JP2001259941A - 自動部品締結機 - Google Patents
自動部品締結機Info
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- JP2001259941A JP2001259941A JP2000067234A JP2000067234A JP2001259941A JP 2001259941 A JP2001259941 A JP 2001259941A JP 2000067234 A JP2000067234 A JP 2000067234A JP 2000067234 A JP2000067234 A JP 2000067234A JP 2001259941 A JP2001259941 A JP 2001259941A
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- JP
- Japan
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- tightening
- motor
- time
- fastening
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 締付け初期に斜め食付きが発生すると、ただ
ちにこれを検出することができるように構成した自動部
品締結機を提供する。 【解決手段】 締付け初期にモータ2の負荷電流が目標
締付けトルクに対応する電流値よりも小さい値を超えな
いように制御する一方、ねじが所定位置に達してからの
ドライバビット4の回転角を検出して、ねじが所定位置
に達してから所定時間内にドライバビット4が所定回転
角回転しない時、斜め食付き異常を検出するように構成
されているため、締付け初期に斜め食付きが発生する
と、ただちにこれを検出することができるばかりか、斜
め食付き時のトルクを小さくでき、再締付けの際にねじ
を簡単に取り外すことができる。
ちにこれを検出することができるように構成した自動部
品締結機を提供する。 【解決手段】 締付け初期にモータ2の負荷電流が目標
締付けトルクに対応する電流値よりも小さい値を超えな
いように制御する一方、ねじが所定位置に達してからの
ドライバビット4の回転角を検出して、ねじが所定位置
に達してから所定時間内にドライバビット4が所定回転
角回転しない時、斜め食付き異常を検出するように構成
されているため、締付け初期に斜め食付きが発生する
と、ただちにこれを検出することができるばかりか、斜
め食付き時のトルクを小さくでき、再締付けの際にねじ
を簡単に取り外すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転を受
けて回転するドライバビット等の回転工具を有する自動
部品締結機、特にねじ、ボルト、ナット等の部品を締結
する際に生じる部品の斜め食付きを即座に検出できるよ
うに構成した自動部品締結機に関する。
けて回転するドライバビット等の回転工具を有する自動
部品締結機、特にねじ、ボルト、ナット等の部品を締結
する際に生じる部品の斜め食付きを即座に検出できるよ
うに構成した自動部品締結機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被締結板等のワークをねじにより
所定締付けトルクで締付ける際には、モータの回転を受
けて回転するドライバビットを備えた自動ねじ締め機が
用いられている。この自動ねじ締め機では、ドライバビ
ットに加わる締付けトルクを検出するため、もっぱらト
ルク法締付けが使用されており、モータに流れる負荷電
流を検出してトルクに換算するトルク検出機構や、ドラ
イバビットに加わるトルクを検出するトルクセンサによ
り検出された値が所定締付けトルク値に対応する目標値
に達すると、モータの回転を停止させ、締付けを完了す
るように構成されている。
所定締付けトルクで締付ける際には、モータの回転を受
けて回転するドライバビットを備えた自動ねじ締め機が
用いられている。この自動ねじ締め機では、ドライバビ
ットに加わる締付けトルクを検出するため、もっぱらト
ルク法締付けが使用されており、モータに流れる負荷電
流を検出してトルクに換算するトルク検出機構や、ドラ
イバビットに加わるトルクを検出するトルクセンサによ
り検出された値が所定締付けトルク値に対応する目標値
に達すると、モータの回転を停止させ、締付けを完了す
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の自動ねじ締め
機では、ねじがワークに着座するまでは、モータに加わ
る負荷電流あるいはトルクセンサの出力値はほぼ変化な
く、ねじがワークに着座する瞬間から負荷電流あるいは
トルクセンサの出力値が急激に上昇する。そのため、モ
ータの負荷電流あるいはトルクセンサの出力値が所定ト
ルク値に対応する設定値に達すると、モータを停止して
最終の締付けトルク値を所定トルク値に制御しようとし
ても、モータの持つ慣性の影響で、締付けトルク値は所
