JP2003296053A - 出所印刷システム及び出所確認システム - Google Patents

出所印刷システム及び出所確認システム

Info

Publication number
JP2003296053A
JP2003296053A JP2002097236A JP2002097236A JP2003296053A JP 2003296053 A JP2003296053 A JP 2003296053A JP 2002097236 A JP2002097236 A JP 2002097236A JP 2002097236 A JP2002097236 A JP 2002097236A JP 2003296053 A JP2003296053 A JP 2003296053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
data
source
position information
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002097236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4106949B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Sato
和宏 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2002097236A priority Critical patent/JP4106949B2/ja
Publication of JP2003296053A publication Critical patent/JP2003296053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4106949B2 publication Critical patent/JP4106949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の実際の生産地や加工場所、つまり、商
品の出所でなければ正しいラベル印刷を不可能とする出
所印刷システム及び出所確認システムの提供 【解決手段】 印刷開始時に、PHSを内蔵又は接続し
たプリンタ1からラベル管理サーバ4に印刷要求が出さ
れるとサーバ4はプリンタ1の位置照合要求をサーバ5
に送信する。この際、サーバ5はPHSの位置登録機能
によりプリンタ1の実際の位置情報を取得し、データベ
ース6に登録されたプリンタ1の位置情報と取得したプ
リンタ1の位置情報を照合し、位置が一致した場合はサ
ーバ4は印刷用のラベルデータをプリンタ1に送信し、
位置が一致しなかった場合はラベルの印刷を禁止する。
プリンタ1は受信したラベルデータの印刷を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生鮮食料等の生産
地や加工場所を証明するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】生鮮食料品などにおいて、生産地を明ら
かにする手段として生産地表示のラベルが貼られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
に貼られているラベルに表示されている生産地が正しい
ものであるかどうか証明することはできなかった。
【0004】例えば、従来の商品ラベルには商品コード
や価格データが印刷されているが、生産地名が印刷され
ていることはあってもそれが正しいかどうかは明らかで
なく、生産地や加工地等の不当表示による商品の偽装が
あっても消費者が見ぬくことはできないといった問題点
があった。
【0005】また、商品によっては加工場所や流通経路
によって商品の品質等が差別され価格が異なるものがあ
るが、従来は加工場所が印刷或いはスタンプ表示されて
いるものでも生産地と同様に偽装が容易であり、また、
流通経路は追跡が容易でないという問題点があった。
【0006】本発明は,上記課題を解決するためになさ
れたものであり、商品の実際の生産地や加工場所、つま
り、商品の出所でなければ正しいラベル印刷を不可能と
する出所印刷システム及び出所確認システムの提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の出所印刷システムは、位置情報取得手
段及びデータ送受信手段を備えた複数のラベル印刷装置
と、生産地又は製造/加工地に備えられたラベル印刷装
置と通信ネットワークを介して接続すると共にラベル印
刷装置の位置情報を含むラベルデータを予め登録した公
認の第三者機関の管理下の出所証明装置と、を備え、ラ
ベル印刷装置は、ラベルの印刷開始時に、位置情報取得
手段によって自己位置情報を取得し、通信ネットワーク
を介して出所証明装置に取得した自己位置情報を含む印
刷要求データを送信する送信手段と、出所証明装置から
通信ネットワークを介して送信されるデータを受信する
受信手段と、出所証明装置から印刷許可データを受信し
た場合にのみ位置登録/証明装置に登録済みのラベルデ
ータを取りこむラベルデータ取得手段と、取得したラベ
ルデータを印刷する印刷手段と、を備え、出所証明装置
は、印刷要求元印刷装置から印刷要求データを受信する
受信手段と、印刷要求データを受信したとき、該印刷要
求データに含まれている印刷装置の位置情報を基に登録
済みの位置情報との照合を行う位置照合手段と、位置照
合手段による照合結果に基いてラベル印刷の許可/不許
可を決定してその結果を通信ネットワークを介して印刷
要求データ送信元印刷装置に送信する印刷許可送信手段
と、照合結果が印刷許可の場合に登録済みラベルデータ
を通信ネットワークを介して印刷要求データ送信元印刷
装置に送信する送信手段と、を備えた、ことを特徴とす
る。
【0008】また、第2の発明は上記第1の発明の出所
印刷システムにおいて、位置情報取得手段及びデータ送
受信手段は、位置登録機能を備えた、ラベル印刷装置に
内蔵の通信モジュール又はラベル印刷装置に接続されて
いる通信端末であることを特徴とする。
【0009】また、第3の発明は上記第1の発明の出所
印刷システムにおいて、位置情報取得手段は、ラベル印
刷装置に内蔵のGPS受信モジュール又はラベル印刷装
置に接続されたGPS受信装置であることを特徴とす
る。
【0010】また、第4の発明の出所確認システムは、
商品又は製品に付されたラベルを読み取る読取手段と、
読み取ったラベルのラベル識別情報を抽出する抽出手段
と、抽出したラベル識別情報を含む出所確認要求データ
を通信ネットワークを介して出所証明装置に送信する送
信手段と、を有するラベル読取装置と、ラベルデータ
と、ラベル識別情報と関連付けられた商品又は製品の出
所位置情報と、地図データとを登録したデータ登録手段
と、ラベル読取装置及び表示端末と通信ネットワークを
介してデータの送受信を行なうデータ送受信手段と、ラ
ベル識別情報を基にデータ登録手段から該ラベル識別情
報を含むラベルに表示されている商品又は製品の出所位
置情報を含む地図データを取り出す検索手段と、を有す
る出所証明装置と、出所証明装置から通信ネットワーク
を介してデータを受信する受信手段と、受信したデータ
を表示する表示手段とを有する表示端末と、を備え、ラ
ベル読取装置は、ラベルを読み取ると、該ラベルに印刷
されているラベル識別情報を抽出し、抽出したラベル識
別情報を含む出所確認要求データを通信ネットワークを
介して出所証明装置に送信し、出所証明装置は、ラベル
読取装置から出所確認要求データを受信すると、出所確
認要求データに含まれているラベル識別情報を基にデー
タ登録手段から出所位置を含む地図データを取り出し、
地図データを通信ネットワークを介して表示端末に送信
し、表示端末は、出所証明装置から地図データ及び出所
位置情報を受信すると、受信した地図データ及び出所位
置情報を表示する、ことを特徴とする。
【0011】また、第5の発明の出所確認システムは、
流通ノードに設置され、商品又は製品に付されたラベル
を読み取るラベル読取手段と、流通ノード位置情報を取
得する位置情報取得手段と、ラベル読取手段によって読
み取ったラベルのラベル識別情報を抽出する抽出手段
と、流通ノード位置情報と抽出されたラベル識別情報を
含む流通経路データを通信ネットワークを介してデータ
を出所証明装置に送信する送信手段と、を有する第1の
ラベル読取装置と、商品又は製品に付されたラベルを読
み取る読取手段と、読み取ったラベルのラベル識別情報
を抽出する抽出手段と、抽出したラベル識別情報を含む
出所確認要求データを通信ネットワークを介して出所証
明装置に送信する送信手段と、を有する第2のラベル読
取装置と、第1のラベル読取装置から送信される流通経
路データを受信する受信手段と、流通ノード位置情報、
ラベルデータ、ラベル印刷装置の位置情報と関連付けら
れた商品又は製品の出所位置情報及び地図データとを登
録するデータ登録手段と、第2のラベル読取装置及び表
示端末と通信ネットワークを介してデータの送受信を行
なう送受信手段と、ラベル識別情報を基にデータ登録手
段から該ラベル識別情報を含むラベルに表示されている
商品又は製品の出所位置情報を含む地図データを取り出
す検索手段と、を有する出所証明装置と、を備え、第1
のラベル読取装置は、ラベルを読み取ると、該ラベルに
印刷されているラベル識別情報を抽出し、取得した流通
ノード位置情報と抽出したラベル識別情報を含む流通経
路データを通信ネットワークを介して出所証明装置に送
信し、第2のラベル読取装置は、ラベルを読み取ると、
該ラベルに印刷されているラベル識別情報を抽出し、抽
出したラベル識別情報を含む出所確認要求データを通信
ネットワークを介して出所証明装置に送信し、出所証明
装置は、第1のラベル読取装置から送信される流通経路
データを受信すると、受信した流通経路データから取り
出した流通ノード位置情報及びラベル識別情報を登録手
段に登録されているラベル識別情報と関連付けて該流通
ノード位置情報該登録手段に登録し、また、出所証明装
置は、第2のラベル読取装置から送信される出所確認要
求を受信すると、登録手段に登録されている各流通ノー
ド位置情報の中から出所確認要求に含まれるラベル識別
情報に対応する流通ノード位置情報を含む地図データを
取り出し、取り出した流通ノード位置情報及び地図デー
タを通信ネットワークを介して表示端末に送信し、表示
端末は、出所証明装置から地図データ及び流通ノード位
置情報を受信すると、受信した地図データ及び流通ノー
ド位置情報を表示する、ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、プリンタの位置を商品
又は製品の出所(生産者名、生産地、工場名及びこれら
の所在地等)を示す位置情報として生産地や製造工場又
は加工工場でタグやラベル(以下、ラベル等)にバーコ
ードや2次元コードで印刷し、買主や消費者は商品又は
製品に添付されたラベル等に印刷された位置情報を基に
商品又は製品の出所を地図上等に表示して確認する商品
又は製品の出所確認を行うことができるものである。ま
た、流通経路を確認するように構成することもできる。
なお、ラベル等の印刷はプリンタが登録された場所で使
用される場合にのみ可能となるよう制御する。
【0013】図1は本発明の出所印刷/出所確認システ
ムの概要を示すフローチャートである。図1で、符号A
は工業製品や農産物、水産物及びこれらの加工物等の生
産者(複数)であり、後述する図3(第1の実施の形
態)及び図15(第2の実施の形態)に示すような位置
情報機能付プリンタ(以下、プリンタ1、1’)を備え
ている。また、符号Bはプリント/表示サービスを行な
