JP2001259158A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2001259158A
JP2001259158A JP2000074456A JP2000074456A JP2001259158A JP 2001259158 A JP2001259158 A JP 2001259158A JP 2000074456 A JP2000074456 A JP 2000074456A JP 2000074456 A JP2000074456 A JP 2000074456A JP 2001259158 A JP2001259158 A JP 2001259158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全図柄を同時に停止させるタイミングを早く
することで図柄変動時間の短縮を図ると共に、遊技効率
を向上し得るパチンコ遊技機を提供することにある。 【解決手段】 図柄表示装置の始動保留球数の記憶値が
上限値である4よりも少ない、即ち、4以外であるか否
かを判定する(ステップS15)。そして、その判定結
果が否定、即ち、始動保留球数の記憶値が4である場
合、前記記憶値が4の時に対応する変動パターン振分テ
ーブル5を選択する(ステップS18)。さらに、変動
パターン振分テーブル5に基づいて変動パターン、即
ち、同時停止変動パターンを決定する(ステップS1
9)。従って、始動保留球数が4の場合、図柄表示装置
の各列の図柄は、順次停止変動パターンで最終図柄が停
止するタイミングよりも早い同時停止変動パターンに基
づいて同時に停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動入賞口への遊
技球の入賞により複数列の図柄を変動させるべく始動及
び停止させる図柄表示手段を備えたパチンコ遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からパチンコ遊技機には、複数列の
図柄を変動させるべく始動及び停止させる図柄表示手段
が備えられている。その具体的なものとしては、図柄
(0〜9までの数字)を外周面に沿って等間隔で順番に
表示したドラム型の回転部材(以下、「ドラム」とい
う)を同一軸線上に3列配設した図柄表示手段が知られ
ている。
【0003】このような図柄表示手段では、遊技盤に配
置された始動入賞口に遊技球が入賞すると、前記各ドラ
ムが図柄を変動すべく始動(回転)する。そして、所定
時間が経過すると、各ドラムは、例えば、遊技者側から
見て左側のドラム、右側のドラム、中側のドラムという
規則的な順番で図柄の変動が停止し、図柄表示手段上に
最終的な図柄の組み合せが確定するようになっている。
このとき、各ドラムによって変動表示された3列の図柄
が同一である場合には大当りとなり、多数の遊技球を獲
得できるチャンスが遊技者に付与されることになる。
【0004】また、このような図柄表示手段を備えたパ
チンコ遊技機では、図柄の始動(回転)中に始動入賞口
へ入賞した遊技球が始動保留球として記憶され、図柄の
始動(回転)が停止した後に、始動保留球数の記憶値に
基づいて再度図柄が始動(回転)するようになってい
る。なお、前記始動保留球数の記憶値には、予め上限値
が定められており、遊技盤上に配置されたLED(通
常、4個)などの始動保留球数表示器を点灯及び消灯さ
せることで遊技者に対して前記始動保留球数の記憶値を
報知するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ遊技機では、例えば、右側のドラムと左側のド
ラムの図柄が同一でない状態、所謂、リーチ状態でない
場合でも前記各ドラムは、前述のような規則的な順番で
図柄の変動が停止していた。そのため、明らかに大当り
とならない場合でも全てのドラムが停止するまでの間
(例えば、10秒程度)、次回の図柄変動のために図柄
表示手段が始動することがなく遊技者にとっては図柄変
動時間が長く感じられ遊技効率が悪かった。
【0006】また、通常、パチンコ遊技機では図柄表示
手段が作動中に入賞した遊技球が始動保留球として記憶
されるのは4個分となっている。従って、4個の遊技球
が既に入賞し4個分の始動保留球が記憶されている状態
で、5個目の遊技球が入賞しても始動保留球としては記
憶されず無効となっていた。そのため、遊技者にとって
は図柄表示手段の始動数が減少するために大当りを獲得
できるチャンスを減らすことになり遊技効率が悪かっ
た。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであり、その目的
は、全図柄を同時に停止させるタイミングを早くするこ
とで図柄変動時間の短縮を図ると共に、遊技効率を向上
し得るパチンコ遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、始動入賞口への遊技球
の入賞により複数列の図柄を変動させるべく始動及び停
止させる図柄表示手段と、前記各列の図柄の変動を前記
図柄表示手段上で順次停止させる順次停止変動パターン
と前記各列の図柄の変動を同時に停止させる同時停止変
動パターンを記憶する図柄変動パターン記憶手段と、前
記図柄変動パターン記憶手段に記憶された順次停止変動
パターンあるいは同時停止変動パターンのうちいずれか
一方を選択して前記図柄表示手段を制御する制御手段と
を備え、前記同時停止変動パターンにおける全図柄の変
