JP2001262131A - 結露防止剤組成物及び結露防止方法 - Google Patents

結露防止剤組成物及び結露防止方法

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JP2001262131A
JP2001262131A JP2000075745A JP2000075745A JP2001262131A JP 2001262131 A JP2001262131 A JP 2001262131A JP 2000075745 A JP2000075745 A JP 2000075745A JP 2000075745 A JP2000075745 A JP 2000075745A JP 2001262131 A JP2001262131 A JP 2001262131A
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dew condensation
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Yoshikazu Yugaki
義和 遊垣
Hiroaki Shoji
博昭 庄司
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Nippon Unicar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築コストを上昇させることがなく、継続的
なエネルギーの浪費もなく、外観の問題を生じさせず、
恒久的にその有効性が維持され、かつ環境面の問題を生
じさせない結露防止剤組成物及び結露防止方法を提供す
ること。 【解決手段】 ポリオルガノシロキサン−ポリオキシア
ルキレン共重合体及び熱硬化性樹脂を含んでなる結露防
止剤組成物及びそれを使用する結露防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のポリオルガノシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体と熱硬化性樹
脂を必須成分とする結露防止剤組成物、及びその組成物
を用いる結露防止方法に関する。さらに詳しくは、本発
明は、特定のポリオルガノシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体とシラン系樹脂又はイソシアネート樹脂
を必須成分とする結露防止剤組成物、及びその組成物を
用いる結露防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】気密性が向上した近代建造物では、室内
温度と外気温との差が主な原因となって、外気と内気と
の境界面で空気中の水分が結露して水滴や曇りが発生し
易い。また、このような現象は、室内温度が急激に低下
した場合にも、種々の表面上に発生し得る。こうした結
露は、外観上好ましくないばかりか、博物館等では展示
物を覆う透明ガラスが曇って内部の展示物が見え難くな
るなどの他、結露した水分が長時間保持され易い部分で
は、カビの発生という問題を起こし得る。このため、例
えば、外気と内気との境界面を二重構造にして室内を外
気温から断熱したり、結露し易い表面に加温装置を設置
したり、結露した水分を排水する部分を設けたり、又は
結露した水分を吸水するため吸水性樹脂を貼付すること
などが行なわれてきた。また、一時的な結露防止手段と
して、界面活性剤を塗布することも行われてきた。
【0003】しかし、二重構造の設置は建築コストを上
昇させ、また、加温装置や排水部分の設置は建築コスト
を上昇させるだけでなく、エネルギー的に継続的な費用
を必要とし、更に、外観の問題も生じさせる。吸水樹脂
の貼付は、貼付される表面の透明性や外観を損ねる。ま
た、界面活性剤の塗布という一時的な手段では、その塗
り替えが煩雑であるほか、界面活性剤の中には毒性や環
境ホルモン作用のあるものがあり、環境面で好ましくな
い。従って、建築コストを上昇させることがなく、継続
的なエネルギーの浪費もなく、外観の問題を生じさせ
ず、恒久的にその有効性が維持され、かつ環境面の問題
を生じさせない結露防止手段の開発が望まれる。
【0004】特開平3−8745号には、ポリオルガノ
シロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体と、コロイ
ダルシリカとシラン化合物との反応生成物とを成分とす
る組成物をガラス容器の擦り傷遮蔽剤としたことが開示
されているが、この組成物が結露防止剤として有効であ
