JP2001261135A - 筒状体の搬送装置、筒状体の搬送方法、溶接缶シーム溶接部の補修装置及び補修方法 - Google Patents

筒状体の搬送装置、筒状体の搬送方法、溶接缶シーム溶接部の補修装置及び補修方法

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JP2001261135A
JP2001261135A JP2000084247A JP2000084247A JP2001261135A JP 2001261135 A JP2001261135 A JP 2001261135A JP 2000084247 A JP2000084247 A JP 2000084247A JP 2000084247 A JP2000084247 A JP 2000084247A JP 2001261135 A JP2001261135 A JP 2001261135A
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repair
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JP2000084247A
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Takashi Kawamura
隆 河村
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Toyo Kohan Co Ltd
Kohan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
Kohan Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状体の搬送装置、筒状体の搬送方法、溶接
缶シーム溶接部の補修装置及び補修方法を提供する。 【解決手段】 両端部が開口された筒状体11を、筒状
体11の長手方向に搬送する搬送装置であって、筒状体
11の搬送方向と平行に、筒状体11の内部を貫通する
ように設けられた長尺の案内部材15と、案内部材15
の搬送方向の少なくとも3個所に、筒状体11の内面に
当接して筒状体11を内部から支持するように設けられ
た内部支持手段16と、筒状体11の外部に当接しつ
つ、内部支持手段16と対で内外から筒状体11を挟持
するように、内部支持手段16と対向して固定枠21に
設けられた外部支持手段18と、筒状体11の搬送を妨
げることなく、案内部材15を固定枠21に対して相対
的に常時静止状態に保持するように設けられた案内部材
保持手段28と、筒状体11を搬送方向に駆動する駆動
手段14とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種筒状体を搬送
しながらその内面に各種内面加工を施す際に好適に用い
ることができる筒状体の搬送装置、筒状体の搬送方法、
及び、一方向へ連続的に搬送される金属缶体からなる缶
胴の内面の継手部を、テープ状の補修フィルムで被覆補
修する際等に好適に用いることができる溶接缶シーム溶
接部の補修装置及び補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような内面加工の一例として、従
来、缶胴の接合は半田や接着剤等で行われてきたが、近
年、強度やコスト面を考慮して、缶胴の接合には溶接が
多用されるようになってきた。溶接は、主として電気抵
抗シーム溶接が行われる。従って、熱影響、溶接部の段
差やバリ等のため、溶接接合部及び近傍の被覆補修が不
可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、缶胴の内側は
狭く、補修装置を缶胴内に設置することは難しく、ま
た、缶胴を連続的に搬送する場合は、補修装置の支持が
困難である。そのためやむを得ず、缶胴を往復搬送し
て、これに対応する場合もあった。また、最近は缶胴を
高速で連続搬送して内面を被覆補修する要望が関係業界
から強く要望されている。また、補修フィルムが貼りつ
けされた部分の加圧は、缶胴内面からバネ等で行われて
いたが、加圧力が不充分で改善が求められていた。この
ような問題は、缶胴のみならず、筒状体の内面に各種内
面加工を行う場合に共通する問題である。そこで、本発
明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、高速で
連続搬送される筒状体であっても所望の内面加工を効果
的にかつ確実に行うことができ、特に缶胴の内面の継ぎ
目を確実に被覆補修することができる筒状体の搬送装
置、筒状体の搬送方法、溶接缶シーム溶接部の補修装置
及び補修方法 を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ために、本発明に係る筒状体の搬送装置は、両端部が開
口された筒状体を、該筒状体の長手方向に搬送する搬送
装置であって、前記筒状体の搬送方向と平行に、該筒状
体の内部を貫通するように設けられた案内部材と、前記
案内部材の搬送方向の少なくとも3個所に、前記筒状体
の内面に当接して該筒状体を内部から支持するように設
けられた内部支持手段と、前記筒状体の外部に当接しつ
つ、前記内部支持手段と対で内外から前記筒状体を挟持
するように、前記内部支持手段と対向して固定枠に設け
られた外部支持手段と、前記筒状体の搬送を妨げること
なく、前記案内部材を固定枠に対して相対的に常時静止
状態に保持するように設けられた案内部材保持手段と、
前記筒状体を搬送方向に駆動する駆動手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0005】上記した筒状体の搬送装置は、以下の構成
とすることもできる。 (1) 前記筒状体の同一断面の複数の点で、前記筒状
体を内部から支持するように、前記内部支持手段に対向
して前記外部支持手段の少なくとも1つが、前記内部支
持手段を加圧して対向するための加圧手段を具備する。 (2) 前記内部支持手段が回転自在のローラーであ
る。 (3) 前記外部支持手段が回転自在のローラーであ
る。 (4) 前記案内部材保持手段が外部支持手段に付設さ
れ、前記筒状体を前記内部支持手段と前記外部支持手段
で挟持していないときには、前記内部支持手段を把持す
ることにより、前記案内部材の搬送方向への移動を阻止
して、前記固定枠に対して相対的に常時静止状態に保持
する。 (5) 前記案内部材保持手段が、前記外部支持手段の
ローラーの回転軸と回転中心を共有して互いに反対方向
に回転自在に設けられた対をなす振り子状部材からな
り、前記対をなす振り子状部材が回転自在のローラーか
らなる前記内部支持手段を開放、挟持自在に設けられて
いる。 (6) 前記対をなす振り子状部材の先端にそれぞれ回
転自在のローラーが設けられ、該ローラーが前記内部支
持手段の回転自在なローラーを挟持する。 (7) 前記駆動手段がローラーコンベアである。ま
た、本発明に係る筒状体の搬送方法は、上記した筒状体
の搬送装置を用いて前記筒状体を搬送する筒状体の搬送
方法であって、前記筒状体が通過する時は前記案内部材
保持手段による前記筒状体案内部材の保持を開放して前
記筒状体の通過を可能にし、通過後、再び前記案内部材
保持手段を作動して前記筒状体案内部材を保持する。
【0006】また、本発明に係る溶接缶シーム溶接部の
補正装置は、両端部が開口された缶胴の内面にシーム溶
接部に補修フィルムを貼り付ける前記缶胴の内面を補修
するための溶接缶シーム溶接部の補修装置であって、前
記缶胴の搬送方向と平行に、該缶胴の内部を貫通するよ
うに設けられた案内部材と、前記案内部材の搬送方向の
少なくとも3個所に、前記缶胴の内面に当接して該缶胴
を内部から支持するように設けられた内部支持手段と、
前記缶胴の外部に当接しつつ、前記内部支持手段と対で
内外から前記缶胴を挟持するように、前記内部支持手段
と対向して固定枠に設けられた外部支持手段と、前記缶
胴の搬送を妨げることなく、前記案内部材を固定枠に対
して相対的に常時静止状態に保持するように設けられた
案内部材保持手段と、前記缶胴を搬送方向に駆動する駆
動手段と、前記案内部材の上流側端に取り付けられ、前
記缶胴の内面に形成された前記シーム溶接部に向けて補
修フィルムを貼り付けするフィルム貼付手段とを具備
し、前記補修フィルムを前記フィルム貼付手段によって
前記シーム溶接部に貼り付けるようにしたことを特徴と
する。
【0007】さらに、本発明に係る方法は、上記した溶
接缶シーム溶接部の補修装置を用いて前記缶胴の内面を
補修する溶接缶シーム溶接部の補修方法であって、前記
缶胴が通過する時は前記案内部材保持手段による前記筒
状体案内部材の保持を開放して前記缶胴の通過を可能に
し、通過後、再び前記案内部材保持手段を作動して前記
筒状体案内部材を保持し、かつ、前記缶胴の搬送に連動
して、前記シーム溶接部の内面に前記補修フィルムを貼
り付けるようにしたことを特徴とする。この溶接缶シー
ム溶接部の補修方法は、以下の態様とすることもでき
る。 (1) 前記内部支持手段と前記外部支持手段は、前記
缶胴を内外面から挟持する支持ローラーと外部受けロー
ラーとから構成され、前記外部受けローラーが駆動シリ
ンダーによって前記補修フィルムを加圧する。 (2) 前記フィルム貼付手段は、前記案内部材の上流
側端部に取り付けられ熱融着性フィルムを前記シーム溶
接部に貼り付けるフィルム貼り付けローラーと、該フィ
ルム貼り付けローラーと同一個所で前記缶胴の外面を加
圧するバックアップローラーとを具備し、前記フィルム
貼り付け完了の搬送中の前記缶胴と、前記フィルム貼付
ローラーの間に連結した前記補修フィルムを、前記フィ
ルム貼付ローラー又は前記バックアップローラーの回転
を停止させることにより前記補修フィルムに張力を付し
て、該補修フィルムを切断する。 (3) 前記フィルム貼付ローラーを支持する前記バッ
クアップローラーが昇降シリンダで補修フィルムを加圧
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。まず、図1及び
図2を参照して、一実施の形態に係る溶接缶シーム溶接
部の補修装置10の構成について説明する。図1及び図
2に示すように、本実施の形態に係る溶接缶シーム溶接
部の補修装置10によって補修される金属缶体の缶胴1
1は、両端部が開口された中空矩形断面の筒状体から形
成されている。また、缶胴11の4つの隅部のうち、下
部隅部の内面にはその長手方向全長にわたってシーム溶
接部12が形成されている。図示するように、多数のコ
ンベアローラー13を長手方向に所定ピッチで配設する
ことによって駆動手段の一例であるローラーコンベア1
4が構成されており、缶胴11はこのローラーコンベア
14のコンベアローラー13上を連続的に一定間隔をお
いて搬送されることになる。
【0009】ローラーコンベア14上には、軸線を、ロ
ーラーコンベア14上を搬送される缶胴11の長手方向
軸線と等しくすると共に両端を自由端とする長尺棒から
なる案内部材15が配設されている。この案内部材15
は、案内部材15の搬送方向の少なくとも3個所(本実
施の形態では4箇所)に配置されたそれぞれ対をなす内
部支持手段と外部支持手段とによって支持されている。
すなわち、各個所において、内部支持手段を構成する支
持ローラー16は案内部材15の下面に軸受17を介し
て回転自在に取りつけられている。一方、外部支持手段
を構成する外部受けローラー18は支持ローラー16に
当接されると共に、外部受けローラー18を回転自在に
支持する軸受19は昇降シリンダ20を介して下部固定
枠21に固定されている。また、案内部材15の支持ロ
ーラー16と上下方向対称をなす位置には、支持ローラ
ー16と対をなす補助ローラー22が軸受23を介して
固定されている。一方、外部支持手段を構成する外部受
けローラー25は補助ローラー22に当接されると共
に、外部受けローラー25を回転自在に支持する軸受2
6は上部固定枠27に固定されている。かかる構成によ
って、案内部材15の軸線を缶胴11の軸線と一致させ
た状態で案内部材15を支持することができる。
【0010】また、本実施の形態では、各個所における
これらの支持ローラー16,補助ローラー22及び外部
受けローラー18,25は、缶胴11がその個所に搬送
されてきた際は、缶胴11の内外面に当接して内外から
缶胴11を挟持することができる。また、缶胴11の搬
送を妨げることなく、案内部材15を上、下部固定枠2
7,21に対して相対的に常時静止状態に保持するよう
に案内部材保持手段が設けられており、その構成を図1
及び図3に示す。
【0011】すなわち、図1に示すように、外部受けロ
ーラー18,25によって案内部材15のX軸、Y軸方
向の移動は規制できるが、Z軸方向の移動は規制できな
い。そこで、本実施の形態では、支持ローラー16を缶
胴搬送方向の両側から開閉自在に挟持可能な対をなす挟
持ローラー28によって案内部材保持手段を形成し、案
内部材15のZ軸方向の移動を規制するようにしてい
る。このような挟持ローラー28は、本実施の形態で
は、上記した内、外部支持手段も設けられているそれぞ
れの個所に設置されており、具体的には、各個所におけ
る軸受19に、外部受けローラー18と共に開閉自在に
取りつけられている。なお、各個所において、内、外部
支持手段間で缶胴11を通過させる必要があるため、缶
胴11が通過する直前で対を成す挟持ローラー28を支
持ローラー16から開放し、通過後は再び支持ローラー
16を挟持する必要がある。この点、本実施の形態で
は、挟持ローラー28は缶胴11の搬送方向に少なくと
も3個所(本実施の形態では、4個所)配設されている
ため、この内のいずれかによって案内部材15のZ軸方
向の移動が規制され、後述するように、缶胴11の内面
補修作業を確実に行うことができる。なお、補助ローラ
ー22、外部受けローラー25等は適宜他の個所に設置
してもよい。
【0012】なお、挟持ローラー28を開閉する機構と
しては、固定ピンを案内部材に着脱自在に挿入する機構
を含めて各種形態のものが考えられるが、本実施の形態
では、図3に示す機構を採用している。すなわち、左右
の挟持ローラー28は、それぞれ対をなす振り子状部材
を形成するリンク29,30の一端に回転自在に取り付
けられている。リンク29の他端は二重軸31の外軸3
1aに図示しないキーで連結されており、リンク30の
他端は二重軸31の内軸31bに図示しないキーで連結
されており、両軸31a、31bは互いに独立して回転
可能である。また、これらの軸31a、31bにはそれ
ぞれピニオン32,33が図示しないキーによって連結
されている。また、ピニオン32はコ字状ラック34の
上歯34aと噛み合い、ピニオン33は下歯34bと噛
み合っている。なお、コ字状ラック34の上歯34aは
ピニオン32と噛み合う個所のみに存在する。同様に、
下歯34bはピニオン32と噛み合う個所のみに存在す
る。このような構成とすることによって、コ字状ラック
34がシリンダ35によって前進すると、それぞれのピ
ニオン32,33が回転して、それぞれリンク29,3
0は開く。この動作によって挟持ローラー28が支持ロ
ーラー16を確実かつ容易に挟持又は開放することがで
きる。なお、上記した機構の取り付け部は図示されてい
ないが、軸受19に付設されている。
【0013】次に、案内部材15の上流側端に取り付け
られ、缶胴11の内面に形成されたシーム溶接部12に
貼り付ける補修フィルムの一例である熱融着性フィルム
36を貼り付けするフィルム貼付手段について、図1及
び図4を参照して説明する。図1に示すように、案内部
材15の上流側端部には、熱融着性フィルム36をコイ
ル状に巻き付けたフィルム繰り出し軸37が回転自在に
取り付けられており、その上流側には熱融着性フィルム
36の方向を下方に変更するデフレクタローラー38が
回転自在に取り付けられている。なお、本実施の形態で
は、案内部材15の上流側端部に、案内部材15の機械
的強度を十分に確保しながら凹所を設け、これらの凹所
にフィルム繰り出し軸37とデフレクタローラー38を
収納可能に取り付けている。また、デフレクタローラー
38の直下をなす案内部材15の下面上には、軸受39
を介してフィルム貼付ローラー40が取り付けられてい
る、そして、図1及び図4に示すように、このフィルム
貼付ローラー40にはデフレクタローラー38から垂下
されてきた熱融着性フィルム36が巻きつけられ、缶胴
11の内面に形成したシーム溶接部12に貼り付けられ
ることになる。なお、フィルム貼付ローラー40の外形
は、図2に示すように、缶胴11の内面と略同じ凸形状
をしている。また、フィルム貼付ローラー40の下側に
は、缶胴11の外面と略同じ凹形状をした外形を有する
バックアップローラー41が配設されており、このバッ
クアップローラー41を回転自在に取り付けた軸受42
は昇降シリンダ43を介して下部固定枠21に支持され
ている。また、図示しないが、案内部材15の上流側に
は、缶胴11がフィルム貼付手段に到達する前にフィル
ム溶融温度以上に加熱するための高周波誘導加熱装置等
が配設されている。
【0014】このような構成によって、昇降シリンダ4
3を作動することによって、熱融着性フィルム36をフ
ィルム貼付ローラー40とバックアップローラー41間
で十分に加圧して、熱融着性フィルム36を缶胴11内
の内面に形成したシーム溶接部12に確実に融着するこ
とができる。なお、フィルム貼付が終了した缶胴11は
前進するが、この時、熱融着性フィルム36は缶胴11
とフィルム貼付ローラー40との間でつながっている。
従って、これを切断するために、フィルム貼付ローラー
40またはバックアップローラー41の回転を図示しな
いブレーキ装置で停止させることにより、熱融着性フィ
ルム36に張力を付与して切断することができる。これ
によって切断装置が不要となり、装置が小型化、低コス
ト化する。
【0015】また、このフィルム貼付装置においても、
案内部材15の上面であって、フィルム貼付ローラー4
0と上下方向に対称をなす位置に、フィルム貼付ローラ
ー40と対をなすと共に、缶胴11の内面と当接可能な
補助ローラー44が軸受45を介して取り付けられてい
る。そして、補助ローラー44の上部には、缶胴11の
外面と当接可能な外部受けローラー46が配設されてお
り、外部受けローラー46は、軸受47を介して上部固
定枠27に取り付けられている。なお、図2に示すよう
に、補助ローラー22、44及び外部受けローラー2
5、46を、左右固定枠48,49に取り付けることも
できる。
【0016】次に上記した構成を有する溶接缶シーム溶
接部の補修装置を用いた溶接缶シーム溶接部の補修方法
について説明する。案内部材15の上流側において、高
周波誘導加熱装置等を用いて、缶胴11をフィルム溶融
温度以上に加熱する。ローラーコンベア14を駆動して
缶胴11を、その先端がフィルム貼付ローラー40また
はバックアップローラー41の閉じられたニップに当接
するまで搬送する。この時点で、ニップにおいて、フィ
ルム繰り出し軸37からデフレクタローラー38を介し
て熱融着性フィルム36がフィルム貼付ローラー40の
外周面に巻きつけられている。そして、ローラーコンベ
ア14をさらに駆動すると、フィルム貼付ローラー40
と昇降シリンダ43によって加圧されているバックアッ
プローラー41との回転によって、缶胴11の進行と共
に、缶胴11の内面に形成されたシーム溶接部12に、
このシーム溶接部12より幅広の熱融着性フィルム36
が連続的に貼付されることになる。このようにして、熱
融着性フィルム36をシーム溶接部12に貼付した後、
缶胴11を下流側に向けて搬送しつつ、ブレーキ装置を
作動してフィルム貼付ローラー40の回転を停止し、そ
れと同調してフィルム繰り出し軸37からの熱融着性フ
ィルム36の供給を停止することにより、熱融着性フィ
ルム36を切断する。ついで、ローラーコンベア14を
駆動して缶胴11をさらに下流側に搬送する。この際、
フィルム貼付手段を取り付けた案内部材15を3箇所以
上に設置され挟持ローラー28により挟持し、缶胴11
が通過する時はその個所の挟持ローラー28を開放する
ことにより、缶胴11の一方向連続通過を確実に行うこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筒状体を連続的に搬送しながら、その内面に所望の加工
を確実かつ容易に施すことができる。特に、フィルム貼
付手段を取り付けた案内部材を3箇所以上に設置された
挟持ローラーにより挟持し、缶胴が通過する時はその個
所の挟持ローラーを開放することにより、缶胴の一方向
連続通過を、簡潔な機構で行うことができる。これによ
って、コンパクトで信頼性の高い、高能率の溶接缶シー
ム溶接部の補修装置を実現できる。また、フィルム貼付
ローラーと搬送中の缶胴の間の熱融着性フィルムを、フ
ィルム貼付ローラーの回転を停止させて、張力を付与し
て切断する方法を採用することにより、切断装置を不要
とすることができ、溶接缶シーム溶接部の補修装置装置
の小型化や低コスト化が可能となり、また、熱融着性フ
ィルムを外部から加圧することにより、補修フィルムの
融着信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接缶シーム溶接部の補修装置の
断面正面図である。
【図2】同断面側面図である。
【図3】同案内部材保持手段の正面図である。
【図4】フィルム貼付手段の拡大説明図である。
【符号の説明】
10…溶接缶シーム溶接部の補修装置、 11…缶胴、 12…シーム溶接部、 13…コンベアローラー、 14…ローラーコンベア、 15…案内部材、 16…支持ローラー、 17…軸受、 18…外部受けローラー、 19…軸受、 20…昇降シリンダ、 21…下部固定枠、 22…補助ローラー、 23…軸受、 25…外部受けローラー、 26…軸受、 27…上部固定枠、 28…挟持ローラー、 29…リンク、 30…リンク、 31…二重軸、 31a…外軸、 31b…内軸、 32…ピニオン、 33…ピニオン、 34…コ字状ラック、 34a…上歯、 34b…下歯、 35…シリンダ、 36…熱融着性フィルム、 37…フィルム繰り出し軸、 38…デフレクタローラー、 39…軸受、 40…フィルム貼付ローラー、 41…バックアップローラー、 42…軸受、 43…昇降シリンダ、 44…補助ローラー、 45…軸受、 46…外部受けローラー、 47…軸受、 48…左固定枠、 49…右固定枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E095 AA08 BA02 CA01 DA03 DA24 DA42 DA48 DA59 DA82 FA02 3F033 BA04 BB06 BC02 GA08 GD02 4F211 AD03 AD05 AD08 AD12 AD26 AG03 AG08 AH55 SA07 SC03 SD01 SD19 SH06 SJ01 SJ06 SJ13 SJ15 SJ22 SJ29 SP04 SP28 SW23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部が開口された筒状体を、該筒状体
    の長手方向に搬送する搬送装置であって、前記筒状体の
    搬送方向と平行に、該筒状体の内部を貫通するように設
    けられた長尺の案内部材と、前記案内部材の搬送方向の
    少なくとも3個所に、前記筒状体の内面に当接して該筒
    状体を内部から支持するように設けられた内部支持手段
    と、前記筒状体の外部に当接しつつ、前記内部支持手段
    と対で内外から前記筒状体を挟持するように、前記内部
    支持手段と対向して固定枠に設けられた外部支持手段
    と、前記筒状体の搬送を妨げることなく、前記案内部材
    を固定枠に対して相対的に常時静止状態に保持するよう
    に設けられた案内部材保持手段と、前記筒状体を搬送方
    向に駆動する駆動手段とを具備する筒状体の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記筒状体の同一断面の複数の点で、前
    記筒状体を内部から支持するように、前記内部支持手段
    に対向して前記外部支持手段の少なくとも1つが、前記
    内部支持手段を加圧して対向するための加圧手段を具備
    することを特徴とする請求項1記載の筒状体の搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記内部支持手段が回転自在のローラー
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の筒状体の
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記外部支持手段が回転自在のローラー
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの請求
    項記載の筒状体の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記案内部材保持手段が外部支持手段に
    付設され、前記筒状体を前記内部支持手段と前記外部支
    持手段で挟持していないときには、前記内部支持手段を
    把持することにより、前記案内部材の搬送方向への移動
    を阻止して、前記固定枠に対して相対的に常時静止状態
    に保持することを特徴とする請求項1記載の筒状体の搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 前記案内部材保持手段が、前記外部支持
    手段のローラーの回転軸と回転中心を共有して互いに反
    対方向に回転自在に設けられた対をなす振り子状部材か
    らなり、前記対をなす振り子状部材が回転自在のローラ
    ーからなる前記内部支持手段を開放、挟持自在に設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの請
    求項に記載の筒状体の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記対をなす振り子状部材の先端にそれ
    ぞれ回転自在のローラーが設けられ、該ローラーが前記
    内部支持手段の回転自在なローラーを挟持することを特
    徴とする請求項6記載の筒状体の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段がローラーコンベアである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかの請求項記載
    の筒状体の搬送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8記載のいずれかの請求項記
    載の筒状体の搬送装置を用いて前記筒状体を搬送する筒
    状体の搬送方法であって、前記筒状体が通過する時は前
    記案内部材保持手段による前記筒状体案内部材の保持を
    開放して前記筒状体の通過を可能にし、通過後、再び前
    記案内部材保持手段を作動して前記筒状体案内部材を保
    持することを特徴とする筒状体の搬送方法。
  10. 【請求項10】 両端部が開口された缶胴の内面にシー
    ム溶接部に補修フィルムを貼り付ける前記缶胴の内面を
    補修するための溶接缶シーム溶接部の補修装置であっ
    て、前記缶胴の搬送方向と平行に、該缶胴の内部を貫通
    するように設けられた案内部材と、前記案内部材の搬送
    方向の少なくとも3個所に、前記缶胴の内面に当接して
    該缶胴を内部から支持するように設けられた内部支持手
    段と、前記缶胴の外部に当接しつつ、前記内部支持手段
    と対で内外から前記缶胴を挟持するように、前記内部支
    持手段と対向して固定枠に設けられた外部支持手段と、
    前記缶胴の搬送を妨げることなく、前記案内部材を固定
    枠に対して相対的に常時静止状態に保持するように設け
    られた案内部材保持手段と、前記缶胴を搬送方向に駆動
    する駆動手段と、前記案内部材の上流側端に取り付けら
    れ、前記缶胴の内面に形成された前記シーム溶接部に向
    けて補修フィルムを貼り付けするフィルム貼付手段とを
    具備し、前記補修フィルムを前記フィルム貼付手段によ
    って前記シーム溶接部に貼り付けるようにしたことを特
    徴とする溶接缶シーム溶接部の補修装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の缶胴の内面補修装置
    を用いて前記缶胴の内面を補修する溶接缶シーム溶接部
    の補修方法であって、前記缶胴が通過する時は前記案内
    部材保持手段による前記筒状体案内部材の保持を開放し
    て前記缶胴の通過を可能にし、通過後、再び前記案内部
    材保持手段を作動して前記筒状体案内部材を保持し、か
    つ、前記缶胴の搬送に連動して、前記シーム溶接部の内
    面に前記補修フィルムを貼り付けるようにしたことを特
    徴とする溶接缶シール溶接部の補修方法。
  12. 【請求項12】 前記内部支持手段と前記外部支持手段
    は、前記缶胴を内外面から挟持する支持ローラーと外部
    受けローラーとから構成され、前記外部受けローラーが
    駆動シリンダーによって前記補修フィルムを加圧するこ
    とを特徴とする請求項11記載の溶接缶シーム溶接部の
    補修方法。
  13. 【請求項13】 前記フィルム貼付手段は、前記案内部
    材の上流側端部に取り付けられ熱融着性フィルムを前記
    シーム溶接部に貼り付けるフィルム貼り付けローラー
    と、該フィルム貼り付けローラーと同一個所で前記缶胴
    の外面を加圧するバックアップローラーとを具備し、前
    記フィルム貼り付け完了の搬送中の前記缶胴と、前記フ
    ィルム貼付ローラーの間に連結した前記補修フィルム
    を、前記フィルム貼付ローラー又は前記バックアップロ
    ーラーの回転を停止させることにより前記補修フィルム
    に張力を付して、該補修フィルムを切断することを特徴
    とする請求項11又は12記載の溶接缶シーム溶接部の
    補修方法。
  14. 【請求項14】 前記フィルム貼付ローラーを支持する
    前記バックアップローラーが昇降シリンダで補修フィル
    ムを加圧することを特徴とする請求項13記載の溶接缶
    シーム溶接部の補修方法。
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