JP2001257025A - コンセント - Google Patents

コンセント

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JP2001257025A
JP2001257025A JP2000069383A JP2000069383A JP2001257025A JP 2001257025 A JP2001257025 A JP 2001257025A JP 2000069383 A JP2000069383 A JP 2000069383A JP 2000069383 A JP2000069383 A JP 2000069383A JP 2001257025 A JP2001257025 A JP 2001257025A
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Yoshinobu Nakai
好信 中井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コンセント内の刃受けに塵や水が
進入したりすることがないとともに、コンセントに差し
込んだ差し込み刃が不用意に抜けることのないコンセン
トを提供する。 【解決手段】 本発明のコンセントAは、刃受け2の上
側に差し込み刃受孔51が穿設された抜止め用固定板5を
固定するとともに、上記抜止め用固定板5の上方には差
し込み刃挿入孔71を穿設した抜止め用可動板7が変位可
能に配設されており、上記差し込み刃受孔51と上記差し
込み刃挿入孔71とは常態では互いに左右方向にずれた状
態とされている一方、上記抜止め用可動板7を左右方向
に変位させることにより上記差し込み刃受孔51と上記差
し込み刃挿入孔71とを左右方向に合致させているので、
プラグの差し込み刃を上記差し込み刃挿入孔と上記差し
込み刃受孔との間のずれ応力によってその挿入状態に保
持することができ、よって、上記プラグが不用意に抜け
てしまうといった不測の事態は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンセント本体内
の刃受けに塵や水が進入してショートしたりすることが
ないとともにプラグの差し込み刃が不用意に抜けること
のないコンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、家庭において電気製品が多数使用
されている。そして、これら電気製品は、電気製品から
延出した導電線の先端に取付けられたプラグの差し込み
刃をコンセントの刃受けに挿入することにより電気が供
給されて使用可能となる。
【0003】しかしながら、上記プラグの差し込み刃
は、電気製品の使用の有無にかかわらずにコンセントの
刃受けに挿入された状態に放置されていることがしばし
ばある。
【0004】このようにコンセントの刃受けにプラグの
差し込み刃を挿入した状態に長期間に亘って放置してい
ると、知らないうちに上記プラグの差し込み刃が上記コ
ンセントの刃受けから半分程度抜けて上記プラグの差し
込み刃が外部に露出した状態となることがある。このよ
うな状態で放置しておくと、外部に露出した状態のプラ
グの差し込み刃部分に塵がたまったり、或いは、水が進
入したりすることがあり、これが原因となって火災が発
生することがあるといった問題があった。
【0005】又、コンセントを長期間に亘って使用して
いないと、プラグの差し込み刃を差し込むための孔から
コンセント内の刃受けに塵や水が進入し、これが原因と
なって火災が発生することがあるといった問題点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンセント
内の刃受けに塵や水が進入したりすることがないととも
に、コンセントに差し込んだ差し込み刃が不用意に抜け
ることのないコンセントを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンセ
ントは、コンセント本体内の一対の刃受けの上側にこれ
ら一対の刃受けに連通する一対の差し込み刃受孔が穿設
された抜止め用固定板を配設、固定するとともに、上記