動を停止するタイミングは、前記順次停止変動パターン
における最終図柄の変動を停止するタイミングよりも早
くなっていることを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパチンコ遊技機において、前記同時停止変動パターン
における全図柄の変動を停止するタイミングは、前記順
次停止変動パターンにおける最初に図柄の変動が停止す
るタイミングよりも早くなっていることを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のパチンコ遊技機において、前記始動入賞
口へ入賞した遊技球の始動保留球数の記憶値を計数する
始動保留球数計数手段をさらに備え、前記制御手段は、
前記始動保留球数計数手段が計数している前記始動保留
球数の記憶値に基づいて前記各変動パターンのうちいず
れか一方を選択することを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のパチンコ遊技機において、前記始動保留球数計数手段
で計数される始動保留球数の記憶値には上限値が定めら
れており、前記制御手段は、前記記憶値が上限値に達し
ている場合に前記同時停止変動パターンを選択すること
を要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したパチン
コ遊技機(以下、「遊技機」という。)の一実施形態を
図1〜図9に基づいて説明する。
【0013】最初に、図1〜図4を用いて本実施形態に
おける遊技機の基本的構成と遊技機の各種制御を行う各
種制御基板について詳細に説明する。図1には遊技機1
0の機裏側が概略的に示されており、同図において、機
体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技
用構成部材をセットする縦長方形の前枠12が開閉及び
着脱可能に組み付けられている。また、前記前枠12の
前面側には、図2に示される遊技盤13を透視保護する
ための窓枠と上球皿が開閉可能に組み付け整合されると
共に、前記前枠12の下部には、下球皿及び打球発射装
置などが装着されている。そして、前記外枠11の一側
縁には、球貸しシステムに利用されるカードユニット1
4が装備されている。
【0014】また、前記前枠12の裏側には、各種の球
経路及び各種制御基板などを備えた機構セット盤15が
着脱可能にセットされている。そして、前記遊技盤13
の側方には、球タンクから整流樋を介して貯留球が流下
供給される区分供給経路が延設されると共に、同供給経
路の下流端には球払出し装置16が着脱可能にビス等で
取着セットされている。
【0015】また、図1に示されるように、前記遊技盤
13の下方、即ち、前記機構セット盤15の下部外側に
は、遊技機10の遊技内容を統括して制御する主制御基
板17が配置されている。そして、前記主制御基板17
の前面側には、セーフ球検出処理と貯留球排出処理(賞
球払出しと貸し球払出し)を制御する賞球払出し基板1
8が配置されている。また、前記主制御基板17の下方
には、前記前枠12の前面側に装着された打球発射装置
の作動状態を制御する発射装置制御基板19が配置され
ている。さらに、前記主制御基板17の側方には、遊技
機10に装着された各種スピーカから発せられる効果音
を制御する音声制御基板20が配置されている。また、
前記遊技盤13の上方には、遊技場の電源(24V)2
1が供給されると共に、賞球情報信号及び球貸し情報信
号を図示しない外部コンピュータなどへ出力する外部接
続端子板22が配置されている。
【0016】そして、前記外部接続端子板22には、図
3に示されるように前記主制御基板17、賞球払出し基
板18及び発射装置制御基板19が接続されており、前
記外部接続端子板22に供給された電源21は、前記各
基板17〜19へ分配供給されることで遊技機10の各
種制御が行われるようになっている。また、同図におい
て、前記賞球払出し基板18には、前記球払出し装置1
6が接続されていると共に、前記カードユニット14と
の間の球貸しに関する信号を中継するインターフェース
ボード23が接続されている。従って、遊技機10前面
に設置された図示しない球貸し操作部が操作されると、
カードユニット14に挿入されたカードの有効金額内に
おける一定額単位に対して所定個数(例えば100円に
対して25個)の貸し球が前記球払出し装置16より払
い出されるようになっている。また、前記遊技盤13に
は、図2に示される図柄表示手段としての図柄表示装置
24の制御を行う図柄制御基板25が配置されており、
同基板25は、前記主制御基板17からの各種信号に基
づいて前記図柄表示装置24の制御を行うようになって
いる。
【0017】ここで、本実施形態における前記遊技盤1
3の構成を図2に基づいて説明すると、前記遊技盤13
の略中央には前記図柄表示装置24が配置されており、
同表示装置24は、同一軸線上に3列配設されたドラム
型の回転部材(以下、「ドラム」という。)24a〜2
4cで構成されている。また、前記ドラム24a〜24
cには、その外周面に沿って図柄(0〜9までの数字)
が等間隔で順番に表示されている。なお、0〜9までの
図柄の中で特定の図柄(例えば、3,5,7)は、次回
の大当りまで大当り確率が高確率となる特定図柄となっ
ている。また、その他の数字は大当り終了後に大当りの
確率が変動せず、通常の遊技時(大当り遊技時又は高確
