JP2001256645A - 信号記録再生方法および光ディスク装置 - Google Patents

信号記録再生方法および光ディスク装置

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JP2001256645A
JP2001256645A JP2000064095A JP2000064095A JP2001256645A JP 2001256645 A JP2001256645 A JP 2001256645A JP 2000064095 A JP2000064095 A JP 2000064095A JP 2000064095 A JP2000064095 A JP 2000064095A JP 2001256645 A JP2001256645 A JP 2001256645A
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Michihiko Iida
道彦 飯田
Hidekazu Seto
秀和 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価であると共に簡単な構成で、信号の記録再
生を良好に行う。 【解決手段】2つの光ピックアップ21,23を設ける
ものとし、光ピックアップ21を使用して、記録密度が
高められていないCD−ROMやCD−R等の光ディス
クに対する信号の記録再生を行う。記録密度が高められ
ているDVD−ROMやDVD+RW等の光ディスクに
記録されている信号を再生する際には、光ピックアップ
21を使用する。記録密度が高められているDVD−R
OMやDVD+RW等の光ディスクに信号を記録する際
には、光ピックアップ23を使用する。記録密度の高め
られた光ディスクを用いる場合には、信号の記録時と再
生時で異なる光ピックアップを使用するので、信号の記
録時と再生時のそれぞれで最適な条件に設定することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は信号記録再生方法
および光ディスク装置に関する。詳しくは、第1の光ピ
ックアップを用いて標準密度光ディスクに対する信号の
記録再生を行うと共に高密度光ディスクに対する信号の
再生を行うものとし、第2の光ピックアップを用いて高
密度光ディスクに対する信号の記録を行うことにより、
信号の記録再生特性の向上を図ると共に、光ディスク装
置の構成を簡単とするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の記録媒体が提供されてお
り、光ディスクでは例えば予め所望の情報が記録された
「CD−ROM」ディスクだけでなく、情報を追記でき
る「CD−R」ディスクや、情報を書換え可能に記録す
ることができる「CD−RW」ディスク等が提供されて
いる。また、「CD−ROM」ディスクよりも記録密度
を高めて大容量化をはかった再生専用の「DVD−Vi
deo」や「DVD−ROM」ディスク、および信号記
録再生用の「DVD+RW」「DVD−RW」「DVD
−RAM」等も実用化されている。
【0003】このように、多くの種類の光ディスクが提
供されるようになると、光ディスクに記録されている信
号を再生したり、光ディスクに信号を記録する光ディス
ク装置では、1つの種類の光ディスクだけでなく複数種
類の光ディスクを使用可能とするために、部品や回路が
追加して用いられる。
【0004】例えば、記録密度を高いものとして大容量
化が図られたDVD−ROM等の光ディスク(以下「高
密度光ディスク」という)と、高密度光ディスクよりも
記録密度が低いCD−ROMやCD−R等の光ディスク
(以下「標準密度光ディスク」という)を用いて信号の
記録再生を行う光ディスク装置では、標準密度光ディス
クに用いるレーザ光と高密度光ディスクに用いるレーザ
光の波長が異なる(標準密度光ディスクでは780〜8
20nm、高密度光ディスクでは635〜650nm)
ことから、標準密度光ディスクに対応したレーザ光を出
力して信号の記録再生を行う第1の光ピックアップと、
高密度光ディスクに対応したレーザ光を出力して信号の
記録再生を行う第2の光ピックアップを設けるものと
し、光ディスク装置に装着された光ディスクの判別を行
い、判別結果に基づいて第1あるいは第2の光ピックア
ップのいずれかを選択して用いることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高密度光デ
ィスク用の光ピックアップを用いて信号の記録再生を行
う場合、信号の記録密度が高くなると、信号の記録時と
再生時では最適となる光学特性のフィル条件が異なり、