定トルク値を超えてしまう。これを防止して締付けトル
ク値が所定トルク値になるように制御するため、モータ
の速度を仮締付け、本締付けの2段階に変化させて、締
付け完了時のモータの慣性の影響を少なくした2段階締
付け方法が広く行われている。この締付け方法では、ね
じが所定の位置に正しく供給される場合には正規の締付
けが行えるが、ねじが傾いて供給されることがあると、
ねじが斜め食付きを起こし、モータの負荷電流あるいは
トルクセンサの出力値が急激に上昇して2段階締付けが
行われることなく、仮締付け段階で所定締付けトルク値
に対応する目標値に達して締付け不良を招く等の欠点が
生じている。
機では、ねじがワークに着座するまでは、モータに加わ
る負荷電流あるいはトルクセンサの出力値はほぼ変化な
く、ねじがワークに着座する瞬間から負荷電流あるいは
トルクセンサの出力値が急激に上昇する。そのため、モ
ータの負荷電流あるいはトルクセンサの出力値が所定ト
ルク値に対応する設定値に達すると、モータを停止して
最終の締付けトルク値を所定トルク値に制御しようとし
ても、モータの持つ慣性の影響で、締付けトルク値は所
定トルク値を超えてしまう。これを防止して締付けトル
ク値が所定トルク値になるように制御するため、モータ
の速度を仮締付け、本締付けの2段階に変化させて、締
付け完了時のモータの慣性の影響を少なくした2段階締
付け方法が広く行われている。この締付け方法では、ね
じが所定の位置に正しく供給される場合には正規の締付
けが行えるが、ねじが傾いて供給されることがあると、
ねじが斜め食付きを起こし、モータの負荷電流あるいは
トルクセンサの出力値が急激に上昇して2段階締付けが
行われることなく、仮締付け段階で所定締付けトルク値
に対応する目標値に達して締付け不良を招く等の欠点が
生じている。
【0004】本発明は、上記欠点の除去を目的とするも
ので、締付け初期に斜め食付きが発生すると、ただちに
これを検出することができるように構成した自動部品締
結機を提供しようとするものである。
ので、締付け初期に斜め食付きが発生すると、ただちに
これを検出することができるように構成した自動部品締
結機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】モータの回転を受けて回
転する回転工具を有する自動部品締結機において、締付
け初期にモータの負荷電流が目標締付けトルクに対応す
る電流値よりも小さい値を超えないようにモータを制御
する一方、部品が所定位置に達してからの回転工具の回
転角を検出して、部品が所定位置に達してから所定時間
内に回転工具が所定回転角回転しない時、斜め食付き異
常を検出するように構成されている。
転する回転工具を有する自動部品締結機において、締付
け初期にモータの負荷電流が目標締付けトルクに対応す
る電流値よりも小さい値を超えないようにモータを制御
する一方、部品が所定位置に達してからの回転工具の回
転角を検出して、部品が所定位置に達してから所定時間
内に回転工具が所定回転角回転しない時、斜め食付き異
常を検出するように構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を自動部品締結機の一例の自動ねじ締め機につい
て説明する。図1において、1はモータ2の駆動軸2a
に伝達機構3を介して連結された回転工具の一例のドラ
イバビット4を備えた自動ねじ締め機である。この自動
ねじ締め機1の制御装置1aは、制御部5と、制御部5
からの信号を受けて前記モータ2にパワーを供給するモ
ータ駆動部6と、所定のねじ締め動作を行うねじ締めプ
ログラムおよびこのプログラムの各種パラメータを記憶
する記憶部7と、作業開始信号等各種操作指令信号を出
力する操作部8と、各種情報を表示する表示部9と、昇
降手段(図示せず)等外部機器との信号を入出力する入
出力部10とを有している。また、前記自動ねじ締め機
1はドライバビット4の下降位置を検出する位置検出部
11を有し、ドライバビット4の先端に位置するねじ
(図示せず)が被締結物等のワーク(図示せず)に当接
する位置に達すると、通過検出信号を入出力部10に出
力するように構成されている。
の形態を自動部品締結機の一例の自動ねじ締め機につい
て説明する。図1において、1はモータ2の駆動軸2a
に伝達機構3を介して連結された回転工具の一例のドラ
イバビット4を備えた自動ねじ締め機である。この自動
ねじ締め機1の制御装置1aは、制御部5と、制御部5
からの信号を受けて前記モータ2にパワーを供給するモ
ータ駆動部6と、所定のねじ締め動作を行うねじ締めプ
ログラムおよびこのプログラムの各種パラメータを記憶
する記憶部7と、作業開始信号等各種操作指令信号を出
力する操作部8と、各種情報を表示する表示部9と、昇
降手段(図示せず)等外部機器との信号を入出力する入
出力部10とを有している。また、前記自動ねじ締め機
1はドライバビット4の下降位置を検出する位置検出部
11を有し、ドライバビット4の先端に位置するねじ
(図示せず)が被締結物等のワーク(図示せず)に当接