率遊技時ではない時)と同じ低確率となる非特定図柄と
なっている。そして、各ドラム24a〜24cには、図
示しないステッピングモータが設置されており、前記各
ドラム24a〜24cは、各ステッピングモータの駆動
により始動(回転)及び停止するようになっている。
【0018】また、前記図柄表示装置24の下方には、
図3に示すソレノイドSOL1によって開放動作を行う
始動入賞口26が配置されており、同始動入賞口26の
奥方には、入賞した遊技球を検出する始動口スイッチS
W1が配置されている。
【0019】さらに、前記始動入賞口26の下方には、
図3に示すソレノイドSOL2によって開閉動作が行わ
れるアタッカー形状の大入賞口27が配置されている。
そして、前記大入賞口27は、前記図柄表示装置24の
全てのドラム24a〜24cの図柄が、例えば、図2に
示すように「6」で一致している場合に開閉動作が行わ
れるようになっている。また、前記大入賞口27には、
図3に示されるように特定入賞(所謂、V入賞)スイッ
チSW2及び入賞球検出用(カウント用)スイッチSW
3が配置されている。
【0020】さらに、前記図柄表示装置24の上方に
は、前記始動入賞口26に入賞した遊技球の内、始動保
留球数として記憶した始動保留球数の記憶値(以下、
「記憶値」と略す。)を表示するための始動保留球数表
示器28が配置されている。また、前記始動保留球数表
示器28は4個のLED28a〜28dで構成されてい
る。そして、前記始動保留球数表示器28は、図柄の始
動(回転)中に前記始動入賞口26に1個の遊技球が入
賞すると1個のLED28a〜28dが点灯し、その
後、前記図柄表示装置24が再度図柄変動のために始動
すると1個のLED28a〜28dが消灯するようにな
っている。なお、本実施形態においては、前記記憶値の
上限値を4としており、4個のLED28a〜28dが
点灯すると前記記憶値が上限値に達していることにな
る。
【0021】次に、図4に基づいて前記主制御基板17
と図柄制御基板25の具体的構成について詳細に説明す
ると、同図において、前記主制御基板17には、始動保
留球数計数手段及び制御手段としてのメインCPU29
が備えられている。そして、前記メインCPU29に
は、遊技機10の遊技に必要な全ての制御情報を格納し
た図柄変動パターン記憶手段としてのROM30が接続
されている。ここで、前記図柄表示装置24の制御情報
としてROM30には、大当り判定乱数(0〜63
0)、大当り図柄乱数(0〜9)、左はずれ図柄乱数
(0〜9)、右はずれ図柄乱数(0〜9)及び中はずれ
図柄乱数(0〜9)が格納されている。また、ROM3
0には、リーチ判定乱数(0〜58)、変動パターン振
分乱数(0〜29)やこれらの各乱数の判定時期並びに
抽出方法などを示した図柄表示装置24の制御プログラ
ムが格納されている。さらに、ROM30には、各ドラ
ム24a〜24cに対する複数の変動パターン(順次停
止変動パターン,同時停止変動パターン)を、例えば、
特定図柄の大当たり時に発生する変動パターンというよ
うに区分した変動パターン振分テーブル1〜5が格納さ
れている。また、ROM30には、大当り判定データと
して大当り判定乱数(0〜630)の中で大当りとなる
値(例えば、「7」と「373」)を、リーチ判定デー
タとしてリーチ判定乱数の中でリーチとなる値(例え
ば、「3」,「7」,「13」など)がそれぞれ格納さ
れている。
【0022】また、前記メインCPU29には、前記始
動入賞口26へ入賞した遊技球の内、始動保留球数とし
て記憶した前記記憶値、並びに、メインCPU29が抽
出した各乱数の値などを記憶するRAM31が接続され
ている。そして、前記メインCPU29は、図柄表示装
置24に対する制御情報に基づいて出力ポート32、各
出力バッファ33,34を介して前記図柄制御基板25
に各種信号を送信するようになっている。なお、前記出
力バッファ33からは、各ドラム24a〜24cを始動
させる変動開始コマンドと変動パターンコマンド、並び
に、各ドラム24a〜24cの各図柄(0〜9)を示す
左図柄コマンド、右図柄コマンド及び中図柄コマンド、
各ドラム24a〜24cを停止させて図柄を特定する全
図柄停止コマンドが送信されるようになっている。そし
て、これらの各コマンドは、8ビットの信号MD0〜M
D7として図柄制御基板25に送信されるようになって
いる。また、前記出力バッファ34からは、前記各コマ
ンドが図柄制御基板25に送信されたことを示すMIN
T信号が送信されるようになっている。
【0023】そして、前記メインCPU29は前記変動
開始コマンドと変動パターンコマンドを送信した後、各
図柄コマンド及び全図柄停止コマンドを表1に示される
タイミングで前記図柄制御基板25に送信するようにな
っている。なお、表1に示したコマンド送信タイミング
テーブルは、前記ROM30に格納されている。
【0024】
【表1】 一方、図柄制御基板25には、前記図柄表示装置24を
構成する各ドラム24a〜24cの制御を行うサブCP
U35が備えられている。そして、前記サブCPU35
には、前記主制御基板17から送信された各コマンドを
示す信号MD0〜MD7並びにMINT信号を入力する
入力バッファ36,37が接続されている。また、前記
入力バッファ36には入力ポート38が接続されてお
り、前記サブCPU35は、前記入力ポート38を介し
て前記各信号を受信するようになっている。ここで、前
記図柄制御基板25において前記メインCPU29から
