JP2001259112A - 将棋セット - Google Patents
将棋セットInfo
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- JP2001259112A JP2001259112A JP2000077969A JP2000077969A JP2001259112A JP 2001259112 A JP2001259112 A JP 2001259112A JP 2000077969 A JP2000077969 A JP 2000077969A JP 2000077969 A JP2000077969 A JP 2000077969A JP 2001259112 A JP2001259112 A JP 2001259112A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 棋譜を間違いなく正確に記録すると共に、棋
譜を記録する人がいなくても自動的に棋譜を記録するこ
とができる将棋セットを提供する。 【解決手段】 棋譜データを自動的に記憶することがで
きる将棋セットであって、将棋駒の種類を識別するため
の駒識別情報が記憶された非接触型ＩＤタグを内蔵する
将棋駒と、前記将棋駒が将棋盤の桝目内に置かれた際に
前記非接触型ＩＤタグに記憶された駒識別情報と将棋駒
の向き情報を読取ることができる読取手段を有する将棋
盤と、手持ちの将棋駒を置いておく駒台と、前記読取手
段で読取られた情報を将棋駒が将棋盤の桝目毎に置かれ
た順番に記憶する記憶手段とを有するデータ処理装置
と、を備えたことを特徴とする。
譜を記録する人がいなくても自動的に棋譜を記録するこ
とができる将棋セットを提供する。 【解決手段】 棋譜データを自動的に記憶することがで
きる将棋セットであって、将棋駒の種類を識別するため
の駒識別情報が記憶された非接触型ＩＤタグを内蔵する
将棋駒と、前記将棋駒が将棋盤の桝目内に置かれた際に
前記非接触型ＩＤタグに記憶された駒識別情報と将棋駒
の向き情報を読取ることができる読取手段を有する将棋
盤と、手持ちの将棋駒を置いておく駒台と、前記読取手
段で読取られた情報を将棋駒が将棋盤の桝目毎に置かれ
た順番に記憶する記憶手段とを有するデータ処理装置
と、を備えたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、将棋駒を将棋盤上
に置くだけで将棋の棋譜データを自動的に記憶させるこ
とができる将棋セットに関する。
に置くだけで将棋の棋譜データを自動的に記憶させるこ
とができる将棋セットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プロの棋士による将棋の対戦にお
いて棋譜を記録する場合には、棋譜を記録する担当者が
将棋の対戦終了まで棋士と同席して、１手毎に将棋駒の
種類や将棋駒が置かれた将棋盤の桝目の位置等を記録帳
等に筆記具を用いて記入し記録している。従って、特に
指し手のテンポが早い場合には、記録者が将棋駒の種類
を間違えたり、また将棋駒が置かれた将棋盤の桝目の位
置を見誤ったりすることも考えられ記録の正確性に不安
がある。また、アマチュアの将棋において、将棋終了後
に自分たちの将棋の指し方を再度検討したり、プロの棋
士の棋譜と比較して研究しようとしても、いちいち棋譜
を記録するのが面倒であったり、また棋譜を記録する人
が誰もいないことも多く簡単に棋譜を記録できないのが
現状である。
いて棋譜を記録する場合には、棋譜を記録する担当者が
将棋の対戦終了まで棋士と同席して、１手毎に将棋駒の
種類や将棋駒が置かれた将棋盤の桝目の位置等を記録帳
等に筆記具を用いて記入し記録している。従って、特に
指し手のテンポが早い場合には、記録者が将棋駒の種類
を間違えたり、また将棋駒が置かれた将棋盤の桝目の位
置を見誤ったりすることも考えられ記録の正確性に不安
がある。また、アマチュアの将棋において、将棋終了後
に自分たちの将棋の指し方を再度検討したり、プロの棋
士の棋譜と比較して研究しようとしても、いちいち棋譜
を記録するのが面倒であったり、また棋譜を記録する人
