JP2001263113A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JP2001263113A
JP2001263113A JP2000071380A JP2000071380A JP2001263113A JP 2001263113 A JP2001263113 A JP 2001263113A JP 2000071380 A JP2000071380 A JP 2000071380A JP 2000071380 A JP2000071380 A JP 2000071380A JP 2001263113 A JP2001263113 A JP 2001263113A
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piston
link
intake
internal combustion
combustion engine
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JP2000071380A
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English (en)
Inventor
Shunichi Aoyama
俊一 青山
Katsuya Mogi
克也 茂木
Takayuki Arai
孝之 荒井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • F02B75/048Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable crank stroke length

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある範囲の吸気有効ストロークの可変制御に
必要な吸気弁閉時期の変化幅を小さくする。 【解決手段】 ピストン−クランク機構として、ピスト
ンにピストンピンを介して連結されたアッパーリンク
と、アッパーリンクに連結されるとともにクランクシャ
フトのクランクピン部に連結されたロアーリンクと、ロ
アーリンクに連結されるとともに機関本体に揺動可能に
支持された制御リンクと、からなる複リンク式ピストン
−クランク機構を用い、単リンク式に比べてBDC前後
のピストンストローク速度を大きく、TDC前後のピス
トンストローク速度を小さくする。有効ストロークを小
とするためのIVO1がBDC寄りとなるので、必要な
変化幅θ1が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸気弁側に可変
動弁機構を備えた内燃機関、特に、吸気弁閉時期を変化
させて吸気行程の有効ストロークを可変制御するように
した内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガソリン機関において、吸気弁の
閉時期(IVC)を変化させて吸気行程の有効ストロー
クを制御し、部分負荷運転時のポンプ損失を低減する技
術の研究が従来から進められている(例えば、社団法人
自動車技術会1994年発行の学術講演会前刷集942
1994 NO.9433515) この技術は、吸気行程後半に吸気弁を閉じてしまうこと
で吸気の有効ストロークを減少させたり、あるいは圧縮
行程前半まで吸気弁を開弁させておくことで吸気の有効
ストロークを減少させたりするもので、部分負荷運転時
にこのような吸気有効ストロークの低減を行うことによ
り、スロットルバルブによる吸気通路の絞り度合いを小
さくすることが可能となり、ポンプ損失を低減すること
が出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピストンのピストンピ
ンとクランクシャフトのクランクピンとを単一のリンク
(コンロッド)で連結した一般的なピストン−クランク
機構(これを単リンク式ピストン−クランク機構と呼
ぶ)を備えた内燃機関の場合、ピストン上死点前後のピ
ストンストローク速度は比較的大きく、下死点前後のピ
ストンストローク速度は比較的小さい。
【0004】このようなピストンストローク特性を有す
る機関で前述のような吸気有効ストロークの可変制御を
行うとすると、後に詳述するように、IVCを大幅に変
化させることが可能な可変動弁機構を使用する必要が生
じ、また、制御範囲が大きい分だけ高い制御応答速度が
求められることになる。
【0005】さらに、IVCの変更に伴って吸気弁の開