送信される各信号を前記サブCPU35が受信する態様
を説明すると、まず、MINT信号が入力バッファ37
を介してサブCPU35に送信される。すると、前記サ
ブCPU35は、メインCPU29から入力バッファ3
6に各コマンドを示す信号が送信されたことを把握し、
前記入力ポート38を介して前記各信号を受信するよう
になっている。
【0025】また、前記サブCPU35にはROM39
及びRAM40が接続されており、同ROM39には、
前記メインCPU29が送信した変動パターンコマンド
に対応した各ドラム24a〜24cに対する制御情報が
格納されている。また、前記サブCPU35が搭載され
た前記図柄制御基板25は、各ドラム24a〜24cを
制御する上で必要な時間を計時している。
【0026】次に、このように構成された遊技機10に
おいて、前記主制御基板17と図柄制御基板25が前記
図柄表示装置24の制御を行う制御態様について図5〜
図9に基づいて詳細に説明する。また、図5は、通常の
遊技時における低確率状態で遊技中の遊技機10の制御
態様を示したフローチャートである。
【0027】まず、遊技盤13内に発射された遊技球が
始動入賞口26に入賞すると、前記始動口スイッチSW
1はその信号を主制御基板17に送信し、前記メインC
PU29は大当り判定乱数の値を抽出する(ステップS
1)。また、メインCPU29は、前記ステップS1に
おいて大当り図柄乱数の値、即ち、大当り時に各ドラム
24a〜24cが表示する図柄(0〜9)の数字を大当
り判定乱数の値と共に抽出している。さらに、メインC
PU29は、RAM31に記憶されている図柄表示装置
24の前記記憶値が上限値、即ち、4であるか否かにつ
いても判定している。そして、前記メインCPU29は
上限値に達していない場合、即ち、RAM31に記憶さ
れている前記記憶値が0〜3の場合、前記記憶値を+1
するように書き換えると共に抽出された各乱数の値をR
AM31に格納するようになっている。また、メインC
PU29は、1個のLED28a〜28dを点灯させる
ことで前記記憶値を遊技者に報知するようになってい
る。なお、メインCPU29は、前記記憶値が4である
場合、遊技球が新たに入賞しても始動保留球数として記
憶せずに無効としている。従って、前記メインCPU2
9は、大当り判定乱数の値や大当り図柄乱数の値も抽出
しないようになっている。
【0028】次に、メインCPU29は、図柄表示装置
24の各ドラム24a〜24cの変動前(例えば、2m
s前)に、前記ステップS1で抽出された大当り判定乱
数の値が大当りか否か、即ち、大当り判定データと一致
するか否かを判定する(ステップS2)。そして、その
判定結果が肯定、即ち、大当りの場合には、前記ステッ
プS1で抽出された大当り図柄乱数の値を各ドラム24
a〜24cが停止した時の図柄として決定する(ステッ
プS3)。従って、前記図柄表示装置24には、大当り
図柄乱数で抽出された値に対応する図柄が3つ揃うこと
になる。
【0029】次に、メインCPU29は、前記ステップ
S3で決定された図柄が特定図柄(「3」,「5」,
「7」)であるか否かを判定する(ステップS4)。そ
して、その判定結果が肯定、即ち、特定図柄である場
合、メインCPU29はROM30に記憶されている変
動パターン振分テーブル1〜5の中から特定図柄の大当
り時に対応する変動パターン振分テーブル1を選択する
(ステップS5)。その後、メインCPU29は、変動
パターン振分乱数から一つの値を抽出し、抽出された値
に基づいて前記変動パターン振分テーブル1から変動パ
ターンを決定する(ステップS6)。なお、変動パター
ン振分テーブル1は表2に示されるように構成されてお
り、抽出された変動パターン振分乱数の値が、例えば、
「10」であれば「変動パターン7」が選択されること
になる。
【0030】
【表2】 そして、前記メインCPU29は、図柄制御基板25に
対してMINT信号を送信した後、変動開始コマンドと
変動パターンコマンドを送信する。すると、サブCPU
35は変動開始コマンドにより各ドラム24a〜24c
を始動させた後、前記変動パターンコマンド(変動パタ
ーン7に相当する。)に対応する制御情報に基づいて図
柄表示装置24を制御する。また、メインCPU29
は、変動開始コマンドと変動パターンコマンドを送信し
た後、表1に示す2ms間隔で前記ステップS3で決定
した各ドラム24a〜24cに対応する左図柄コマン
ド、右図柄コマンド及び中図柄コマンドを図柄制御基板
25に送信する。そして、前記サブCPU35は、メイ
ンCPU29が送信した各図柄コマンドで指示された図
柄で前記各ドラム24a〜24cによる図柄の変動が停
止するように制御を行う。その後、メインCPU29は
前記変動開始コマンドを送信してからT時間、即ち、表
1に示す変動パターン7の全図柄停止時間T(3980
0ms)が経過すると、前記図柄制御基板25に対して
全図柄停止コマンドを送信する。そして、前記サブCP
U35は全図柄停止コマンドを受信すると、全てのドラ
ム24a〜24cを停止させて図柄を特定し大当り状態
とする。その後、メインCPU29はソレノイドSOL
2を通電して大入賞口27を開放させることで多数の遊
技球を獲得できるチャンスを遊技者に付与する。
【0031】また、前記ステップS4の判定結果が否
定、即ち、特定図柄でない大当りの場合には、前記メイ
ンCPU29は、非特定図柄の大当り時に対応する変動
パターン振分テーブル2を選択する(ステップS7)。