が誰もいないことも多く簡単に棋譜を記録できないのが
現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、棋譜を間違
いなく正確に記録すると共に、棋譜を記録する人がいな
くても自動的に棋譜を記録することができる将棋セット
を提供する。
いなく正確に記録すると共に、棋譜を記録する人がいな
くても自動的に棋譜を記録することができる将棋セット
を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の将棋セットは、
棋譜データを自動的に記憶することができる将棋セット
であって、将棋駒の種類を識別するための駒識別情報が
記憶された非接触型ＩＤタグを内蔵する将棋駒と、前記
将棋駒が将棋盤の桝目内に置かれた際に前記非接触型Ｉ
Ｄタグに記憶された駒識別情報と将棋駒の向き情報を読
取ることができる読取手段を有する将棋盤と、手持ちの
将棋駒を置いておく駒台と、前記読取手段で読取られた
情報を将棋駒が将棋盤の桝目毎に置かれた順番に記憶す
る記憶手段とを有するデータ処理装置と、を備えたこと
を特徴とする。
棋譜データを自動的に記憶することができる将棋セット
であって、将棋駒の種類を識別するための駒識別情報が
記憶された非接触型ＩＤタグを内蔵する将棋駒と、前記
将棋駒が将棋盤の桝目内に置かれた際に前記非接触型Ｉ
Ｄタグに記憶された駒識別情報と将棋駒の向き情報を読
取ることができる読取手段を有する将棋盤と、手持ちの
将棋駒を置いておく駒台と、前記読取手段で読取られた
情報を将棋駒が将棋盤の桝目毎に置かれた順番に記憶す
る記憶手段とを有するデータ処理装置と、を備えたこと
を特徴とする。
【０００５】そして、前記駒台が、駒台上に置かれた将
棋駒の駒識別情報を非接触で読取ることができる読取手
段を有していることを特徴とする。更に、前記読取手段
が、将棋盤上の将棋駒の位置及び向きを識別できるアン
テナを有することを特徴とする。
棋駒の駒識別情報を非接触で読取ることができる読取手
段を有していることを特徴とする。更に、前記読取手段
が、将棋盤上の将棋駒の位置及び向きを識別できるアン
テナを有することを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の将棋セッ
トの一実施例を示す斜視図、図２は、本発明に係る将棋
盤の桝目に設けられたアンテナと将棋駒の関係を説明す
るための図、図３は、本発明に係る非接触型ＩＤタグを
内蔵する将棋駒の平面図、図４は、図３のＡ−Ａ線断面
図、図５は、本発明に係る将棋駒に内蔵された非接触型
ＩＤタグの構成を示すブロック図、図６は、本発明に係
る将棋駒を将棋盤の桝目に置いた状態における将棋セッ
トの構成を示すブロック図である。
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の将棋セッ
トの一実施例を示す斜視図、図２は、本発明に係る将棋
盤の桝目に設けられたアンテナと将棋駒の関係を説明す
るための図、図３は、本発明に係る非接触型ＩＤタグを
内蔵する将棋駒の平面図、図４は、図３のＡ−Ａ線断面
図、図５は、本発明に係る将棋駒に内蔵された非接触型
ＩＤタグの構成を示すブロック図、図６は、本発明に係
る将棋駒を将棋盤の桝目に置いた状態における将棋セッ
トの構成を示すブロック図である。
【０００７】図１に示すように本発明の将棋セット１
は、一般的に使用されている将棋と同様の種類を備えた
将棋駒２と、将棋盤３と、手持ちの将棋駒を置いておく
ための駒台４と、データ処理装置５とから構成されてい
る。尚、駒台４は指し手毎に１台づつ備えられている。
そして、将棋盤３の各桝目内には、図２に示すように桝
目内に将棋駒を置いた際に将棋駒２の前方及び後方に位
置する領域にアンテナ６，７がそれぞれ内蔵されてい
る。このアンテナ６，７は、対局中に将棋盤３に将棋駒
を置いた際に邪魔にならなければ将棋盤３の表面に設け
てもよいが、一般的な将棋盤３と同様にするために将棋
盤３の表面に見えない状態で備えることが好ましい。
は、一般的に使用されている将棋と同様の種類を備えた
将棋駒２と、将棋盤３と、手持ちの将棋駒を置いておく
