JP2001263055A - 排気管開閉弁装置 - Google Patents

排気管開閉弁装置

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JP2001263055A
JP2001263055A JP2000070871A JP2000070871A JP2001263055A JP 2001263055 A JP2001263055 A JP 2001263055A JP 2000070871 A JP2000070871 A JP 2000070871A JP 2000070871 A JP2000070871 A JP 2000070871A JP 2001263055 A JP2001263055 A JP 2001263055A
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JP
Japan
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exhaust pipe
valve
housing
actuator
bracket
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JP2000070871A
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English (en)
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Masahiro Kaneko
昌弘 金子
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Bosch Corp
Bosch Braking Systems Corp
Original Assignee
Bosch Braking Systems Co Ltd
Bosch Braking Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータのハウジングとブラケット取
付け用ボルトの溶接を削除して、部品点数が削減でき、
組立性が良く、コストダウンが図れる車両用の排気管開
閉弁装置のアクチュエータのハウジングとブラケットの
結合構造を提供する。 【解決手段】 排気管開閉弁装置31のアクチュエータ
36の下側シェル42をプレス加工で成形するときに、
同時に有底の円筒部を形成し、その外周にねじ部を加工
して、アクチュエータのハウジングにブラケット取付け
用ボルト部43を一体に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のエンジ
ンから排出される排気ガスの排気流路を閉塞させて排気
ブレーキを作動させる排気ブレーキシステム、または同
様に排気ガスの排気流路を閉塞させて暖気を促進させる
暖気システム等に用いられる排気管開閉弁装置に関する
ものである。
【0002】図3は従来の排気ブレーキシステムまたは
暖気システムに用いられる排気管開閉弁装置の一例を示
す正断面図、図4はその一部を破断して示した側面図で
ある。この排気管開閉弁装置1は、図示しないエンジン
の排気管の途中に設けられた内面が円筒形のバルブハウ
ジング2を有し、このバルブハウジング2に回動自在に
支持された弁軸3にバタフライバルブ形の弁体4を取り
付けてある。
【0003】そして、バルブハウジング2にブラケット
5を介してアクチュエータ6が取り付けられ、該アクチ
ュエータ6に対する流体圧の給排が図示しない電磁切換
弁の作動によって行われ、これによりアクチュエータ6
の出力ロッド7を動作させて、弁軸3の外端に取り付け
たレバー8を介して弁体4が回動してエンジンの排気管
が開閉される。ブラケット5は複数のボルト9でバルブ
ハウジング2に取付けられている。アクチュエータ6
は、ハウジング10が上側シェル11と下側シェル12
からなり、下側シェル12に溶接固定された複数のボル
ト13にナット14を締付けることによりブラケット5
に下側シェル12を取付けている。
【0004】前記アクチュエータ6のハウジング10内
には、下側シェル12の中央孔から突出している出力ロ
ッド7の他端部に結合されたパワーピストン15が配置
されている。このパワーピストン15は、ピストンプレ
ート16とダイヤフラム17からなり、出力ロッド7の
外周の環状溝にリテーナ18の中央円筒部を半径方向に
かしめて係合させることでパワーピストン15を出力ロ
ッド7に結合している。なお、19は出力ロッド7とパ
ワーピストン15との間の気密を保持するO―リングで
ある。ハウジング10内は、このパワーピストン15に
より大気に常時連通する大気室20と上側シェル11に
設けられたパイプ22を介して図示しない電磁切換弁に
接続される真空室21に区画されており、真空室21は
