JP2001262524A - 突起状路面標示及びその製造方法 - Google Patents

突起状路面標示及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001262524A
JP2001262524A JP2000076302A JP2000076302A JP2001262524A JP 2001262524 A JP2001262524 A JP 2001262524A JP 2000076302 A JP2000076302 A JP 2000076302A JP 2000076302 A JP2000076302 A JP 2000076302A JP 2001262524 A JP2001262524 A JP 2001262524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road marking
template
manufacturing
road
marking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000076302A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Sakamoto
雄一郎 坂本
Yoshihiro Suzuki
芳広 鈴木
Chihiro Inada
千尋 稲田
Minoru Kuramochi
実 倉持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Techno Service Co Ltd
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Chemical Industrial Material Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Hitachi Chemical Industrial Material Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2000076302A priority Critical patent/JP2001262524A/ja
Publication of JP2001262524A publication Critical patent/JP2001262524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め部材を製造することなく、視覚障害者用
標示を施工する路面上において、簡単に、しかも短時間
で、形状の良好な、障害者用標示として好適な突起状路
面標示の製造方法及び得られる路面標示を提供する。 【解決手段】 予め下地調整された路面上に、突起を形
成するための孔を有する型板を載置し、前記孔に溶融し
た熱可塑性塗料を充填し、ついで熱可塑性塗料が固化又
は半固化した状態において型板を加熱しながら取り除く
ことを特徴とする突起状路面標示の製造方法及びこの製
造方法により得られる突起状路面標示。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は視覚障害者が、道
路、歩道、駅のホーム等を歩行する際に危険であること
を警告するための視覚障害者用として好適な突起状路面
標示及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、視覚障害者用標示は、視覚障害
者に対して危険であることの警告や道案内を目的に、路
上にコンクリート、合成ゴム、塩化ビニールなどで成形
したシート又はブロックを設置することにより行なわ
れ、道路、歩道、駅のホームなどで多く利用されてい
る。
【0003】しかしながら、上記のものは一般に、視覚
障害者用標示を製造する工場内でシート及びブロック状
に成形製造され、これを現地において、ブロックは埋
設、シートは接着剤による貼付により施工されている。
このため、路面に設置するのに時間を要し、また、経日
においては、シートは剥離、ブロックは設置後位置の変
更ができないなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するものであり、予め部材を製造することなく、視
覚障害者用標示を施工する路面上において、簡単に、し
かも短時間で、形状の良好な、障害者用標示として好適
な突起状路面標示の製造方法及び得られる路面標示を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、予め
下地調整された路面上に、突起を形成するための孔を有
する型板を載置し、前記孔に溶融した熱可塑性塗料を充
填し、ついで熱可塑性塗料が固化又は半固化した状態に
おいて、型板を加熱しながら取り除くことを特徴とする
突起状路面標示の製造方法に関する。
【0006】また本発明は、前記型板が、金属製又はセ
ラミック製である突起状路面標示の製造方法に関する。
また本発明は、前記型板として、孔の内表面に離型剤の
層を有するものを使用するか、又は、型枠の使用前に孔
の内表面に離型剤を塗布して使用することを特徴とする
突起状路面標示の製造方法に関する。
【0007】また本発明は、前記型板の加熱をガスバー
ナーで行う突起状路面標示の製造方法に関する。また本
発明は、予め下地調整する方法が、溶融した熱可塑性塗
料を路面に塗布するものである突起状路面標示の製造方
法に関する。
【0008】また本発明は、前記熱可塑性塗料として、
軟化点又は融点が80〜130℃であり、塗料温度16
0〜240℃において2〜30Pa・sの粘度を有する
ものを用いる突起状路面標示の製造方法に関する。また
本発明は、前記の何れかに記載の製造方法により得られ
る突起状路面標示に関する。さらに本発明は、視覚障害
者用である前記突起状路面標示に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においては、まず、予め施
工する路面が下地調整されていることが必要である。こ
こで下地調整とは、形成する突起が固着する状態に調整
される状態とすることであり、路面はほぼ平滑に調整さ
れていることが好ましい。平滑の度合いとしては、形成
する突起が安定して固着する程度の平滑度であればよ
い。下地調整する具体的な方法としては、特に制限はな
く、アスファルト、コンクリートなどを塗布して調整す
る方法や、各種路面標示用塗料を塗布して調整する方法
が挙げられるが、突起の接着性の点などから、各種路面
標示用塗料を塗布して調整する方法が好ましく、特に、
突起を形成する熱可塑性塗料と同一の熱可塑性塗料を溶
融して路面に塗布する方法が好ましい。
【0010】本発明において用いる型板は、突起を形成
するための孔を有する。一般に、孔は複数個有する。孔
の形状に特に制限はないが、認識のしやすさ、安全性、
耐久性等の点で、上部が狭まる円錐台状にくりぬかれた
孔であることが好ましい。また、型板の厚さは4.0〜
9.0mmが好ましく、5.0〜7.0mmがより好まし
