JP2001261040A - シートパレット - Google Patents

シートパレット

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JP2001261040A
JP2001261040A JP2000075777A JP2000075777A JP2001261040A JP 2001261040 A JP2001261040 A JP 2001261040A JP 2000075777 A JP2000075777 A JP 2000075777A JP 2000075777 A JP2000075777 A JP 2000075777A JP 2001261040 A JP2001261040 A JP 2001261040A
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sheet pallet
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JP2000075777A
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English (en)
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Tsutomu Ikeda
勉 池田
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Nippon Petrochemicals Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2203/00Decoration means, markings, information elements, contents indicators
    • B65D2203/10Transponders

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷を積載した状態でも物流情報を読み取るこ
とができ、しかも、荷役作業による荷役情報部材の破損
を防止する。 【解決手段】 シートパレット11は、荷が積載される
積載部12と、積載部12から一体に延びたタブ13と
を有する。タブ13には、積載部12に積載される荷の
物流情報が書き込まれたICチップ15を挿抜可能に格
納する格納ポケット14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートパレットに
関する。
【0002】
【従来の技術】製品の荷役及び輸送形態として、物流量
の拡大化に伴いパレットによるものが大半を占めてい
る。また、製品の流通経路も多岐にわたる場合が多いこ
とから、パレットでの荷役及び輸送において、パレット
に積載されている貨物をどのコンテナに積み込むか等の
物流情報を付与したバーコードラベルやICチップとい
った荷役情報部材をパレットに取り付け、この荷役情報
部材から製品の物流情報を直接読み込むことで、パレッ
ト単位での入出荷を確実に行おうとする動きがある。
【0003】パレットとしては木製パレットやプラスチ
ックパレットが用いられ、こういったパレットの側面
に、バーコードラベルの場合は貼り付け、ICチップの
場合は埋め込むことによって取り付けている。
【0004】一方、パレットの種類には、上記の木製パ
レットやプラスチックパレットの他に、シートパレット
がある。シートパレットは、荷が積載される積載部と、
積載部から一体に延びたタブとを有し、シートパレット
の、フォークリフトのプラテン上への積み卸しは、この
タブを、フォークリフトに装備されたプッシュプル装置
のグリッパで把持することによって行われる。
【0005】シートパレットにおいても、パレット単位
で荷役を行えるようにするために、積載すべき特定した
荷に対応したバーコードを印刷したバーコードラベルを
タブに貼り付けたシートパレットが提案されている(特
開平9−58683号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、パレッ
トに荷役情報部材を取り付けることは、荷の物流管理を
パレット単位で行えることから好ましいものである。
【0007】しかし、特開平9−58683号公報に開
示されたもののように、シートパレットのタブにバーコ
ードラベルを貼り付けた場合、フォークリフトでの荷役
を考えると、タブはグリッパで把持される部分であるの
で、グリッパでタブを把持した際にバーコードラベルが
汚れたり破けるなどして、データの読み取りができなく
なってしまうおそれがある。もちろん、シートパレット