ための駒台４と、データ処理装置５とから構成されてい
る。尚、駒台４は指し手毎に１台づつ備えられている。
そして、将棋盤３の各桝目内には、図２に示すように桝
目内に将棋駒を置いた際に将棋駒２の前方及び後方に位
置する領域にアンテナ６，７がそれぞれ内蔵されてい
る。このアンテナ６，７は、対局中に将棋盤３に将棋駒
を置いた際に邪魔にならなければ将棋盤３の表面に設け
てもよいが、一般的な将棋盤３と同様にするために将棋
盤３の表面に見えない状態で備えることが好ましい。
【０００８】また、それぞれの将棋駒２には、図３及び
図４に示すように将棋駒２の内部に非接触型ＩＤタグ８
が備えられている。この非接触型ＩＤタグ８は、将棋駒
２の前方側領域に内蔵されていて、将棋盤３に将棋駒２
を置いた際に、非接触型ＩＤタグ８との交信に基づいて
将棋駒２の向き方向が識別できるようになっている。更
に、図４に示すように将棋駒２の厚み方向の中央付近に
は、導伝性遮蔽層９が設けられ、この導伝性遮蔽層９を
挟んで上側と下側とにそれぞれ非接触型ＩＤタグ８が内
蔵されている。この非接触型ＩＤタグ８には、ＩＣ１０
とＩＣ１０に接続されたアンテナ１１とが内蔵されてい
て、図５に示すように、ＩＣ１０には将棋駒毎の種類を
識別するための駒識別情報や将棋駒の不成面又は成面の
状態に応じてこれを識別することができる情報等が記憶
されたデータ記憶手段１２とデータ送信処理手段１３と
が備えられている。またアンテナ１１としては、外部装
置からの指示電波を受信して駆動用電力に変換するため
の電源用アンテナ１１ａと、指示電波を受信し応答電波
を送信する際の搬送波として利用するためのデータ送信
用アンテナ１１ｂとが備えられている。
図４に示すように将棋駒２の内部に非接触型ＩＤタグ８
が備えられている。この非接触型ＩＤタグ８は、将棋駒
２の前方側領域に内蔵されていて、将棋盤３に将棋駒２
を置いた際に、非接触型ＩＤタグ８との交信に基づいて
将棋駒２の向き方向が識別できるようになっている。更
に、図４に示すように将棋駒２の厚み方向の中央付近に
は、導伝性遮蔽層９が設けられ、この導伝性遮蔽層９を
挟んで上側と下側とにそれぞれ非接触型ＩＤタグ８が内
蔵されている。この非接触型ＩＤタグ８には、ＩＣ１０
とＩＣ１０に接続されたアンテナ１１とが内蔵されてい
て、図５に示すように、ＩＣ１０には将棋駒毎の種類を
識別するための駒識別情報や将棋駒の不成面又は成面の
状態に応じてこれを識別することができる情報等が記憶
されたデータ記憶手段１２とデータ送信処理手段１３と
が備えられている。またアンテナ１１としては、外部装
置からの指示電波を受信して駆動用電力に変換するため
の電源用アンテナ１１ａと、指示電波を受信し応答電波
を送信する際の搬送波として利用するためのデータ送信
用アンテナ１１ｂとが備えられている。
【０００９】一方、将棋盤３の各桝目内には、桝目内に
将棋駒を置いた際に将棋駒の前方及び後方に位置する領
域にアンテナ６，７が内蔵されていて、図６に示すよう
に、前方のアンテナ６には、電源用アンテナ６ａとデー
タ送信用アンテナ６ｂが設けられ、また後方のアンテナ
７にも、電源用アンテナ７ａとデータ送信用アンテナ７
ｂとが設けられている。これらのアンテナ６，７は、す
べての桝目内にそれぞれ内蔵され、将棋駒２に内蔵され
た非接触型ＩＤタグ８のアンテナ１１である電源用アン
テナ１１ａとデータ送信用アンテナ１１ｂと非接触で交
信可能になっている。
将棋駒を置いた際に将棋駒の前方及び後方に位置する領
域にアンテナ６，７が内蔵されていて、図６に示すよう
に、前方のアンテナ６には、電源用アンテナ６ａとデー
タ送信用アンテナ６ｂが設けられ、また後方のアンテナ
７にも、電源用アンテナ７ａとデータ送信用アンテナ７
ｂとが設けられている。これらのアンテナ６，７は、す
べての桝目内にそれぞれ内蔵され、将棋駒２に内蔵され
た非接触型ＩＤタグ８のアンテナ１１である電源用アン
テナ１１ａとデータ送信用アンテナ１１ｂと非接触で交
信可能になっている。
【００１０】また、手持ちの将棋駒を置いておくための
駒台４にも質問電波送信アンテナ１４ａと応答電波受信