い。厚さが4.0mm未満であると突起を視覚障害者が認
識しにくく、一方9.0mmを超えると円錐台状突起の冷
却固化時間の悪化や視覚障害者がつまずいて危険などの
欠点がある。
【0011】なお、突起の大きさは特に制限はないが、
一般に、交通安全協会、視覚障害者の福祉施設協議会、
障害者協議会、JR及び各私鉄、地下鉄などの規格に合
わせて作成される。通常、その大きさは円錐台状突起の
底部の直径で5〜40mm程度、頂部の直径で3〜35mm
である。また、1つの型板の大きさは特に制限はない
が、一辺が30cm〜100cmの正方形又は長方形である
ことが好ましい。型板に形成される孔の数は一般に20
個〜120個程度であることが好ましい。
【0012】型板の材質は耐熱性を有していれば特に制
限はなく、鉄、ステンレス、アルミニウム、鋼、銅等の
金属製又はセラミック製が好ましく、これらの中で重
量、耐久性の点で鉄製及びステンレス製が好ましい。ま
た、形成された突起の離型性に優れることから、型板の
孔の内表面は離型性の層を有するか、又は、使用前に孔
の内表面に離型剤を塗布することが好ましい。離型剤と
しては、フッ素系塗料、シリコン系塗料、テフロン(登
録商標)、カルナウバロウ、合成油類などがあり、これ
らの中でフッ素系塗料、シリコン系塗料が高い剥離性が
得られる点で好ましい。
【0013】型板に充填される熱可塑性塗料は、一般
に、熱可塑性樹脂、炭酸カルシウム、顔料、可塑剤など
からなる、熱溶融性の道路標示用塗料を用いることが好
ましい。なお、熱硬化性及び反応硬化性の塗料では、外
気温や路面温度などの影響により硬化時間が一定ではな
く、結果として良好な形状と特性の突起状路面標示が形
成されないという欠点がある。熱可塑性塗料は、軟化点
又は融点が80〜130℃であることが好ましく、さら
に95〜115℃であることが好ましい。ここで軟化点
又は融点が80℃未満であると乾燥性、汚染性、熱変形
率が劣る傾向にあり、130℃を超えると作業性、耐ク
ラック性の悪化が生じる傾向にある。
【0014】また、粘度は、160〜240℃において
2〜30Pa・s(2000〜30000cps)であること
が好ましく、5〜15Pa・sであることがより好まし
い。ここで粘度が2Pa・s未満であると流動性があり過ぎ
施工時に型板の下側に流れ込んで目的とする形状の突起
が成形しにくく、30Pa・sを超えると逆に流動性が悪
く、やはり目的とする形状の突起が成形しにくい。
【0015】型板の孔に溶融した熱可塑性塗料を充填す
る方法としては特に制限はなく、例えば、載置した型板
の上から、一般の道路標示施工機を用いて熱可塑性塗料
を塗布することにより行うことができる。その後、熱可
塑性塗料が固化又は半固化した状態において、型枠を加
熱しながら取り除くことが必要である。ここで、型枠を
加熱しながら取り除かないと、形成された突起のはが
れ、割れ、欠けなどが発生し、良好な形状の視覚障害者
用の突起状路面標示が得られない。なお、加熱する方法
に特に制限はないが、ガスバーナで加熱する方法が、簡
易な方法でありかつ型板の除去が容易であるので好まし
い。図1に型板の一例の斜視図を示す。また、図2に、
図1のA−A′断面図を示す。さらに、図3に突起の斜
視図を示す。
【0016】
【実施例】実施例 孔の直径が上部25mm、下部35mmの円錐台状の孔を直
線上等間隔(孔の中心から中心の距離が50mm)に6
個、それが前記間隔と同様の間隔で6列配置した(合計
36個の孔)、厚さ5.0mm、大きさ30cm×50cmの
ステンレス製の型板を製造した。この型板の孔の内面及
び外面にシリコン系離型剤(東芝シリコーン(株)製TS
R144)をあらかじめ塗布した。まず、熱可塑性路面
標示用塗料としてリードラインRB(商品名 日立化成
工材(株)製、軟化点約110℃)を路面標示用施工機を
用いて、幅30cmの平滑な標示線を施工した。固化した
後、その上に前記型板を置き、その上部から路面標示用
施工機でリードラインRBを、孔に充填されるように塗
布した。塗料が、半固化した状態で、ガスバーナで型板
を加熱しながら取り除いたところ、良好な形状と表面を
有する円錐台状突起が成形できた。型板を順次移動し、
同様の作業を繰り返したが、突起の欠けは全くなかっ
た。
【0017】比較例 実施例において、型板の取り外しを、型板をガスバーナ
ーで加熱せず行ったところ、各突起の上部に多数の欠け
が発生し、良好な形状の突起が得られなかった。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の方法によれば、経
日においてめくれや剥がれなどの問題がなく、形状も良
好な視覚障害者用として好適な突起状路面標示を、簡単
に施工でき、かつ施工時間を短縮することができる。得
られる本発明の突起状路面標示は形状の良好なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に使用する型板の一例を示す斜視
図である。
【図2】図1のA−A′断面図である。
【図3】円錐台状の突起の斜視図である。
【符号の説明】
1…型板 2…孔 3…円錐台状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 芳広 茨城県日立市滑川本町五丁目12番15号 日 立化成工材株式会社滑川工場内 (72)発明者 稲田 千尋 茨城県日立市滑川本町五丁目12番15号 日 立化成工材株式会社滑川工場内 (72)発明者 倉持 実 茨城県日立市滑川本町五丁目12番15号 日 立化成工材株式会社滑川工場内 Fターム(参考) 2D064 AA05 AA22 BA00 CA04 CA05 CA07 DA08 EA12 JA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め下地調整された路面上に、突起を形
    成するための孔を有する型板を載置し、前記孔に溶融し
    た熱可塑性塗料を充填し、ついで熱可塑性塗料が固化又
    は半固化した状態において型板を加熱しながら取り除く
    ことを特徴とする突起状路面標示の製造方法。
  2. 【請求項2】 型板が、金属製又はセラミック製である
    請求項1記載の突起状路面標示の製造方法。
  3. 【請求項3】 型板として、孔の内表面に離型剤の層を
    有するものを使用するか、又は、型枠の使用前に孔の内
    表面に離型剤を塗布して使用することを特徴とする請求
    項1又は2記載の突起状路面標示の製造方法。
  4. 【請求項4】 型板の加熱をガスバーナーで行う請求項
    1、2又は3記載の突起状路面標示の製造方法。
  5. 【請求項5】 予め下地調整する方法が、溶融した熱可
    塑性塗料を路面に塗布するものである請求項1、2、3
    又は4記載の突起状路面標示の製造方法。
  6. 【請求項6】 熱可塑性塗料として、軟化点又は融点が
    80〜130℃であり、塗料温度160〜240℃にお
    いて2〜30Pa・sの粘度を有するものを用いる請求項1