ることは示唆も開示もされていない。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明は、建築コストを上昇
させることがなく、継続的なエネルギーの浪費もなく、
外観の問題を生じさせず、恒久的にその有効性が維持さ
れ、かつ環境面の問題を生じさせない結露防止剤組成物
及び結露防止方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】一つの側面においては、
本発明は、特定のポリオルガノシロキサン−ポリオキシ
ァルキレン共重合体と熱硬化性樹脂を必須成分とする結
露防止剤組成物を提供する。好ましい態様においては、
本発明による熱硬化性樹脂はシラン系樹脂又はイソシア
ネート樹脂である。より好ましい態様においては、本発
明による熱硬化性樹脂はコロイダルシリカと一定のシラ
ン化合物との反応生成物であるシラン系樹脂である。も
う一つの側面においては、本発明は、結露防止剤組成物
を部材に適用する工程、及びそれを硬化させる工程を含
んでなる部材の結露防止方法を提供する。好ましい態様
においては、部材は無機部材であり、好ましくは部材は
ガラス部材であり、より好ましくはガラス部材は鏡であ
る。
【0007】本発明の結露防止剤組成物の必須成分であ
るポリオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレン共重
合体は、好ましくは、一般式(I):
【0008】
【化3】
【0009】〔式中、R1 、R2 及びR3 は、互いに独
立して、水素、置換若しくは無置換の1価の炭化水素
基、又は式−Cx 2xO(C2 4 O)y (C3
6 O)z 4 で表される基であり、x は、互いに独立し
て、2〜6の整数であり、y は、互いに独立して、1〜
100の整数であり、zは、互いに独立して、0〜10
0の整数であり、R4 は、互いに独立して、水素又は置
換若しくは無置換の1価の炭化水素基であり、mは、0
〜500の整数であり、そしてnは、0〜100の整数
である。但し、nが0であるとき、R1 及びR3 で表さ
れる全部の基のうち少なくとも1つが式−Cx 2x
(C2 4 O)y (C3 6 O)z 4 で表される基で
ある。〕で表される。
【0010】式(I)のR1 、R2 、R3 及びR4 によ
って表される置換若しくは無置換の1価の炭化水素基に
は、メチル基、エチル基、プロピル基、アミノプロピル
基、グリシドキシプロピル基、ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、及びオクチル基のような、炭素数1〜1
2、好ましくは炭素数1〜8、より好ましくは炭素数1
〜6のアルキル基;ビニル基、プロペニル基、ブテニル
基、ペンテニル基、ヘキセニル基、及びオクテニル基の
ような、炭素数2〜8、好ましくは炭素数2〜6のアル
ケニル基;シクロプロピル基、シクロペンチル基、及び
シクロヘキシル基のような、炭素数3〜8、好ましくは
炭素数5〜7のシクロアルキル基;トリフルオロメチル
基、トリフルオロプロピル基、クロロプロピル基、及び
ペンタクロロオクチル基のような、炭素数1〜8、好ま
しくは炭素数1〜6のハロゲン化アルキル基;アセチル
基、プロピオニル基、ぺンタノイル基、及びオクタノイ
ル基のような炭素数1〜13、好ましくは炭素数1〜7
の脂肪族アシル基;ベンゾイル基及びベンジルカルボニ
ル基のような、炭素数7〜15、好ましくは炭素数7〜
11の芳香族アシル基;フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、及びナフチル基のような、炭素数6〜14、好ま
しくは炭素数6〜10のアリール基;及びベンジル基や
フェネチル基ような、炭素数7〜15、好ましくは炭素
数7〜11のアラルキル基が含まれる。炭素数1〜6の
アルキル基が特に好ましく、無置換のメチル基が最も好
ましい。
【0011】xは、好ましくは2〜4の整数であり、3
及び4が最も好ましい。y は、好ましくは2〜50の整
数であり、より好ましくは6〜20の整数である。z
は、好ましくは0〜50の整数であり、より好ましくは
0〜20の整数である。mは、好ましくは1〜300の
整数であり、より好ましくは1〜150の整数である。
nは、好ましくは0又は1〜50の整数であり、より好
ましくは0又は1〜30の整数である。
【0012】式(I)の−O(C2 4 O)y (C3
6 O)z 4 −部分は、エチレンオキシドと1,2−又
は1,3−プロピレンオキシド、好ましくは1,2−プ
ロピレンオキシドとのブロック又はランダムコポリマー
