JP2001261117A - レンタル用衣類管理システム - Google Patents

レンタル用衣類管理システム

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JP2001261117A
JP2001261117A JP2000074354A JP2000074354A JP2001261117A JP 2001261117 A JP2001261117 A JP 2001261117A JP 2000074354 A JP2000074354 A JP 2000074354A JP 2000074354 A JP2000074354 A JP 2000074354A JP 2001261117 A JP2001261117 A JP 2001261117A
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Masahiko Sato
雅彦 佐藤
Tsutomu Yamamoto
勤 山本
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Denso Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンタル衣類の製品品質或いは耐久性の向上
を図ることができるようにする。 【解決手段】 ユニフォームにはIDタグが付されてお
り、このIDタグにはユニフォームが修理される毎に運
用情報における修理履歴として修理内容、修理位置、修
理日が順に記憶される。従って、ユニフォームの製造メ
ーカにおいて、IDタグから修理履歴を読取って修理内
容を分析することにより、品質の悪い部品を発見して対
応したり、耐久性の低い部品を交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンタル用衣類を
データタグで管理するレンタル用衣類管理システムに関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】物品のレンタル業のう
ちには、衣類、例えば病院の医師や看護婦が着用するユ
ニフォーム、或いはホテルで従業員が着用するユニフォ
ームを貸与するリネンサプライ業がある。そのシステム
は、病院やホテルなどの貸与先にユニフォームを貸し出
し、それが汚れたら回収して洗濯し、再び貸与先に貸し
出すというものである。
【0003】ところで、ユニフォームがほつれたり、ボ
タンが破損したときは、製品の不良なのか、貸与先の使
用方法に問題を有するのかを判断することは困難であ
る。このため、ユニフォームを修理するにしても、その
修理内容を次に縫製するユニフォームに適切に反映する
ことができず、ユニフォームの製品品質或いは耐久性を
向上できていないのが実情である。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、レンタル衣類の製品品質或いは耐久性
の向上を図ることができるレンタル用衣類管理システム
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、レンタル用衣類の糸がほつれたり、ボタンが破損し
て修理したときは、書込手段によりレンタル用衣類に付
されたデータタグに衣類の修理履歴を書込む。そして、
例えばレンタル用衣類が寿命となって廃棄する際は、読
出手段によりデータタグに記憶されている衣類の修理履
歴を読出す。これにより、データタグから読出した修理
履歴に基づいてほつれが発生し易い部位或いは破損し易
いボタンが分り、次の製品の製造に反映することができ
る。
【0006】請求項2の発明によれば、書込手段により
レンタル用衣類に付されたデータタグに洗濯回数を書込
むようにしたので、例えばレンタル用衣類の廃棄時に読
出手段によりデータタグから洗濯回数を読取ることによ
り洗濯回数からみたレンタル用衣類の寿命を判断するこ
とができる。つまり、製品毎に寿命となった洗濯回数が
平均化されていれば、問題無しと判断することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をリネンサプライ業
に適用した一実施の形態につき図面を参照しながら説明