例えば信号の記録にあわせて条件を最適化すると、再生
動作での条件が不利となってしまう。このため、光ディ
スクに照射されるレーザ光のビームスポット形状や光量
分布が、信号の記録時であっても再生時であっても最適
となるように、光ディスクの傾き量を調整するスキュー
調整が行われる。しかし、信号の記録時と再生時でディ
スクの傾き量を調整して条件を最適化するものでは、動
作モードに応じて自動的にディスクの傾き量を調整する
機構が必要となり、光ディスク装置の構成が複雑となっ
てしまうと共に光ディスク装置が高価となってしまう。
【0006】そこで、この発明では、安価であると共に
簡単な構成で、信号の記録再生を良好に行うことができ
る信号記録再生方法および光ディスク装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る信号記録
再生方法は、光ディスクにレーザ光を照射して、前記光
ディスクに記録されている信号を再生する第1の光ピッ
クアップと、前記光ディスクにレーザ光を照射して、前
記光ディスクに信号を記録する第2の光ピックアップを
別個に設けるものとし、前記光ディスクを用いて信号の
記録再生を行う際には、信号を記録する動作モードであ
るか記録されている信号を再生する動作モードであるか
に応じて、前記第1あるいは第2のいずれかの光ピック
アップを選択して用いるものである。
【0008】また、光ディスク装置は、光ディスクにレ
ーザ光を照射して、前記光ディスクに記録されている信
号を再生する第1の光ピックアップと、前記光ディスク
にレーザ光を照射すると共に、照射するレーザ光の出力
を可変して、前記光ディスクに信号を記録する第2の光
ピックアップと、前記光ディスクを用いて信号の記録再
生を行う場合に、記録された信号を再生するときには前
記第1の光ピックアップを選択し、信号を記録するとき
には前記第2の光ピックアップを選択して、前記光ディ
スクに対する信号の記録再生動作を制御する制御手段と
を備えるものである。
【0009】この発明においては、例えばDVD−RO
MやDVD+RW等のように記録密度が高い光ディスク
を用いるときに、信号を再生する際に用いる第1の光ピ
ックアップと信号を記録する際に用いる第2の光ピック
アップが別個に光ディスク装置に設けられて、動作モー
ドに応じていずれかの光ピックアップが選択されて用い
られる。また、CD−ROMやCD−R等のように、D
VD−ROMやDVD+RW等よりも記録密度が低い光
ディスクを使用する場合には、記録密度が高い光ディス
クに記録された信号を再生するためのレーザ光よりも波
長の長いレーザ光を出力するレーザダイオードが第1の
光ピックアップに設けられて、この第1の光ピックアッ
プを用いてCD−ROMやCD−R等の光ディスクに対
する信号の記録再生が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図を用いてこの発明の実施
の一形態を詳細に説明する。図1は光ディスク装置の構
成を示している。光ディスク装置20では、CD−RO
MやCD−R等の標準密度光ディスクを用いたときの信
号記録再生、および標準密度光ディスクよりもトラック
ピッチを狭めたりピットサイズの縮小化等によって記録
密度を高めたDVD−ROM等の高密度光ディスクを用
いたときの信号再生に使用する第1の光ピックアップ2
1と、高密度光ディスクを用いたときの信号記録に使用
する第2の光ピックアップ23が設けられる。
【0011】図2は、光ピックアップ21の光学系の構
成を示す図である。光ピックアップ21には、標準密度
光ディスクを用いたときに使用する発振波長が780〜
820nmのレーザダイオード211と、高密度光ディ
スクを用いて信号再生を行うときに使用する発振波長が
635〜650nmのレーザダイオード212が設けら
れている。
【0012】レーザダイオード211から出力されたレ
ーザ光は、グレーティング(回折格子)213を介して
波長選択プリズム214に照射される。また、レーザダ
イオード212から出力されたレーザ光はビームスプリ
ッタ215に照射される。
【0013】波長選択プリズム214は、所定の波長の
光をプリズムで反射するものであり、この反射する光の
波長がレーザダイオード211から出力されるレーザ光
の波長に設定される。このため、レーザダイオード21
1から出力されたレーザ光は波長選択プリズム214に
よってミラー216の方向に反射される。また、ビーム
スプリッタ215では、レーザダイオード212からの
レーザ光を波長選択プリズム214の方向に反射させ
る。このビームスプリッタ215で光路が曲げられたレ
ーザ光は、レーザダイオード211から出力されたレー