する位置に達すると、通過検出信号を入出力部10に出
力するように構成されている。
【0007】前記モータ2は,エンコーダ(図示せず)
を持つACサーボモータでなっており、速度制御および
電流制御が可能となっており、しかもモータ2の回転に
ともなってエンコーダからモータ2の回転角に対応する
回転パルスが入出力部10に出力されるように構成され
ている。
を持つACサーボモータでなっており、速度制御および
電流制御が可能となっており、しかもモータ2の回転に
ともなってエンコーダからモータ2の回転角に対応する
回転パルスが入出力部10に出力されるように構成され
ている。
【0008】前記記憶部7には、無負荷時、仮締付け段
階、本締付け段階それぞれのモータの速度が第1速度、
第2速度、第3速度として、記憶されている。前記第1
速度は第2速度よりも大きく、第3速度は第2速度より
も小さく設定されている。また、この記憶部7には目標
締付けトルク値に対応した目標電流値、仮締付けトルク
値に対応した第1電流値、初期締付け時の上限電流値、
初期締付け時回転角に相当する初期締付けパルス数、本
締付けサイクルタイムおよび仮締付け時間並びに初期締
付け時間が記憶されている。前記上限電流値は第1電流
値よりも大きく目標電流値よりも小さい値に設定されて
おり、初期締付け時ワークの下穴にゴミ等があっても、
支障なくモータ2を回転させてねじを締付けることがで
きるように構成されている。
階、本締付け段階それぞれのモータの速度が第1速度、
第2速度、第3速度として、記憶されている。前記第1
速度は第2速度よりも大きく、第3速度は第2速度より
も小さく設定されている。また、この記憶部7には目標
締付けトルク値に対応した目標電流値、仮締付けトルク
値に対応した第1電流値、初期締付け時の上限電流値、
初期締付け時回転角に相当する初期締付けパルス数、本
締付けサイクルタイムおよび仮締付け時間並びに初期締
付け時間が記憶されている。前記上限電流値は第1電流
値よりも大きく目標電流値よりも小さい値に設定されて
おり、初期締付け時ワークの下穴にゴミ等があっても、
支障なくモータ2を回転させてねじを締付けることがで
きるように構成されている。
【0009】前記モータ駆動部6は初期締付け指令信号
を受けると、モータ2を無負荷時に第1速度で回転させ
るとともに、モータ2に負荷が加わると負荷電流が上限
電流値を超えないように供給電圧を制御するように構成
されている。また、このモータ駆動部6は仮締付け指令
信号あるいは本締付け指令信号を受けると、モータ2の
速度を仮締付け段階では、第2速度に、また本締付け段
階では第3速度に保持するように構成されている。
を受けると、モータ2を無負荷時に第1速度で回転させ
るとともに、モータ2に負荷が加わると負荷電流が上限
電流値を超えないように供給電圧を制御するように構成
されている。また、このモータ駆動部6は仮締付け指令
信号あるいは本締付け指令信号を受けると、モータ2の
速度を仮締付け段階では、第2速度に、また本締付け段
階では第3速度に保持するように構成されている。
【0010】前記入出力部10には、位置検出部11か
らの通過検出信号とともに、モータ2に流れる電流を検
出する電流検出部(図示せず)の検出信号およびエンコ
ーダからの回転パルスが入力するように構成されてい
る。
らの通過検出信号とともに、モータ2に流れる電流を検
出する電流検出部(図示せず)の検出信号およびエンコ
ーダからの回転パルスが入力するように構成されてい
る。
【0011】前記制御部5は、図2、図3および図4に
示すように、 1)操作部から作業開始指令信号を受けると、モータ駆
動部に初期締付け指令信号を出力する。 2)ねじ供給部にねじ供給指令信号を出力するととも
に、昇降手段に下降指令信号を出力する。 3)位置検出部からの通過検出信号を待つ。 4)タイマを作動させる。 5)エンコーダからの回転パルスを積算する。 6)パルス数が初期締付け時回転角に相当する初期締付
けパルス数に達したか否かが判定され、これが初期締付
けパルス数に達している時、9)にジャンプする。 7)タイマ時間を読み取り、これが初期締付け時間に達
したか否かが判断され、これが初期締付け時間に達して
ない時、5)に戻る。 8)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力するとと
もに、表示部に斜め食付き異常表示指令信号を出力し
て、20)にジャンプする。 9)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力した後、
仮締付け指令信号を出力する。 10)モータの負荷電流を読み込む。 11)モータの負荷電流を仮締付けトルク値に対応した
第1電流値と比較し、これが第1電流値に達している
時、14)にジャンプする。 12)タイマ時間を読み取り、これが仮締付け時間に達
したか否かを判断し、これが仮締付け時間に達してない
