼称、製品分野、製品分野毎の認証番号の入力がな
されると、識別表示機関用サーバー1では、その生分解
性プラスチック製品について適合/不適合判定を行う。
【0076】識別表示機関用サーバー1(適合判定部
2)は、その製品が真正の認証済み製品であれば(適合
判定を下した場合)、識別表示機関のウェブサイトから
個別製造者の作成する生分解性プラスチックに関するウ
ェブサイトにリンクさせる。
【0077】これにより、ユーザは、当該個別製造者の
作成する生分解性プラスチックに関するウェブサイトに
より、その生分解性プラスチック製品に関する詳細で分
かり易い情報、例えば、環境毎に異なる生分解性のデー
タ、燃焼時の消費カロリー、耐久性、耐水性、安全性、
生分解プロセスの実写映像等の詳細な情報を入手するこ
とができる。
【0078】また、識別表示機関用サーバー1(適合判
定部2)において、その製品が真正の認証済み製品であ
ると判定された場合、その生分解性プラスチック製品の
個別製造者のウェブサイト、若しくは、識別表示機関の
ウェブサイトから、その製造者の呼称、製品分野、製品
分野毎の認証番号を入力した生分解性プラスチックの購
入或いは購入予定のユーザに対し、例えば、生分解性プ
ラスチックとそれを使用した有機性廃棄物のコンポスト
化事業等のモデル事業への勧誘、各種普及イベントへの
招待、懸賞、賞品等に関する情報をユーザに提供する。
【0079】なお、ここでは、製品の一具体例として生
分解性プラスチック製品を挙げたが、もちろん本発明は
この例に限定されるものではなく、各種電気製品や機
械、家庭用品など様々な製品に本発明は適用可能であ
る。また、サービスについても特に限定されることはな
く、様々なサービスに本発明は適用可能である。
【0080】[本実施の形態のシステムによる効果]以
上説明したように、本発明実施の形態によれば、製品又
はサービスに対して、その性能、品質、安全性等の製品
又はサービスに関する情報を認証する識別表示マークを
付与することにより、製品又はサービス提供者は、自社
の製品又はサービスと他社のものを容易に区別可能とす
ることができ、さらにその識別表示マークの近傍に、識
別表示機関の運用するウェブサイトのアドレスを配置す
ることにより、ユーザは、識別表示機関の運用するウェ
ブサイトに容易にアクセスできることになる。
【0081】また、識別表示マークの近傍には、製造者
又はサービス提供者の呼称、製品又はサービスの分野、
認証番号をも配置することで、ユーザは、それらの情報
をインターネット端末に入力すれば、その製品又はサー
ビスの性能、品質、安全性等に関する情報を容易に入手
可能となり、一方、製造販売者又はサービス提供者は、
その製品又はサービスに関する正しい理解を普及させる
ことができ、これによって当該製品又はサービスのさら
なる需要拡大が可能となる。
【0082】さらに、識別表示機関のウェブサイトの中
には、当該製品又はサービスに関する情報についての認
証コーナーを設け、製造販売者者又はサービス提供者の
呼称、製品又はサービス分野、製品又はサービス分野毎
の認証番号の入力情報に基づいて、当該製品又はサービ
スの適合/不適合判定を行うことにより、ユーザに対し
て、その製品又はサービスが真正の認証済み製品又はサ
ービスであるか、或いは不真正の未認証製品又はサービ
スであるかの情報を提供可能としている。
【0083】また、適合判定が下された場合には、識別
表示機関のウェブサイトから、個別製造販売者又はサー
ビス提供者の作成する当該製品又はサービスに関するウ
ェブサイトにリンクされるものとすることで、個別の製
品又はサービスに関する性能、品質、安全性等の詳細な
データをユーザに分かり易く提供することが可能となっ
ている。
【0084】またさらに、適合判定が下された場合、識
別表示機関や個別製造販売者者又はサービス提供者が、
製造者又はサービス提供者の呼称、製品又はサービス分
野、製品又はサービス分野毎の認証番号を入力したユー
ザに対して、当該製品又はサービスを用いた実用化促進
のためのモデル事業への勧誘、各種普及イベントへの招
待、懸賞、賞品の提供等を実施することにより、当該製
品又はサービスの販売促進を図ることが可能となる。
【0085】最後に、上述の実施の形態は、本発明の一
例である。このため、本発明は、上述の各実施の形態に
限定されることはなく、このような実施の形態以外の形
態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範
囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であるこ
とは勿論であることを付け加えておく。
【0086】
【発明の効果】本発明に係る情報提供システムにおいて
は、認証機関により、認証した製品又はサービスに対し
て、その認証がなされていることを示す認証マークとそ
の製品又はサービスの特定情報と情報提供装置の宛先を
表す宛先情報とを発行し、情報端末から、情報提供装置
の宛先情報によって情報提供装置へのアクセスがなされ
たとき、当該情報提供装置からその製品又はサービスに
関する情報を情報端末に送信することにより、各種の製
品又はサービスの性能、品質、使用方法、安全性等の情
報をユーザの要求に応じて容易且つ的確に提供でき、ま
た、製造販売者又はサービス提供者において自社の製品
又はサービスに関する情報を低コストで且つ効率的にユ
ーザに提供でき、さらに、自社の製品又はサービスを、
他の粗悪な製品やサービスと容易に区別可能にして、ユ
ーザ、製造販売者又はサービス提供者の利益を確保可能
としている。
【0087】また、本発明に係る情報提供装置及び方
法、情報媒体においては、認証がなされた製品又はサー
ビスに関する情報を蓄積し、情報端末の要求に応じてそ
の認証がなされた製品又はサービスに関する情報を提供
し、製品又はサービスの特定情報に基づいて、当該製品
又はサービスが認証されているか否かの判定することに
より、各種の製品又はサービスの性能、品質、使用方
法、安全性等の情報をユーザの要求に応じて容易且つ的