ザ光とは波長が異なる。このため、レーザダイオード2
12からのレーザ光は、波長選択プリズム214を透過
してミラー216に照射される。
【0014】ミラー216では、レーザダイオード21
1,212から出力されたレーザ光の光路が光ディスク
10のディスク面に対して垂直方向となるようにレーザ
光を反射する。このミラー216によって反射されたレ
ーザ光は、コリメータレンズ217によって平行光束と
されたのち、対物レンズ218によって集光される。こ
の対物レンズ218は、例えば2焦点レンズとされてお
り、標準密度光ディスクと高密度光ディスクでディスク
表面から記録層までの距離が異なる場合であっても、図
示しないアクチュエータによって対物レンズ218が駆
動されて、レーザ光が光ディスク10の記録層の所望の
トラック位置に焦点を結ぶように制御される。
【0015】光ディスク10で反射されたレーザ光は、
対物レンズ218、コリメータレンズ217、ミラー2
16を介して波長選択プリズム214に照射される。波
長選択プリズム214では、光ディスク10からの反射
光を透過させると共に、この波長選択プリズムを透過し
た反射光はビームスプリッタ215を介してホトディテ
クタ219に照射される。ホトディテクタ219では、
光電変換および電流電圧変換を行い、照射された反射光
に基づいた電圧信号SD1を生成してRFアンプ部26
に供給する。なお、図示せずも、レーザダイオード21
1,212から出力されるレーザ光のパワーが検出され
て、信号再生時および信号記録時にレーザ光のパワーが
適正となるように制御される。
【0016】図3は、光ピックアップ23の光学系の構
成を示している。光ピックアップ23には、高密度光デ
ィスクを用いて信号記録を行う際に使用する発振波長が
635〜650nmのレーザダイオード231が設けら
れている。このレーザダイオード231から出力された
レーザ光は、コリメータレンズ232で平行光束とされ
たのち、グレーティング233を介してアナモフィック
プリズム234に入射される。
【0017】アナモフィックプリズム234では、入射
されたレーザ光に対して縦方向および横方向の倍率を変
えることで、レーザ光のビーム形状を所望の形状に変換
して偏向ビームスプリッタ235に供給する。偏向ビー
ムスプリッタ235では、アナモフィックプリズム23
4から供給されたレーザ光をプリズムミラー237の方
向に反射する。この偏向ビームスプリッタ235で反射
されたレーザ光は、1/4波長板236を介してプリズ
ムミラー237に照射される。
【0018】プリズムミラー237では、レーザダイオ
ード231から出力されたレーザ光の光路が光ディスク
10のディスク面に対して垂直方向となるようにレーザ
光を反射する。このプリズムミラー237によって反射
されたレーザ光は、コリメータレンズ217によって平
行光束とされたのち、対物レンズ218によって集光さ
れる。ここで、対物レンズ218は図示しないアクチュ
エータによって、レーザ光が光ディスク10の記録層の
所望の位置に焦点を結ぶように駆動される。
【0019】光ディスク10で反射されたレーザ光は、
対物レンズ238、プリズムミラー237、1/4波長
板236を介して偏向ビームスプリッタ235に照射さ
れる。偏向ビームスプリッタ235では、光ディスク1
0からの反射光を反射させてコリメータレンズ239に
導く。このコリメータレンズ239およびマルチレンズ
240によって、反射光が集光されてホトディテクタ2
41に照射される。
【0020】ホトディテクタ241では光電変換および
電流電圧変換を行い、反射光に基づいた電圧信号SD2
を生成してRFアンプ部26に供給する。
【0021】また、アナモフィックプリズム234に照
射されたレーザ光の一部は、アナモフィックプリズム2
34で反射されてパワー検出用ホトダイオード242に
照射される。パワー検出用ホトダイオード242では、
アナモフィックプリズム234からの反射光のパワーが
検出されて、この検出結果に基づきレーザダイオード2
31から出力されるレーザ光のパワーが信号記録時に適
正となるように制御される。
【0022】図1のRFアンプ部26では、光ピックア
ップ21,23からの電圧信号SD1,SD2を用いて読
出信号SRFやトラッキング誤差信号STE、フォーカス誤
差信号SFEを生成して、サーボ制御部27に供給する。
また光ディスク10に予め埋め込まれている位置情報を
読みとり、ウォーブル信号SWBを生成してウォーブル信
号処理部29に供給する。
【0023】サーボ制御部27では、供給されたフォー
カス誤差信号SFEに基づき、光ビームの焦点位置が光デ
ィスク10の記録層の位置となるように光ピックアップ
