JP2001263344A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

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JP2001263344A
JP2001263344A JP2000072002A JP2000072002A JP2001263344A JP 2001263344 A JP2001263344 A JP 2001263344A JP 2000072002 A JP2000072002 A JP 2000072002A JP 2000072002 A JP2000072002 A JP 2000072002A JP 2001263344 A JP2001263344 A JP 2001263344A
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Japan
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groove
dynamic pressure
sleeve
pressure generating
seal groove
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Hiroaki Saito
浩昭 斎藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリューシール溝を形成するスリーブ開放
端側軸受穴の内径をラジアル側動圧発生溝部分のスリー
ブ内径よりが大きくするとボールバニッシュによる内径
仕上げが不十分となり、溝形状が不均一となってシール
性能がばらつき、同一径とすると、発生するポンピング
力が強すぎて信頼性を損なう。 【解決手段】 スクリューシール溝部の内径を、スリー
ブの内径と同径とし、スクリューシール溝11をラジア
ル側動圧発生溝4cに連続して、ラジアル側動圧発生溝
と同一角度および同一本数の溝とし、かつ、固定軸のス
クリューシール溝11に対向する部分をベースに向かっ
て径が小さくなるようなテーパー状とする。これによ
り、スクリューシール溝形状を均一化し、固定軸のテー
パー角を調整することにより、シール力をコントロール
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクを回
転させながら信号の記録再生を行なうディスク記録装置
や、高速回転するビデオテープレコーダ用回転ヘッド装
置等に用いられる動圧型の流体軸受装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク等を用いた記録装置は、
そのメモリー容量が増大し、またデータの転送速度が高
速化しているため、この種の記録装置に用いられるディ
スク回転装置は高速、高精度回転が必要となり、その回
転主軸部には流体軸受装置が用いられている。
【0003】以下、図3,図4を参照しながら、上述し
た従来の流体軸受装置の一例について説明する。図3,
図4において、ベース41には固定軸42がその一端に
おいて固定され、ハブ44に設けられたスリーブ44a
が回転自在に嵌合されている。固定軸42の他端にはフ
ランジ43が圧入、固定され、フランジ43に対向して
スラスト板47がスリーブ44aに固定されている。ス
リーブ44aの内周面には、通常は2組の魚骨状のラジ
アル側動圧発生溝44b,44cが設けられ、フランジ
43とスラスト板47には、螺旋状または魚骨状のスラ
スト側動圧発生溝43a,47aが設けられ、各動圧発
生溝44b,44c,43a,47aには潤滑剤50が
注油されて充満している。
【0004】スリーブ44aはハブ44と一体的に構成
され、ハブ44にはモータロータ46が、またベース4
1にはモータステータ45が取り付けられている。そし
てスリーブ44aの内径より若干大きい内径を有し、ス
リーブ44aの開放端側軸受穴内にはラジアル側動圧発
生溝44cと連続する螺旋状のスクリューシール溝51
が設けられている。ハブ44の外周にはディスク48
a,48b,スペーサ49が搭載されている。
【0005】このように構成された従来の流体軸受装置
について、以下、その動作を説明する。図3において、
モータステータ45が通電されると、回転磁界が発生
し、モータロータ46は、ハブ44,スリーブ44a,
スラスト板47と共に一体的に回転を始める。この時魚
骨状のラジアル側動圧発生溝44b,44cは潤滑剤5
0をかき集め、ポンピング作用により圧力を発生せし