抜止め用固定板の上方には一対の差し込み刃挿入孔を穿
設した抜止め用可動板が上記抜止め用固定板に対して左
右方向に変位可能に配設されており、上記抜止め用固定
板の差し込み刃受孔と上記抜止め用可動板の差し込み刃
挿入孔とは常態では互いに左右方向にずれた状態とされ
ている一方、上記抜止め用可動板を弾性材料からなる連
結部材の弾性復元力に抗して上記抜止め用固定板に対し
左右方向に変位させることにより上記抜止め用固定板の
差し込み刃受孔と上記抜止め用可動板の差し込み刃挿入
孔とを左右方向に合致させるように構成していることを
特徴とする。
【0008】請求項2に記載のコンセントは、請求項1
に記載のコンセントにおいて、連結部材は、連結部材
は、抜止め用固定板と抜止め用可動板の対向端縁同士を
連結している弾性変形可能な帯状体であることを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載のコンセントは、請求項1
又は請求項2に記載のコンセントにおいて、抜止め用可
動板の差し込み刃挿入孔から抜止め用固定板上に投影し
た抜止め固定板上には差し込み刃の下端部を抜止め用固
定板の差し込み刃受孔に誘導するための誘導傾斜面が形
成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のコンセントの使用要領について説明す
る。先ず、プラグの差し込み刃をコンセントの抜止め用
可動板の差し込み刃挿入孔にその上端開口部から挿入す
る。
【0011】すると、上記プラグの差し込み刃を上記抜
止め用可動板の差し込み刃挿入孔から上記コンセント本
体内に所定長さだけ挿入したところで上記差し込み刃の
下端部が上記コンセント本体内の抜止め用固定板上に到
達する。そして、この状態を維持したまま、上記プラグ
の差し込み刃を上記抜止め用固定板と上記抜止め用可動
板とを連結している弾性部材からなる連結部材の弾性復
元力に抗して左右方向に変位させる。
【0012】すると、上記抜止め用可動板は、その差し
込み刃挿入孔に挿入されている上記プラグの差し込み刃
によって該差し込み刃の変位方向に移動させられ、上記
抜止め用可動板の差し込み刃挿入孔と上記抜止め用固定
板の差し込み刃受孔とが合致した状態、即ち、上記プラ
グの差し込み刃の下端部が上記抜止め用固定板の差し込
み刃受孔に上方から臨んだ状態となる。
【0013】続いて、上記プラグの差し込み刃を上記抜
止め用固定板の差し込み刃受孔内に挿入し、上記抜止め
用固定板の差し込み刃受孔を貫通した上記プラグの差し
込み刃を上記差し込み刃受孔に連通する上記コンセント
本体内の刃受けに挿入し固定させる。
【0014】この状態では上記抜止め用可動板は上記連
結部材の弾性復元力に抗して常態から左右方向にずれた
状態となっており、上記抜止め用可動板は上記弾性部材
によって元の位置に復帰する方向に力を受けている。
【0015】従って、上記抜止め用可動板の差し込み刃
挿入孔と上記抜止め用固定板の差し込み刃受孔とはずれ
る方向に応力が加わっており、これら差し込み刃孔と差
し込み刃受孔とに貫通状態で挿入されている上記プラグ
の差し込み刃は上記抜止め用可動板の差し込み刃挿入孔
と上記抜止め用固定板の差し込み刃受孔との間のずれ応
力によって隙間なく強固に保持された状態となってい
る。
【0016】よって、上記プラグの差し込み刃は上記コ
ンセント本体内の刃受けに挿入、固定された状態に安定
的に保持されており、上記プラグの差し込み刃が不用意
に上記コンセントの差し込み刃挿入孔から抜けてしまう
といった不測の事態は生じない。
【0017】又、上記の如く上記コンセントに上記プラ
グの差し込み刃を取付けていないときには、上記抜止め
用可動板の差し込み刃挿入孔と上記抜止め用固定板の差
し込み刃受孔とが互いに左右方向にずれた状態となって
上記コンセント本体内の刃受けは隠蔽された状態となっ
ていることから、コンセントを長期間に亘って使用して
いない場合にあっても上記コンセント本体内の刃受けに
塵や水が進入してショートするといった不測の事態は生
じない。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のコンセントの一例を図面