時期(IVO)も変化するような可変動弁機構を用いた
場合、上死点前後のピストンストローク速度が大きい
と、IVO変化による影響が強く表れるようになり、好
ましくない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
シリンダ内を往復動するピストンと、このピストンの往
復動をクランクシャフトの回転に変換するピストン−ク
ランク機構と、上記クランクシャフトの回転に同期して
吸気通路を開閉する吸気弁と、この吸気弁の閉時期を変
化させる可変動弁機構と、を備える内燃機関において、
上記ピストン−クランク機構が、単リンク式ピストン−
クランク機構に比べてピストン下死点前後のピストンス
トローク速度が大きく、かつピストン上死点前後のピス
トンストローク速度が小さくなっていることを特徴とし
ている。
【0007】このような特性は、例えば複数のリンクか
ら構成した複リンク式ピストン−クランク機構によって
実現できる。このような特性とすれば、ある吸気有効ス
トロークを与えるための吸気弁閉時期(IVC)が下死
点(BDC)に近付くことになり、吸気有効ストローク
の可変制御に必要なIVCの変化幅がそれだけ小さなも
のとなる。
【0008】この請求項1の発明をさらに限定した請求
項2の発明では、上記ピストン−クランク機構は、上記
クランクシャフトの回転に対する上記ピストンの往復運
動が単振動運動に近い特性を有している。このように単
振動に近づけるほど、内燃機関の回転2次振動が小さく
なる。
【0009】請求項3の発明においては、上記ピストン
−クランク機構は、上記ピストンにピストンピンを介し
て連結された第1リンクと、この第1リンクに連結ピン
を介して連結されるとともに上記クランクシャフトのク
ランクピン部に回転可能に連結された第2リンクと、上
記第1リンクまたは第2リンクに連結ピンを介して連結
されるとともに機関本体に揺動可能に支持された第3リ
ンクと、を含んで構成される。
【0010】このような複リンク式ピストン−クランク
機構においては、各リンクや支点のアライメントを適切
に設定することにより、上述したようなピストンストロ
ーク速度の特性を容易に得ることができる。
【0011】さらに、この請求項3に従属する請求項4
の発明は、上記第3リンクの揺動支持位置を機関運転条
件に応じて変化させることを特徴としている。
【0012】この揺動支点の変化に伴って、ピストン上
死点でのピストン位置が変化する。つまり、圧縮比が可
変となる。IVCの可変制御により吸気有効ストローク
を小さくすると、有効圧縮比が低下して筒内ガス温度が
低下する問題があるが、この可変圧縮比機構と組み合わ
せることにより、有効圧縮比の低下を補うことが可能と
なる。
【0013】請求項5の発明では、上記可変動弁機構
は、上記吸気弁の閉時期の変化に伴って開時期も変化す
る機構である。このような可変動弁機構と組み合わせて
用いる場合、上述したようにピストン上死点前後のピス
トンストローク速度が小さな特性であれば、吸気弁が開
き始めるときのピストンストローク位置の変化がそれだ
け小さくなる。特に、吸気有効ストロークを小さくする
のに伴って吸気弁開時期(IVO)が上死点後に遅れた
としても、上述したようにピストン上死点前後のピスト
ンストローク速度が小さな特性であれば、上死点からI
VOまでのピストンストローク量(つまり吸気弁が閉じ
たままで下降するストローク量)がそれだけ小さくな
り、ピストンの下降に伴う負の仕事が少なくなる。
【0014】上記可変動弁機構が、例えば請求項6のよ
うに、チェーンまたはタイミングベルトを介して上記ク
ランクシャフトにより回転駆動されるドライブシャフト
と、このドライブシャフトに固定された偏心リング状の
駆動カムと、この駆動カムに回転可能に支持されたリン
クアームと、このリンクアームに連結ピンを介して連結
されるとともに機関本体に揺動可能に支持されたロッカ
アームと、このロッカアームに連結ピンを介して連結さ
れたリンク部材と、このリンク部材に連結ピンを介して
連結されるとともに上記ドライブシャフトに揺動可能に
支持された揺動カムと、この揺動カムの揺動を上記吸気
弁へ伝達するバルブリフターと、上記ロッカアームの揺
動支持位置を変化させる機構と、を含んで構成される。
【0015】この可変動弁機構では、吸気弁の可変制御
の態様として、バルブリフトのピーク位置がほぼ一定の
まま作動角が広狭変化するものとなる。
【0016】また請求項7では、上記可変動弁機構が、
チェーンまたはタイミングベルトを介して上記クランク
