JPH11220729A - 映像符号化装置、映像復号化装置及び歪み検出装置 - Google Patents

映像符号化装置、映像復号化装置及び歪み検出装置

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JPH11220729A
JPH11220729A JP2233098A JP2233098A JPH11220729A JP H11220729 A JPH11220729 A JP H11220729A JP 2233098 A JP2233098 A JP 2233098A JP 2233098 A JP2233098 A JP 2233098A JP H11220729 A JPH11220729 A JP H11220729A
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JP
Japan
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edge
block
distortion
information
video signal
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Application number
JP2233098A
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English (en)
Inventor
Shigeo Fujishiro
茂夫 藤代
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブロツク歪みの発生を確実に検出する映像符号
化装置及びブロツク歪みを確実に除去する映像復号化装
置を得る。 【解決手段】映像符号化装置10において、符号化処理
を受ける前の信号と当該符号化処理を受けた後の信号と
を比較して当該符号化処理により生じる歪みを検出し当
該歪みの発生情報を出力する歪み検出部50を設け、当
該歪みの発生情報を符号化処理により発生する符号化デ
ータに対し付加する。さらに映像復号化装置70におい
て、当該符号化データに付加された当該歪みの発生情報
に応じて当該符号化データに対するフイルタ動作を行う
ポストフイルタ76を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図5) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は映像符号化装置及び
映像復号化装置に関し、例えばデイジタル放送に用いら
れる映像符号化装置及び映像復号化装置に適用して好適
なものである。
【0004】
【従来の技術】近年、映像及び音声の情報量を減らす方
法として種々の圧縮符号化方法が提案されており、その
代表的なものにMPEG2(Moving Picture Experts Gr
oup Phase 2)と呼ばれる方式がある。かかるMPEG2
方式を用いて、映像及び音声の放送データを圧縮符号化
し、地上波または衛星波を用いて放送するデイジタル放
送システムが開始されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかるMPEG2方式
においては圧縮符号化処理により映像に歪みが発生し、
その一つにブロツク歪みがある。これは、MPEG2方
式では画面を8ライン×8画素のブロツクに分割し、当
該ブロツク単位でDCT(Discrete Cosine Transform
、離散コサイン変換)処理を行い圧縮符号化するため
に生じるものであり、圧縮率が大きい場合に原画には存
在しないブロツク状の線が発生する場合がある。
【0006】かかるブロツク歪みを軽減するため、映像
復号化装置において復号信号にフイルタをかけ、ブロツ
ク歪みを軽減する方法が考えられる。図6は全体として
映像復号化装置100を示し、図示しない受信装置から
受信信号D100が供給されている。受信信号D100
は復号部101において逆VLC(Variable LengthCod
ing、可変長符号化)処理、逆量子化処理、逆DCT(D
iscrete Cosine Transform 、離散コサイン変換)処理
及び動き補償処理を受け復号され、復号信号D101と
してフイルタ102及びフイルタ制御部103に供給さ
れる。
【0007】フイルタ制御部103は復号信号D101
の各フレームについて、ブロツク歪みを検出し、所定の
参照値と当該歪み量を比較し、当該歪み量が当該参照値
よりも大きい場合フイルタ制御信号D103をフイルタ
102に送出する。フイルタ102は、フイルタ制御信
号D103に応じて復号信号D101に対しフイルタ処
理を行うことにより、ブロツク歪みを除去する。
【0008】しかし、かかる方法では、映像復号化装置
100側に歪みを検出する装置を設けるため構成が複雑
となる。また、復号信号D101を基に歪みを検出する
ためブロツク歪みの検出が困難であるという問題を依然
有している。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ブロツク歪みの発生を確実に検出する映像符号化装
置及びブロツク歪みを確実に除去する映像復号化装置を
提案するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、映像符号化装置において、符号化
処理を受ける前の信号と当該符号化処理を受けた後の信
号とを比較して当該符号化処理により生じる歪みを検出
し、当該歪み発生情報を出力する歪み検出手段と、当該
符号化処理による発生する符号化データに対し当該歪み
発生情報を付加する歪み発生情報付加手段とを設けた。
さらに映像復号化装置において、当該符号化データに付
加された当該歪みの発生情報に応じて当該符号化データ
に対するフイルタ動作を行うフイルタを設けた。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は全体として映像符号化装置