を参照しつつ説明する。コンセントAのコンセント本体
1は、図1に示したように、直方体形状に形成されてお
り、その内部には直方体形状の空間部11が形成されてお
り、この空間部11内に一対の刃受け2、2が左右方向に
所定間隔を存して並設、固定されている。
【0019】上記刃受け2は、従来からコンセントAに
用いられているものと同様の構造のものが用いられ、具
体的には、一対の側面縦長長方形状の金属製板状体21、
21を左右方向に僅かな間隔を存して並設されてなるとと
もに、上記板状体21、21の上端部を互いに離間する方向
に拡開してなるものである。
【0020】そして、上記一対の刃受け2の上方部に
は、図1乃至図4に示したように、シリコンゴム等の弾
性部材からなり且つ上記刃受け2の板状体21の前後幅よ
りも広い前後幅を有する正面長円形状の円環状体3が配
設されている。
【0021】詳細には、上記円環状体3の下側水平部の
内周面上には、左右幅が上記コンセント本体1の空間部
11の左右幅に合致し且つ前後幅が上記円環状体3の前後
幅に合致した平面横長長方形状の固定支持板4が一体的
に設けられており、この固定支持板4と該固定支持板4
に対向する上記円環状体3の下側水平部とによって抜止
め用固定板5が形成されている。
【0022】そして、上記抜止め用固定板5は、その左
右端の夫々を上記コンセント本体1の空間部11の左右内
壁面に当接させて左右方向に不動状態に配設されてお
り、上記抜止め用固定板5には、上記コンセント本体1
内の刃受け2、2の垂直上方部に対向する位置に後述す
るプラグBの差し込み刃B1が挿入可能な平面縦長長方形
状の一対の差し込み刃受孔51、51が上下面間に貫通した
状態に穿設されている。
【0023】更に、上記差し込み刃受孔51、51の上端開
口端部には、左右何れか一方(図においては左方)に向
かって斜め上方に傾斜した誘導傾斜端面51a 、51a が形
成されてあり、この誘導傾斜端面51a 、51a によって上
記差し込み刃受孔51、51の上端開口部を広幅の拡開部に
形成している。
【0024】又、上記円環状体3の上側水平部の内周面
には、左右幅が上記コンセント本体1の空間部11の左右
幅よりも短く且つ前後幅が上記円環状体3の前後幅に合
致した平面横長長方形状の内側可動支持板61が一体的に
設けられているともに、上記円環状体3の上側水平部に
おける外周面には、左右幅が上記内側可動支持片61の左
右幅よりも短く且つ前後幅が上記円環状体3の前後幅に
合致した平面横長長方形状の外側可動支持板62が積層状
態で一体的に設けられている。
【0025】そして、この内外可動支持板61、62とこれ
ら内外可動支持板61、62に挟持された上記円環状体3の
上側水平部とによって抜止め用可動板7が形成され、上
記抜止め用可動板7と上記抜止め用固定板5とは、それ
ら対向端縁同士が上記円環状体3の左右湾曲部からなる
連結部31、31によって互いに連結された状態となってい
る。
【0026】更に、上記抜け止め用可動板7には、上記
抜止め用固定板5の差し込み刃受孔51、51に対して常態
においては、上記差し込み刃受孔51、51の上記誘導傾斜
端面51a 、51a の垂直上方に対向させて上記プラグBの
差し込み刃B1が挿入可能な平面縦長長方形状の一対の差
し込み刃挿入孔71、71が上記抜止め用可動板7の上下面
間に貫通した状態に穿設されている。
【0027】そして、上記コンセント本体1の天壁部12
における上記抜止め用固定板5の垂直上方部に相当する
部分には、左右長さが上記抜止め用可動板7の内側支持
板61の左右長さに略合致し且つ前後幅が上記抜止め用可
動板7の前後幅に略合致した平面横長長方形状の可動板
取付孔12a が内外面間に亘って貫設されており、この可
動板取付孔12a に上記抜止め用可動板7が左右方向に変
位自在に配設されており、常態においては、上記連結部
材31、31の弾性力によって上記抜止め用可動板7の左端
面が上記可動板取付孔12a の左側端面に当接、受止され
ていて上述したように上記誘導傾斜端面51a 、51a の垂
直上方に上記抜止め用可動板7の差し込み刃挿入孔71、
