JP2001258047A - 測色画像変換方法及び測色画像変換装置並びに測色画像変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体 - Google Patents

測色画像変換方法及び測色画像変換装置並びに測色画像変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体

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JP2001258047A
JP2001258047A JP2000067060A JP2000067060A JP2001258047A JP 2001258047 A JP2001258047 A JP 2001258047A JP 2000067060 A JP2000067060 A JP 2000067060A JP 2000067060 A JP2000067060 A JP 2000067060A JP 2001258047 A JP2001258047 A JP 2001258047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照明光の分光特性推定、撮影時の照明光に対す
る色再現特性の情報把握、同一の照明下とデジタルカメ
ラで撮影した画像のデータを、測色的な情報を維持させ
たまま別の画像データに変換できるよう、特には別の画
像データをCIEXYZ画像データ等を可能とし、色々
な表示・出力デバイスの色再現特性も考慮して、表示・
出力用の画像データも入手可能とする方法と装置及びそ
のプログラムの情報記録媒体を提供する。 【解決手段】色票付き標準板を撮像した画像データを解
析し、照明光の分光分布を推定し、データベース使用で
撮影時の照明光を特定し利用するこどで、同一の照明
下、同一の撮像系で撮影して得た画像のデータを別の画
像データに変換するを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】撮影時に使用した照明光に対
応した撮像系の色再現特性を把握した情報を自動的に特
定することができ、この情報を利用してその撮像系で撮
影した画像のデータを変換処理を行うことにより、表示
用または出力用の画像データ自体を得たり、あるいは、
各種の表示用または出力用の画像データを得る必要があ
るときに便利な基本画像データを得るものである。特に
は、前記変換処理によってCIEXYZ画像データを得
ることにより、表示デバイスや出力デバイスの色再現特
性に関する情報を用いてCIEXYZ画像データを表示
用または出力用の画像データへ変換する処理を行うこと
ができる。また、表示用または出力用の画像データへ変
換画像解析や画像の分類など、CIEXYZ画像データ
を応用して様々な作業を行うことができる。尚、本明細
書でいうCIEXYZ画像データとは、CIEXYZ表
示系で表現した画像データのことを意味する。
【0002】
【従来の技術】あるシーンをデジタルカメラで撮影した
画像に対して、そのシーンを人間が見たときの、人間の
視覚で認識される色の見えを再現しようとすると、撮影
時の照明光の影響を考慮して色の変換処理を行わなけれ
ばならない。この色の変換処理を行うには、撮影時の照
明光がどのようなものであったかを示す情報が必要とな
る。この照明光の情報を求めることに関わる技術として
は、以下のようなものが挙げられるが、問題を抱えてい
る。
【0003】簡易的に照明の特性を得ることができる測
定機器やセンサーが提供されており、製品によっては撮
像系や表示系の画像処理機器と一体化したものや、撮像
系自体にその機能を持たせたものもある。しかしこの簡
易的な測定機器やセンサーから得られるのは輝度とか照
度などのような低次元の測定値であった。したがって、
照明光の情報としては不十分である。
【0004】そこで、照明光の情報として分光特性を求
めることを考える。以下に分光特性を求めることに関わ
る技術を上げるが、こちらも問題を抱えている。
【0005】照明光の分光特性を測定しようとする場合
に利用される機器として「分光放射計」と呼ばれる測定
機器があるが、これは高価で重く、測定に時間が長くか
かる、といった諸問題があった。
【0006】現実のシーンをデジタルカメラで撮影して
得られた画像の色を、光源の影響を考慮して補正する装
置もある。しかし、このような色の補正のためには、上
記のように、そのシーンがどのような種類の照明光下で
撮影されたかを示す情報が必要となる。この情報を、補
正を行う人間が装置に指示する必要があり、自動的に画
像から照明光の種類を精度良く判別する手段は存在して
いなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、撮像系
で撮影したときの照明光がどのようなものであったかを
示す情報を、自動的に得る技術は従来は存在していな
い。そこで、照明光の分光特性を推定し、この得られた
分光特性推定値を利用して、撮影時の照明光に対する色
再現特性の情報を把握し、この情報を利用することで、
同一の照明下、同一のデジタルカメラで撮影した景観や
被写体の画像データを、測色的な情報を維持させたまま
で別の画像データに変換できるようになると大変に便利
になる。本発明はこのような、照明光の分光特性の推定
値を利用して、撮影時の照明光に対する色再現特性の情
報を把握し、同一の照明下、同一のデジタルカメラで撮
影した景観や被写体の画像データを、測色的な情報を維
持させたままで別の画像データに変換できるようにする
ことが目的であって、特には、変換された結果である前
記別の画像データが、例えばCIEXYZ画像データで
あれば、それをさらに変換元データとして、色々な表示
デバイスまたは出力デバイスの色再現特性に関する情報
を考慮して、表示用または出力用の画像データへと変換
することも可能になって実務上も大変に便利になること
から、これらを簡便に低コストで実行する事を可能なら
しめる測色画像変換方法及び測色画像変換装置並びに測
色画像変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な情報記録媒体を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明が提供する手段は、まず請求項1の発明にあっ