確に提供可能とし、製造販売者又はサービス提供者にお
いて自社の製品又はサービスに関する情報を低コストで
且つ効率的にユーザに提供でき、さらに、自社の製品又
はサービスを、他の粗悪な製品やサービスと容易に区別
可能にして、ユーザ、製造販売者又はサービス提供者の
利益を確保可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成を示すブ
ロック図である。
【図2】識別表示マーク、識別表示機関のウェブサイト
アドレス、製造販売者又はサービス提供者の呼称、製品
又はサービス分野、認証番号の一配置例を示す図であ
る。
【図3】認証コーナーのGUI(Graphical User Inter
face)の一例を示す図である。
【図4】ユーザ端末からのアクセスに応じた製品又はサ
ービスの性能、品質、安全性等に関する情報の提供の処
理の主要な流れを示すフローチャートである。
【図5】認証コーナーにおける適合判定とリンク先の変
更処理の主要な流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…識別表示機関用サーバー、2…適合判定部、3…デ
ータベース部、4…ウェブサイト制御部、11…専用又
は公衆回線網、12…交換局、13…専用又は公衆回線
網、14…無線基地局、15…公衆回線網、20…移動
体端末、21…表示処理部、22…入力部、23…移動
体端末用インターネットブラウザ、30…据置型端末、
31…表示処理部、32…入力部、33…インターネッ
トブラウザ、40…商品提供者用サーバー、41…デー
タベース部、42…ウェブサイト制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも認証がなされた製品又はサー
    ビスに関する情報を所定のネットワーク網を通じて提供
    する情報提供装置と、 認証した製品又はサービスに対して、前記認証がなされ
    た製品又はサービスであることを示す認証マークと、そ
    の認証された製品又はサービスを特定する際に使用され
    る特定情報と、前記所定のネットワーク上での前記情報
    提供装置の宛先を表す宛先情報とを発行する認証機関
    と、 製品又はサービスに添付されている、前記所定のネット
    ワーク上での前記情報提供装置の宛先情報を用いて、前
    記情報提供装置にアクセスし、当該情報提供装置からそ
    の製品又はサービスに関する情報を入手する情報端末と
    からなることを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記情報提供装置は、前記情報端末から
    送信された、前記製品又はサービスを特定する際に使用
    される特定情報に基づいて、当該製品又はサービスが認
    証されているか否かの判定を行う判定手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記製品の個別製造者又はサービスの個
    別提供者により作成され、前記所定のネットワーク網を
    通じて、当該製品又はサービスに関する詳細情報を提供
    する詳細情報提供装置を備え、 前記情報提供装置は、前記判定手段にて前記製品又はサ
    ービスが認証されていると判定したとき、前記情報端末
    のアクセス先を前記詳細情報提供装置に変更することを
    特徴とする請求項2記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記商品又はサービスに関する新たな情
    報が発生したとき、前記情報提供装置又は前記詳細情報
    提供装置は、前記アクセスした情報端末に対して当該新
    たに発生した情報を送信することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のうち、何れか1項に記載の情報提供シス
    テム。
  5. 【請求項5】 少なくとも認証がなされた製品又はサー
    ビスに関する情報を蓄積する情報蓄積手段と、 所定のネットワーク網に接続する接続手段と、 前記所定のネットワーク網を通じて入力された、前記製
    品又はサービスを特定する際に使用される特定情報に基
    づいて、当該製品又はサービスが認証されているか否か
    の判定を行う判定手段とを有し、 前記所定のネットワーク網を介してアクセスしてきた情
    報端末の要求に応じて、前記認証がなされた製品又はサ
    ービスに関する情報を提供することを特徴とする情報提
    供装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段にて前記製品又はサービス
    が認証されていると判定したとき、前記情報端末のアク
    セス先を、前記製品又はサービスに関する詳細情報を前
    記所定のネットワーク網を通じて提供する詳細情報提供
    装置へ、変更することを特徴とする請求項5記載の情報
    提供装置。
  7. 【請求項7】 前記商品又はサービスに関する新たな情
    報が発生したとき、前記アクセスした情報端末に対して
    当該新たに発生した情報を送信することを特徴とする請
    求項5又は請求項6記載の情報提供装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも認証がなされた製品又はサー
    ビスに関する情報を蓄積し、 所定のネットワーク網を介してアクセスしてきた情報端
    末の要求に応じて、前記認証がなされた製品又はサービ
    スに関する情報を提供し、 所定のネットワーク網を通じて入力された、前記製品又
    はサービスを特定する際に使用される特定情報に基づい
    て、当該製品又はサービスが認証されているか否かの判
    定を行うことを特徴とする情報提供方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも認証がなされた製品又はサー