シャフトにより回転駆動されるカムスプロケットと、こ
のカムスプロケットにより回転駆動されるカムシャフト
と、上記カムスプロケットと上記カムシャフトとの位相
を変化させる機構と、を含んで構成される。
【0017】この可変動弁機構では、吸気弁の可変制御
の態様として、作動角が一定のまま、位相が変化し、I
VCとIVCとの双方が等しく変化する。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ピストン下死点前後の
ピストンストローク速度を大きく、かつピストン上死点
前後のピストンストローク速度を小さくすることによ
り、ある範囲の吸気有効ストロークの可変制御に必要な
吸気弁閉時期の変化幅が小さくなり、可変動弁機構の設
計自由度が増大するとともに、可変動弁機構自体に対す
る制御応答速度の要求が低減する。また、吸気有効スト
ロークの可変制御に伴って吸気弁開時期が変化する場合
でも、排気弁と吸気弁の双方が閉じたままピストンが下
降するストローク量が比較的小さくなり、これによるポ
ンプ損失の発生を可及的に抑制できる。
【0019】また、請求項2のようにピストンの往復運
動を単振動運動に近づければ、回転2次振動を低減する
ことができる。
【0020】さらに、請求項4のような可変圧縮比機構
と組み合わせることが容易であり、これにより、吸気有
効ストロークを小さくしたときの有効圧縮比の低下を補
うことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、この発明に係る内燃機関に用いら
れる複リンク式ピストン−クランク機構の全体図であ
る。なお、同図(a)は組立状態を、(b)は分解状態
を示している。
【0023】クランク軸51は、複数のジャーナル部5
2とクランクピン部53とカウンタウエィト部51aと
を備えており、機関本体となる図示せぬシリンダブロッ
クの主軸受に、ジャーナル部52が回転自在に支持され
ている。上記クランクピン部53は、ジャーナル部52
から所定量偏心しており、ここに第2リンクとなるロア
ーリンク54が回転自在に連結されている。
【0024】上記ロアーリンク54は、略T字形をなす
もので、その本体54aとキャップ54bとから分割可
能に構成された略中央の連結孔に上記クランクピン部5
3が嵌合している。
【0025】第1リンクとなるアッパーリンク55は、
下端側が連結ピン56によりロアーリンク54の一端に
回動可能に連結され、上端側がピストンピン57により
ピストン58に回動可能に連結されている。上記ピスト
ン58は、燃焼圧力を受け、シリンダブロックのシリン
ダ59内を往復動する。なお、上記シリンダ59の上部
に、後述する吸気弁および排気弁が配置されている。
【0026】第3リンクとなる制御リンク60は、上端
側が連結ピン61によりロアーリンク54の他端に回動
可能に連結され、下端側が制御軸62を介して機関本体
例えばシリンダブロックの適宜位置に回動可能に連結さ
れている。詳しくは、制御軸62は、小径部62bを中
心として回転するように機関本体に支持されており、こ
の小径部62bに対し偏心している大径部62aに、上
記制御リンク60下端部が回転可能に嵌合している。
【0027】上記制御軸62は、図示しない圧縮比制御
アクチュエータによって回動位置が制御される。この圧
縮比制御アクチュエータは、制御リンク60から加わる
反力に抗して、任意の回動位置で制御軸62を保持する
ことができるようになっている。
【0028】上記のようなピストン−クランク機構にお
いては、上記制御軸62が圧縮比制御アクチュエータに
よって回動されると、小径部62bに対して偏心してい
る大径部62aの軸中心位置、特に、機関本体に対する
相対位置が変化する。これにより、制御リンク60の下
端の揺動支持位置が変化する。そして、上記制御リンク
60の揺動支持位置が変化すると、ピストン58の行程
が変化し、ピストン上死点(TDC)におけるピストン
58の位置が高く(つまり図1のy座標が大きく)なっ
たり低くなったりする。これにより、機関圧縮比を変え
ることが可能となる。
【0029】低負荷時に吸気有効ストロークを小さくし
て吸気量を減少させる場合、同時に有効圧縮比も低下し
て圧縮行程中の筒内ガス温度が低下することが知られて
いる。本実施例では、このような有効圧縮比の低下を補
うべく、低負荷時はTDCにおけるピストン位置が高く
なるように制御リンク60の揺動支持位置(制御軸12
の回動位置)を制御する。
【0030】ところで、図1のような複リンク式ピスト
