JP2001263737A - 保冷庫の蓄冷装置 - Google Patents
保冷庫の蓄冷装置Info
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- JP2001263737A JP2001263737A JP2000079691A JP2000079691A JP2001263737A JP 2001263737 A JP2001263737 A JP 2001263737A JP 2000079691 A JP2000079691 A JP 2000079691A JP 2000079691 A JP2000079691 A JP 2000079691A JP 2001263737 A JP2001263737 A JP 2001263737A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度低下によって粘性が高くなった熱媒体の
付着による熱交換性能の低下を確実に防止することので
きる保冷庫の蓄冷装置を提供する。 【解決手段】 熱媒体循環回路21における熱媒体の流
量が所定流量以下になった場合には、冷凍回路24の圧
縮機24aを停止するようにしたので、温度低下によっ
て粘性が高くなった熱媒体が熱交換器23の蒸発管24
dに付着した場合でも、圧縮機24aの停止により熱媒
体の付着が速やかに解消される。
付着による熱交換性能の低下を確実に防止することので
きる保冷庫の蓄冷装置を提供する。 【解決手段】 熱媒体循環回路21における熱媒体の流
量が所定流量以下になった場合には、冷凍回路24の圧
縮機24aを停止するようにしたので、温度低下によっ
て粘性が高くなった熱媒体が熱交換器23の蒸発管24
dに付着した場合でも、圧縮機24aの停止により熱媒
体の付着が速やかに解消される。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、冷凍または冷蔵保
存を要する物品を収納して輸送する保冷庫の蓄冷装置に
関するものである。
存を要する物品を収納して輸送する保冷庫の蓄冷装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平10−132440
号公報に記載されているように、庫内を冷却する蓄冷式
の冷却器を備えた保冷庫と、保冷庫の冷却器をブライン
等の熱媒体を介して冷却する冷却装置とを互いに別体に
構成し、保冷庫の冷却器と冷却装置とを着脱自在な熱媒
体流通管によって接続するようにした保冷装置が知られ
ている。この保冷装置では、保冷庫の冷却器を蓄冷する
場合は保冷庫と冷却装置とを接続することにより、冷却
装置の冷凍回路で冷却した熱媒体を保冷庫側に循環して
冷却器の蓄冷剤を冷却し、保冷庫を物品の輸送に使用す
る場合は保冷庫と冷却装置とを互いに切り離すようにし
ている。また、前記冷却装置は、熱媒体と冷凍回路とを
熱交換する熱交換器を有し、熱交換器内に配置した冷凍
回路の蒸発側管路の周囲に熱媒体を流通させることによ
り、蒸発側管路との熱的な接触により熱媒体を冷却する
ようになっている。
号公報に記載されているように、庫内を冷却する蓄冷式
の冷却器を備えた保冷庫と、保冷庫の冷却器をブライン
等の熱媒体を介して冷却する冷却装置とを互いに別体に
構成し、保冷庫の冷却器と冷却装置とを着脱自在な熱媒
体流通管によって接続するようにした保冷装置が知られ
ている。この保冷装置では、保冷庫の冷却器を蓄冷する
場合は保冷庫と冷却装置とを接続することにより、冷却
装置の冷凍回路で冷却した熱媒体を保冷庫側に循環して
冷却器の蓄冷剤を冷却し、保冷庫を物品の輸送に使用す
る場合は保冷庫と冷却装置とを互いに切り離すようにし
ている。また、前記冷却装置は、熱媒体と冷凍回路とを
熱交換する熱交換器を有し、熱交換器内に配置した冷凍
回路の蒸発側管路の周囲に熱媒体を流通させることによ
り、蒸発側管路との熱的な接触により熱媒体を冷却する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記熱媒体
に用いるブラインは温度が低くなると粘性が高くなる性
質を有するため、冷凍回路の蒸発温度が低いときなど、
冷凍回路の蒸発側管路の周囲に粘性の高いブラインが付
着する場合がある。このような場合、蒸発側管路に付着
した高粘度ブラインの量が増加すると、熱交換器内のブ
ラインの流通抵抗が大きくなるとともに、付着した高粘
度ブラインが熱抵抗となり、熱交換性能を低下させると
いう問題点があった。
に用いるブラインは温度が低くなると粘性が高くなる性
質を有するため、冷凍回路の蒸発温度が低いときなど、
冷凍回路の蒸発側管路の周囲に粘性の高いブラインが付
着する場合がある。このような場合、蒸発側管路に付着
した高粘度ブラインの量が増加すると、熱交換器内のブ
ラインの流通抵抗が大きくなるとともに、付着した高粘
度ブラインが熱抵抗となり、熱交換性能を低下させると
いう問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、温度低下によって粘
性が高くなった熱媒体の付着による熱交換性能の低下を
確実に防止することのできる保冷庫の蓄冷装置を提供す
ることにある。
であり、その目的とするところは、温度低下によって粘
性が高くなった熱媒体の付着による熱交換性能の低下を
確実に防止することのできる保冷庫の蓄冷装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、内部に任意の物品を収納可
能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器
と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒
体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱
媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷を行う
ようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷庫の熱
媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱媒体流
通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、熱媒体
循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱媒体循環回
路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷凍回路の低
温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換させる熱交
換器と、熱媒体循環回路の所定位置における熱媒体の流
量を検出する流量検出手段と、流量検出手段の検出流量
が所定流量以上になるように冷凍回路を制御する制御手
段とを備えている。これにより、温度低下によって粘性
が高くなった熱媒体が熱交換器内に付着し、熱交換器の
流通抵抗が増加した場合、熱媒体循環回路における熱媒
体の流量が所定流量以上になるように冷凍回路が制御さ
れることから、熱媒体の付着が解消される。
するために、請求項1では、内部に任意の物品を収納可
能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器
と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒
体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱
媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷を行う
ようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷庫の熱
媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱媒体流
通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、熱媒体
循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱媒体循環回
路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷凍回路の低
温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換させる熱交
換器と、熱媒体循環回路の所定位置における熱媒体の流
量を検出する流量検出手段と、流量検出手段の検出流量
が所定流量以上になるように冷凍回路を制御する制御手
段とを備えている。これにより、温度低下によって粘性
が高くなった熱媒体が熱交換器内に付着し、熱交換器の
流通抵抗が増加した場合、熱媒体循環回路における熱媒
体の流量が所定流量以上になるように冷凍回路が制御さ
れることから、熱媒体の付着が解消される。
【0006】また、請求項2では、内部に任意の物品を
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱媒体
循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷凍回