を表す。式(I)においてnが0あるときは、R1 及び
3 で表される全部の基のうち少なくとも1つが式−C
x 2xO(C2 4 O)y (C3 6 O)z 4 の基で
あることを要する。
【0013】上記のような置換基を有するポリオルガノ
シロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体の分子量
は、300〜100,000、好ましくは400〜6
0,000、より好ましくは500〜30,000であ
る。このような共重合体は、市販されているか又は対応
するSi−H基を有するポリジメチルシロキサンと不飽
和基と有するポリオキシアルキレンとのヒドロシリル化
反応等により容易に製造することができる。具体的に
は、次のようなものがある。
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】
【化10】
【0021】本発明の結露防止剤組成物のもう1つの必
須成分である熱硬化性樹脂には、例えば、シリコーン樹
脂、シラン系樹脂、イソシアネート樹脂、ユリア樹脂、
メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹
脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、レゾルシノール樹
脂、及びこれら樹脂の混合物、及びこれら樹脂と他の樹
脂との複合体樹脂が含まれるが、それらに限定されな
い。シラン系樹脂が特に好ましい熱硬化性樹脂である。
【0022】本明細書で用いられる“シラン系樹脂" と
は、コロイダルシリカと、一般式(II): R5 a SiY4-a (II) (式中、R5 は、互いに独立して、水素又は置換若しく
は無置換の1価の炭化水素基であり、Yは、ハロゲン原
子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミノキシ基、水
酸基又はZO−基(Zはアルカリ金属を表す)であり、
そして、aは0〜3の整数である。)で表される1種又
は2種以上のシラン化合物との反応生成物を意味する。
【0023】式(II)のR5 により表される置換若しく
は無置換の1価の炭化水素基には、式(I) の炭化水素
基について列挙したものが挙げられる。式(II)のYに
より表されるハロゲン原子には、フッ素、塩素、及び臭
素が含まれ;アルコキシ基には、炭素数1〜8、好まし
くは炭素数1〜6のアルコキシ基及びアルコキシアルコ
キシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、及びメトキシエトキシ基が含まれ;アシルオキシ基
には、炭素数1〜13、好ましくは炭素数1〜7のアシ
ルオキシ基、例えば、アセトキシ基、プロポキシ基、ペ
ンタノイルオキシ基、オクタノイルオキシ基、及びベン
ゾイル基が含まれ;そしてZのアルカリ金属には、リチ
ウム、ナトリウム、及びカリウムが含まれる。
【0024】シラン化合物の具体例には、メチルトリエ
トキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジメチル
ジエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、及びγ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシランが含まれる。コロイダル
シリカはどのようなものであってもよいが、安定性の見
地から粒径が100mμ以下であり、無水ケイ酸として
の濃度が35%以下のものが好ましい。
【0025】コロイダルシリカと一般式(II) のシラン
化合物との反応は、コロイダルシリカのシラン化合物に
対する重量比が1:100〜1:0.2、好ましくは
1:50〜1:1になるように配合し、これら反応体の
0.2〜20倍容量の水中で又は水と有機溶剤との混合
溶剤中で、0〜80℃で、好ましくは還流下で、1〜3
6時間攪拌することにより行なわれる。適する有機溶剤
には、メタノール、エタノール及びイソプロパノールの
ようなアルコール;へキサン、ヘプタン及びオクタンの
ような脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン及びキシレ
ンのような芳香族炭化水素;及びジエチルエーテル、ジ
プロピルエーテル及びテトラヒドロフランのようなエー
テル系溶剤;及び酢酸エチル及び酢酸ブチルのようなエ
ステル系溶剤が含まれる。経済性及び反応性の面からア
ルコールが好ましい溶剤である。
【0026】理論に拘束されることを望まないが、コロ