う位置情報サービス提供業者であり、ラベル管理サーバ
4と、サーバ5及びプリンタの位置情報及び地図情報等
を含むデータベース6とを備えた位置情報サービスセン
ターを有している。なお、位置情報サービス提供業者B
は公の機関又は公認された業界団体等からなることが好
ましい。なお、ラベル管理サーバ4は複数のプリンタ1
(1’)及びプリンタ1(1’)が印刷するラベル等の
フォーマットや後述する流通ノード等を管理する。ま
た、ラベル管理サーバ4とセンター側サーバ5は同一の
サーバでよいし、別個でもよい。また、ラベル管理サー
バ4とセンター側サーバ5を別個とした場合、ラベル管
理サーバ4の運営者を位置情報サービス提供業者Bとは
別の業者としてもよい。
【0014】また、符号Cは流通業者、符号Dは消費者
を示す。なお、ラベル管理サーバ4は通常複数であり、
複数のプリンタ1(1’)及びプリンタ1(1’)が印
刷するラベル等のフォーマットや後述する流通ノード等
を管理する。また、ラベル管理サーバ4の運営者を位置
情報サービス提供業者Bとは別の業者としてもよい。 (1)登録等 図1で生産者Aは位置情報サービス提供業者Bのプリン
ト/表示サービスに加入登録し、位置情報サービス提供
業者Bの規格に準拠したプリンタ1を用意する。なお、
プリンタ1(1’)として生産者Aが既に備えているラ
ベルプリンタに位置情報サービス提供業者Bの規格に準
拠したインターフェイスを付加し、位置情報機能(つま
り、プログラム)をインストールするようにしてもよ
い。また、この際、データベース6には後述するように
プリンタ1の識別情報とプリンタ1の位置情報が対応付
けられて登録される(ステップP1)。 (2)ラベル印刷 次に、生産者Aはラベルの印刷に先行してパソコン等の
端末を用いてラベル管理サーバ4に印刷出力したいラベ
ル等の形状や様式等の登録(図6〜図7)を行なう。ラ
ベル等の登録は商品又は製品の種類に対応付けて行なう
ことができる。また、変更や追加等の更新登録も随時可
能である。また、ラベル登録の際、課金がなされる(ス
テップP2)。
【0015】生産者Aがラベル等の印刷を開始する際、
プリンタ1(1’)からラベル管理サーバ4に印刷要求
が出され、ラベル管理サーバ4はプリンタ1(1’)の
位置照合要求を位置情報サービスセンタに行なう。この
際、位置情報サービス提供業者Bのサーバ5はプリンタ
1(1’)の実際の位置情報(=印刷位置情報)を取得
する(ステップP3)。
【0016】位置情報サービス業者Bのサーバ5はデー
タベース6に登録されたプリンタ1(1’)の位置情報
と取得したプリンタ1(1’)の実際の位置情報を照合
し(ステップP4)、その結果をラベル管理サーバ4に
知らせる(ステップP5)。
【0017】位置情報の照合結果が「一致」を意味する
場合はラベル管理サーバ4はプリンタ1(1’)の登録
済みのラベル等の形状データや様式データをプリンタ1
に送信すると共に課金を行なう。なお、照合結果が「一
致」を意味しない場合はラベル等の印刷を禁止する(ス
テップP6)。従って、プリンタ1(1’)はその位置
情報の照合結果が「一致」の場合にのみプリンタ1の位
置情報(つまり、商品や製品の出所位置情報)を含むラ
ベル等を印刷することができる。つまり、商品等の出所
場所以外では当該商品等のラベルを印刷できない(ステ
ップP7)。 (3)流通ノード登録 また、プリンタ1(1’)で印刷されたラベルが添付さ
れた商品(単一商品又は同一商品を複数まとめたパッケ
ージ入り商品等)や製品の流通倉庫、集荷所、配送所等
(以下、流通ノード)で流通業者Cがラベル読取装置
(スキャナ7)等でラベルを読み取って得た流通ノード
の位置情報を流通経路識別情報(例えば、ラベル識別コ
ード、読取日時、流通ノード情報)と共にラベル管理サ
ーバ4に送信するようにする。また、この際、生産者や
経過した流通ルートをパソコン等の端末8又は9に表示
して確認することもできる(ステップP8)。
【0018】ラベル管理サーバ4は流通ノードの位置情
報を受信するとそれをラベル識別情報別にメモリに登録
する(ステップP9) (4) 出所等確認サービス 仕入れ先(販売業者)や消費者Dはラベル読取装置付き
表示端末(スキャナ付きパソコン9等)を用いて所望の
商品又は製品のラベルを読み取ると、流通経路識別情報
がラベル管理サーバ4に送信される(ステップP1
0)。
【0019】ラベル管理サーバ4は受信した印刷位置情
報を位置情報サービスセンタに送信し(ステップP1
1)、位置情報サービスセンタ側でサーバ5がデータベ
ース6とプリンタ1(1’)の位置情報等を照合・検索
し、ヒットした場合に生産者名及び生産場所の地図デー
タをデータラベル管理サーバ4を介して仕入れ先(販売
業者)や消費者Dの端末9に送信する(ステップP1
2)。
【0020】仕入れ先(販売業者)や消費者Dの端末9
はサーバ5からの検索結果及び閲覧プログラムを受信し
て生産場所等を地図上に表示(図12)することができ
る(ステップP13)。
【0021】なお、上記ステップP8、P9で流通ノー
ドが登録されている場合は、ステップP11でラベル管
理サーバ4は受信した流通経路識別情報を基にメモリを
検索して流通ノードの位置情報を取り出し、受信した印
刷位置情報と共に位置情報サービスセンタに送信し、ス
テップP12で位置情報サービスセンタ側でサーバ5が
データベース6を検索し、ヒットした場合に生産者名及
び流通ノード名、生産場所及び流通ノード名の地図デー
タと流通ノード名、及び閲覧プログラムとを仕入れ先
(販売業者)や消費者Dの端末9に送信し、ステップP
13で流通経路を表示(図12)することができる。 〔第1の実施形態〕 1−1.システム構成例 図2は本発明の出所印刷/出所確認システムの一実施例
のネットワーク構成を示す図であり、出所印刷/出所確
認システム100は、図3に示すようにPHS端末(又
はPHSモジュール)16を内蔵又は接続したプリンタ
1と、PHS基地局2と、基地局2をインターネット等
の通信ネットワーク10に接続するPHS用接続装置3
と、ラベル管理サーバ4(複数)と、位置情報サービス
センタ内のサーバ5及びデータベース6と、ラベル読み
取り用のスキャナ7(複数)と、生産者や流通ノード名
及び地図等を表示可能なパソコン8(複数)と、ラベル
読み取り用のスキャナを有し生産者や流通ノード名及び
地図等を表示可能なパソコン9(複数)と、上記PHS
用接続装置3、ラベル管理サーバ4(複数)、位置サー
バ5、PHSモジュール内蔵のスキャナ7(複数)、パ
ソコン8(複数)及びパソコン9(複数)と接続する通
信ネットワーク10を備えてなる。
【0022】なお、本実施の形態ではプリンタ1は無線
による位置情報取得手段及びデータ送受信手段としてP
HSモジュールを用いるようにしているがこれに限定さ
れない。例えば、PHS端末を接続するようにしてもよ
いし、PHSに代えて位置登録機能を備えた無線通信端
末(例えば、携帯電話器)をプリンタ1に装着するよう
にし、PHS基地局2及びPHS用接続装置3に代えて
無線通信基地局及び無線端末用接続装置を用いるように
しもよい。
【0023】また、位置情報取得手段及びデータ送受信
手段として上記PHSモジュール、PHS端末又は無線
端末を設けずにプリンタ1に有線通信インターフェイス
を設け通信ネットワーク10と接続するようにし、PH
S基地局2及びPHS用接続装置3に代えて交換局を用
いるようにしてもよい。この場合の位置登録機能はダイ
ヤル番号によって代替される(つまり、ダイヤル番号は
プリンタ毎に特定され、設置場所も特定可能である)。
【0024】(イ)位置情報印刷機能付きプリンタ 図2で位置情報機能付プリンタ1は、プリンタ1に設け
られているPHS等の通信端末と、PHS基地局2、P
HS用接続装置3及び通信ネットワーク10を介してラ
ベル管理サーバ4にラベルの登録を行なうことができ
る。この際、プリンタ1はPHS端末が備えている位置
登録機能によりPHS基地局2からプリンタ1の現在位
置情報、つまり、プリンタ1が存在する通信エリア(シ
ェル)の識別情報(以下、CS−ID)を取得すること
ができる。
【0025】PHS端末を用いて通信を行う通信システ
ムでは通信エリアが半径100〜300メートル程度と
いったように狭いので、CS−IDをプリンタ1の位置
情報として用いることができる。また、CS−IDが特
定できればCS−ID内のプリンタ1を備えた生産地事
務所や工場の具体的位置は表示された地図上で簡単に特
定できる。
【0026】また、プリンタ1の現在位置を含むCS−
IDはPHS基地局2、PHS用接続装置3を介してサ
ービス制御局(図示せず)に登録される。つまり、PH
S端末を備えたプリンタ1が所定のエリア外に移動する
とPHS端末から位置登録要求が出され、新たな位置情
報(=CS−ID)が位置登録情報としてサービス制御
局に登録されるので、生産地や加工場所を偽装したラベ
ルの印刷を防止できる。
【0027】プリンタ1は、また、ラベル印刷装置とし
て、ラベル印刷開始時に通信端末を介してラベル管理サ
ーバ4に印刷要求を送出し、ラベル管理サーバ4から登
録済みのラベルデータを受信すると商品や製品の正しい
生産(製造)位置(緯度、経度)を含んだラベルの印刷
を行なう。 (ロ)基地局 基地局2は下記〜を含む動作を行なう。 プリンタ1に設けられたPHS端末(又はPHSモジ
ュール)との無線回線を介したデータの送受信及びCS
−ID(基地局識別情報)の送信等、 PHS用接続装置3を介した通信ネットワーク10と
の接続、 ラベル登録時やラベルの印刷開始時にラベル管理サー
バ4宛てPHS基地局2を介して送信されるラベルデー
タや印刷要求のPHS用接続装置3及び通信ネットワー
ク10を介してのラベル管理サーバ4への送信、 プリンタ1の位置情報の照合結果が「一致」を意味す
る場合にラベル管理サーバ4からプリンタ1宛て送信さ
れるラベルデータ、課金データ等のPHS基地局2を介
してのプリンタ1への送信、 流通業者が通信モジュール内蔵スキャナ7を用いて商
品又は製品に添付(又は貼付)された位置情報付きラベ
ル(以下、ラベル)を読み取った際、PHS基地局2、
PHS用接続装置3及び通信ネットワーク10を介して
行うラベル管理サーバ4宛の、ラベル識別コード、読取
日付、流通経路識別情報、流通ノードの位置情報(例え
ば、流通ノードをエリアとする基地局のCS−ID)等
の送信、 消費者や仕入れ先又は流通業者(以下、消費者等)が
出所/流通経路確認の際に、サーバ5からプリンタ1宛
て送信される生産者や流通ノードの名称とそれらの地図
データ等のPHS基地局2を介してのプリンタ1への送
信。 (ハ)PHS用接続装置 PHS用接続装置は下記、を含む動作を行なう。 PHS基地局2と通信ネットワーク10との接続、 プリンタ1がラベル印刷を開始する際のPHSサービ
ス制御局に登録されているプリンタ1の位置情報(=C
S−ID)のサーバ5への送信。 (二)ラベル管理サーバ ラベル管理サーバ4は出所証明装置の一部として大容量
の磁気ディスクや光ディスク等の保存メモリ(図4)を
備えており、下記〜を含む動作を行なう。 プリンタ1から登録要求のあったラベルデータ等の登
録及び課金、 ラベル印刷開始の際にプリンタ1から送信される印刷
要求の受信及びサーバ5に対する位置照合要求の送信、 サーバ5からの照合結果の受信及び照合結果=「一
致」の場合のプリンタ1に対する印刷許可と登録済みラ
ベルデータ等の送信又は照合結果=「不一致」の場合の
プリンタ1に対する印刷禁止措置、 流通業者が流通ノードで商品ラベルを読み取った場合
に、PHS基地局2、PHS用接続装置3及び通信ネッ
トワーク10経由で送信されるラベル識別コード、読取
日付、流通ノード識別情報、流通ノードの位置情報(C