は厚みが1〜2mm程度であることや、荷を積載した状
態でも情報の読み取りを可能とすることを考えると、シ
ートパレットの側面や荷の積載面を利用することも極め
て困難である。
【0008】また、単にバーコードラベルを貼り付けた
だけでは、荷役作業の繰り返しによりバーコードラベル
が剥がれてしまうおそれがある。さらに、バーコードラ
ベルを貼り付けた場合、積載すべき荷が変更されると、
その都度、バーコードラベルを貼り替えたり、古いバー
コードラベルの上に新たなバーコードラベルを貼り付け
る必要がある。バーコードラベルの張り替えは煩雑な作
業となるし、新たなバーコードラベルの貼り付けは、そ
れが剥がれてしまっても気が付かずに古い物流情報で荷
役を行ってしまうおそれがある。
【0009】本発明の第1の目的は、荷を積載した状態
でも物流情報を読み取ることができ、しかも、荷役作業
によっても荷役情報部材が破損しないシートパレットを
提供することである。
【0010】本発明の第2の目的は、荷役作業の繰り返
しによっても荷役情報部材が脱落することのないシート
パレットを提供することである。
【0011】本発明の第3の目的は、積載すべき荷が変
更された際の物流情報の変更が容易な、荷役情報部材付
きのシートパレットを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のシートパレットは、荷を積載する積載部と、該
積載部から一体に延びたタブとを有するシートパレット
において、前記積載部に積載される荷の物流情報を表す
データが付与された荷役情報部材を挿抜可能に格納する
格納ポケットが前記タブに設けられていることを特徴と
する。
【0013】この発明によれば、荷役情報部材は格納ポ
ケットに格納されて保持されるので、荷役情報部材の破
損及び脱落が防止される。しかも、格納ポケットはタブ
に設けられているので、荷を積載した状態でも物流情報
の読み取りが可能である。また、荷役情報部材は格納ポ
ケットに挿抜可能に格納されるので、荷役情報部材の交
換も容易である。
【0014】好ましくは、格納ポケットはタブの厚み方
向に折り畳み可能である。これにより、荷役情報部材を
格納ポケットから抜き取った状態で複数のシートパレッ
トを積み重ねたときのタブの浮き上がりが抑えられる。
また、格納ポケットから荷役情報部材が脱落するのをよ
り確実に防止するために、荷役情報部材の挿抜用の開口
を覆う蓋部を格納ポケットに設けることが好ましい。こ
の場合、蓋部をタブに固定する固定手段を有すること
で、蓋部が不用意に開くことが防止される。
【0015】また、本発明は、荷を積載する積載部と、
該積載部から一体に延びたタブとを有するシートパレッ
トにおいて、前記タブに、前記積載部に積載される荷の
物流情報を表すデータが付与された荷役情報部材を有す
るプレートの端部を着脱可能に保持する切り込みが設け
られていることを特徴とするシートパレットを提供す
る。
【0016】この発明によれば、タブに切り込みを設け
るという簡単な構成で、荷役情報部材が交換可能にタブ
に保持される。また、荷役情報部材はプレートに設けら
れるのでタブからの出っ張りも少なくなり、荷役情報部
材の損傷の危険性が少なくなる。
【0017】好ましい実施態様では、プレートは、その
両端部または四隅部が切り込みに差し込まれてタブに保
持されている。特に、プレートの両端部が切り込みに差
し込まれて保持される場合、切り込みの長さ方向におけ
るプレートの荷役情報部材を有する領域の長さを切り込
みの長さよりも大きくすることで、荷役情報部材が切り
込みの中に入ることがなく、物流情報を確実に読み取る
ことができる。これは荷役情報部材がバーコードの場合
に特に効果的である。さらに、プレートの厚みを、荷役
情報部材を有する部分の厚みが、切り込みに差し込まれ
る部分の厚みよりも厚くすることで、荷役情報部材を有
する部分の撓みが抑えられ、プレートと荷役情報部材と
が別体の場合のプレートからの荷役情報部材の剥離や、
荷役情報部材がバーコードの場合のバーコードの歪みに
起因する読み取りミスが防止される。
【0018】さらに本発明は、荷を積載する積載部と、
該積載部から一体に延びたタブとを有するシートパレッ
トにおいて、前記積載部に積載される荷の物流情報を表
すデータが付与されたバーコートが前記タブに印刷され
ていることを特徴とするシートパレットを提供する。
【0019】この発明によれば、荷役情報部材であるバ
ーコードがタブに印刷されることによって設けられてい
るので、バーコードの損傷やタブからの脱落が半永久的
に防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0021】(第1の実施形態)図1は、本発明のシー