10を示し、ビデオテープレコーダ等の映像信号供給装
置(図示せず)から画像データD1がプリフイルタ14
に入力されている。
【0012】プリフイルタ14は、画像データD1に対
し、量子化レート制御部18から供給される周波数特性
制御信号D18に応じて当該画像データD1の高域成分
を削減する帯域制限処理を行い、映像の細かい部分を省
略し映像全体に対する影響を少なく留めつつ当該映像信
号の帯域幅を減少し、帯域制限画像データD2として前
処理部21に送出する。
【0013】前処理部21は、帯域制限画像データD2
の各フレーム画像について、Iピクチヤ、Pピクチヤま
たはBピクチヤの3つの画像タイプのうちのどの画像タ
イプとして処理するかを指定した後、当該フレーム画像
の画像タイプに応じて当該フレーム画像を符号化する順
番に並べ替え、さらに当該フレーム画像を16画素×1
6ラインの輝度信号で構成されるマクロブロツクに分割
するラスタブロツク変換処理を行い、これをマクロブロ
ツクデータD4として演算器22及び動きベクトル検出
部31に供給する。
【0014】動きベクトル検出部31は、マクロブロツ
クデータD4の各マクロブロツクの動きベクトルを、当
該マクロブロツクデータD4及びフレームメモリ29に
記憶されている参照画像データD28を基に算出し、動
きベクトルデータD31として動き補償部30及びVL
C(Variable Length Coding、可変長符号化)部25に
送出する。
【0015】演算回路22は、前処理部21から供給さ
れたマクロブロツクデータD4について、当該マクロブ
ロツクデータD4の各マクロブロツクの画像タイプに基
づいて、イントラモード、順方向予測モード、逆方向予
測モードまたは双方向予測モードのいずれかの予測モー
ドの動き補償を行う。ここでイントラモードとは、符号
化対象となるフレーム画像をそのまま伝送データとする
方法であり、順方向予測モードとは、符号化対象となる
フレーム画像と過去参照画像との予測残差を伝送データ
とする方法である。また逆方向予測モードとは、符号化
対象となるフレーム画像と未来参照画像との予測残差を
伝送データとする方法であり、双方向予測モードとは、
符号化対象となるフレーム画像と、過去参照画像及び未
来参照画像の2つの予測画像の平均値との予測残差を伝
送データとする方法である。
【0016】まず、マクロブロツクデータD4がIピク
チヤである場合について説明する。この場合、マクロブ
ロツクデータD4はイントラモードで処理される。すな
わち、演算回路22はマクロブロツクデータD4のマク
ロブロツクを、そのまま演算データD5としてDCT
(Discrete Cosine Transform 、離散コサイン変換)部
23に送出する。DCT部23は演算データD5に対し
DCT変換処理を行いDCT係数化し、DCT係数デー
タD6として量子化部24に送出する。量子化部24は
DCT係数データD6に対し量子化処理を行い、量子化
DCT係数データD7としてVLC部25及び逆量子化
部26に送出する。このとき量子化部24は、量子化レ
ート制御部18より供給される量子化制御信号D20に
応じて量子化値を調整することにより、発生する符号量
が制御される。
【0017】逆量子化部26に送出された量子化DCT
係数データD7は逆量子化処理を受け、DCT係数デー
タD26として逆DCT部27に送出される。そしてD
CT係数データD26は、逆DCT部27において逆D
CT処理を受け、復号演算データD27として演算回路
28に送出され、参照画像データD28としてフレーム
メモリ29に記憶される。
【0018】次に、マクロブロツクデータD4がPピク
チヤである場合について説明する。この場合、演算回路
22はマクロブロツクデータD4について、イントラモ
ードまたは順方向予測モードのいずれかの予測モードに
よる動き補償処理を行う。
【0019】予測モードがイントラモードの場合、上述
のIピクチヤの場合と同様に、演算回路22はマクロブ
ロツクデータD2のマクロブロツクをそのまま演算デー
タD5としてDCT部23に送出する。
【0020】これに対して、予測モードが順方向予測モ
ードの場合、演算回路22はマクロブロツクデータD4
について、動き補償部31より供給される順方向予測画
像データD30Fを用いて減算処理する。
【0021】順方向予測画像データD30Fは、フレー
ムメモリ29に記憶されている参照画像データD28
を、動きベクトルデータD31に応じて動き補償するこ
とにより算出される。すなわち動き補償部30は順方向
予測モードにおいて、フレームメモリ29の読出アドレ
スを動きベクトルデータD31に応じてずらして参照画
像データD28を読み出し、これを順方向予測画像デー
タD30Fとして演算回路22及び演算回路28に供給
する。演算回路22はマクロブロツクデータD4から順
方向予測画像データD30Fを減算して予測残差として
の差分データを得、演算データD5としてDCT部23
に送出する。
【0022】また、演算回路28には動き補償部30か
ら順方向予測画像データD30Fが供給されており、演
算回路28は復号演算データD27に当該順方向予測画
像データS30Fを加算することにより参照画像データ
D28(Pピクチヤ)を局部再生し、フレームメモリ2
9に記憶する。
【0023】次に、前処理部21からBピクチヤのマク
ロブロツクデータD4が演算回路22に供給された場合
について説明する。この場合、演算回路22はマクロブ
ロツクデータD4について、イントラモード、順方向予
測モード、逆方向予測モードまたは双方向予測モードの
いずれかの動き補償処理を行う。
【0024】予測モードがイントラモードまたは順方向
予測モードの場合、マクロブロツクデータD2は上述の
Pピクチヤの場合と同様の処理を受ける。但し、Bピク
チヤは他の予測参照画像として用いられないため、フレ
ームメモリ29には記憶されない。
【0025】これに対して、予測モードが逆方向予測モ