ン−クランク機構は、機関の圧縮比を変化させ得る機構
として有用であるが、その特徴の他、各リンクや支点の
アライメントを適切に設定することにより、ピストンピ
ンとクランクピンとを単一のリンク(コンロッド)で連
結した単リンク式ピストン−クランク機構と比較して、
ピストン下死点(BDC)前後のピストンストローク速
度を大きく、かつTDC前後のピストンストローク速度
を小さくすることが出来る特徴を有している。
【0031】図2は、図1の複リンク式ピストン−クラ
ンク機構のピストンストローク特性を示している。図示
するように、本実施例では、BDC前後のピストンスト
ローク速度が単リンク式ピストン−クランク機構の場合
よりも大きくなっており、同時に、TDC前後のピスト
ンストローク速度が単リンク式ピストン−クランク機構
の場合よりも小さくなっている。そして、この結果、ピ
ストンストローク特性が単振動に近似した特性となって
いる。このようにピストンストローク特性が単振動に近
づくほど機関の回転2次振動が小さくなる。
【0032】次に、図3に基づいて、吸気有効ストロー
ク制御を行うのに必要なIVCの変化幅について説明す
る。
【0033】同図において、IVC0は、高負荷時の吸
気弁閉時期を示している。図示するように、吸気有効ス
トロークは、IVCをBDCとしたとき最大となるが、
吸気量を最大とするために、一般に、IVC0はBDC
より若干遅角側に設定される。
【0034】IVC1は、吸気有効ストロークを小さく
するために吸気下死点前に早めた低負荷時の吸気弁閉時
期、特に本発明の場合の吸気弁閉時期を示している。こ
のIVC1によれば、吸気有効ストロークが小さくなる
ので、低負荷時の吸気通路負圧を小さく(スロットルバ
ルブの絞り度合いを小さく)することができ、ポンプ損
失を低減することが出来る。
【0035】ここで、本発明では、上記のように複リン
ク式ピストン−クランク機構のリンクアライメントを適
切に設定することでBCD前後のピストンストローク速
度が大きくなっており、従って、有効ストロークを小さ
くするのに必要なIVCの変化幅θ1が比較的小さい。
【0036】これに対し、IVC2は、従来の単リンク
式ピストン−クランク機構を用いた場合における低負荷
時の吸気弁閉時期を示す。この図に明らかなように、従
来の特性では、BDC前後のピストンストローク速度が
小さいので、同一の吸気有効ストロークに縮小するに
は、IVC2は本発明のIVC1よりも上死点寄りとな
る。従って、同等の有効ストローク制御を行うのに必要
なIVCの変化幅θ2が比較的大きくなる。
【0037】このように本発明によれば、可変動弁機構
が実現すべきIVCの変化幅を比較的小さくすることが
でき、可変動弁機構の設計自由度を大きくすることが可
能となる。
【0038】また、必要なIVC変化幅が比較的小さく
なる分だけ可変動弁機構の制御応答速度を小さくするこ
とが出来る。たとえば、必要なIVC変化幅を20%小
さくすることができれば、可変動弁機構自体の制御応答
性を20%低くしても吸気有効ストローク制御の応答速
度が低下することはない。
【0039】なお、IVCをBDCより遅角させて吸気
有効ストローク制御を行う場合でも上記と同じ事が言え
る。
【0040】次に、図4に基づいて、吸気有効ストロー
ク制御に伴うIVO変化の影響について説明する。
【0041】同図において、IVO0は、高負荷時の吸
気弁開時期を示している。一般に、吸気弁の開弁期間を
大きくとるため、IVO0は、TDCより若干進角側に
設定される。
【0042】また、IVO1は、低負荷時の吸気弁開時
期を示す。つまり、低負荷時にIVCを変化させて吸気
有効ストロークを小さくするのに伴い、IVOがTDC
よりも遅角側へ遅れてしまった状態を示している。
【0043】このIVO1において、従来のものでは、
TDC〜IVO1間のピストンストローク量つまり吸気
弁が閉じたまま下降するストローク量は、S2となる。
【0044】これに対し、上記のように複リンク式ピス
トン−クランク機構のリンクアライメントを適切に設定
してTDC前後のピストンストローク速度を小さくして
いる本発明では、TDC〜IVO1間のピストンストロ
ーク量は、S1として示すように、比較的小さくなる。
従って、この間に発生するポンプ損失を抑制することが
出来る。すなわち、TDC後に吸・排気弁がともに閉じ
ていると、シリンダ内にはピストンの下降に従って負圧
が生じるので、この負圧に抗してピストンを下降させる
ために機関は仕事をすることになる。TDC〜IVO1
間のピストンストローク量が小さいほど、この間の仕事