イダルシリカとシラン化合物を水の存在下で反応させる
ことにより、シラン化合物が加水分解して縮合する際に
コロイダルシリカのSiO2 分子がポリマー鎖中に取り
込まれた熱硬化性樹脂が生成すると考えられる。反応後
は、適宜、溶剤を留去するなどして、得られるシラン系
樹脂の不揮発分が全量の10〜50重量%程度になるよ
うに調節するのが好ましい。
【0027】ところで、ここに記載したポリオルガノシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体とシラン系熱
硬化性樹脂とを成分とする組成物は、特開平3−874
5号の実施例16及び17に記載されている。詳細に
は、コロイダルシリカとシラン化合物との反応生成物1
00重量部にポリジオルガノシロキサン−ポリオキシア
ルキレン共重合体をそれぞれ3重量部及び5重量部添加
して組成物を得、これをビール瓶に塗布したことが記載
されている。しかしながら、この量を、コロイダルシリ
カとシラン化合物との反応生成物の25℃及び1.01
3×105 Paでの不揮発分100重量部に対する重量
部として換算すると、それぞれ22重量部及び4重量部
に過ぎず、以下に記載する本発明の組成物中のポリオル
ガノシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体の量よ
りも概して少ない。これは、やはり理論に拘束されるこ
とを望まないが、特開平3−8745号の発明では、硬
化した樹脂の膜が擦り傷を遮蔽するだけの硬度を必要と
するのに対し、本発明では、凝結する水から表面張力を
奪って水滴を形成できないようにするだけの親水性が必
要であるという、硬化膜に要求される特性が異なること
からきている。オキシアルキレン基がポリマーに親水性
を付与することは当業者に周知である。
【0028】他の好ましい熱硬化性樹脂は、イソシアネ
ート樹脂である。イソシアネート樹脂は、分子中にイソ
シアネート基を2つ以上有する化合物から得られる樹脂
であり、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート) 、ビス(イソシアネートメチル) シクロヘキサ
ン、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、こ
れらイソシアネートのプレポリマー型変性体、ヌレート
型変性体、カルボンジイミド変性体、及びその他の変性
体の化合物からなるものが含まれるが、これらに限定さ
れない。特に好ましいイソシアネート樹脂は、式(II
I):
【0029】
【化11】 (式中、R6 は2価の炭化水素基を表す。)で表される
イソシアネート化合物のヌレート型変性体である。式
(III) のR6 よって表される2価の炭化水素基には、
上記のイソシアネート化合物が有するアルキレン及びア
リーレンのような2価の基が含まれるが、イソシアネー
ト化合物の硬化反応に干渉しない限り、それら以外のい
かなる2価の炭化水素基であってもよい。とはいえ、炭
素数2〜20の2価の炭化水素基が好ましい。
【0030】熱硬化性樹脂としてシラン系樹脂を使用す
る場合、シラン系樹脂とポリオルガノシロキサン−ポリ
オキシアルキレン共重合体との配合比は、シラン系樹脂
の25℃及び1.013×105 Paでの不揮発成分1
00重量部に対してポリオルガノシロキサン−ポリオキ
シアルキレン共重合体を5〜500重量部、好ましくは
5〜400重量部、より好ましくは5〜300重量部、
特に好ましくは10〜200重量部、最も好ましくは2
5〜200重量部とすることができる。
【0031】一方、熱硬化性樹脂として、シラン系樹脂
以外を使用する場合、熱硬化性樹脂とポリオルガノシロ
キサン−ポリオキシアルキレン共重合体との配合比は、
特に限定されないが、イソシアネート化合物の25℃及
び1.013×105 Paでの不揮発成分100重量部
に対してポリオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレ
ン共重合体を5〜500重量部、好ましくは5〜400
重量部、より好ましくは5〜300重量部、最も好まし
くは10〜200重量部とすることができる。ポリオル
ガノシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体の割合
が10重量部以下であると結露防止性が低下し、500
重量部以上であるとシラン系樹脂の硬化後の強度や接着
性などの物性が低下するからである。
【0032】本発明の結露防止剤組成物の全量に対する
ポリオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合