する。まず、リネンサプライの概念を図2を参照して説
明する。図2において、製造メーカは、リネンサプライ
ヤからの注文を受けて病院やホテルなどに貸与するユニ
フォーム1を縫製する。このとき、ユニフォーム1に、
図3に示すようにデータタグとしての小型で薄型のID
タグ2をユニフォーム1の目立たない裾の裏側などに縫
い付ける。
【0008】リネンサプライヤにおいては、製造メーカ
から納品されたユニフォーム1を要請に応じて病院やホ
テルなどの貸与先に貸し出し、それが汚れたら回収して
洗濯し、再び貸与先に貸し出す。この場合、IDタグ2
には納品日、回収日などの運用情報が適宜記憶されるも
ので、その運用情報に基づいてユニフォーム1の管理を
行うようになっている。
【0009】さて、リネンサプライヤの組織には、営業
部門、集配部門、工場部門、倉庫部門が含まれる。営業
部門は病院、ホテルなどのユニフォーム1の貸与先から
ユニフォーム1の貸し出しの受け付けなどを行う。集配
部門は貸与先からユニフォーム1を回収したり、洗濯さ
れたユニフォーム1を貸与先へ配送したりする。工場部
門は貸与先から回収したユニフォーム1を洗濯したり、
ほころびなどを修繕したりする。また、倉庫部門は洗濯
されたユニフォーム1を倉庫に格納して保管したり、新
品のユニフォーム1を予備として保管したり、貸与先に
配送するユニフォーム1を集配部門に供給したりする。
【0010】図4はリネンサプライヤの管理システムを
示す。同管理システムは、管理手段としてのコンピュー
タからなる管理装置3を中心に構築されており、この管
理装置3には、上記の各部門に設置されたコンピュータ
からなる端末装置4〜7および公衆通信回線8が接続さ
れている。前記集配部門の担当者は、ID情報取得手段
としての手持式リーダライタ9を携帯していると共に、
送信手段としてPHS電話機10を携帯している。な
お、管理装置3、端末装置4〜7には、図示はしない
が、キーボードやマウスなどの入力手段、表示手段とし
てのディスプレイ、印刷手段としてのプリンタなどが設
けられている。
【0011】手持式リーダライタ9は、貸与先で回収し
たユニフォーム1の種別や数などの情報を得るためのも
ので、その手持式リーダライタ9が取得した情報は、P
HS電話機10から電波信号として送信される。そし
て、PHS電話機10から送信された電波信号は、PH
S基地局11に受信され、公衆通信回線8を介して管理
装置3に与えられる。
【0012】上記手持式リーダライタ9は、IDタグ2
と電波による通信を行う。ここで、IDタグ2と手持式
リーダライタ9の電気的構成を説明する。まず、図5は
IDタグ2の電気的構成を示しており、同図に示すよう
に、IDタグ2は、電波信号を送受信するためのアンテ
ナ用コイル12と、共振コンデンサ13と、制御用IC
14と、平滑部15とを備えている。制御用IC14
は、制御手段としてのMPU(マイクロプロセッサユニ
ット)16の他、整流部17、変復調部18、メモリ部
19などを構成する半導体素子をワンチップ化したもの
である。この場合、メモリ部19は、動作プログラムを
記憶したROMと、一時記憶用として消去可能な不揮発
性メモリ、例えばEEPROMとを有している。また、
平滑部15は、図示はしないが平滑コンデンサ、ツェナ
ーダイオードなどを有している。
【0013】そして、上記アンテナ用コイル12は、共
振コンデンサ13と並列に接続されて共振回路を構成
し、外部機器である手持式リーダライタ9から所定の高
周波数の電力用電波信号が送信されてくると、これを受
信して整流部17に供給する。整流部17は、平滑部1
5と共に動作用電源回路を構成するもので、共振回路か
ら送信されてきた電力用電波信号を整流し、平滑部15
により平滑化し且つ一定電圧の直流電力(動作用電力)
にしてMPU16などに供給する。
【0014】手持式リーダライタ9から送信されてくる
データなどの信号は、電力用電波信号に重畳して送信さ
れるようになっており、その信号は、変復調部18によ
り復調されてMPU16に与えられる。MPU16は、
メモリ部19のROMに記憶された動作プログラムに従
って動作するもので、変復調部18から入力される信号
に応じた処理を実行し、受信したデータをメモリ部19
のEEPROMなどの消去可能な不揮発性メモリに書き