アンテナ１４ｂとからなるアンテナ１４が備えられてい
て、駒台４の上に置かれた将棋駒２の種類を識別するた
めの駒識別情報を非接触で読取ることができるようにし
てある。これにより、対局中における対局者それぞれの
手持ち駒情報を随時読取り、記憶手段に記憶することが
できるようにしてある。
駒台４にも質問電波送信アンテナ１４ａと応答電波受信
アンテナ１４ｂとからなるアンテナ１４が備えられてい
て、駒台４の上に置かれた将棋駒２の種類を識別するた
めの駒識別情報を非接触で読取ることができるようにし
てある。これにより、対局中における対局者それぞれの
手持ち駒情報を随時読取り、記憶手段に記憶することが
できるようにしてある。
【００１１】更に、将棋盤３の各桝目内に内蔵されたア
ンテナ６，７及び駒台４に内蔵されたアンテナ１４に対
して信号を送受信させることができる制御手段１５を有
するデータ処理装置５が備えられている。このデータ処
理装置５には、制御手段１５の他に、将棋駒毎の種類を
識別するための駒識別情報や将棋駒の不成面又は成面の
状態に応じてこれを識別することができる情報等が記憶
された記憶手段１６と、指示情報等を入力する入力手段
１７と、棋譜データを見たい時に表示する表示手段１８
と、インターネット等を利用できる通信手段１９と、棋
譜データを作成する際に必要な各種情報があらかじめ記
憶されたデータベース２０とが備えられている。
ンテナ６，７及び駒台４に内蔵されたアンテナ１４に対
して信号を送受信させることができる制御手段１５を有
するデータ処理装置５が備えられている。このデータ処
理装置５には、制御手段１５の他に、将棋駒毎の種類を
識別するための駒識別情報や将棋駒の不成面又は成面の
状態に応じてこれを識別することができる情報等が記憶
された記憶手段１６と、指示情報等を入力する入力手段
１７と、棋譜データを見たい時に表示する表示手段１８
と、インターネット等を利用できる通信手段１９と、棋
譜データを作成する際に必要な各種情報があらかじめ記
憶されたデータベース２０とが備えられている。
【００１２】次に、本発明の将棋セットを使用して将棋
の対戦を行った際における、棋譜データの記憶の手順を
図６に基づいて説明する。本発明の将棋セットの電源ス
イッチ（図示せず）をＯＮすると、将棋盤３の各桝目内
に内蔵されたアンテナ６，７の質問電波送信アンテナ６
ａ，７ａから質問電波が送信される。そして、将棋盤３
の桝目内に将棋駒２が置かれると将棋駒２の前側に非接
触型ＩＤタグ８が内蔵されているため、置かれた将棋駒
２の前側に備えられた質問電波送信アンテナ６ａから送
信された質問電波を、将棋駒２に内蔵された非接触型Ｉ
Ｄタグ８の電源用受信アンテナ１１ａが受信して駆動電
力を発生させ、データ記憶手段１２、データ送信処理手
段１３に電力を供給する。
の対戦を行った際における、棋譜データの記憶の手順を
図６に基づいて説明する。本発明の将棋セットの電源ス
イッチ（図示せず）をＯＮすると、将棋盤３の各桝目内
に内蔵されたアンテナ６，７の質問電波送信アンテナ６
ａ，７ａから質問電波が送信される。そして、将棋盤３
の桝目内に将棋駒２が置かれると将棋駒２の前側に非接
触型ＩＤタグ８が内蔵されているため、置かれた将棋駒
２の前側に備えられた質問電波送信アンテナ６ａから送
信された質問電波を、将棋駒２に内蔵された非接触型Ｉ
Ｄタグ８の電源用受信アンテナ１１ａが受信して駆動電
力を発生させ、データ記憶手段１２、データ送信処理手
段１３に電力を供給する。
【００１３】また、質問電波送信アンテナ６ａから送信
された質問電波をデータ送受信用アンテナ１１ｂが受信
し、データ記憶手段１２に記憶された将棋駒の種類を識
別するための駒識別情報をデータ送受信処理手段１３に
より読取り、データ送受信用アンテナ１１ｂから応答電
波送信アンテナ６ｂに送信する。応答電波送信アンテナ
６ｂで受信した駒識別情報は、データ処理装置５の制御
手段１５に送られ記憶手段１６に記憶される。
された質問電波をデータ送受信用アンテナ１１ｂが受信
し、データ記憶手段１２に記憶された将棋駒の種類を識
別するための駒識別情報をデータ送受信処理手段１３に
より読取り、データ送受信用アンテナ１１ｂから応答電