21,23の対物レンズ218,238を制御するため
のフォーカス制御信号SFCを生成してドライバ28に供
給する。また、供給されたトラッキング誤差信号STEに
基づき、光ビームの照射位置が所望のトラックの中央位
置となるように対物レンズ218,238を制御するた
めのトラッキング制御信号STCを生成してドライバ28
に供給する。
【0024】ドライバ28では、フォーカス制御信号S
FCに基づいてフォーカス駆動信号SFDを生成すると共
に、トラッキング制御信号STCに基づいてトラッキング
駆動信号STDを生成する。この生成されたフォーカス駆
動信号SFDおよびトラッキング駆動信号STDを光ピック
アップ21,23のアクチュエータ(図示せず)に供給
することにより対物レンズ218,238の位置が制御
されて、レーザ光が所望のトラックの中央位置で焦点を
結ぶように制御される。
【0025】また、サーボ制御部27では、供給された
読出信号SRFのアシンメトリ補正および2値化を行いデ
ィジタル信号に変換して、データ信号DRFとしてデータ
処理部30に供給する。また、変換して得られたディジ
タル信号に同期するクロック信号CKRFの生成も行い、
生成したクロック信号CKRFをデータ処理部30に供給
する。
【0026】さらに、サーボ制御部27では、レーザ光
の照射位置がトラッキング制御範囲を超えないように、
光ピックアップ21,23を光ディスク10の径方向に
移動させるためのスレッド制御信号SSCを生成してスレ
ッドモータ部34に供給する。スレッドモータ部34で
は、このスレッド制御信号SSCに基づきスレッドモータ
を駆動して光ピックアップ21,23を光ディスク10
の径方向に移動させる。
【0027】ウォーブル信号処理部29では、ウォーブ
ル信号SWBの帯域制限を行ってウォーブル成分を取り出
すことによって、同期信号PSaの生成やディスク面上
での位置情報の読み出しを行う。このウォーブル信号処
理部29で生成された同期信号PSaは、スピンドルモ
ータ部35に供給される。また読み出された位置情報D
Taは、制御部40に供給される。
【0028】データ処理部30では、データ信号DRFを
利用して光ディスク10が標準密度光ディスクであるか
高密度光ディスクであるかを判別して、判別結果に基づ
きデータ信号DRFのEFM復調処理あるいは8/16復
調処理、およびRAM(Random Access Memory)31の
メモリ領域の一部をワーク領域として用いてデインタリ
ーブ処理、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon C
ode)による誤り訂正処理、ECC(Error Correcting Co
de)による誤り訂正処理、あるいはブロック積符号によ
る誤り訂正処理等も行う。ここで誤り訂正処理がなされ
たデータ信号は、RAM31のメモリ領域の一部である
キャッシュ領域に蓄えられたのち、再生データ信号RD
Dとしてインタフェース32を介して出力される。
【0029】さらに、データ処理部30では、復調後の
信号から光ディスク上の位置を示す情報や記録されてい
る信号に関する情報等を読み出して読出情報DTbとし
て制御部40に供給する。また、復調された信号の同期
パターンを検出して同期信号PSbを生成し、スピンド
ルモータ部35に供給する。
【0030】スピンドルモータ部35では、ウォーブル
信号処理部29やデータ処理部30から供給された同期
信号PSa,PSbに基づき、光ディスク10が所望の回
転速度となるようにディスク駆動を行う。
【0031】制御部40では、インタフェース32等を
介して外部から供給されたコマンドを処理して、サーボ
制御部27に制御信号CTa、データ処理部30に制御
信号CTb等を供給して光ディスク装置20の動作を制
御する。例えば、インタフェース32を介してコンピュ
ータ装置から供給されたコマンドによって論理アドレス
を指定してデータの要求がなされた場合、制御部40で
は、論理アドレスを物理アドレスに変換すると共に、デ
ータ処理部30から供給された読出情報DTbを利用し
て、この物理アドレスの位置に光ピックアップ21,2
3を移動させて、光ディスク10に記録されている信号
の読み出しを行う。なお、制御部40からRFアンプ部
26に制御信号CTcを供給して、RFアンプ部26に
よって、光ピックアップ21,23のレーザダイオード
211,212,231からレーザ光を出力するか否か
の制御も行う。
【0032】さらに、データ処理部30では、外部から
インタフェース32を介して記録データ信号WDDが供
給されたときには、この記録データ信号WDDをRAM
31に一時蓄える。その後、この蓄えられた記録データ