ては、撮影時に使用した照明光に対応した撮像系の色再
現特性を把握した情報を自動的に特定し、これを利用し
て、撮影した画像のデータを別の画像データに変換処理
を行う測色画像変換方法であり、 (ア) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
て得た画像データを解析することで、撮影時における照
明光の分光分布データを求めて出力する分光分布データ
出力ステップ; (イ) 出力された照明光の分光分布データと、撮像系
毎の色再現特性を様々な照明光各々に対して把握した情
報と照明光の情報を記述したファイルを用いて各波長毎
に比較を行い、最も酷似したものを撮影時の照明光とし
て特定する光源分析ステップ; (ウ) 前記(イ)より照合を行うことで撮影時の照明
光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
イル出力ステップ; (エ) 選択された照明光に対応したファイルを用い
て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
データを別の画像データに変換する画像データ変換ステ
ップ; 以上(ア)〜(エ)のステップを全て行うことを特徴と
する測色画像変換方法である。
【0009】尚、本発明でいう標準板とは、分光反射率
が異なる複数の色票を同一の面上に配置した板である。
配置したそれぞれの色票の表面の反射特性は拡散性が高
く、同一色票内ではその拡散性及び反射率が実質一様で
あるように作成してある。また、この標準板は、好まし
くは平面である。但し、分光特性に推定に関わる精度
上、特に問題にならない程度であれば、必ずしも平面で
なくても良い。
【0010】また請求項2の発明にあっては、前記
(エ)の別の画像データとはCIEXYZ画像データで
あること、を特徴とする請求項1に記載の測色画像変換
方法である。
【0011】また請求項3の発明にあっては、撮影時に
使用した照明光に対応した撮像系の色再現特性を把握し
た情報を自動的に特定し、これを利用して、撮影した画
像のデータを別の画像データに変換処理を行う測色画像
変換方法であり、 (オ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
て得た画像データを解析することで、撮影時における照
明光の分光分布を基底関数の線形結合で表すための重み
ベクトルを求めて出力する重みベクトル出力ステップ; (カ) 照明光の分光分布を基底関数の線形結合で表す
ための重みベクトルと、撮像系毎の色再現特性を様々な
照明光各々に対して把握した情報と照明光の情報を記述
したファイルを用いて各重みベクトル毎に比較を行い、
最も近しいものを撮影時の照明光として特定する光源分
析ステップ; (キ) 前記(カ)より照合を行うことで撮影時の照明
光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
イル出力ステップ; (ク) 選択された照明光に対応したファイルを用い
て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
データを別の画像データに変換する画像データ変換ステ
ップ; 以上(オ)〜(ク)のステップを全て行うことを特徴と
する測色画像変換方法である。
【0012】また請求項4の発明にあっては、前記
(ク)の別の画像データとはCIEXYZ画像データで
あること、を特徴とする請求項3に記載の測色画像変換
方法である。
【0013】また請求項5の発明にあっては、撮影時に
使用した照明光に対応した撮像系の色再現特性を把握し
た情報を自動的に特定し、これを利用して、撮影した画
像のデータを別の画像データに変換処理を行う測色画像
変換装置であり、 (ケ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
して把握した情報を記述したファイル群を計算機に記憶
しておく記憶手段; (コ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
て得た画像データを解析することで、撮影時における照
明光の分光分布データを求めて出力する分光分布データ
出力手段; (サ) 出力された照明光の分光分布データと、(ケ)
の記憶手段で記憶しておいた撮像系毎の色再現特性を様
々な照明光各々に対して把握した情報と照明光の情報を
記述したファイルを用いて各波長毎に比較を行い、最も
酷似したものを撮影時の照明光として特定する光源分析
手段; (シ) 前記(サ)より照合を行うことで撮影時の照明
光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
イル出力手段; (ス) 選択された照明光に対応したファイルを用い
て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
データを、別の画像データに変換を行う画像データ変換
手段; 以上(ケ)〜(ス)を全て具備することを特徴とする測
色画像変換装置である。
【0014】また請求項6の発明にあっては、前記
(ス)の別の画像データとはCIEXYZ画像データで
あること、を特徴とする請求項5に記載の測色画像変換
装置である。
【0015】また請求項7の発明にあっては、撮影時に
使用した照明光に対応した撮像系の色再現特性を把握し
た情報を自動的に特定し、これを利用して、撮影した画
像のデータを別の画像データに変換処理を行う測色画像
変換装置であり、 (セ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
して把握した情報を記述したファイル群を計算機に記憶
しておく記憶手段; (ソ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
て得た画像データを解析することで、撮影時における照
明光の分光分布を基底関数の線形結合で表すための重み
ベクトルを求めて出力する重みベクトル出力手段; (タ) 照明光の分光分布を基底関数の線形結合で表す
ための重みベクトルと、;(セ)の記憶手段で記憶して
おいた撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対し