71を位置させている。
【0028】なお、上記抜止め用可動板7の外側可動支
持板62の左右端部の夫々には、上記可動板取付孔12a の
上端開口左右端面の夫々に摺動自在に係止可能な平面縦
長長方形状の左右係止片62a 、62a が水平方向に突設さ
れており、上記抜止め用可動板7を上記可動板取付孔12
a 内に配設した状態においては、上記抜止め用可動板7
の左右係止片62a 、62a の夫々が上記可動板取付孔12a
の上端開口左右端面に摺動自在に係止しており、上記抜
止め用可動板7が上記コンセント本体1内に没入しない
ように構成されている。
【0029】次に、上記コンセントAの使用要領につい
て説明する。先ず、コンセントAに着脱自在に取付けら
れて使用されるプラグBの差し込み刃B1について説明す
る。図1に示したように、上記プラグBの差し込み刃B1
は、従来から用いられているプラグの差し込み刃と同様
の構造のものであり、具体的には、プラグBのプラグ本
体の下端面から突設した一対の側面略縦長長方形状の金
属製板状体から形成されている。
【0030】しかるに、上記コンセントAにプラグBの
差し込み刃B1、B1を挿入して使用するには、先ず、図4
に示したように、上記プラグBの差し込み刃B1を上記コ
ンセントAの抜止め用可動板7の差し込み刃挿入孔71、
71内にその上端開口部から挿入する。そして、上記プラ
グBの差し込み刃B1を所定長さだけ挿し込むと、該差し
込み刃B1の下端部が上記コンセント本体1内の抜止め用
固定板7上に形成された誘導傾斜面51a 、51a 上に到達
し当接した状態となる(図5参照)。
【0031】この状態から更に上記プラグBの差し込み
刃B1を下方に向かって挿し込むと、上記差し込み刃B1、
B1の下端部が上記抜止め用可動板7と上記抜止め用固定
板5とを連結している上記連結部材31、31の弾性復元力
に抗して上記抜止め用可動板7を上記抜止め用可動板7
の差し込み刃挿入孔71、71と上記抜止め用固定板5の差
し込み刃受孔51、51とが上下方向に合致する方向(図に
おいては右方)に移動させつつ上記抜止め用固定板5の
誘導傾斜面51a 、51a 上を上記抜止め用固定板5の差し
込み刃受孔51、51方向に向かって摺動、変位する(図6
参照)。
【0032】そして、上記プラグBの差し込み刃B1、B1
が上記抜止め用固定板5の差し込み刃受孔51、51に達す
ると、上記プラグBの差し込み刃B1、B1は上方から下方
に向かって押圧された状態とされていることから、上記
プラグBの差し込み刃B1、B1は上記抜止め用固定板5の
差し込み刃受孔51、51にその上端開口部から円滑に挿
入、貫通され、更に、上記差し込み刃受孔51、51に連通
する上記コンセント本体1内の刃受け2、2内に挿入、
固定されて上記プラグBは上記コンセントAに安定的に
差し込まれた状態に保持される(図7参照)。
【0033】この状態においては、上記抜止め用可動板
7が上記連結部材31、31の弾性復元力に抗して左右方向
に変位して上記抜止め用可動板7の差し込み刃挿入孔7
1、71と上記抜止め用固定板5の差し込み刃受孔51、51
とが上下方向に合致させられた状態とされており、この
上下方向に合致させられた上記抜止め用可動板7の差し
込み刃挿入孔71、71と上記抜止め用固定板5の差し込み
刃受孔51、51とに上記プラグBの差し込み刃B1、B1が挿
入、貫通された状態とされている。
【0034】そして、上記抜止め用可動板7には上記弾
性部材31、31によって常時、元の状態に復帰する方向、
即ち、上記抜止め用可動板7の差し込み刃挿入孔71、71
と上記抜止め用固定板5の差し込み刃受孔51、51とが互
いに左右方向にずれる方向に力が加えられている。
【0035】従って、上記抜止め用可動板7の差し込み
刃挿入孔71、71と上記抜止め用固定板5の差し込み刃受
孔51、51とに貫通した状態で挿入されている上記プラグ
Bの差し込み刃B1、B1は、上記抜止め用可動板7の差し
込み刃挿入孔71、71と上記抜止め用固定板5の差し込み
刃受孔51、51との間のずれ応力を受けており、このずれ
応力によって上記プラグBの差し込み刃B1、B1は上記挿
