JP2001264673A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001264673A
JP2001264673A JP2000073031A JP2000073031A JP2001264673A JP 2001264673 A JP2001264673 A JP 2001264673A JP 2000073031 A JP2000073031 A JP 2000073031A JP 2000073031 A JP2000073031 A JP 2000073031A JP 2001264673 A JP2001264673 A JP 2001264673A
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signal
motor
laser beam
sos
switching
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JP2000073031A
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English (en)
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Kohei Shiotani
康平 塩谷
Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリゴンミラーを回転させるモータの制御に
ついて当該モータ内部のエンコーダによる回転制御とモ
ータ外部の水平同期信号による回転制御とを切り換えて
行う場合に、モータの異常回転を防止する。 【解決手段】 D−フリップフロップ69は、切換指示
信号を波形整形回路66からのFG信号でラッチし、こ
の出力を切換信号としてセレクタ67に供給する。セレ
クタ67は、D−フリップフロップ69からの切換信号
が論理Lから論理Hになると、FG信号からSOS信号
に切り換えて選択し、このSOS信号をPLL制御回路
70に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転多面鏡(例え
ばポリゴンミラー)を回転させるときのモータ制御につ
いて、当該モータ内部のエンコーダによる回転制御とモ
ータ外部の水平同期信号による回転制御とを切り換えて
行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、光源からレーザビームを射出して感光体等に走査さ
せる画像形成装置が用いられている。そして、タンデム
型の画像形成装置にオーバーフィルド型の光走査を用い
ることにより良好な露光効果を得るものが、特願平10
−69891号で提案されている。さらに、タンデム型
の画像形成装置においては、各色のポリゴンミラーの回
転位相を変えることによって副走査方向の色ずれを補正
する方法が、特願平11−4648号で提案されてい
る。
【0003】前記画像形成装置は、図13に示すよう
に、補正制御部120(120Y、120M、120
C、120Bk)と、基準クロックCLK1を発生する
基準クロック発生部130と、レーザビームの走査を行
う光走査部140(140Y、140M、140C、1
40Bk)と、ポリゴンミラー用のモータを駆動させる
モータ駆動部150(150Y、150M、150C、
150Bk)とを備えている。
【0004】なお、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)、ブラック(Bk)についてそれぞれ同様
の回路構成となっていることから、以下の説明ではアル
ファベットの記号を省略して説明するものとする。
【0005】基準クロック発生部130は、いわゆるマ
スタークロックとなるクロックCLK0を発振する源発
振クロック回路131と、クロックCLK0のクロック
周波数を変更して基準クロックCLK1をモータ駆動部
150に供給するクロック変更回路132とを備えてい
る。クロック変更回路132におけるクロック周波数の
変更は、補正制御回路120によって行われる。
【0006】具体的には、補正制御部120は、各色の
副走査方向の色ずれ補正を行うべく、印字前に基準クロ
ックCLK1をCLK1’に変更し、さらに印字前に元
の基準クロックCLK1に戻すようにクロック変更回路
132を制御する。すなわち、色ずれが生じた時は基準
クロックCLKの周波数を変えることで後述するモータ
143の回転速度を調整し、色ずれが補正されると基準
クロックCLKの周波数を元に戻してモータ143の回
転速度を元に戻す。これにより、他の色のポリゴンミラ
ー152との位相差分の色ずれを補正している。
【0007】光走査部140は、レーザビームを走査さ
せるポリゴンミラー141と、レーザビームのスキャン
速度を一定にするfθレンズ142と、反射ミラー14
3と、SOS信号を検出するSOSセンサ144とを備
えている。
【0008】図示しないレーザダイオードから射出され
たレーザビームは、ポリゴンミラー141に反射された
後、fθレンズ142及び反射ミラー143を介して、
SOSセンサ144に入射する。SOSセンサ144
は、レーザビームの入射を検出すると、SOS信号を発
生してモータ駆動回路150に供給する。ポリゴンミラ
ー141がさらに回転すると、レーザビームは走査され
て感光体160に照射される。
【0009】モータ駆動部150は、ポリゴンミラー1
41を回転させるモータ151と、モータ151の回転
数を検出するFGセンサ152と、SOS信号又は回転
周波数信号(FG信号)のいずれかを選択するセレクタ
153と、入力信号に対してPLL制御を行うPLL制
御回路154と、モータ151を回転させるモータ駆動