時、10)に戻る。 13)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、表示部に仮締付け異常表示指令信号を出力し
て、20)にジャンプする。 14)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、本締付け指令信号を出力する。 15)モータの負荷電流を読み込む。 16)この負荷電流を目標締付けトルク値に対応した目
標電流値と比較し、これが目標電流値に達している時、
19)にジャンプする。 17)タイマ時間を読み込み、これが本締付けサイクル
タイムに達したか否かを判定し、これが本締付けサイク
ルタイムに達していない時、15)に戻る。 18)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、表示部に締付け異常表示指令信号を出力して、
20)にジャンプする。 19)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、表示部に締付け完了表示指令信号およびトルク
表示指令信号を出力する。 20)昇降手段に上昇指令信号を出力する(タイマをリ
セット)。 21)エンド。 となるように構成されている。
示すように、 1)操作部から作業開始指令信号を受けると、モータ駆
動部に初期締付け指令信号を出力する。 2)ねじ供給部にねじ供給指令信号を出力するととも
に、昇降手段に下降指令信号を出力する。 3)位置検出部からの通過検出信号を待つ。 4)タイマを作動させる。 5)エンコーダからの回転パルスを積算する。 6)パルス数が初期締付け時回転角に相当する初期締付
けパルス数に達したか否かが判定され、これが初期締付
けパルス数に達している時、9)にジャンプする。 7)タイマ時間を読み取り、これが初期締付け時間に達
したか否かが判断され、これが初期締付け時間に達して
ない時、5)に戻る。 8)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力するとと
もに、表示部に斜め食付き異常表示指令信号を出力し
て、20)にジャンプする。 9)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力した後、
仮締付け指令信号を出力する。 10)モータの負荷電流を読み込む。 11)モータの負荷電流を仮締付けトルク値に対応した
第1電流値と比較し、これが第1電流値に達している
時、14)にジャンプする。 12)タイマ時間を読み取り、これが仮締付け時間に達
したか否かを判断し、これが仮締付け時間に達してない
時、10)に戻る。 13)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、表示部に仮締付け異常表示指令信号を出力し
て、20)にジャンプする。 14)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、本締付け指令信号を出力する。 15)モータの負荷電流を読み込む。 16)この負荷電流を目標締付けトルク値に対応した目
標電流値と比較し、これが目標電流値に達している時、
19)にジャンプする。 17)タイマ時間を読み込み、これが本締付けサイクル
タイムに達したか否かを判定し、これが本締付けサイク
ルタイムに達していない時、15)に戻る。 18)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、表示部に締付け異常表示指令信号を出力して、
20)にジャンプする。 19)モータ駆動部にモータ停止指令信号を出力すると
ともに、表示部に締付け完了表示指令信号およびトルク
表示指令信号を出力する。 20)昇降手段に上昇指令信号を出力する(タイマをリ
セット)。 21)エンド。 となるように構成されている。
【0012】上記自動ねじ締め機において、操作部8か
ら締付け作業開始指令信号が出力されると、モータ2が
第1速度で回転すると同時に、ねじ供給装置が作動して
ねじがドライバビット4の移動路に供給される。その
後、昇降手段が作動し、ドライバビット4がねじととも
に下降し、ねじがワークに当接すると、ねじがワークに
螺入され始めるとともに、位置検出部11から通過検出
信号が出力される。同時に、タイマ(図示せず)が作動
して時間計上が開始されるとともに、エンコーダからの
回転パルスが読み込まれ、モータ2の回転角が検出され
る。前記タイマのタイマ時間が初期締付け時間に達する
までに、エンコーダからのパルス数が初期締付け時回転
角に相当する初期締付けパルス数に達すると、ドライバ
ビット4に大きな負荷が加わることなく、ねじが正常に
ワークに締付けられ始めたと判断され、一旦モータ2が
停止される。その後、モータ駆動部6に仮締付け指令信
号が出力され、モータ2が仮締付け段階の第2速度で再
駆動される。
ら締付け作業開始指令信号が出力されると、モータ2が
第1速度で回転すると同時に、ねじ供給装置が作動して
ねじがドライバビット4の移動路に供給される。その
後、昇降手段が作動し、ドライバビット4がねじととも