信号WDDを読み出して所定のセクタフォーマットにエ
ンコードすると共に誤り訂正用コードの付加を行う。さ
らにCIRCエンコード処理、EFM変調、あるいは8
/16変調等も行い書込信号Dwを生成して書込補償部
37に供給する。
【0033】書込補償部37では、供給された書込信号
Dwに基づいてレーザ駆動信号LDAを生成して光ピッ
クアップ21,23のレーザダイオードに供給する。こ
こで、書込補償部37では、制御部40からのパワー補
償信号Pcに基づき、光ディスク10の記録層の特性や
光ビームのスポット形状、記録線速度等に応じてレーザ
駆動信号LDAの信号レベルが補正されて、光ピックア
ップ21,23のレーザダイオードから出力される光ビ
ームのパワーが最適化されて信号の記録動作が行われ
る。
【0034】次に、光ディスク装置20の動作について
説明する。光ディスク10が装着されると、光ディスク
10に記録されている信号の記録密度の違いや光ディス
ク10に記録されている情報等を利用して、光ディスク
10が標準密度光ディスクであるか記録密度が高められ
た高密度光ディスクであるかの判別が行われる。例え
ば、特開平10−241269号公報の「光ディスク装
置」で示すように、光ピックアップ21の標準密度光デ
ィスク用のレーザダイオード211からレーザ光を出力
させてフォーカスサーチ動作を行う。その後、対物レン
ズ218が合焦点近傍の位置となったときに光ピックア
ップ21を光ディスク10の半径方向に移動させる。こ
こで、トラッキング誤差信号STEが検出できたときには
光ディスク10が標準密度光ディスクであり、トラッキ
ング誤差信号STEが検出できないときには高密度光ディ
スクであると判別することができる。
【0035】このようにして光ディスク10の判別を行
い、標準密度光ディスクであると判別されたときには、
光ピックアップ21を用いて記録再生処理が行われる。
すなわち、図2に示すレーザダイオード211から出力
されたレーザ光を光ディスク10に照射し、光ディスク
からの反射光をホトディテクタ219で検出することに
より、光ディスク10に記録された信号の読み取りを行
う。また、レーザダイオード211から出力されるレー
ザ光の光量をレーザ駆動信号LDAに応じて調整するこ
とにより、記録データ信号WDDに基づいたピットが光
ディスク10に形成されて、光ディスク10に信号を書
き込むことができる。
【0036】光ディスク10が高密度光ディスクである
と判別されると共に、この高密度光ディスクに記録され
ている信号を再生する場合には、光ピックアップ21の
レーザダイオード212からレーザ光を光ディスク10
に照射し、光ディスクからの反射光をホトディテクタ2
19で検出することにより、光ディスク10に記録され
た信号の読み取りを行う。
【0037】また、光ディスク10が高密度光ディスク
であると判別されると共に、この高密度光ディスクに信
号を記録する場合には、光ピックアップ21に替えて光
ピックアップ23を用いるものとする。この光ピックア
ップ23のレーザダイオード231から出力されるレー
ザ光の光量をレーザ駆動信号LDAに応じて調整するこ
とにより、記録データ信号WDDに基づいたピットが光
ディスク10に形成されて、高密度の光ディスク10に
対して信号を書き込むことができる。
【0038】このように、高密度光ディスクに信号を記
録するために用いる光ピックアップを、標準密度光ディ
スクの信号記録再生用および高密度光ディスクの信号再
生用の光ピックアップと別個に設けることで、高密度光
ディスクに記録された信号を読み出すときと高密度光デ
ィスクに信号を記録するときとで、光学特性の最適な条
件が異なる場合であっても、それぞれの動作に合った光
ピックアップが用いられるので、信号の記録再生を良好
に行うことができる。また、動作モードに応じてレーザ
光と光ディスクとの傾き量を調整する機構が不要となる
ことから、光ディスク装置の構成を簡単とすることがで
きると共に安価に構成することができる。
【0039】なお、上述の実施の形態で示した光ピック
アップ21,23の構成は例示的なものであっては、限
定的なもので無いことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、記録密度が高い光デ
ィスクを用いるときに、信号を再生する際に用いる第1
の光ピックアップと信号を記録する際に用いる第2の光
ピックアップが別個に光ディスク装置に設けられて、動
作モードに応じていずれかの光ピックアップが選択され
て用いられる。このため、最適な条件で信号の記録再生
を行うことができる。また、記録密度が低い光ディスク
を使用する場合には、記録密度が高い光ディスクに記録
された信号を再生するためのレーザ光よりも波長の長い
レーザ光を出力するレーザダイオードが第1の光ピック
アップに設けられて、この第1の光ピックアップを用い
て記録密度の低い光ディスクに対する信号の記録再生が
行われる。このため、記録密度の異なる光ディスクを用
いる場合であっても、構成が簡単で安価とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク装置の構成を示す図である。
【図2】第1の光ピックアップの構成の一部を示す図で
ある。
【図3】第2の光ピックアップの構成の一部を示す図で
ある。
【符号の説明】
10・・・光ディスク、20・・・光ディスク装置、2
1,23・・・光ピックアップ、26・・・RFアンプ
部、27・・・サーボ制御部、28・・・ドライバ、2
9・・・ウォーブル信号処理部、30・・・データ処理
部、32・・・インタフェース、34・・・スレッドモ
ータ部、35・・・スピンドルモータ部、37・・・書
込補償部、40・・・制御部、211,212,231
・・・レーザダイオード、214・・・波長選択プリズ
ム、215・・・ビームスプリッタ、216・・・ミラ
ー、217,232,239・・・コリメータレンズ、
218,238・・・対物レンズ、219、241・・
・ホトディテクタ、233・・・ グレーテ
ィング、234・・・アナモフィックプリズム、235
・・・偏向ビームスプリッタ、236・・・1/4波長
板、237・・・プリズムミラー、240・・・マルチ
レンズ、242・・・パワー検出用ホトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D066 HA01 5D090 AA01 CC06 EE01 EE11 HH01 JJ11 KK07 5D119 AA03 AA40 AA41 BA01 BB01 BB02 BB04 CA13 EC47

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにレーザ光を照射して、前記
    光ディスクに記録されている信号を再生する第1の光ピ
    ックアップと、 前記光ディスクにレーザ光を照射して、前記光ディスク
    に信号を記録する第2の光ピックアップを別個に設ける
    ものとし、 前記光ディスクを用いて信号の記録再生を行う際には、
    信号を記録する動作モードであるか記録されている信号
    を再生する動作モードであるかに応じて、前記第1ある
    いは第2のいずれかの光ピックアップを選択して用いる
    ことを特徴とする信号記録再生方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の光ピックアップでは、前記光
    ディスクよりも記録密度が低い第2の光ディスクに前記
    光ディスクよりも波長の長いレーザ光を照射して、前記
    第2の光ディスクに記録されている信号を再生すると共
    に前記第2の光ディスクに信号を記録することを特徴と
    する請求項1記載の信号記録再生方法。
  3. 【請求項3】 光ディスクにレーザ光を照射して、前記
    光ディスクに記録されている信号を再生する第1の光ピ
    ックアップと、 前記光ディスクにレーザ光を照射すると共に、照射する
    レーザ光の出力を可変して、前記光ディスクに信号を記
    録する第2の光ピックアップと、 前記光ディスクを用いて信号の記録再生を行う場合に、
    記録された信号を再生するときには前記第1の光ピック
    アップを選択し、信号を記録するときには前記第2の光
    ピックアップを選択して、前記光ディスクに対する信号
    の記録再生動作を制御する制御手段とを備えることを特
    徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の光ピックアップは、第1の波
    長のレーザ光を出力する第1のレーザ光出力手段と、前
    記第1の波長より長い波長の第2のレーザ光を出力する
    第2のレーザ光出力手段を有し、 前記制御手段では、前記光ディスクに記録された信号を
    再生するときには前記第1のレーザ光出力手段からレー
    ザ光を出力させて信号の再生を行うものとし、前記光デ
    ィスクよりも記録密度の低い光ディスクを用いるときに
    は、前記第2のレーザ光出力手段からレーザ光を出力さ
    せて信号の記録再生動作を制御することを特徴とする請
    求項3記載の光ディスク装置。
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