を少なくすることが出来る。
【0045】なお、本発明では、図3に基づいて前述し
た通り、一定の吸気有効ストローク制御を行うのに必要
なIVCの変化幅が小さくなるので、これに応じて、吸
気有効ストローク制御に伴うIVOの変化幅自体も小さ
くなる。そのため、TDC〜IVO1間に発生するポン
プ損失はより一層小さくなる。
【0046】次に、本発明に用いられる可変動弁機構に
ついて説明する。なお、この可変動弁機構は、本出願人
が先に提案したものであるが、例えば特開平11−10
7725号公報等によって公知となっているので、その
概要のみを説明する。
【0047】図5は、可変動弁装置全体の構成を示すも
ので、シリンダヘッド11に図外のバルブガイドを介し
て摺動自在に設けられた一対の吸気弁12と、シリンダ
ヘッド11上部のカム軸受14に回転自在に支持された
中空状のドライブシャフト13と、該ドライブシャフト
13に、圧入等により固設された2つの駆動カム15
と、該ドライブシャフト13の上方位置に同じカム軸受
14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸1
6に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対の
ロッカアーム18と、各吸気弁12の上端部に伝達部材
であるバルブリフター19を介して配置された一対のそ
れぞれ独立した揺動カム20とを備えている。また、上
記駆動カム15とロッカアーム18とはリンクアーム2
5によって連係されている一方、ロッカアーム18と揺
動カム20とは、リンク部材26によって連係されてい
る。
【0048】上記ドライブシャフト13は、機関前後方
向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた
図外の従動スプロケットや該従動スプロケットに巻装さ
れたタイミングチェーンないしはタイミングベルトを介
して機関のクランク軸から回転力が伝達されている。
【0049】上記カム軸受14は、シリンダヘッド11
の上端部に設けられてドライブシャフト13の上部を支
持するメインブラケット14aと、該メインブラケット
14aの上端部に設けられて制御軸16を回転自在に支
持するサブブラケット14bとを有し、両ブラケット1
4a,14bが一対のボルト14c,14cによって上
方から共締め固定されている。
【0050】上記駆動カム15は、偏心リング状をな
し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端
面に一体に設けられたフランジ部(図示せず)とからな
り、軸方向にドライブシャフト挿通孔が貫通形成されて
いると共に、カム本体15aの軸心Xがドライブシャフ
ト13の軸心Yから径方向へ所定量だけオフセットして
いる。また、この駆動カム15は、ドライブシャフト1
3に対し上記バルブリフター19と干渉しない外側位置
において圧入固定されている。
【0051】上記ロッカアーム18は、平面から見ると
クランク状に折曲形成されており、中央に有する基部1
8aが制御カム17に嵌合して回転自在に支持されてい
る。また、基部18aから延びた一端部18bには、ピ
ン21が圧入されている一方、他端部18cには、リン
ク部材26の一端部26aと連結するピン28が圧入さ
れている。
【0052】上記制御カム17は、夫々円筒状をなし、
制御軸16外周に固定されていると共に、図示するよう
に軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からα分だけ偏
心している。
【0053】上記揺動カム20は、横に向けたU字形状
をなし、ほぼ円環状の基端部22にドライブシャフト1
3が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫
通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部1
8c側に位置するカムノーズ側の端部23にピン29が
配置されている。また、揺動カム20の下面には、基端
部22側の基円面24aと、該基円面24aからカムノ
ーズの先端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成
されており、これらの基円面24aとカム面24bと
が、揺動カム20の揺動位置に応じてバルブリフター1
9の上面所定位置に当接するようになっている。すなわ
ち、バルブリフト特性からみると、図示するように基円