    ビスに関する情報を蓄積するステップと、 所定のネットワーク網を介してアクセスしてきた情報端
    末の要求に応じて、前記認証がなされた製品又はサービ
    スに関する情報を提供するステップと、 所定のネットワーク網を通じて入力された、前記製品又
    はサービスを特定する際に使用される特定情報に基づい
    て、当該製品又はサービスが認証されているか否かの判
    定を行うステップとを含むプログラムを記録又は伝送す
    ることを特徴とする情報媒体。
JP2000078668A 2000-03-21 2000-03-21 情報提供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体 Pending JP2001265992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000078668A JP2001265992A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 情報提供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000078668A JP2001265992A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 情報提供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001265992A true JP2001265992A (ja) 2001-09-28
JP2001265992A5 JP2001265992A5 (ja) 2007-05-17

Family

ID=18596050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000078668A Pending JP2001265992A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 情報提供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001265992A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100370442C (zh) 使用码信息的信息提供系统
US8280435B2 (en) Communication system, settlement management apparatus and method, portable information terminal and information processing method, and program
CA2785841C (en) System, server device, method, program, and recording medium for that facilitate user authentication
US8099475B2 (en) Information terminal
JP5121986B2 (ja) コンテンツ購入処理端末とその方法
EP1898351A1 (en) Electronic advertisement system and its display control method
EP1895461A1 (en) Electronic advertisement system
CN106462865A (zh) 标签管理方法及系统、信息提供方法及系统以及所使用的装置和标签
CA2606157A1 (en) Data processing system and data processing method for correlating purchases data from multiple memory read/write devices
JP4465975B2 (ja) 情報提供システム、情報提供方法及び携帯無線通信端末
JP5167621B2 (ja) データ処理システム及びデータ処理方法
JP4700400B2 (ja) 商品紹介方法、携帯端末及び商品紹介プログラム
US10013696B2 (en) Identification information supervising method, portal information providing apparatus, and IC card
JP4233448B2 (ja) 関連情報提供システム
JP3890945B2 (ja) 情報提供サーバ、情報提供方法、端末、プログラム及び情報登録端末
JP2006195773A (ja) 情報提供装置及び情報提供システム
JP2001265992A (ja) 情報提供システム、情報提供装置及び方法、情報媒体
KR20060024301A (ko) 이미지패턴코드 인식 기능을 갖는 이동통신단말기를이용한 정품인증 서비스 방법 및 시스템
WO2008048029A1 (en) Method for real-timely providing response information and system for executing the method
JP2003296053A (ja) 出所印刷システム及び出所確認システム
JP2002150085A (ja) チケットシステム
US20030069883A1 (en) Method and apparatus for rating information management
JP5546267B2 (ja) 会員制サービス提供システムおよび会員制サービス提供方法
JP2004070729A (ja) アイテム情報仲介方法及びアイテム情報仲介システム
KR20020030995A (ko) 네트워크를 이용한 광고도안이 인쇄된 명함제공 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100112