入状態を安定的に保持され、よって、上記プラグBの差
し込み刃B1、B1が上記コンセントAから不用意に抜ける
といった不測の事態は生じない。
【0036】又、上記抜止め用可動板7の差し込み刃挿
入孔71、71と上記抜止め用固定板5の差し込み刃受孔5
1、51とに上記プラグBの差し込み刃B1、B1を挿入して
いない状態においては、上記抜止め用可動板7の差し込
み刃挿入孔71、71と上記抜止め用固定板5の差し込み刃
受孔51、51とが互いに左右方向にずれた状態となって上
記コンセントA内の刃受け2が外部から隠蔽された状態
となっており、よって、コンセントAを使用していない
ときに不用意に上記刃受け2に塵や水が進入してショー
トを生じさせるといった不測の事態も生じない。
【0037】上記実施例では、上記コンセントAをタッ
プに適用した場合を説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、図8に示したような壁面に一体的に
設けられたコンセントAに適用されてもよい。なお、図
8に示したコンセントAは、一対の差し込み刃B1、B1の
他にアース用の差し込み刃B2が突設されたプラグBに適
用可能なものであるが、このような場合には、上記抜止
め用可動板7と上記抜止め用固定板5とに上記抜止め用
挿入孔51、51や上記抜止め用受孔71、71と同様に上記ア
ース用の差し込み刃B2用の孔72を穿設させればよい。
【0038】最後に、上記実施例では、上記抜止め用固
定板5と上記抜止め用可動板7とをこれらの対向端面同
士において弾性変形可能に湾曲した弾性部材からなる帯
状の連結部材31、31によって連結した場合を説明した
が、これに限定されるものではなく、上記帯状の連結部
材31、31の代わりに、図9に示したように、表面全面に
絶縁被膜が被覆されてなる複数個のコイルバネ8をそれ
らの下端部を上記抜止め用固定板5の上面における左右
端部上の夫々に固定させるとともにその上端部を上記抜
止め用可動板7の下面における左右端部上の夫々に固定
させることによって上記抜止め用固定板5と上記抜止め
用可動板7とを連結させたものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載のコンセントは、コンセ
ント本体内の一対の刃受けの上側にこれら一対の刃受け
に連通する一対の差し込み刃受孔が穿設された抜止め用
固定板を配設、固定するとともに、上記抜止め用固定板
の上方には一対の差し込み刃挿入孔を穿設した抜止め用
可動板が上記抜止め用固定板に対して左右方向に変位可
能に配設されており、上記抜止め用固定板の差し込み刃
受孔と上記抜止め用可動板の差し込み刃挿入孔とは常態
では互いに左右方向にずれた状態とされている一方、上
記抜止め用可動板を上記弾性部材の弾性復元力に抗して
上記抜止め用固定板に対し左右方向に変位させることに
より上記抜止め用固定板の差し込み刃受孔と上記抜止め
用可動板の差し込み刃挿入孔とを左右方向に合致させる
ように構成していることを特徴とするので、上記抜止め
用可動板を連結部材の弾性復元力に抗して左右方向に変
位させて上記抜止め用可動板の差し込み刃挿入孔と上記
抜止め用固定板の差し込み刃受孔とを上下方向に合致さ
せ、この上下方向に合致させた上記抜止め用可動板の差
し込み刃挿入孔と上記抜止め用固定板の差し込み刃受孔
とにプラグの差し込み刃を挿入させることにより、この
プラグの差し込み刃を上記抜止め用可動板の差し込み刃
挿入孔と上記抜止め用固定板の差し込み刃受孔との間の
ずれ応力によって強固に且つ確実にその挿入状態に保持
することができ、よって、上記コンセントに挿入し取付
けたプラグが不用意に抜けてしまうといった不測の事態
は生じない。
【0040】又、上記コンセントでは、上記抜止め用可
動板の差し込み刃挿入孔と上記抜止め用固定板の差し込
み刃受孔とを常態においては左右方向に互いにずれた状
態として上記コンセント本体内の刃受けを外部から遮蔽
した状態としていることから、使用していない間に上記
抜止め用可動板の差し込み刃挿入孔等から上記コンセン
ト本体内の刃受けに塵や水が進入してショートを起こす
といった不測の事態は生じない。