ードの場合、演算回路22はマクロブロツクデータD4
について、動き補償部30より供給される逆方向予測画
像データD30Bを用いて減算処理する。
【0026】逆方向予測画像データD30Bは、フレー
ムメモリ29に記憶されている参照画像データD28
を、動きベクトルデータD31に応じて動き補償するこ
とにより算出される。すなわち動き補償部31は逆方向
予測モードにおいて、フレームメモリ29の読出アドレ
スを動きベクトルデータD31に応じてずらして参照画
像データD28を読み出し、これを逆方向予測画像デー
タD30Bとして演算回路22及び演算回路28に供給
する。演算回路22はマクロブロツクデータD4から逆
方向予測画像データD30Bを減算して予測残差として
の差分データを得、演算データD5としてDCT部23
に送出する。
【0027】また、演算回路28には動き補償部30よ
り逆方向予測画像データD30Bが供給されており、演
算回路28は復号演算データD27に当該逆方向予測画
像データD30Bを加算することにより参照画像データ
D28(Bピクチヤ)を局部再生するが、Bピクチヤは
他の予測参照画像として用いられないので、参照画像デ
ータD28はフレームメモリ29には記憶されない。
【0028】予測モードが双方向モードの場合、演算回
路22はマクロブロツクデータD4から、動き補償部3
0より供給される順方向予測画像データD30F及び逆
方向予測画像データD30Bの平均値を減算し予測残差
としての差分データを得、演算データD5としてDCT
部23に送出する。
【0029】また、演算回路28には動き補償部30よ
り順方向予測画像データD30F及び逆方向予測画像デ
ータD30Bが供給されており、演算回路28は復号演
算データD27に当該順方向予測画像データD30F及
び逆方向予測画像データD30Bの平均値を加算するこ
とにより参照画像データD28(Bピクチヤ)を局部再
生するが、Bピクチヤは他の予測参照画像として用いら
れないので、参照画像データD28はフレームメモリ2
9には記憶されない。
【0030】かくして、映像符号化装置10に入力され
た画像データD1は、動き補償処理、DCT処理及び量
子化処理を受け、量子化DCT係数データD7としてV
LC部25に供給される。また、VLC部25には動き
ベクトル検出部31から動きベクトルデータD31が供
給されており、歪み検出部50から歪みフラグD50が
供給されている。
【0031】ここで歪み検出部50は、演算回路22か
ら供給される演算データD5を基準データとし、逆DC
T部27から供給される復号演算データD27を参照デ
ータとして比較することにより、符号化処理により生じ
るブロツク歪みを検出する。
【0032】すなわち図2は全体として歪み検出部50
を示し、2つの同一構成でなるエツジ検出部60A及び
60Bがブロツク歪み検出部65に接続されている。当
該歪み検出部50において、演算データD5はエツジ検
出部60Aに入力され、復号演算データD27はエツジ
検出部60Bに入力される。ここで、演算データD5は
デイレイ回路40(図1)において所定の遅延を受けた
後歪み検出部50に供給される。かかる遅延時間は、演
算データD5がDCT変換処理及び量子化処理を受け符
号化された後、さらに逆量子化処理及び逆DCT変換処
理を受けて復号演算データD27として復号されるに要
する時間と同一に設定されており、かくして演算データ
D5と復号演算データD27とは同期して歪み検出部5
0に供給されるようになされている。
【0033】エツジ検出部60Aに供給された演算デー
タD5は、デイレイ回路51A及び演算回路52Aに入
力される。デイレイ回路51Aは演算データD5に対し
所定時間の遅延処理を行い、遅延演算データD51Aと
して演算回路52Aに供給する。演算回路52Aは演算
データD5と遅延演算データD51Aとの差分を計算す
ることにより、ブロツク境界エツジを検出する。
【0034】すなわち図3は演算データD5によつて構
成される画面の一部を示したものであり、8ライン×8
画素のブロツクが複数並んでいる。ブロツクはMPEG
2方式におけるDCT変換処理を行う際の単位であり、
マクロブロツクは4個のブロツクを正方形状に配置した
ものである。ここで、ブロツクAとブロツクBとはブロ
ツク境界L1を介して接しており、演算回路52Aは当
該ブロツク境界L1を介して相対する画素、例えば画素
A1及び画素B1の輝度の差分値を算出し、これを画素
間輝度差分値D52Aとして絶対値算出部53Aに送出
する。
【0035】絶対値算出部53Aは画素間輝度差分値D
52Aを絶対値化し、画素間輝度差分絶対値D53Aと
して比較部54Aに送出する。比較部54Aは閾値設定
部(図示せず)より供給される画素間輝度差分閾値D9
1と画素間輝度差分絶対値D53Aとを比較し、当該比
較結果をエツジ信号D54Aとして計数部55A及び連
続性判定部56Aに供給する。すなわち、画素間輝度差
分絶対値D53Aの値をαとし、画素間輝度差分閾値D
91の値をβとすると、α<βが成立する場合はブロツ
ク境界エツジが発生していないものと判断しエツジ信号
D54Aの値を「0」とし、α≧βが成立する場合はブ
ロツク境界エツジが発生しているものと判断しエツジ信
号D54Aの値を「1」とする。
【0036】次にエツジ検出部60Aは、エツジ信号D
54Aを用いて各ブロツク毎のブロツク境界エツジの個
数の算出及びブロツク境界エツジの連続性の判定を行
う。
【0037】まず、ブロツク境界エツジの個数の算出に
ついて説明する。計数部55Aは、各ブロツクにおける
エツジ信号D54Aの「1」の数をカウントし、かかる
カウント数を基準エツジ計数D55Aとしてブロツク歪
み検出部65に送出する。
【0038】次に、ブロツク境界エツジの連続性の判定
について説明する。連続性判定部56Aは、エツジ信号
D54Aについて、ブロツク境界に沿つて連続した
「1」の数すなわち連続したエツジの数を算出し、かか
るエツジ数を連続エツジ数Neとする。そして、連続性