S−ID)等の保存メモリへの記憶、 出所/流通経路確認の際にスキャナ等から受信する生
産現場や工場の位置(緯度、経度)を含む商品(製品)
確認要求の受信及びサーバ5に対する地図送信要求の送
信等、 サーバ5から受信した検索結果(地図データ等)のプ
リンタ1への送信。(ホ)位置情報サービスセンタのサ
ーバ サーバ5は位置証明装置の一部としてデータベース6と
接続し、下記〜を含む動作を行なう。 生産者からサービス申込があった際、プリンタ1の識
別情報と、プリンタ1の設置場所を通信エリアとするC
S−IDのデータベース6への登録、 ラベル登録時にラベル管理サーバ4からの要求により
ラベル登録するプリンタのCS−IDに対応する地図デ
ータのラベル管理サーバ4への送信、 ラベル管理サーバ4から通信ネットワーク10を介し
て照合要求を受け取った場合に、プリンタ1が通信エリ
アとするCS−IDのPHS用接続装置3を介してのP
HSサービス制御局からの取得、上記でデータベース
6に登録してある当該プリンタ1のCS−IDと取得し
たCS−IDとの比較、及び照合結果(「一致」又は
「不一致」を意味するデータ)の通信ネットワーク10
を介してのラベル管理サーバ4への送信、 ラベル管理サーバから地図送信要求があった場合のデ
ータベース6の検索、 検索結果(地図データ等)のラベル管理サーバ4への
送信。 (へ)データベース データベース6は位置証明装置の一部として、図5に示
すように位置情報データを複数含む位置情報ファイル6
1と地図データファイル62を格納している。 (ト)通信モジュール内蔵スキャナ、パソコン スキャナ7は各流通ノードに設置され、PHSモジュ
ール等の位置登録機能を備えた無線通信モジュールを内
蔵し、流通ノードで商品又は製品に添付(貼付)された
ラベルから読み取ったデータをPHS基地局2、PHS
用接続装置3及び通信ネットワーク10を介してラベル
管理サーバ4に送信する。また、PHSサ―ビス制御局
を介して流通ノードの位置情報(CS−ID)をラベル
管理サーバ4に送信する。
【0028】また、パソコン8は流通ノードで読み取っ
たラベルが添付(貼付)されている商品又は製品の出所
や流通経路の表示端末として用いられる。また、実施例
では閲覧プログラムはラベル管理サーバ4から読取開始
時にダウンロードするようにしているが、予めパソコン
8にインストールしておくようにしてもよい。 (チ)スキャナ付きパソコン スキャナ付きパソコン9は仕入れ先や消費者等が出所流
通経路確認を行う際に用いることができ、消費者等がス
キャナでラベルを読み取ると通信ネットワーク10を介
してラベル管理サーバ4に送信する。また、ラベル管理
サーバ4から受信した生産者名や流通ノード名、地図デ
ータ(緯度、経度)を図11に示すように地図上に生産
者の位置を表示したり、図12に示すように地図上に流
通経路等を表示することができる。また、実施例では閲
覧プログラムはラベル管理サーバ4から読取開始時にダ
ウンロードするようにしているが、予めスキャナ付きパ
ソコン9にインストールしておくようにしてもよい。
【0029】1−2.出所印刷システム (イ)位置情報機能付プリンタ 図3は位置情報機能付プリンタ(以下、プリンタ1)の
一実施例の構成例を示すブロック図であり、プリンタ1
は、操作部11、データ入力インターフェイス12、制
御部13、一時記憶メモリ14、表示部15、PHS端
末(又は、PHSモジュール)16、通信インターフェ
イス17、印刷イメージ生成部18及び印刷出力部19
を備えている。なお、PHS端末(又は、PHSモジュ
ール)16に代えて位置登録機能を備えた無線通信端末
を備えるようにしてもよい。また、PHS端末(又は、
PHSモジュール)16を設けずに、通信インターフェ
イス17と通信ネットワークを接続するようにしてもよ
い。
【0030】図3で、操作部11は電源スイッチ、キー
ボード及び機能キー等のキー及びスイッチを有してお
り、ユーザはこれ等のキーやスイッチを操作してプリン
タの起動時の電源投入、ラベルデータ登録時の文字入
力、外部撮像装置からの画像データ取り込み指示、印刷
開始指示等の操作を行なう。
【0031】また、データ入力インターフェイス12は
デジタルカメラ等の外部撮像装置で撮影した画像データ
の取り込みに用いられ、外部撮像装置とはRS232C
等のケーブルで接続可能である。なお、データ入力イン
ターフェイス12の代わりに赤外線データを送受信する
赤外線送受信装置或いはブルートゥ―スのような近接通
信手段を備えるようにしてもよい。
【0032】制御部13はCPU(又はMPU)と制御
用プログラムとしてのプリントコントローラ、ラベル管
理サーバ4からダウンロードしたラベル作成登録プログ
ラムやラベルデータ登録用HTMLファイル等を格納し
たプログラム格納メモリを有し、プリンタ1全体の動作
制御を行なうと共にプリンタコントローラによるラベル
印刷やラベル作成登録プログラムによる印刷ラベルの作
成・登録を実行する。なお、ラベル作成登録プログラム
やラベルデータ登録用HTMLファイルはラベル作成・
登録の都度ラベル管理サーバ4のプログラムファイル4
4から一時記憶メモリ14にダウンロードするようにし
てもよい。
【0033】一時記憶メモリ14はRAM等からなり作
業メモリとして用いられ、ラベルデータ等を一時記憶す
る。また、表示部15はラベルデータの登録時にラベル
作成登録用画面の表示を行なう。
【0034】PHS16はPHSモジュール又はPHS
端末からなり、プリンタ1の位置情報取得手段及びデー
タ送受信手段として機能する。つまり、プリンタ1が移
動してプリンタ1が属する通信エリア(シェル)が変化
するとPHS16はPHS基地局2、PHS用接続装置
3を介して変更後の通信エリアを示すエリア番号(CS
−ID)をPHSサービス制御局に送って登録要求す
る。更に、PHS16はラベル管理サーバ4にダイヤル
アップ接続してラベルデータ等の送受信や印刷要求の送
信等を行なう。また、通信インターフェイス17はPH
S16のプリンタ側インターフェイスであり、PHS1
6を介して行なう印刷要求やラベルデータ等の送受信を
行なう。
【0035】なお、上述したようにPHS端末(又は、
PHSモジュール)16を設けずに、通信インターフェ
イス17と通信ネットワーク10を接続するようにした
場合は、通信インターフェイス17としては通信ネット
ワーク10とのデータの授受を行う通信モジュールを用
いることとなる。
【0036】印刷イメージ生成部18はラベル管理サー
バ4から受け取ったラベルデータ及びプリンタ1の位置
(緯度、経度)をプリントコントローラの制御下で変換
して所定のラベルフォーマットの印刷イメージを生成す
る。また、印刷出力部19は印刷イメージ生成部18で
生成された印刷イメージをラベル上に印刷する。なお、
実施例ではラベルにはライセンスコードをバーコードで
印刷し、ラベル識別コードや印刷位置情報を含む発送元
情報や流通経路追跡情報として用いられる流通ノード識
別情報は偽造や変造を防ぐためにホログラムや地紋等の
2次元コードで印刷している(図9)。
【0037】なお、上記図3の例ではプリンタ1を専用
プリンタとしたが、パソコン及びパソコンに接続するプ
リンタを用いてプリンタ1を構成することもできる。こ
の場合、操作部11、データ入力インターフェイス1
2、制御部13、一時記憶メモリ14、表示部15、通
信インターフェイス17はパソコン本体側にあってPH
Sモジュール16を内蔵またはPHS端末を接続する。
また、印刷イメージ生成部18及び印刷出力部19はパ
ソコンに接続されるプリンタの構成である。また、プリ
ントコントローラはパソコンに接続するプリンタにイン
ストールされる。 (ロ)ラベル管理サーバの保存メモリ 図4はラベル管理サーバ4の保存メモリのファイル構成
例の説明図であり、保存メモリ40は生産者別の基本デ
ータと付加データからなるラベルデータを複数記憶して
なるラベルデータファイル41、ラベル別に流通ノード
の位置情報(CS−ID)を記憶してなる流通ノードフ
ァイル42、プリンタ1の設置者に対する課金ファイル
43、及びパソコン8、9にダウンロードする閲覧プロ
グラム等のプログラムファイル44等を有している。
【0038】なお、ラベルデータ410は商品別のラベ
ル識別コード411、プリンタ識別コード412、フォ
ーマットデータ413、フォーマットデータ413によ
って表示項目、データ種別及び表示位置が規定される印
刷データ414を含み、印刷データとして印刷位置情報
(=生産場所又は工場の位置=商品又は製品の出所位置
情報)、発送元(生産者又は製造者)情報、商品/製品
情報(品名、価格、数量(重量)、サイズ)、配送先
(顧客)情報、運送業者情報(運送業社名、運賃区分
(後払い/先払い)、運賃)等がある。また、印刷デー
タとしてイメージデータを含むこともできる。ラベルフ
ァイルデータ410はプリンタ1又はパソコン等の端末
を用いてラベル管理サーバ4に登録される。 (ハ)位置情報提供サービスセンタのデータベースの構
成 図5は位置情報提供サービスセンタのデータベース6の
ファイル構成例の説明図であり、データベース6は登録
されたプリンタ1のプリンタコード611と、当該プリ
ンタ1の位置情報として当該プリンタ1が属するCS−
ID(基地局識別情報=生産場所又は工場の位置を含む
通信エリア=商品又は製品の出所位置情報)612、プ
リンタ1に表示する地図(CS−IDで特定されるPH
S基地局の通信エリアを含む)の地図番号613、プリ
ンタ1の設置者、つまり、サービス加入者の住所や電話
番号、支払口座等と登録情報やライセンスコードを含む
加入者情報614等からなる位置情報データ610を記
憶する位置情報ファイル61と、地図番号で検索可能に
分類された複数の地図データファイル62とを含んでい
る。 (二)ラベルフォーマット選択画面 図6はラベル登録用画面の一実施例を示す図であり、ユ
ーザ(生産者、メーカ)がプリンタ1の「ラベル作成・
登録選択」機能を選ぶと図示のようなラベルフォーマッ
ト選択ホームページ50が表示される。
【0039】ユーザはこのラベルフォーマット選択ホー
ムページ50の登録済みラベル表示欄55に表示される
登録済みラベルのフォーマットを用いて簡単にユーザ用
のラベルを作成して登録することができる。また、登録
済みラベル以外に新たにラベルフォーマットを作成して
登録することもできる。
【0040】図6で、符号51は作成ラベル番号入力欄
を示し、ユーザは登録済みラベル表示欄55に表示され
た登録済みラベルのうちから所望のフォーマットのラベ
ルを選択して作成ラベル番号入力欄51にキー入力す
る。なお、作成ラベル選択番号入力欄51に「R」を入
力すると新規ラベルフォーマットの作成画面(図示せ
ず)が表示されるので、ユーザは画面の案内表示に従っ
て新規ラベルフォーマットを作成することができる。図
示の例では登録済みラベルのうちの「生産者ラベル」
が選択されている。
【0041】符号52は料金表示欄であり、ラベル登録
の際の課金額を表示する。図示の例では「生産者ラベ
ル」の登録に対する課金額「150円」が表示されてい
る。また、符号53はユーザのクレジット番号入力欄を
示す。なお、課金額の支払方法はクレジットに限定され
ない。
【0042】また、符号54は確認欄であり、ユーザが
クレジット番号を入力すると図7に示すようなラベル作
成・登録ページが表示される。登録画面の作成が完了
し、生産位置データの登録が完了すると再度図6のラベ
ルフォーマット選択ホームページ50に戻るので、マウ
スで確認欄54をクリックするとラベル管理サーバ4へ
のアップロードが開始される。
【0043】登録済みラベル表示欄55はラベル管理サ
ーバ4に登録されている登録済みラベルを表示する欄で
あり、図示の例ではラベル名551、用途552、ラベ
ルイメージ553、登録料金(標準課金額)554、割
引額555等が表示されている。なお、割引額555は
ユーザのサービス利用頻度等に応じて適用される課金額
である。 (ホ)ラベル作成・登録画面 図7はラベル作成・登録用のラベル作成・登録画面の一
実施例を示す図であり、ラベル作成・登録画面作成ペー
ジ70には操作ガイド71と選択されたラベルフォーマ
ット(符号72、73の部分)が表示される。図示の例
で符号72はイメージ入力/表示欄であり、符号73は
データ入力/表示欄である。また、符号74は位置を示
すカーソルである。
【0044】ユーザは操作ガイド71に従ってプリンタ
1の操作部11のキーボードや機能選択キーまたは画面
の欄外に表示されるボタンをクリックすることにより、
ラベルフォーマットのイメージ入力/表示欄72にイメ
ージを、データ入力/表示欄73にデータを入力或いは
表示することができる。
【0045】図示の例は操作ガイド71の「イメージ入
力」指示により、プリンタ1に接続されたデジタルカメ
ラ等の撮像装置から入力した生産者の自己アピール画像
及び文言(イメージ)を取り込んでイメージ入力/表示
欄72から、次の操作である「印刷位置登録」指示を行
なっている場面を示している。
【0046】また、この例で、データ入力/表示欄73
は商品の発送元(生産者)の名称、住所、電話番号等を
入力/表示する発送元欄731、商品の配送先の名称、
住所、電話番号等を入力/表示する配送先欄732、ラ
ベル識別コード及びプリンタの設置位置(緯度、経度)
を含む発送元コード欄733、発送番号欄734、運送
業者情報欄735、顧客コード欄736、商品名、数
量、重量等の配送商品情報欄737及びプリンタユーザ
に対するサービス提供業者のライセンスコード表示欄7
38を備えている。
【0047】なお、実施例では発送元コード欄733、
運送業者コード欄735には自動的に決定されたコード
が表示され、発送番号欄734は空白、配送商品情報欄
737には予め登録された商品情報項目名とプリンタ1
の操作部11から入力された商品名、数量、重量等が表
示されるが、これらを図9の印刷済み出荷伝票90のよ
うに2次元コード化した結果を表示するようにしてもよ
い。
【0048】ここで、図7の例では発送元欄731、配
送先欄732、発送番号欄734、運送業者情報欄73
5、顧客コード欄736、商品名、数量、重量等の配送
商品情報欄737へのデータが入力され、カーソル74
が発送元コード欄733に戻った状態を示し、ユーザが
各項目内容を確認後、操作ガイド71の案内ボタン「印
刷位置登録」をクリックすると図8の印刷位置登録ペー
ジ80が表示され、位置登録ページでプリンタの設置位
置をクリックして確認操作を行なうと再度、図7の登録
画面作成ページ70に戻り、カーソル74が指す発送元
コード欄733にラベル識別コードとプリンタの設置位
置を含む発送元コードが表示される。なお、ライセンス
コード表示欄738には自動的にバーコードが表示され
る。 (へ)印刷位置登録画面 図8はラベル作成・登録時に行なうプリンタの設置位
置、つまり、印刷位置登録用の印刷位置登録画面の一実
施例を示す図であり、印刷位置登録ページ80で、符号
81はラベル管理サーバ4に登録済みの位置、つまり、
生産(製造者)の生産現場や工場の位置を含む地図、符
号82はプリンタ1の位置を含む通信エリア、符号83
は生産(製造者)の生産現場又は工場の位置を示すカー
ソル、符号84は地図81の拡大指示ボタン、符号85
は縮小指示ボタン、符号86は登録決定ボタンを示す。
【0049】図7に示したラベル作成・登録ページ70
で操作ガイド71の案内ボタン「印刷位置登録」がクリ
ックされると、図8の印刷位置登録ページ80が表示さ
れ、プリンタ1の登録位置を含む地図81とデータベー
ス6に登録されているCS−IDに対応する通信エリア
82がプリンタ1に表示されるので、ユーザはカーソル
83を地図81上で移動させて、プリンタ1の設置位
置、つまり、印刷位置を指定することができる。印刷位
置の指定、確認後、決定ボタン86をクリックすると図
7のラベル作成・登録ページ70に戻り、ラベル識別コ
ードと指定された印刷位置を含む発送元データが作成さ
れる。 (ト)印刷済みラベル 図9は出所印刷システムによって印刷された印刷位置情
報付きラベルの一実施例を示す図であり、印刷位置情報
付きラベルの例として出荷伝票90が示されている。図
示の例で、符号92、93、符号931〜符号938は
印刷欄であり、図7に示したラベル作成・登録ページ7
0の符号72、73、符号731〜符号738と同様の
意味を有している。但し、印刷位置を含む発送元コード
欄933、運送業者コード欄935及び顧客コード欄9
36には2次元コードが印刷されている。また、発送番
号欄934には印刷時に発送番号が自動印刷され、配送
商品情報欄937には出荷商品(製品)名、数量、重
量、サイズ等が印刷される。なお、印刷時には発送番号
欄934及び配送商品情報欄937を空白とし、出荷時
に手書きで記入するか或いはスタンプを押すようにして
もよい。 (チ)出所印刷システムの動作 図10は図2に示した出所印刷システムの動作例を示す
フローチャートであり、ユーザ(生産(製造)者)は印
刷するラベルをPHSを備えたプリンタ1を用いて作成
してラベル管理サーバ4に登録しておき、所望のタイミ
ングで登録したラベルデータを取り寄せて正しい印刷位
置情報(=プリンタ1の登録済み位置)を印刷したラベ
ルを印刷することができる。なお、登録済みのラベルを
そのまま印刷に利用する場合は、下記ステップS1〜ス
テップS6を省略し、ステップS7のラベル印刷動作か
ら開始するものとする。
【0050】<ラベル作成・登録動作>図10で、ユー
ザがプリンタ1の操作部11のファンクションキーで
「ラベル作成・登録」機能を選択すると、プリンタ1は
PHS16によりPHS基地局2、PHS用接続装置3
及び通信ネットワーク10を介してラベル管理サーバ4
とダイヤルアップ接続され、制御部13は通信インター
フェイス17、PHS16を介してラベルリスト送信要
求をラベル管理サーバ4宛て送信する。また、この際P
HS基地局2からPHS16にCS−ID(位置登録エ
リアを示す登録番号)が送信され、PHS16は自モジ
ュール内に記憶されたCS−IDと基地局2から送信さ
れたCS−IDを比較し、不一致になった場合には位置
登録を更新するための位置登録要求をPHS基地局宛て
送信する(ステップS1)。
【0051】ラベル管理サーバ4はプリンタ1からラベ
ルリスト送信要求を受信すると、保存メモリに登録して
ある各ラベルのうち、ラベルリスト送信要求送信元のプ
リンタ1の登録済みラベル(ラベル識別データを含む)
のリスト(登録済みラベルリスト)を取り出し、ラベル
リスト及び各ラベルの登録料金を通信ネットワーク1
0、PHS接続装置3、PHS基地局2の経路でラベル
リスト送信要求送信元のプリンタ1宛て送信する(ステ
ップS2)。
【0052】プリンタ1はラベル管理サーバ4から登録
済みラベルリストを受信すると、ラベルフォーマット選
択画面(図6の例でラベルフォーマット選択ホームペー
ジ50)に登録済みラベルのリストを一覧表示して、ユ
ーザの選択を促す。ユーザがラベルフォーマット選択画
面に表示された登録済みラベルリストから作成するラベ
ルを選択すると料金が表示され、支払方法を入力(図6
の例ではクレジット口座番号を入力)するとPHS16
を介してラベル識別コードを含むラベルデータ送信要求
がラベル管理サーバ4宛て送信される。なお、ラベルフ
ォーマット選択画面に表示された登録済みラベルの中に
所望のフォーマットがない場合にユーザが文字「R」を
入力すると「ラベルフォーマット新規作成処理」(図示
せず)に遷移し、所望のラベルフォーマットを作成する
ことができる(ステップS3)。
【0053】ラベル管理サーバ4はプリンタ1からラベ
ルデータ送信要求を受信すると、保存メモリに登録して
あるラベルデータのうちラベル送信要求に含まれている
ラベル識別コードと識別コードが一致するラベルデータ
を保存メモリから取り出し、ラベル作成・登録要求送信
元のプリンタ1宛て送信すると共に登録料金を課金ファ
イル43に記憶する(ステップS4)。
【0054】プリンタ1はラベル管理サーバ4から選択
したラベルデータを受信すると、ラベル作成・登録画面
(図7の例でラベル作成・登録ページ70)に受信した
ラベルデータに基くラベルフォーマットでイメージデー
タや文字データを表示し、ユーザの追加入力を促す。ユ
ーザがラベルフォーマットの各入力欄にデータをキー入
力してから図8に示すような位置登録画面(図8の例で
は位置登録ページ80)で印刷位置を入力すると、作成
されたラベルデータがPHS16を介してラベル管理サ
ーバ4宛て送信される(ステップS5)。
【0055】ラベル管理サーバ4はプリンタ1からラベ
ルデータを受信すると、ラベル識別コードを生成し、受
信したラベルデータと共に保存メモリのラベルデータフ
ァイル41に追加登録する(ステップS6)。 <ラベル印刷動作>ユーザがプリンタ1の操作部11の
ファンクションキーで「ラベル印刷」機能を選択する
と、PHS16、PHS基地局2、PHS用接続装置3
及び通信ネットワーク10を介してラベル管理サーバ4
とプリンタ1(つまり、PHS16)がダイヤルアップ
接続され、制御部13は通信インターフェイス17、P
HS16を介してプリンタ識別コードを含む印刷要求を
ラベル管理サーバ宛て送信する。また、この際PHS基
地局2からPHS16にCS−ID(位置登録エリアを
示す登録番号)が送信され、PHS16は自モジュール
内に記憶されたCS−IDと基地局2から送信されたC
S−IDを比較し、不一致になった場合には位置登録を
更新するための位置登録要求をPHS基地局宛て送信す
る。なお、上記ステップS6から引き続いた動作の場合
は既にステップS1でラベル管理サーバ4とプリンタ1
はダイヤルアップ接続しているのでこのステップS7で
はダイヤルアップ接続動作は省略される(ステップS
7)。
【0056】ラベル管理サーバ4はプリンタ1から印刷
要求を受信すると、受信した印刷要求に含まれているプ
リンタ識別コードを取り出してこのプリンタ識別コード
を含む位置照合要求を生成してサーバ5宛て通信ネット
ワーク10を介して送信する(ステップS8)。
【0057】サーバ5はラベル管理サーバ4から位置照
合要求を受信すると、通信ネットワーク10及びPHS
用接続装置3を介してPHSサービス制御局(図示せ
ず)に対しプリンタ1に内蔵又は接続されているPHS
16の現在のCS−IDの問い合わせを行ない、そのC
S−IDを取得する(ステップS9)。
【0058】次に、サーバ5はラベル管理サーバ4から
受信した位置照合要求に含まれているプリンタ識別コー
ドをキーとしてデータベース6の位置情報ファイル61
(図5)を検索してプリンタ1の登録済みCS−IDを
取り出し、PHSサービス制御局から取得した現在のC
S−IDと比較して比較結果(位置照合結果)を位置照
合要求送信元のラベル管理サーバ4宛て送信する。本実
施の形態では、プリンタ1が登録された位置を含む通信
エリア内にある場合は照合結果は「一致」とされ、プリ
ンタ1が登録された位置を含む通信エリア外にある場
合、つまり、プリンタ1が持ち出されて移動されたか、
異なるプリンタを用いようとしている場合は照合結果は
「不一致」とされる(ステップS10)。
【0059】ラベル管理サーバ4はサーバ5から位置照
合結果を受信すると、照合結果が「不一致」を意味する
場合は印刷禁止コード及び印刷不能メッセージ(例え
ば、「このプリンタによるラベル印刷はできません」)
を印刷要求送信元のプリンタ1に送信し、照合結果が
「一致」を意味する場合は印刷許可コード及び保存メモ
リに登録してある各ラベルのうち、印刷要求送信元のプ
リンタ1の登録済みラベル(ラベル識別データを含む)
のリスト及び各ラベルの登録料金をラベル作成・登録要
求送信元のプリンタ1宛て送信する(ステップS1
1)。
【0060】プリンタ1はラベル管理サーバ4から印刷
禁止コード及び印刷不能メッセージを受信すると印刷不
能メッセージを表示部15に表示して電源オフとする。
また、印刷許可コード及び登録済みラベルリストを受信
すると印刷ラベル選択画面(図6に示したラベルフォー
マット選択ホームページ50とほぼ同様のフォーマット
のラベル選択画面(図示略))に受信した登録済みのラ
ベルリストを一覧表示してユーザに印刷ラベルの選択を
促す。ユーザが印刷するラベルを選択すると料金が表示
され、支払方法を入力(図6の例ではクレジット口座番
号を入力)すると制御部13はPHS16を介してラベ
ル識別コードを含むラベルデータ送信要求をラベル管理
サーバ4宛て送信する(ステップS12)。
【0061】ラベル管理サーバ4はプリンタ1からラベ
ルデータ送信要求を受信すると、ラベル識別コードをキ
ーとしてラベルデータファイル41を検索して要求のあ
ったラベルデータを取り出してラベルデータ送信要求元
のプリンタ1に送信する(ステップS13)。
【0062】プリンタ1はラベル管理サーバ4からラベ
ルデータを受信すると、それを表示部15に表示し、キ
ー入力等による入力必要項目がある場合はユーザにそれ
らの項目へのキー入力を促し、確認入力がなされるとラ
ベルデータを印刷イメージ生成部18に与えて印刷イメ
ージを生成させ、印刷出力部19で必要枚数分のラベル
印刷を行なわせる。(ステップS14)。
【0063】上記図10のフローチャートに示した動作
により、プリンタが登録された位置から移動すると印刷
ラベルの印刷が制限されるので、商品又は製品の生産者
以外の者がその生産者の商品又は製品のラベルを印刷し
ようとしても商品又は製品の出所が証明されたラベルを
印刷をすることができない。
【0064】1−3.出所確認システム (イ)生産者確認画面 図11は出所確認システムによる生産者確認時に表示さ
れる生産者確認画面の一実施例を示す図である。生産者
確認ページ110で、符号111は読み取ったラベルが
添付または貼付されている商品又は製品の生産(製造
者)の生産現場や工場の位置を含む地図、符号112の
×印は生産現場又は製造工場の位置、符号113は表示
された生産者やメーカの名称や住所等を表示する欄であ
る。また、符号114は地図111の拡大指示ボタン、
115は縮小指示ボタン、符号116はこのラベルが貼
付された商品又は商品の流通経路確認指示ボタン、符号
117は確認終了ボタンである。
【0065】図11で消費者等は符号112の×印をク
リックすることによりラベルをパソコン等の表示端末に
表示することができる。また、流通経路確認指示ボタン
116をクリックすると商品又は製品の流通経路確認画
面(図12)が表示される。 (ロ)流通経路確認画面 図12は商品又は製品の流通経路表示を行なう流通経路
確認画面の一実施例を示す図である。流通経路確認ペー
ジ120で、符号121は流通経路を地図上に示す流通
経路表示欄であり、流通経路表示欄121に表示されて
いる記号、、、は流通ノードを示す。図示の例
でノードは発送元(始点)、ノードは発送先(終
点)であり、ノード、は流通業者(中間経由点)で
ある。また、ユーザが流通経路表示欄121に表示され
ているノードをクリックするとそのノードに対応する発
送元、流通業者又は発送先確認ページが表示される。ま
た、符号122は経路履歴表示欄であり、流通経路表示
欄121に表示されている各ノードの名称や住所、業務
内容、経由日付等が表示される。また、符号123は確
認終了ボタンである。 (ハ)出所確認システムの動作 図13は出所確認システムの動作例を示すフローチャー
トである。消費者等は図2に示したスキャナ7やスキャ
ナ付きパソコン9のスキャナで商品又は製品に添付(貼
付)されたラベルを読み取って、パソコン8又はスキャ
ナ付きパソコン9に商品の生産地や製造工場の場所を表
示(図11)させて確認したり、流通経路を表示(図1
2)して確認することができる。なお、図13のフロー
チャートの説明では消費者等はスキャナ付パソコン9等
のパソコンスキャナ付表示端末でラベルを読取るものと
して説明したが、ラベル読取装置(スキャナ7)と表示
端末(パソコン8)が別体の場合もほぼ同様である。
【0066】なお、下記フローチャートで流通経路の確
認表示(ステップT6〜T11)を行なう場合、各流通
ノード(発送元、配送センタ、中間業者、発送先)で商
品又は製品に添付(貼付)された印刷ラベルをGPSを
内蔵したスキャナ7で読み取るものとする。この際、読
取によって取得されたプリンタ識別情報とPHSで取得
される流通ノードの位置情報(CS−ID)がラベル管
理サーバ4に送信され、ラベル管理サーバ4は、スキャ
ナ7からプリンタ識別情報とPHSで取得される流通ノ
ードの位置情報(CS−ID)を受信するとそれらを保
存メモリに登録する。
【0067】<生産者確認表示動作>図13で、消費者
等がスキャナ付パソコン9のスキャナで商品又は製品に
添付(貼付)されているラベルを読み取ると、パソコン
9はそのラベルのラベル識別コードを含む生産(製造)
者確認要求を生成し、通信ネットワーク10を介してラ
ベル管理サーバ4宛て送信する(ステップT1)。
【0068】ラベル管理サーバ4はパソコン9から生産
(製造)者確認要求を受信すると、受信した生産{製
造)者確認要求に含まれているラベル識別コードをキー
として保存メモリ40のラベルデータファイル41を検
索して生産場所又は工場の位置(緯度、経度)を取り出
し、位置データを含む地図送信要求を通信ネットワーク
10を介してサーバ5に送信する(ステップT2)。
【0069】サーバ5はラベル管理サーバ4から地図送
信要求を受信すると、データベース6の地図データファ
イル62を検索して地図送信要求に含まれている位置
(緯度、経度)を含む地図番号の地図データを取り出
し、通信ネットワーク10を介してラベル管理サーバ4
に送信する(ステップT3)。
【0070】ラベル管理サーバ4はパソコン9から地図
データを受信すると、発送元(生産者、メーカ)名や住
所等の発送元情報及び生産者確認用閲覧プログラムを取
り出し、地図データ、発送元情報及び閲覧プログラムを
通信ネットワーク10を介してパソコン9に送信する
(ステップT4)。
【0071】パソコン9はラベル管理サーバ4から地図
データ、発送元情報及び閲覧プログラムを受信すると、
図11に示したような生産者確認画面(図11の例では
生産者確認ページ110)を表示する(ステップT
5)。
【0072】<流通経路表示動作>ここで、消費者等が
パソコン9で流通経路確認指示ボタン(116)をクリ
ックするとステップT7の流通経路確認サービスに遷移
し、生産者確認画面で確認終了ボタン(117)をクリ
ックすると表示サービスを終了する(ステップT6)。
【0073】流通経路確認指示ボタン(116)がクリ
ックされると、パソコン9はそのラベルのラベル識別コ
ードを含む流通経路確認要求を生成し、通信ネットワー
ク10を介してラベル管理サーバ4宛て送信する(ステ
ップT7)。
【0074】ラベル管理サーバ4はパソコン9から流通
経路確認要求を受信すると、受信した商品(製品)確認
要求に含まれているラベル識別コードをキーとして保存
メモリ40の流通ノードファイル42を検索して流通ノ
ード(複数)を通信エリアとするCS−ID(複数)、
つまり、流通ノードの位置情報を取り出し、各CS−I
Dを含む地図送信要求を通信ネットワーク10を介して
サーバ5に送信する(ステップT8)。
【0075】サーバ5はラベル管理サーバ4から地図送
信要求を受信すると、データベース6の地図データファ
イル62を検索して地図送信要求に含まれている各CS
−IDを含む地図番号の地図データ(通常は広域地図)
を取り出し、通信ネットワーク10を介してラベル管理
サーバ4に送信する(ステップT9)。
【0076】ラベル管理サーバ4はパソコン9から地図
データを受信すると、各流通ノード名や所在地の流通履
歴情報及び流通経路確認用閲覧プログラムを取り出し、
地図データ、流通履歴情報及び閲覧プログラムを通信ネ
ットワーク10を介してパソコン9に送信する(ステッ
プT10)。
【0077】パソコン9はラベル管理サーバ4から地図
データ、流通履歴情報及び閲覧プログラムを受信する
と、図12に示したような流通経路確認画面(図12の
例では流通経路確認ページ120)を表示する。なお、
ここで、消費者等がパソコン9で確認終了ボタン(12
3)をクリックすると表示サービスを終了する(ステッ
プT11)。
【0078】上記図13のフローチャートに示す表示サ
ービス動作により、消費者等は商品又は製品に添付(貼
付)されているラベルを読み取って生産者や流通経路を
確認することができるので生産者の真正な商品や製品以
外の偽ブランド商品(製品)を排除することができる。
【0079】なお、上記図13のフローチャートでは生
産者表示動作(ステップT1〜T5)と流通経路表示動
作(ステップT6〜T11)を一連の動作としたがステ
ップT1〜T5とステップT6〜T11を別々のプログ
ラムモジュールとして構成し、パソコン等の表示端末で
「生産者確認」機能又は「流通経路確認」機能を選択す
るとそれぞれのプログラムを起動して対応する表示処理
を実行するように構成してもよい。
【0080】また、第1の実施の形態では位置情報プリ
ンタはPHSを内蔵又は接続するように構成し、PHS
の機能を利用してPHSを位置情報プリンタの位置情報
取得手段及びデータ送受信手段として用いるように構成
したが位置情報プリンタの位置情報取得方法はPHS又
は携帯電話機等の位置登録機能を有する通信モジュール
や通信端末によるものに限定されない。
【0081】〔第2の実施の形態〕本実施の形態はGP
S受信装置のような自己位置取得手段を位置情報プリン
タの位置情報取得手段として用いる。
【0082】2−1.システム構成例 図14は本発明の出所印刷/出所確認システムの一実施
例のネットワーク構成を示す図であり、出所印刷/出所
確認サービスシステム200は、図15に示すようにG
PS受信装置を内蔵又は接続したプリンタ1’と、ラベ
ル管理サーバ4(複数)と、位置情報サービスセンタ内
のサーバ5及びデータベース6と、スキャナ7(複数)
と、パソコン8(複数)と、スキャナ付きパソコン9
(複数)と、上記ラベル管理サーバ4(複数)、位置サ
ーバ5、GPSモジュール内蔵のスキャナ7(複数)、
パソコン8(複数)及びスキャナ付きパソコン9(複
数)と接続する通信ネットワーク10を備えてなる。
【0083】(イ)位置情報印刷機能付きプリンタ 図14でプリンタ1’はラベル管理サーバ4にラベルの
登録を行なうことができる。この際、プリンタ1’はG
PS受信装置20によりプリンタ1’の現在位置(緯
度、経度)を取得することができる。プリンタ1’はラ
ベル印刷開始時にラベル管理サーバ4に印刷要求を送出
し、ラベル管理サーバ4から登録済みのラベルデータを
受信すると商品や製品の正しい生産(製造)位置(緯
度、経度)を含んだラベルの印刷を行なう。 (ロ)ラベル管理サーバ ラベル管理サーバ4は大容量の磁気ディスクや光ディス
ク等の保存メモリ(図4)を備えており、下記〜を
含む動作を行なう。 プリンタ1から登録要求のあったラベルデータ等の登
録及び課金、 ラベル印刷開始の際にプリンタ1から送信される印刷
要求の受信及びサーバ5に対する位置照合要求の送信、 サーバ5からの照合結果の受信及び照合結果=「一
致」の場合のプリンタ1に対する印刷許可と登録済みラ
ベルデータ等の送信又は照合結果=「不一致」の場合の
プリンタ1に対する印刷禁止措置、 出所/流通経路確認の際にスキャナ等から受信する生
産現場や工場の位置(緯度、経度)を含む商品(製品)
確認要求の受信及びサーバ5に対する地図送信要求の送
信等、 サーバ5から受信した検索結果(地図データ等)のプ
リンタ1への送信。 (ハ)位置情報サービスセンタのサーバ サーバ5はデータベース6と接続し、下記〜を含む
動作を行なう。 生産者からサービス申込があった際の、プリンタ1の
識別情報とプリンタ1の設置位置のデータベース6への
登録、 ラベル登録時にラベル管理サーバ4からの要求により
ラベル登録するプリンタ位置に対応する地図データのラ
ベル管理サーバ4への送信、 ラベル管理サーバ4から通信ネットワーク10を介し
て照合要求を受け取った場合に、プリンタ1の登録済み
位置とラベル管理サーバ4から受信したプリンタ1の現
在位置(=生産現場又は製造工場の位置)との比較、及
び照合結果(「一致」又は「不一致」を意味するデー
タ)の通信ネットワーク10を介してのラベル管理サー
バ4への送信、 ラベル管理サーバから地図送信要求があった場合のデ
ータベース6の検索、 検索結果(地図データ等)のラベル管理サーバ4への
送信。 (二)データベース データベース6は、図5に示したような位置情報データ
を複数含む位置情報ファイル61と地図データファイル
62を格納している。但し、本実施の形態では位置情報
ファイル61はCS−ID612に代えてプリンタの位
置(緯度、経度)を記憶する。 (ホ)GPS内蔵スキャナ、パソコン スキャナ7は各流通ノードに設置され、GPSモジュー
ルを内蔵し、流通ノードで商品又は製品に添付(貼付)
されたラベルから読み取ったラベル識別情報及びGPS
データから取得した流通ノードの位置情報(緯度、経
度)を通信ネットワーク10を介してラベル管理サーバ
4に送信する。
【0084】また、パソコン8は流通ノードで読み取っ
たラベルが添付(貼付)されている商品又は製品の出所
や流通経路の表示端末として用いられる。また、実施例
では閲覧プログラムはラベル管理サーバ4から読取開始
時にダウンロードするようにしているが、予めパソコン
8にインストールしておくようにしてもよい。 (へ)スキャナ付きパソコン スキャナ付きパソコン9の機能は前述した第1の実施の
形態におけるスキャナ付きパソコンと同様でよい。
【0085】2−2.位置情報印刷機能付きプリンタ (イ)位置情報機能付プリンタ 図15は位置情報機能付プリンタ(以下、プリンタ
1’)の一実施例の構成例を示すブロック図であり、プ
リンタ1’は、操作部11、データ入力インターフェイ
ス12、制御部13、一時記憶メモリ14、表示部1
5、GPS受信装置20、データ送受信部21、印刷イ
メージ生成部18及び印刷出力部19を備えている。
【0086】図15で、操作部11〜表示部15と印刷
イメージ生成部18及び印刷出力部19の構成及び機能
は前述した第1の実施の形態の図3に示したプリンタ1
の操作部11〜表示部15と印刷イメージ生成部18及
び印刷出力部19の構成及び機能と同様でよい。
【0087】GPS受信装置20はGPSから受信する
データを基にプリンタ1’の位置(緯度、経度)を制御
部13に送出する。また、データ送受信部21は通信ネ
ットワーク10を介してのデータの送受信、例えば、印
刷要求やラベルデータ等の送受信を行なう。
【0088】なお、上記図15の例ではプリンタ1を専
用プリンタとしたが、パソコン及びパソコンに接続する
プリンタを用いてプリンタ1’を構成することもでき
る。この場合、操作部11、データ入力インターフェイ
ス12、制御部13、一時記憶メモリ14、表示部1
5、データ送受信部21はパソコン本体側にあってGP
S受信装置20を内蔵または接続する。また、印刷イメ
ージ生成部18及び印刷出力部19はパソコンに接続さ
れるプリンタの構成である。また、プリントコントロー
ラはパソコンに接続するプリンタにインストールされ
る。 (ロ)ラベル管理サーバの保存メモリ 本実施の形態におけるラベル管理サーバ4の保存メモリ
のファイル構成は前述した第1の実施の形態の図4に示
した保存メモリ40のファイル構成と同様でよいが、流
通ノードファイル42は流通ノードの位置情報としてC
S−IDの代わりに流通ノードの位置(緯度、経度)を
記憶する。 (ハ)位置情報提供サービスセンタのデータベースの構
成 また、本実施の形態における位置情報提供サービスセン
タのデータベース6のファイル構成は前述した第1の実
施の形態の図5に示したデータベース6のファイル構成
と同様でよいが、位置情報ファイル61はCS−ID6
12の代わりにプリンタ1’の位置(緯度、経度)を記
憶する。 (二)ラベル登録画面、印刷ラベル等 また、本実施の形態におけるフォーマット選択画面、ラ
ベル作成・登録画面、は前述した第1の実施の形態の図
6、図7及び図8に示した、フォーマット選択ページ5
0、ラベル作成・登録ページ70と同様のフォーマット
でよく、表示されるアイコンの機能も同様でよい。ま
た、印刷済みラベルの例も第1の実施の形態の図9に示
したラベルとする。 (ホ)出所印刷システムの動作 図16は図14に示した出所印刷システムの動作例を示
すフローチャートであり、ユーザ(生産(製造)者)は
印刷するラベルをGPS受信装置を備えたプリンタ1’
を用いて作成してラベル管理サーバ4に登録しておき、
所望のタイミングで登録したラベルデータを取り寄せて
正しい印刷位置情報(=プリンタ1’の登録済み位置)
を印刷したラベルを印刷することができる。なお、登録
済みのラベルをそのまま印刷に利用する場合は、下記ス
テップU1〜ステップU6を省略し、ステップU7のラ
ベル印刷動作から開始するものとする。
【0089】<ラベル作成・登録動作>図16で、ユー
ザがプリンタ1’の操作部11のファンクションキーで
「ラベル作成・登録」機能を選択すると、通信ネットワ
ーク10を介してラベル管理サーバ4とプリンタ1’が
接続され、制御部13はデータ送受信部21を介してラ
ベルリスト送信要求をラベル管理サーバ4宛て送信する
(ステップU1)。
【0090】ラベル管理サーバ4はプリンタ1’からラ
ベルリスト送信要求を受信すると、保存メモリに登録し
てある各ラベルのうち、ラベルリスト送信要求送信元の
プリンタ1’の登録済みラベルのリストを取り出し、ラ
ベルリスト及び各ラベルの登録料金を通信ネットワーク
10を介してラベルリスト送信要求送信元のプリンタ
1’宛て送信する(ステップU2)。
【0091】プリンタ1’はラベル管理サーバ4から登
録済みラベルリストを受信すると、ラベルフォーマット
選択画面に登録済みラベルのリストを一覧表示して、ユ
ーザの選択を促す。ユーザがラベルフォーマット選択画
面に表示された登録済みラベルリストから作成するラベ
ルを選択すると料金が表示され、支払方法を入力すると
通信ネットワーク10を介してラベル識別コードを含む
ラベルデータ送信要求がラベル管理サーバ4宛て送信さ
れる。なお、ラベルフォーマット選択画面に表示された
登録済みラベルの中に所望のフォーマットがない場合に
ユーザが文字「R」を入力すると「ラベルフォーマット
新規作成処理」(図示せず)に遷移し、所望のラベルフ
ォーマットを作成することができる(ステップU3)。
【0092】ラベル管理サーバ4はプリンタ1’からラ
ベルデータ送信要求を受信すると、保存メモリに登録し
てあるラベルデータのうちラベル送信要求に含まれてい
るラベル識別コードと識別コードが一致するラベルデー
タを保存メモリから取り出し、ラベル作成・登録要求送
信元のプリンタ1’宛て送信すると共に登録料金を課金
ファイル43に記憶する(ステップU4)。
【0093】プリンタ1’はラベル管理サーバ4から選
択したラベルデータを受信すると、ラベル作成・登録画
面に受信したラベルデータに基くラベルフォーマットで
イメージデータや文字データを表示し、ユーザの追加入
力を促す。ユーザがラベルフォーマットの各入力欄にデ
ータをキー入力すると、作成されたラベルデータ通信ネ
ットワーク10を介してラベル管理サーバ4宛て送信さ
れる(ステップU5)。
【0094】ラベル管理サーバ4はプリンタ1’からラ
ベルデータを受信すると、ラベル識別コードを生成し、
受信したラベルデータと共に保存メモリのラベルデータ
ファイル41に追加登録する(ステップU6)。
【0095】<ラベル印刷動作>ユーザがプリンタ1’
の操作部11のファンクションキーで「ラベル印刷」機
能を選択すると、GPS受信装置20はGPS受信デー
タを基にプリンタ1’の現在の位置(緯度、経度)を取
得し、位置データ(緯度、経度)を制御部13に送出す
る(ステップU7)。
【0096】また、同時に、プリンタ1’はプリンタ通
信ネットワーク10を介してラベル管理サーバ4と接続
し、制御部13はデータ送受信部21を介してプリンタ
識別コード及び上記ステップU7で取得したプリンタ
1’の現在位置を含む印刷要求をラベル管理サーバ宛て
送信する。なお、上記ステップU6から引き続いた動作
の場合は既にステップU1でラベル管理サーバ4とプリ
ンタ1’は接続しているのでこのステップU8での接続
動作は省略される(ステップU8)。
【0097】ラベル管理サーバ4はプリンタ1’から印
刷要求を受信すると、受信した印刷要求に含まれている
プリンタ識別コードを取り出してこのプリンタ識別コー
ド及びプリンタ1’の現在位置データを含む位置照合要
求を生成してサーバ5宛て通信ネットワーク10を介し
て送信する(ステップU9)。
【0098】サーバ5はラベル管理サーバ4から位置照
合要求を受信すると、受信した位置照合要求に含まれて
るプリンタ識別コードをキーとしてデータベース6の位
置情報ファイル61(図5)を検索して、プリンタ1’
の登録済みの位置データ(緯度、経度)を取り出し、受
信した位置照合要求に含まれてるプリンタ1’の位置デ
ータ(緯度、経度)と比較して比較結果(位置照合結
果)を位置照合要求送信元のラベル管理サーバ4宛て送
信する。本実施の形態では、プリンタ1’が登録された
位置と一致又は所定距離内にある場合は照合結果は「一
致」とされ、プリンタ1’が登録された位置から所定距
離以上離れている場合、つまり、プリンタ1’が持ち出
されて移動されたか、異なるプリンタ1’を用いようと
している場合は照合結果は「不一致」とされる(ステッ
プU10)。
【0099】以下、図16のステップU11〜ステップ
U14の動作は前述した第1の実施の形態の図10のフ
ローチャートのステップS11〜ステップS14の動作
と同様である。
【0100】上記図16のフローチャートに示した動作
により、前述した第1の実施の形態と同様、プリンタ
1’が登録された位置から移動すると印刷ラベルの印刷
が制限され、商品又は製品の生産者以外の者がその生産
者の商品又は製品のラベルを印刷しようとしても印刷で
きない。また、本実施の形態では受信したGPSデータ
からプリンタの現在位置を取得するので、第1の実施の
形態の場合のようにプリンタの位置を指定する必要がな
い。
【0101】2−3.出所確認システム 消費者等は前述した第1の実施の形態の図13に示した
と同様の動作で、図14に示したスキャナ7’やスキャ
ナ付きパソコン9のスキャナで商品又は製品に添付(貼
付)されたラベルを読み取ってパソコン8又はスキャナ
付きパソコン9に商品の生産地や製造工場の場所を表示
(図11)させて確認したり、流通経路を表示(図1
2)して確認することができる。但し、この場合、図1
3のステップT7でスキャナ7’はGPS受信装置で流
通ノードの位置情報(緯度、経度)を取得し、ステップ
T8でラベル管理サーバ4は登録されている流通ノード
の位置情報(緯度、経度)のうちから流通経路確認要求
送信元のプリンタ識別コードに対応した流通ノード(複
数)の位置情報(緯度、経度)を取り出し、ステップT
9で、サーバ5はラベル管理サーバ4から受信した複数
の流通ノードの位置情報を含む地図データをデータベー
スから検索し、ラベル管理サーバ4に送信するようにす
る。
【0102】これにより、前述した第1の実施の形態と
同様の効果、つまり、生産者や流通経路を確認すること
ができるので生産者の真正な商品や製品以外の偽ブラン
ド商品(製品)を排除することができる。
【0103】以上、本発明の幾つかの実施例について説
明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、種々の変形実施が可能であることはいうまでもな
い。
【0104】
【発明の効果】上記説明したように、第1の発明の出所
印刷システムによれば、位置情報取得手段により取得し
たラベル印刷装置の位置情報と予めセンターサーバに登
録されているプリンタの正しい位置情報を比較して、一
致した場合のみラベルを印刷できるので、プリンタが登
録された位置から移動すると印刷ラベルの印刷を制限す
ることができる。従って、商品又は製品の生産者以外の
者がその生産者の商品又は製品のラベルを印刷しようと
しても商品又は製品の出所を示す真正なラベルを印刷す
ることができない。つまり、商品又は製品の出所を示す
ラベルの偽造を防止できる。
【0105】また、第2の発明の出所印刷システムによ
れば、ラベル印刷装置は位置情報取得手段及びデータ送
受信手段として位置登録機能を備えた通信モジュールを
内蔵又は位置登録機能を備えた通信端末と接続している
ので、通信モジュール又は通信端末により取得されたラ
ベル印刷装置の現在の通信エリアと予めセンターサーバ
に登録されているラベル印刷装置の正しい通信エリアを
比較して、一致した場合のみラベルを印刷できる。
【0106】また、第3の発明の出所印刷システムによ
れば、ラベル印刷装置は位置情報取得手段としてGPS
受信モジュール又はGPS受信装置を内蔵又は接続して
いるので、現在のラベル印刷装置の位置と予めセンター
サーバに登録されているラベル印刷装置の正しい位置を
比較して、一致した場合のみラベルを印刷できる。ま
た、ラベル印刷装置の起動指示入力等の動作を要しない
ので、システムの構成が簡単になる。
【0107】また、第4の発明の出所確認システムによ
れば、消費者等は商品又は製品に添付(貼付)されてい
るラベルをラベル読取装置で読み取って商品や製品の出
所を確認することができるので、生産者の真正な商品や
製品以外の偽ブランド商品(製品)を排除することがで
きる。
【0108】また、第5の発明の出所確認スシステムに
よれば、消費者等は第2のラベル読取装置で商品又は製
品に添付(貼付)されているラベルを読み取って商品や
製品の流通経路を確認することができる。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出所印刷/出所確認システムの概要を
示すフローチャートである。
【図2】出所印刷/出所確認システムの一実施例のネッ
トワーク構成を示す図である。
【図3】位置情報機能付プリンタの一実施例の構成例を
示すブロック図である。
【図4】ラベル管理サーバの保存メモリのファイル構成
例の説明図である。
【図5】位置情報提供サービスセンタのデータベースの
ファイル構成例の説明図である。
【図6】ラベル登録用画面の一実施例を示す図である。
【図7】ラベル作成・登録画面の一実施例を示す図であ
る。
【図8】印刷位置登録画面の一実施例を示す図である。
【図9】印刷位置情報付きラベルの一実施例を示す図で
ある。
【図10】出所印刷システムの動作例を示すフローチャ
ートである。
【図11】生産者確認画面の一実施例を示す図である。
【図12】流通経路確認画面の一実施例を示す図であ
る。
【図13】出所確認システムの動作例を示すフローチャ
ートである。
【図14】出所印刷/出所確認システムの一実施例のネ
ットワーク構成を示す図である。
【図15】本発明の位置情報機能付プリンタの一実施例
の構成例を示すブロック図である。
【図16】出所印刷システムの動作例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1、1’ プリンタ(ラベル印刷装置) 4 ラベル管理サーバ(出所証明装置、受信手段、送信
手段、データ送受信手段) 5 サーバ(出所証明装置、位置照合手段) 6 データベース(データ登録手段、位置照合手段) 7 PHS内蔵スキャナ(第1のラベル読取装置) 7’ GPS内蔵スキャナ(第1のラベル読取装置) 8 パソコン(表示端末) 9 スキャナ付きパソコン(第2のラベル読取装置、表
示端末) 10 通信ネットワーク 11 操作部 12 データ入力インターフェイス 13 制御部(ラベルデータ取得手段) 14 一時記憶メモリ 15 表示部 16 PHS端末、PHSモジュール(位置情報取得手
段、データ送受信手段) 17 通信インターフェイス 18 印刷イメージ生成部(印刷手段) 19 印刷出力部(印刷手段) 20 GPS受信装置、GPS受信モジュール(位置情
報取得手段) 21 データ送受信部(位置情報取得手段、データ送受
信手段) 50 ラベル登録用ページ 70 ラベル作成・登録ページ 80 印刷位置登録ページ 90 印刷位置情報付きラベル(ラベル) 110 生産者確認ページ 120 流通経路確認ページ 411 ラベル識別コード 612 CS−ID(プリンタ位置情報、出所位置情
報)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月10日(2002.4.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】 位置情報取得手段及びデータ送受信手段を備えた複数
    のラベル印刷装置と、 生産地又は製造/加工地に備えられた前記ラベル印刷装
    置と通信ネットワークを介して接続すると共に前記ラベ
    ル印刷装置の位置情報を含むラベルデータを予め登録し
    た第三者機関の管理下の出所証明装置と、を備え、 前記ラベル印刷装置は、ラベルの印刷開始時に、前記位
    置情報取得手段によって自己位置情報を取得し、前記通
    信ネットワークを介して前記出所証明装置に前記取得し
    た自己位置情報を含む印刷要求データを送信する送信手
    段と、 前記出所証明装置から前記通信ネットワークを介して送
    信されるデータを受信する受信手段と、 前記出所証明装置から印刷許可データを受信した場合に
    のみ前記位置登録/証明装置に登録済みのラベルデータ
    を取りこむラベルデータ取得手段と、前記取得したラベ
    ルデータを印刷する印刷手段と、を備え、 前記出所証明装置は、印刷要求元印刷装置から印刷要求
    データを受信する受信手段と、前記印刷要求データを受
    信したとき、該印刷要求データに含まれている前記印刷
    装置の位置情報を基に前記登録済みの位置情報との照合
    を行う位置照合手段と、前記位置照合手段による照合結
    果に基いてラベル印刷の許可/不許可を決定してその結
    果を前記通信ネットワークを介して前記印刷要求データ
    送信元印刷装置に送信する印刷許可送信手段と、前記照
    合結果が印刷許可の場合に前記登録済みラベルデータを
    前記通信ネットワークを介して前記印刷要求データ送信
    元印刷装置に送信する送信手段と、を備えた、ことを特
    徴とする出所印刷システム。
  1. 【請求項1】 前記位置情報取得手段及びデータ送受信
    手段は、位置登録機能を備えた、前記ラベル印刷装置に
    内蔵の通信モジュール又は前記ラベル印刷装置に接続さ
    れている通信端末であることを特徴とする請求項1記載
    の出所印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記位置情報取得手段は、前記ラベル印
    刷装置に内蔵のGPS受信モジュール又は前記ラベル印
    刷装置に接続されたGPS受信装置であることを特徴と
    する請求項1記載の出所印刷システム。
  3. 【請求項3】 商品又は製品に付されたラベルを読み取
    る読取手段と、読み取ったラベルのラベル識別情報を抽
    出する抽出手段と、抽出したラベル識別情報を含む出所
    確認要求データを通信ネットワークを介して前記出所証
    明装置に送信する送信手段と、を有するラベル読取装置
    と、 ラベルデータと、ラベル識別情報と関連付けられた商品
    又は製品の出所位置情報と、地図データとを登録したデ
    ータ登録手段と、前記ラベル読取装置及び表示端末と前
    記通信ネットワークを介してデータの送受信を行なうデ
    ータ送受信手段と、ラベル識別情報を基に前記データ登
    録手段から該ラベル識別情報を含むラベルに表示されて
    いる商品又は製品の出所位置情報を含む地図データを取
    り出す検索手段と、を有する出所証明装置と、 前記出所証明装置から前記通信ネットワークを介してデ
    ータを受信する受信手段と、受信したデータを表示する
    表示手段とを有する表示端末と、を備え、 前記ラベル読取装置は、前記ラベルを読み取ると、該ラ
    ベルに印刷されているラベル識別情報を抽出し、抽出し
    たラベル識別情報を含む出所確認要求データを前記通信
    ネットワークを介して出所証明装置に送信し、 前記出所証明装置は、前記ラベル読取装置から出所確認
    要求データを受信すると、前記出所確認要求データに含
    まれているラベル識別情報を基に前記データ登録手段か
    ら前記出所位置を含む地図データを取り出し、地図デー
    タを前記通信ネットワークを介して前記表示端末に送信
    し、 前記表示端末は、前記出所証明装置から地図データ及び
    前記出所位置情報を受信すると、受信した前記地図デー
    タ及び出所位置情報を表示する、ことを特徴とする出所
    確認システム。
  4. 【請求項4】 流通ノードに設置され、商品又は製品に
    付されたラベルを読み取るラベル読取手段と、前記流通
    ノード位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記ラ
    ベル読取手段によって読み取ったラベルのラベル識別情
    報を抽出する抽出手段と、前記流通ノード位置情報と前
    記抽出されたラベル識別情報を含む流通経路データを前
    記通信ネットワークを介してデータを前記出所証明装置
    に送信する送信手段と、を有する第1のラベル読取装置
    と、 商品又は製品に付されたラベルを読み取る読取手段と、
    読み取ったラベルのラベル識別情報を抽出する抽出手段
    と、抽出したラベル識別情報を含む出所確認要求データ
    を通信ネットワークを介して前記出所証明装置に送信す
    る送信手段と、を有する第2のラベル読取装置と、 前記第1のラベル読取装置から送信される流通経路デー
    タを受信する受信手段と、流通ノード位置情報、ラベル
    データ、ラベル印刷装置の位置情報と関連付けられた商
    品又は製品の出所位置情報及び地図データとを登録する
    データ登録手段と、前記第2のラベル読取装置及び表示
    端末と通信ネットワークを介してデータの送受信を行な
    う送受信手段と、ラベル識別情報を基に前記データ登録
    手段から該ラベル識別情報を含むラベルに表示されてい
    る商品又は製品の出所位置情報を含む地図データを取り
    出す検索手段と、を有する出所証明装置と、を備え、 前記第1のラベル読取装置は、前記ラベルを読み取る
    と、該ラベルに印刷されているラベル識別情報を抽出
    し、取得した流通ノード位置情報と前記抽出したラベル
    識別情報を含む流通経路データを前記通信ネットワーク
    を介して前記出所証明装置に送信し、 前記第2のラベル読取装置は、前記ラベルを読み取る
    と、該ラベルに印刷されているラベル識別情報を抽出
    し、抽出したラベル識別情報を含む出所確認要求データ
    を前記通信ネットワークを介して前記出所証明装置に送
    信し、 前記出所証明装置は、前記第1のラベル読取装置から送
    信される流通経路データを受信すると、受信した流通経
    路データから取り出した流通ノード位置情報及びラベル
    識別情報を前記登録手段に登録されているラベル識別情
    報と関連付けて該流通ノード位置情報該登録手段に登録
    し、 また、前記出所証明装置は、前記第2のラベル読取装置
    から送信される出所確認要求を受信すると、前記登録手
    段に登録されている各流通ノード位置情報の中から前記
    出所確認要求に含まれるラベル識別情報に対応する流通
    ノード位置情報を含む地図データを取り出し、取り出し
    た前記流通ノード位置情報及び地図データを前記通信ネ
    ットワークを介して前記表示端末に送信し、 前記表示端末は、前記出所証明装置から地図データ及び
    前記流通ノード位置情報を受信すると、受信した地図デ
    ータ及び流通ノード位置情報を表示する、ことを特徴と
    する出所確認システム。
JP2002097236A 2002-03-29 2002-03-29 出所印刷システム Expired - Fee Related JP4106949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097236A JP4106949B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 出所印刷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097236A JP4106949B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 出所印刷システム

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005068551A Division JP4026650B2 (ja) 2005-03-11 2005-03-11 印刷システム
JP2008033896A Division JP4539728B2 (ja) 2008-02-15 2008-02-15 出所確認システム、プリンタ、サーバおよび表示端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003296053A true JP2003296053A (ja) 2003-10-17
JP4106949B2 JP4106949B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=29387648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002097236A Expired - Fee Related JP4106949B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 出所印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4106949B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006185247A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Mitsubishi Space Software Kk 位置情報装置、位置情報システム、位置情報処理方法および位置情報処理プログラム
JP2009157645A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Rakuten Inc 情報表示サーバ及び情報表示プログラム
JP2010067279A (ja) * 2009-12-10 2010-03-25 Max Co Ltd ラベル発行情報処理システム
JP2011175588A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム、画像形成管理装置、情報処理装置、画像形成管理プログラム、及び情報処理プログラム
JP2012059280A (ja) * 2011-11-18 2012-03-22 Canon Inc 印刷装置、データ処理装置、印刷制御方法、及びプログラム
CN108563405A (zh) * 2012-02-21 2018-09-21 Zih公司 用于实现云连接打印机和应用程序框架的方法和设备

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006185247A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Mitsubishi Space Software Kk 位置情報装置、位置情報システム、位置情報処理方法および位置情報処理プログラム
JP4575145B2 (ja) * 2004-12-28 2010-11-04 三菱スペース・ソフトウエア株式会社 位置情報装置、位置情報システム、位置情報処理方法および位置情報処理プログラム
JP2009157645A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Rakuten Inc 情報表示サーバ及び情報表示プログラム
JP2010067279A (ja) * 2009-12-10 2010-03-25 Max Co Ltd ラベル発行情報処理システム
JP2011175588A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム、画像形成管理装置、情報処理装置、画像形成管理プログラム、及び情報処理プログラム
JP2012059280A (ja) * 2011-11-18 2012-03-22 Canon Inc 印刷装置、データ処理装置、印刷制御方法、及びプログラム
CN108563405A (zh) * 2012-02-21 2018-09-21 Zih公司 用于实现云连接打印机和应用程序框架的方法和设备
EP3576372A1 (en) * 2012-02-21 2019-12-04 Zebra Technologies Corporation Methods, apparatuses, and computer program products for implementing cloud connected printers and an adaptive printer-based application framework
US11526313B2 (en) 2012-02-21 2022-12-13 Zebra Technologies Corporation Methods, apparatuses, and computer program products for implementing cloud connected printers and an adaptive printer-based application framework

Also Published As

Publication number Publication date
JP4106949B2 (ja) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100418383C (zh) 用于将移动终端连接到数据库的方法与系统
JP4166503B2 (ja) 識別コードをベースとする情報処理システム
JP4078196B2 (ja) データ提供方法、コード発行装置およびプログラム
CN104040540B (zh) 利用标签和移动设备的产品信息系统及方法
US20120209783A1 (en) Systems and methods used in the operation of a recycling enterprise
US20180018739A1 (en) Electronic receipt system, commodity sales data processing apparatus, electronic receipt management server and method
US20100076832A1 (en) Virtual coupon service system
US20130344853A1 (en) Method for providing mobile service using code-pattern
US20110225098A1 (en) Systems and methods used in the operaton of a recycling enterprise
US20100057586A1 (en) Offer Reporting Apparatus and Method
US20070021969A1 (en) Mobile electronic transaction system, device and method therefor
WO2016199537A1 (ja) ギフト・システム
JP4539728B2 (ja) 出所確認システム、プリンタ、サーバおよび表示端末
JP2009009175A (ja) 位置検出システム
JP2007535051A (ja) 商品を保護する保護されるべき権利に関する参照の表示方法
KR20160004211A (ko) Qr 코드를 이용한 상품인증 시스템 및 방법
JP4106949B2 (ja) 出所印刷システム
JP4026650B2 (ja) 印刷システム
JP2008181508A (ja) データ提供方法
JP4594374B2 (ja) データ提供方法
US20150348100A1 (en) Search engine server that searches data based on criteria included in an electronic record received from a computing device
JP2021162988A (ja) 情報処理方法
US20100312694A1 (en) Mobile Electronic Transaction System, Device and Method Therefor
KR20130108022A (ko) 위조품 식별 시스템 및 이를 이용한 위조품 식별 방법
JP2002236842A (ja) 電子広告における広告料金課金システム,電子クーポンサーバ,広告料金課金方法および広告料金課金プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040507

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060208

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080324

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4106949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees