JP2001260371A - インクジェット画像形成装置 - Google Patents

インクジェット画像形成装置

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JP2001260371A
JP2001260371A JP2000077881A JP2000077881A JP2001260371A JP 2001260371 A JP2001260371 A JP 2001260371A JP 2000077881 A JP2000077881 A JP 2000077881A JP 2000077881 A JP2000077881 A JP 2000077881A JP 2001260371 A JP2001260371 A JP 2001260371A
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ink
recording head
cleaning blade
cleaning
forming apparatus
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Masahiko Aiba
正彦 相羽
Susumu Hirata
進 平田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クリーニングブレードが記録ヘッドのインク
吐出面を摺擦した後で記録ヘッドを離れる際に,その先
端が弾性変形に伴う反発力で瞬間的に振られ,拭き取っ
たインク滴等が飛散して周辺部を汚すことを防ぐ。 【解決手段】 インク滴吸収部材2とクリーニングブレ
ード3とを記録ヘッド63の移動方向に層状に一体化し
てクリーニング部材1を形成する。更に,インク滴吸収
部材2には,インク滴を吸引するポンプ13及び廃液タ
ンク14をチューブ12を介して接続する。クリーニン
グ動作時には,記録ヘッドがクリーニング部材1の前を
往復することによって行われ,往動作時にまずインク滴
吸収部材2がインク吐出面に摺擦されてインク滴が除去
され,復動作時にクリーニングブレード3がインク吐出
面に摺擦されて塵埃や紙粉などが除去される。インク吐
出面に付着しているインク滴は最初にインク滴吸収部材
2に吸収されるため飛散しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,記録媒体に向けて
インクを吐出する記録ヘッドと,上記記録ヘッドに対し
て相対的に移動しつつ上記記録ヘッドのインク吐出面に
摺擦され,上記記録ヘッドに付着したインク滴,塵埃,
紙粉などの異物を除去するクリーニングブレードとを具
備してなるインクジェット画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドから記録媒体に向けてインク
を吐出することによって画像形成を行うインクジェット
式の画像形成装置においては,記録ヘッドのインク吐出
口及びその周辺(以下,インク吐出面という)にインク
滴,塵埃,紙粉などが付着しやすく,これらの異物が付
着したままで画像形成を行うと,それら異物がインクの
吐出を妨げ,画質低下を招く恐れがある。そこで,従来
より,ウレタンゴムなどの弾性体よりなるクリーニング
ブレードで記録ヘッドのインク吐出面を摺擦し,上記イ
ンク滴,塵埃,紙粉などの異物を除去するようにしたイ
ンクジェット画像形成装置が提案されている(例えば特
開平7−171967号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
ような従来のインクジェット画像形成装置では,クリー
ニングブレードで記録ヘッドのインク吐出面を摺擦した
後,クリーニングブレードが上記記録ヘッドを離れる際
に,上記クリーニングブレードの先端が弾性変形に伴う
反発力によって瞬間的に振られ,上記インク吐出面から
拭き取ったインク滴等が飛散してその周辺部を汚してし
まうという問題点があった。特に,複数の記録ヘッドを
有するカラー用のインクジェット画像形成装置では,上
記クリーニングブレード先端部から飛散したインク滴等
が他の記録ヘッドに付着し,インク混色による画質劣化
を引き起こす不具合も懸念されていた。本発明は,上記
事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするとこ
ろは,クリーニングブレードによるインク吐出面の清掃
時にその周辺部を汚すことのないインクジェット画像形
成装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,記録媒体に向けてインクを吐出する記録
ヘッドと,上記記録ヘッドに対して相対的に移動しつつ
上記記録ヘッドのインク吐出面に摺擦されるクリーニン
グブレードとを具備してなるインクジェット画像形成装
置において,上記クリーニングブレードに,1又は複数
の部材が,上記記録ヘッドに対する相対移動方向に層状
に一体形成されてなることを特徴とするインクジェット
画像形成装置として構成されている。このような構成に
より,クリーニングブレードの先端が上記インク吐出面
から離れる際の瞬間的な振れが緩和され,インク滴の周
囲への飛散を抑制することが可能となる。また,上記複
数の部材のうちの少なくとも1つを,例えば多孔質部材
などで構成したインク滴吸収部材とすれば,インク滴の
飛散防止効果を更に高めることが可能である。更に,上
記インク滴吸収部材にインクを吸引する吸引手段を接続
し,上記インク滴吸収部材内に強制的にインク滴を吸収
するようにすれば,インク滴の飛散防止効果を更に高め
ることが可能である。
【0005】また,上記複数の部材のうちの少なくとも
1つを,例えば水などの界面活性剤の供給を行う部材と
し,この部材によって界面活性剤を上記インク吐出面に
供給した後,所定のタイミングで上記界面活性剤の供給
部材自体若しくは上記インク滴吸収部材で吸収するよう
にすれば,インク滴を吸収するだけでは除去できない汚
れを容易に除去できる。尚,上記インク滴吸収部材等に
よってインク滴が除去された後でクリーニングブレード
による摺擦を行い,インク滴の飛散防止効果を確実なも
のにするため,上記クリーニングブレード及びそれと一
体化された上記部材によって上記インク吐出面をクリー
ニングする際には,例えば,上記記録ヘッドの所定方向
への相対移動によってまず上記インク滴吸収部材等の部
材が上記インク吐出面に摺擦され,更に上記記録ヘッド
の逆方向への相対移動によって上記クリーニングブレー
ドが上記インク吐出面に摺擦されるように構成すればよ
い。更に,上記記録ヘッドの主走査方向への移動によ
り,上記クリーニングブレード及びそれと一体化された
上記部材が上記インク吐出面に摺擦されるように構成す
れば,クリーニングのための特別の駆動手段を設ける必
要がなく,装置構成を簡略化できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は本発明を具
体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する
性格のものではない。
【0007】まず,図7を用いて本実施の形態に係るイ
ンクジェット画像形成装置Z1の印字工程を説明し,そ
の全体概略構成の説明に代える。インクジェット画像形
成装置Z1では,記録媒体としての用紙Pは給紙トレイ
51上に載置される。当該画像形成装置Z1に対して図
示しないコンピュータ等からの画像情報に基づく印字要
求が出されると,断面半月状のピックアップローラ52
によって上記給紙トレイ51上から用紙Pが1枚引き出
される。上記ピックアップローラ52によって引き出さ
れた用紙Pは,給紙ローラ53aによって用紙搬送路5
4a上を搬送され,更に給紙ローラ53bにより,所定
のタイミングでプラテン55とインクキャリッジ61と
の対向部に送られる。
【0008】ここで,上記インクキャリッジ61は,平
行な2本のインクキャリッジ保持シャフト71,71に
より,上記用紙搬送路に平行で且つ用紙搬送方向に直交
する方向に往復移動可能に保持されている(図8参
照)。また,上記インクキャリッジ61には,インクが
収容されたインクタンク62と,該インクタンク62に
一体的に取り付けられた記録ヘッド63が搭載されてい
る。図8に示すように,上記記録ヘッド63には,上記
インクタンク62内のインクを上記用紙Pに向けて吐出
する吐出口64が複数形成されている(以下,上記吐出
口64の形成された面をインク吐出面63aという)。
【0009】上記用紙Pは,上記給紙ローラ53bによ
ってプラテン55に沿って上記インク吐出口64の幅分
ずつ断続的に移動される。この時,上記用紙Pが停止し
ている間に,上記インクキャリッジ61は,上記複数の
吐出口64からインクを吐出しつつ上記インクキャリッ
ジ保持シャフト71に沿って移動し,上記用紙P上に上
記吐出口64の幅分の画像を形成する。この動作の繰り
返しにより,上記用紙P上には上記画像情報に応じた画
像が連続的に形成される。以上のようにして画像が形成
された用紙Pは,用紙搬送路54bに沿って搬送され,
排紙ローラ56によって排紙トレイ57上に排出され
る。
【0010】また,上記インクキャリッジ61の移動経
路上の印字範囲(用紙Pの搬送幅)を外れた所定位置に
は,本発明の特徴部分であるクリーニング部材1が,そ
の先端部が上記記録ヘッド63のインク吐出面63aに
当接可能な状態で固定的に取り付けられている。上記ク
リーニング部材1は,図1に示すように,スポンジや発
砲樹脂などの多孔質部材で形成されたインク滴吸収部材
2と,ウレタンゴムなどのゴム状弾性部材で形成された
クリーニングブレード3とが,上記記録ヘッド63の移
動方向に層状に一体形成されている。上記クリーニング
部材1の上記記録ヘッド63と接触する側の端部は断面
円弧状に形成されており,他端側は支持部材11によっ
て支持されている。更に,上記インク滴吸収部材2に
は,インク滴を吸引するポンプ13(吸引手段の一
例),及び上記ポンプ13によって回収されたインク滴
を貯蔵する廃液タンク14が,チューブ12を介して接
続されている。上記クリーニング部材1による上記記録
ヘッド63のインク吐出面63aのクリーニングは,上
記記録ヘッド63(を搭載したインクキャリッジ61)
が走査方向(用紙搬送方向と直交する方向)に移動し,
上記クリーニング部材1の前を往復することによって行
われる。上記往復移動の際に,上記クリーニング部材1
によって上記インク吐出面63aが異なる方向に2度摺
擦され,これによってインク滴,塵埃,紙粉などの異物
が除去される(詳細は後述する)。このように,インク
キャリッジ61の走査方向への移動によってクリーニン
グが行われるため,例えばクリーニング部材を移動させ
るための特別の駆動手段が必要なく,装置構成が簡略化
できる。
【0011】続いて,図2及び図3を用いて,上記クリ
ーニング部材1による記録ヘッド63のインク吐出面6
3aのクリーニング動作を説明する。予め設定されたク
リーニング時期になると,記録ヘッド63(を搭載した
インクキャリッジ61)は,図2(a)に示すように,
印字範囲を外れて上記クリーニング部材1の方向(矢印
aで示す)に移動される。そして,図2(b)に示すよ
うに,上記インク滴吸収部材2が上記記録ヘッド63の
インク吐出面63aに当接され,摺擦される。この時,
上記インク吐出面63aに付着しているインク滴は,上
記インク滴吸収部材2に吸収される。更に,同時に上記
ポンプ13を作動させることにより,より効率的に上記
インク滴を吸収することができる。上記ポンプ13によ
り回収されたインク滴は,廃液タンク14内に貯蔵され
る。このように,上記インク吐出面63aに付着してい
るインク滴は上記インク滴吸収部材2に吸収されるた
め,上記記録ヘッド63が更に矢印a方向に移動して上
記クリーニング部材1の先端が上記インク吐出面63a
から離れる際(図2(c))に,インク滴が飛散してそ
の周囲が汚れる心配はない。また,上記クリーニング部
材1は,弾性係数の異なる2種類の部材(インク滴吸収
部材2及びクリーニングブレード3)によって層状に形
成されていることにより,その先端が上記インク吐出面
63aから離れる際の瞬間的な振れが緩和されること
も,インク滴の飛散を防止する効果を高める要因となっ
ている。
【0012】上記図2に示す工程が終了すると,記録ヘ
ッド63は,図3(a)に示すように,上記図2とは反
対の印字領域に向かう方向(矢印bで示す)に移動され
る。そして今度は,図3(b)に示すように,上記クリ
ーニングブレード3が上記インク吐出面63aに摺擦さ
れ,上記インク吐出面63aに付着している塵埃や紙粉
などが除去される。この時,上記インク吐出面63aの
インク滴は既に上記インク滴吸収部材2に吸収されてい
るため,更に上記記録ヘッド63が矢印b方向に移動し
て上記クリーニング部材1の先端が上記インク吐出面6
3aから離れる際(図3(c))にインク滴が飛散して
その周囲が汚れる心配はない。
【0013】以上説明したように,本実施の形態に係る
インクジェット画像形成装置Z1のクリーニング部材1
は,インク滴吸収部材2とクリーニングブレード3とが
記録ヘッド63の移動方向に層状に一体形成され,更に
上記インク滴吸収部材2にはインク滴を吸収するポンプ
13が接続されており,記録ヘッド63のインク吐出面
63aにまず上記インク滴吸収部材2が摺擦されてイン
ク滴が吸収された後,上記クリーニングブレード3が摺
擦されて塵埃や紙粉などが除去されるため,クリーニン
グ部材1の先端が上記インク吐出面63aから離れる際
のインク滴の飛散による周囲の汚れを防止できる。
【0014】(その他の実施の形態)上記クリーニング
ブレードは,例えば図4に示すような構成とすることも
可能である。図4に示すクリーニング部材1′は,上記
クリーニング部材1と同様のインク滴吸収部材2とクリ
ーニングブレード3との間に,上記インク滴吸収部材2
と同様のスポンジや発砲樹脂などの多孔質部材よりなる
水供給/回収部材4(界面活性剤の供給を行う部材の一
例)が挟まれた構成となっている。上記インク滴吸収部
材2と上記水供給/回収部材4との境界面には,水を通
さないシート部材(不図示)が挟み込まれている。上記
クリーニング部材1′の上記記録ヘッド63と接触する
側の端部は断面円弧状に形成されており,他端側は支持
部材11によって支持されている。更に,上記インク滴
吸収部材2には,上記クリーニング部材1と同様,イン
ク滴を吸引するポンプ13,及び上記ポンプ13によっ
て回収されたインク滴を貯蔵する廃液タンク14が,チ
ューブ12を介して接続されている。また,上記水供給
/回収部材4には,水(界面活性剤の一例)の供給と回
収とを行うポンプ16,及び水タンク17が,チューブ
15を介して接続されている。更に,上記ポンプ16と
上記廃液タンク14とは,チューブ18によって接続さ
れている。
【0015】続いて,図5及び図6を用いて,上記クリ
ーニング部材1′による記録ヘッド63のインク吐出面
63aのクリーニング動作を説明する。予め設定された
クリーニング時期になると,記録ヘッド63(を搭載し
たインクキャリッジ61)は,図5(a)に示すよう
に,印字範囲を外れて上記クリーニング部材1′の方向
(矢印aで示す)に移動される。そして,図5(b)に
示すように,まず上記インク滴吸収部材2によって上記
記録ヘッド63のインク吐出面63aが摺擦され,上記
インク吐出面63aに付着しているインク滴が上記イン
ク滴吸収部材2に吸収される。この時,同時に上記ポン
プ13を作動させることにより,より効率的に上記イン
ク滴を吸収することができる。上記ポンプ13により回
収されたインク滴は,廃液タンク14内に貯蔵される。
引き続き,上記インク吐出面63aは,上記水供給/回
収部材4によって摺擦される。この時,上記水供給/回
収部材4は,上記ポンプ16によって上記水タンク17
から供給された水によって予め濡れた状態となってい
る。そして,上記水供給/回収部材4が水に濡れた状態
で上記インク吐出面63aに当接した後,所定のタイミ
ングで今度は上記ポンプ16が上記水を吸引するように
動作される。これにより,上記インク滴吸収部材2では
吸収しきれなかったインク汚れが確実に除去,回収され
る。上記ポンプ16によって回収された水とインク滴
は,チューブ18を経て廃液タンク14に送られる。こ
のように,上記クリーニング部材1′においても,上記
インク吐出面63aに付着しているインク滴は上記イン
ク滴吸収部材2及び水供給/回収部材4に吸収されるた
め,上記記録ヘッド63が更に矢印a方向に移動して上
記クリーニング部材1′の先端が上記インク吐出面63
aから離れる際(図5(c))にインク滴が飛散してそ
の周囲が汚れる心配はない。
【0016】上記図5に示す工程が終了すると,記録ヘ
ッド63は,図6(a)に示すように,上記図5とは反
対の印字領域に向かう方向(矢印bで示す)に移動され
る。そして今度は,図6(b)に示すように,上記クリ
ーニングブレード3が上記インク吐出面63aに摺擦さ
れ,上記インク吐出面63aに付着している塵埃や紙粉
などが除去される。この時,上記インク吐出面63aの
インク滴は既に上記インク滴吸収部材2及び水供給/回
収部材4に吸収されているため,更に上記記録ヘッド6
3が矢印b方向に移動して上記クリーニング部材1′の
先端が上記インク吐出面63aから離れる際(図6
(c))にインク滴が飛散してその周囲が汚れる心配は
ない。
【0017】以上説明したように,本実施の形態に係る
インクジェット画像形成装置Z1のクリーニング部材
1′においても,上記クリーニング部材1と同様,クリ
ーニング部材1の先端が上記インク吐出面63aから離
れる際のインク滴の飛散による周囲の汚れを防止できる
と共に,上記水供給/回収部材4によって上記インク滴
吸収部材2では吸収しきれなかった頑固なインク汚れを
確実に除去,回収することが可能である。
【0018】尚,上記クリーニング部材1′において
は,例えば上記インク滴吸収部材2を省略して上記水供
給/回収部材4のみによってインク滴を吸収するように
構成することも可能である。また,例えば上記インク滴
吸収部材2と水供給/回収部材4の貼り合わせ順序を逆
にし,水供給/回収部材4では水の供給のみを行い,水
及びインク滴の回収は上記インク滴吸収部材2のみで行
うようにしてもよい。また,上記水供給/回収部材4で
供給・回収を行う界面活性剤は水以外のものを用いても
よいことは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,記録媒
体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと,上記記録ヘ
ッドに対して相対的に移動しつつ上記記録ヘッドのイン
ク吐出面に摺擦されるクリーニングブレードとを具備し
てなるインクジェット画像形成装置において,上記クリ
ーニングブレードに,1又は複数の部材が,上記記録ヘ
ッドに対する相対移動方向に層状に一体形成されてなる
ことを特徴とするインクジェット画像形成装置として構
成されているため,クリーニングブレードの先端が上記
インク吐出面から離れる際の瞬間的な振れが緩和され,
インク滴の周囲への飛散を抑制することが可能となる。
また,上記複数の部材のうちの少なくとも1つを,例え
ば多孔質部材などで構成したインク滴吸収部材とすれ
ば,インク滴の飛散防止効果を更に高めることが可能で
ある。更に,上記インク滴吸収部材にインクを吸引する
吸引手段を接続し,上記インク滴吸収部材内に強制的に
インク滴を吸収するようにすれば,インク滴の飛散防止
効果を更に高めることが可能である。
【0020】また,上記複数の部材のうちの少なくとも
1つを,例えば水などの界面活性剤の供給を行う部材と
し,この部材によって界面活性剤を上記インク吐出面に
供給した後,所定のタイミングで上記界面活性剤の供給
部材自体若しくは上記インク滴吸収部材で吸収するよう
にすれば,インク滴を吸収するだけでは除去できない汚
れを容易に除去できる。尚,上記インク滴吸収部材等に
よってインク滴が除去された後でクリーニングブレード
による摺擦を行い,インク滴の飛散防止効果を確実なも
のにするため,上記クリーニングブレード及びそれと一
体化された上記部材によって上記インク吐出面をクリー
ニングする際には,例えば,上記記録ヘッドの所定方向
への相対移動によってまず上記インク滴吸収部材等の部
材が上記インク吐出面に摺擦され,更に上記記録ヘッド
の逆方向への相対移動によって上記クリーニングブレー
ドが上記インク吐出面に摺擦されるように構成すればよ
い。更に,上記記録ヘッドの主走査方向への移動によ
り,上記クリーニングブレード及びそれと一体化された
上記部材が上記インク吐出面に摺擦されるように構成す
れば,クリーニングのための特別の駆動手段を設ける必
要がなく,装置構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るクリーニング部材
1及びその関連部分の概略構成図。
【図2】 上記クリーニング部材1によるインク滴のク
リーニング動作を示す説明図。
【図3】 上記クリーニング部材1による塵埃や紙粉等
のクリーニング動作を示す説明図。
【図4】 本発明の他の実施の形態に係るクリーニング
部材1′及びその関連部分の概略構成図。
【図5】 上記クリーニング部材1′によるインク滴の
クリーニング動作を示す説明図。
【図6】 上記クリーニング部材1′による塵埃や紙粉
等のクリーニング動作を示す説明図。
【図7】 上記クリーニング部材1,1′が搭載される
インクジェット画像形成装置Z1の概略全体構成図。
【図8】 上記インクジェット画像形成装置Z1のイン
クキャリッジ61の斜視図。
【符号の説明】
1,1′…クリーニング部材 2…インク滴吸収部材 3…クリーニングブレード 4…水供給/回収部材(界面活性剤の供給を行う部材の
一例) 13…ポンプ(吸引手段の一例) 63…記録ヘッド 63a…インク吐出面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に向けてインクを吐出する記録
    ヘッドと,上記記録ヘッドに対して相対的に移動しつつ
    上記記録ヘッドのインク吐出面に摺擦されるクリーニン
    グブレードとを具備してなるインクジェット画像形成装
    置において,上記クリーニングブレードに,1又は複数
    の部材が,上記記録ヘッドに対する相対移動方向に層状
    に一体形成されてなることを特徴とするインクジェット
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の部材のうちの少なくとも1つ
    は,インクを吸収するインク滴吸収部材である請求項1
    記載のインクジェット画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記インク滴吸収部材が多孔質部材であ
    る請求項2記載のインクジェット画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記インク滴吸収部材がインクを吸引す
    る吸引手段に接続されてなる請求項2又は3記載のイン
    クジェット画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の部材のうちの少なくとも1つ
    は,界面活性剤の供給を行う部材である請求項1〜4の
    いずれかに記載のインクジェット画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記界面活性剤の供給を行う部材が,供
    給した上記界面活性剤の回収も行う請求項5記載のイン
    クジェット画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記界面活性剤が水である請求項5又は
    6記載のインクジェット画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記クリーニングブレード及びそれと一
    体化された上記部材によって上記インク吐出面をクリー
    ニングする際には,上記記録ヘッドの所定方向への相対
    移動によってまず上記1又は複数の部材が上記インク吐
    出面に摺擦され,更に上記記録ヘッドの逆方向への相対
    移動によって上記クリーニングブレードが上記インク吐
    出面に摺擦されるように構成されてなる請求項1〜7の
    いずれかに記載のインクジェット画像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記記録ヘッドの主走査方向への移動に
    より,上記クリーニングブレード及びそれと一体化され
    た上記部材が上記インク吐出面に摺擦される請求項1〜
    8のいずれかに記載のインクジェット画像形成装置。
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