トパレットの第1の実施形態の斜視図であり、図2は、
図1に示すシートパレットの格納ポケット近傍の斜視図
である。
【0022】本実施形態のシートパレット11は、荷が
積載される積載面を構成する積載部12と、積載部12
の1辺から一体に延びたタブ13とを有する。タブ13
の上面には、このシートパレット11に積載されるべき
荷をどのコンテナに積み込むか、何段目に積み込むか、
あるいはどの向きで積み込むか等の物流情報が書き込ま
れたICチップ15が格納される格納ポケット14が設
けられている。格納ポケット14は、図2に示すよう
に、タブ13の先端側の側面に開口14aを有し、残り
の三方の縁部がタブ13に接合されている。この開口1
4aを介して、ICチップ15を格納ポケット14内に
挿入したり引き抜くことが可能となっている。
【0023】上述のように、本実施形態のシートパレッ
ト11では、タブ13の上面に格納ポケット14が設け
られているため、プッシュプル装置付きのフォークリフ
トで荷役作業を行う場合、一般的なプッシュプル装置で
はタブ13を把持するグリッパによって格納ポケット1
4が押し潰されてしまうので、格納ポケット14内のI
Cチップ15が破損してしまう。そこで、本実施形態の
シートパレット11をフォークリフトで取り扱う場合に
は、図3に示すようなフォークリフトが用いられる。
【0024】図3は、図1に示すシートパレットを取り
扱うのに好適なフォークリフトの一例の斜視図である。
図3に示すように、このフォークリフト111は、マス
ト112に昇降動自在に取り付けられた昇降体に、プラ
テン113及びプッシュプルアタッチメント14が着脱
自在に取り付けられたものである。プッシュプルアタッ
チメント114は、シートパレット11を扱う装置であ
り、そのプッシュプルアタッチメント114によって、
荷が積載されて床面に置かれたシートパレット11がプ
ラテン113上に載せられる。
【0025】プッシュプルアタッチメント114は、そ
の取付部116が上記昇降体に固定されることにより、
フォークリフト111に装着されている。取付部116
には伸縮自在なパンタグラフ115の一端部が取り付け
られ、パンタグラフ115の他端部にはフェースプレー
ト101が取り付けられている。パンタグラフ115の
形式は、パンタグラフ115の幅が水平面内で広がった
り狭くなったりすることで伸縮する横型のものであり、
その横型のパンタグラフ115は、駆動手段である油圧
シリンダー117によって伸縮される。フェースプレー
ト101は、パンタグラフ115の伸縮動作に伴って、
プラテン113の長さ方向にプラテン113上を往復移
動する。
【0026】フェースプレート101の下部には、床面
に置かれたシートパレット11(図1参照)をプラテン
113上に載せる際にシートパレット11のタブ13を
把持するグリッパー102が設けられている。また、取
付部116の下部には、シートパレット11を引き抜く
ためのリテイナー118が、プラテン113の根元部の
上側で上下方向に移動自在に設けられている。シートパ
レット11のタブ13は、リテイナー118とプラテン
113の根元部との間に挟み込まれ、パンタグラフ11
5によってフェースプレート101を前方に移動させ、
そのフェースプレート101によってシートパレット1
1上の荷を前方へ押し出すことにより、シートパレット
11は荷の下から引き出される。
【0027】グリッパー102は、フェースプレート1
01の前面の幅とほぼ同じ長さのグリッププレート10
5と、グリッププレート105の下面のほぼ全体に接合
されたゴムパッド104と、ゴムパッド104の下面に
対向するグリッパージョー102とを有する。シートパ
レット11のタブ13を掴む際には、ゴムパッド104
がタブ13の上面に接触し、グリッパージョー103が
タブ13の下面に接触する。また、グリッププレート1
05またはグリッパージョー103を上下方向に移動さ
せる駆動手段として、油圧シリンダー(不図示)が、フ
ェースプレート101内に取り付けられている。
【0028】ゴムパッド104には、シートパレット1
1のタブ13を把持した際に格納ポケット14(図1参
照)との接触を防止するための切り欠き106aが形成
されている。グリッププレート105にも、同様の切り
欠き106bが形成されている。これら切り欠き106
a,106bを通してシートパレット11の格納ポケッ
ト14に格納されたICチップ13の情報を読み取るた
めのICチップ読取装置108が、フェースプレート1
01の下部に取り付けられている。一方、フォークリフ
ト111の運転席の近傍には、ICチップ読取装置10
8によって読み取られた、シートパレット11を管理す