    〜5の何れかに記載の突起状路面標示の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の製造方法
    により得られる突起状路面標示。
  8. 【請求項8】 視覚障害者用である請求項7記載の突起
    状路面標示。
JP2000076302A 2000-03-14 2000-03-14 突起状路面標示及びその製造方法 Pending JP2001262524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000076302A JP2001262524A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 突起状路面標示及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000076302A JP2001262524A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 突起状路面標示及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001262524A true JP2001262524A (ja) 2001-09-26

Family

ID=18594063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000076302A Pending JP2001262524A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 突起状路面標示及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001262524A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008048782A2 (en) * 2006-10-17 2008-04-24 Vanguard Ada Systems Of America, Inc. Method of forming detectable warnings on surfaces and products thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008048782A2 (en) * 2006-10-17 2008-04-24 Vanguard Ada Systems Of America, Inc. Method of forming detectable warnings on surfaces and products thereof
WO2008048782A3 (en) * 2006-10-17 2008-06-12 Vanguard Ada Systems Of Americ Method of forming detectable warnings on surfaces and products thereof
US7799379B2 (en) 2006-10-17 2010-09-21 Vanguard Ada Systems Of America, Inc. Method of forming detectable warnings on surfaces and products thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7142095B1 (en) Detectable warning system
US7223048B1 (en) Performed pavement warning assembly method
US8950971B2 (en) Composition and system for preformed thermoplastic road marking with sequential features
US5271690A (en) Method and apparatus for forming walkways having detectable warning surfaces
US20060039752A1 (en) Detectable warning-dots demarkation for pedestrian safety
US20060024132A1 (en) Tactile warning system
US9163368B2 (en) Pavement marking arrangement
JP2001262524A (ja) 突起状路面標示及びその製造方法
US20060188680A1 (en) Method for giving a concrete surface visual and tactile detectable warnings through adhesive means, resulting surface, and components
US7740413B1 (en) Detectable warning system with field thermoplastic application
JP4153008B2 (ja) 路面ブロックの製造方法
JP5859616B2 (ja) 標示体設置方法
US20150125669A1 (en) Pre-Fabricated Marking System And A Method For Producing Said System
JP3103522B2 (ja) 突起物群表示体の製造方法
EP1727942B1 (en) Temporary marking material and pavement marker
JP4218859B2 (ja) 図柄、模様、文字等の表示の転写方法
US20240180771A1 (en) Warning dome device and manufacture method thereof
WO2015053743A2 (en) Composition and system for preformed thermoplastic road marking with sequential features
EP3412433A1 (en) Method for producing a preformed thermoplastic surface covering and a such a covering
JP2004143813A (ja) 蓋部材に対する滑り止め施工方法
GB2484541A (en) Shaftless stud for tactile paving
DE60227770D1 (de) Verfahren, sowie dabei benötigte Formplatte zur Herstellung einer Strassenmarkierungsvorrichtung
GB2340159A (en) Tactile surface
JPH10280642A (ja) タイル施工シートとその製造方法及び施工方法
JPH03233009A (ja) 盲人用凹凸部形成方法