波送信アンテナ６ｂに送信する。応答電波送信アンテナ
６ｂで受信した駒識別情報は、データ処理装置５の制御
手段１５に送られ記憶手段１６に記憶される。
【００１４】また、データベース２０には、将棋盤３の
各桝目内に内蔵されたアンテナ６，７である質問電波送
信アンテナ６ａ，７ａ、応答電波受信アンテナ６ｂ，７
ｂの各々の配置位置に対応した桝目位置情報があらかじ
め登録してあり、記憶手段１６に応答電波送信アンテナ
６ｂで受信した駒識別情報と将棋駒が置かれた桝目位置
情報とを関連づけて記憶させる。また、これらの記憶情
報は、将棋駒が将棋盤３上に置かれた順番に記憶され、
将棋盤３の各桝目内に内蔵されたアンテナ６，７、応答
電波受信アンテナ６ｂ，７ｂのどちらのアンテナで読取
られたかにより、対戦者のどちらが差した将棋駒である
かも識別して記憶される。つまり、図６において将棋駒
２を逆方向に置いた場合には、アンテナ７の質問電波送
信アンテナ７ａ及び応答電波受信アンテナ７ｂを用い
て、将棋駒２に内蔵された非接触型ＩＤタグ８の電源用
受信アンテナ１１ａが受信して駆動電力を発生させ、デ
ータ記憶手段１２の駒識別情報を応答電波受信アンテナ
７ｂで読取ることで、対戦者のどちらが置いた将棋駒２
であるかを識別することができる。
各桝目内に内蔵されたアンテナ６，７である質問電波送
信アンテナ６ａ，７ａ、応答電波受信アンテナ６ｂ，７
ｂの各々の配置位置に対応した桝目位置情報があらかじ
め登録してあり、記憶手段１６に応答電波送信アンテナ
６ｂで受信した駒識別情報と将棋駒が置かれた桝目位置
情報とを関連づけて記憶させる。また、これらの記憶情
報は、将棋駒が将棋盤３上に置かれた順番に記憶され、
将棋盤３の各桝目内に内蔵されたアンテナ６，７、応答
電波受信アンテナ６ｂ，７ｂのどちらのアンテナで読取
られたかにより、対戦者のどちらが差した将棋駒である
かも識別して記憶される。つまり、図６において将棋駒
２を逆方向に置いた場合には、アンテナ７の質問電波送
信アンテナ７ａ及び応答電波受信アンテナ７ｂを用い
て、将棋駒２に内蔵された非接触型ＩＤタグ８の電源用
受信アンテナ１１ａが受信して駆動電力を発生させ、デ
ータ記憶手段１２の駒識別情報を応答電波受信アンテナ
７ｂで読取ることで、対戦者のどちらが置いた将棋駒２
であるかを識別することができる。
【００１５】更に、駒台４に内蔵されたアンテナ１４に
も質問電波送信アンテナ１４ａ及び応答電波受信アンテ
ナ１４ｂが設けられ、対戦中に取った相手の将棋駒２を
駒台４上に置くことで、質問電波送信アンテナ１４ａか
ら送信された質問電波を、将棋駒２に内蔵された非接触
型ＩＤタグ８の電源用受信アンテナ１１ａが受信して駆
動電力を発生させ、データ記憶手段１２、データ送信処
理手段１３に電力を供給する。そして、質問電波送信ア
ンテナ１４ａから送信された質問電波をデータ送受信用
アンテナ１１ｂが受信し、データ記憶手段１２に記憶さ
れた将棋駒の種類を識別するための駒識別情報をデータ
送受信処理手段１３により読取り、データ送受信用アン
テナ１１ｂから応答電波送信アンテナ１４ｂに送信す
る。応答電波送信アンテナ１４ｂで受信した駒識別情報
は、データ処理装置５の制御手段１５に送られ記憶手段
１６に記憶される。
も質問電波送信アンテナ１４ａ及び応答電波受信アンテ
ナ１４ｂが設けられ、対戦中に取った相手の将棋駒２を
駒台４上に置くことで、質問電波送信アンテナ１４ａか
ら送信された質問電波を、将棋駒２に内蔵された非接触
型ＩＤタグ８の電源用受信アンテナ１１ａが受信して駆
動電力を発生させ、データ記憶手段１２、データ送信処
理手段１３に電力を供給する。そして、質問電波送信ア
ンテナ１４ａから送信された質問電波をデータ送受信用
アンテナ１１ｂが受信し、データ記憶手段１２に記憶さ
れた将棋駒の種類を識別するための駒識別情報をデータ
送受信処理手段１３により読取り、データ送受信用アン
テナ１１ｂから応答電波送信アンテナ１４ｂに送信す
る。応答電波送信アンテナ１４ｂで受信した駒識別情報
は、データ処理装置５の制御手段１５に送られ記憶手段
１６に記憶される。
【００１６】また、将棋駒２には、図４に示すように導