体の配合量は、一般に、0. 1〜90重量%、好ましく
は0. 5〜60重量%、より好ましくは1〜50重量%
であり、熱硬化性樹脂の配合量は、一般に99〜10重
量%、好ましくは80〜10重量%、より好ましくは7
0〜5重量%である。
【0033】本発明の結露防止剤組成物には、必要に応
じて硬化促進触媒を配合してもよい。硬化促進触媒とし
ては、オクチル酸錫、ジブチルチンジアセテート、ジブ
チルチンジラウレート、ジブチルチンマーカプチド、ジ
ブチルチンチオカルボキシレート、ジブチルチンジマレ
エート、ジブチルチンオキサイド、モノブチルチンオキ
サイド、ジオクチルチンチオカルボキシレート、ジオク
チルチンマーカプチド等の有機錫化合物、オクテン酸鉛
等の有機鉛化合物、フェニル水銀プロピオン酸塩等の有
機水銀化合物、有機アンチモン化合物、カリウム、ナト
リウム、カルシウム、鉄、マグネシウム、水銀、ニッケ
ル、コバルト、亜鉛、アルミニウム、錫、バナジウム、
チタン等のカルボン酸塩、ジブチルチンアミン−2−エ
チルヘキソエート等の如きアミン塩、ならびに他の酸性
触媒及び塩基性触媒等が含まれるが、これらに限定され
ない。有機錫化合物が好ましい。これら触媒を熱硬化性
樹脂に対し、例えば0. 001〜5重量%配合すること
ができる。
【0034】本発明の結露防止剤組成物には、更に必要
であれば、補強剤、無機充填剤、顔料や着色剤などの有
機及び/又は無機充填剤、可塑剤、タレ止め剤、架橋
剤、希釈剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸
化防止剤、難燃剤、希釈剤、防錆剤、抗菌剤、防カビ
剤、防藻剤などを配合してもよい。有機及び/又は無機
充填剤のうち、補強剤としてはカーボンブラック、微粉
末シリカ、カーボン繊維、ガラス繊維、その他繊維など
が、無機充填剤としては炭酸カルシウム、タルク、クレ
イ、シリカなどが、顔料や着色剤としては酸化鉄、酸化
クロム、酸化チタンなどの無機顔料及びフタロシアニン
ブルー、フタロシアニングリーンなどの有機顔料が挙げ
られる。可塑剤としてはジオクチルフタレート、ジブチ
ルフタレート、ジオクチルアジべート、塩素化パラフィ
ン及び石油系可塑剤などが、タレ止め剤としては有機酸
処理炭酸カルシウム、水添ひまし油、ステアリン酸アル
ミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛、微粉末シリカなどが挙げられる。架橋剤としてはア
ルコキシシラン類、アミノ変性シリコーン、カルビノー
ル変性シリコーンなどの反応性シリコーン類などが挙げ
られる。希釈剤としては、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類、ヘキサン、
ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
エーテル、エステルなどの溶剤類の1種又は2種以上の
混合物などが挙げられる。帯電防止剤としては、金属、
カーボンブラックなどの無機化合物や、ポリエチレンオ
キサイドなどのポリエーテル化合物、カチオン性界面活
性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオ
ン界面活性剤などの界面活性剤類や、アミノ化合物、ア
ミド化合物、ウレタン化合物、ポリオール類、その他ア
ルコール基含有化合物などの有機化合物などが挙げられ
る。
【0035】本発明の結露防止剤組成物は、上記原料を
常法により混合することにより製造することができる。
また、その包装形態の違いにおいて、1液タイプ、2液
タイプあるいはそれ以上のタイプにすることは任意であ
る。1液タイプ及び2液タイプの調整方法は当業者に周
知であるが、例えば、2液タイプにおいては、一方にポ
リオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体
と硬化促進触媒及びその他希釈剤等の配合剤、もう一方
に熱硬化性樹脂とその他希釈剤等の配合剤を配合するこ
とができる。
【0036】本発明の結霧防止剤組成物が1液タイプの
場合は、塗布、吹き付け、噴霧、含浸などの方法により
処理を行う。2液タイプの場合は、2液を混合してか
ら、1液タイプと同じように、塗布、吹き付け、噴霧、
含浸などの方法により処理を行つ。処理作業後は、処理
物を0℃から50℃程度の雰囲気下で放置すれば、空気
中及び又は基材の水分との反応によって、及び/又は硬
化促進触媒の働きによって結露防止剤が硬化する。本発
明の結露防止剤組成物の基材に対する使用量は、特に限