面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間にな
り、カム面24bの上記ベースサークル区間θ1から所
定角度範囲θ2がいわゆるランプ区間となり、さらにカ
ム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリ
フト区間になるように設定されている。
【0054】また、上記リンクアーム25は、比較的大
径な円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定
位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの
中央位置には、上記駆動カム15のカム本体15aの外
周面に回転自在に嵌合する嵌合孔25cが形成されてい
る一方、突出端25bには、上記ピン21が回転自在に
挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
【0055】さらに、上記リンク部材26は、所定長さ
の直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bに
は、ピン挿通孔26c,26dが貫通形成されていて、
それぞれピン28,29を介して、上記ロッカアーム1
8の他端部18cと揺動カム20の端部23とに連結さ
れている。
【0056】上記制御軸16は、一端部に設けられた図
外の電磁アクチュエータによって所定回転角度範囲内で
回転するように制御されており、上記電磁アクチュエー
タは、機関の運転状態を検出する図外のコントローラか
らの制御信号によって駆動されるようになっている。コ
ントローラは、クランク角センサやエアーフローメー
タ,水温センサ等の各種のセンサからの検出信号に基づ
いて現在の機関運転状態を演算等により検出して、上記
電磁アクチュエータに制御信号を出力する。
【0057】この可変動弁機構の作用を説明すると、ま
ず、機関低負荷時には、コントローラからの制御信号に
よって電磁アクチュエータが一方に回転駆動され、制御
カム17は、軸心P1が制御軸16の軸心P2から図の
左上方の回動位置に保持される。このため、ロッカアー
ム18は、全体がドライブシャフト13に対して上方向
へ移動し、これに伴い、揺動カム20は、リンク部材2
6を介して端部23が強制的に若干引き上げられて全体
が反時計回り方向へ回動する。
【0058】したがって、駆動カム15が回転してリン
クアーム25を介してロッカアーム18の一端部18b
を押し上げると、そのリフト量がリンク部材26を介し
て揺動カム20及びバルブリフター19に伝達される
が、そのリフト量は図6の(a)に示すように比較的小
さくなる。
【0059】つまり、この低負荷域では、バルブリフト
量が小さくなると共に、吸気弁12の開時期が遅く、か
つ閉時期が速くなる。
【0060】一方、機関高負荷域となると、コントロー
ラからの制御信号によって電磁アクチュエータが反対方
向に回転駆動され、制御カム17がほぼ図5に示す位置
となり、軸心P1を下方向へ移動させる。このため、ロ
ッカアーム18は、全体がドライブシャフト13寄り方
向(下方向)に移動して他端部18cが揺動カム20の
端部23をリンク部材26を介して下方へ押圧し、該揺
動カム20全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
【0061】したがって、揺動カム20のバルブリフタ
ー19上面に対する初期の当接位置がカム面24b寄り
に移動する。このため、駆動カム15が回転してロッカ
アーム18の一端部18bをリンクアーム25を介して
押し上げると、バルブリフター19に対するそのリフト
量は図6の(c)に示すように大きくなる。
【0062】つまり、この高負荷域では、カムリフト特
性が低負荷域に比較して大きくなり、バルブリフト量も
大きくなると共に、各吸気弁12の開時期が早く、かつ
閉時期が遅くなる。
【0063】また中負荷域では、両者の中間の状態に制
御され、図6(b)に示すような中間のリフト特性とな
る。
【0064】図6は、このような可変動弁機構を用いた
吸気有効ストローク制御を示す説明図であって、低負荷
時には、IVCをBDCより進角(IVC1)させて有
効ストロークを小さくし、高負荷時にIVCをBDC付
近として有効ストロークを大きくしている。
【0065】この図5の可変動弁機構は、吸気弁の作動
角を変えることによってIVCを進角させる機構である