判定部56Aは閾値設定部(図示せず)より供給される
連続エツジ閾値D92と連続エツジ数Neとを比較し、
当該比較結果を基準連続性信号D56Aとしてブロツク
歪み検出部58に供給する。すなわち、連続エツジ数N
eの値をγとし、連続エツジ閾値D92の値をδとする
と、γ<δが成立する場合はエツジが連続していないも
のと判断し基準連続性信号D56Aの値を「0」とし、
γ≧δが成立する場合はエツジが連続しているものと判
断し基準連続性信号D56Aの値を「1」とする。
【0039】以上はエツジ検出部60Aにおける演算デ
ータD5に対する処理について説明したが、エツジ検出
部60Bも復号演算データD27に対し同様の処理を行
い参照エツジ計数D55B及び参照連続性信号D56B
を算出し、これらをブロツク歪み検出部65に供給す
る。ここで計数部55A、55B、連続性判定部56A
及び56Bにはタイミング制御部57からタイミング制
御信号D57が供給されており、当該計数部55A、5
5B、連続性判定部56A及び56Bはそれぞれ当該タ
イミング制御信号D57に同期して基準エツジ計数D5
5A、参照エツジ計数D55B、基準連続性信号D56
A及び参照連続性信号D56Bをブロツク歪み検出部6
5に供給するようになされている。
【0040】ブロツク歪み検出部65において、基準エ
ツジ計数D55A及び参照エツジ計数D55Bは計数比
較部61に入力される。計数比較部61は、閾値設定部
(図示せず)より供給されるエツジ計数閾値D93及び
基準エツジ計数D55Aの合計値と、参照エツジ計数D
55Bを比較することにより、各ブロツクにおける符号
化処理前後のブロツク境界エッジの個数の増加を検出
し、かかる検出結果を計数フラグD61として歪み判定
部63に送出する。すなわち、参照エツジ計数D55B
の値をεとし、基準エツジ計数D55Aの値をζとし、
エツジ計数閾値D93の値をηとすると、ε<ζ+ηが
成立する場合はブロツク歪みが発生していないものとし
て計数フラグD61の値を「0」とし、ε≧ζ+ηが成
立する場合はブロツク歪みの発生によりブロツク境界エ
ッジが増加したものとして計数フラグD61の値を
「1」とする。
【0041】ここで基準エツジ計数D55Aと参照エツ
ジ計数D55Bを直接比較せず、基準エツジ計数D55
Aにエツジ計数閾値D3を加えた合計値と参照エツジ計
数D55Bを比較することにより、微細なブロツク境界
エッジの増加を無視し、ブロツク境界エッジがエツジ計
数閾値D3以上増加した場合に、ブロツク境界エッジが
増加したと判断するようになされている。
【0042】またブロツク歪み検出部65において、基
準連続性信号D56A及び参照連続性信号D56Bは連
続性比較部62に入力される。連続性比較部62は、基
準連続性信号D56A及び参照連続性信号D56Bを比
較することにより、符号化処理前後の連続エツジの発生
を検出し、かかる検出結果を連続性フラグD62として
歪み判定部63に送出する。すなわち、基準連続性信号
D56A及び参照連続性信号D56Bの値が共に「0」
の場合や共に「1」の場合は符号化処理による連続エツ
ジが発生していないものとして連続性フラグD62の値
を「0」とし、基準連続性信号D56Aの値が「1」で
参照連続性信号D56Bの値が「0」の場合も同様に連
続エツジが発生していないものとして連続性フラグD6
2の値を「0」とする。また、基準連続性信号D56A
の値が「0」で参照連続性信号D56Bの値が「1」の
場合は符号化処理による連続エツジが発生したものとし
て連続性フラグD62の値を「1」とする。
【0043】歪み判定部63は、計数フラグD61及び
連続性フラグD62を基にブロツク歪みの発生を判定
し、かかる判定結果を歪みフラグD50としてVLC部
25に供給する。まず、計数フラグD61及び連続性フ
ラグD62の両方の値が「0」の場合は歪みフラグD5
0の値を「0」とする。これは、ブロツク境界エツジの
増加の検出及び連続エツジの発生の検出の両方の方法で
ブロツク歪みが検出されない状態である。次に、計数フ
ラグD61及び連続性フラグD62の両方の値が「1」
の場合は歪みフラグD50の値を「1」とする。これ
は、ブロツク境界エツジの増加の検出及び連続エツジの
発生の検出の両方の方法でブロツク歪みが検出された状
態である。さらに、計数フラグD61及び連続性フラグ
D62のいずれか一方の値が「1」の場合は歪みフラグ
D50の値を「1」とする。これは、ブロツク境界エツ
ジの増加の検出及び連続エツジの発生の検出のいずれか
一方の方法でブロツク歪みが検出された状態である。か
くして歪み検出部50は、演算器22から供給される演
算データS5と逆DCT部27から供給される復号演算
データD27を比較することにより、各ブロツクにおけ
る符号化処理により生じるブロツク歪みを検出し、かか
る検出結果を歪みフラグD50としてVLC部25に送
出する。
【0044】VLC部25は、量子化DCT係数データ
D7及び動きベクトルデータD31に対し可変長符号化
処理を行う際、当該量子化DCT係数データD7の各ブ
ロツクに対応する歪みフラグD50を付加して可変長符
号化し、これを可変長符号化データD8としてバツフア
19に送出し一旦蓄積する。ここで量子化レート制御部
18は常にバツフア19における可変長符号化データD
8の蓄積状態を監視しており、かかる蓄積状態を占有率
情報D19として得る。そして量子化レート制御部18
は占有率情報D19を基に周波数特性制御信号D18及
び量子化制御信号D20を生成し、それぞれをプリフイ
ルタ14及び量子化部24に供給することにより、可変
長符号化データD8の符号発生量を一定に制御するよう
になされている。可変長符号化データD8はバツフア1
9に一旦蓄積された後、可変長符号化データD10とし
て読み出され、送信装置(図示せず)において変調され
送信信号として送信される。
【0045】送信装置から送信された送信信号は、受信
装置(図示せず)において受信されたのち復調され、可
変長符号化データD10として図4に示す映像復号化装
置70に供給される。映像復号化装置70において、可
変長符号化データD10は一旦バツフア71に蓄積され
た後所定のレートで読み出され、逆VLC部72に供給
される。
【0046】逆VLC部72は可変長符号化データD1
0に対し可変長復号化処理を行い、量子化DCT係数デ
ータD72、動きベクトルデータD31′及び歪みフラ
グD50′を復号生成し、それぞれを逆量子化部73、
動き補償部77及びデイレイ回路79に送出する。
【0047】量子化DCT係数データD72は逆量子化
部において逆量子化処理を受け、DCT計数データD7
3として逆DCT部74に供給される。そしてDCT計
数データD73は逆DCT部74において逆DCT変換
処理を受け、演算データD74として演算回路75に供
給される。
【0048】演算回路75は、逆DCT部75から供給
された演算データD74について、当該演算データD7
4の画像タイプに基づいてイントラモード、順方向予測
モード、逆方向予測モードまたは双方向予測モードのい
ずれかの予測モードの動き補償を行う。
【0049】まず、演算データD74がIピクチヤであ
る場合について説明する。この場合、演算データD74
はイントラモードで処理される。すなわち、演算回路7
5は演算データD74をそのままマクロブロツクデータ
D75としてポストフイルタ76に送出するとともに、
フレームメモリ78に参照画像として記憶させる。
【0050】次に、演算データD74がPピクチヤであ
る場合について説明する。この場合演算回路75は演算
データD74について、イントラモードまたは順方向予
測モードのいずれかの予測モードによる動き補償処理を
行う。
【0051】予測モードがイントラモードの場合、上述
のIピクチヤの場合と同様に演算回路75は演算データ
D74をそのままマクロブロツクデータD75としてポ
ストフイルタ76に送出するとともに、フレームメモリ
78に参照画像として記憶させる。
【0052】予測モードが順方向予測モードの場合、演
算回路75は演算データD75について動き補償部77
より供給される順方向予測画像データD77Fを用いて
加算処理する。
【0053】ここで順方向予測画像データD77Fは、
フレームメモリ78に記憶されているマクロブロツクデ
ータD75を、動きベクトルデータD31′に応じて動
き補償することにより算出される。すなわち動き補償部
77は順方向予測モードにおいて、フレームメモリ78
の読出アドレスを動きベクトルデータD31′に応じて
ずらしてマクロブロツクデータD75を読み出し、これ
を順方向予測画像データD77Fとして演算回路75に
供給する。演算回路75は演算データD74と順方向予
測画像データD77Fを加算し、マクロブロツクデータ
D75としてポストフイルタ76に送出するとともに、
フレームメモリ78に参照画像として記憶させる。
【0054】次に、演算データD74がPピクチヤであ
る場合について説明する。この場合演算回路75は演算
データD74について、イントラモード、順方向予測モ
ード、逆方向予測モードまたは双方向予測モードのいず
れかの動き補償処理を行う。
【0055】予測モードがイントラモードまたは順方向
予測モードの場合、演算データD74は上述のPピクチ
ヤの場合と同様の処理を受けるが、Bピクチヤは参照画
像として用いられないため、フレームメモリ78には記
憶されない。
【0056】予測モードが逆方向予測モードの場合、演
算回路75は演算データD74について動き補償部77
より供給される逆方向予測画像データD77Bを用いて
加算処理する。
【0057】ここで逆方向予測画像データD77Bは、
フレームメモリ78に記憶されているマクロブロツクデ
ータD75を、動きベクトルデータD31′に応じて動
き補償することにより算出される。すなわち動き補償部
31は逆方向予測モードにおいて、フレームメモリ78
の読出アドレスを動きベクトルデータD31′に応じて
ずらしてマクロブロツクデータD75を読み出し、これ
を逆方向予測画像データD77Bとして演算回路75に
供給する。演算回路75は演算データD74と逆方向予
測画像データD77Bを加算し、マクロブロツクデータ
D75としてフレームメモリ78に送出するが、Bピク
チヤは参照画像として用いられないため、フレームメモ
リ78には記憶されない。
【0058】かくして、可変長符号化データD10は可
変長復号化処理、逆量子化処理、逆DCT変換処理及び
動き補償処理を受け復号され、マクロブロツクデータD
75としてポストフイルタ76に供給される。
【0059】ポストフイルタ76は、マクロブロツクデ
ータD75の各ブロツクに対し、デイレイ回路79から
供給される歪みフラグD50′に応じてフイルタ処理を
行い符号化処理に伴うブロツク歪みを除去する。ここで
歪みフラグD50′はデイレイ回路79において所定時
間の遅延処理を受けることにより、マクロブロツクデー
タD75の各ブロツクと当該ブロツクに対応した歪みフ
ラグD50′とが同期するようになされている。
【0060】まず、マクロブロツクデータD75のある
ブロツクに対する歪みフラグD50′の値が「0」であ
る場合について説明する。この場合、ポストフイルタ7
6は当該ブロツクに対しフイルタ処理を行わない。
【0061】これに対し、マクロブロツクデータD75
のあるブロツクに対する歪みフラグD50′の値が
「1」である場合、ポストフイルタ76は当該ブロツク
に対しフイルタ処理を行う。すなわち、図3に示すブロ
ツクAに対応する歪みフラグD50′の値が「1」であ
る場合、ブロツクA及びブロツクBのブロツク境界L1
にブロツク歪みが発生していることを示し、ポストフイ
ルタ76は当該ブロツク境界L1に隣接する画素A1〜
A8及び画素B1〜B8に対して平滑化処理を行う。
【0062】すなわちポストフイルタ76は、ブロツク
境界L1に接する画素A1について、当該画素A1に隣
接する画素B1及び画素A9の輝度の平均値を算出し、