に下降し、ねじがワークに当接すると、ねじがワークに
螺入され始めるとともに、位置検出部11から通過検出
信号が出力される。同時に、タイマ(図示せず)が作動
して時間計上が開始されるとともに、エンコーダからの
回転パルスが読み込まれ、モータ2の回転角が検出され
る。前記タイマのタイマ時間が初期締付け時間に達する
までに、エンコーダからのパルス数が初期締付け時回転
角に相当する初期締付けパルス数に達すると、ドライバ
ビット4に大きな負荷が加わることなく、ねじが正常に
ワークに締付けられ始めたと判断され、一旦モータ2が
停止される。その後、モータ駆動部6に仮締付け指令信
号が出力され、モータ2が仮締付け段階の第2速度で再
駆動される。
【0013】モータ2の再駆動と同時に、モータ2の負
荷電流が読み込まれ、これが仮締付けトルク値に対応す
る第1電流値に達したか否かが判断される。モータ2の
負荷電流が第1電流値に達してない時には、タイマのタ
イマ時間が読み取られ、これが仮締付け時間に達したか
否かが判断される。このタイマ時間が仮締付け時間に達
している時には、表示部9で仮締付け異常と判断され、
その異常表示がなされ、以後の締付け作業が中止され
る。
荷電流が読み込まれ、これが仮締付けトルク値に対応す
る第1電流値に達したか否かが判断される。モータ2の
負荷電流が第1電流値に達してない時には、タイマのタ
イマ時間が読み取られ、これが仮締付け時間に達したか
否かが判断される。このタイマ時間が仮締付け時間に達
している時には、表示部9で仮締付け異常と判断され、
その異常表示がなされ、以後の締付け作業が中止され
る。
【0014】前記タイマ時間が仮締付け時間に達するま
でに、モータ2の負荷電流が第1電流値に達すると、正
常に仮締付け付けが完了したと判断され、モータ駆動部
6に本締付け指令信号が出力されて、モータ2が仮締付
け時よりも低い速度の第3速度で駆動される。その後、
仮締付け段階と同様にモータ2に流れる負荷電流が読み
取られ、これが目標電流値に達したか否かが判断され
る。モータ2の負荷電流が目標電流値に達してない時に
は、タイマのタイマ時間が読み取られ、これが本締めサ
イクルタイムに達したか否かが判断される。このタイマ
時間が本締めサイクルタイムに達している時には、表示
部9で異常表示がなされ、以後の締付け作業が中止され
る。
でに、モータ2の負荷電流が第1電流値に達すると、正
常に仮締付け付けが完了したと判断され、モータ駆動部
6に本締付け指令信号が出力されて、モータ2が仮締付
け時よりも低い速度の第3速度で駆動される。その後、
仮締付け段階と同様にモータ2に流れる負荷電流が読み
取られ、これが目標電流値に達したか否かが判断され
る。モータ2の負荷電流が目標電流値に達してない時に
は、タイマのタイマ時間が読み取られ、これが本締めサ
イクルタイムに達したか否かが判断される。このタイマ
時間が本締めサイクルタイムに達している時には、表示
部9で異常表示がなされ、以後の締付け作業が中止され
る。
【0015】前記タイマ時間が本締めサイクルタイムに
達するまでに、モータ2の負荷電流が目標電流値に達す
ると、モータ駆動部6にモータ停止指令信号が出力さ
れ、モータ2が停止するとともに、この時の電流値に対
応するトルク値が締付けトルク値として表示部9で表示
される。同時に、昇降手段に上昇指令信号が出力され、
ドライバビット4が上昇復帰して、締付けが完了する。
達するまでに、モータ2の負荷電流が目標電流値に達す
ると、モータ駆動部6にモータ停止指令信号が出力さ
れ、モータ2が停止するとともに、この時の電流値に対
応するトルク値が締付けトルク値として表示部9で表示
される。同時に、昇降手段に上昇指令信号が出力され、
ドライバビット4が上昇復帰して、締付けが完了する。
【0016】一方、前記初期締付け段階で、エンコーダ
からの回転パルス数が初期締付け時回転角に相当する初
期締付けパルス数に達するまでに、タイマ時間が初期締
付け時間に達している時には、ドライバビット4の負荷
が大きくなってドライバビット4の回転が低下してドラ
イバビット4が所定回転角回転できなかったと判断さ
れ、ねじがワークに正しく螺入されずに、斜め食付きが
発生したことが検出される。そのため、即座にモータ駆
動部6にモータ停止指令信号が出力され、モータ2が停
止する。同時に、表示部9で斜め食付き異常表示がなさ
れ、以後の締付け作業が中止される。
からの回転パルス数が初期締付け時回転角に相当する初
期締付けパルス数に達するまでに、タイマ時間が初期締
付け時間に達している時には、ドライバビット4の負荷
が大きくなってドライバビット4の回転が低下してドラ
イバビット4が所定回転角回転できなかったと判断さ
れ、ねじがワークに正しく螺入されずに、斜め食付きが
発生したことが検出される。そのため、即座にモータ駆
動部6にモータ停止指令信号が出力され、モータ2が停
止する。同時に、表示部9で斜め食付き異常表示がなさ
れ、以後の締付け作業が中止される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は締付け初