伝性遮蔽層９を挟んで上側と下側とにそれぞれ非接触型
ＩＤタグ８が内蔵されて、下側の非接触型ＩＤタグ８の
データ記憶手段１２には不成データが登録され、また上
側の非接触型ＩＤタグ８のデータ記憶手段１２には成デ
ータが登録されていて、将棋駒２が将棋盤３の各桝目内
に置かれた際に裏返して置かれた場合に、その将棋駒２
が成の状態で置かれたことをデータを読取ることで認識
できるようになっている。これらのデータは、全て棋譜
データとしてデータ処理装置５の記憶手段１６に記憶さ
れ、入力手段１７からの指示により表示手段１７に必要
な棋譜データを映し出して見ることができる。記憶手段
１６に記憶される棋譜データの例としては、例えば、先
２六歩、後２三歩、先５七歩打、後５七銀右、先２二桂
成などとして記憶する。更に、通信手段１９により、随
時棋譜データを配信することもできる。
伝性遮蔽層９を挟んで上側と下側とにそれぞれ非接触型
ＩＤタグ８が内蔵されて、下側の非接触型ＩＤタグ８の
データ記憶手段１２には不成データが登録され、また上
側の非接触型ＩＤタグ８のデータ記憶手段１２には成デ
ータが登録されていて、将棋駒２が将棋盤３の各桝目内
に置かれた際に裏返して置かれた場合に、その将棋駒２
が成の状態で置かれたことをデータを読取ることで認識
できるようになっている。これらのデータは、全て棋譜
データとしてデータ処理装置５の記憶手段１６に記憶さ
れ、入力手段１７からの指示により表示手段１７に必要
な棋譜データを映し出して見ることができる。記憶手段
１６に記憶される棋譜データの例としては、例えば、先
２六歩、後２三歩、先５七歩打、後５七銀右、先２二桂
成などとして記憶する。更に、通信手段１９により、随
時棋譜データを配信することもできる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の将棋セッ
ト１は、棋譜を間違いなく正確に記録することができる
と共に、棋譜を記録する人がいなくても自動的に棋譜を
記録することができ便利である。また、駒台上に置かれ
た将棋駒の駒識別情報を非接触で読取ることができる読
取手段を有しているので持ち駒の情報も簡単に記憶させ
ることができる。更に、読取手段が、将棋盤上の将棋駒
の位置及び向きを識別できるアンテナを有しているので
将棋盤上に置かれた将棋駒がどちらの指し手側の将棋駒
であるのかを間違いなく識別し記憶させることができる
ものである。
ト１は、棋譜を間違いなく正確に記録することができる
と共に、棋譜を記録する人がいなくても自動的に棋譜を
記録することができ便利である。また、駒台上に置かれ
た将棋駒の駒識別情報を非接触で読取ることができる読
取手段を有しているので持ち駒の情報も簡単に記憶させ
ることができる。更に、読取手段が、将棋盤上の将棋駒
の位置及び向きを識別できるアンテナを有しているので
将棋盤上に置かれた将棋駒がどちらの指し手側の将棋駒
であるのかを間違いなく識別し記憶させることができる
ものである。
【図１】本発明の将棋セットの一実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】本発明に係る将棋盤の桝目に設けられたアンテ
ナと将棋駒の関係を説明するための図である。
ナと将棋駒の関係を説明するための図である。
【図３】本発明に係る非接触型ＩＤタグを内蔵する将棋
駒の平面図である。
駒の平面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】本発明に係る将棋駒に内蔵された非接触型ＩＤ
タグの構成を示すブロック図である。
タグの構成を示すブロック図である。
【図６】本発明に係る将棋駒を将棋盤の桝目に置いた状
態における将棋セットの構成を示すブロック図である。
態における将棋セットの構成を示すブロック図である。
１ 将棋セット ２ 将棋駒 ３ 将棋盤 ４ 駒台 ５ データ処理装置 ６，７，１１，１４ アンテナ ６ａ，７ａ，１４ａ 質問電波送信アンテナ ６ｂ，７ｂ，１４ｂ 応答電波送信アンテナ ８ 非接触型ＩＤタグ ９ 導伝性遮蔽層 １０ ＩＣ １２ データ記憶手段 １３ データ送信処理手段 １５ 制御手段 １６ 記憶手段 １７ 入力手段 １８ 表示手段 １９ 通信手段 ２０ データベース