そして、メインCPU29は、変動パターン振分乱数か
ら一つの値を抽出し、抽出された値に基づいて前記変動
パターン振分テーブル2から変動パターンを決定する
(ステップS8)。その後、メインCPU29とサブC
PU35は、前述した特定図柄の大当たり時と同様に図
柄表示装置24を制御する。なお、変動パターン振分テ
ーブル2は、表3に示されるように構成されており、抽
出された変動パターン振分乱数の値が、例えば、「1
0」であれば「変動パターン5」が選択されることにな
る。
【0032】
【表3】 また、前記ステップS2の判定結果が否定、即ち、大当
りでない場合、前記メインCPU29は、リーチ判定乱
数の値を抽出する(ステップS9)。このとき、メイン
CPU29は、リーチ判定乱数の値と共に、各ドラム2
4a〜24cの図柄に対応する左はずれ図柄乱数、右は
ずれ図柄乱数及び中はずれ図柄乱数の各値を抽出する。
【0033】そして、メインCPU29は、前記ステッ
プS9で抽出したリーチ判定乱数の値からリーチである
か否か、即ち、リーチ判定データと一致するか否かを判
定する(ステップS10)。なお、前記ステップS10
では、大当りとならない、所謂、はずれリーチを図柄表
示装置24上で演出するか否かの判定が行われている。
そして、その判定結果が肯定、即ち、リーチの場合に
は、前記ステップS9で抽出された各はずれ図柄乱数の
値を考慮しながら各ドラム24a〜24cの停止図柄を
決定する(ステップS11)。このとき、メインCPU
29は、前記各ドラム24a〜24cの内、遊技者側か
ら見て左側のドラム24aと右側のドラム24cの図柄
を一致させるように図柄を決定する。また、中側のドラ
ム24bの図柄は、左側(右側)のドラム24a(24
c)の図柄と一致しないように中はずれ図柄乱数の値を
考慮して決定する。
【0034】そして、前記メインCPU29は、変動パ
ターン振分テーブル1〜5の中からリーチ時に対応する
変動パターン振分テーブル3を選択する(ステップS1
2)。その後、メインCPU29は、変動パターン振分
乱数から一つの値を抽出し、抽出された値に基づいて前
記変動パターン振分テーブル3から変動パターンを決定
する(ステップS13)。なお、変動パターン振分テー
ブル3は表4に示されるように構成されており、抽出さ
れた変動パターン振分乱数の値が、例えば、「10」で
あれば「変動パターン4」が選択されることになる。
【0035】
【表4】 そして、前記メインCPU29は、前記図柄制御基板2
5に対して各コマンドを送信する。また、前記サブCP
U35は、変動パターンコマンド(変動パターン4に相
当する。)に対応する制御情報に基づいて図柄表示装置
24において左右のドラム24a,24cの図柄を一致
させて所定のリーチ演出を行う。その後、メインCPU
29は前記変動開始コマンドを送信してからT時間、即
ち、変動パターン4に対応する全図柄停止時間T(29
040ms)が経過すると、前記図柄制御基板25に対
して全図柄停止コマンドを送信する。そして、前記サブ
CPU35は全図柄停止コマンドを受信すると、中側の
ドラム24bによる図柄の変動を停止させることで各ド
ラム24a〜24cの図柄を確定する。すると、前記図
柄表示装置24には、左側のドラム24aと右側のドラ
ム24cの図柄が一致し、中側のドラム24bの図柄が
異なるはずれ状態が確定する。その後、前記メインCP
U29は、各列の図柄を変動すべく前記図柄表示装置2
4を再始動させる。
【0036】また、前記ステップS10の判定結果が否
定、即ち、リーチではない場合、前記メインCPU29
は、前記ステップS9で抽出された各はずれ図柄乱数の
値から各ドラム24a〜24cの停止図柄を決定する
(ステップS14)。このとき、メインCPU29は、
左側のドラム24aと右側のドラム24cの図柄が一致
するようであれば、どちらかのドラム24a,24cの
図柄を変更しリーチ状態とならないように図柄を決定す
る。
【0037】次に、前記メインCPU29は、RAM3
1に記憶されている図柄表示装置24の前記記憶値が上
限値である4よりも少ない、即ち、4以外であるか否か
を判定する(ステップS15)。そして、その判定結果
が肯定、即ち、記憶されている前記記憶値が4以外であ
る場合、メインCPU29は、変動パターン振分テーブ
ル1〜5の中から前記記憶値が4以外の時に対応する変
動パターン振分テーブル4を選択する(ステップS1
6)。その後、メインCPU29は、変動パターン振分
乱数から一つの値を抽出し、抽出された値に基づいて前
記変動パターン振分テーブル4から変動パターンを決定
する(ステップS17)。なお、変動パターン振分テー
ブル4は表5に示されるように構成されており、本実施
形態においては、抽出された変動パターン振分乱数の値
に拘わらず順次停止変動パターンとしての「変動パター
ン1」が選択されるようになっている。
【0038】
【表5】 そして、前記メインCPU29は、前記図柄制御基板2
5に対して各コマンドを送信し、前記サブCPU35
は、変動パターンコマンド(変動パターン1に相当す
る。)に対応する制御情報に基づいて図柄表示装置24
を制御する。また、メインCPU29は、変動開始コマ
ンドと変動パターンコマンドを送信した後、表1に示す
ように2ms間隔で前記ステップS14で決定した各ド
ラム24a〜24cに対応する左図柄コマンド、右図柄
コマンド及び中図柄コマンドを図柄制御基板25に送信
する。
【0039】ここで、変動パターン1に基づいた図柄表