から、低負荷時にIVCを進角させると、これに伴って
IVOが遅角(IVO1)することになる。しかし、図
4に基づいて説明したとおり、本発明では、TDC〜I
VO1間のピストンストローク量が小さく、この間に発
生するポンプ損失は小さいので、有効ストロークを小さ
くしたことによるポンプ損失低減効果を十分に得る事が
出来る。
【0066】なお、TDC前後のピストンストローク速
度を小さくしている本発明の場合、TDC前後のピスト
ンストローク速度が大きい従来の単リンク式ピストン−
クランク機構の場合と比較して、リフトを開始した吸気
弁とピストン冠面とがより接近する傾向となる。特に、
制御軸12を介して高圧縮比状態とすると、TDCにお
けるピストン位置が高くなるので、吸気弁とピストン冠
面との距離はさらに減少することになるが、本発明で
は、高圧縮比状態に制御されるのは、吸気有効ストロー
クを小さくする低負荷域である。この低負荷域では、
(a)に示すように、IVOはTDCよりも遅角側にあ
り(IVO1)、かつリフト量も小さくなるので、実際
には吸気弁はピストン冠面に対し十分な間隔を保った状
態でリフトすることになり、両者の干渉の問題は発生し
ない。
【0067】次に、本発明に用いられる他の可変動弁機
構の例について説明する。この可変動弁機構は、やは
り、例えば特開平10−184404号公報等によって
公知となっているので、その概要のみを説明する。
【0068】図7は、この可変動弁機構71の要部を拡
大して示す断面図であって、この第2の可変動弁機構7
1は、内筒72,外筒73,ピストン74等を主体とし
て構成されている。
【0069】すなわち、カムシャフト75の前端に、内
筒72が取付ボルト76を介して固着され、この内筒7
2の外周側に、カップ状の外筒73が一定角度相対回転
可能に嵌合されている。上記外筒73には、タイミング
ベルトとかみ合うスプロケット部73aが設けられてい
る。
【0070】また、内筒72と外筒73との間にはリン
グ状のピストン74が設けられ、このピストン74はヘ
リカル状の螺条を介して内筒72の外周面と外筒73の
外周面とにそれぞれ噛合している。
【0071】さらに、ピストン74は、リターンスプリ
ング77により前方に向けて常時付勢されており、この
ばね力に対抗すべく、ピストン74の前面と外筒73の
蓋部裏面との間に油圧室78が環状に画成されている。
そして、この油圧室78は、取付ボルト76内の油通路
79とカムシャフト75内部を通る油通路80を介し
て、その制御用油圧回路に接続されている。
【0072】すなわち油通路80等を介して油圧室78
内に油圧が供給されると、ピストン74が軸方向に移動
し、この軸方向の運動が内筒72と外筒73との相対回
転運動に変換される。このため、図示せぬ吸気弁を開閉
駆動するカムシャフト75とクランクシャフトとの位相
が所定量だけ変化する。従って、所定の角度範囲以内
で、吸気弁のバルブリフト特性の位相を連続的に変化さ
せることができる。
【0073】図8は、この図7の可変動弁機構71を用
いた吸気有効ストローク制御を示している。図示するよ
うに、低負荷域では、(a)のようにカムシャフトの位
相が最も遅れ側となり、IVCをBDCより大幅に遅角
(IVC1)させることで有効ストロークを小さくして
いる。また、高負荷時には、(c)のように、カムシャ
フトの位相が最も進み側となり、IVCをBDC付近と
して有効ストロークを大きくしている。なお、中負荷域
では、(b)のように両者の中間の特性となる。
【0074】このように図7の可変動弁機構は、吸気カ
ムシャフトの位相を変えることによってIVCを変化さ
せる構成であるから、低負荷時にIVCを遅角させる
と、これに伴ってIVOが遅角(IVO1)することに
なる。しかし、図4に基づいて説明したとおり、本発明
では、TDC〜IVO1間のピストンストローク量が小
さく、この間に発生するポンプ損失は小さいので、有効
ストロークを小さくしたことによるポンプ損失低減効果
を十分に得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いられる複リンク式ピストン−ク
ランク機構を示す(a)組立図およぶ(b)分解図。
【図2】この複リンク式ピストン−クランク機構のピス
トンストローク特性を示す特性図。
【図3】吸気有効ストロークの可変制御に必要なIVO
変化幅を示す特性図。
【図4】TDC付近でのIVOの変化の影響を示す特性
図。
【図5】可変動弁機構の一例を示す断面図。
【図6】この可変動弁機構による吸気有効ストロークの
可変制御を示す特性図。