るための情報を表示するディスプレイ装置(不図示)が
備えられている。
【0029】フォークリフト111による荷役作業の際
は、シートパレット11のタブ13をグリッパー102
によって把持し、この状態で、ICチップ13に書き込
まれている物流情報がICチップ読取装置108によっ
て読み取られる。読み取られた物流情報はディスプレイ
装置に表示され、運転者は、表示された物流情報に基づ
いてシートパレット11を所定のコンテナの所定の位置
に積み込むことができる。
【0030】以上のようにフォークリフト111のプッ
シュプルアタッチメント114にICチップ読取装置1
08を設けることで、ICチップ読取装置108で読み
取られた物流情報に基づいてパレット単位で荷の入出荷
を行うことができ、コンテナ内への積み込み時間の短縮
化が図られるとともに、荷の確実な入出荷が可能とな
る。
【0031】また、グリッパー102に切り欠き106
a,106bを設けることで、シートパレット11のタ
ブ13を把持しても格納ポケット14がグリッパー10
2と接触することはなくなるので、グリッパー102に
よりICチップ15が破損することはない。また、物流
情報の変更は、ICチップ15に書き込まれた情報の書
き換えで対応することができる。この情報の書き換えに
際しては、ICチップ15を格納ポケット14から取り
出し、周知の書き込み装置によって新たな物流情報を書
き込んだ後、再び格納ポケット14に挿入するだけでよ
いので、簡単である。
【0032】なお、グリッパー102に切り欠き106
a,106bを設けることにより、タブ13は格納ポケ
ット14が設けられた部分の両側の2カ所で把持される
ことになる。従って、格納ポケット14の両側での把持
力のバランスを考えると、格納ポケット14はタブ13
の幅方向中央部に設けることが望ましい。それに対応し
て、グリッパー102の切り欠き102a,106b
も、シートパレット11をグリッパー102の幅方向で
バランスよく把持できるように、グリッパー102の幅
方向中央部に設けられる。
【0033】(第2の実施形態)図4は、本発明のシー
トパレットの第2の実施形態の、格納ポケット近傍の斜
視図である。
【0034】本実施形態のシートパレットも、タブ23
の先端側に開口24aを有する格納ポケット24をタブ
23の上面に設けており、この開口24aからICチッ
プ(不図示)が出し入れ可能となっている点は、第1の
実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、格納
ポケット24の側面に、格納ポケット24の外周に沿っ
た折り込み部24bを有しており、ICチップを格納し
ていないときには格納ポケット24をタブ23の厚み方
向に折り畳むことが可能となっている。
【0035】シートパレットは、非使用時にはICチッ
プを格納ポケットから抜き取った状態で積み重ねられて
保管される。この際、格納ポケットが設けられた部分は
その分だけ厚みが増すのでタブが浮き上がってしまう。
そこで、本実施形態のように格納ポケットを折り畳み可
能とすることで、ICチップを格納ポケットから抜き取
った状態で複数のシートパレットを積み重ねたときのタ
ブの浮き上がりを最小限に抑えることができる。
【0036】(第3の実施形態)図5は、本発明のシー
トパレットの第3の実施形態の、格納ポケット近傍の斜
視図であり、図6は、図5に示すシートパレットの格納
ポケット近傍の断面図である。
【0037】本実施形態の格納ポケット34は、柔軟性
を有する部材から構成されており、その天面34cから
は、開口34aを塞ぐための蓋部34dが延びている。
蓋部34dは、図6に示すように、格納ポケット34内
にICチップ35を挿入した後、ICチップ35とタブ
33との間に差し込まれる。これにより開口34aは塞
がれ、ICチップ35が不用意に格納ポケット34から
脱落しなくなるので、ICチップ35の紛失を防止する
ことができる。ICチップ35を格納ポケット34から
取り出す場合には、蓋部34dを格納ポケット34から
引き抜けばよい。なお、本実施形態においても、第2の
実施形態と同様の折り込み部を設け、格納ポケットを折
り畳み可能としてもよい。
【0038】(第4の実施形態)図7は、本発明のシー
トパレットの第4の実施形態の、格納ポケット近傍の断
面図である。
【0039】本実施形態の格納ポケット44も、開口4
4aを塞ぐための蓋部44dが延びたものであるが、こ
の蓋部44dは第3の実施形態のものに比べて長さが短
くなっている。本実施形態では、蓋部44dに雌ボタン
46bが取り付けられるとともに、シートパレットのタ
ブ43には雌ボタン46bに係合する雄ボタン46aが