非作動時に大気と連通し、作動時図示しない電磁切換弁
が作動すると真空が供給されるようになっている。そし
て、非作動状態では、パワーピストン15はリターンス
プリング23により図の位置に保持されている。
【0005】出力ロッド7の先端部には、クレビス24
が取付けられ、弁体4が固定された弁軸3の先端部にナ
ット等により固定されたレバー8にピン25により連結
されている。また、ブラケット5に設けられた2ヶ所の
ねじ部に2個のストッパボルト26がそれぞれ螺合固定
されており、それらのストッパボルト26にレバー8が
非作動時と作動時に当接することで、弁体4の非作動位
置と作動位置が規制される。したがって、ストッパボル
ト26のねじ込みを調整することで非作動時や作動時で
の弁体4の位置を調整できるようになっている。なお、
概略箱形のブラケット5の開口部は、ブラケット5に複
数のボルトで固定されたカバー27で覆われ、出力ロッ
ド7とレバー8との連結部に塵埃等の異物が侵入しない
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
排気管開閉弁装置1の場合、ブラケット5と下側シェル
12とは、上述のように、下側シェル12に溶接固定さ
れた複数のボルト13にナット14を締付けることで結
合されているので、結合のための部品点数が多く、ボル
トの溶接やナットの締付け作業等が必要で、構造が複雑
で組付性が悪く、コストが高くなるという問題がある。
特に、下側シェル13に複数のボルト13を溶接固定し
ているので、溶接設備が必要であり、溶接のための電力
料金がかかり、コストが高くなるとともに、溶接作業が
必要で、組立性が悪くなってしまう。
【0007】本発明は、かかる従来の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、下側シェルへのボルト
の溶接を削除して、構造が簡単で部品点数を削減でき、
組立性が良く、コストダウンの図れる排気ブレーキシス
テムや暖気システムに用いられる排気管開閉弁装置のア
クチュエータのハウジングとブラケットの結合構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の本発明は、エンジンの排気管の途中に配
置されて、その排気管の一部を形成するバルブハウジン
グと、該バルブハウジング内に回動自在に弁軸により支
持された弁体と、前記バルブハウジングにブラケットを
介して取付けられたアクチュエータとを有し、該アクチ
ュエータの作動により前記弁体を回動させて前記排気管
を閉塞させる排気管開閉弁装置において、前記アクチュ
エータのハウジングにブラケット取付け用ボルト部を塑
性加工により一体に形成したことを特徴としている。
【0009】また、請求項2の本発明は、前記アクチュ
エータのハウジングにプレス加工にて有底円筒部を形成
し、その後その有底円筒部の外周にねじ部を加工するこ
とにより前記ブラケット取付け用ボルト部を形成したこ
とを特徴している。
【0010】
【作用】このような構成によれば、アクチュエータのハ
ウジングにブラケット取付け用ボルト部を塑性加工によ
り一体に形成しているので、アクチュエータのハウジン
グへのボルトの溶接固定作業が削除でき、溶接設備が不
要になるとともに溶接のための電力料金が削除でき、さ
らに部品点数の削減ができ、構造の簡素化が図れるとと
もにコストダウンができるようになる。
【0011】更に、アクチュエータのハウジングにプレ
ス加工で有底円筒部を形成して、その後ねじ部を加工し
てブラケット取付け用ボルト部を形成するようにしたの
で、より簡単にブラケット取付け用ボルト部を形成でき
るようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
排気管開閉弁装置について説明する。図1は本発明に係
る排気管開閉弁装置の実施の形態の第1例が適用されて
いる排気ブレーキシステムに用いられる排気管開閉弁装
置のバルブ部分を破断して示した一部断面図、図2は図
1のアクチュエータ部分を破断して示した一部断面図で
ある。
【0013】図1及び図2に示すように、この第1例に
おける排気管開閉弁装置31は、エンジンの排気管の途
中にバルブハウジング32が配置され、このバルブハウ
ジング32に支持された弁軸33にバタフライバルブ形
の弁体34が固着されている。そして、後述するように
アクチュエータ36のハウジングの一部である下側シェ
ル42と一体的に結合されたブラケット35がボルト3
9によりバルブハウジング32に取付けられている。
【0014】ブラケット35は、二方向が開口する箱形
をしており、バルブハウジング32への取付部に対し直
角に形成されたアクチュエータ36の取付部35aのほ
ぼ中央部分にアクチュエータ36の出力ロッド37が貫
通する孔が設けられており、さらに取付部35aには後
述するブラケット取付け用ボルト部43が挿通される取