Claims (3)
- 【請求項１】 棋譜データを自動的に記憶することがで
きる将棋セットであって、将棋駒の種類を識別するため
の駒識別情報が記憶された非接触型ＩＤタグを内蔵する
将棋駒と、前記将棋駒が将棋盤の桝目内に置かれた際に
前記非接触型ＩＤタグに記憶された駒識別情報と将棋駒
の向き情報を読取ることができる読取手段を有する将棋
盤と、手持ちの将棋駒を置いておく駒台と、前記読取手
段で読取られた情報を将棋駒が将棋盤の桝目毎に置かれ
た順番に記憶する記憶手段とを有するデータ処理装置
と、を備えたことを特徴とする将棋セット。 - 【請求項２】 前記駒台が、駒台上に置かれた将棋駒の
駒識別情報を非接触で読取ることができる読取手段を有
していることを特徴とする請求項１記載の将棋セット。 - 【請求項３】 前記読取手段が、将棋盤上の将棋駒の位
置及び向きを識別できるアンテナを有することを特徴と
する請求項１記載の将棋セット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000077969A JP2001259112A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 将棋セット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000077969A JP2001259112A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 将棋セット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001259112A true JP2001259112A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18595444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000077969A Withdrawn JP2001259112A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 将棋セット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001259112A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009244415A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 投写型映像表示装置 |
| JP2010104510A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Aqua Oak Kk | 対局棋譜方法及びシステム |
| JP2011130973A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Li Sheng Chu | 電子化ボードゲームシステム |
| JP5705392B1 (ja) * | 2015-01-21 | 2015-04-22 | スコット ダニエル ロスロックＳｃｏｔｔ Ｄａｎｉｅｌ Ｒｏｔｈｒｏｃｋ | 碁ゲームシステム |
| WO2017150883A1 (ko) * | 2016-02-29 | 2017-09-08 | 주식회사 알앤엠테크 | 카지노 테이블에서 카지노 칩 판독 안테나 및 카지노 칩 판독장치 |
| JP2018033829A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 凸版印刷株式会社 | 盤上ゲームおよびゲーム駒 |
-
2000
- 2000-03-21 JP JP2000077969A patent/JP2001259112A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |