JP2001258026A - 画像符号化方式変換装置 - Google Patents

画像符号化方式変換装置

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JP2001258026A
JP2001258026A JP2000067938A JP2000067938A JP2001258026A JP 2001258026 A JP2001258026 A JP 2001258026A JP 2000067938 A JP2000067938 A JP 2000067938A JP 2000067938 A JP2000067938 A JP 2000067938A JP 2001258026 A JP2001258026 A JP 2001258026A
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encoding
encoder
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Yuji Takenaka
裕二 竹中
Yoshihiro Nishioka
祥寛 西岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同じ符号化方式の入力画像データを復号するデ
コーダ2と、該デコーダ2の出力を異なる符号化方式の
画像データに変換して出力するエンコーダ3とを備えた
画像符号化方式変換装置に関し、コマ落ち発生並びにブ
ロック歪に伴う画質劣化を低減する。 【解決手段】デコーダ2のリピート信号を次段のエンコ
ーダ3に与え、このエンコーダ3では該リピート信号の
終了期間が複数フレーム分連続している時、該リピート
信号の終了直後のフレームで符号化が終了していなくて
も次のフレームの符号化を開始して符号化処理が複数フ
レームにまたがらないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像符号化方式変換
装置に関し、特に異なる符号化方式を採用する画像符号
化装置間の画像(映像)データ通信を可能にするための
画像符号化方式変換装置に関するものである。
【0002】符号化方式が異なる画像符号化装置間の通
信を行う場合、従来技術としては図8に示すように、画
像符号化方式変換装置1を、2つの画像符号化装置、す
なわち符号化方式Aのエンコーダ100と、この符号化方式
Aとは異なる符号化方式Bのデコーダ200との間に配置
し、この画像符号化方式変換装置1において、一旦受信
した信号を方式Aのデコーダ2で画像信号に復号し、接続
先のデコーダ200と同じ符号化方式Bのエンコーダ3によ
り再び符号化してデータ送信を実現しているものが多
い。
【0003】図9には、図8に示した画像符号化方式変換
装置1並びにエンコーダ100及びデコーダ200の構成例が
示されている。すなわち、方式Aのエンコーダ100は画像
信号を方式Aで符号化する1段目のエンコーダ101とこの
エンコーダ101の出力データを一旦蓄積するとともに、
必要に応じてエンコーダ101の符号化停止/制御を行う
バッファ102とで構成されている。
【0004】また、画像符号化方式変換装置1は、1段目
のデコーダ2の前段に設けたエンコーダ100の送信データ
を蓄積するバッファ4と、デコーダ2の出力画像をデコー
ダ2のリピート信号によって記憶する表示メモリ5と、こ
の表示メモリ5からの出力画像信号を符号化方式Bで符号
化するエンコーダ3の出力画像を蓄積すると共にエンコ
ーダ3の符号化停止/制御を行うバッファ6とで構成され
ており、バッファ4の入力データ速度とバッファ6の出力
データ速度は同一である。
【0005】また、符号化方式Bのデコーダ200において
は、画像符号化方式変換装置1におけるバッファ6から出
力された送信データを蓄積するバッファ201と、このバ
ッファ201からの出力画像信号を符合する2段目デコーダ
202と、この2段目デコーダ202の出力データを記憶して
モニターに出力する表示メモリ203とで構成されてい
る。
【0006】次に、このような従来の画像符号化方式変
換装置の動作を図10及び図11を用いて以下に説明する。符号化動作 まず、1段目のエンコーダ101に入力して来る画像信号の
情報量は、図10の行番号「1」に示すように、フレーム
番号「3」、「8」、「10」、及び「12」において大きい
ものと仮定する。
【0007】この結果、行番号「2」において1段目エン
コーダ101の符号化状態は、フレーム番号「3」の入力情
報量に対してエンコーダ100内のバッファ102で時間平均
化することでその増加分が吸収されるが、バッファ閾値
を超した場合、このバッファ102からエンコーダ101への
符号化停止信号によりエンコーダ101の動作が一時停止
され、エンコーダ101の符号化は時間「4」及び「5」に
それぞれ対応するフレーム番号「4」及び「5」でコマ
(駒)落ち状態となる。
【0008】同様に、フレーム番号「8」、「10」、及
び「12」についてもそれぞれ時間「9」、「11」、及び
「13」に対応するフレーム番号「9」、「11」、及び「1
3」のデータがコマ落ち状態となる。この結果、行番号
「3」で示すようにエンコーダ100からのデータ送信は、
時間「4」〜「6」の期間をかけてフレーム番号「3」の
データを送り、フレーム番号「4」及び「5」のデータは
送れなくなる。これは、フレーム番号「9」、「11」、
及び「13」のデータについても同様にして送れなくなる
ことを示している。
【0009】上記の行番号「3」に示す送信データを受
信した画像符号化方式変換装置1におけるデコーダ2にお
いては、行番号「4」で示すように、時間「5」及び
「6」でフレーム番号「2」のリピート画像(リピート
1)になる。これは、フレーム番号「3」の画像が時間
「7」にならないと表示可能にならないため、デコーダ2
が表示メモリ5に対してリピート信号を出すためであ
る。
【0010】なお、この行番号「4」では、フレーム番
号「8」、「10」、及び「12」の復号動作に伴い、時間
「10」でフレーム番号「7」がリピートされることにな
る。従って、この行番号「4」のデコーダ出力画像が2段
目エンコーダ3の入力画像になるが、この場合の情報量
は行番号「5」に示すようになる。
【0011】すなわち、時間「5」及び「6」においてエ
ンコーダ3への入力はリピート画像であるため、フレー
ム相関を取ると情報量が小さくなり、その結果としてバ
ッファ6の占有量は時間「5」及び「6」で小さくなる。
また、時間「7」の画像データはフレーム番号「3」の画
像(エンコーダ101でコマ落ちの原因となった画像)な
ので、情報量が大きい。
【0012】通常のエンコーダはバッファメモリの占有
量が規定値になるように符号化制御をかけるため、行番
号「6」に示すように、時間「5」の後半、時間「6」、
及び時間「7」の前半で情報発生量を増加させる方向に
符号化制御が掛かることになる。
【0013】このため、2段目エンコーダ3において、行
番号「5」における時間「7」の入力(フレーム番号
「3」)を符号化する場合は、元々情報量が大きい上
に、フレームのはじめに情報量が多く発生する符号化制
御が掛かっているのでコマ落ち発生状況が助長されるこ
とになる。
【0014】すなわち、2段目エンコーダ3の回線レート
がエンコーダ100の回線レートと同じかそれより低い場
合、エンコーダ3にフレーム番号「3」の画像データが入
力されたとき、行番号「7」に示すように、エンコーダ1
01の場合(行番号「1」〜「3」)と同様に1フレーム時
間で送り切ることが出来ず、フレーム番号「3」のデー
タが時間「9」及び「10」においてリピートされ、行番
号「6」に示す如く時間「8」及び「9」のフレーム番号
「6」及び「7」がコマ落ちすることになる。
【0015】従って、2段目デコーダ202においては、行
番号「8」及び図11に示すように、フレーム番号「2」の
データが時間「7」〜「10」において2回のリピート(リ
ピート1)で送ることのできる画像信号が2回分(リピー
ト2)だけ余分にリピートされることになってしまい、
合計でリピート回数が4回に増大することになる。
【0016】さらには、このようにリピート連続回数が
増えることにより、フレーム番号「3」から「7」に画像
データが急変することになり、不自然な画面表示となっ
てしまう。ブロック符号化処理動作 一方、上記の方式A並びにBが共にブロック符号化処理を
行う場合、方式Aの1段目エンコーダ101と画像符号化方
式変換装置1内の1段目デコーダ2のブロックサイズ、及
び画像符号化方式変換装置1内の方式Bの2段目エンコー
ダ3と方式Bの2段目デコーダ202のブロックサイズは同一
になっており、ブロックサイズが同一の場合はブロック
歪が次段のブロック境界と一致するため特に問題とはな
らない。
【0017】しかしながら、処理単位であるブロックサ
イズが同じでも、画面サイズが違う場合は、図12に示す
ように、同図(1)に示す400画素×400ラインの画面に
対する符号化方式Aの側で発生したブロック歪が、同図
(2)に示す300画素×300ラインの画面に対応する符号
化方式Bのブロック内にパターンとして現れるため、原
信号には存在しない高周波成分が付加されることにな
る。
【0018】また、方式Aはブロック符号化処理を行う
が、方式Bでは行わないような場合、方式Aで発生したブ
ロック歪を画像パターンとして符号化しなければならず
効率が悪くなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の画
像符号化方式変換装置においては、次のような問題点が
あった。 (1) デコーダでリピート信号が発生した後は、情報量の
多いフレームが続き、通常の制御では再度そのフレーム
でコマ落としが発生してしまい画像が急変することに伴
い画質劣化が発生してしまう。 (2) ブロック歪が発生した場合、画像信号だけでは歪な
のか格子パターンなのか判断できず、従ってブロック歪
により必要以上に高周波成分が増えた信号を再び符号化
しなければならず効率の良い符号化が出来ない。
【0020】従って本発明は、同じ符号化方式の入力画
像データを復号するデコーダと、該デコーダの出力を異
なる符号化方式の画像データに変換して出力するエンコ
ーダとを備えた画像符号化方式変換装置において、コマ
落ち発生並びにブロック歪に伴う画質劣化を低減するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像符号化方式変換装置は、デコーダ
のリピート信号をエンコーダに与え、該エンコーダは、
該リピート信号の終了後の符号化が複数フレームにまた
がらないように、該リピート信号終了直後のフレームの
符号化が終了していなくても次のフレームの符号化を開
始して符号化処理が複数フレームにまたがらないように
することを特徴としたものである。
【0022】すなわち、本発明に係る画像符号化方式変
換装置は、図1の原理ブロック図に示すように、デコー
ダ2におけるリピート信号を次段のエンコーダ3に渡し、
該リピート信号終了直後のフレームの符号化が終了して
いなくても次の符号化を開始させ、リピート信号終了後
のフレームの符号化処理が複数フレームにまたがらない
ようにし、以てコマ落としフレームが増大することを防
止している。これにより、画質の滑らかさが維持される
こととなる。
【0023】ここで、該エンコーダ3は、該入力画像デ
ータの先頭を検出する回路と、該データの終了を検出す
ると共に符号化処理を行う符号化回路と、該先頭及び終
了並びに該リピート信号に基づき該リピート信号の終了
後の符号化処理が複数フレームにまたがらないように該
符号化回路に符号化停止信号及び符号化開始信号を与え
る回路と、で構成することができる。
【0024】また、本発明においては、デコーダがブロ
ック歪検出回路を有し、このブロック歪検出回路がブロ
ック歪を検出した時のみ、該デコーダの出力にフィルタ
を接続するスイッチを設けることができる。すなわち本
発明においては、1段目のデコーダ2のブロック歪検出回
路でブロック歪の検出を行い、この検出結果をスイッチ
8に与えることによりブロック歪が検出された場合には
デコーダ2の出力画像データをフィルタ7に通すことによ
りブロック歪を除去して表示メモリ5に与えるが、ブロ
ック歪が検出されないときにはフィルタ7を通さずにそ
のまま表示メモリ5に与えることになる。
【0025】ここで、上記のブロック歪検出回路は、ブ
ロック符号化変換係数の所定の高周波成分がゼロである
ことを判定する第1の判定回路と、近隣ブロックの直流
係数同士の差分が全て閾値以下であることを判定する第
2の判定回路と、両判定回路の判定結果が得られたとき
のみブロック歪有りとして該フィルタを該デコーダの出
力に接続する論理積回路とで構成することができる。
【0026】また、上記の第1の判定回路は、該所定の
高周波成分を選択するためにマスク設定が可能なマスク
回路を含むことができる。このようにしてブロック符号
化時のブロック歪の発生を減少させることが可能とな
る。
【0027】
【発明の実施の形態】図2は、図1に示した本発明に係る
画像符号化方式変換装置1に用いられるエンコーダ3の実
施例を示したもので、この実施例では、カウンタ回路31
と、論理回路32と、データ先頭検出回路33と、符号化回
路34と、OR回路35〜37とで構成されている。
【0028】OR回路35は、リセット信号を受けてクリア
信号CLRをカウンタ回路31に与え、カウンタ回路31は、
図3に示すように、カウンタ311及びデコーダ312で構成
され、符号化開始信号INIT1、符号化処理中信号ENC1、
符号化停止信号STOP、符号化開始信号INIT2、及び符号
化処理中信号ENC2を出力して論理回路32に与えると共
に、信号STOPをOR回路36に与えている。
【0029】論理回路32は、図4にその具体例が示され
るように、OR回路321,323,326とAND回路322,324,325,32
7,328,329で構成されており、信号UP,DOWN,LOAD“2”,
及びCLRを出力してカウンタ回路31にフィードバックし
ている。データ先頭検出回路33は画像入力信号のデータ
先頭(及びフレーム先頭)を検出して論理回路32に与え
ており、符号化回路34は、画像入力信号並びにOR回路36
の出力信号から符号化終了信号ENDを発生して論理回路3
2に与えるものである。
【0030】なお、OR回路36には、バッファ6から符号
化停止信号が与えられると共に、符号化回路34の出力で
ある符号化データがバッファ6に与えられるようになっ
ている。また、OR回路37はカウンタ回路31からの信号IN
IT1及びINIT2の論理和を取って符号化回路34に与えてい
る。
【0031】このような構成を有するエンコーダ3の動
作を図5に示す遷移図並びに図6に示すタイミングチャー
トを参照して以下に説明する。なお、図6における1段目
のデコーダ2のタイミングチャートは図11の場合と同様
である。符号化動作まず、電源投入時などにおいてリセ
ット信号が図2のOR回路35に与えられると、OR回路35は
クリア信号CLRをカウンタ回路31に与える。これによ
り、図3に示す如くカウンタ回路31におけるカウンタ311
がカウント値“0”を出力するのでデコーダ312は信号IN
IT1を出力する(図5のステップS1及び図6参照)。
【0032】この信号INIT1はOR回路37を経由して符号
化回路34に与えられて符号化処理が開始される。信号IN
IT1が発生して論理回路32に与えられると、論理回路32
においては、図4に示す如くOR回路321を経由してAND回
路322に与えられるが、このときにデータ先頭検出回路3
3からデータ先頭を示す信号が論理回路32のAND回路322
に与えられていると、このAND回路322の出力が“H”レ
ベルとなってOR回路323より信号UPが出力され、カウン
タ回路31のカウンタ311に与えられるので、このカウン
タ311が“1”だけインクリメントし、カウント値“1”
を出力してデコーダ312に与える。
【0033】従って、デコーダ312は信号ENC1を出力し
て論理回路32のAND回路324に与える(ステップS2)。信
号ENC1が与えられた状態で、符号化回路34でデータの終
了(符号化終了)を示す信号ENDが論理回路32のAND回路
327に与えられると、OR回路326を介して信号ENC1がAND
回路327に同時に与えられるので、論理積条件が成立し
て信号DOWNがカウンタ回路31に与えられる。
【0034】従って、カウンタ311のカウント値が“1”
から“0”に戻るので、信号INIT1が再び出力されること
になる(ステップS3)。フレーム番号が時間毎に変化し
て行けば、このようなステップS2及びS3を繰り返すこと
になる。
【0035】ここで、図11に示した従来技術のタイミン
グチャートと同様に、方式Aの1段目デコーダ2からリピ
ート信号が出力されると、これを入力した論理回路32の
AND回路324は信号ENC1を入力しているので、その出力が
“H”レベルとなるため、OR回路323から信号UPをカウン
タ311に与えることとなり、そのカウント値が“1”から
“2”となってデコーダ312に与えられ、デコーダ312か
らは信号STOPが出力されて論理回路32のANDゲート325と
OR回路336に与えられる(ステップS4)。
【0036】従って、この信号STOPはOR回路36から符号
化回路34に与えられるので、符号化回路34は符号化動作
を停止するため、その出力ストリームは図6に示す如
く、“NULL”(無効)となる。なお、この“NULL”信号
状態は、同図に示す例では2段目デコーダ202においてリ
ピートされているが、これはエンコーダ202の方式に従
って種々変形が可能である。
【0037】このような信号STOPはリピート信号が
“H”レベルを保持する限り連続する(ステップS5)。
この信号STOPが発生されている状態で、リピート信号が
“L”レベルになると共に、データの先頭(この場合は
フレームの先頭)がデータ先頭検出回路33から論理回路
32のAND回路325に与えられると、このAND回路325は論理
積条件が成立するので、OR回路323を介して信号UPを出
力し、カウンタ311に与える。
【0038】従って、カウンタ311はそのカウント値を
“2”から“3”にインクリメントして信号INIT2を出力
し、OR回路37を介して符号化回路34に与えると共に論理
回路32のOR回路321にも与える(ステップS6)。この信
号INIT2が発生している状態では、符号化回路34が符号
化を開始すると共にデータ先頭検出回路33からデータの
先頭が検出されて論理回路32のAND回路322に与えられる
と、AND回路322は論理積条件が成立するので、OR回路32
3を介して信号UPをカウンタ311に与える。
【0039】従って、そのカウント値は“3”から“4”
に変わり、デコーダ312からは信号ENC2が出力されて論
理回路32のOR回路326及びAND回路329に与えられる(ス
テップS7)。信号ENC2が発生されてから、データの終了
を示す信号ENDが符号化回路34から論理回路32のAND回路
327に与えられると、AND回路328はORゲート326からの信
号ENC2を同時に入力することにより論理積条件が成立し
たものとして信号DOWNを出力し、カウンタ311に与える
ので、そのカウント値は“4”から“3”にデクリメント
されてデコーダ312は信号INIT2に戻ることとなる(ステ
ップS8)。
【0040】また、信号ENC2の状態からリピート信号が
“H”レベルになった場合には、論理回路32のAND回路32
8においてリピート信号と信号ENC1(この時点では“L”
レベル)とが入力されているので、論理積条件を満たさ
ないとして信号LOAD“2”は出力されず、カウンタ回路3
1のカウンタ311のカウント値は不変のままとなる(ステ
ップS9)。従って、リピート信号が“H”レベルの状態
においては信号ECN2の状態が繰り返されることになる。
【0041】一方、ECN2が発生された状態で、リピート
信号が“H”レベルから“L”レベルに変わった場合のフ
レームの次のフレームの先頭が来た時には、前のフレー
ムのデコードが終了していなくても次のフレームのデコ
ードを開始させるため、論理回路32のAND回路329がリピ
ート信号とデータ先頭(この場合はフレームの先頭)の
信号と信号ECN2とを受けて論理積条件を取ることによ
り、その条件が満たされた時にはクリア信号CLRを発生
してカウンタ回路31のカウンタ311に与えるため、カウ
ンタ311はリセットされ、そのカウント値は“0”となっ
て信号INIT1に戻る(ステップS10)。
【0042】すなわち、単発的にコマ落ちが発生してい
るような場合(図6の網掛部分及び参照)には、図6
に示すように、2段目エンコーダ3の出力ストリームにお
いてフレーム番号「3」及び「4」の画像データの符号化
が終了していなくても途中で符号化を停止し、次のフレ
ームの符号化を開始させ、以ってリピート信号終了後の
符号化処理が複数フレームにまたがらないようにしてい
る。
【0043】また、信号INIT1の状態からリピート信号
が“L”レベルから“H”レベルに変わったときには、論
理回路32におけるAND回路328が信号INIT1とリピート信
号とを入力して論理積条件を満たしたものとして信号LO
AD“2”を出力し、カウンタ311に与えるので、そのカウ
ント値は“2”となり、デコーダ312からは信号STOPが出
力されることになる(ステップS11)。
【0044】このように、単発的にコマ落ちが発生する
ような箇所(図6の及び)においては、前のフレー
ムの符号化が終了していなくても次のフレームの符号化
を開始するが、リピート信号が“L”から“H”に変わっ
ても、次のフレームの先頭で再びリピート信号が“L”
に戻るような場合(リピート信号終了後の符号化処理が
複数フレームにまたがらない場合)には、コマ落ち発生
が増大することはないので、図6のタイムチャートに示
す如く途中で符号化を停止することなく信号ENC2による
符号化が信号ENDが発生するまで実行されることになる
(ステップS8)。
【0045】ブロック歪検出動作 図7は図1に示したデコーダ2に設けられているブロック
歪検出回路の実施例を示したものである。この実施例に
おいては、ブロック符号化の際の高周波の係数が落とさ
れているか否かを検出する回路部分と、画像データが元
々プレーンな画像データであるか否かを近接ブロックか
ら判定する回路部分とに分かれている。
【0046】すなわち、前者の高周波成分判定回路部分
は、ブロック符号化変換(DC)係数を分解する分解部71
と、この分解部71における変換係数の中から所定の高周
波係数の出力信号が “0”か否かを判定する判定部72
と、この判定部72の判定結果の内、予め実験などによっ
て分っている所定の高周波係数のみを取り出すマスク部
73と、このマスク部73の出力の論理積を取りその条件を
満たした時のみ判定結果信号を出力する論理積回路74と
で構成されている。
【0047】また、後者のプレーン画像判定回路部分
は、変換係数分解部71の変換係数の中から直流係数を近
接ブロック毎に順次取り出すブロック遅延部76(761〜7
6n)と、ブロック遅延部76からの出力の内、隣接する直
流係数同士の差を求める差分演算部77(771〜77(n-1))
と、これらの差を閾値と比較する比較部78と、比較部78
の比較結果の論理積を取って出力する論理積回路79とで
構成されている。
【0048】そして、論理積回路74及び79の出力は論理
積回路75に与えられて、ブロック歪が発生したと判断さ
れる時に、フィルタ7をONにする出力信号を発生するよ
うにしている。まず、ブロック歪が発生するのは高周波
成分がカットされるときであり、これは上記の高周波成
分判定回路部分で判定できるが、これだけでは不十分で
ある。すなわち、均一画面でも直流係数しか存在しない
ためにブロック歪と判定されてしまう可能性があるので
これを除外する必要がある。
【0049】そこで、均一画面では近接ブロック間の変
換係数はほぼ同じ値になるので、高周波係数が殆どゼロ
で隣接ブロック間の変換係数がばらついているときのみ
ブロック歪発生時であると判定して出力をスイッチ8に
与えればよい。従って、判定部72では高周波の係数が
“0”になっているか否かを判定し、マスク部73で判定
の対象とする係数を取り出し、論理積回路74において判
定対象の係数が全て“0”であれば第1の判定結果をブロ
ック歪有りとして論理積回路75に与える。
【0050】また、ブロック遅延部76と差分演算部77と
により直流係数差を求め、この差が閾値より小さい場合
は元々プレーンな画像と判断し、差が閾値より全て大き
い場合のみ論理積回路79でこれを判定してブロック歪有
りとし、第2の判定結果として論理積回路75に与える。
【0051】論理積回路75では第1の判定結果と第2の判
定結果が共に歪有りと判定した場合のみ、フィルタ7を
デコーダ2に接続するようにスイッチ8を切り替えること
となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像符
号化方式変換装置によれば、デコーダのリピート信号を
次段のエンコーダに与え、このエンコーダでは該リピー
ト信号の終了期間が複数フレーム分連続している時、該
リピート信号の終了直後のフレームで符号化が終了して
いなくても次のフレームの符号化を開始して符号化処理
が複数フレームにまたがらないように構成した。
【0053】これにより、図6のタイムチャートに示す
如く、後続のデコーダにおいては、単発的なコマ落ち状
態が生じる場合に早めにエンコードを停止させて画像を
滑らかになるようにすると共に、定常的にコマ落ちが発
生している時には符号化を停止させないでやはり滑らか
な画像を維持するようにすることが可能になる。これ
は、図11に示した後続のデコーダにおける出力画像が、
コマ落ち発生の増大に伴いリピート状態が長くなること
に加えて、リピート状態から急激に画像の変化が現れて
いることが示されており、本発明においてこのような欠
点が解消されていることが分かる。
【0054】また本発明では、デコーダにブロック歪検
出回路を設け、このブロック歪検出回路がブロック歪を
検出したときのみデコーダの出力にフィルタをかけるよ
うに構成したので、ブロック変換符号化時のブロック歪
の発生を減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像符号化方式変換装置の構成を
原理的に示したブロック図である。
【図2】本発明に係る画像符号化方式変換装置に用いる
(2段目)エンコーダの実施例を示したブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る画像符号化方式変換装置の(2段
目)エンコーダに用いるカウンタ回路の実施例を示した
ブロック図である。
【図4】本発明に係る画像符号化方式変換装置の(2段
目)エンコーダに用いる論理回路の実施例を示したブロ
ック図である。
【図5】本発明に係る画像符号化方式変換装置の(2段
目)エンコーダの動作を示した遷移図である。
【図6】本発明に係る画像符号化方式変換装置の符号化
動作のタイミングチャート図である。
【図7】本発明に係る画像符号化方式変換装置に用いる
(1段目)デコーダに設けたブロック歪検出回路の実施
例を示したブロック図である。
【図8】一般的に知られた画像符号化方式変換装置の概
略ブロック図である。
【図9】図8に示した従来技術を具体的に示したブロッ
ク図である。
【図10】図9に示した従来技術のコマ落ち状態を説明す
るためのタイミングチャート図である。
【図11】図10に示したタイミングチャートに対応する動
作タイミングチャート図である。
【図12】画面サイズが異なる時の従来技術の問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 画像符号化方式変換装置 2 (1段目)デコーダ(方式A) 3 (2段目)エンコーダ(方式B) 4,6,102,201 バッファ 5,203 表示メモリ 101 (1段目)エンコーダ 202 (2段目)デコーダ 100 エンコーダ 200 デコーダ 31 カウンタ回路 32 論理回路 33 データ先頭検出回路 34 符号化回路 311 カウンタ 312 デコーダ 71 ブロック符号化変換係数分解部 72 判定部 73 マスク部 74,75,79 論理積回路 76(761〜76n) ブロック遅延部 77(771〜77(n-1)) 差分演算部 78 比較部 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK03 KK41 PP04 RA01 RA04 RE20 SS06 TA73 TB04 TC15 TD12 UA02 UA05 UA11 UA31 5J064 AA01 BA15 BB01 BB11 BC02 BC03 BC05 BC11 BC14 BD02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同じ符号化方式の入力画像データを復号す
    るデコーダと、該デコーダの出力を異なる符号化方式の
    画像データに変換して出力するエンコーダとを備えた画
    像符号化方式変換装置において、 該デコーダのリピート信号を該エンコーダに与え、該エ
    ンコーダは、該リピート信号の終了期間が複数フレーム
    分連続しているとき、該リピート信号終了直後のフレー
    ムで符号化が終了していなくても次のフレームの符号化
    を開始して符号化処理が複数フレームにまたがらないよ
    うにすることを特徴とした画像符号化方式変換装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該エンコーダが、該入力画像データの先頭を検出する回
    路と、該データの終了を検出すると共に符号化処理を行
    う符号化回路と、該先頭及び終了並びに該リピート信号
    に基づき該リピート信号の終了後の符号化処理が複数フ
    レームにまたがらないように該符号化回路に符号化停止
    信号及び符号化開始信号を与える回路と、で構成されて
    いることを特徴とした画像符号化方式変換装置。
  3. 【請求項3】同じ符号化方式の画像データを復号するデ
    コーダと、該デコーダの出力を異なる符号化方式の画像
    データに変換するエンコーダとを備えた画像符号化方式
    変換装置において、 該デコーダがブロック歪検出回路を有し、該ブロック歪
    検出回路がブロック歪を検出した時のみ該デコーダの出
    力にフィルタを接続するスイッチを設けたことを特徴と
    した画像符号化方式変換装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 該ブロック歪検出回路が、ブロック符号化変換係数の所
    定の高周波成分がゼロであることを判定する第1の判定
    回路と、近隣ブロックの直流係数同士の差分が全て閾値
    以下であることを判定する第2の判定回路と、両判定回
    路の判定結果が得られたときのみブロック歪有りとして
    該フィルタを該デコーダの出力に接続する論理積回路
    と、で構成されることを特徴とした画像符号化方式変換
    装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 該第1の判定回路が、該所定の高周波成分を選択するた
    めにマスク設定が可能なマスク回路を含むことを特徴と
    した画像符号化方式変換装置。
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