定されないが、例えば、J IS規格モルタル50mm×
50mm×25mmの場合、1〜300g/m2 が好ま
しい。
【0037】本発明の結露防止剤組成物は、木材、繊
維、有機樹脂等の有機建材やモルタル、コンクリート、
レンガ、石材等の無機建材による建造物、ユリア樹脂、
メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹
脂、ポリウレタン、イソシアネート樹脂、シリコーン系
樹脂、シラン系樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール
樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、これら
の複合樹脂等の有機樹脂部材、ガラス部材や鏡に適用す
ることができる。
【0038】本発明の結露防止剤組成物は、熱硬化性樹
脂と特定のポリオルガノシロキサン−ポリオキシアルキ
レン共重合体を必須成分とするため、基材への浸透性や
拡散性が優れ、建造物部材、有機樹脂部材、ガラス部材
や鏡表面の結露や曇りの防止剤として好適に使用でき、
透明性にも優れるため、特に透明な有機樹脂部材、ガラ
ス部材や鏡に対して、透明性や外観を損ねることなく結
露防止性を付与させることができる。また、効果的に結
露の発生を防止するため、設計上やエネルギーの継続的
な負担もなく、カビの発生を効果的に抑制する。
【0039】本発明の結露防止剤組成物は、透明性や外
観を損ねることなく結露防止性を付与し、耐久性にも優
れ、毒性は環境ホルモン作用のある物質を含まない。つ
ぎに実施例及び比較例を示すことによって本発明を具体
的に説明する。
【0040】
【実施例】実施例1〜7、比較例1 表−1に示す量の各成分を、攪拌機、還流冷却器、温度
計及び滴下ロートを備えたガラス製反応器に入れ、70
℃で4時間還流することにより、シラン系樹脂A〜F を
得た。表中の数字はいずれも重量部を示す。
【0041】
【表1】
【0042】これらシラン系樹脂A〜F を、表−2に示
した溶剤を用いて、以下の構造を有するポリオルガノシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体(a)〜
(d)と混合し、表−2に示した組成の結露防止剤組成
物I〜VIIIを調製した。
【0043】
【化12】
【0044】
【化13】
【0045】
【化14】
【0046】
【化15】
【0047】
【表2】
【0048】実施例8〜11、比較例2 以下の構造を有するイソシアネート化合物を、表−3に
示した溶剤を用いて、ジブチル錫オキサイドと共に、以
下の構造を有するポリオルガノシロキサン−ポリオキシ
アルキレン共重合体(e)〜(g)と混合し、表−3に
示した組成の結露防止剤組成物IX〜XIIIを調製した。
【0049】
【化16】
【0050】
【化17】
【0051】
【化18】
【0052】
【化19】
【0053】
【表3】
【0054】実施例12〜14、比較例3〜5 実施例1〜11で得られた結露防止剤組成物I、VII 、
VIII、XI、及びXIIIを用いて以下のように結露防止性試
験 (1) 及び (2) を行った。
【0055】結露防止性試験(1) 国産2000cc乗用車のリヤーウィンドウガラス及び
乗降用ドアー4箇所のガラス内面に、試験液を霧吹きに
て5cc/m2 吹き付けて硬化させる。このようして得
られた試験車両を1999年11月30日から2000
年1月9日の冬季40日間、宮城県仙台市内にて通常に
使用し、曇りの有無を観察した。尚、通常の暖房のみを
行い、エアコン装置は作動させなかった。
【0056】結露防止性試験(2) 東京都内の個人住宅の浴室(5. 25m2 )内に試験液
を霧吹きにて5cc/m2 吹き付けた姿見用の鏡(45
cm×120cm)を置き、硬化させる。この浴室を1
999年12月20日から2000年1月9日の冬季2
0日間通常に使用し(2人/ 1日) 、曇りの有無を観察
した。尚、試験に用いた姿見用の鏡には直接に湯や水が
かからないようにした。結果を表−4に示す。
【0057】
【表4】
【0058】表−4より明らかなように本発明の結露防
止剤組成物は、結露防止性に優れ、透明性にも優れるこ
とがわかる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明の結露防止剤組成
物は、基材への浸透性及び拡散性が優れ、建造物部材、
有機樹脂部材、ガラス部材や鏡表面の結露防止剤として
好適に使用でき、透明性にも優れるため、特に透明な有
機樹脂部材、ガラス部材や鏡に対して、透明性や外観を
損ねることなく結霧防止性を付与させることができる。
また、効果的に結露の発生を防止するため、設計上やエ
ネルギーの継続的な負担もなく、カビの発生を効果的に
抑制する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/64 E04B 1/64 Z (71)出願人 000230331 日本ユニカー株式会社 東京都千代田区大手町2丁目6番1号 (72)発明者 遊垣 義和 東京都目黒区祐天寺2丁目16番7号 (72)発明者 庄司 博昭 東京都品川区旗の台6丁目18−10 B− 201 Fターム(参考) 2E001 DB05 DH12 FA03 FA10 FA42 GA23 HD11 LA05 4G059 AA01 AC21 FA22 FB05 4H020 AA03 AA06 AB02 4J002 CC03X CC06X CC16X CC18X CD00X CF00X CF01X CK02X CL00X CM023 CM04X CP02X CP18W GL00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオルガノシロキサン−ポリオキシア
    ルキレン共重合体及び熱硬化性樹脂を含んでなる結露防
    止剤組成物。
  2. 【請求項2】 ポリオルガノシロキサン−ポリオキシア
    ルキレン共重合体が一般式(I): 【化1】 〔式中、 R1 、R2 及びR3 は、互いに独立して、水素、置換若
    しくは無置換の1価の炭化水素基、又は式−Cx 2x
    (C2 4 O)y (C3 6 O)z 4 で表される基で
    あり、 x は、互いに独立して、2〜6の整数であり、 y は、互いに独立して、1〜100の整数であり、 zは、互いに独立して、0〜100の整数であり、 R4 は、互いに独立して、水素又は置換若しくは無置換
    の1価の炭化水素基であり、 mは、0〜500の整数であり、そしてnは、0〜10
    0の整数である。但し、nが0であるとき、R1 及びR
    3 で表される全部の基のうち少なくとも1つが式−Cx
    2xO(C2 4 O)y (C3 6 O)z 4 で表され
    る基である。〕で表される、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 熱硬化性樹脂が、コロイダルシリカと一
    般式(II): R5 a SiY4-a (II) (式中、 R5 は、互いに独立して、水素又は置換若しくは無置換
    の1価の炭化水素基であり、 Yは、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、
    アミノキシ基、水酸基又はZO−基(Zはアルカリ金属
    を表す)であり、そして、aは0〜3の整数である。)
    で表される1種又は2種以上のシラン化合物との反応生
    成物のシラン系樹脂である、請求項1又は2記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 ポリオルガノシロキサン−ポリオキシア
    ルキレン共重合体が、シラン系樹脂の25℃及び1.0
    13×105 Pa(1気圧)における不揮発成分100
    重量部に対して、25〜200重量部となる比率で存在
    する、請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 熱硬化性樹脂がイソシアネート樹脂であ
    る、請求項1又は2記載の組成物。
  6. 【請求項6】 イソシアネート樹脂が、一般式(II
    I): 【化2】 (式中、R6 は2価の炭化水素基を表す。)で表される
    イソシアネート化合物のヌレート型変性体からなる、請
    求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の結露防止剤組成物を部材
    に適用する工程、及び硬化させる工程を含んでなる部材
    の結露防止方法。
  8. 【請求項8】 部材が無機部材である、請求項7記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 部材が有機樹脂部材である、請求項7記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 部材がガラス部材である、請求項8記
    載の方法。
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