取り付けられている。このように、雄ボタン46aと雌
ボタン46bとの係合により蓋部44dをタブ43に固
定し、格納ポケット44の開口44aを塞ぐことで、タ
ブ43が積載部と平行なシートパレットにおいても格納
ポケット44からのICチップ45の脱落をより確実に
防止することができる。また、格納ポケット44からの
ICチップ45の取り出しは、雄ボタン46aと雌ボタ
ン46bとの係合を解除するだけで容易に行える。
【0040】なお、図7では、雄ボタン46aをタブ4
3に取り付け、雌ボタン46bを蓋部44dに取り付け
た例を示したが、これらの取り付けは逆であってもよ
い。また、本実施形態においても、第2の実施形態と同
様の折り込み部を設け、格納ポケットを折り畳み可能と
してもよい。
【0041】(第5の実施形態)図8は、本発明のシー
トパレットの第5の実施形態の、格納ポケット近傍の断
面図である。
【0042】本実施形態では、格納ポケット54の蓋部
55dをタブ53に固定する固定部材として、蓋部55
dに雌型面ファスナー56bを取り付けるとともに、タ
ブ53に雄型面ファスナー56aを取り付けている。こ
のように、雄型面ファスナー56aと雌型面ファスナー
56bとの係合によっても、第4の実施形態と同様に、
格納ポケット54からのICチップ53の脱落を確実に
防止することができるとともに、ICチップ53の取り
出しを容易に行うことができる。
【0043】なお、図8では、雄型面ファスナー56a
をタブ53に取り付け、雌型面ファスナー56bを蓋部
54dに取り付けた例を示したが、これらの取り付けは
逆であってもよい。また、本実施形態においても、第2
の実施形態と同様の折り込み部を設け、格納ポケットを
折り畳み可能としてもよい。
【0044】(第6の実施形態)上述の各実施形態では
荷役情報部材としてICチップを用いた例を示したが、
本実施形態ではバーコードを用いる。
【0045】図9は、本発明のシートパレットの第6の
実施形態の斜視図であり、図10は、図9に示すシート
パレットのタブの要部断面図である。本実施形態のシー
トパレット61には、互いに平行な2本の切り込み63
aがタブ63の表裏に貫通して設けられている。これら
切り込み63aには、積載すべき荷の物流情報に応じた
バーコード65が表面に設けられたプレート64の両端
部がそれぞれ差し込まれており、これによりプレート6
4がタブ63に着脱自在に保持されている。バーコード
65は、ラベルに印刷したものをプレート64に貼り付
けてもよいし、直接、プレート64に印刷してもよい。
【0046】このように、荷役情報部材としてバーコー
ド65を用いた場合でも、バーコード読取装置でバーコ
ード65を読み取ることで、ICチップの場合と同様に
パレット単位で物流管理を行うことができる。また、バ
ーコード65を設けたプレート64をタブ63の切り欠
き63aに差し込んで保持することで、プレート64は
切り欠き63aから抜き差しするだけで簡単に交換する
ことができ、物流情報の変更の際の対応も容易である。
しかも、上述の各実施形態のように格納ポケットを設け
た場合に比べ、荷役情報部材を取り付けた状態でもタブ
63からの出っ張りが少なくなるので、バーコード65
の損傷の危険性も少なくなり、また、シートパレット6
1を使用しないときにはプレート64を取り付けたまま
シートパレット61を積み重ねて保管することもでき
る。
【0047】さらに、切り欠き63aはタブ63の表裏
に貫通して形成されているので、必要に応じてプレート
64をタブ63の上面に取り付けたり、下面に取り付け
ることも可能である。プレート64をタブ63の下面に
取り付けることによって、シートパレット61が長期間
放置されたままでもバーコード65上に塵埃が堆積せ
ず、物流情報を確実に読み取ることができる。なお、プ
レート64をタブ63の下面に取り付ける場合には、フ
ォークリフト等のバーコード読取装置を、それに対応し
た位置に設けておく必要がある。
【0048】なお、図9では矩形状のプレート64を用
いた例を示したが、プレート64の形状はこれに限られ
るものではない。例えば、図11に示すように、バーコ
ード75が設けられる領域に、切り込み63aの長さ方
向における全体の長さLが切り込み63aの長さMより
も大きくなるように突出部74aを有するプレート74
とすることで、バーコード75が設けられた領域が切り
込み63aの中に入りバーコード75が読み取れなくな
ってしまうということがなくなる。
【0049】また、切り込み63aの数や位置について
は、プレートを着脱可能に保持できることができれば、
図9及び10に示したものに限られるものではない。例
えば、図12に示すように、タブ73の、プレート64
の四隅部に対応する4箇所に斜めの切り込み73aを設
け、プレート64の四隅部を保持してもよい。
【0050】さらに、図9〜12では、プレート64,
74にバーコード65,75を設けた場合について説明
したが、バーコード65,75の代わりにICチップを
プレート64,74に貼り付けてもよい。
【0051】(第7の実施形態)図13は、本発明のシ
ートパレットの第7の実施形態の、荷役情報部材取付部
近傍の斜視図であり、図14は、図13に示すプレート
の斜視図である。
【0052】本実施形態も第6の実施形態と同様に、タ
ブ83に切り込み83aを設け、この切り込み83a
に、バーコード85が設けられたプレート84の両端部
を差し込み、これによってプレート84を着脱自在に保
持するものであるが、プレート84の形態が第6の実施
形態と異なる。すなわち、図14に示すように、バーコ
ード85が設けられる部分が厚肉部84aとなるととも
に、その両端部が薄肉部84bとなっており、この薄肉
部84bが図13に示すタブ83の切り込み83aに差
し込まれる。これにより、プレート84は、図15に示
すように、厚肉部84aが撓むことなくタブ83に取り
付けられる。その結果、プレート84のバーコード85
が設けられる面は平面が維持されており、プレート84
をタブ83に取り付けてもバーコード85が歪まないの
で、バーコード85の歪みによるバーコード85の読み
取りミスを防止することができる。
【0053】もちろん本実施形態においても、プレート
84の両端部は薄肉部84bとなっているので、タブ8
3へのプレート84の着脱は容易である。また、第6の
実施形態と同様に、必要に応じてプレート84をタブ8
3の下面に取り付けることもできるし、バーコード85
の代わりにICチップをプレート84に貼り付けること
もできる。特に本実施形態では、荷役情報部材の取り付
け面が撓まないので、荷役情報部材としてICチップを
プレート84に貼り付けた構成としても、プレート84
の撓みによるICチップの剥離を防止することができ
る。
【0054】(第8の実施形態)上述の第6及び第7の
実施形態では、バーコードがシートパレットに対して着
脱可能なものについて説明したが、バーコードの変更を
考慮に入れなくてもよい場合は、バーコードをタブの上
面または下面に直接印刷してもよい。バーコードをタブ
に印刷することにより、バーコード自体の変更は困難に
なるものの、バーコードの損傷やタブからの脱落を半永
久的に防止することができる。
【0055】以上、本発明のシートパレットについて、
フォークリフトで荷役作業を行う場合を例に挙げて説明
したが、本発明のシートパレットは、フォークリフトに
よる荷役作業に限らず、コンベアで搬送しながら仕分け
を行う場合にも適用することができる。この場合には、
コンベアによるシートパレットの搬送経路の途中に、タ
ブに設けられた荷役情報部材を読み取る読取装置を設置
しておき、この読取装置での読み取り結果に応じてシー
トパレットを適宜仕分け先に振り分けることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下に記載するような効果を奏する。
【0057】荷役情報部材を挿抜可能に格納する格納ポ
ケットをタブに設けた第1の発明によれば、荷を積載し
た状態で物流情報の読み取りを可能としつつも、荷役情
報部材の破損及び脱落を防止でき、しかも、荷役情報部
材の交換も容易に行うことができる。
【0058】また、荷役情報部材を有するプレートの端
部を着脱可能に保持する切り込みをタブに設けた第2の
発明によれば、タブに切り込みを設けるという簡単な構
成で、荷役情報部材を交換可能にタブに保持することが
でき、また、タブからの出っ張りも少なくなるので、荷
役情報部材の損傷の危険性を少なくすることができる。
【0059】さらに、バーコードをタブに印刷した第3
の発明によれば、バーコードの損傷やタブからの脱落を
半永久的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートパレットの第1の実施形態の斜
視図である。
【図2】図1に示すシートパレットの格納ポケット近傍
の斜視図である。
【図3】図1に示すシートパレットを取り扱うのに好適
なフォークリフトの一例の斜視図である。
【図4】本発明のシートパレットの第2の実施形態の、
格納ポケット近傍の斜視図である。
【図5】本発明のシートパレットの第3の実施形態の、
格納ポケット近傍の斜視図である。
【図6】図5に示すシートパレットの格納ポケット近傍
の断面図である。
【図7】本発明のシートパレットの第4の実施形態の、
格納ポケット近傍の断面図である。
【図8】本発明のシートパレットの第5の実施形態の、
格納ポケット近傍の断面図である。
【図9】本発明のシートパレットの第6の実施形態の斜
視図である。
【図10】図9に示すシートパレットのタブの要部断面
図である。
【図11】本発明のシートパレットの第6の実施形態の
変形例の、プレート近傍の平面図である。
【図12】本発明のシートパレットの第6の実施形態の
他の変形例の、プレート近傍の平面図である。
【図13】本発明のシートパレットの第7の実施形態の
斜視図である。
【図14】図13に示すプレートの斜視図である。
【図15】図12に示すシートパレットのタブの要部断
面図である。
【符号の説明】 11,61 シートパレット 12 積載部 13,23,33,43,53,63,73,83
タブ 14,24,34,44,54 格納ポケット 14a,24a,34a,44a 開口 15,35,45,55 ICチップ 24b 折り込み部 34d,44d,54d 蓋部 46a 雄ボタン 46b 雌ボタン 56a 雄型面ファスナー 56b 雌型面ファスナー 63a,73a,83a 切り込み 64,74,84 プレート 65,75,85 バーコード 74a 突出部 84a 厚肉部 84b 薄肉部 101 フェースプレート 102 グリッパー 106a,106b 切り欠き 108 ICチップ読取装置 111 フォークリフト 114 プッシュプルアタッチメント

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を積載する積載部と、該積載部から一
    体に延びたタブとを有するシートパレットにおいて、 前記積載部に積載される荷の物流情報を表すデータが付
    与された荷役情報部材を挿抜可能に格納する格納ポケッ
    トが前記タブに設けられていることを特徴とするシート
    パレット。
  2. 【請求項2】 前記格納ポケットは前記タブの厚み方向
    に折り畳み可能である、請求項1に記載のシートパレッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記格納ポケットは、前記荷役情報部材
    の挿抜のために前記格納ポケットに設けられた開口を覆
    う蓋部を有する、請求項1または2に記載のシートパレ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記蓋部を前記タブに固定する固定手段
    を有する、請求項3に記載のシートパレット。
  5. 【請求項5】 前記荷役情報部材はICチップである、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシートパレッ
    ト。
  6. 【請求項6】 荷を積載する積載部と、該積載部から一
    体に延びたタブとを有するシートパレットにおいて、 前記タブに、前記積載部に積載される荷の物流情報を表
    すデータが付与された荷役情報部材を有するプレートの
    端部を着脱可能に保持する切り込みが設けられているこ
    とを特徴とするシートパレット。
  7. 【請求項7】 前記プレートは、その両側端部が前記切
    り込みに差し込まれて保持されている、請求項6に記載
    のシートパレット。
  8. 【請求項8】 前記切り込みの長さ方向における、前記
    プレートの前記荷役情報部材を有する領域の長さが、前
    記切り込みの長さよりも大きい、請求項7に記載のシー
    トパレット。
  9. 【請求項9】 前記プレートは、その四隅部が前記切り
    込みに差し込まれて保持されている、請求項6に記載の
    シートパレット。
  10. 【請求項10】 前記プレートは、前記荷役情報部材を
    有する部分の厚みが、前記切り込みに差し込まれる部分
    の厚みよりも厚い、請求項6ないし9のいずれか1項に
    記載のシートパレット。
  11. 【請求項11】 荷を積載する積載部と、該積載部から
    一体に延びたタブとを有するシートパレットにおいて、 前記積載部に積載される荷の物流情報を表すデータが付
    与されたバーコートが前記タブに印刷されていることを
    特徴とするシートパレット。
JP2000075777A 2000-03-17 2000-03-17 シートパレット Pending JP2001261040A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106115045A (zh) * 2016-08-29 2016-11-16 陈锦瀚 一种新型超薄快速物流托盘

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