付け孔35bが複数設けられている。
【0015】図2に示すように、アクチュエータ36の
ハウジング40は、上側シェル41と下側シェル42と
からなり、下側シェル42は、ブラケット35の取付部
35aに当接するブラケット35への取付部42aに有
底の円筒状形状をしており、その外周にねじ部43aが
形成された複数のブラケット取付け用ボルト部43が一
体に形成されている。このブラケット取付け用ボルト部
43をブラケット35の取付け孔35bに挿通し、ナッ
ト44を締付けることによりハウジング40をブラケッ
ト35に固定している。ブラケット取付け用ボルト部4
3は、シェル42を板材よりプレス加工で成形するとき
に、同時にプレス加工で有底の円筒状形状に成形し、転
造等によりねじ部を加工して形成する。
【0016】なお、ブラケット取付け用ボルト部43を
成形しやすくするために、下側シェル42の板厚を従来
の板厚より厚くし(例えば、従来の1.2mm程度から
2mm程度に厚くする。)、さらに、ねじ部のねじ径を
大きくする(例えば、従来のM6サイズからM8サイズ
に大きくする。)ようにしても良い。また、この実施例
では、ブラケット取付け用ボルト部43を有底の円筒状
形状に形成しているが、ただの円筒状形状に形成しても
良い。このように、下側シェル42をプレス加工で成形
する際に、同時にブラケット取付け用ボルト部43を下
側シェル42に一体に成形しているので、従来のボルト
は不要になり、さらに溶接作業を削除することができる
ようになり、部品点数が削減できるとともに、コストダ
ウンを図れるようになる。
【0017】アクチュエータ36のハウジング40内を
大気室50と真空室51に区画するとともにハウジング
40内を移動可能に設けられたパワーピストン45は、
中央孔を有する有底の略円筒状をしたピストンプレート
46とリテーナ48、およびダイヤフラム47とからな
り、ダイヤフラム47の内周部をピストンプレート46
とリテーナ48で挟持した状態で略L字形をした出力ロ
ッド37の折り曲げ部37aにリベット49で固定され
ている。
【0018】出力ロッド37は、略L字形しており、そ
の断面形状が凹凸形状にプレス加工された板材で成形さ
れ、その先端部に円筒部37bが形成されており、その
円筒部37bに挿入されたピン55により弁軸33の一
端部にねじ止めにより固着されたレバー38に回動自在
に連結されている。このように板材をプレス加工するこ
とで出力ロッド37を形成し、先端にピン55を挿入す
る円筒部37bを設けたので、クレビスが削除できると
ともに、出力ロッドのコストダウンを図ることができ
る。
【0019】レバー38には、折り曲げ形成された2ヶ
所のストッパ部が形成され、その一方がブラケット35
の内壁面に当接することで、弁体34の非作動位置(全
開位置)を規制し、他方のストッパ部がブラケット35
に溶接されたナットの締め込まれたストッパボルト56
の頭部に当接することで弁体の作動位置(全閉位置)を
規制している。
【0020】弁軸33は、バルブハウジング32に筒状
の軸受部材58、軸受密封部材59を介して回動自在に
支承されており、さらに、弁軸33のレバー側先端部
は、ブラケット35に設けられた凹陥部35Cを貫通し
ており、その先端に上述のようにレバー38がねじ止め
されている。バルブハウジング32と凹陥部35c、弁
軸33とで空気室60が区画され、その空気室60内の
弁軸33の外周に第1のシールリング61、第2のシー
ルリング62が配置され、そのシールリング間にスプリ
ング63が弾着されており、各シールリングを軸受部材
58と凹陥部35cの壁部に押圧している。また、バル
ブハウジング32には、空気室60とバルブハウジング
32の弁体34より下流側の内径孔に連通する連通孔3
2aが設けられている。この場合、連通孔32aの通路
面積を第2のシールリング62と弁軸33との隙間の面
積より大きくしている。
【0021】これにより、排気管内の排気ガスが軸受部
材58と弁軸33との隙間、または軸受部材58とバル
ブハウジング32との隙間とを通って空気室60に侵入
したとしても、その排気ガスは、バルブハウジング32
の連通孔32aを通って弁体34の下流側の排気管内に
排出されるので、排気ガスが外部に洩れるのを防止でき
る。
【0022】箱形のブラケット35内に配置された弁軸
33や出力ロッド37、レバー38等の可動部分に塵埃
等が侵入するのを防止するため、ブラケット35の開口
している二方向を遮蔽するカバー57は、ブラケット3
5の開口部を遮蔽する遮蔽面と、ブラケット35の側壁
面の外面と嵌合する側面を有する箱形をしており、ブラ
ケット35の側面に設けられたねじ部にボルトをねじ込
むことによりブラケット35に固定される。
【0023】次に前記排気管開閉弁装置の作動について
説明する。図示しない電磁切換弁が作動して、パイプ5
2を介して真空室51に真空が供給されると、真空室5