路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換させ
る熱交換器と、熱交換器の熱媒体流入側及び流出側の熱
媒体温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、温度検出
手段の熱媒体流入側と流出側との検出温度差が所定温度
以上になるように冷凍回路を制御する制御手段とを備え
ている。これにより、温度低下によって粘性が高くなっ
た熱媒体が熱交換器内に付着し、熱交換器の熱媒体流入
側及び流出側の熱媒体の温度差が小さくなった場合、そ
の温度差が所定温度以上になるように冷凍回路が制御さ
れることから、熱媒体の付着が解消される。
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱媒体
循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷凍回
路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換させ
る熱交換器と、熱交換器の熱媒体流入側及び流出側の熱
媒体温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、温度検出
手段の熱媒体流入側と流出側との検出温度差が所定温度
以上になるように冷凍回路を制御する制御手段とを備え
ている。これにより、温度低下によって粘性が高くなっ
た熱媒体が熱交換器内に付着し、熱交換器の熱媒体流入
側及び流出側の熱媒体の温度差が小さくなった場合、そ
の温度差が所定温度以上になるように冷凍回路が制御さ
れることから、熱媒体の付着が解消される。
【0007】また、請求項3では、内部に任意の物品を
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱媒体
循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷凍回
路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換させ
る熱交換器と、熱交換器における熱媒体の温度を冷凍回
路側の伝熱面に対して互いに異なった距離だけ離れた位
置でそれぞれ検出する温度検出手段と、温度検出手段の
各検出位置の検出温度差が所定温度以下になるように冷
凍回路を制御する制御手段とを備えている。これによ
り、温度低下によって粘性が高くなった熱媒体が熱交換
器内に付着し、熱交換器における冷凍回路側の伝熱面に
対して互いに異なった距離だけ離れた位置の温度差が大
きくなった場合、その温度差が所定温度以上になるよう
に冷凍回路が制御されることから、熱媒体の付着が解消
される。
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱媒体
循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷凍回
路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換させ
る熱交換器と、熱交換器における熱媒体の温度を冷凍回
路側の伝熱面に対して互いに異なった距離だけ離れた位
置でそれぞれ検出する温度検出手段と、温度検出手段の
各検出位置の検出温度差が所定温度以下になるように冷
凍回路を制御する制御手段とを備えている。これによ
り、温度低下によって粘性が高くなった熱媒体が熱交換
器内に付着し、熱交換器における冷凍回路側の伝熱面に
対して互いに異なった距離だけ離れた位置の温度差が大
きくなった場合、その温度差が所定温度以上になるよう
に冷凍回路が制御されることから、熱媒体の付着が解消
される。
【0008】また、請求項4では、請求項1、3または
3保冷庫の蓄冷装置において、前記冷凍回路は圧縮機を
含む回路であって、前記制御手段を冷凍回路の圧縮機の
作動及び停止を制御するように構成している。これによ
り、請求項1、2または3の作用に加え、冷凍回路の圧
縮機の作動及び停止によって熱交換器側の冷却温度が制
御される。
3保冷庫の蓄冷装置において、前記冷凍回路は圧縮機を
含む回路であって、前記制御手段を冷凍回路の圧縮機の
作動及び停止を制御するように構成している。これによ
り、請求項1、2または3の作用に加え、冷凍回路の圧
縮機の作動及び停止によって熱交換器側の冷却温度が制
御される。
【0009】また、請求項5では、請求項1、3または
3保冷庫の蓄冷装置において、前記冷凍回路は圧縮機を
含む回路であって、前記制御手段を冷凍回路の圧縮機の
回転数を制御するように構成している。これにより、請
求項1、2または3の作用に加え、冷凍回路の圧縮機の
回転数を変化させることによって熱交換器側の冷却温度
が制御される。
3保冷庫の蓄冷装置において、前記冷凍回路は圧縮機を
含む回路であって、前記制御手段を冷凍回路の圧縮機の
回転数を制御するように構成している。これにより、請
求項1、2または3の作用に加え、冷凍回路の圧縮機の
回転数を変化させることによって熱交換器側の冷却温度
が制御される。
【0010】また、請求項6では、内部に任意の物品を
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、圧縮機
を含む回路によって構成された冷凍回路と、冷凍回路に
おける圧縮機の吸入側冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体と
を熱交換させる熱交換器と、圧縮機の吸入側冷媒の温度
を検出する温度検出手段と、圧縮機の冷媒吸入側の圧力
を調整可能な圧力調整手段と、温度検出手段の検出温度
が所定温度以上になるように圧力調整手段を制御する制
御手段とを備えている。これにより、圧縮機の吸入側冷
媒の温度が所定温度よりも低くならないように圧縮機の
冷媒吸入側の圧力が制御されることから、熱交換器にお
ける熱媒体の高粘性化が防止される。
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、圧縮機
を含む回路によって構成された冷凍回路と、冷凍回路に
おける圧縮機の吸入側冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体と
を熱交換させる熱交換器と、圧縮機の吸入側冷媒の温度
を検出する温度検出手段と、圧縮機の冷媒吸入側の圧力
を調整可能な圧力調整手段と、温度検出手段の検出温度
が所定温度以上になるように圧力調整手段を制御する制
御手段とを備えている。これにより、圧縮機の吸入側冷
媒の温度が所定温度よりも低くならないように圧縮機の
冷媒吸入側の圧力が制御されることから、熱交換器にお
ける熱媒体の高粘性化が防止される。
【0011】また、請求項7では、内部に任意の物品を
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、圧縮機
を含む回路によって構成された冷凍回路と、冷凍回路に
おける圧縮機の吸入側冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体と
を熱交換させる熱交換器と、冷凍回路の圧縮機を所定時
間おきに所定時間ずつ停止させる制御手段とを備えてい
る。これにより、圧縮機が所定時間おきに所定時間ずつ
停止することから、圧縮機の吸入側冷媒の温度低下が抑
制され、熱交換器における熱媒体の高粘性化が防止され
る。
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、前記保冷
庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の熱
媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路と、
熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、圧縮機
を含む回路によって構成された冷凍回路と、冷凍回路に
おける圧縮機の吸入側冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体と
を熱交換させる熱交換器と、冷凍回路の圧縮機を所定時
間おきに所定時間ずつ停止させる制御手段とを備えてい
る。これにより、圧縮機が所定時間おきに所定時間ずつ
停止することから、圧縮機の吸入側冷媒の温度低下が抑
制され、熱交換器における熱媒体の高粘性化が防止され
る。
【0012】また、請求項8では、内部に任意の物品を
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、複数の保
冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、各保冷庫
の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路
と、熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱
媒体循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷
凍回路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換
させる熱交換器と、熱交換器を循環する熱媒体を一部の
保冷庫のみに任意に流通可能な流路切換手段とを備えて
いる。これにより、例えば熱交換器を循環する熱媒体を
新たに接続された熱負荷の大きい保冷庫のみに流通さ
せ、熱交換器に比較的温度の高い熱媒体を一時的に循環
させることにより、熱交換器における熱媒体の高粘性化
が防止される。
収納可能な保冷庫本体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の
冷却器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させ
る熱媒体流通手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒
体を熱媒体流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷
を行うようにした保冷庫の蓄冷装置において、複数の保
冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、各保冷庫
の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路
と、熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱
媒体循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、冷
凍回路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交換
させる熱交換器と、熱交換器を循環する熱媒体を一部の
保冷庫のみに任意に流通可能な流路切換手段とを備えて
いる。これにより、例えば熱交換器を循環する熱媒体を
新たに接続された熱負荷の大きい保冷庫のみに流通さ
せ、熱交換器に比較的温度の高い熱媒体を一時的に循環
させることにより、熱交換器における熱媒体の高粘性化
が防止される。
【0013】また、請求項9では、請求項8記載の保冷
庫の蓄冷装置において、前記熱交換器の熱媒体流出側の
熱媒体温度を検出する温度検出手段と、前記熱媒体循環
回路に接続されている保冷庫のうち一部の保冷庫のみに
熱媒体を循環させた後、温度検出手段の検出温度が所定
温度以下になった場合、全ての保冷庫に熱媒体を循環す
るように熱媒体の流路を切換える制御手段とを備えてい
る。これにより、請求項8の作用に加え、熱交換器の流
出側の熱媒体温度が所定温度以下になると、全ての保冷
庫に熱媒体を循環させる状態に復帰する。
庫の蓄冷装置において、前記熱交換器の熱媒体流出側の
熱媒体温度を検出する温度検出手段と、前記熱媒体循環
回路に接続されている保冷庫のうち一部の保冷庫のみに
熱媒体を循環させた後、温度検出手段の検出温度が所定
温度以下になった場合、全ての保冷庫に熱媒体を循環す
るように熱媒体の流路を切換える制御手段とを備えてい
る。これにより、請求項8の作用に加え、熱交換器の流
出側の熱媒体温度が所定温度以下になると、全ての保冷
庫に熱媒体を循環させる状態に復帰する。
【0014】また、請求項10では、請求項8記載の保
冷庫の蓄冷装置において、前記熱媒体循環回路に接続さ
れている保冷庫のうち一部の保冷庫のみに熱媒体を循環
させた後、所定時間が経過した場合、全ての保冷庫に熱
媒体を循環するように熱媒体の流路を切換える制御手段
を備えている。これにより、請求項8の作用に加え、所
定時間が経過すると、全ての保冷庫に熱媒体を循環させ
る状態に復帰する。
冷庫の蓄冷装置において、前記熱媒体循環回路に接続さ
れている保冷庫のうち一部の保冷庫のみに熱媒体を循環
させた後、所定時間が経過した場合、全ての保冷庫に熱
媒体を循環するように熱媒体の流路を切換える制御手段
を備えている。これにより、請求項8の作用に加え、所
定時間が経過すると、全ての保冷庫に熱媒体を循環させ
る状態に復帰する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1は蓄冷装置の概略構成図、図
2は保冷庫の斜視図、図3はその側面断面図、図4は保
冷庫と蓄冷装置との接続構造を示す要部断面図、図5は
制御系を示すブロック図、図6は制御部の動作を示すフ
ローチャートである。
施形態を示すもので、図1は蓄冷装置の概略構成図、図
2は保冷庫の斜視図、図3はその側面断面図、図4は保
冷庫と蓄冷装置との接続構造を示す要部断面図、図5は
制御系を示すブロック図、図6は制御部の動作を示すフ
ローチャートである。
【0016】同図に示す保冷庫10は、断熱性の保冷庫
本体11と、庫内を冷却する蓄冷式の冷却器12と、庫
内空気を循環する送風機13とを備え、内部に生鮮食品
等の任意の物品を収納するようになっている。
本体11と、庫内を冷却する蓄冷式の冷却器12と、庫
内空気を循環する送風機13とを備え、内部に生鮮食品
等の任意の物品を収納するようになっている。
【0017】保冷庫本体11は前面に開閉扉11aを有
し、保冷庫本体11の内部には底面側及び背面側を覆う
仕切板11bが設けられ、仕切板11bと保冷庫本体1
1の内面との間には通風路11cが形成されている。ま
た、保冷庫本体11の背面下部には蓄冷装置20に接続
される熱媒体流入口11d及び流出口11eがそれぞれ
設けられ、これら熱媒体流入口11d及び流出口11e
は、例えば自動閉鎖バルブ内蔵の周知の接続器具によっ
て形成されている。
し、保冷庫本体11の内部には底面側及び背面側を覆う
仕切板11bが設けられ、仕切板11bと保冷庫本体1
1の内面との間には通風路11cが形成されている。ま
た、保冷庫本体11の背面下部には蓄冷装置20に接続
される熱媒体流入口11d及び流出口11eがそれぞれ
設けられ、これら熱媒体流入口11d及び流出口11e
は、例えば自動閉鎖バルブ内蔵の周知の接続器具によっ
て形成されている。
【0018】冷却器12は、例えば−25℃程度で凍結
する周知の蓄冷剤12aと、蓄冷剤12aに熱的に接触
する熱媒体流通管12bとからなり、熱媒体流通管12
bの両端は保冷庫本体11の熱媒体流入口11d及び流
出口11eにそれぞれ連通している。また、冷却器12
には蓄冷完了を検知する温度センサ12cが設けられて
いる。
する周知の蓄冷剤12aと、蓄冷剤12aに熱的に接触
する熱媒体流通管12bとからなり、熱媒体流通管12
bの両端は保冷庫本体11の熱媒体流入口11d及び流
出口11eにそれぞれ連通している。また、冷却器12
には蓄冷完了を検知する温度センサ12cが設けられて
いる。
【0019】送風機13は前記通風路11cの上端側に
配置され、保冷庫本体11に搭載されたバッテリ(図示
せず)によって駆動されるようになっている。即ち、送
風機13を作動させることにより、庫内の空気が通風路
11cの庫内底面側に吸入され、冷却器12によって冷
却された後、庫内背面側を通って通風路11cの上端側
から庫内に吐出されるようになっている。
配置され、保冷庫本体11に搭載されたバッテリ(図示
せず)によって駆動されるようになっている。即ち、送
風機13を作動させることにより、庫内の空気が通風路
11cの庫内底面側に吸入され、冷却器12によって冷
却された後、庫内背面側を通って通風路11cの上端側
から庫内に吐出されるようになっている。
【0020】同図に示す蓄冷装置20は、保冷庫10の
熱媒体流通管12bに熱媒体を循環する熱媒体循環回路
21と、熱媒体循環回路21に設けられた熱媒体タンク
22と、熱媒体循環回路21の熱媒体を熱交換する熱交
換器23と、熱交換器23の熱媒体を冷却する冷却手段
としての冷凍回路24と、冷凍回路24の動作を制御す
る制御部25とから構成されている。
熱媒体流通管12bに熱媒体を循環する熱媒体循環回路
21と、熱媒体循環回路21に設けられた熱媒体タンク
22と、熱媒体循環回路21の熱媒体を熱交換する熱交
換器23と、熱交換器23の熱媒体を冷却する冷却手段
としての冷凍回路24と、冷凍回路24の動作を制御す
る制御部25とから構成されている。
【0021】熱媒体循環回路21は、一端側をそれぞれ
複数の保冷庫10に接続可能に分岐した流入側回路21
a及び流出側回路21bとからなり、流入側回路21a
には熱媒体を循環するポンプ21cが設けられている。
本実施解体の熱媒体としては、例えば−40℃程度まで
液体状態を保つ周知のブラインが用いられる。流入側回
路21a及び流出側回路21bの一端側には保冷庫10
の熱媒体流入口11d及び流出口11eにそれぞれ着脱
自在に接続可能な接続器具21dが取付けられ、これら
接続器具21dは自動閉鎖バルブ内蔵の周知の構成から
なる。即ち、図4に示すように接続器具21dを熱媒体
流入口11dまたは流出口11eに接続すると、図示し
ない内部のバルブが開放されて熱媒体が流通可能にな
り、互いに切り離すと前記バルブが閉鎖されてそれぞれ
の開口部が密閉されるようになっている。また、熱媒体
循環回路21の流入側回路21a及び流出側回路21b
の他端側は、それぞれ熱媒体タンク22内に開放されて
いる。更に、熱媒体循環回路21には、流出側回路21
bの熱媒体の流量を検出する流量計21eが設けられて
いる。
複数の保冷庫10に接続可能に分岐した流入側回路21
a及び流出側回路21bとからなり、流入側回路21a
には熱媒体を循環するポンプ21cが設けられている。
本実施解体の熱媒体としては、例えば−40℃程度まで
液体状態を保つ周知のブラインが用いられる。流入側回
路21a及び流出側回路21bの一端側には保冷庫10
の熱媒体流入口11d及び流出口11eにそれぞれ着脱
自在に接続可能な接続器具21dが取付けられ、これら
接続器具21dは自動閉鎖バルブ内蔵の周知の構成から
なる。即ち、図4に示すように接続器具21dを熱媒体
流入口11dまたは流出口11eに接続すると、図示し
ない内部のバルブが開放されて熱媒体が流通可能にな
り、互いに切り離すと前記バルブが閉鎖されてそれぞれ
の開口部が密閉されるようになっている。また、熱媒体
循環回路21の流入側回路21a及び流出側回路21b
の他端側は、それぞれ熱媒体タンク22内に開放されて
いる。更に、熱媒体循環回路21には、流出側回路21
bの熱媒体の流量を検出する流量計21eが設けられて
いる。
【0022】熱媒体タンク22は所定量の熱媒体を貯溜
可能に形成され、その内部を上下に仕切る仕切板22a
を有している。熱媒体タンク22内の幅方向一端側は仕
切板22aの上下に連通しており、仕切板22aの上方
には熱媒体循環回路21の流入側回路21aの他端側が
配置され、その下方には流出側回路21bの他端側が配
置されている。
可能に形成され、その内部を上下に仕切る仕切板22a
を有している。熱媒体タンク22内の幅方向一端側は仕
切板22aの上下に連通しており、仕切板22aの上方
には熱媒体循環回路21の流入側回路21aの他端側が
配置され、その下方には流出側回路21bの他端側が配
置されている。
【0023】熱交換器23は、詳細な図は省略したが、
内部に冷凍回路24の蒸発管24dが配置され、熱媒体
が蒸発管24dの周囲を流通することにより、蒸発管2
4dの低温冷媒と熱媒体とを互いに熱交換するようにな
っている。
内部に冷凍回路24の蒸発管24dが配置され、熱媒体
が蒸発管24dの周囲を流通することにより、蒸発管2
4dの低温冷媒と熱媒体とを互いに熱交換するようにな
っている。
【0024】冷凍回路24は、圧縮機24a、凝縮器2
4b、膨張弁24c及び蒸発管24dからなる周知の冷
凍サイクルを構成し、圧縮機25aによって図中破線矢
印方向に冷媒を循環させることにより、蒸発管24dに
低温冷媒を流通するようになっている。
4b、膨張弁24c及び蒸発管24dからなる周知の冷
凍サイクルを構成し、圧縮機25aによって図中破線矢
印方向に冷媒を循環させることにより、蒸発管24dに
低温冷媒を流通するようになっている。
【0025】制御部25はマイクロコンピュータによっ
て構成され、熱媒体循環回路21の流量計21e及び冷
凍回路24の圧縮機24aにそれぞれ接続されている。
て構成され、熱媒体循環回路21の流量計21e及び冷
凍回路24の圧縮機24aにそれぞれ接続されている。
【0026】以上の構成において保冷庫10の蓄冷を行
う場合は、保冷庫10の熱媒体流入口11d及び流出口
11eに蓄冷装置20の熱媒体循環回路21を接続す
る。その際、蓄冷装置20では、ポンプ21cによって
熱媒体循環回路21の熱媒体が図中実線矢印方向に循環
し、冷凍回路24によって熱交換器23を流通する熱媒
体が冷却される。これにより、熱交換器23で冷却され
た熱媒体が保冷庫10の熱媒体流通管12bを流通し、
熱媒体流通管12bによって冷却器12の蓄冷剤12a
が冷却される。また、保冷庫10から流出した熱媒体は
熱媒体循環回路21の流入側回路21aを介して熱媒体
タンク22に流入し、熱媒体タンク22内の熱媒体は熱
媒体循環回路21の流出側回路21bに流入する。その
際、熱媒体タンク22では、熱媒体が仕切板22aの上
方に流入し、仕切板22aの下方から流出することか
ら、熱媒体タンク22に流入する比較的温度の高い熱媒
体が直接流出側回路21b側に流入することがない。次
に、蓄冷装置20によって保冷庫10の蓄冷が完了した
後は、保冷庫10の熱媒体流入口11d及び流出口11
eから蓄冷装置20の熱媒体循環回路21を切り離すこ
とにより、保冷庫10が物品の輸送に使用される。
う場合は、保冷庫10の熱媒体流入口11d及び流出口
11eに蓄冷装置20の熱媒体循環回路21を接続す
る。その際、蓄冷装置20では、ポンプ21cによって
熱媒体循環回路21の熱媒体が図中実線矢印方向に循環
し、冷凍回路24によって熱交換器23を流通する熱媒
体が冷却される。これにより、熱交換器23で冷却され
た熱媒体が保冷庫10の熱媒体流通管12bを流通し、
熱媒体流通管12bによって冷却器12の蓄冷剤12a
が冷却される。また、保冷庫10から流出した熱媒体は
熱媒体循環回路21の流入側回路21aを介して熱媒体
タンク22に流入し、熱媒体タンク22内の熱媒体は熱
媒体循環回路21の流出側回路21bに流入する。その
際、熱媒体タンク22では、熱媒体が仕切板22aの上
方に流入し、仕切板22aの下方から流出することか
ら、熱媒体タンク22に流入する比較的温度の高い熱媒
体が直接流出側回路21b側に流入することがない。次
に、蓄冷装置20によって保冷庫10の蓄冷が完了した
後は、保冷庫10の熱媒体流入口11d及び流出口11
eから蓄冷装置20の熱媒体循環回路21を切り離すこ
とにより、保冷庫10が物品の輸送に使用される。
【0027】また、前述の動作において、熱交換器23
を流通する熱媒体(ブライン)の温度が低下すると、熱
媒体の粘性が高くなり、冷凍回路24の蒸発管24dに
粘性の高い熱媒体の付着が生じた場合には、以下に示す
制御部25の動作により、蒸発管24dにおける熱媒体
の付着が解消される。
を流通する熱媒体(ブライン)の温度が低下すると、熱
媒体の粘性が高くなり、冷凍回路24の蒸発管24dに
粘性の高い熱媒体の付着が生じた場合には、以下に示す
制御部25の動作により、蒸発管24dにおける熱媒体
の付着が解消される。
【0028】即ち、冷凍回路24の蒸発管24dに熱媒
体が付着すると、熱交換器23の流通抵抗が大きくな
り、熱媒体循環回路21の流量が低下するため、図6の
フローチャートに示すように流量計21eの検出流量V
が所定流量Va 以下になった場合には(S1)、冷凍回
路24の圧縮機24aを停止する(S2)。これによ
り、蒸発管24dの温度が上昇するため、蒸発管24d
に付着した熱媒体の粘性が温度上昇によって低下し、蒸
発管24dにおける熱媒体の付着が解消される。その結
果、流量計21eの検出流量Qが前記所定流量Va より
も大きくなった場合には(S3)、冷凍回路24の圧縮
機24aを作動し(S4)、前記ステップS1に戻る。
体が付着すると、熱交換器23の流通抵抗が大きくな
り、熱媒体循環回路21の流量が低下するため、図6の
フローチャートに示すように流量計21eの検出流量V
が所定流量Va 以下になった場合には(S1)、冷凍回
路24の圧縮機24aを停止する(S2)。これによ
り、蒸発管24dの温度が上昇するため、蒸発管24d
に付着した熱媒体の粘性が温度上昇によって低下し、蒸
発管24dにおける熱媒体の付着が解消される。その結
果、流量計21eの検出流量Qが前記所定流量Va より
も大きくなった場合には(S3)、冷凍回路24の圧縮
機24aを作動し(S4)、前記ステップS1に戻る。
【0029】このように、本実施形態によれば、熱媒体
循環回路21における熱媒体の流量が所定流量以下にな
った場合には、冷凍回路24の圧縮機24aを停止する
ようにしたので、温度低下によって粘性が高くなった熱
媒体が熱交換器23の蒸発管24dに付着した場合で
も、圧縮機24aの停止により熱媒体の付着を速やかに
解消することができ、熱媒体の付着による熱交換器23
の熱交換性能の低下を確実に防止することができる。
循環回路21における熱媒体の流量が所定流量以下にな
った場合には、冷凍回路24の圧縮機24aを停止する
ようにしたので、温度低下によって粘性が高くなった熱
媒体が熱交換器23の蒸発管24dに付着した場合で
も、圧縮機24aの停止により熱媒体の付着を速やかに
解消することができ、熱媒体の付着による熱交換器23
の熱交換性能の低下を確実に防止することができる。
【0030】図7乃至図9は本発明の第2の実施形態を
示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同一の
符号を付して示す。
示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同一の
符号を付して示す。
【0031】本実施形態では、熱交換器23の熱媒体流
入側の熱媒体温度を検出する流入側温度センサ26と、
熱媒体流出側の熱媒体温度を検出する流出側温度センサ
27と、各温度センサ26,27の検出温度に基づいて
冷凍回路24の圧縮機24aを制御する制御部28とを
備え、前記実施形態で説明したように冷凍回路24の蒸
発管24dに粘性の高い熱媒体の付着が生じた場合に
は、以下に示す制御部28の動作により、蒸発管24d
における熱媒体の付着を解消するようになっている。
入側の熱媒体温度を検出する流入側温度センサ26と、
熱媒体流出側の熱媒体温度を検出する流出側温度センサ
27と、各温度センサ26,27の検出温度に基づいて
冷凍回路24の圧縮機24aを制御する制御部28とを
備え、前記実施形態で説明したように冷凍回路24の蒸
発管24dに粘性の高い熱媒体の付着が生じた場合に
は、以下に示す制御部28の動作により、蒸発管24d
における熱媒体の付着を解消するようになっている。
【0032】即ち、冷凍回路24の蒸発管24dに熱媒
体が付着すると、熱交換器23の流通抵抗が大きくな
り、熱交換器23における熱交換率が低下するため、図
6のフローチャートに示すように流入側温度センサ26
の検出温度Ti と流出側温度センサ27の検出温度To
との温度差ΔTa (=Ti −To )が所定温度差ΔTa1
以下になった場合には(S10)、冷凍回路24の圧縮
機24aを停止する(S11)。これにより、蒸発管2
4dの温度が上昇し、循環する熱媒体の熱量により、蒸
発管24dに付着した熱媒体の粘性が温度上昇によって
低下し、蒸発管24dにおける熱媒体の付着が解消され
る。その結果、熱交換器23の熱交換率が向上すること
から、圧縮機24aが停止してから所定時間ta1(例え
ば20分)が経過した後(S12)、圧縮機24aを作
動し(S13)、各検出温度Ti ,To の温度差ΔTa
が所定の温度差ΔTa2(>ΔTa1)よりも大きくなった
場合には(S14)、所定時間ta2(例えば10分)が
経過した後(S15)、前記ステップS10に戻る。
体が付着すると、熱交換器23の流通抵抗が大きくな
り、熱交換器23における熱交換率が低下するため、図
6のフローチャートに示すように流入側温度センサ26
の検出温度Ti と流出側温度センサ27の検出温度To
との温度差ΔTa (=Ti −To )が所定温度差ΔTa1
以下になった場合には(S10)、冷凍回路24の圧縮
機24aを停止する(S11)。これにより、蒸発管2
4dの温度が上昇し、循環する熱媒体の熱量により、蒸
発管24dに付着した熱媒体の粘性が温度上昇によって
低下し、蒸発管24dにおける熱媒体の付着が解消され
る。その結果、熱交換器23の熱交換率が向上すること
から、圧縮機24aが停止してから所定時間ta1(例え
ば20分)が経過した後(S12)、圧縮機24aを作
動し(S13)、各検出温度Ti ,To の温度差ΔTa
が所定の温度差ΔTa2(>ΔTa1)よりも大きくなった
場合には(S14)、所定時間ta2(例えば10分)が
経過した後(S15)、前記ステップS10に戻る。
【0033】このように、本実施形態によれば、熱交換
器23の熱媒体流入側及び流出側の温度差が所定温度差
以下になった場合には、冷凍回路24の圧縮機24aを
停止するようにしたので、前記実施形態と同様、熱交換
器23における熱媒体の付着を速やかに解消することが
できる。
器23の熱媒体流入側及び流出側の温度差が所定温度差
以下になった場合には、冷凍回路24の圧縮機24aを
停止するようにしたので、前記実施形態と同様、熱交換
器23における熱媒体の付着を速やかに解消することが
できる。
【0034】図10乃至図12は本発明の第3の実施形
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
【0035】本実施形態では、前記熱交換器23におけ
る熱媒体の温度を蒸発管24dの外周面(伝熱面)に対
して互いに異なった距離L1 ,L2 (L1 <L2 )だけ
離れた位置でそれぞれ検出する第1及び第2の温度セン
サ29,30と、各温度センサ29,30の検出温度に
基づいて冷凍回路24の圧縮機24aを制御する制御部
31とを備え、前記実施形態で説明したように冷凍回路
24の蒸発管24dに粘性の高い熱媒体の付着が生じた
場合には、以下に示す制御部31の動作により、蒸発管
24dにおける熱媒体の付着を解消するようになってい
る。
る熱媒体の温度を蒸発管24dの外周面(伝熱面)に対
して互いに異なった距離L1 ,L2 (L1 <L2 )だけ
離れた位置でそれぞれ検出する第1及び第2の温度セン
サ29,30と、各温度センサ29,30の検出温度に
基づいて冷凍回路24の圧縮機24aを制御する制御部
31とを備え、前記実施形態で説明したように冷凍回路
24の蒸発管24dに粘性の高い熱媒体の付着が生じた
場合には、以下に示す制御部31の動作により、蒸発管
24dにおける熱媒体の付着を解消するようになってい
る。
【0036】即ち、図10に示すように冷凍回路24の
蒸発管24dに付着した粘性の高い熱媒体A′が増加す
ると、第1の温度センサ29が熱媒体A′によって覆わ
れ、粘性の高い熱媒体A′は周囲を流通する熱媒体Aよ
りも温度が低いため、図12のフローチャートに示すよ
うに第1の温度センサ29の検出温度T1 と第2の温度
センサ27の検出温度T2 との温度差ΔTb (=T2 −
T1 )が所定温度差ΔTb1以上になった場合には(S2
0)、冷凍回路24の圧縮機24aを停止する(S2
1)。これにより、蒸発管24dの温度が上昇するた
め、蒸発管24dに付着した熱媒体の粘性が温度上昇に
よって低下し、蒸発管24dにおける熱媒体の付着が解
消される。その結果、蒸発管24dの外周面からそれぞ
れ距離L1 ,L2だけ離れた位置における温度差が減少
し、各検出温度T1 ,T2 の温度差ΔTb が前記所定温
度差ΔTb2(<ΔTb1)よりも小さくなった場合には
(S22)、冷凍回路24の圧縮機24aを作動し(S
23)、前記ステップS20に戻る。
蒸発管24dに付着した粘性の高い熱媒体A′が増加す
ると、第1の温度センサ29が熱媒体A′によって覆わ
れ、粘性の高い熱媒体A′は周囲を流通する熱媒体Aよ
りも温度が低いため、図12のフローチャートに示すよ
うに第1の温度センサ29の検出温度T1 と第2の温度
センサ27の検出温度T2 との温度差ΔTb (=T2 −
T1 )が所定温度差ΔTb1以上になった場合には(S2
0)、冷凍回路24の圧縮機24aを停止する(S2
1)。これにより、蒸発管24dの温度が上昇するた
め、蒸発管24dに付着した熱媒体の粘性が温度上昇に
よって低下し、蒸発管24dにおける熱媒体の付着が解
消される。その結果、蒸発管24dの外周面からそれぞ
れ距離L1 ,L2だけ離れた位置における温度差が減少
し、各検出温度T1 ,T2 の温度差ΔTb が前記所定温
度差ΔTb2(<ΔTb1)よりも小さくなった場合には
(S22)、冷凍回路24の圧縮機24aを作動し(S
23)、前記ステップS20に戻る。
【0037】このように、本実施形態によれば、蒸発管
24dの外周面に対して互いに異なった距離L1 ,L2
だけ離れた位置の温度差が所定温度差以上になった場合
には、冷凍回路24の圧縮機24aを停止するようにし
たので、前記実施形態と同様、熱交換器23における熱
媒体の付着を速やかに解消することができる。
24dの外周面に対して互いに異なった距離L1 ,L2
だけ離れた位置の温度差が所定温度差以上になった場合
には、冷凍回路24の圧縮機24aを停止するようにし
たので、前記実施形態と同様、熱交換器23における熱
媒体の付着を速やかに解消することができる。
【0038】また、前記第1、第2及び第3の実施形態
では、圧縮機24aを作動及び停止するように制御する
例を示したが、インバータ制御により圧縮機24aを停
止させずに回転数を変化させるようにすれば、熱媒体の
付着を生じさせずに最も冷却効率の高い回転数で圧縮機
24aを連続運転することが可能である。
では、圧縮機24aを作動及び停止するように制御する
例を示したが、インバータ制御により圧縮機24aを停
止させずに回転数を変化させるようにすれば、熱媒体の
付着を生じさせずに最も冷却効率の高い回転数で圧縮機
24aを連続運転することが可能である。
【0039】図13乃至図15は本発明の第4の実施形
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
【0040】本実施形態では、圧縮機24aの吸入側冷
媒の温度を検出する温度センサ32と、圧縮機24aの
冷媒吸入側の圧力を調整可能な圧力調整弁33と、温度
センサ32の検出温度が所定温度以上になるように圧力
調整弁33を制御する制御部34とを備え、以下に示す
制御部34の動作により、冷凍回路24の蒸発管24d
に前記実施形態で説明したような粘性の高い熱媒体の付
着が生じないようにしている。
媒の温度を検出する温度センサ32と、圧縮機24aの
冷媒吸入側の圧力を調整可能な圧力調整弁33と、温度
センサ32の検出温度が所定温度以上になるように圧力
調整弁33を制御する制御部34とを備え、以下に示す
制御部34の動作により、冷凍回路24の蒸発管24d
に前記実施形態で説明したような粘性の高い熱媒体の付
着が生じないようにしている。
【0041】即ち、制御部34では熱媒体の凍結温度よ
りも高い所定温度Tc1を設定しており、図15のフロー
チャートに示すように温度センサ32の検出温度Tc が
前記所定温度Tc1以下になった場合には(S30)、圧
力調整弁33の開度を大きくする(S31)。これによ
り、冷凍回路24の蒸発温度が上昇し、蒸発管24dの
温度が熱媒体の凍結温度よりも低くならないため、蒸発
管24dの周囲を流通する熱媒体の粘性が付着に至るほ
ど高くなることがなく、蒸発管24dにおける熱媒体の
付着が防止される。また、温度センサ32の検出温度T
c が所定温度Tc2(>ΔTc1)よりも大きくなった場合
には(S32)、圧力調整弁33の開度を小さくし(S
33)、前記ステップS30に戻る。
りも高い所定温度Tc1を設定しており、図15のフロー
チャートに示すように温度センサ32の検出温度Tc が
前記所定温度Tc1以下になった場合には(S30)、圧
力調整弁33の開度を大きくする(S31)。これによ
り、冷凍回路24の蒸発温度が上昇し、蒸発管24dの
温度が熱媒体の凍結温度よりも低くならないため、蒸発
管24dの周囲を流通する熱媒体の粘性が付着に至るほ
ど高くなることがなく、蒸発管24dにおける熱媒体の
付着が防止される。また、温度センサ32の検出温度T
c が所定温度Tc2(>ΔTc1)よりも大きくなった場合
には(S32)、圧力調整弁33の開度を小さくし(S
33)、前記ステップS30に戻る。
【0042】このように、本実施形態によれば、圧縮機
24aの吸入側冷媒の温度が所定温度よりも低くならな
いように圧縮機24aの冷媒吸入側の圧力を制御するよ
うにしたので、熱交換器23における熱媒体の高粘性化
を抑制することができ、熱媒体の付着を確実に防止する
ことができる。
24aの吸入側冷媒の温度が所定温度よりも低くならな
いように圧縮機24aの冷媒吸入側の圧力を制御するよ
うにしたので、熱交換器23における熱媒体の高粘性化
を抑制することができ、熱媒体の付着を確実に防止する
ことができる。
【0043】図16及び図17は本発明の第5の実施形
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
【0044】本実施形態では、タイマ35及び制御部3
6を備え、以下に示す制御部36の動作により、冷凍回
路24の蒸発管24dに前記実施形態で説明したような
粘性の高い熱媒体の付着が生じないようにしている。
6を備え、以下に示す制御部36の動作により、冷凍回
路24の蒸発管24dに前記実施形態で説明したような
粘性の高い熱媒体の付着が生じないようにしている。
【0045】即ち、制御部36では、図17のフローチ
ャートに示すようにタイマ35を作動した後(S4
0)、所定時間t1 が経過すると(S41)、冷凍回路
24の圧縮機24aを停止する(S42)。次に、タイ
マ35をリセットし(S43)、所定時間t2 (<t1
)が経過した後(S44)、圧縮機24aを作動する
(S45)。この後、タイマ35をリセットし(S4
6)、前記ステップS2に戻ってステップS41〜S4
6の動作を繰り返す。
ャートに示すようにタイマ35を作動した後(S4
0)、所定時間t1 が経過すると(S41)、冷凍回路
24の圧縮機24aを停止する(S42)。次に、タイ
マ35をリセットし(S43)、所定時間t2 (<t1
)が経過した後(S44)、圧縮機24aを作動する
(S45)。この後、タイマ35をリセットし(S4
6)、前記ステップS2に戻ってステップS41〜S4
6の動作を繰り返す。
【0046】このように、本実施形態によれば、冷凍回
路24の圧縮機24aを所定時間t1 おきに所定時間t
2 ずつ停止することにより、冷凍回路24の蒸発温度を
制御するようにしたので、熱交換器23における熱媒体
の高粘性化を抑制することができ、熱媒体の付着を確実
に防止することができる。
路24の圧縮機24aを所定時間t1 おきに所定時間t
2 ずつ停止することにより、冷凍回路24の蒸発温度を
制御するようにしたので、熱交換器23における熱媒体
の高粘性化を抑制することができ、熱媒体の付着を確実
に防止することができる。
【0047】図18及び図21は本発明の第6の実施形
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
【0048】本実施形態では、熱媒体循環回路21(以
下、第1の熱媒体循環回路21という)とは別の回路で
熱交換器23から流出する熱媒体を一部の保冷庫10の
みに任意に循環可能な第2の熱媒体循環回路37を備え
ている。即ち、第2の熱媒体循環回路37は各保冷庫1
0の熱媒体流入側及び流出側にそれぞれ三方弁37aを
介して接続され、各三方弁37aによって各保冷庫10
の熱媒体流路を第1及び第2の熱媒体循環回路21,3
7の何れか一方に切換えられるようになっている。ま
た、第2の熱媒体循環回路37には、熱媒体循環用のポ
ンプ37bと、熱交換器23の流出側の熱媒体温度を検
出する温度センサ38がそれぞれ設けられている。一
方、第1の熱媒体循環回路21の流出側回路21bに
は、両端を熱交換器23の熱媒体流入側及び流出側にそ
れぞれ接続されたバイパス回路21fが設けられ、流出
側回路21bの熱媒体流路を三方弁21gによって熱交
換器23側及びバイパス回路21f側の何れか一方に切
換えられるようになっている。また、温度センサ38、
各三方弁37a,21g及びポンプ37bは、熱媒体流
路の切換動作を制御する制御部39に接続されている。
下、第1の熱媒体循環回路21という)とは別の回路で
熱交換器23から流出する熱媒体を一部の保冷庫10の
みに任意に循環可能な第2の熱媒体循環回路37を備え
ている。即ち、第2の熱媒体循環回路37は各保冷庫1
0の熱媒体流入側及び流出側にそれぞれ三方弁37aを
介して接続され、各三方弁37aによって各保冷庫10
の熱媒体流路を第1及び第2の熱媒体循環回路21,3
7の何れか一方に切換えられるようになっている。ま
た、第2の熱媒体循環回路37には、熱媒体循環用のポ
ンプ37bと、熱交換器23の流出側の熱媒体温度を検
出する温度センサ38がそれぞれ設けられている。一
方、第1の熱媒体循環回路21の流出側回路21bに
は、両端を熱交換器23の熱媒体流入側及び流出側にそ
れぞれ接続されたバイパス回路21fが設けられ、流出
側回路21bの熱媒体流路を三方弁21gによって熱交
換器23側及びバイパス回路21f側の何れか一方に切
換えられるようになっている。また、温度センサ38、
各三方弁37a,21g及びポンプ37bは、熱媒体流
路の切換動作を制御する制御部39に接続されている。
【0049】以上の構成においては、蓄冷装置20に保
冷庫10が接続されている状態で新たな保冷庫10′が
接続された場合は、以下に示す制御部39の動作によっ
て熱媒体流路が切換えられる。
冷庫10が接続されている状態で新たな保冷庫10′が
接続された場合は、以下に示す制御部39の動作によっ
て熱媒体流路が切換えられる。
【0050】即ち、制御部39では、図20のフローチ
ャートに示すように蓄冷装置20に新たな保冷庫10′
が接続されたことを検知すると(S50)、その保冷庫
10′の熱媒体流入側及び流出側の各三方弁37aと、
バイパス回路21fの三方弁21gをそれぞれ切換え
(S51)、第2の熱媒体循環回路37のポンプ37b
を作動する(S52)、これにより、図21の一点鎖線
矢印に示すように熱交換器23を流通する熱媒体が第2
の熱媒体循環回路37を介して新たな保冷庫10′のみ
に循環し、既に接続されていた保冷庫10には、同図の
実線矢印に示すように第1の熱媒体循環回路21が熱交
換器23を流通せずにバイパス回路21fを介して循環
する。この場合、新たに接続された保冷庫10′は使用
後であるため、熱交換器23を流通する熱媒体は前記切
換前よりも温度が高くなる。この後、熱交換器23から
流出する熱媒体の温度、即ち温度センサ38の検出温度
Tdが所定温度Td1以上になった場合は(S53)、新
たに接続された保冷庫10′側の各三方弁37aと及び
バイパス回路21fの三方弁21gをそれぞれ切換え
(S54)、全ての保冷庫10,10′に第1の熱媒体
循環回路21を介して熱媒体を循環させる。
ャートに示すように蓄冷装置20に新たな保冷庫10′
が接続されたことを検知すると(S50)、その保冷庫
10′の熱媒体流入側及び流出側の各三方弁37aと、
バイパス回路21fの三方弁21gをそれぞれ切換え
(S51)、第2の熱媒体循環回路37のポンプ37b
を作動する(S52)、これにより、図21の一点鎖線
矢印に示すように熱交換器23を流通する熱媒体が第2
の熱媒体循環回路37を介して新たな保冷庫10′のみ
に循環し、既に接続されていた保冷庫10には、同図の
実線矢印に示すように第1の熱媒体循環回路21が熱交
換器23を流通せずにバイパス回路21fを介して循環
する。この場合、新たに接続された保冷庫10′は使用
後であるため、熱交換器23を流通する熱媒体は前記切
換前よりも温度が高くなる。この後、熱交換器23から
流出する熱媒体の温度、即ち温度センサ38の検出温度
Tdが所定温度Td1以上になった場合は(S53)、新
たに接続された保冷庫10′側の各三方弁37aと及び
バイパス回路21fの三方弁21gをそれぞれ切換え
(S54)、全ての保冷庫10,10′に第1の熱媒体
循環回路21を介して熱媒体を循環させる。
【0051】このように、本実施形態では、蓄冷装置2
0に新たに接続された熱負荷の大きい保冷庫10′のみ
を循環する熱媒体を熱交換器23に流通させることによ
り、熱交換器23に比較的温度の高い熱媒体を一時的に
循環するようにしたので、熱交換器23における熱媒体
の高粘性化を抑制することができ、熱媒体の付着を確実
に防止することができる。また、温度センサ38の検出
温度が所定温度Td1以上になると、熱媒体が全ての保冷
庫10,10′に循環する状態に復帰させるようにした
ので、各保冷庫10,10′を全体的に効率良く冷却す
ることができる。
0に新たに接続された熱負荷の大きい保冷庫10′のみ
を循環する熱媒体を熱交換器23に流通させることによ
り、熱交換器23に比較的温度の高い熱媒体を一時的に
循環するようにしたので、熱交換器23における熱媒体
の高粘性化を抑制することができ、熱媒体の付着を確実
に防止することができる。また、温度センサ38の検出
温度が所定温度Td1以上になると、熱媒体が全ての保冷
庫10,10′に循環する状態に復帰させるようにした
ので、各保冷庫10,10′を全体的に効率良く冷却す
ることができる。
【0052】尚、前記実施形態では温度センサ38の検
出温度に基づいて熱媒体が全ての保冷庫10,10′に
循環する状態に復帰させるようにしたが、新たな保冷庫
10′が接続された後、所定時間が経過した場合に前述
の状態に復帰させるようにしてもよい。
出温度に基づいて熱媒体が全ての保冷庫10,10′に
循環する状態に復帰させるようにしたが、新たな保冷庫
10′が接続された後、所定時間が経過した場合に前述
の状態に復帰させるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2及び
3の保冷庫の蓄冷装置によれば、温度低下によって粘性
が高くなった熱媒体が熱交換器内に付着した場合でも、
熱媒体の付着を速やかに解消することができるので、熱
媒体の付着による熱交換器の熱交換性能の低下を確実に
防止することができる。
3の保冷庫の蓄冷装置によれば、温度低下によって粘性
が高くなった熱媒体が熱交換器内に付着した場合でも、
熱媒体の付着を速やかに解消することができるので、熱
媒体の付着による熱交換器の熱交換性能の低下を確実に
防止することができる。
【0054】また、請求項4または5の保冷庫の蓄冷装
置によれば、請求項1、2または3の効果に加え、冷凍
回路の圧縮機を的確に制御することができるので、熱媒
体の付着の解消及び熱媒体の冷却を効率的に行うことが
できる。
置によれば、請求項1、2または3の効果に加え、冷凍
回路の圧縮機を的確に制御することができるので、熱媒
体の付着の解消及び熱媒体の冷却を効率的に行うことが
できる。
【0055】請求項6、7及び8の保冷庫の蓄冷装置に
よれば、熱交換器における熱媒体の高粘性化を抑制する
ことができるので、熱媒体の付着を確実に防止すること
ができる。
よれば、熱交換器における熱媒体の高粘性化を抑制する
ことができるので、熱媒体の付着を確実に防止すること
ができる。
【0056】また、請求項9及び10の保冷庫の蓄冷装
置によれば、請求項8の効果に加え、熱交換器を循環す
る熱媒体を一部の保冷庫のみに流通させた後、熱媒体を
全ての保冷庫に循環させる状態に自動的に復帰するの
で、複数の保冷庫を全体的に効率良く冷却することがで
きる。
置によれば、請求項8の効果に加え、熱交換器を循環す
る熱媒体を一部の保冷庫のみに流通させた後、熱媒体を
全ての保冷庫に循環させる状態に自動的に復帰するの
で、複数の保冷庫を全体的に効率良く冷却することがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す蓄冷装置の概略
構成図
構成図
【図2】保冷庫の斜視図
【図3】保冷庫の側面断面図
【図4】保冷庫と蓄冷装置との接続構造を示す要部断面
図
図
【図5】制御系を示すブロック図
【図6】制御部の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施形態を示す蓄冷装置の部分
概略構成図
概略構成図
【図8】制御系を示すブロック図
【図9】制御部の動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施形態を示す蒸発管の断面
図
図
【図11】制御系を示すブロック図
【図12】制御部の動作を示すフローチャート
【図13】本発明の第4の実施形態を示す蓄冷装置の部
分概略構成図
分概略構成図
【図14】制御系を示すブロック図
【図15】制御部の動作を示すフローチャート
【図16】本発明の第5の実施形態を示す制御系のブロ
ック図
ック図
【図17】制御部の動作を示すフローチャート
【図18】本発明の第6の実施形態を示す蓄冷装置の概
略構成図
略構成図
【図19】制御系を示すブロック図
【図20】制御部の動作を示すフローチャート
【図21】熱媒体の流路を切換えた状態を示す蓄冷装置
の概略構成図
の概略構成図
10…保冷庫、11…保冷庫本体、12…冷却器、12
a…蓄冷剤、12b…熱媒体流通管、20…蓄冷装置、
21…熱媒体循環回路、21c…ポンプ、21e…流量
計、21f…バイパス回路、23…熱交換器、24…冷
凍回路、25…制御部、26…流入側温度センサ、27
…流出側温度センサ、28…制御部、29…第1の温度
センサ、30…第2の温度センサ、31…制御部、32
…温度センサ、33…圧力調整弁、34…制御部、35
…タイマ、36…制御部、37…第2の熱媒体循環回
路、38…温度センサ、39…制御部。
a…蓄冷剤、12b…熱媒体流通管、20…蓄冷装置、
21…熱媒体循環回路、21c…ポンプ、21e…流量
計、21f…バイパス回路、23…熱交換器、24…冷
凍回路、25…制御部、26…流入側温度センサ、27
…流出側温度センサ、28…制御部、29…第1の温度
センサ、30…第2の温度センサ、31…制御部、32
…温度センサ、33…圧力調整弁、34…制御部、35
…タイマ、36…制御部、37…第2の熱媒体循環回
路、38…温度センサ、39…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 BA02 CA01 DA02 FA02 JA04 KA16 MA01 PA03 PA04 PA05 3L054 BG04 BH01
Claims (10)
- 【請求項1】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器と、液状の熱
媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒体流通手段と
を備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体流通手段
に流通することにより冷却器の蓄冷を行うようにした保
冷庫の蓄冷装置において、 前記保冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保
冷庫の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環
回路と、 熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、 熱媒体循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、 冷凍回路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交
換させる熱交換器と、 熱媒体循環回路の所定位置における熱媒体の流量を検出
する流量検出手段と、 流量検出手段の検出流量が所定流量以上になるように冷
凍回路を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
保冷庫の蓄冷装置。 - 【請求項2】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器と、液状の熱
媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒体流通手段と
を備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体流通手段
に流通することにより冷却器の蓄冷を行うようにした保
冷庫の蓄冷装置において、 前記保冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保
冷庫の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環
回路と、 熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、 熱媒体循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、 冷凍回路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交
換させる熱交換器と、 熱交換器の熱媒体流入側及び流出側の熱媒体温度をそれ
ぞれ検出する温度検出手段と、 温度検出手段の熱媒体流入側と流出側との検出温度差が
所定温度以上になるように冷凍回路を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする保冷庫の蓄冷装置。 - 【請求項3】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器と、液状の熱
媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒体流通手段と
を備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体流通手段
に流通することにより冷却器の蓄冷を行うようにした保
冷庫の蓄冷装置において、 前記保冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保
冷庫の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環
回路と、 熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、 熱媒体循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、 冷凍回路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交
換させる熱交換器と、 熱交換器における熱媒体の温度を冷凍回路側の伝熱面に
対して互いに異なった距離だけ離れた位置でそれぞれ検
出する温度検出手段と、 温度検出手段の各検出位置の検出温度差が所定温度以下
になるように冷凍回路を制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする保冷庫の蓄冷装置。 - 【請求項4】 前記冷凍回路は圧縮機を含む回路であっ
て、 前記制御手段を冷凍回路の圧縮機の作動及び停止を制御
するように構成したことを特徴とする請求項1、2また
は3保冷庫の蓄冷装置。 - 【請求項5】 前記冷凍回路は圧縮機を含む回路であっ
て、 前記制御手段を冷凍回路の圧縮機の回転数を制御するよ
うに構成したことを特徴とする請求項1、2または3保
冷庫の蓄冷装置。 - 【請求項6】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器と、液状の熱
媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒体流通手段と
を備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体流通手段
に流通することにより冷却器の蓄冷を行うようにした保
冷庫の蓄冷装置において、 前記保冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保
冷庫の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環
回路と、 熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、 圧縮機を含む回路によって構成された冷凍回路と、 冷凍回路における圧縮機の吸入側冷媒と熱媒体循環回路
の熱媒体とを熱交換させる熱交換器と、 圧縮機の吸入側冷媒の温度を検出する温度検出手段と、 圧縮機の冷媒吸入側の圧力を調整可能な圧力調整手段
と、 温度検出手段の検出温度が所定温度以上になるように圧
力調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する保冷庫の蓄冷装置。 - 【請求項7】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器と、液状の熱
媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒体流通手段と
を備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体流通手段
に流通することにより冷却器の蓄冷を行うようにした保
冷庫の蓄冷装置において、 前記保冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保
冷庫の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環
回路と、 熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、 圧縮機を含む回路によって構成された冷凍回路と、 冷凍回路における圧縮機の吸入側冷媒と熱媒体循環回路
の熱媒体とを熱交換させる熱交換器と、 冷凍回路の圧縮機を所定時間おきに所定時間ずつ停止さ
せる制御手段とを備えたことを特徴とする保冷庫の蓄冷
装置。 - 【請求項8】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
体と、蓄冷剤からなる庫内冷却用の冷却器と、液状の熱
媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒体流通手段と
を備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体流通手段
に流通することにより冷却器の蓄冷を行うようにした保
冷庫の蓄冷装置において、 複数の保冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、
各保冷庫の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体
循環回路と、 熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、 熱媒体循環回路の熱媒体を冷却するための冷凍回路と、 冷凍回路の低温冷媒と熱媒体循環回路の熱媒体とを熱交
換させる熱交換器と、 熱交換器を循環する熱媒体を一部の保冷庫のみに任意に
流通可能な流路切換手段とを備えたことを特徴とする保
冷庫の蓄冷装置。 - 【請求項9】 前記熱交換器の熱媒体流出側の熱媒体温
度を検出する温度検出手段と、 前記熱媒体循環回路に接続されている保冷庫のうち一部
の保冷庫のみに熱媒体を循環させた後、温度検出手段の
検出温度が所定温度以下になった場合、全ての保冷庫に
熱媒体を循環するように熱媒体の流路を切換える制御手
段とを備えたことを特徴とする請求項8記載の保冷庫の
蓄冷装置。 - 【請求項10】 前記熱媒体循環回路に接続されている
保冷庫のうち一部の保冷庫のみに熱媒体を循環させた
後、所定時間が経過した場合、全ての保冷庫に熱媒体を
循環するように熱媒体の流路を切換える制御手段を備え
たことを特徴とする請求項8記載の保冷庫の蓄冷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000079691A JP2001263737A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 保冷庫の蓄冷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000079691A JP2001263737A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 保冷庫の蓄冷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001263737A true JP2001263737A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18596902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000079691A Pending JP2001263737A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 保冷庫の蓄冷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001263737A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008116199A (ja) * | 2007-10-26 | 2008-05-22 | Tokyo Electron Ltd | 熱媒体循環装置及びこれを用いた熱処理装置 |
CN114264108A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-01 | 国能龙源蓝天节能技术有限公司 | 一种长距离冷量利用的间接制冷系统 |
CN114279143A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-05 | 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 | 制冷系统及制冷设备 |
-
2000
- 2000-03-22 JP JP2000079691A patent/JP2001263737A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008116199A (ja) * | 2007-10-26 | 2008-05-22 | Tokyo Electron Ltd | 熱媒体循環装置及びこれを用いた熱処理装置 |
JP4618288B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2011-01-26 | 東京エレクトロン株式会社 | 熱媒体循環装置及びこれを用いた熱処理装置 |
CN114264108A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-01 | 国能龙源蓝天节能技术有限公司 | 一种长距离冷量利用的间接制冷系统 |
CN114264108B (zh) * | 2021-12-22 | 2024-04-02 | 国能龙源蓝天节能技术有限公司 | 一种长距离冷量利用的间接制冷系统 |
CN114279143A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-05 | 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 | 制冷系统及制冷设备 |
CN114279143B (zh) * | 2021-12-31 | 2023-10-31 | 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 | 制冷系统及制冷设备 |
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