当該輝度平均値を当該画素A1の輝度とする。同様の処
理をブロツク境界L1に隣接する画素A2〜A8及び画
素B1〜B8について行うことにより、当該ブロツク境
界L1を介して相対する画素間の輝度を平滑化し、ブロ
ツク境界L1に発生したブロツク歪みを除去する。
【0063】かくして、ポストフイルタ76はマクロブ
ロツクデータD75に対し、歪みフラグD50′に応じ
てフイルタ処理を行うことにより、映像符号化装置10
において検出されたブロツク歪みを有するブロツクのブ
ロツク境界に対してのみフイルタ処理を行い、これを歪
み除去マクロブロツクデータD76として後処理部80
に送出する。後処理部80は、歪み除去マクロブロツク
データD76に対しブロツクラスタ変換処理及び各フレ
ーム画像のピクチヤタイプに応じた並べ替え処理を行
い、復号信号D70として送出する。
【0064】以上の構成において、図1に示す映像符号
化装置10は、画像データD1に対し動き補償処理、D
CT変換処理、量子化処理及び可変長符号化処理を行い
圧縮符号化し、可変長符号化データD10として送信装
置(図示せず)に送出する。
【0065】このとき映像符号化装置10が有する歪み
検出部50は、DCT変換処理及び量子化処理を受ける
前の信号である演算データD5と、当該演算データD5
に対しDCT変換処理及び量子化処理を行つた後さらに
逆量子化処理及び逆DCT変換処理を行い復号された復
号演算データD27の各ブロツクのブロツク境界エツジ
を検出し、当該ブロツク境界エツジ数を比較することに
より、DCT変換処理及び量子化処理により発生するブ
ロツク歪みを検出する。そして、当該検出したブロツク
歪みの発生情報を、歪みフラグD50として可変長符号
化データD10に付加する。
【0066】送信装置は、可変長符号化データD10に
対し所定の変調処理を行い、送信信号として送信する。
【0067】送信装置から送信された送信された送信信
号は、受信装置(図示せず)において受信された後復調
され、可変長符号化データD10として図4に示す映像
復号化装置70に供給される。映像復号化装置70は、
可変長符号化データD10に対し可変長復号処理、逆量
子化処理、逆DCT変換処理及び動き補償処理を行い復
号し、マクロブロツクデータD75としてポストフイル
タ76に供給する。このとき逆VLC部72は、可変長
符号化データD10に付加されている歪みフラグを分離
し、歪みフラグD50′としてデイレイ回路79を介し
てポストフイルタ76に供給する。
【0068】ポストフイルタ76はマクロブロツクデー
タS75の各ブロツクに対し、デイレイ79から供給さ
れる歪みフラグD50′に応じてブロツク境界画素の平
滑化処理を行うことにより、符号化処理によるブロツク
歪みを除去し、歪み除去マクロブロツクデータD76と
して後処理部80に送出する。後処理部80は、歪み除
去マクロブロツクデータD76に対しブロツクラスタ変
換処理及び各フレーム画像のピクチヤタイプに応じた並
べ替え処理を行い、復号信号D70として送出する。
【0069】以上の構成によれば、映像符号化装置10
において、DCT変換処理及び量子化処理を受ける前の
信号である演算データD5と、当該演算データD5に対
しDCT変換処理及び量子化処理を行つた後さらに復号
処理を行い復号された復号演算データD27とを比較す
ることにより、DCT変換処理及び量子化処理により発
生するブロツク歪みを検出し、当該検出したブロツク歪
みの発生情報を符号化データに付加して送信し、さらに
映像復号化装置70において、ブロツク境界に隣接する
画素に対する平滑化処理を行うフイルタを当該ブロツク
歪みの発生情報に応じて動作するようにしたことによ
り、符号化処理に伴うブロツク歪みを確実に軽減する映
像符号化装置及び映像復号化装置を容易に実現し得る。
【0070】なお上述の実施の形態においては、演算回
路22の出力と逆DCT部27の出力とを比較し、DC
T変換処理及び量子化処理に伴う歪みを検出するように
したが、本発明はこれに限らず、前処理部21の出力と
演算器28の出力とを比較し、DCT変換処理、量子化
処理及び動き補償処理に伴う歪みを検出するようにして
も良い。
【0071】すなわち図1との同一部分に同一符号を付
して示す図5において11は全体として映像符号化装置
を示し、歪み検出部50には演算回路28から復号デー
タD28が供給されており、また前処理部21からデイ
レイ回路40を介してマクロブロツクデータD4が供給
されている。これ以外の構成は図1に示す映像符号化装
置10と同一である。
【0072】かかる映像符号化装置11において歪み検
出部50は、動き補償処理、DCT変換処理及び量子化
処理を受ける前の信号であるマクロブロツクデータD4
と、当該マクロブロツクデータD4に対し動き補償処
理、DCT変換処理及び量子化処理を行つた後さらに復
号処理を行い復号された参照画像データD28とを比較
することにより、動き補償処理、DCT変換処理及び量
子化処理により発生するブロツク歪みを確実に検出し得
る。
【0073】また上述の実施の形態においては、各ブロ
ツク間における縦のブロツク間エツジを検出するように
したが、本発明においてはこれに限らず、横のブロツク
間エツジを検出するようにしてもよい。
【0074】また上述の実施の形態においては、各ブロ
ツク間における縦のブロツク間エツジを検出するように
したが、本発明においてはこれに限らず、縦及び横のブ
ロツク間エツジを同時に検出するようにしてもよい。
【0075】さらに上述の実施の形態においては、ブロ
ツク境界でのエツジを検出するようにしたが、本発明に
おいてはこれに限らず、これ以外の単位でのエツジ、例
えば4個のブロツクにより構成されるマクロブロツクの
境界のエツジを検出するようにしても良い。この場合、
フレーム当たりの歪みデータD50の符号量が減少する
という利点を生じる。
【0076】さらに上述の実施の形態においては、ブロ
ツク境界に接する画素について、当該画素に隣接する2
つの画素の輝度の平均値を算出し、当該輝度平均値を当
該画素の輝度とすることにより輝度の平滑化を行いブロ
ツク歪みを軽減したが、本発明においてはこれに限ら
ず、他の様々な歪み軽減方法を用いても良い。
【0077】さらに上述の実施の形態においては、歪み
検出部50においてブロツク歪みを検出するようにした
が、本発明においてはこれに限らず、ブロツク歪み以外
の歪み、例えばモスキートノイズを検出するようにして
も良い。
【0078】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、映像符号
化装置において、符号化処理を受ける前の信号と当該符
号化処理を受けた後の信号とを比較して当該符号化処理
により生じる歪みを検出し当該歪みの発生情報を出力す
る歪み検出手段と、当該符号化処理により発生する符号
化データに対し当該歪みの発生情報を付加する情報付加
手段とを設け、さらに映像復号化装置において、当該符
号化データに付加された当該歪みの発生情報に応じて当
該符号化データに対するフイルタ動作を行うフイルタを
設けたことにより、符号化処理に伴う歪みを確実に除去
する映像符号化装置及び映像復号化装置を容易に実現し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像符号化装置を示すブロツク図
である。
【図2】本発明による歪み検出部を示すブロツク図であ
る。
【図3】ブロツク間画素を示す略線図である。
【図4】本発明による映像復号化装置を示すブロツク図
である。
【図5】他の実施の形態による映像符号化装置を示すブ
ロツク図である。
【図6】映像復号化装置を示すブロツク図である。
【符号の説明】
10、11……映像符号化装置、50……歪み検出
部、、52A、52B……演算回路、53A、53B…
…絶対値算出部、54A、54B……比較部、55A、
55B……計数部、56A、56B……連続性判定部、
60A、60B……エツジ検出部、61……計数比較
部、62……連続性比較部、63……歪み判定部、65
……ブロツク歪み検出部、70、100……映像復号化
装置、72……逆VLC部、73……逆量子化部、74
……逆DCT部、75……演算回路、76……ポストフ
イルタ、102……フイルタ、103……フイルタ制御
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から入力される映像信号を符号化し符
    号化データとして出力する映像符号化装置において、 上記映像信号を符号化し符号化データとして出力する符
    号化手段と、 上記映像信号と、上記映像信号を符号化処理した後復号
    処理して得られる復号映像信号とを比較することによ
    り、上記符号化処理により生じる上記映像信号の映像の
    歪みの発生を検出し、歪み発生情報として出力する歪み
    検出手段と、 上記歪み検出手段により出力された上記歪み発生情報を
    上記符号化データに付加する歪み発生情報付加手段とを
    具えることを特徴とする映像符号化装置。
  2. 【請求項2】所定の映像符号化装置の符号化処理によつ
    て映像信号を符号化することにより生成される符号化デ
    ータを受け取り復号する映像復号化装置において、 上記符号化データを復号し復号映像信号として出力する
    復号手段と、 上記符号化データに付加された、上記符号化処理により
    生じる上記映像信号の映像の歪みの発生を示す歪み発生
    情報を上記符号化データから分離し出力する歪み発生情
    報分離手段と、 上記歪み発生情報に応じて上記復号映像信号に対しフイ
    ルタ処理を行うことにより上記復号映像信号における上
    記映像の歪みを除去するフイルタとを具えることを特徴
    とする映像復号化装置。
  3. 【請求項3】映像信号と、当該映像信号を符号化処理し
    た後復号処理して得られる復号映像信号とを比較するこ
    とにより、上記符号化処理により生じる上記映像信号の
    映像の歪みの発生を検出し、歪み発生情報として出力す
    る歪み検出装置において、 上記映像信号の映像を所定領域に分割してなるブロツク
    のうち、隣接する2つのブロツクのブロツク境界におけ
    るエツジを検出し、第1のブロツクエツジ検出情報とし
    て出力する第1のエツジ検出手段と、 上記復号映像信号の映像を所定領域に分割してなるブロ
    ツクのうち、隣接する2つのブロツクのブロツク境界に
    おけるエツジを検出し、第2のブロツクエツジ検出情報
    として出力する第2のエツジ検出手段と、 上記第1のブロツクエツジ検出情報と上記第2のブロツ
    クエツジ検出情報とを比較することによりブロツク歪み
    の発生を検出し、歪み発生情報として出力するブロツク
    歪み検出手段とを具えることを特徴とする歪み検出装
    置。
  4. 【請求項4】上記第1のエツジ検出手段は、 上記映像信号の画像を所定領域に分割してなる上記ブロ
    ツクのうち、隣接する2つのブロツクの上記ブロツク境
    界を挟んで相対する画素の輝度の差分値を算出し、第1
    の差分値として出力する第1の差分値算出手段と、 上記第1の差分値を絶対値化し、第1の絶対値として出
    力する第1の絶対値算出手段と、 上記第1の絶対値と、画素間輝度差分閾値とを比較する
    ことにより上記ブロツク境界に生じたエツジを検出し、
    第1のエツジ情報として出力する第1の比較手段と、 上記第1のエツジ情報に基づいて上記映像信号の各ブロ
    ツク当たりのエツジ数をカウントして第1の計数値を生
    成し、当該第1の計数値を上記第1のブロツクエツジ検
    出情報として出力する第1の計数手段とを具え、 上記第2のエツジ検出手段は、 上記復号映像信号の画像を所定領域に分割してなる上記
    ブロツクのうち、隣接する2つのブロツクの上記ブロツ
    ク境界を挟んで相対する画素の輝度の差分値を算出し、
    第2の差分値として出力する第2の差分値算出手段と、 上記第2の差分値を絶対値化し、第2の絶対値として出
    力する第2の絶対値算出手段と、 上記第2の絶対値と、上記画素間輝度差分閾値とを比較
    することにより上記ブロツク境界に生じたエツジを検出
    し、第2のエツジ情報として出力する第2の比較手段
    と、 上記第2のエツジ検出情報に基づいて上記映像信号の各
    ブロツク当たりのエツジ数をカウントして第2の計数値
    を生成し、当該第2の計数値を上記第2のブロツクエツ
    ジ検出情報として出力する第2の計数手段とを具えるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の歪み検出装置。
  5. 【請求項5】上記第1のエツジ検出手段は、 上記映像信号の画像を所定領域に分割してなる上記ブロ
    ツクのうち、隣接する2つのブロツクの上記ブロツク境
    界を挟んで相対する画素の輝度の差分値を算出し、第1
    の差分値として出力する第1の差分値算出手段と、 上記第1の差分値を絶対値化し、第1の絶対値として出
    力する第1の絶対値算出手段と、 上記第1の絶対値と、画素間輝度差分閾値とを比較する
    ことにより上記ブロツク境界に生じたエツジを検出し、
    第1のエツジ情報として出力する第1の比較手段と、 上記第1のエツジ情報を用いて上記映像信号の各ブロツ
    クにおける連続したエツジの数を算出し、上記連続した
    エツジ数と、エツジ連続性閾値とを比較することにより
    上記各ブロツク境界における連続エツジの発生を検出し
    て第1の連続性情報を生成し、当該第1の連続性情報を
    上記第1のブロツクエツジ検出情報として出力する第1
    の連続性判定手段とを具え、 上記第2のエツジ検出手段は、 上記復号映像信号の画像を所定領域に分割してなる上記
    ブロツクのうち、隣接する2つのブロツクの上記ブロツ
    ク境界を挟んで相対する画素の輝度の差分値を算出し、
    第2の差分値として出力する第2の差分値算出手段と、 上記第2の差分値を絶対値化し、第2の絶対値として出
    力する第2の絶対値算出手段と、 上記第2の絶対値と、上記画素間輝度差分閾値とを比較
    することにより上記ブロツク境界に生じたエツジを検出
    し、第2のエツジ情報として出力する第2の比較手段
    と、 上記第2のエツジ情報を用いて上記映像信号の各ブロツ
    クにおける連続したエツジの数を算出し、上記連続した
    エツジ数と、上記エツジ連続性閾値とを比較することに
    より上記各ブロツク境界における連続エツジの発生を検
    出して第2の連続性情報を生成し、当該第2の連続性情
    報を上記第2のブロツクエツジ検出情報として出力する
    第2の連続性判定手段とを具えることを特徴とする請求
    項3に記載の歪み検出装置。
  6. 【請求項6】上記ブロツク歪み検出手段は、 上記第1のブロツクエツジ検出情報と上記第2のブロツ
    クエツジ検出情報との比較結果に基づいて上記連続エツ
    ジの増加を検出することによりブロツク歪みを検出し、
    当該検出結果を歪み発生情報として出力することを特徴
    とする請求項5に記載の歪み検出装置。
  7. 【請求項7】上記第1のエツジ検出手段は、 上記映像信号の画像を所定領域に分割してなる上記ブロ
    ツクのうち、隣接する2つのブロツクの上記ブロツク境
    界を挟んで相対する画素の輝度の差分値を算出し、第1
    の差分値として出力する第1の差分値算出手段と、 上記第1の差分値を絶対値化し、第1の絶対値として出
    力する第1の絶対値算出手段と、 上記第1の絶対値と、画素間輝度差分閾値とを比較する
    ことにより上記ブロツク境界に生じたエツジを検出し、
    第1のエツジ情報として出力する第1の比較手段と、 上記第1のエツジ情報に基づいて上記映像信号の各ブロ
    ツク当たりのエツジ数をカウントして第1の計数値を生
    成する第1の計数手段と、 上記第1のエツジ情報を用いて上記映像信号の各ブロツ
    クにおける連続したエツジの数を算出し、上記連続した
    エツジ数と、エツジ連続性閾値とを比較することにより
    上記各ブロツク境界における連続エツジの発生を検出し
    て第1の連続性情報を生成する第1の連続性判定手段と
    を具え、 上記第1の計数値及び上記第1の連続性情報を上記第1
    のブロツクエツジ検出情報として出力し、 上記第2のエツジ検出手段は、 上記復号映像信号の画像を所定領域に分割してなる上記
    ブロツクのうち、隣接する2つのブロツクの上記ブロツ
    ク境界を挟んで相対する画素の輝度の差分値を算出し、
    第2の差分値として出力する第2の差分値算出手段と、 上記第2の差分値を絶対値化し、第2の絶対値として出
    力する第2の絶対値算出手段と、 上記第2の絶対値と、上記画素間輝度差分閾値とを比較
    することにより上記ブロツク境界に生じたエツジを検出
    し、第2のエツジ情報として出力する第2の比較手段
    と、 上記第2のエツジ検出情報に基づいて上記映像信号の各
    ブロツク当たりのエツジ数をカウントして第2の計数値
    を生成する第2の計数手段と、 上記第2のエツジ情報を用いて上記映像信号の各ブロツ
    クにおける連続したエツジの数を算出し、上記連続した
    エツジ数と、上記エツジ連続性閾値とを比較することに
    より上記各ブロツク境界における連続エツジの発生を検
    出して第2の連続性情報を生成する第2の連続性判定手
    段とを具え、 上記第2の計数値及び上記第2の連続性情報を上記第2
    のブロツクエツジ検出情報として出力することを特徴と
    する請求項3に記載の歪み検出装置。
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