1と大気室50との差圧により、パワーピストン45は
図2でリターンスプリング53に抗して上方にストロー
クする。それにより、出力ロッド37を介してレバー3
8は、そのストッパ部がブラケット35に固定されたス
トッパボルト56の先端面に当接した位置まで回動す
る。それに伴なって、弁軸33に固着された弁体34が
回動してバルブハウジング32内の排気通路孔を閉塞
し、排気ブレーキが作動する。
【0024】上述の実施例では、下側シェル42を板材
からプレス加工で成形する際に、同時にプレス加工でブ
ラケット取付け用ボルト部43を成形するようにしてい
るが、それには限定されず、下側シェル42のプレス加
工成形後に、別工程でブラケット取付け用ボルト部43
をプレス加工やその他の塑性加工で成形するようにして
も良い。このように本発明の技術は、前記実施の形態に
おける技術に限定されるものではなく、また前記構成の
範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0025】なお、本発明を上述のように排気ブレーキ
システムに用いられる排気管ついて説明したが、本発明
は、エンジンの排気管を閉塞して暖気を促進させる暖気
システムに用いられる排気管開閉弁装置にも適用でき
る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、アクチュエータのハウジングに塑性加工によ
りブラケット取付け用ボルト部を一体に形成したので、
ボルトの溶接作業が不要になり、組立性が向上するとと
もに、ボルトが不要になり部品点数が削減でき、構造の
簡素化が図れるようになるとともに、コストダウンが図
れるようになる。
【0027】また、アクチュエータのハウジングにプレ
ス加工にて有底円筒部を形成し、その後その有底円筒部
の外周にねじ部を加工することにより前記ブラケット取
付け用ボルト部を形成するようにしたので、より簡単に
ブラケット取付け用ボルト部を形成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る排気ブレーキシステ
ムに用いられる排気管開閉弁装置のバルブ部分を破断し
て示した一部断面図である。
【図2】図1のアクチュエータ部分を破断して示した一
部断面図である。
【図3】従来の排気ブレーキシステムや暖気システムに
用いられるバルブ装置の一例を示す正断面図である。
【図4】図3の一部を破断して示した側面図である。
【符号の説明】
32 バルブハウジグ 33 弁軸 34 弁体 35 ブラケット 35a 取付部 35b 取付孔 37 出力ロッド 37a 折り曲げ部 37b 円筒部 38 レバー 41 上側シェル 42 下側シェル 43 ブラケット取付け用ボルト部 43a ねじ部 44 ナット 45 パワーピストン 46 ピストンプレート 47 ダイヤフラム 48 リテーナ 49 リベット 50 大気室 51 真空室 55 ピン 58 軸受部材 60 空気室 61 第1のシールリング 62 第2のシールリング 63 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気管の途中に配置されて、
    その排気管の一部を形成するバルブハウジングと、該バ
    ルブハウジング内に回動自在に弁軸により支持された弁
    体と、前記バルブハウジングにブラケットを介して取付
    けられたアクチュエータとを有し、該アクチュエータの
    作動により前記弁体を回動させて前記排気管を閉塞させ
    る排気管開閉弁装置において、前記アクチュエータのハ
    ウジングにブラケット取付け用ボルト部を塑性加工によ
    り一体に形成したことを特徴とする排気管開閉弁装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータのハウジングにプレ
    ス加工にて有底円筒部を形成し、その後その有底円筒部
    の外周にねじ部を加工することにより前記ブラケット取
    付け用ボルト部を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の排気管開閉弁装置。
  3. 【請求項3】 前記排気管開閉弁装置は、車両用の排気
    ブレーキシステムまたは暖気システムに用いられる排気
    管開閉弁装置であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の排気管開閉弁装置。
JP2000070871A 2000-03-14 2000-03-14 排気管開閉弁装置 Pending JP2001263055A (ja)

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Cited By (4)

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