て把握した情報と照明光の情報を記述したファイルを用
いて各重みベクトル毎に比較を行い、最も近しいものを
撮影時の照明光として特定する光源分析手段; (チ) 前記(タ)より照合を行うことで撮影時の照明
光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
イル出力手段; (ツ) 選択された照明光に対応したファイルを用い
て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
データを、別の画像データに変換を行う画像データ変換
手段; 以上(セ)〜(ツ)を全て具備することを特徴とする測
色画像変換装置である。
【0016】また請求項8の発明にあっては、前記
(ツ)の別の画像データとはCIEXYZ画像データで
あること、を特徴とする請求項7に記載の測色画像変換
装置である。
【0017】また請求項9の発明にあっては、撮影時に
使用した照明光に対応した撮像系の色再現特性を把握し
た情報を自動的に特定し、これを利用して、撮影した画
像のデータを別の画像データに変換処理を行うプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体
で、 (テ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
して把握した情報を記述したファイル群を作成し、計算
機に記憶しておく記憶処理; (ト) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
て得た画像データの入力を受け付け、これを解析するこ
とで撮影時における照明光の分光分布データを求めて出
力する、分光分布データ出力処理; (ナ) 出力された照明光の分光分布データと、(テ)
の記憶手段で記憶しておいた撮像系毎の色再現特性を様
々な照明光各々に対して把握した情報と照明光の情報を
記述したファイルを用いて各波長毎に比較を行い、最も
酷似したものを撮影時の照明光として特定する光源分析
処理; (ニ) 前記(ナ)より照合を行うことで撮影時の照明
光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
イル出力処理; (ヌ) 使用した撮像系を指定し、選択された照明光に
対応したファイルを用いて、撮影して得た画像のデータ
を、別の画像データに変換を行う画像データ変換処理; 以上(テ)〜(ヌ)を全て行うことを特徴とするプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒
体である。
【0018】また請求項10の発明にあっては、前記
(ヌ)の別の画像データとはCIEXYZ画像データで
あること、を特徴とする請求項9に記載のプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体であ
る。
【0019】また請求項11の発明にあっては、撮影時
に使用した照明光に対応した撮像系の色再現特性を把握
した情報を自動的に特定し、これを利用して、撮影した
画像のデータを別の画像データに変換処理を行うプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒
体で、 (ネ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
して把握した情報を記述したファイル群を作成し、計算
機に記憶しておく記憶処理; (ノ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
て得た画像データの入力を受け付け、これを解析するこ
とで撮影時における照明光の分光分布を基底関数の線形
結合で表すための重みベクトルを求めて出力する重みベ
クトル出力処理; (ハ) 照明光の分光分布を基底関数の線形結合で表す
ための重みベクトルと、(ネ)の記憶手段で記憶してお
いた撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対して
把握した情報と照明光の情報を記述したファイルを用い
て各重みベクトル毎に比較を行い、最も近しいものを撮
影時の照明光として特定する光源分析処理; (ヒ) 前記(ハ)より照合を行うことで撮影時の照明
光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
イル出力処理; (フ) 使用した撮像系を指定し、選択された照明光に
対応したファイルを用いて、撮影して得た画像のデータ
を、別の画像データに変換を行う画像データ変換処理; 以上(ネ)〜(フ)を全て行うことを特徴とするプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒
体である。
【0020】また請求項12の発明にあっては、前記
(フ)の別の画像データとはCIEXYZ画像データで
あること、を特徴とする請求項11に記載のプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体で
ある。
【0021】実際上、好ましくは、撮影に用いた撮像系
の色再現特性を、様々な照明光各々に対して把握してお
き、その把握した色再現特性に関する情報を記述したフ
ァイル(以後、色再現情報ファイル)を作成しておく。
この色再現情報ファイルについては、いわゆるICCプ
ロファイルが好適な一例として挙げられる(色再現情報
を記述していれば、必ずしもICCプロファイルでなく
てもよい)。そして、この複数の色再現情報ファイルを
ファイル群として計算機内に搭載しておく。
【0022】照明光の分光特性推定値から照明光の種類
を特定すれば、ファイル群と計算機上で照合することに
より、ファイル群の中から撮影時の照明光に対応した色
再現情報ファイルが自動的に選択される。選択された色
再現情報ファイルを用いて、同一の照明下、同一の撮像
系で撮影した景観や被写体の画像データをCIEXYZ
画像データに変換する。(前記請求項1〜12が該当す
るが、特には請求項2、4、6、8、10、12に対
応)このCIEXYZ画像データを、表示デバイスまた
は出力デバイスの色再現特性に関する情報を考慮して表
示用または出力用の画像データへ変換する処理を行う。
また、用いた撮像系については、あらかじめ数種類の撮
像系を用意し、各々に対して色再現情報ファイルを作成
しておくのも良い。
【0023】尚、画像データをCIEXYZ画像データ
に変換するのではなく、表示用や出力用に必要な画像デ
ータを(CIEXYZ画像データを経ること無く)変換
によって得ることも出来る。(前記請求項1、3、5、
7、9、11に該当)
【0024】本発明に関わる画像変換プログラムを記録
した情報記録媒体については、例えば磁気、光、光磁
気、あるいはその他の技術を利用した媒体であって、コ
ンピュータ又は処理装置が記録されてあるプログラムを
読み取り可能なものであればよい。
【0025】
【発明の実施の形態】<1 構成>以下、本発明に関わ
る装置構成について例示し、詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態に関わる自動選
択装置の構成を示す説明図である。
【0027】図1において、1は標準板であり、分光反
射率が異なる複数の色票を同一の面上に配置し、空間内
の測定対象位置に撮像手段の方向へ色票を配置した面を
向けて設置する。なお、それぞれの色票の表面の反射特
性は拡散性が高く、同一色票内ではその拡散性及び反射
率が実質一様であるように作成してある。
【0028】また、2は撮像系としてデジタルカメラを
用いる。これは、光センサーが検出した電位信号を処理
して、各画素の階調値をカラー画像データとして画像フ
ァイルを記録する撮像手段と、撮像手段の露光条件であ
るシャッタースピードと絞り値を制御して各露光条件を
画像データと共に画像ファイルに記録する設定手段とを
兼ね備えたデジタルカメラである。
【0029】そして、3は計算機であり、解析手段、光
源分析手段、画像データ変換手段(特にはCIEXYZ
画像データ変換手段)、画像変換手段の機能を果たす。
【0030】解析手段としては、まずユーザが使用した
デジタルカメラ2の機種を指定した後、照明光の分光分
布を特定の次元で表現するための基底関数と、デジタル
カメラ2の撮像特性データ(階調特性・分光感度特性・
適正応答範囲)と、撮像手段で得られた標準板の画像フ
ァイルを解析して、例えば、380nm〜780nmの
間において5nm刻みで照明光の分光特性データを出力
する。
【0031】光源分析手段としては、あらかじめデジタ
ルカメラ2の色再現特性を、幾つかの照明光各々に対し
て把握しておき、その把握した情報を記述したファイル
を作成し、この複数の色再現情報ファイルを、ファイル
群として計算機3内に搭載しておく。この色再現情報フ
ァイルとして、ICCプロファイルを適用する。計算機
3は、解析した分光特性推定値と搭載したファイル群を
照合して、撮影時の照明光に対応した色再現情報ファイ
ルを決定する。また複数のデジタルカメラに対応できる
よう、デジタルカメラ毎にファイル群を作成しておく。
【0032】CIEXYZ画像データ変換手段として
は、同一の照明下、同一のデジタルカメラで撮影して得
た画像のデータをCIEXYZ画像データに変換する。
画像変換手段としては、得られたCIEXYZ画像デー
タをモニタで表示したり印刷物を出力したりする際、表
示デバイスまたは出力デバイスの色再現特性に関する情
報を考慮して表示用または出力用の画像データへ変換す
る処理を行う。
【0033】<2 動作> 2.1 全体の動作 以下、本発明に関わる選択方法や選択装置の一例におけ
る、全体の動作について説明する。
【0034】図2は、本発明の実施形態に関わる自動選
択装置を用いた全体の動作を説明するフローチャートで
ある。
【0035】(フローチャートのs1:装置の設置)ユ
ーザが、標準板1を測定対象に設置し、デジタルカメラ
2をデジタルカメラ2の撮像範囲内で標準板1が適切な
大きさに撮像されるような測定位置に設置し、標準板1
の法線方向とデジタルカメラ2の撮像系の光軸とが一致
するように標準板1とデジタルカメラ2の方向を調整す
る。
【0036】(フローチャートのs2:撮像手段の設
定)ユーザが、標準板1の表面から反射する光がデジタ
ルカメラ2の適正露光範囲に収まるようにデジタルカメ
ラ2の露光条件であるシャッタースピードと絞り値を設
定する。
【0037】(フローチャートのs3:撮像)ユーザ
が、デジタルカメラ2のシャッターを切り、デジタルカ
メラ2が、撮像を行い、画像データと露光条件を画像フ
ァイルに記録する。
【0038】(フローチャートのs4:画像データ転
送)ユーザが、デジタルカメラ2に記録された画像ファ
イルを計算機3へ転送する。
【0039】(フローチャートのs5:標準板の位置指
定)ユーザが、計算機3のモニタへ画像ファイル中の画
像データを表示させ、観察して、画像内の標準板1が占
めている位置を指定する。
【0040】(フローチャートのs6:解析処理)まず
ユーザが、撮影に用いたデジタルカメラ2の機種を計算
機3上で指定する。指定後、計算機3は、照明光の分光
分布を特定の次元で表現するための基底関数と、デジタ
ルカメラ2の撮像特性データ(階調特性・分光感度特性
・適正応答範囲)と、標準板1の各色票面の分光特性デ
ータとに基づいて、画像ファイル内に記録された標準板
の画像データと、画像ファイル内に記録された標準板撮
影時のデジタルカメラ2の露光条件とに対応して解析処
理を施し、標準板1を照射した照明光の分光特性データ
を出力する。
【0041】(フローチャートのs7:光源分析処理)
計算機3上で、解析処理で得られた照明光の分光特性デ
ータと照明光各々に対するデジタルカメラ2の色再現情
報ファイル群とを照合し、撮影時の照明光に対応した色
再現情報ファイルを自動的に選択する。
【0042】(フローチャートのs8:CIEXYZ画
像データ変換)光源分析処理で選択した色再現情報プロ
ファイルを用いて、同一の照明下、同一のデジタルカメ
ラで撮影した景観や被写体の画像をCIEXYZ画像デ
ータに変換する。
【0043】(フローチャートのs9:画像の変換処
理)CIEXYZ画像データ変換で得られた画像のデー
タを、モニタで表示したり印刷物を出力したりする際、
表示デバイスまたは出力デバイスの色再現特性に関する
情報を考慮して、表示用または出力用の画像データへ変
換する処理を行う。
【0044】2.2 解析処理についての詳細 以下、本発明に関わる推定方法あるいは一例における、
推定のための解析処理について、図3のフローチャート
に基づいて説明を行う。
【0045】(フローチャートのs10:画像データ入
