JP2001260954A - 中部二階建バス - Google Patents

中部二階建バス

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JP2001260954A
JP2001260954A JP2000117149A JP2000117149A JP2001260954A JP 2001260954 A JP2001260954 A JP 2001260954A JP 2000117149 A JP2000117149 A JP 2000117149A JP 2000117149 A JP2000117149 A JP 2000117149A JP 2001260954 A JP2001260954 A JP 2001260954A
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JP
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floor
story
cabin
vehicle body
central
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JP2000117149A
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Mitsuo Fukutani
光雄 福谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二階客室前部から前下方への展望が効き、一
階客室側部での天井による乗客への圧迫感が少なく、乗
客の乗降時間が短縮でき、かつ、バスの用途が多様化で
きる、したがって、居住性,安全性及び経済性に優れた
中部二階建バスを図る。 【解決手段】 車体前端部の一側前端部乗降口から二階
床前端中心線部に左右方向より前後方向に直角状に屈折
して架設された前端部階段を有する二階客室と、前輪と
後輪の間の一階床に形成され車体中部の一側中部乗降口
から上記二階客室に通じる中部階段を有する一階客室
と、上記車体前端部と上記一階客室との間に形成された
補機器区画とを具えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は居住性,安全性及び
経済性に優れた中部二階建バスに関する。
【0002】
【従来の技術】二階建バスとしては、従来、例えば、図
2(a)側面図,同図(b)二階平面図,同図(c)一
階平面図,同図(d)前部横断面図及び同図(e)中部
横断面図に示すように、前端部から中部にわたった一階
床Aに運転士席B,一階客室Cが、前端部から後端部に
わたった二階床Dに二階客室Eがそれぞれ配置された前
部及び中部二階建バス(以下二階建バスという)が知ら
れている。そして、この遊覧用二階建バスの車体は全長
aが11,990mm、全幅bが2,490mm、内幅
cが2,265mm、全高dが3,770mmである。
また、乗客定員はシートピッチeが820mmにおい
て、一階14人,二階48人,計62人である。
【0003】しかしながら、このような構造では、下記
のような欠点がある。 (1)二階客室Eの前端にはダッシュボードHがあるの
で、前部の二階座席Fといえども前下方への展望は制約
され、したがって、居住性で検討の余地がある。 (2)一階側部床Iはその下に燃料タンクJ,冷房装置
のエバポレーターK等を取付けるため嵩上げ高さf28
0mmが形成されているので、側部有効高さgは1,3
00mmとなり、天井による一階座席Lの乗客への圧迫
感が強く、したがって、居住性が十分でない。ちなみ
に、一階客室Cの通路有効高さh,二階客室Eの通路有
効高さiは共に1,630mmである。
【0004】(3)前輪M及び懸架スペースNを覆うタ
イヤハウスPの張出が大きく、その間に形成された一階
客室Cの前部通路Qは狭小で、前端部乗降口Rは乗務員
専用となっているので、一階客室Cの一側(以下左側と
いう)後部に設けられた中部乗降口Sが一階客室C及び
二階客室Eへの只一つの乗降口で、したがって、乗客の
乗降に時間がかかり居住性及び安全性が十分でないとと
もに、二階建バスの用途が限定され経済性が十分でな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、二階客室前部から前下
方への展望が効き、一階客室側部での天井による乗客へ
の圧迫感が少なく、乗客の乗降時間が短縮でき、かつ、
バスの用途が多様化できる、したがって、居住性,安全
性及び経済性に優れた中部二階建バスを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は車
体前端部の一側前端部乗降口から二階床前端中心線部に
左右方向より前後方向に直角状に屈折して架設された前
端部階段を有する二階客室と、前輪と後輪の間の一階床
に形成され車体中部の一側中部乗降口から上記二階客室
に通じる中部階段を有する一階客室と、上記車体前端部
と上記一階客室との間に形成された補機器区画とを具え
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成によれば、車体前端部の一側前
端部乗降口から二階床前端中心線部に左右方向より前後
方向に直角状に屈折して架設された前端部階段を有する
二階客室と、前輪と後輪の間の一階床に形成され車体中
部の一側中部乗降口から上記二階客室に通じる中部階段
を有する一階客室と、上記車体前端部と上記一階客室と
の間に形成された補機器区画とを設けているので、下記
の作用が行われる。
【0008】(1)二階客室の前端中央部にはダッシュ
ボードがないので、前部座席の乗客から前下方展望が可
能になる。 (2)補機器区画が形成されるので、一階側部床を嵩上
げする必要がなく、一階側部有効高さが増加する。
【0009】(3)一階客室用兼二階客室用の中部乗降
口及び中部階段のほかに、二階客室専用の前端部乗降口
及び前端部階段を設けているので、乗客定員の約80%
(44人)を占める二階客室の乗客の乗降時間が半減さ
れるとともにバスの用途が多様化する。
【0010】
【実施例】本発明を道路運送車両の保安基準(運輸省)
での最大級車体寸法に適用した一実施例を図面について
説明すると、図2と同一の符号はそれぞれ同図と同一の