込んだり、メモリ部19からデータを読み出して変復調
部18により変調し、アンテナ用コイル12から電波信
号として送信したりする。
【0015】ここで、メモリ部19には、図1に示すよ
うに、ID番号、商品固有情報、製品情報、運用情報、
客先情報が記憶される。商品固有情報としては商品名、
色、サイズが記憶され、製造情報としては製造メーカ、
製造年月日、リサイクル情報が記憶され、運用情報とし
ては初品投入日、前回納品日、回収日、洗濯回数、修理
履歴が記憶され、客先情報としてはユーザコード、使用
者名が記憶される。この場合、修理履歴としては、修理
回数に加えて、修理毎における修理内容、修理箇所、修
理年月日が記憶される。従って、IDタグ2の運用情報
における修理履歴を読取ることにより、ユニフォーム1
の修理履歴を知ることができる。
【0016】なお、IDタグ2に洗濯回数を記憶してい
るのは、ユニフォーム1は、洗濯回数が多くなると、通
常の洗濯では汚れが落ち難くなることから、通常の洗濯
から念入りな洗濯に移行する時期を把握するためであ
る。また、リサイクル情報とは、ユニフォーム1に装着
されたボタン或いはファスナーなどのうち回収してリサ
イクルする部品を示したもので、製造メーカにおいて必
要に応じてIDタグ2に書込まれる。
【0017】図6は手持式リーダライタ9の電気的構成
を示す。同図に示すように手持式リーダライタ9は、制
御手段としてのMPU20、送信アンテナ21を有する
送信部22、受信アンテナ23を有する受信部24、メ
モリ部25、PHS電話機10に通信するためのモデム
26、動作用電源としての電池27などを備えている。
【0018】手持式リーダライタ9のMPU20は、I
Dタグ2と通信する場合、まず、キャリア信号を送信部
22で変調して電力用電波信号として送信アンテナ21
から送信し、その後、送信すべきデータをその電力用電
波信号に重畳するように送信部22で変調して送信アン
テナ21から送信する。
【0019】IDタグ2から送信された電波信号につい
ては、これを受信アンテナ23で受信し、受信部24で
復調してデータとして弁別する。そして、MPU20
は、受信部24で復調したデータをメモリ部25に記憶
し、データ送信操作が行われると、メモリ部25に記憶
したデータをモデム26を介してPHS電話機10に送
信する。なお、28はキースイッチからなる操作部、2
9は液晶ディスプレイからなる表示部である。
【0020】一方、図4において、前記集配部門、工場
部門、倉庫部門の各端末装置4〜7には、上記手持式リ
ーダライタ9と同様にユニフォーム1のIDタグ2と電
波により通信を行うリーダライタ30〜34が接続され
ている。なお、これらリーダライタ30〜34の電気的
構成は上記した手持式リーダライタ9とほぼ同一で、動
作用電源を商用の交流電源から得ることが異なる。
【0021】上記リーダライタ30〜34は、集配部
門、工場部門、倉庫部門でのユニフォーム1の移動情報
を管理装置3に与える。具体的には、集配部門のリーダ
ライタ30は、貸与先にユニフォーム1を配送する場
合、配送するユニフォーム1の情報を取得する。工場部
門のリーダライタ31は洗濯工場に入荷されたユニフォ
ーム1の情報を取得し、リーダライタ32は洗濯された
ユニフォーム1の情報を取得する。
【0022】倉庫部門のリーダライタ33は洗濯工場で
洗濯されて倉庫に収められるユニフォーム1や新規に購
入して倉庫に収められるユニフォーム1の情報を取得
し、リーダライタ34は貸与先への配送のために倉庫部
門から集配部門に渡されるユニフォーム1の情報を取得
する。これらリーダライタ33および34からの情報の
差引により、現在の倉庫に収められているユニフォーム
1の種類や数を把握できる。
【0023】一方、製造メーカにおいては、ユニフォー
ム1に付されたIDタグ2からID情報として修理履歴
を読取れるようになっている。つまり、図7に示すよう
に、作業台35にはアンテナ36が載置されており、パ
ソコン37は、アンテナ36上に載せられたユニフォー
ム1に付されたIDタグ2から修理履歴を読取ってディ
スプレイ38に表示するようになっている。
【0024】次に上記構成の作用について説明する。倉
庫部門においては、製造メーカからユニフォーム1を入
荷したときは、ユニフォーム1に縫い付けられたIDタ
グ2に所定の商品固有情報及び製造情報並びに客先情報
を書込んでから倉庫に搬入する。つまり、商品固有情報
として商品名、色、サイズを書込み、製造情報としては
製造メーカ、製造年月日を書込み、客先情報としてユー
ザコード及び使用者名を書込む。
【0025】営業部門は、貸与先からユニフォーム1の
貸し出しの注文を受けると、その端末装置4に貸与先の
名称、貸与予定日、貸与するユニフォーム1の種類、サ
イズ、型、男用女用の別、色などのレンタル要求情報を
入力し、そのレンタル要求情報は端末装置4から管理装
置3に与えられる。
【0026】倉庫部門は、上記のレンタル要求情報に基
づいてユニフォーム1を倉庫から搬出する。このとき、
リーダライタ34は、倉庫から搬出されるユニフォーム
1のIDタグ2と通信して当該ユニフォーム1のID情
報、すなわちID番号、商品名、色、サイズなどの情報
を取得し、これを倉庫部門の端末装置6に入力する。そ
して、端末装置6は、その倉庫から搬出されたユニフォ
ーム1の情報を管理装置3に与える。
【0027】集配担当者は、倉庫部門から搬出されたユ
ニフォーム1をIDタグ2に記憶された客先情報に基づ
いて貸与先毎に仕分けし、集配車に載せる。この貸与先
への仕分け時に、集配部門のリーダライタ30は、ユニ
フォーム1のIDタグ2と通信して当該ユニフォーム1
のID情報を取得し、これを集配部門の端末装置7に入
力する。このとき、IDタグ2に運用情報として本日の
日付け(初めての投入日の場合は初品投入日も)を書込
む。
【0028】集配担当者は、貸与先に到着して洗濯され
た新たなユニフォーム1を貸与すると共に、汚れたユニ
フォーム1を回収する。このユニフォーム1の回収時、
集配担当者は、手持式リーダライタ9を手に持って回収
したユニフォーム1のIDタグ2と通信し、ユニフォー
ム1のID情報を得る。手持式リーダライタ9が取得し
たID情報は、PHS電話機10から送信され、PHS
基地局11により受信される。PHS基地局11により
受信されたID情報は、その後、公衆通信回線8を介し
て管理装置3に送られ、当該管理装置3が有する図示し
ないモデム(受信手段)によって受信され、当該管理装
置3に取り込まれる。このとき、IDタグ2に運用情報
として回収日を書込む。
【0029】そして、貸与先に順次立ち寄ってユニフォ
ーム1を回収した集配車は、その後、回収したユニフォ
ーム1を工場部門に引き渡す。工場部門では、リーダラ
イタ31が洗濯工場に搬入されたユニフォーム1のID
タグ2と通信して当該ユニフォーム1のID情報を取得
し、これを端末装置5を介して管理装置3に与える。ま
た、リーダライタ32が洗濯を終了したユニフォーム1
のIDタグ2と通信して当該ユニフォーム1のID情報
を取得し、これを端末装置5を介して管理装置3に与え
る。このとき、リーダライタ31は、IDタグ2の運用
情報の洗濯回数に1を加算する。従って、洗濯回数はユ
ニフォームのこれまでの洗濯回数を示すことになる。
【0030】そして、工場部門で洗濯されたユニフォー
ム1は、倉庫へ搬送される。このとき、倉庫部門のリー
ダライタ33は倉庫に搬入されるユニフォーム1のID
タグ2と通信して当該ユニフォーム1のID情報を取得
し、その取得したID情報を管理装置3に与える。
【0031】管理装置3は、上述のようにして各部門の
端末装置4〜7やPHS電話機10から与えられたユニ
フォーム1のID情報に基づいて、洗濯スケジュール、
回収スケジュール、不足分発注スケジュールの作成、在
庫管理などを行う。すなわち、管理装置3は、営業部門
から与えられたレンタル要求情報と、倉庫部門から与え
られた洗濯済みユニフォーム1の在庫情報とに基づい
て、新品のユニフォーム1を使用することなく、明日の
貸与予定分のユニフォーム1を本日の終業時までに倉庫
に揃えておくようにするには、どのユニフォームを何
着、本日の何時までに洗濯装置に投入しなければならな
いかという洗濯予定を演算する。
【0032】一方、管理装置3は、工場から与えられた
洗濯予定情報により、本日の何時までに、どのユニフォ
ーム1が何着洗濯されて倉庫に収納されるかという洗濯
済みユニフォーム情報を演算する。一方、手持式リーダ
ライタ9のユニフォーム回収情報に基づいて、各貸与先
からどのユニフォーム1が何着回収されたかを演算す
る。
【0033】そして、前記レンタル要求情報、上記洗濯
予定情報および洗濯済みユニフォーム情報から、どのユ
ニフォーム1が何着不足するかという不足ユニフォーム
数を演算する。不足するユニフォーム1が存在した場
合、PHS電話機10による回収情報から回収したユニ
フォーム1の中にその不足するユニフォーム1が存在す
るか否かを演算し、その結果、不足するユニフォーム1
を回収した集配担当者がいた場合、管理装置3は、その
担当者を図示しないディスプレイに表示すると共に、洗
濯装置予定を変更して不足するユニフォーム1を回収し
た集配車が戻ってきたとき、その集配車の回収したユニ
フォーム1を洗濯装置に投入できるようにしておく。
【0034】そして、管理装置3のオペレータがディス
プレイに表示された集配担当者のPHS電話機10に電
話して何時までに工場に戻るように指示する。これによ
り、本日の終業時までに明日の貸与予定のユニフォーム
1を洗濯して倉庫に収めておくことができるようにな
る。
【0035】また、上記の洗濯予定情報と洗濯済みユニ
フォーム情報とから、どのユニフォーム1が何着不足す
るかという不足ユニフォーム数を演算し、これと何日に
どのユニフォーム1を何着、どの貸与人に貸与したかと
いうレンタル要求情報から、不足するユニフォーム1を
優先的に回収できるように回収予定を作成する。この回
収予定に従って集配担当者が貸与先を巡回すれば、貸与
先側の汚れ進度にもよるが、不足するとされたユニフォ
ーム1を回収する確率が高くなる。そして、そのユニフ
ォーム1を回収すれば、それがリアルタイムに管理装置
3に入力されるので、ユニフォーム1を工場に早く到着
するようにしてユニフォーム不足を解消できるようにす
ることができる。
【0036】以上のような処理を行っても、なお貸与予
定のユニフォーム1に不足するような場合には、倉庫に
収められている新品のユニフォームを貸与するようにす
る。この新品のユニフォーム1のレンタル要求情報は、
倉庫部門のリーダライタ33から端末装置7を介して管
理装置3に入力される。
【0037】ところで、ユニフォーム1が破れたり、ほ
つれたり、ボタンが割れたりなどしたときは、工場部門
において、破れやほつれなどの修理、ボタン付けなどの
修理が行われる。このとき、工場部門担当者は、ユニフ
ォーム1を修理したときは、リーダライタ32によりI
Dタグ2に運用情報として修理情報を書込む。つまり、
図1に示すようにボタンを修理したときは、修理1にお
ける修理内容としてボタンが割れたことを書込み、修理
箇所として第4ボタンであることを書込み、修理日とし
て2000年1月1日を書込む。また、ユニフォーム1
のほつれを修理したときは、修理2における修理内容と
してほつれであることを記憶し、修理箇所として右袖を
書込み、修理日として2000年2月10日を書込む。
この場合、リーダライタ32が書込手段として機能する
ことになる。
【0038】そして、上述したようにしてユニフォーム
1の納品、回収、洗濯を繰返すと、ついにはユニフォー
ム1が寿命となるので、リネンサプライヤは、寿命とな
ったユニフォーム1を製造メーカに送り返す。
【0039】製造メーカにおいては、送り返されたユニ
フォーム1に取付けられたIDタグ2からID情報とし
て運用情報における修理履歴を読出す。このとき、修理
履歴には修理内容及び修理箇所が記憶されているので、
そのことに基づいて次に縫製するユニフォーム1を適切
に改良することができる。
【0040】具体的には、リネンサプライヤから寿命と
なったユニフォーム1が返品されたときは、図7に示す
ようにユニフォーム1をアンテナ36に載せてパソコン
37によりIDタグ2に記憶された修理履歴を読取る。
この場合、パソコン37が読出手段として機能すること
になる。
【0041】そして、寿命となった複数のユニフォーム
1に取付けられていたIDタグ2からボタンの修理履歴
を読取ったときは、読取ったボタンの修理履歴の統計を
求める。このとき、ボタンの修理履歴の統計が図8に示
すようであったときは、第4ボタンのみ修理回数が際立
っていることから、ボタンの材質ではなく位置に特有の
問題があると推測することができる。
【0042】そこで、原因を調査し、ユニフォーム1の
貸与先の作業上、第4ボタンが机の角に当たるため、ボ
タンの欠け、無くしが多く発生していたという結論に達
する。従って、このような場合の対策としては、ユニフ
ォーム1のサイズにかかわらず、ボタンが机の角に当た
らないように位置変更する。
【0043】なお、修理回数や修理箇所等に顕著な特徴
が見られれば、何らかの潜在的な問題があると判断する
ことができる。また、IDタグ2からユニフォーム1の
寿命時の洗濯回数を読取り、その洗濯回数の分布を作成
することにより、その分布から製品の潜在的な問題の有
無を判断することができる。つまり、洗濯回数からみた
寿命がある程度平均化されている場合は、特に問題無し
と判断できる。これに対して、洗濯回数が分散していた
場合は、製品に潜在的な問題があると判断することがで
きる。
【0044】このように本実施の形態によれば、ユニフ
ォーム1に付されたIDタグ2に修理履歴を記憶し、そ
の修理履歴に基づいて次に縫製するユニフォーム1を改
良するようにしたので、ユニフォーム1を適切に改良し
て客先が満足するユニフォーム1を提供することができ
る。
【0045】また、ユニフォーム1が寿命となったとき
の洗濯回数の統計に基づいてユニフォーム1が有する潜
在的な問題を発見するようにしたので、製品の品質を高
めることができる。この場合、洗濯回数はIDタグに元
々書込んでいる情報であるので、新たに洗濯回数を書込
む必要がなく、容易に実施することができるものであ
る。
【0046】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、IDタグ2において修理
履歴の統計を求めて記憶するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるIDタグのメモ
リの記憶内容を示す図
【図2】リネンサプライの概念を示す図
【図3】ユニフォームを示す図
【図4】全体構成を示す概略図
【図5】IDタグの電気的構成を示すブロック図
【図6】手持式リーダライタの電気的構成を示すブロッ
ク図
【図7】IDタグ読取用のパソコンを示す正面図
【図8】破損したボタン位置とアイテム数との関係を示
す図
【符号の説明】
1はユニフォーム(レンタル用衣類)、2はIDタグ
(データタグ)、3は管理装置、32〜34はリーダラ
イタ、37はパソコン(書込手段)である。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E048 AA10 3F022 MM08 MM28 MM30 MM32 PP01 PP04 5B049 AA01 AA06 BB58 DD01 DD04 EE21 EE59 FF03 FF08 GG02 GG04 GG06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンタル用衣類に付され、データを読書
    き可能なデータタグと、 前記レンタル用衣類が修理されたときは、前記データタ
    グに衣類の修理履歴を書込む書込手段と、 前記レンタル用衣類の品質或いは耐久性の向上を図ると
    きは、前記データタグから衣類の修理履歴を読出す読出
    手段とを備えたことを特徴とするレンタル用衣類管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記書込手段は、前記レンタル用衣類が
    洗濯されたときは前記データタグに洗濯回数を書込み、 前記読出手段は、前記データタグから洗濯回数を読出す
    ことを特徴とする請求項1記載のレンタル用衣類管理シ
    ステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020639A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Toyobo Co Ltd 繊維製品管理装置、および、繊維製品管理システム
KR102310089B1 (ko) * 2020-09-07 2021-10-06 김도현 세탁대여물 관리시스템

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