【0041】請求項2に記載のコンセントは、請求項1
に記載のコンセントにおいて、連結部材は、抜止め固定
板と抜止め可動板の対向端縁同士を連結している弾性変
形可能な帯状体であることを特徴とするので、上記帯状
体はその前後方向への弾性変形は規制されてその左右方
向への弾性変形のみが可能なように構成されていること
から、上記抜止め用可動板を上記抜止め用固定板に対し
て左右方向にのみ円滑に且つ確実に変位させることがで
き、よって、上記コンセントへのプラグの差し込み刃の
挿入、取付作業を円滑に行なうことができる。
【0042】請求項3に記載のコンセントは、請求項1
又は請求項2に記載のコンセントにおいて、抜止め用可
動板の差し込み刃挿入孔から抜止め用固定板上に投影し
た抜止め固定板上には差し込み刃の下端部を抜止め用固
定板の差し込み刃挿入孔に誘導するための誘導傾斜面が
形成されていることを特徴とするので、プラグの差し込
み刃の下端部を上記抜止め用可動板の差し込み刃挿入孔
から挿入して上記抜止め用固定板上に形成された誘導傾
斜面上に当接させた後、上記プラグの差し込み刃を更に
下方に押圧するといった作業だけで上記プラグの差し込
み刃を上記誘導傾斜面上を摺動させて上記抜止め用固定
板の差し込み刃受孔内に確実に誘導、挿入させることが
でき、よって、上記コンセントへのプラグの取付作業を
円滑に且つ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンセントを示した一部破断斜視図で
ある。
【図2】図2のコンセントの抜止め用固定板及び抜止め
用可動板部分を示した斜視図である。
【図3】抜止め用固定板の差し込み刃受孔部分を示した
拡大縦断面図である。
【図4】図1のコンセントの使用要領を示した縦断面図
である。
【図5】図1のコンセントの使用要領を示した縦断面図
である。
【図6】図1のコンセントの使用要領を示した縦断面図
である。
【図7】図1のコンセントの使用要領を示した縦断面図
である。
【図8】本発明のコンセントの他の態様を示した斜視図
である。
【図9】本発明のコンセントの他の態様を示した縦断面
図である。
【符号の説明】
1 コンセント本体 2 刃受け 3 円環状体 31 連結部材 5 抜止め用固定板 51 差し込み刃受孔 51a 誘導傾斜面 7 抜止め用可動板 71 差し込み刃挿入孔 A コンセント B プラグ B1 差し込み刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンセント本体内の一対の刃受けの上側
    にこれら一対の刃受けに連通する一対の差し込み刃受孔
    が穿設された抜止め用固定板を配設、固定するととも
    に、上記抜止め用固定板の上方には一対の差し込み刃挿
    入孔を穿設した抜止め用可動板が上記抜止め用固定板に
    対して左右方向に変位可能に配設されており、上記抜止
    め用固定板の差し込み刃受孔と上記抜止め用可動板の差
    し込み刃挿入孔とは常態では互いに左右方向にずれた状
    態とされている一方、上記抜止め用可動板を弾性材料か
    らなる連結部材の弾性復元力に抗して上記抜止め用固定
    板に対し左右方向に変位させることにより上記抜止め用
    固定板の差し込み刃受孔と上記抜止め用可動板の差し込
    み刃挿入孔とを左右方向に合致させるように構成してい
    ることを特徴とするコンセント。
  2. 【請求項2】 連結部材は、抜止め用固定板と抜止め用
    可動板の対向端縁同士を連結している弾性変形可能な帯
    状体であることを特徴とする請求項1に記載のコンセン
    ト。
  3. 【請求項3】 抜止め用可動板の差し込み刃挿入孔から
    抜止め用固定板上に投影した抜止め固定板上には差し込
    み刃の下端部を抜止め用固定板の差し込み刃受孔に誘導
    するための誘導傾斜面が形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のコンセント。
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