【図7】可変動弁機構の他の例を示す断面図。
【図8】この可変動弁機構による吸気有効ストロークの
可変制御を示す特性図。
【符号の説明】
51…クランク軸 54…ロアーリンク 55…アッパーリンク 58…ピストン 60…制御リンク 62…制御軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 75/32 F02B 75/32 A F02D 13/02 F02D 13/02 G H (72)発明者 荒井 孝之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G018 AB16 BA17 BA19 BA34 CA06 DA04 DA15 EA11 EA17 FA01 FA06 FA07 GA06 GA32 3G092 AA11 DA01 DA04 DA05 DA10 DD06 DG03 DG09 FA14 HA01Z HE03Z HE08Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復動するピストンと、 このピストンの往復動をクランクシャフトの回転に変換
    するピストン−クランク機構と、 上記クランクシャフトの回転に同期して吸気通路を開閉
    する吸気弁と、 この吸気弁の閉時期を変化させる可変動弁機構と、 を備える内燃機関において、 上記ピストン−クランク機構が、単リンク式ピストン−
    クランク機構に比べてピストン下死点前後のピストンス
    トローク速度が大きく、かつピストン上死点前後のピス
    トンストローク速度が小さくなっていることを特徴とす
    る内燃機関。
  2. 【請求項2】 上記ピストン−クランク機構は、上記ク
    ランクシャフトの回転に対する上記ピストンの往復運動
    が単振動運動に近い特性を有していることを特徴とする
    請求項1に記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】 上記ピストン−クランク機構は、上記ピ
    ストンにピストンピンを介して連結された第1リンク
    と、この第1リンクに連結ピンを介して連結されるとと
    もに上記クランクシャフトのクランクピン部に回転可能
    に連結された第2リンクと、上記第1リンクまたは第2
    リンクに連結ピンを介して連結されるとともに機関本体
    に揺動可能に支持された第3リンクと、を含んで構成さ
    れることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機
    関。
  4. 【請求項4】 上記第3リンクの揺動支持位置を機関運
    転条件に応じて変化させることを特徴とする請求項3に
    記載の内燃機関。
  5. 【請求項5】 上記可変動弁機構は、上記吸気弁の閉時
    期の変化に伴って開時期も変化する機構であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関。
  6. 【請求項6】 上記可変動弁機構が、チェーンまたはタ
    イミングベルトを介して上記クランクシャフトにより回
    転駆動されるドライブシャフトと、このドライブシャフ
    トに固定された偏心リング状の駆動カムと、この駆動カ
    ムに回転可能に支持されたリンクアームと、このリンク
    アームに連結ピンを介して連結されるとともに機関本体
    に揺動可能に支持されたロッカアームと、このロッカア
    ームに連結ピンを介して連結されたリンク部材と、この
    リンク部材に連結ピンを介して連結されるとともに上記
    ドライブシャフトに揺動可能に支持された揺動カムと、
    この揺動カムの揺動を上記吸気弁へ伝達するバルブリフ
    ターと、上記ロッカアームの揺動支持位置を変化させる
    機構と、を含んで構成されることを特徴とする請求項5
    記載の内燃機関。
  7. 【請求項7】 上記可変動弁機構が、チェーンまたはタ
    イミングベルトを介して上記クランクシャフトにより回
    転駆動されるカムスプロケットと、このカムスプロケッ
    トにより回転駆動されるカムシャフトと、上記カムスプ
    ロケットと上記カムシャフトとの位相を変化させる機構
    と、を含んで構成されることを特徴とする請求項5記載
    の内燃機関。
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