力)デジタルカメラで標準板1を含むシーンを撮影した
画像データが記載されたファイルを、通信線で接続され
たデジタルカメラから計算機3へ転送する。
【0046】(フローチャートのs11:色票部サンプ
リング)標準板の画像データをモニタ上に表示し、撮影
された画像内の標準板の位置をユーザに指定させ、この
指定位置より特定される各色票内の中心付近の一定領域
の画素について、(例えば)3チャンネル(R,G,
B)それぞれの平均値を計算し、(例えば)24個の色
票に対応した階調値: gRj,gGj,gBj (j:色票番号) から成る、例えば全72個の階調値データを得る。尚、
チャンネルは前記(R,G,B)の3チャンネルが最も
一般的である。
【0047】(フローチャートのs12:適正階調値の
選択)全色票に対応した(例えば)3×24個の階調値
データから、あらかじめ記録してあるデジタルカメラ2
の適正応答範囲内にないn0 個を除き、全部でn個[=
(72−n0 )]の階調値データを得る。
【0048】(フローチャートのs13:階調線形化)
デジタルカメラ2への入射光のエネルギー量とデジタル
カメラ2が出力する階調値との非線形な関係を関数F
(x )としてあらかじめ記録した階調特性データによっ
て、n個の階調値データを、エネルギー量に線形で0〜
1に標準化された線形階調値データ;
【0049】
【数1】
【0050】(ここで i:チャンネル(R,G,
B),j:色票番号)へ変換する。
【0051】(フローチャートのs14:露光条件の標
準化)標準板を撮影した際にデジタルカメラで設定した
露光条件であるシャッタースピード(t)とその絞り値
(f)とを、画像データが記録されたファイルから読み
込み、n個の線形階調値データをこれらの露光条件によ
りシャッタースピード1あたりかつ絞り値1あたりの階
調値に標準化し、応答値データ
【0052】
【数2】
【0053】とし、これらをn次元の1列の応答値ベク
トル
【0054】
【数3】
【0055】(フローチャートのs15:説明変数の行
列作成)あらかじめ記録してある、デジタルカメラ2の
入射光の分光エネルギー(例えば)波長域380nm〜
780nmの範囲で5nm間隔に対する応答値の関係を
記述した3チャンネルそれぞれの分光感度特性データ; ci (λ) と、標準板1上の全色票の分光反射率をやはり380n
m〜780nmの範囲で5nm間隔で記述した24個の
分光反射率データ sj (λ) と、照明光の分光分布をd次元で表現するためのd個の
基底関数; bk (λ) とから、n行×d列の説明変数行列;
【0056】
【数4】
【0057】を次のように作成する。
【0058】
【数5】
【0059】
【数6】
【0060】ここで、 λ: 波長(λ1,λ2,λ3, ・・・,λ81) B: 各列が基底関数をbk (λ)を示す基底関数ベク
トル(81行×d列)
【0061】(フローチャートのs16:重回帰分析) 照明の分光分布をd個の基底関数; bk (λ) の線形結合で表すためのd個の重み係数から成る重みベ
クトルを
【0062】
【数7】
【0063】とすると、応答値ベクトル;
【0064】
【数8】
【0065】は、
【0066】
【数9】
【0067】と表すことができることから、説明変数;
【0068】
【数10】
【0069】に対して、応答値ベクトル;
【0070】
【数11】
【0071】を目的変数とした線形重回帰分析を施し、
得られた偏回帰係数を重みベクトル
【0072】
【数12】
【0073】とする。但し、照明の分光分布を基底関数
の線形結合で表すための次数dは、適正応答範囲内の応
答値の数nより小さくなければならない。
【0074】(フローチャートのs17:線形変換)d
個の基底関数を収めた基底関数行列;
【0075】
【数13】
【0076】とd次元の重みベクトル
【0077】
【数14】
【0078】とにより、
【0079】
【数15】
【0080】を計算し、未知であった照明光の分光分布
データを、380nm〜780nmの範囲の5nm刻み
で合計81個の分光分布の推定値を収めたベクトル
【0081】
【数16】
【0082】として得る。
【0083】2.3 光源分析処理についての詳細 以下、本発明に関わる推定方法あるいは一例における、
光源分析処理について、図4のフローチャートに基づい
て説明を行う。
【0084】あらかじめ、撮影に用いたデジタルカメラ
の色再現特性を様々な照明光各々に対して把握してお
き、その把握した色再現特性に関する情報を記述した色
再現情報ファイルを作成する。この色再現情報ファイル
としては、例えばICCプロファイルを適用する。この
色再現情報ファイルに、どのような照明光かを識別でき
る文字列をファイル名として付けておき、これを指標と
する。また、対応する照明光の情報を色再現情報ファイ
ルに記述しておく。作成した複数の色再現情報ファイル
は、ファイル群として計算機内に搭載しておく。
【0085】(フローチャートのs18:分光特性推定
値入力)解析処理で出力された照明光の分光特性推定値
を計算機3に入力する。
【0086】(フローチャートのs19:照明光の種類
の特定)入力された照明光の分光特性推定値と、作成し
ておいた色再現情報ファイルに記述してある照明光の情
報を用いて、照明光の種類を特定する。
【0087】ここで、照明光の分光特性推定値と複数の
照明光の情報から照明光の種類を特定する方法として、
以下の方法を挙げる。
【0088】(1)解析処理で出力された分光分布デー
タより得られる分光分布波形を用いて照明光の種類を割
り出す方法 解析処理により380nm〜780nmの間において5
nm刻みで出力される分光分布データを、 R380 ,R385 ,R390 ,・・・,R775 ,R780 とし、また選択対象となる複数の照明光の分光分布デー
タを Ra380 ,Ra385 ,Ra390 ,・・・,Ra775 ,Ra780 Rb380 ,Rb385 ,Rb390 ,・・・,Rb775 ,Rb780 Rc380 ,Rc385 ,Rc390 ,・・・,Rc775 ,Rc780 ・ ・ ・ ・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・・ ・ ・ として、両者の比較を行う。各波長における差の絶対値
を全波長域で平均した値が最も小さくなる分光分布デー
タを求め、そのデータに対応する照明光を求める照明光
として決定する。
【0089】(2)解析処理で提示した、d次元の重み
ベクトルから照明光の種類を割り出す方 分光分布の推定値は、解析処理で提示したd次元の重み
ベクトル
【0090】
【数17】
【0091】と、基底関数行列
【0092】
【数18】
【0093】から導出される値であるので、d次元の重
みベクトル
【0094】
【数19】
【0095】から、どのような照明光であるかを特定す
ることもできる。そして、解析処理で提示したd次元の
重みベクトルを
【0096】
【数20】
【0097】、また同様に、選択対象となる複数の照明
光におけるd次元の重みベクトルを
【0098】
【数21】
【0099】とする。尚、
【0100】
【数22】
【0101】については、それぞれに対応する照明光の
分光分布を、あらかじめ
【0102】
【数23】
【0103】の形式で近似を行っておく。
【0104】
【数24】
【0105】と、
【0106】
【数25】
【0107】それぞれとの比較を行い、最も近しいベク
トルを特定し、それに対応する照明光を求める明光とし
て決定する。
【0108】(フローチャートのs20:照合処理)照
明光の種類が特定されたことで、ファイル群内の各ファ
イルのファイル名と計算機3上で照合することにより、
ファイル群の中から撮影時の照明光に対応した色再現情
報ファイルを自動的に選択する。
【0109】(フローチャートのs21:対応ファイル
の出力)選択された色再現情報ファイルを、撮影時の照
明光に対応した色再現情報ファイルとして出力する。
【0110】<3 変形例> (a)撮像手段として用いる媒体は、デジタルスチルカ
メラでなくとも、デジタルビデオカメラやスキャナな
ど、画像データを取得できる技術であるならばどのよう
な媒体でも構わない。ただしスキャナの場合は単体でな
く、フィルム撮影用カメラと組にして扱うことにする。
このとき、撮像手段の色再現情報ファイルは、スキャナ
とカメラ各々に対して用意する必要がある。 (b)設定手段は、撮像手段と一体である必要性はな
く、撮像手段の部分、例えば計算機に装備されているこ
とも好ましい。
【0111】(c)撮像手段の色再現情報ファイルの形
態としては、ICCプロファイルを適用するしている
が、それに限らず、それ以外の自由な形態で作成された
データを適用できることも好ましい。 (d)光源分析手段において、計算機を用いずとも、独
立した専用の装置を設けたり、また撮像手段として用い
た媒体中に選択を行う処理系を組み込んでおくことも好
ましい。
【0112】(e)光源分析手段において、照明光の種
類を特定する際、色再現情報ファイルそのものに対応す
る照明光についての情報を記述しておくに限らず、対応
する照明光についての情報のみを集めた対応テーブルを
別途に用意し、それを用いて照明光の種類を特定を行う
ことも好ましい。 (f)光源分析処理により選択された色再現情報ファイ
ルを用いてデジタルカメラで撮影した画像をCIEXY
Z画像データに変換するが、このときCIEXYZ画像
データに限らず、CIELAB画像データに変換するの
も好ましい。
【0113】(g)光源分析処理により選択された色再
現情報ファイルを用いてデジタルカメラで撮影した画像
をCIEXYZ画像データに変換する。このCIEXY
Z画像データを、表示系または出力系のプロファイルを
用いて表示・出力用の画像データへ変換するのだが、こ
の表示用または出力用の画像データ変換だけでなく、画
像解析や画像の分類など、CIEXYZ画像データを応
用して様々な作業を行うことも好ましい。 (h)照明光の分光特性推定値から、光源分析処理を行
うにあたり、指標として用いるのは、分光分布データに
限らず、例えば色温度といった分光分布データから算出
される値を用いるのも好ましい。
【0114】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、まず撮
影に用いた撮像系の色再現特性を、様々な照明光各々に
対して把握しておき、その把握した色再現特性に関する
情報を記述したファイル(色再現情報ファイル)をあら
かじめ作成しておく。この複数の色再現情報ファイルを
ファイル群として計算機に搭載しておき、撮像系で撮影
した際の照明光の分光特性推定値とファイル群から撮影
時の照明光の種類を特定し、照合を行うことで、撮影時
の照明光に対応した色再現情報ファイルを自動的に選択
することが可能となる。この選択された色再現情報ファ
イルを用いて、撮影時と同一の照明光下で同一の入力媒
体を用いて撮影した画像をCIEXYZ画像データに変
換する。このCIEXYZ画像データをモニタで表示し
たり印刷物を出力したりする際、表示デバイスまたは出
力デバイスの色再現特性に関する情報を考慮して、表示
用または出力用の画像データへの変換処理ができ、照明
光の影響を考慮した画像の色変換が容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる測色画像変換方法、測色画像変
換装置、並びに測色画像変換プログラムの一例につい
て、その構成の一部を模式的に示す説明図。(標準板を
撮像装置で撮影する様子)
【図2】本発明に関わる測色画像変換方法、測色画像変
換装置、並びに測色画像変換プログラムの一例につい
て、その全体の動作フローを説明するフローチャート。
【図3】本発明に関わる測色画像変換方法、測色画像変
換装置、並びに測色画像変換プログラムにおいて、解析
手段が行う処理例について説明するフローチャート。
【図4】本発明に関わる測色画像変換方法、測色画像変
換装置、並びに測色画像変換プログラムにおいて、光源
分析手段が行う処理例について説明するフローチャー
ト。
【符号の説明】
1・・・ 標準板 2・・・ 撮像手段(代表例はデジタルカメラ) 3・・・ 計算機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 300 G06T 7/00 300F 5C079 H04N 1/60 H04N 9/64 R 5L096 1/46 1/40 D 9/64 1/46 Z (72)発明者 田中 貴也 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 長谷川 隆行 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA05 DA13 DA31 DA34 DA65 5B047 AA30 AB04 CB21 DC06 5B057 AA01 BA02 BA25 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 DA17 DB02 DB06 DB09 DC19 DC34 DC36 5C066 AA01 CA08 CA17 EA13 GA01 GA33 GA35 KD02 KD08 KE01 KE05 KE07 KM01 5C077 MM27 MP08 PP31 PP32 PP37 PP43 PP71 SS05 TT09 5C079 HA16 HA19 HB07 JA10 JA23 LA02 LB02 NA03 PA08 5L096 AA02 AA06 BA08 CA03 CA17 FA35 GA38 JA03 JA11 JA22 MA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影時に使用した照明光に対応した撮像系
    の色再現特性を把握した情報を自動的に特定し、これを
    利用して、撮影した画像のデータを別の画像データに変
    換処理を行う測色画像変換方法であり、 (ア) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
    て得た画像データを解析することで、撮影時における照
    明光の分光分布データを求めて出力する分光分布データ
    出力ステップ; (イ) 出力された照明光の分光分布データと、撮像系
    毎の色再現特性を様々な照明光各々に対して把握した情
    報と照明光の情報を記述したファイルを用いて各波長毎
    に比較を行い、最も酷似したものを撮影時の照明光とし
    て特定する光源分析ステップ; (ウ) 前記(イ)より照合を行うことで撮影時の照明
    光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
    イル出力ステップ; (エ) 選択された照明光に対応したファイルを用い
    て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
    データを、別の画像データに変換する画像データ変換ス
    テップ; 以上(ア)〜(エ)のステップを全て行うことを特徴と
    する測色画像変換方法。
  2. 【請求項2】前記(エ)の別の画像データとはCIEX
    YZ画像データであることを特徴とする請求項1に記載
    の測色画像変換方法。
  3. 【請求項3】撮影時に使用した照明光に対応した撮像系
    の色再現特性を把握した情報を自動的に特定し、これを
    利用して、撮影した画像のデータを別の画像データに変
    換処理を行う測色画像変換方法であり、 (オ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
    て得た画像データを解析することで、撮影時における照
    明光の分光分布を基底関数の線形結合で表すための重み
    ベクトルを求めて出力する重みベクトル出力ステップ; (カ) 照明光の分光分布を基底関数の線形結合で表す
    ための重みベクトルと、撮像系毎の色再現特性を様々な
    照明光各々に対して把握した情報と照明光の情報を記述
    したファイルを用いて各重みベクトル毎に比較を行い、
    最も近しいものを撮影時の照明光として特定する光源分
    析ステップ; (キ) 前記(カ)より照合を行うことで撮影時の照明
    光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
    イル出力ステップ; (ク) 選択された照明光に対応したファイルを用い
    て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
    データを別の画像データに変換する画像データ変換ステ
    ップ; 以上(オ)〜(ク)のステップを全て行うことを特徴と
    する測色画像変換方法。
  4. 【請求項4】前記(ク)の別の画像データとはCIEX
    YZ画像データであることを特徴とする請求項3に記載
    の測色画像変換方法。
  5. 【請求項5】撮影時に使用した照明光に対応した撮像系
    の色再現特性を把握した情報を自動的に特定し、これを
    利用して、撮影した画像のデータを別の画像データに変
    換処理を行う測色画像変換装置であり、 (ケ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
    して把握した情報を記述したファイル群を計算機に記憶
    しておく記憶手段; (コ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
    て得た画像データを解析することで、撮影時における照
    明光の分光分布データを求めて出力する分光分布データ
    出力手段; (サ) 出力された照明光の分光分布データと、(ケ)
    の記憶手段で記憶しておいた撮像系毎の色再現特性を様
    々な照明光各々に対して把握した情報と照明光の情報を
    記述したファイルを用いて各波長毎に比較を行い、最も
    酷似したものを撮影時の照明光として特定する光源分析
    手段; (シ) 前記(サ)より照合を行うことで撮影時の照明
    光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
    イル出力手段; (ス) 選択された照明光に対応したファイルを用い
    て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
    データを、別の画像データに変換する画像データ変換手
    段; 以上(ケ)〜(ス)を全て具備することを特徴とする測
    色画像変換装置。
  6. 【請求項6】前記(ス)の別の画像データとはCIEX
    YZ画像データであることを特徴とする請求項5に記載
    の測色画像変換装置。
  7. 【請求項7】撮影時に使用した照明光に対応した撮像系
    の色再現特性を把握した情報を自動的に特定し、これを
    利用して、撮影した画像のデータを別の画像データに変
    換処理を行う測色画像変換装置であり、 (セ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
    して把握した情報を記述したファイル群を計算機に記憶
    しておく記憶手段; (ソ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
    て得た画像データを解析することで、撮影時における照
    明光の分光分布を基底関数の線形結合で表すための重み
    ベクトルを求めて出力する重みベクトル出力手段; (タ) 照明光の分光分布を基底関数の線形結合で表す
    ための重みベクトルと、(セ)の記憶手段で記憶してお
    いた撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対して
    把握した情報と照明光の情報を記述したファイルを用い
    て各重みベクトル毎に比較を行い、最も近しいものを撮
    影時の照明光として特定する光源分析手段; (チ) 前記(タ)より照合を行うことで撮影時の照明
    光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
    イル出力手段; (ツ) 選択された照明光に対応したファイルを用い
    て、同一の照明下、同一の撮像系で撮影して得た画像の
    データを、別の画像データに変換を行う画像データ変換
    手段; 以上(セ)〜(ツ)を全て具備することを特徴とする測
    色画像変換装置。
  8. 【請求項8】前記(ツ)の別の画像データとはCIEX
    YZ画像データであることを特徴とする請求項7に記載
    の測色画像変換装置。
  9. 【請求項9】撮影時に使用した照明光に対応した撮像系
    の色再現特性を把握した情報を自動的に特定し、これを
    利用して、撮影した画像のデータを別の画像データに変
    換処理を行うプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な情報記録媒体で、 (テ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
    して把握した情報を記述したファイル群を作成し、計算
    機に記憶しておく記憶処理; (ト) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
    て得た画像データの入力を受け付け、これを解析するこ
    とで撮影時における照明光の分光分布データを求めて出
    力する、分光分布データ出力処理; (ナ) 出力された照明光の分光分布データと、(テ)
    の記憶手段で記憶しておいた撮像系毎の色再現特性を様
    々な照明光各々に対して把握した情報と照明光の情報を
    記述したファイルを用いて各波長毎に比較を行い、最も
    酷似したものを撮影時の照明光として特定する光源分析
    処理; (ニ) 前記(ナ)より照合を行うことで撮影時の照明
    光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
    イル出力処理; (ヌ) 使用した撮像系を指定し、選択された照明光に
    対応したファイルを用いて、撮影して得た画像のデータ
    を、別の画像データに変換を行う画像データ変換処理; 以上(テ)〜(ヌ)を全て行うことを特徴とするプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒
    体。
  10. 【請求項10】前記(ヌ)の別の画像データとはCIE
    XYZ画像データであることを特徴とする請求項9に記
    載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    情報記録媒体。
  11. 【請求項11】撮影時に使用した照明光に対応した撮像
    系の色再現特性を把握した情報を自動的に特定し、これ
    を利用して、撮影した画像のデータを別の画像データに
    変換処理を行うプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な情報記録媒体で、 (ネ) 撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対
    して把握した情報を記述したファイル群を作成し、計算
    機に記憶しておく記憶処理; (ノ) 複数の色票を配置した標準板を撮像系で撮影し
    て得た画像データの入力を受け付け、これを解析するこ
    とで撮影時における照明光の分光分布を基底関数の線形
    結合で表すための重みベクトルを求めて出力する重みベ
    クトル出力処理; (ハ) 照明光の分光分布を基底関数の線形結合で表す
    ための重みベクトルと、(ネ)の記憶手段で記憶してお
    いた撮像系毎の色再現特性を様々な照明光各々に対して
    把握した情報と照明光の情報を記述したファイルを用い
    て各重みベクトル毎に比較を行い、最も近しいものを撮
    影時の照明光として特定する光源分析処理; (ヒ) 前記(ハ)より照合を行うことで撮影時の照明
    光の情報に対応したファイルを選択し出力する選択ファ
    イル出力処理; (フ) 使用した撮像系を指定し、選択された照明光に
    対応したファイルを用いて、撮影して得た画像のデータ
    を、別の画像データに変換を行う画像データ変換処理; 以上(ネ)〜(フ)を全て行うことを特徴とするプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒
    体。
  12. 【請求項12】前記(フ)の別の画像データとはCIE
    XYZ画像データであること、を特徴とする請求項11
    に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な情報記録媒体。
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