JP2001265257A - アレイ基板の製造方法 - Google Patents

アレイ基板の製造方法

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JP2001265257A
JP2001265257A JP2000078883A JP2000078883A JP2001265257A JP 2001265257 A JP2001265257 A JP 2001265257A JP 2000078883 A JP2000078883 A JP 2000078883A JP 2000078883 A JP2000078883 A JP 2000078883A JP 2001265257 A JP2001265257 A JP 2001265257A
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JP
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color filter
filter layer
array substrate
film
forming
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JP2000078883A
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Sadayasu Fujibayashi
貞康 藤林
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示不良を改善することが可能な液晶表示装置
に適用されるアレイ基板の製造方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】絶縁基板101上の表示エリアDAにTF
T110を形成する工程と、絶縁基板上に複数の色のカ
ラーフィルタ層130R、G、Bを成膜すると同時にT
FTにコンタクトするコンタクトホール118を形成す
る工程と、カラーフィルタ層上にコンタクトホールを介
してTFTにコンタクトした画素電極120を形成する
工程と、を有するアレイ基板の製造方法において、表示
エリアDAの外周を囲む外周エリアSAの光漏れを低減
する着色膜133は、カラーフィルタ層の成膜工程にお
いて、最後に成膜される色のカラーフィルタ層130R
によって形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アレイ基板の製
造方法に係り、特に、液晶表示装置に適用されるカラー
フィルタを備えたアレイ基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5の(a)乃至(c)に示すように、
カラー液晶表示装置に適用されるアレイ基板、特に、カ
ラーフィルタ層30を備えたいわゆるCOA(カラーフ
ィルタ・オン・アレイ)構造のアレイ基板では、ガラス
基板1上に形成されたスイッチング素子10は、カラー
フィルタ層30に形成されたコンタクトホール18を介
して、カラーフィルタ層30上に形成された画素電極2
0と電気的に接続されている。
【0003】画素電極20がマトリクス状に配置された
表示エリアDAは、ストライプ状に配列された3色のカ
ラーフィルタ層30R、30G、30Bを備えている。
表示エリアDAの外周エリアSA及び表示エリアDAと
外周エリアSAとの境界エリアBAは、光漏れを低減す
るための着色膜33を備えている。この着色膜33は、
製造工程数の増加を防止するために、表示エリアDAに
形成されるいずれかのカラーフィルタ層とともにパター
ニングされる。図5の(a)乃至(c)に示した例で
は、着色膜33は、青色カラーフィルタ層30Bによっ
て形成されている。表示エリアDAと外周エリアSAと
の境界エリアBAは、パターンの合わせずれによる光抜
けを防止するために、複数のカラーフィルタ層が互いに
重なり合うようにして形成されている。
【0004】ところで、上述したようなCOA構造のア
レイ基板では、スイッチング素子10と画素電極20と
を電気的に接続するために、カラーフィルタ層30を形
成する際に、同時にコンタクトホール18を形成する。
【0005】すなわち、この例では、まず、緑色カラー
フィルタ層30Gをコンタクトホール18とともにパタ
ーニングした後、青色カラーフィルタ層30Bをコンタ
クトホール18とともにパターニングする。このとき、
外周エリアSA及び境界エリアBAの光漏れを低減する
ための着色膜が、青色カラーフィルタ層30によってパ
ターニングされる。これにより、境界エリアBAにおい
て、緑色カラーフィルタ層30Gに青色カラーフィルタ
層30Bが重なり合い、また、外周エリアSAにおい
て、青色カラーフィルタ層30Bが成膜される。そし
て、最後に、赤色カラーフィルタ層30Rをコンタクト
ホール18とともにパターニングする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、外周
エリアSA及び境界エリアBAにおける着色膜33のパ
ターニングを、3色のカラーフィルタ層のうちの第1色
(上述した例の場合は緑色)及び第2色(上述した例の
場合は青色)と同時にパターニングして形成した場合、
境界エリアBAにおいて、着色膜33としてのカラーフ
ィルタ層と第3色(上述した例の場合は赤色)のカラー
フィルタ層とが重なり合うことになる。このため、境界
エリアBAに近い列の画素のうち、第3色の画素におい
て、画素電極20とスイッチング素子10とのコンタク
ト不良が発生しやすい。
【0007】すなわち、図5の(c)に示すように、境
界エリアBAに最も近い第3色のカラーフィルタ層の膜
厚は、境界エリアBAにおいて着色膜33と第3色のカ
ラーフィルタ層とが重なるため、表示エリアDA中央と
比較して厚くなる。このため、表示エリアDA中央と同
一条件でカラーフィルタ層にコンタクトホール18を形
成した場合、コンタクトホール18の寸法が小さくな
り、画素電極20とスイッチング素子10とが十分にコ
ンタクトできなかったり、抵抗が大きくなって、表示不
良を発生させるおそれがある。
【0008】この発明は、上述した問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、表示不良を改善すること
が可能な液晶表示装置に適用されるアレイ基板の製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載のアレイ基板の製造方
法は、絶縁基板上の表示エリアにスイッチング素子を形
成する工程と、絶縁基板上に複数の色のカラーフィルタ
層を成膜すると同時に、前記スイッチング素子にコンタ
クトするコンタクトホールを形成する工程と、前記カラ
ーフィルタ層上に前記コンタクトホールを介して前記ス
イッチング素子にコンタクトする画素電極を形成する工
程と、を有するアレイ基板の製造方法において、前記表
示エリアの外周を囲む外周エリアに形成され、光漏れを
低減する着色膜は、前記複数の色のカラーフィルタ層の
成膜工程のうち、最後に成膜される色のカラーフィルタ
層によって形成されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明のアレイ基板の製
造方法の一実施の形態について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1及び図2に示すように、液晶表示装置
は、アレイ基板100と、アレイ基板100に対して所
定の間隔をおいて対向配置された対向基板200と、ア
レイ基板100と対向基板200との間の所定のギャッ
プに保持された液晶組成物を含む液晶層300とを有し
ている。
【0012】アレイ基板100は、透明な絶縁性基板、
すなわちガラス基板101上に配置された複数の走査線
103、これらの走査線103に直交するように配置さ
れた信号線105、走査線103と信号線105との交
差部近傍に配置されたスイッチング素子としての薄膜ト
ランジスタすなわちTFT110などを備えている。ま
た、アレイ基板100は、走査線103及び信号線10
5によって区画された画素領域に設けられているととも
に、TFT110を介して信号線105に接続された透
明導電性部材としてのITOによって形成された画素電
極120を備えている。この画素電極120は、画像を
表示する表示エリアにマトリクス状に配置されている。
この表示エリアの周囲は、後述するように、着色膜が形
成された外周エリアによって囲まれている。
【0013】走査線103及び信号線105の配線部
は、アルミニウムやモリブデン−タングステンなどの遮
光性を有する低抵抗材料によって形成されている。
【0014】TFT110は、ガラス基板101上に配
置された、チャネル領域112C、ソース領域112
S、及び、ドレイン領域112Dを有するポリシリコン
薄膜112と、ゲート絶縁膜113を介して走査線10
3からチャネル領域112C上に延出されたゲート電極
114と、ゲート絶縁膜113及び層間絶縁膜115を
貫通してポリシリコン薄膜112のソース領域112S
にコンタクトするとともに信号線105と一体に形成さ
れたソース電極116Sと、ゲート絶縁膜113及び層
間絶縁膜115を貫通してポリシリコン薄膜112のド
レイン領域112Dにコンタクトするドレイン電極11
6Dと、を備えている。
【0015】アレイ基板100は、さらに、層間絶縁膜
115上、及びTFT110などの配線部上に、各画素
領域毎に、赤(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ着
色されたカラーフィルタ層130(R、G、B)を備え
ている。これらのカラーフィルタ層130は、各画素列
ごとに、例えば赤、緑、青の順にストライプ状に配列さ
れている。外周エリアに形成された着色膜は、これらの
カラーフィルタ層のうちの1つを利用して形成される。
【0016】カラーフィルタ層130上に形成された画
素電極120は、カラーフィルタ層130に形成された
コンタクトホール118を介して、TFT110のドレ
イン電極116Dに電気的に接続されている。アレイ基
板100の表面には、カラーフィルタ層130や画素電
極120を覆うように配向膜160が設けられている。
【0017】図2に示すように、対向基板200は、透
明な絶縁性基板、すなわちガラス基板201上に配置さ
れた透明導電性部材としてのITOによって形成された
対向電極203を備えている。対向電極203の表面
は、液晶層300に含まれる液晶組成物を所定の方向に
配向する配向膜207によって覆われている。
【0018】これらのアレイ基板100及び対向基板2
00は、図示しないスペーサによって所定のギャップを
形成した状態で図示しないシール材によって貼り合わさ
れる。液晶層300は、このアレイ基板100と対向基
板200との間に形成された所定のギャップに封入され
る。
【0019】また、アレイ基板100及び対向基板20
0の外表面には、偏光方向が互いに直交するように配置
された偏光板170、210がそれぞれ配置されてい
る。
【0020】ところで、図3の(a)に示すように、ア
レイ基板100における表示エリアDAは、ストライプ
状に配列された3色のカラーフィルタ層130R、13
0G、130Bを備えているとともに、これらのカラー
フィルタ層130上にマトリクス状に配置された複数の
画素電極120を備えている。
【0021】表示エリアDAの外周を囲む外周エリアS
A、及び表示エリアDAと外周エリアSAとの境界エリ
アBAは、光漏れを低減するための着色膜133を備え
ている。この着色膜は、製造工程数の増加を防止するた
めに、表示エリアDAに形成されるいずれかのカラーフ
ィルタ層とともにパターニングされる。このとき、着色
膜133としては、比較的透過率の低い赤色または青色
のカラーフィルタ層が選択される。図5の(a)乃至
(c)に示した例では、着色膜133は、赤色カラーフ
ィルタ層130Rによって形成されている。
【0022】境界エリアBAは、表示エリアDA内のカ
ラーフィルタパターンと、外周エリアSAの着色膜パタ
ーンとの合わせずれによる光抜けを防止するために、一
部のカラーフィルタ層が互いに重なり合うようにして形
成される。
【0023】表示エリアDAにおけるカラーフィルタ層
130は、まず、第1工程として、第1色のカラーフィ
ルタ層を成膜し、画素列に対応したストライプ状のパタ
ーンとともに各画素のTFT110と画素電極120と
を接続するコンタクトホール118をパターニングす
る。続いて、第2工程として、第2色のカラーフィルタ
層の成膜及びパターニングを行い、第3工程として第3
色のカラーフィルタ層の成膜及びパターニングを行う。
【0024】この第3工程では、境界エリアBA及び外
周エリアSAの着色膜133も同時に形成する。すなわ
ち、着色膜133は、第3工程における第3色のカラー
フィルタ層を同時にパターニングすることによって形成
される。
【0025】上述した実施の形態では、第1工程におい
て、第1色として緑色カラーフィルタ層130Gの成膜
及びパターニングを行い、第2工程において、第2色と
して青色カラーフィルタ層130Bの成膜及びパターニ
ングを行い、第3工程において、第3色として赤色カラ
ーフィルタ層130Rの成膜及びパターニングを行う。
このとき、着色膜133は、第3色、すなわち赤色のカ
ラーフィルタ層130Rによって形成される。
【0026】図5の(b)に示すように、境界エリアB
Aにおける緑色の画素列では、第1工程で形成された緑
色カラーフィルタ層130Gの上に、第3工程で形成さ
れた赤色カラーフィルタ層130Rが重なり、青色の画
素列では、第2工程で形成された青色カラーフィルタ層
130Bの上に、第3工程で形成された赤色カラーフィ
ルタ層130Rが重なる。境界エリアBAにおける赤色
の画素列では、第3工程で形成された赤色のカラーフィ
ルタ層130Rのみが配置される。
【0027】図5の(c)に示すように、第3工程で形
成された赤色の画素列では、赤色カラーフィルタ層13
0Rは、境界エリアBAにおいて、第1工程及び第2工
程で形成されたカラーフィルタ層130G及び130B
と重ならないため、境界エリアBAに最も近い画素にお
いてもカラーフィルタ層130Rの膜厚は、表示エリア
DAの中央とほぼ同一である。
【0028】したがって、このカラーフィルタ層130
Rに、表示エリアDAの中央と同一の条件でコンタクト
ホールを形成しても、コンタクトホール118の寸法の
ばらつきが少ない。このため、TFT110と画素電極
120とのコンタクト不良の発生を防止することがで
き、表示不良の発生を抑制することが可能となる。
【0029】もちろん、第1工程で形成された緑色の画
素列、及び、第2工程で形成された青色の画素列では、
境界エリアBAにおいて、緑色カラーフィルタ層130
G及び青色カラーフィルタ層130Bの上に、赤色カラ
ーフィルタ層130Rが重なるが、赤色カラーフィルタ
層130Rより先にアレイ基板上に成膜及びパターニン
グされているため、境界エリアBAに最も近い画素にお
いてもカラーフィルタ層の膜厚は、表示エリアDAの中
央とほぼ同一であるしたがって、これらのカラーフィル
タ層130G及び130Bに、表示エリアDAの中央と
同一の条件でコンタクトホールを形成しても、コンタク
トホール118の寸法のばらつきが少ない。このため、
TFT110と画素電極120とのコンタクト不良の発
生を防止することができ、表示不良の発生を抑制するこ
とが可能となる。
【0030】次に、この液晶表示装置の製造方法につい
て説明する。
【0031】すなわち、図4の(a)に示すように、厚
さ0.7mmのガラス基板101上に、成膜とパターニ
ングとを繰り返し、走査線103と、信号線105と、
ポリシリコン薄膜112の半導体層を有するTFT11
0と、を形成する。なお、図4の(a)では、TFT1
10のみを図示している。
【0032】続いて、スピンナーにより、第1色として
緑色の顔料を分散させた紫外線硬化性アクリル樹脂レジ
ストを基板全面に塗布し、緑色画素列に対応した部分、
及び緑色画素列の境界エリアに対応した部分に光が照射
されるとともにコンタクトホールに対応した部分を遮光
するようなフォトマスクを介して365nmの波長光を
100mJ/cm2のエネルギで照射し、所定の現像液
によって50秒間現像する。これにより、図4の(b)
に示すように、緑色のカラーフィルタ層130G及びカ
ラーフィルタ層130RをTFT110まで貫通するコ
ンタクトホールを形成する。
【0033】続いて、スピンナーにより、第2色として
青色の顔料を分散させた紫外線硬化性アクリル樹脂レジ
ストを基板全面に塗布し、青色画素列に対応した部分、
及び青色画素列の境界エリアに対応した部分に光が照射
されるとともにコンタクトホールに対応した部分を遮光
するようなフォトマスクを介して365nmの波長光を
100mJ/cm2のエネルギで照射し、所定の現像液
によって50秒間現像する。これにより、図4の(c)
に示すように、青色のカラーフィルタ層130B及びカ
ラーフィルタ層130BをTFT110まで貫通するコ
ンタクトホール118を形成する。
【0034】続いて、スピンナーにより、第3色として
赤色の顔料を分散させた紫外線硬化性アクリル樹脂レジ
ストを基板全面に塗布し、所定パターンを有するフォト
マスクを介して365nmの波長光を100mJ/cm
2のエネルギで照射し、所定の現像液によって50秒間
現像する。このときに使用されるフォトマスクは、赤色
画素列に対応した部分、境界エリア全体に対応した部
分、及び、外周エリア全体に対応した部分に光が照射さ
れるとともに、コンタクトホールに対応した部分を遮光
するようなパターンを有している。これにより、図4の
(d)に示すように、赤色のカラーフィルタ層130R
及びカラーフィルタ層130RをTFT110まで貫通
するコンタクトホール118を形成する。また、このと
き、同時に、外周エリアSAに、赤色カラーフィルタ層
130Rにより、着色膜133を形成する。
【0035】続いて、それぞれ230℃で1時間焼成す
る。このときのカラーフィルタ層130(R、G、B)
の膜厚は、それぞれ3μmである。
【0036】続いて、スパッタリング法により、ITO
を成膜し、所定の画素パターンにパターニングする。こ
れにより、図4の(e)に示すように、各画素のTFT
110にコンタクトした画素電極120を形成する。
【0037】続いて、基板全面に、配向膜材料を500
オングストロームの膜厚で塗布し、焼成した後、ラビン
グ処理を行い、配向膜160を形成する。
【0038】一方、厚さ0.7mmのガラス基板201
上に、対向電極203と、配向膜207とを備えた対向
基板200を形成する。
【0039】続いて、対向基板200の配向膜207の
周辺に沿って接着剤を注入口を除いて印刷し、アレイ基
板100から対向電極203に電圧を印加するための電
極転移材を接着剤の周辺の電極転移電極上に形成する。
【0040】続いて、それぞれの配向膜160及び20
7が対向するように、且つ、それぞれのラビング方向が
90度となるように、アレイ基板100及び対向基板2
00を配置し、加熱して接着剤を硬化させ、両基板を貼
り合わせる。
【0041】続いて、注入口から液晶組成物を注入し、
この注入口を紫外線硬化樹脂によって封止する。
【0042】上述したように、第3工程における第3色
で着色膜を形成した場合と、従来のように第2工程にお
ける第2色(もしくは第1工程における第1色)で着色
膜を形成した場合とで、境界エリアに最も近い画素列の
コンタクトホールサイズを比較した。比較結果を図6に
示す。
【0043】このとき、コンタクトホールのマスクは、
一辺15μmの正方形であり、境界エリア近傍の画素列
におけるコンタクトホールから境界エリアまでの距離
は、20μmである。図6の比較結果では、境界エリア
近傍の画素10個、及び、表示エリア中央の画素10個
におけるそれぞれのコンタクトホールの一辺の大きさの
平均値、及びそのばらつき(標準偏差σの3倍)をμm
の単位で示している。
【0044】図6に示すように、従来のように、第2工
程における第2色のカラーフィルタ層を外周エリアに形
成した場合、境界エリア近傍の画素列において、コンタ
クトホールの一辺のサイズが極めて縮小し、また、ばら
つきも大きくなる。そして、10個の画素のうち、5個
で表示不良を発生した。これは、コンタクトホールのサ
イズが縮小したことにより、TFTと画素電極との間の
電気的な接続不良、または、抵抗の増大が生じたためと
考えられる。
【0045】これに対して、上述した実施の形態のよう
に、第3工程における第3色のカラーフィルタ層を外周
エリアに形成した場合、境界エリア近傍の画素に置ける
コンタクトホールのサイズは、表示エリア中央の画素と
差が無く、マスクパターンとほぼ同形状のコンタクトホ
ールを形成することが可能となる。また、従来と比較し
て、コンタクトホールのサイズにばらつきが少なく、1
0個の画素のうち、表示不良は0個であった。
【0046】したがって、外周エリアSAに形成する着
色膜133は、表示エリアDAを形成する3色のカラー
フィルタ層の成膜工程において、最後に成膜される色の
カラーフィルタ層によって形成されることにより、表示
エリアDAと外周エリアSAとの境界エリアBAに最も
近い画素列のコンタクトホール118の寸法のばらつき
を抑えることができる。このため、TFT110と画素
電極120とのコンタクト不良の発生を防止することが
でき、表示不良の発生を抑制することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、表示不良を改善することが可能な液晶表示装置に適
用されるアレイ基板の製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の製造方法によって製造され
るアレイ基板の構造を概略的に示す平面図である。
【図2】図2は、図1に示したアレイ基板が適用される
液晶表示装置の構造を概略的に示す断面図である。
【図3】図3の(a)は、図1に示したアレイ基板の表
示エリア、境界エリア、及び外周エリアを概略的に示す
平面図であり、(b)は、(a)のA−A線で切断した
時のアレイ基板を概略的に示す断面図であり、(c)
は、(a)のB−B線で切断した時のアレイ基板を概略
的に示す断面図である。
【図4】図4の(a)乃至(e)は、図3の(a)にお
けるC−C線で切断した時の断面図であり、この発明の
アレイ基板の製造方法を説明するための図である。
【図5】図5は、(a)は、従来のアレイ基板の表示エ
リア、境界エリア、及び外周エリアを概略的に示す平面
図であり、(b)は、(a)のD−D線で切断した時の
アレイ基板を概略的に示す断面図であり、(c)は、
(a)のE−E線で切断した時のアレイ基板を概略的に
示す断面図である。
【図6】図6は、この発明の製造方法によって製造され
たアレイ基板と、従来のアレイ基板とでコンタクトホー
ルの出来上がり寸法を比較した比較結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
100…アレイ基板 101…絶縁性基板 110…薄膜トランジスタ 118…コンタクトホール 120…画素電極 130(R、G、B)…カラーフィルタ層 133…着色膜 200…対向基板 300…液晶層 BA…境界エリア DA…表示エリア SA…外周エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA45 BA48 BB03 BB08 BB44 2H091 FA02Y FB02 FC01 GA03 GA09 GA13 LA16 LA30 2H092 GA29 HA04 HA06 JA24 JA46 KB04 KB25 NA01 NA15 NA29 PA04 PA08 5C094 AA08 AA16 AA42 AA43 AA48 BA03 BA43 CA19 CA24 DA13 EB02 ED03 FA01 GB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上の表示エリアにスイッチング素
    子を形成する工程と、 絶縁基板上に複数の色のカラーフィルタ層を成膜すると
    同時に、前記スイッチング素子にコンタクトするコンタ
    クトホールを形成する工程と、 前記カラーフィルタ層上に前記コンタクトホールを介し
    て前記スイッチング素子にコンタクトする画素電極を形
    成する工程と、を有するアレイ基板の製造方法におい
    て、 前記表示エリアの外周を囲む外周エリアに形成され、光
    漏れを低減する着色膜は、前記複数の色のカラーフィル
    タ層の成膜工程のうち、最後に成膜される色のカラーフ
    ィルタ層によって形成されることを特徴とするアレイ基
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記着色膜は、青色または赤色の樹脂によ
    って形成されることを特徴とする請求項1に記載のアレ
    イ基板の製造方法。
JP2000078883A 2000-03-21 2000-03-21 アレイ基板の製造方法 Pending JP2001265257A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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