回路155とを備えている。
【0010】FGセンサ152は、モータ151の回転
数を検出し、当該回転数に応じたFG信号を発生してセ
レクタ153に供給する。セレクタ153は、図示しな
い制御回路の制御に従って、FGセンサ152からのF
G信号又はSOSセンサ144からのSOS信号のいず
れかを選択して、PLL制御回路154に供給する。P
LL制御回路154は、セレクタ153からの信号を基
準クロック発生部130からの基準クロックに同期させ
てPLL制御を行い、速度制御信号をモータ駆動回路1
55に供給する。モータ駆動回路155は、PLL制御
回路154からの信号に基づいてモータ151を回転駆
動させる。
【0011】具体的には、印字状態でない時は、セレク
タ153は、FG信号を選択してPLL制御回路154
に供給する。PLL制御回路154は、このFG信号を
基準クロックCLK1に同期させることによって、ポリ
ゴンミラー141を精度良く回転させている。そして印
字状態になると、セレクタ153は、SOS信号を選択
してPLL制御回路154に供給する。PLL制御回路
154は、このSOS信号を基準クロックCLK1に同
期させることによって、ポリゴンミラー141を精度良
く回転させている。
【0012】ここで、印字状態においては、基準クロッ
クCLK1とSOS信号は、PLL制御が行われるた
め、図14(A)、(B)に示すように、常に所定の位
相差で位相ロック状態になる。
【0013】例えば基準クロックCLK1が図15
(A)に示すような時は、SOS信号は図15(C)に
示すようになる。そして、基準クロックCLK1が図1
5(B)に示すように変わると、SOS信号もそれに対
応して図15(D)に示すようになる。各色のモータ駆
動部150には位相同一の基準クロックCLK1が供給
されることから、各色のSOS信号の位相が一致し、副
走査の書出しタイミングを一致させている。
【0014】このような構成の画像形成装置は、通常、
モータ151の起動時には、セレクタ153がFG信号
を選択し、FG信号によるPLL制御を行う。そして、
定常回転にロックした時点で、セレクタ153がSOS
信号を選択し、SOS信号によるPLL制御に切り換え
る。しかし、FG信号からSOS信号への切り換えのタ
イミングによっては、モータ151の異常回転が発生す
ることがある。
【0015】例えば図16(A)、(B)に示すよう
に、同じ周波数、同じデューティーのFG信号とSOS
信号がセレクタ153に入力されているものとする。セ
レクタ153が同図中「A」のポイントでFG信号から
SOS信号へ切り換えると、図16(C)に示すように
選択された信号(SOS信号)のパルス発生周期が一瞬
長くなってしまう。PLL制御回路154は、モータ1
51の回転速度が遅くなったと判断して、モータ151
の回転速度を速くするように制御する。これにより、モ
ータ151の回転数は、図17に示すように、パルス発
生周期が長くなった時には1.5%を超えて最大で2%
程上昇する。このようにモータ151の回転数が上昇す
るのは以下の理由による。
【0016】ここで、光量制御及びSOS前点灯のタイ
ミングを2個の発光点を有するレーザに適用したときの
タイミングチャートを図18及び図19に示す。図19
に示すように、回転変動が約1.5%を超えると、SO
S前点灯開始のタイミングよりSOS検知タイミングが
早くなってしまうため、SOS信号が発生しなくなるこ
とがある。このようにSOS信号が1つでも飛ばされて
しまうと、PLL制御回路154は、モータ151の回
転数が遅くなったと判断し、さらに増速を続けるように
制御する。この結果、ポリゴンミラー141によるスキ
ャンが暴走してしまい、正確な画像形成を行うことがで
きなくなってしまう。
【0017】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたものであり、ポリゴンミラーを回転させる
モータの制御について当該モータ内部のエンコーダによ
る回転制御とモータ外部の水平同期信号による回転制御
とを切り換えて行う場合に、モータの異常回転を防止す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、レーザビームを反射す
る複数の反射面を備えた回転多面鏡を回転させることで
当該レーザビームを走査するモータと、前記モータの回
転数に応じたモータ同期信号を生成するモータ同期信号
生成手段と、前記レーザビームの走査に応じたレーザビ
ーム同期信号を生成するレーザビーム同期信号生成手段
と、装置待機中において、前記モータ同期信号に基づい
て前記モータが所定の回転数になるように制御する第1
の制御手段と、書込指示指令があった時に第1の制御手
段から切り換わり前記レーザビーム同期信号に基づいて
前記モータが所定の回転数になるように制御する第2の
制御手段と、前記第1の制御手段から第2の制御手段へ
切換時期を、切換直後の前記モータの回転速度制御が少
なくとも前記モータの減速を指示する時期となるように
切換時期を制御する切換制御手段とを備えていることを
特徴とする。
【0019】請求項1記載の発明によれば、装置待機中
においては、第1の制御手段によって、モータ同期信号
に基づいて前記モータの回転速度が一定になるように制
御する。書込指示指令があった時には、第2の制御手段
によって、第1の制御手段から切り換わり前記レーザビ
ーム同期信号に基づいて前記モータの回転速度が一定に
なるように制御する。ここで、切換制御手段は、前記第
1の制御手段から第2の制御手段へ切換時期を、切換直
後の前記モータの回転速度制御が少なくとも前記モータ
の減速を指示する時期となるように切換時期を制御す
る。これにより、モータの回転速度は等速のまま維持さ
れ又は減速されるので、モータが加速して暴走するのを
防止することができる。なお、レーザビーム同期信号と
しては、SOS信号を用いるのが好ましいが、SOS前
点灯指示信号やAPC信号のようにレーザビームの水平
走査に同期した信号であれば適用することができる。
【0020】前記切換制御手段は、請求項2記載の発明
のように、モータ同期信号のエッジ検出から次のレーザ
ビーム同期信号のエッジ検出までの期間に前記第1の制
御手段から第2の制御手段へ切り換えるようにしてもよ
い。
【0021】前記切換制御手段は、請求項3記載の発明
のように、第1の制御手段から第2の制御手段への切換
指示が、前記モータ同期信号のエッジを検出した直後と
するようにしてもよい。
【0022】前記切換制御手段は、請求項4記載の発明
のように、前記モータの起動時には第1の制御手段に切
り換えるようにしてもよい。
【0023】前記切換制御手段は、請求項5記載の発明
のように、レーザビーム同期信号が所定の周波数の範囲
外の時は第1の制御手段による回転制御を維持するよう
にしてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0025】本発明は、例えば図1に示す構成の画像形
成装置1に適用することができる。前記画像形成装置1
は、表面にトナー像が形成される感光体10と、転写ベ
ルト11と、転写ベルト11を所定方向に搬送させる搬
送ローラ12(12A、12B)と、転写ベルト11の
搬送及び用紙15への転写を行うローラ13(13A、
13B)と、最終トナー像の位置を検出する画像位置検
出センサ14(14A、14B、14C)とを備えてい
る。
【0026】画像形成装置1は、カラー画像を対象とし
ているので、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(Bk)の4色に対応する感光体10
(10C、10M、10Y、10Bk)を備えている。
なお、以下の説明では、画像形成装置1を構成する各回
路等について、それぞれ色を区別して説明する必要があ
る場合に限り各符合の末尾に上述したアルファベットを
付し、その他の場合にはそれらのアルファベットの記載
を省略するものとする。
【0027】画像形成装置1は、感光体10の周囲に
は、図示しないが、帯電器と、現像器と、転写器と、ク
リーナーとを備えている。
【0028】感光体10は、帯電器により帯電され、レ
ーザビームが照射されるによってその表面上に対象画像
に対応した潜像を形成する。この潜像は、現像器によっ
て各色毎のトナーで現像される。つまり、感光体10の
表面には、トナー像が形成される。なお、現像器には、
各感光体10に対応するシアン、マゼンダ、イエロー、
ブラックのトナーがそれぞれ装填されている。感光体1
0の表面に形成されたトナー像は、転写器によって転写
ベルト11に転写される。
【0029】転写ベルト11は、搬送ローラ12及びロ
ーラ13によって、図1の矢印A方向に回転可能に構成
されている。転写ベルト11には、感光体10の表面に
形成された各トナー像が順次転写される。すなわち、シ
アン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のトナー像
が重ねて転写される。なお、このようにして重ねて転写
されたトナー像を最終トナー像という。
【0030】転写ベルト11へのトナー像の転写終了
後、感光体10の表面に残留したトナーは、クリーナー
によって除去される。さらに、感光体10は、図示しな
い除電ランプによって除電される。なお、転写ベルト1
1の幅方向に沿った領域が、感光体10における画像走
査可能領域に対応している。
【0031】ローラ13は、転写ベルト11を挟んで感
光体10と対向する位置に設けられている。ローラ13
は、搬送ローラ12に転写された最終トナー像を、図示
しない用紙トレイから排出され矢印B方向に搬送された
用紙15に対して転写する。用紙15に転写された最終
トナー像は、図示しない定着器によって定着される。こ
うして、用紙15に画像が形成される。
【0032】画像位置検出センサ14は、転写ベルト1
1に対して、感光体10の配設位置よりも搬送方向下側
に設けられている。なお、各画像位置検出センサ14
A、14B、14Cは、搬送方向に対して垂直になるよ
うに設置される。画像位置検出センサ14は、転写ベル
ト11に転写された最終トナー像の位置を検出する。
【0033】また、画像形成装置1は、図1に示すよう
に、補正制御部20と、レーザービ−ムの点灯を制御す
る点灯制御部30と、レーザビームの走査を行う光走査
部50とを備えている。
【0034】具体的には、画像形成装置1は、図2に示
すように、バス80を介して各回路が接続されており、
上述したものの他に、各回路を制御するCPU81と、
ユーザの所望する所定の画像処理を行う画像処理部82
と、転写ベルト11上のトナー像の位置を演算する画像
位置演算部83とを備えている。
【0035】ここで、4色のトナー像は、それぞれ異な
る感光体10上で形成され、単一の転写ベルト11に順
次転写されている。したがって、取り付け位置等の影響
によって、各色毎の画像位置(レジストレーション)が
異なることがある。このため、画像位置演算部83は、
画像位置検出センサ14によって検出される転写ベルト
11上の最終トナー像の位置に基づいて、各色の画像位
置情報を演算する。CPU81は、この画像位置情報に
より例えば倍率を設定するための目標値を算出し、この
目標値を補正データとして補正制御部20に供給する。
補正制御部20は、例えば、スキューモータ75のステ
ップ数を設定し、感光体10の回転方向に対するずれ
(スキュー)等を補正し、各色のトナー像が目標値と一
致するように制御する。
【0036】点灯制御部30は、図3に示すように、フ
ァースト・イン・ファースト・アウト(FIFO)メモリ
31と、スクリーン・ジェネレータ(SG)32と、所
定の周波数の画像クロックを生成する画像タイミング生
成回路33と、SOS前点灯信号を生成するSOS前タ
イミング生成回路34と、オート・パワー・コントロール
信号(APC信号)を生成するAPCタイミング生成回
路35と、各回路に画像クロックを供給する画像クロッ
ク制御回路36と、各信号の論理和を算出するOR回路
37と、後述するレーザダイオード51を駆動させるL
D駆動回路38とを備えている。
【0037】なお、SOS信号とは、レーザビームの主
走査の書出しを計るための信号をいう。SOS信号は、
詳しくは後述するSOSセンサ61により発生させられ
る。SOS前点灯信号とは、SOS信号が確実に出力さ
れるように、SOS信号の出力タイミング直前にレーザ
ダイオードからレーザビームを射出するように制御する
信号をいう。また、APC信号とは、レーザダイオード
から射出されるレーザビームの光量制御の実行を指示す
る信号をいう。
【0038】FIFOメモリ31には、画像処理部82
からの画像データが、画像クロック制御回路36からの
画像クロックに同期して一旦記憶される。画像タイミン
グ生成回路33は、CPU81に制御され、SOS信号
の入力タイミングから所定数画像クロックをカウント
し、そして画像の主走査方向の位置に応じた読出し許可
信号(LS信号)を生成する。FIFOメモリ31に記
憶されていた画像データは、このLS信号によって読み
出され、SG32に供給される。
【0039】SG32は、FIFOメモリ31から供給
される多ビットの画像データに変調処理を施し、変調処
理済みの画像データをOR回路37に供給する。
【0040】SOS前タイミング生成回路34は、SO
S信号の入力タイミングから所定数画像クロックをカウ
ントした後SOS前点灯信号を生成し、この信号をOR
回路37に供給する。SOS前タイミング生成回路34
は、SOS信号の入力タイミングから一定数画像クロッ
クをカウントし、レーザビームの光量制御のためのAP
C信号を生成し、この信号をOR回路37に供給する。
なお、SOS前タイミング生成回路34もAPCタイミ
ング生成回路35も、SOS信号から各信号を生成する
までの画像クロックのカウント数はCPU81によって
設定される。
【0041】画像クロック制御回路36は、SOS信号
とCPU81からの設定データとに基づいて、所定周波
数の画像クロックを生成し、この画像クロックをFIF
Oメモリ31、SG32、画像タイミング生成回路3
3、SOS前タイミング生成回路34、APCタイミン
グ生成回路35に供給する。
【0042】OR回路37は、入力される各信号の論理
和を算出するものであり、画像データ、SOS前点灯信
号、APC信号のいずれか1つが入力されると、その算
出結果をLD点灯データとしてLD駆動回路38に供給
する。したがって、LD駆動回路38は、画像データが
入力された場合は、レーザビームを走査するためにレー
ザダイオードを点灯させる。SOS前点灯信号が入力さ
れた場合は、SOS信号出力タイミング直前にレーザダ
イオードを強制点灯させる。さらに、APC信号が入力
された場合は、レーザビームの光量制御を実行するため
にレーザダイオードを強制点灯させる。なお、レーザダ
イオードが複数の発光点を有するときは、その各発光点
に対応して複数の点灯制御部30を設ければよい。
【0043】ここで、画像クロック制御回路36は、具
体的には図4に示すように構成されている。すなわち、
画像クロック制御回路36は、画像クロックをカウント
するカウンタ41と、カウント数と倍率設定基準値とを
比較する比較器42と、カウントアップ又はカウントダ
ウンを行うアップ/ダウン(U/D)カウンタ43と、
周波数制御データをアナログ化するディジタル/アナロ
グ(D/A)コンバータ44と、周波数制御電圧に基づ
いて画像クロックを発生する電圧制御発振器45とを備
えている。
【0044】カウンタ41は、画像領域信号が供給され
ている画像領域相当の期間(LS信号出力期間)におい
て、電圧制御発振器45が発生した画像クロックをカウ
ントする。
【0045】比較器42は、カウンタ41がカウントし
たカウント値と倍率設定基準値とを比較し、カウント値
が倍率設定基準値よりも小さければクロック周波数を高
くすることを示すアップ信号を発生し、カウント値が倍
率設定基準値よりも大きいければクロック周波数を低く
することを示すダウン信号を発生する。なお、この倍率
設定基準値は、上述したCPU81によって設定され
る。
【0046】U/Dカウンタ43は、SOS信号の入力
タイミングに対して、アップ信号が入力されていた場合
にはカウントアップし、ダウン信号が入力されていた場
合にはカウントダウンする。すなわち、このカウント結
果は、画像クロックの周波数をどのくらい高くするのか
又はどのくらい低くするのかを示している。そして、U
/Dカウンタ43は、このカウント結果を周波数制御デ
ータとしてD/Aコンバータ44に供給する。
【0047】D/Aコンバータ44は、この周波数制御
データをアナログ化して、周波数制御電圧を電圧制御発
振器45に供給する。電圧制御発振器45は、かかる周
波数制御電圧に基づいて画像クロックを発生し、この画
像クロックを前述のFIFOメモリ31、SG32等に
供給すると共に、カウンタ41にも供給する。
【0048】このような閉ループ制御を繰り返すことに
よって、各色のトナー像の主走査方向における倍率は、
倍率設定基準値に到達する。これにより、画像クロック
は、目標値によって定められる所定の周波数に制御され
る。したがって、SOS前点灯信号及びAPC信号の出
力タイミングは、予め定められたタイミングに設定され
る。この結果、レーザダイオードを正確なタイミングで
点灯させることができる。
【0049】光走査部50は、図5に示すように、レー
ザビームを射出するレーザダイオード51と、レーザビ
ームを平行光にするコリメータレンズ52と、レーザビ
ームの波長を整形するスリット53と、レーザビームの
振幅を拡大するエキスパンダレンズ54と、レーザビー
ムを所定の方向へ反射する反射ミラー55とを備えてい
る。
【0050】レーザダイオード51は、単一の発光点を
有するものであってもよく、また、複数の発光点を有す
るものであってもよい。レーザダイオード51から射出
されたレーザビームは、コリメータレンズ52で平行光
にされ、スリット53で整形された後、エキスパンダレ
ンズ54で振幅が拡大される。そして、そのレーザビー
ムは、反射ミラー55により所定の進行方向に変えられ
る。
【0051】また、前記画像形成装置は、反射ミラー5
5、シリンダレンズ56からのレーザビームを所定の方
向に反射する反射ミラー57と、レーザビームの走査速
度を一定にさせるfθレンズ58と、レーザビームを走
査させるポリゴンミラー59とを備えている。
【0052】fθレンズ58は、第1のレンズ58A
と、第2のレンズ58Bからなり、感光体10の一端か
ら他端までレーザビームが常に一定の速度で走査するよ
うにするものである。
【0053】ポリゴンミラー59は、側面に複数の反射
面59Aを有する正多角柱からなり、側面を挟んで相対
している対面の中心点を回転軸として、矢印A方向に高
速回転させられる。
【0054】これにより、反射ミラー57からfθレン
ズ58を介してポリゴンミラー59に到達したレーザビ
ームは、当該ポリゴンミラー59への入射角が連続的に
変化して、偏向される。オーバーフィルド型の場合、ポ
リゴンミラー59に入射される走査方向のレーザービー
ムの幅は、ポリゴンミラー59の反射面59Aの大きさ
よりも充分大きくなっている。このため、ポリゴンミラ
ー59は、レーザビームを切り取るようにスキャンす
る。
【0055】さらに、前記画像形成装置は、レーザビー
ムを所定方向に反射させる反射ミラー60と、SOS信
号を検出するSOSセンサ61と、レーザビームを感光
体10に向かって反射させるシリンダミラー62とを備
えている。
【0056】反射ミラー60は、シリンダミラー62上
の主走査開始位置とほぼ同じ位置に設けられ、主走査開
始直前のレーザビームをSOSセンサ61方向に反射す
る。SOSセンサ61は、反射ミラー61からのレーザ
ビームを検出すると、SOS信号を発生する。
【0057】シリンダミラー62は、ポリゴンミラー5
9からのスキャンされたレーザビームを感光体10上で
結像させる。なお、シリンダミラー62は、副走査方向
についても同様に、レーザビームを感光体10上に結像
させている。
【0058】このような画像形成装置は、ポリゴンミラ
ー59が入射されるレーザビームを切り取るように走査
するため、走査可能幅に対する画像領域の幅、すなわち
有効走査率を充分に大きくしている。
【0059】さらに、光走査部50は、図6に示すよう
に、後述するポリゴンミラー駆動モータ72の回転数を
検出するFGセンサ65と、FG信号の波形を整形する
波形整形回路66と、FG信号又はSOS信号の何れか
を選択するセレクタ67と、例えばデューティー50%
になるようにSOS信号のパルス幅を調整するパルス幅
調整回路68と、セレクタ67に選択の切り換えを指示
するD−フリップフロップ69と、入力信号を基準クロ
ックによりPLL制御するPLL制御回路70と、モー
タ駆動回路71と、ポリゴンミラー59を回転させるポ
リゴンミラー駆動モータ72とを備えている。
【0060】FGセンサ65は、ポリゴンミラー駆動モ
ータ72の回転数を検出し、その回転数に応じた回転周
波数信号(FG信号)を発生し、波形整形回路66を介
して、セレクタ67及びD−フリップフロップ69に供
給する。パルス幅調整回路68は、SOSセンサ61で
検出されるSOS信号のパルス幅を調整して、セレクタ
67に供給する。
【0061】D−フリップフロップ69は、クロック端
子にFG信号が入力され、D端子にCPU81からの切
換指示信号が入力されるようになっている。D−フリッ
プフロップ69は、切換指示信号をラッチし、出力結果
である切換信号をセレクタ67に供給する。
【0062】セレクタ67は、D−フリップフロップ6
9からの切換信号が論理LのときはFG信号を選択し、
その切換信号が論理HのときはSOS信号を選択し、選
択した信号をPLL制御回路70に供給する。
【0063】PLL制御回路70は、セレクタ67から
の信号を基準クロックに同期させてPLL制御を行い、
この信号をモータ駆動回路71に供給する。なお、この
基準クロックを発生する基準クロック発生部は、図6で
は図示されていないが、図13に示されている基準クロ
ック発生部130と同様の構成になっている。
【0064】モータ駆動回路71は、PLL制御回路7
0からの信号に基づいて駆動信号を生成し、ポリゴンミ
ラー駆動モータ72に供給する。これにより、ポリゴン
ミラー駆動モータ72は、ポリゴンミラー59を回転さ
せ、レーザビームを走査することができる。
【0065】ここで、セレクタ67は、FGセンサ65
の出力に同期したFG信号を選択するように設定され
る。すなわち、ポリゴンミラー駆動モータ72は、起動
時では、内部制御により一定回転数で駆動するようにな
っている。
【0066】FG信号とSOS信号の位相が一致したと
きのタイミングチャートを図7(A)、(B)に示す。
このような状態は、どのタイミングでFG信号からSO
S信号に切り換えても回転変動が生じることはない、理
想的な状態である。しかし、FG信号とSOS信号の位
相差はポリゴンミラー59をポリゴンミラー駆動モータ
72に取り付ける際に決まってしまうため、通常の組立
では位相が一致した状態ができる可能性は極めて低い。
ポリゴンミラー59の取り付け時にFG信号とSOS信
号の位相差を一致させることは原理的に可能であるが、
精密な位置決めが必要であり、組立工数の増大や部品コ
ストの増大を招くため現実的ではない。
【0067】精密な位置決めをせずに通常の組立を行っ
た場合のFG信号とSOS信号の位相関係の一例を図7
(C)、(D)に示す。一般的な画像形成装置では、例
えば同図中AのタイミングでFG信号からSOS信号に
切り換えると、図7(E)に示すように、回転周波数信
号を検出するエッジの間隔がΔt1からΔt2へと変化
し、一瞬エッジ間隔が短くなる。CPUは、このエッジ
間隔が短くなると、ポリゴンミラー駆動モータが速く回
転していると判断し、ポリゴンミラー駆動モータの回転
を減速するように制御する。すなわち、この期間にFG
信号からSOS信号に切り換えると、ポリゴンミラー駆
動モータの回転は減速するので、この期間はポリゴンミ
ラー駆動モータの減速を指示する期間に相当する。
【0068】図7(C)、(D)中BのタイミングでF
G信号からSOS信号に切り換えると、図7(F)に示
すように、回転周波数信号を検出するエッジの間隔がΔ
t1からΔt3へと変化し、一瞬エッジ間隔が長くな
る。一般的なPLL制御では、回転周波数信号のエッジ
間隔が短くなると、ポリゴンミラー駆動モータが遅く回
転していると判断し、ポリゴンミラー駆動モータの回転
を加速するように制御する。
【0069】したがって、FG信号の回転周波数を検知
するエッジが検出された直後からSOS信号の回転周波
数信号を検知するエッジが検出される直前までに、FG
信号からSOS信号に切り換えれば、これらの信号がど
のような位相関係にあっても、ポリゴンミラー駆動モー
タが加速して暴走することはない。そこで、画像形成装
置1は、このような期間内にFG信号からSOS信号へ
の切り換えを行っている。
【0070】なお、ポリゴンミラー駆動モータ72の起
動時の状態は、図8に示すタイムチャートのようになっ
ている。これによると、ポリゴンミラー駆動モータ72
の起動時には必ずFG信号を使用して、当該ポリゴンミ
ラー駆動モータ72を回転させている。仮に、起動時に
SOS信号を用いて回転させるようにすると、ポリゴン
ミラー駆動モータ72の加速に合わせてSOS前点灯信
号のタイミングを変えながらレーザダイオードを点灯さ
せなければならない。しかし、ポリゴンミラー駆動モー
タ72の起動に合わせてSOS前点灯信号のタイミング
を変化させるようにすると、回路構成や制御内容が複雑
になり、さらに、個々のポリゴンミラー駆動モータ72
が製造のばらつき等により微妙に立ちあがり特性が異な
る。したがって、起動時にSOS信号を用いてポリゴン
ミラー駆動モータ72を回転させることは現実的ではな
い。また、ポリゴンミラー駆動モータ72の起動時にレ
ーザビームを連続点灯させる方法もあるが、連続点灯に
より感光体10を露光してしまうため感光体10の劣化
を招くおそれがある。また、レーザビームの累積点灯時
間が長くなってしまい、レーザダイオード51自体の寿
命を短くしてしまうおそれがある。そこで、ポリゴンミ
ラー駆動モータ72の起動時にはFG信号を使用してそ
の回転制御を行い、回転数が充分安定した後にFG信号
からSOS信号に切り換えることにより、感光体10の
劣化を防止し、さらに、レーザダイオード51の長寿命
化を図っている。
【0071】具体的には、ポリゴンミラー駆動モータ7
2は、起動後、一定の回転数で回転している。このと
き、FG信号とSOS信号は、図9(A)、(B)に示
すようになっており、互いに一定の位相差が生じてい
る。D−フリップフロップ69は、図9(C)に示すよ
うに論理Lの切換指示信号が供給されることから、図9
(D)に示すように論理Lの切換信号を出力する。この
ため、セレクタ67は、FG信号を選択する。
【0072】D−フリップフロップ69は、CPU81
から論理Hの切換指示信号を受けると、次のFG信号の
立上りエッジのときにラッチして、論理Hの切換信号を
セレクタ67に供給する。セレクタ67は、切換信号が
論理Hになると、SOS信号を選択して出力する。すな
わち、切換信号はFG信号の立上りエッジ直後に論理L
から論理Hに切り換わるため、FG信号の位相とSOS
信号の位相がどのような関係にあってもポリゴンミラー
駆動モータ72の回転が加速するのを防止することがで
きる。
【0073】以上のように、画像形成装置1は、FG信
号からSOS信号への切り換えをFG信号のエッジ検出
直後に行っている。すなわち、画像形成装置1は、この
ような信号の切り換えを行うべく、切換指示信号をFG
信号の立上りがエッジのときにラッチしているので、ポ
リゴンミラー駆動モータ72の駆動に用いられる信号の
パルス間隔(エッジ間隔)が広くなることを防止するこ
とができる。この結果、ポリゴンミラー駆動モータ72
の暴走を回避して、レーザビームを正確にスキャンする
ことができる。 (第2の実施の形態)つぎに、本発明の第2の実施の形
態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ回
路等については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する
ものとする。
【0074】第2の実施の形態においては、図6に示す
構成の光走査部50の代わりに、図10に示す構成の光
走査部50を設けている。
【0075】具体的には、図10に示す光走査部50
は、図6に示す構成の光走査部50からD−フリップフ
ロップ69を取り除いた構成になっている。このとき、
波形整形回路66は、セレクタ67だけでなくCPU8
1にもFG信号を供給している。また、パルス幅調整回
路68も、同様に、セレクタ67だけでなくCPU81
にもSOS信号を供給している。一方、CPU81は、
FG信号及びSOS信号のタイミングをみながら、切換
指示信号をセレクタ67に供給する。
【0076】CPU81は、FG信号の立上りエッジの
出力タイミングとSOS信号の立上りエッジの出力タイ
ミングを比較し、これらの出力タイミングの差が0であ
る場合、タイミングを計ることなく切換信号をセレクタ
67に供給する。また、CPU81は、これらの出力タ
イミングの差が0でない場合、FG信号の立上りエッジ
が検出されてからSOS信号の立上りエッジが検出され
るまでの期間で、切換信号をセレクタ67に供給する。
【0077】したがって、図11(A)、(B)に示す
ようにFG信号とSOS信号の位相差が0でない場合に
は、図11(C)に示すようにFG信号の立上りエッジ
からSOS信号の最初の立上りエッジまでの期間に、C
PU81は切換指示信号を論理Lから論理Hに切り換え
て出力する。これにより、セレクタ67がFG信号から
SOS信号に切り換えた場合であっても、セレクタ67
が出力する信号のパルス間隔は大きくならず、ポリゴン
ミラー駆動モータ72の回転が加速するのを防止するこ
とができる。
【0078】以上のように、画像形成装置1は、CPU
81がFG信号とSOS信号とを直接監視し、FG信号
の立上りエッジからSOS信号の立上りまでの期間に切
換指示信号を論理Lから論理Hにしている。つまり、F
G信号からSOS信号への切換を、ポリゴンミラー駆動
モータ72の回転が減速する時期に行っている。これに
より、ポリゴンミラー駆動モータ72の回転の加速を防
止して、レーザビームを良好にスキャンすることができ
る。 (第3の実施の形態)つぎに、本発明の第3の実施の形
態について説明する。なお、上述した実施の形態と同じ
回路等については同じ符号を付し、詳細な説明は省略す
るものとする。本実施の形態においては、光走査部50
は、図10に示す第2の実施の形態とほぼ同じ構成とな
っている。
【0079】セレクタ67は、パルス幅調整回路68か
らのSOS信号とCPU81からの切換指示信号とに基
づいて、自ら切換信号を生成する機能を備えている。セ
レクタ67は、具体的には図12に示すように、タイマ
回路75と、AND回路76とを備えている。
【0080】タイマ回路75は、例えば標準ロジックI
CのHC123等のワンショット回路で構成されてい
る。タイマ回路75は、SOS信号が所定の周期の場合
には常にリトリガして論理Hの信号を出力し、SOS信
号が所定の周期の範囲外(例えば所定の周期よりも長
い)場合には論理Lの信号を出力する。AND回路76
は、タイマ回路75の出力信号と切換指示信号との論理
積を算出し、この算出結果を切換信号として出力する。
【0081】このような構成により、AND回路76
は、SOS信号が所定周期になった場合であって、か
つ、切換指示信号が論理Hになった場合には、論理Hの
切換信号を出力する。セレクタ67は、切換信号が論理
Hになったときに、FG信号からSOS信号に切り換え
る。こうして、ポリゴンミラー駆動モータ72は、FG
信号による回転制御からSOS信号による回転制御に切
り換わる。
【0082】一方、ノイズ等の影響によりSOS信号の
一部に欠落が生じた場合、SOS信号は所定の周期より
も長くなる。このとき、タイマ回路75は、論理Lの信
号を出力する。AND回路76は、タイマ回路75から
の信号と切換指示信号との論理積として論理Lの切換信
号を出力する。この結果、ポリゴンミラー駆動モータ7
2は、再び、SOS信号による回転制御からFG信号に
よる回転制御に切り換わる。
【0083】以上のように、画像形成装置1は、SOS
信号によるポリゴンミラー駆動モータ72の駆動制御が
行われている場合に、ノイズ等の影響によるSOS信号
の抜けが生じたとしても、FG信号による駆動制御に切
り換えることができる。このため、SOS信号の一部に
欠落が生じたとしても、ポリゴンミラー駆動モータ72
の暴走を防止することができ、M/Cの停止等による生
産性の低下を防止することができる。
【0084】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、特許請求の範囲内に記載された事項の範囲内
で設計上の変更をしてもよい。例えば、上述した実施の
形態では、ポリゴンミラー駆動モータ72の内部制御と
してFGセンサ65を用いて説明したが、他のホール素
子等の代替手段を用いてもよい。
【0085】さらに、FG信号又はSOS信号の検出に
ついては、立上りエッジ(前縁)で検出する場合を例に
挙げて説明したが、立下りエッジ(後縁)でクロックを
検出するようにしてもよい。
【0086】また、ポリゴンミラー駆動モータ72の外
部制御としてSOS信号を用いてPLL制御を行うこと
について説明したが、レーザビームの水平走査に同期し
た信号であればSOS信号の他にSOS前点灯指示信号
やAPC信号を用いてもよい。
【0087】さらに、ポリゴンミラー駆動モータ72の
副走査色ずれ補正のための回転位相制御時に発生する回
転変動のタイミングや、画像クロック制御回路36の画
像クロックの変更タイミングで発生するビデオクロック
の変動時にも、同様にして本発明を適用することができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータ同期信号に基づいてモータが所定の回転数になる
ように制御する第1の制御手段から、レーザビーム同期
信号に基づいてモータが所定の回転数になるように制御
する第2の制御手段への切換時期を、切換直後のモータ
の回転速度制御が少なくともモータの減速を指示する時
期となるように切換時期を制御することによって、切換
制御の際にレーザビーム同期信号を1つ飛ばして検出で
きないことに起因するモータの加速や暴走を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装
置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】 画像形成装置の要部を示すブロック図であ
る。
【図3】 画像形成装置に設けられた点灯制御部の構成
を示すブロック図である。
【図4】 点灯制御部に設けられた画像クロック制御回
路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図5】 画像形成装置に設けられた光走査部の概略構
成図である。
【図6】 光走査部の概略構成図である。
【図7】 FS信号とSOS信号の位相が一致している
場合において(A)はFG信号、(B)はSOS信号を
示し、さらにFS信号とSOS信号の位相差がある場合
において(C)はFG信号、(D)はSOS信号を示す
タイミングチャートである。(E)はAのタイミングで
切り換えたときの検出エッジを示す図、(F)はBのタ
イミングで切り換えたときの検出エッジを示すタイミン
グチャートである。
【図8】 ポリゴンミラー駆動モータの起動時の制御状
態を示すタイミングチャートである。
【図9】 (A)はFG信号、(B)はSOS信号を示
す図であり、FG信号とSOS信号との位相差がある場
合における(C)は切換指示信号、(D)は切換信号を
示すタイミングチャートである。
【図10】 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成
装置において光走査部の構成を示すブロック図である。
【図11】 第2の実施の形態において、(A)はFG
信号、(B)はSOS信号を示し、FG信号とSOS信
号との位相差がある場合において(C)は切換指示信号
を示すタイミングチャートである。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成
装置においてセレクタの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図13】 従来のタンデム型の画像形成装置の構成を
示すブロック図である。
【図14】 (A)は基準クロック、(B)はSOS信
号を示すタイミングチャートである。
【図15】 基準クロックが(A)から(B)に変わっ
た場合においてSOS信号が(C)から(D)に変わる
ことを説明するタイミングチャートである。
【図16】 (A)はFG信号、(B)はSOS信号を
示し、FG信号からSOS信号に切り換わる場合におい
て(C)は選択信号の状態を説明するタイミングチャー
トである。
【図17】 FG信号からSOS信号に切り換えたとき
のポリゴンミラー駆動モータの回転数の変動を示す図で
ある。
【図18】ノミナル状態における各信号の出力タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図19】画像の主走査方向の倍率を大きく設定した場
合の各信号の出力タイミングを示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
51 レーザダイオード 59 ポリゴンミラー 61 SOSセンサ 65 FGセンサ 71 モータ駆動回路 72 ポリゴンミラー駆動モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを反射する複数の反射面を
    備えた回転多面鏡を回転させることで当該レーザビーム
    を走査するモータと、 前記モータの回転数に応じたモータ同期信号を生成する
    モータ同期信号生成手段と、 前記レーザビームの走査に応じたレーザビーム同期信号
    を生成するレーザビーム同期信号生成手段と、 装置待機中において、前記モータ同期信号に基づいて前
    記モータが所定の回転数になるように制御する第1の制
    御手段と、 書込指示指令があった時に第1の制御手段から切り換わ
    り前記レーザビーム同期信号に基づいて前記モータが所
    定の回転数になるように制御する第2の制御手段と、 前記第1の制御手段から第2の制御手段へ切換時期を、
    切換直後の前記モータの回転速度制御が少なくとも前記
    モータの減速を指示する時期となるように切換時期を制
    御する切換制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記切換制御手段は、モータ同期信号の
    エッジ検出から次のレーザビーム同期信号のエッジ検出
    までの期間に前記第1の制御手段から第2の制御手段へ
    切り換えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記切換制御手段は、第1の制御手段か
    ら第2の制御手段への切換指示が、前記モータ同期信号
    のエッジを検出した直後とすることを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記切換制御手段は、前記モータの起動
    時には第1の制御手段に切り換えることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記切換制御手段は、レーザビーム同期
    信号が所定の周波数の範囲外の時は第1の制御手段によ
    る回転制御を維持することを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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