期にモータの負荷電流が目標締付けトルクに対応する電
流値よりも小さい値を超えないように制御する一方、部
品が所定位置に達してからの回転工具の回転角を検出し
て、部品が所定位置に達してから所定時間内に回転工具
が所定回転角回転しない時、斜め食付き異常を検出する
ように構成されているため、締付け初期に斜め食付きが
発生すると、ただちにこれを検出することができるばか
りか、斜め食付き時のトルクを小さくでき、再締付けの
際に部品を簡単に取り外すことができる等の利点があ
る。
期にモータの負荷電流が目標締付けトルクに対応する電
流値よりも小さい値を超えないように制御する一方、部
品が所定位置に達してからの回転工具の回転角を検出し
て、部品が所定位置に達してから所定時間内に回転工具
が所定回転角回転しない時、斜め食付き異常を検出する
ように構成されているため、締付け初期に斜め食付きが
発生すると、ただちにこれを検出することができるばか
りか、斜め食付き時のトルクを小さくでき、再締付けの
際に部品を簡単に取り外すことができる等の利点があ
る。
【図1】本発明に係る自動ねじ締め機の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明に係る制御部の前半部分の動作を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図3】本発明に係る制御部の中間部分の動作を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図4】本発明に係る制御部の後半部分の動作を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
1 自動ねじ締め機 1a 制御装置 2 モータ 2a 駆動軸 3 伝達機構 4 ドライバビット 5 制御部 6 モータ駆動部 7 記憶部 8 操作部 9 表示部 10 入出力部 11 位置検出部
Claims (1)
- 【請求項1】 モータの回転を受けて回転する回転工具
を有する自動部品締結機において、 締付け初期にモータの負荷電流が目標締付けトルクに対
応する電流値よりも小さい値を超えないようにモータを
制御する一方、部品が所定位置に達してからの回転工具
の回転角を検出して、部品が所定位置に達してから所定
時間内に回転工具が所定回転角回転しない時、斜め食付
き異常を検出するように構成したことを特徴とする自動
部品締結機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000067234A JP2001259941A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 自動部品締結機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000067234A JP2001259941A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 自動部品締結機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001259941A true JP2001259941A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18586464
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001259941A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016103298A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 川崎重工業株式会社 | ロボットシステム |
-
2000
- 2000-03-10 JP JP2000067234A patent/JP2001259941A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016103298A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 川崎重工業株式会社 | ロボットシステム |
JPWO2016103298A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2017-07-27 | 川崎重工業株式会社 | ロボットシステム |
CN107000139A (zh) * | 2014-12-25 | 2017-08-01 | 川崎重工业株式会社 | 机械手系统 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060120 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060815 |