示装置24の制御態様を各ドラム24a〜24cの始動
から停止までの様子を示した模式図(図6)とタイムチ
ャート(図7)に基づいて説明する。なお、図6は前記
記憶値が3の場合に前記図柄表示装置24が図柄変動の
ために始動する様子を示している。
【0040】まず、サブCPU35は、メインCPU2
9から送信された変動開始コマンドにより各ドラム24
a〜24cの図柄を変動すべく始動させる(図6(a)
参照。)。このとき、メインCPU29はLED28c
を消灯させると共に、RAM31に記憶されている前記
記憶値を−1、即ち、2に書き換える。そして、サブC
PU35は、ROM39に記憶された変動パターン1に
対応する制御情報に基づいて左図柄停止時間T1に達す
ると、前記左図柄コマンドで指示された図柄で左側のド
ラム24aによる図柄の変動を停止させる(図6(b)
参照。)。なお、図6(b)の状態で前記左側のドラム
24aによる図柄の変動が停止した場合、メインCPU
29からは図柄「7」に対応する左図柄コマンドが送信
されたことになる。
【0041】また、サブCPU35は、右図柄停止時間
T2(>T1)に達すると、前記右図柄コマンドで指示
された図柄で右側のドラム24cによる図柄の変動を停
止させる(図6(c)参照。)。なお、図6(c)の状
態で前記右側のドラム24cによる図柄の変動が停止し
た場合、図柄「8」に対応する右図柄コマンドが送信さ
れたことになる。なお、前記メインCPU29は図柄変
動装置24の図柄変動中に遊技球が始動入賞口26に入
賞すると、LED28cを点灯させると共に、前記記憶
値を+1、即ち、3に書き換える。
【0042】その後、メインCPU29は、前記変動開
始コマンドを送信してからT時間、即ち、表1に示す変
動パターン1に対応する全図柄停止時間T(9360m
s,>T2)が経過すると、前記図柄制御基板25に対
して全図柄停止コマンドを送信する。そして、前記サブ
CPU35は全図柄停止コマンドを受信すると、前記中
図柄コマンドで指示された図柄で最終図柄となる中側の
ドラム24bによる図柄の変動を停止させる(図6
(d)参照)。なお、図6(d)の状態で前記中側のド
ラム24bによる図柄の変動が停止した場合、図柄
「3」に対応する中図柄コマンドが送信されたことにな
る。すると、前記図柄表示装置24では、左右のドラム
24a,24cの図柄が一致していないリーチ状態とな
らない図柄によるはずれ状態が確定する。
【0043】従って、順次停止変動パターンにおいて
は、各ドラム24a〜24cがそれぞれ異なる3つの停
止タイミング(左図柄停止時間T1,右図柄停止時間T
2,全図柄停止時間T)で順次図柄の変動を停止するよ
うになっている。また、順次停止変動パターンでは、全
図柄停止時間Tが経過し各ドラム24a〜24cの図柄
が確定するまでの間、左右のドラム24a,24cの図
柄は確定しておらず一旦停止している状態となってい
る。その後、前記メインCPU29は、前記始動保留球
数表示器28を構成するLED28a〜28dの内、1
個のLED28a〜28dを消灯させ、変動すべく前記
図柄変動装置24を再始動させる。なお、LED28a
〜28dの内、いずれも点灯していない場合には前記記
憶値が0であるため、メインCPU29は図柄表示装置
24を再始動させない。
【0044】また、前記ステップS15の判定結果が否
定、即ち、前記記憶値が4である場合、メインCPU2
9は、変動パターン振分テーブル1〜5の中から前記記
憶値が4の時に対応する変動パターン振分テーブル5を
選択する(ステップS18)。その後、メインCPU2
9は、変動パターン振分乱数から一つの値を抽出し、抽
出された値に基づいて前記変動パターン振分テーブル5
から変動パターンを決定する(ステップS19)。な
お、変動パターン振分テーブル5は表6に示されるよう
に構成されており、本実施形態では、抽出された変動パ
ターン振分乱数の値に拘わらず同時停止変動パターンと
しての「変動パターン2」が選択されるようになってい
る。
【0045】
【表6】 そして、前記メインCPU29は、前記図柄制御基板2
5に対して各コマンドを送信し、前記サブCPU35
は、変動パターンコマンド(変動パターン2に相当す
る。)に対応する制御情報に基づいて図柄制御装置24
を制御する。また、メインCPU29は、変動開始コマ
ンドと変動パターンコマンドを送信した後、2ms間隔
で前記各図柄コマンドを送信する。
【0046】ここで、変動パターン2に基づいた図柄表
示装置24の制御態様を各ドラム24a〜24cの始動
から停止までの様子を示した模式図(図8)とタイムチ
ャート(図9)に基づいて説明する。
【0047】まず、サブCPU35は、メインCPU2
9から送信された変動開始コマンドにより各ドラム24
a〜24cの図柄を変動すべく始動させる(図8(a)
参照。)。このとき、メインCPU29はLED28d
を消灯させると共に、RAM31の前記記憶値を−1、
即ち、3に書き換える。また、メインCPU29は前記
図柄変動装置24の図柄変動中に遊技球が始動入賞口2
6に入賞するとLED28dを点灯させると共に、前記
記憶値を+1、即ち、4に書き換える。なお、全てのL
ED28a〜28dが点灯している状態では、前記メイ
ンCPU29は、始動入賞口26に新たに遊技球が入賞
しても始動保留球数としては記憶しないようになってい
る。
【0048】そして、メインCPU29は、前記変動開
始コマンドを送信してからT時間、即ち、表1に示す変
動パターン2に対応する全図柄停止時間T(5520m
s)が経過すると、前記図柄制御基板25に対して全図
柄停止コマンドを送信する。そして、前記サブCPU3
5は全図柄停止コマンドを受信すると、各図柄コマンド
で指示された図柄でドラム24a〜24cによる各図柄
の変動を同時に停止させる(図8(b)参照。)。即
ち、変動パターン2では、前述した左図柄停止時間T1
及び右図柄停止時間T2が全図柄停止時間Tと同一(T
=T1=T2)となっている。従って、同時停止変動パ
ターンである変動パターン2では、全てのドラム24a
〜24cが同じタイミングで各図柄の変動を停止するよ
うになっている。
【0049】従って、前記図柄表示装置24では、左右
のドラム24a,24cの図柄が一致せずリーチ状態と
ならない図柄によるはずれ状態が確定する。なお、図8
(b)の状態で各ドラム24a〜24cによる各図柄の
変動が停止した場合、メインCPU29はそれぞれ図柄
「7」,「3」,「8」に対応する左,中,右図柄コマ
ンドを送信したことになる。また、変動パターン2にお
ける全図柄停止時間Tは、変動パターン1における左図
柄停止時間T1よりも早く設定されている。即ち、変動
パターン2で各ドラム24a〜24cによる各図柄の変
動を同時に停止させるタイミングは、変動パターン1で
最初にドラム24aが図柄の変動を停止させるタイミン
グよりも早くなっている。その後、前記メインCPU2
9は、LED28dを消灯させ、図柄を変動すべく前記
図柄表示装置24を再始動させる。
【0050】従って、本実施形態によれば、以下に示す
効果を得ることができる。 (1)図柄表示装置24の前記記憶値が上限値である4
の場合に、各ドラム24a〜24cによる各図柄の変動
を同時に停止させて各列における図柄を確定している。
そのため、図柄表示装置24を早く停止させることがで
き図柄変動時間を短縮することができ、遊技効率を向上
させることができる。また、図柄表示装置24を早く停
止させることで前記記憶値が4の状態を早く解消できる
ため、図柄表示装置24の再始動までの時間が短縮され
図柄表示装置24の始動数を増加させることができる。
【0051】(2)メインCPU29は、大当りの可能
性がない場合、即ち、はずれの場合に各ドラム24a〜
24cによる各図柄の変動を同時に停止させて各列にお
ける図柄を確定している。そのため、はずれの場合に図
柄表示装置24が停止するまでの時間を短縮することが
でき、遊技効率を向上させることができる。
【0052】(3)同時停止変動パターン(変動パター
ン2)においてドラム24a〜24cによる各図柄の変
動を同時に停止させるタイミングを、順次停止変動パタ
ーン(変動パターン1)においてドラム24aが最初に
図柄の変動を停止させるタイミングよりも早くしてい
る。そのため、同時停止変動パターンが選択された場合
に図柄変動時間の短縮に貢献でき、遊技者も図柄変動時
間の短縮を感じることができる。
【0053】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態においては、前記記憶値の上限値は4で
あるが、特に限定されない。即ち、前記記憶値の上限値
は2又は3あるいは5以上の任意の数字であっても良
い。
【0054】・前記実施形態においては、前記記憶値の
上限値、即ち、4である場合に同時停止変動パターンが
選択されているが、前記記憶値の上限値の場合に限定さ
れない。即ち、前記記憶値が2や3などの場合に同時変
動停止パターンが選択されても良い。
【0055】・前記実施形態においては、前記記憶値が
4である場合に同時停止変動パターンが選択されている
が、例えば、乱数などを使ってランダムに同時停止変動
パターンが選択される前記記憶値が選択されても良い。
【0056】・前記実施形態においては、図6のステッ
プS2に示した大当りの判定結果とステップS15に示
した前記記憶値の判定結果に基づいて同時停止変動パタ
ーンが選択されているが、大当りの判定結果に基づいて
同時停止変動パターンが選択される必要はない。即ち、
大当りの時に同じ図柄が同時に停止する同時停止変動パ
ターンが選択されても良い。この場合、例えば、左側の
ドラム24aと右側のドラム24cが一致したリーチ状
態における演出はなくなるが、大当りの場合の変動パタ
ーンとして同時停止変動パターンを採用することで図柄
変動時間の短縮に貢献することができる。
【0057】・前記実施形態においては、順次停止変動
パターン(変動パターン1)の場合に左側のドラム24
a→右側のドラム24c→中側のドラム24bの順番で
図柄の変動を停止しているが、各ドラム24a〜24c
が停止する順番は特に限定されない。即ち、図柄の変動
を停止する順番は、例えば、左側のドラム24a→中側
のドラム24b→右側のドラム24cであっても良い。
また、順次停止変動パターンとして左右のドラム24
a,24cによる図柄の変動を同時に停止させて、最後
に中側のドラム24bによる図柄の変動を停止させても
良い。
【0058】・前記実施形態においては、同時停止変動
パターンにおいてドラム24a〜24cによる各図柄の
変動を同時に停止させるタイミングを、順次停止変動パ
ターンにおいてドラム24aが最初に図柄の変動を停止
させるタイミングよりも早くしている。しかしながら、
各ドラム24a〜24cによる各図柄の変動を同時に停
止させるタイミングは、順次停止変動パターンにおいて
最後に図柄の変動を停止させるドラム24bよりも早く
設定されていれば良い。従って、2番目に図柄の変動を
停止するドラム24cよりも早く停止するようにしても
良い。
【0059】・前記実施形態においては、ドラム型の回
転部材24a〜24cで構成された図柄表示装置24が
使用されているが、図柄表示装置24の形態は特に限定
されない。この場合、例えば、液晶、ドットマトリクス
LED、7セグメントLED、ブラウン管並びにベルト
式を採用した図柄表示装置であっても良い。即ち、同時
停止変動パターンは、図柄表示装置の形態に拘わらず採
用することができる。
【0060】・前記実施形態においては、変動パターン
振分テーブル4を変動パターン1のみで構成している
が、他の変動パターン振分テーブル1〜3のように数種
類の変動パターンで構成されていても良い。即ち、大当
りでもリーチでもなく、かつ、前記記憶値が4以外の時
に選択される変動パターンは一種類に限定される必要は
ない。
【0061】・前記実施形態においては、高確率と低確
率が設定された確率変動型の遊技機10を採用している
が、大当り後に所定の回転数だけ時間短縮モードとして
動作する遊技機において同時停止変動パターンを採用し
ても良い。この場合は、時間短縮モードで遊技をしてい
ない場合に同時停止変動パターンが選択されるように設
定する。
【0062】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、全図柄
を同時に停止させるタイミングを早くすることで図柄変
動時間の短縮を図ると共に、遊技効率を向上させること
ができる。
【0063】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、同時停止変動パターンが
選択された場合に図柄変動時間の短縮に貢献でき、遊技
者も図柄変動時間が短縮されたことを感じることができ
る。
【0064】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、始動保留球
数の記憶値に基づいて各変動パターンを選択すること
で、遊技者にとっての遊技効率を向上させることができ
る。
【0065】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、始動保留球数の記憶値が
上限値である状態を早く解消することで、図柄表示手段
の始動数を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の
概略を示す背面図。
【図2】 同じく、遊技盤の概略を示す正面図。
【図3】 同じく、各基板の接続図。
【図4】 同じく、主制御基板と図柄制御基板の接続
図。
【図5】 同じく、図柄表示装置の処理動作を示すフロ
ーチャート。
【図6】 同じく、図柄表示装置が始動してから停止す
るまでの動作を示した模式図。
【図7】 同じく、図6に係る図柄表示装置のタイムチ
ャート。
【図8】 同じく、図柄表示装置が始動してから停止す
るまでの動作を示した模式図。
【図9】 同じく、図8に係る図柄表示装置のタイムチ
ャート。
【符号の説明】
24…図柄表示手段としての図柄表示装置、26…始動
入賞口、29…始動保留球数計数手段,制御手段として
のメインCPU、30…図柄変動パターン記憶手段とし
てのROM。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動入賞口への遊技球の入賞により複数
    列の図柄を変動させるべく始動及び停止させる図柄表示
    手段と、前記各列の図柄の変動を前記図柄表示手段上で
    順次停止させる順次停止変動パターンと前記各列の図柄
    の変動を同時に停止させる同時停止変動パターンを記憶
    する図柄変動パターン記憶手段と、前記図柄変動パター
    ン記憶手段に記憶された順次停止変動パターンあるいは
    同時停止変動パターンのうちいずれか一方を選択して前
    記図柄表示手段を制御する制御手段とを備え、 前記同時停止変動パターンにおける全図柄の変動を停止
    するタイミングは、前記順次停止変動パターンにおける
    最終図柄の変動を停止するタイミングよりも早くなって
    いるパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記同時停止変動パターンにおける全図
    柄の変動を停止するタイミングは、前記順次停止変動パ
    ターンにおける最初に図柄の変動が停止するタイミング
    よりも早くなっている請求項1に記載のパチンコ遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記始動入賞口へ入賞した遊技球の始動
    保留球数の記憶値を計数する始動保留球数計数手段をさ
    らに備え、前記制御手段は、前記始動保留球数計数手段
    が計数している前記始動保留球数の記憶値に基づいて前
    記各変動パターンのうちいずれか一方を選択する請求項
    1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記始動保留球数計数手段で計数される
    始動保留球数の記憶値には上限値が定められており、前
    記制御手段は、前記記憶値が上限値に達している場合に
    前記同時停止変動パターンを選択する請求項3に記載の
    パチンコ遊技機。
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