め、また魚骨状のスラスト側動圧発生溝43a,47a
もそれぞれ潤滑剤50をかき集めてこれらの発生圧力に
より、スリーブ44aは固定軸42に対して完全非接触
状態となり回転する。そしてスリーブ44aの回転によ
りスクリューシール溝51が回転し、潤滑剤50をその
ポンピング作用によりシールする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、次のような問題がある。スクリューシー
ル溝51をスリーブ44aの開放端側軸受穴に加工する
上で、ラジアル側動圧発生溝44cと同時に加工する
が、ラジアル側動圧発生溝44cを有するスリーブ44
aの内径よりスクリューシール溝51を形成するスリー
ブ開放端側軸受穴の内径が大きいとボールバニッシュが
不十分となり、溝形状が不均一となってシール性能がば
らつく。また、同一径とした場合は、発生するポンピン
グ力が強すぎてスラスト浮上量が安定せず、信頼性を損
なう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の流体軸受装置は、モータステータを有す
るベースに一端部が固定され、他端部にフランジが固定
された固定軸と、モータロータを有するハブに設けら
れ、前記固定軸に回転自在に嵌合されるとともに前記フ
ランジに近接して対向するスラスト板を有するスリーブ
とを備え、前記スリーブは、その内周面にラジアル側動
圧発生溝と、スリーブ開放端側軸受穴内にスクリューシ
ール溝を有するとともに、前記スラスト板または前記フ
ランジ、または前記スリーブの前記フランジと軸方向に
互いに対向する面の少なくともいずれかにスラスト側動
圧発生溝を有し、前記固定軸と前記スクリューシール溝
部の間の空間は油たまり部を構成し、前記ラジアル側動
圧発生溝およびスラスト側動圧発生溝および前記油たま
り部は潤滑剤が保持される流体軸受装置において、前記
スクリューシール溝を有する前記スリーブ開放端側軸受
穴の内径を、前記ラジアル側動圧発生溝を有する前記ス
リーブの内径と同径とし、かつ前記スクリューシール溝
は、前記ラジアル側動圧発生溝に連続する、前記ラジア
ル側動圧発生溝と同一角度および同一本数の溝とし、さ
らに前記固定軸における前記スクリューシール溝に対向
する部分は、前記ベースに向かって径が小さくなるよう
なテーパー状としたことを特徴とするものである。
【0008】これにより、シール溝形状を均一化し、シ
ール力を固定軸のテーパー角でコントロールすることが
でき、潤滑剤の流出の無い流体軸受装置の構成を得るこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1および図2を参照しながら詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施の形態における流体軸受装置の断
面を示したもので、1はベース、2は固定軸、3はフラ
ンジ、4はハブ、4aはスリーブ、4b,4cはラジア
ル側動圧発生溝、5はモータステータ、6はモータロー
タ、7はスラスト板、3a,7aはスラスト側動圧発生
溝、8a,8bはディスク、9はスペーサ、10は潤滑
剤、11はスクリューシール溝である。
【0010】固定軸2は、モータステータ5を有するベ
ース1に一端部が固定され、他端部にフランジ3が固定
されている。スリーブ4aは、モータロータ6を有する
ハブに一体的に設けられ、固定軸2に回転自在に嵌合さ
れている。また、スリーブ4aには、挿入された固定軸
2の他端部に固定されたフランジ3に対向するようにス
ラスト板7が設けられている。
【0011】スリーブ4aの内周面にはラジアル側動圧
発生溝4b,4cが、スリーブ開放端側軸受穴内にはス
クリューシール溝11がそれぞれ設けられている。また
フランジ3とスラスト板7には、螺旋状または魚骨状の
スラスト側動圧発生溝3a,7aが設けられ、各動圧溝
発生溝4b,4c,3a,7aには潤滑剤10が注油さ
れて充満し、固定軸2とスクリューシール溝11部との
間の空間は油たまり部となっている。
【0012】ここで、本発明は、図2の要部拡大図に示
したように、スクリューシール溝11を有するスリーブ
開放端側軸受穴の内径を、ラジアル側動圧発生溝4cを
有するスリーブ4aの内径と同径とし、かつスクリュー
シール溝11をラジアル側動圧発生溝4cに連続する、
ラジアル側動圧発生溝4cと同一角度および同一本数の
溝とし、さらに、固定軸2におけるスクリューシール溝
11に対向する部分がベース1に向かって径が小さくな
るようなテーパー状としたことを特徴とするものであ
る。なお、2aはテーパー部、12は油たまり部であ
る。
【0013】以上のように構成された本実施の形態にお
ける流体軸受装置について、以下、その動作を説明す
る。モータステータ5が通電されると、回転磁界が発生
し、モータロータ6は、ハブ4,スリーブ4a,スラス
ト板7と共に一体的に回転を始める。この時魚骨状のラ
ジアル側動圧発生溝4b,4cは潤滑剤10をかき集め
ポンピング作用により圧力を発生せしめ、また魚骨状の
スラスト側動圧発生溝3a,7aもそれぞれ潤滑剤10
をかき集めてこれらの発生圧力により、スリーブ4aは
固定軸2に対して完全非接触状態となり回転する。そし
てスリーブ4aの回転によりスクリューシール溝11が
回転し、潤滑剤10をそのポンピング作用によりシール
する。そのため潤滑剤10は、安定に保持される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スクリューシール溝を有するスリーブ開放端側軸受穴の
内径を、ラジアル側動圧発生溝を有するスリーブの内径
と同径とし、かつスクリューシール溝をラジアル側動圧
発生溝に連続する、ラジアル側動圧発生溝と同一角度お
よび同一本数の溝とし、さらに、固定軸におけるスクリ
ューシール溝に対向する部分がベースに向かって径が小
さくなるようなテーパー状としたことにより、スクリュ
ーシール溝形状を均一化し、固定軸のテーパー角を変え
ることでシール力をコントロールでき、潤滑剤の流出の
無い流体軸受装置の構成を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における流体軸受装置の
断面図
【図2】本発明の一実施の形態における流体軸受装置の
要部詳細図
【図3】従来例の流体軸受装置の断面図
【図4】従来例の流体軸受装置の要部詳細図
【符号の説明】
1 ベース 2 固定軸 2a テーパー部 3 フランジ 3a スラスト側動圧発生溝 4 ハブ 4a スリーブ 4b,4c ラジアル側動圧発生溝 5 モータステータ 6 モータロータ 7 スラスト板 7a スラスト側動圧発生溝 8a,8b ディスク 9 スペーサ 10 潤滑剤 11 スクリューシール溝 12 油たまり部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータステータを有するベースに一端部
    が固定され、他端部にフランジが固定された固定軸と、 モータロータを有するハブに設けられ、前記固定軸に回
    転自在に嵌合されるとともに前記フランジに近接して対
    向するスラスト板を有するスリーブとを備え、 前記スリーブは、その内周面にラジアル側動圧発生溝
    と、スリーブ開放端側軸受穴内にスクリューシール溝を
    有するとともに、前記スラスト板または前記フランジ、
    または前記スリーブの前記フランジと軸方向に互いに対
    向する面の少なくともいずれかにスラスト側動圧発生溝
    を有し、前記固定軸と前記スクリューシール溝部の間の
    空間は油たまり部を構成し、前記ラジアル側動圧発生溝
    およびスラスト側動圧発生溝および前記油たまり部は潤
    滑剤が保持される流体軸受装置において、 前記スクリューシール溝を有する前記スリーブ開放端側
    軸受穴の内径を、前記ラジアル側動圧発生溝を有する前
    記スリーブの内径と同径とし、かつ前記スクリューシー
    ル溝は、前記ラジアル側動圧発生溝に連続する、前記ラ
    ジアル側動圧発生溝と同一角度および同一本数の溝と
    し、さらに前記固定軸における前記スクリューシール溝
    に対向する部分は、前記ベースに向かって径が小さくな
    るようなテーパー状としたことを特徴とする流体軸受装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090279817A1 (en) * 2005-04-07 2009-11-12 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing apparatus
JP2010133562A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Seagate Technology Llc 流体動圧軸受用流体汲上げ毛細管シール
CN105422625A (zh) * 2015-12-14 2016-03-23 苏州安特实业有限公司 一种轴套结构

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