部材又は寸法を示し、図1(a)は側面図、同図(b)
は二階平面図、同図(c)は一階平面図、同図(d)は
前部横断面図、同図(e)は中部横断面図である。
【0011】まず、1は車体前端部の一側(以下左側と
いう)の前端部乗降口2から二階床3の前端中心線部に
左右方向より前後方向に直角状に屈折して架設された前
端部階段4を有する二階客室である。5は前輪6と後輪
7の間の一階床8に形成され車体中部の左側の中部乗降
口9から二階客室1に通じる中部階段10を有する一階
客室である。
【0012】11は車体前端部と一階客室5との間に形
成された補機器区画で、本実施例では補機器区画11の
下位レベル,中位レベルにそれぞれ燃油タンク12,サ
ブエンジン式エアコンユニット13が配置されている。
そして、14は一階客室5の空調ダクト・照明灯スペー
ス(以下ダクトスペースという)、15は二階客室1の
空調ダクト・照明灯スペース(以下ダクトスペースとい
う)、16は主機区画、17はモノコック式格子状フレ
ームである。
【0013】また、同図(e)において、フレーム地上
高さiは190mm、フレーム深さkは150mm、二
階床梁深さmは40mm、屋根梁深さnは70mm、一
階ダクト深さpは70mm、二階ダクト深さqは150
mmと設定している。したがって、概略値であるが、一
階通路有効高さrは1,650mm、一階側部有効高さ
sは1,580mm、二階通路有効高さtは1,670
mm、二階側部有効高さuは1,520mmとなる。
【0014】このような構造において、一階客室5の座
席Lの数は12、二階客室1の座席Fの数は44、この
結果、乗客定員は56人になる。そして、定員の約80
%を占める二階客室Iの乗客は前端部乗降口2又は中部
乗降口9から乗降し、一階客室5の乗客は中部乗降口9
から乗降する。
【0015】このような、実施例の構造によれば、車体
前端部の一側前端部乗降口から二階床前端中心線部に左
右方向より前後方向に直角状に屈折して架設された前端
部階段を有する二階客室と、前輪と後輪の間の一階床に
形成され車体中部の一側中部乗降口から上記二階客室に
通じる中部階段を有する一階客室と、上記車体前端部と
上記一階客室との間に形成された補機器区画とを設けて
いるので、下記効果が奏せられる。
【0016】(1)二階客室の前端中央部にはダッシュ
ボードがないので、前部座席の乗客から前下方展望が可
能になり、したがって、中部二階建バスの居住性が向上
する。
【0017】(2)補機器区画が形成されるので、一階
側部床を嵩上げする必要がなく、一階側部有効高さが増
加し、したがって、中部二階建バスの居住性が向上す
る。
【0018】(3)一階客室用兼二階客室用の中部乗降
口及び中部階段のほかに、二階客室専用の前端部乗降口
及び前端部階段を設けているので、乗客定員の約80%
を占める二階客室の乗客の乗降時間が半減されるととも
にバスの用途が多様化し、したがって、中部二階建バス
の居住性,安全性及び経済性が向上する。
【0019】
【発明の効果】要するに本発明によれば、車体前端部の
一側前端部乗降口から二階床前端中心線部に左右方向よ
り前後方向に直角状に屈折して架設された前端部階段を
有する二階客室と、前輪と後輪の間の一階床に形成され
車体中部の一側中部乗降口から上記二階客室に通じる中
部階段を有する一階客室と、上記車体前端部と上記一階
客室との間に形成された補機器区画とを具えたことによ
り、二階客室前部から前下方への展望が効き、一階客室
側部での天井による乗客への圧迫感が少なく、乗客の乗
降時間が短縮でき、かつ、バスの用途が多様化できる、
したがって、居住性,安全性及び経済性に優れた中部二
階建バスを得るから、本発明は産業上極めて有益なもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を道路運送車両の保安基準での最大級車
体寸法に適用した一実施例を示し、同図(a)は側面
図、同図(b)は二階平面図、同図(c)は一階平面
図、同図(d)は前部横断面図、同図(e)は中部横断
面図である。
【図2】公知の同上最大級車体寸法を有する二階建バス
を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は二階平面
図、同図(c)は一階平面図、同図(d)は前部横断面
図、同図(e)は中部横断面図である。
【符号の説明】
1 二階客室 2 前端部乗降口 3 二階床 4 前端部階段 5 一階客室 6 前輪 7 後輪 8 一階床 9 中部乗降口 10 中部階段 11 補機器区画 12 燃油タンク 13 エアコンユニット 14 ダクトスペース 15 ダクトスペース 16 主機区画 17 格子状フレーム F 二階座席 L 一階座席 a 全長 b 全幅 c 内幅 d 全高 e シートピッチ j フレーム地上高さ k フレーム深さ m 二階床梁深さ n 屋根梁深さ p 一階ダクト深さ q 二階ダクト深さ r 一階通路有効高さ s 一階側部有効高さ t 二階通路有効高さ u 二階側部有効高さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前端部の一側前端部乗降口から二階
    床前端中心線部に左右方向より前後方向に直角状に屈折
    して架設された前端部階段を有する二階客室と、前輪と
    後輪の間の一階床に形成され車体中部の一側中部乗降口
    から上記二階客室に通じる中部階段を有する一階客室
    と、上記車体前端部と上記一階客室との間に形成された
    補機器区画とを具えたことを特徴とする中部二階建バ
    ス。
JP2000117149A 2000-03-15 2000-03-15 中部二階建バス Pending JP2001260954A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101890585A (zh) * 2010-07-14 2010-11-24 安徽安凯汽车股份有限公司 双层客车骨架总拼装配方法
ES2367078A1 (es) * 2009-04-08 2011-10-28 Carrocerías Ayats S.A. Escalera interior para vehículos de dos pisos.

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