JP2001255774A - 定着器温度制御装置 - Google Patents

定着器温度制御装置

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JP2001255774A
JP2001255774A JP2000069674A JP2000069674A JP2001255774A JP 2001255774 A JP2001255774 A JP 2001255774A JP 2000069674 A JP2000069674 A JP 2000069674A JP 2000069674 A JP2000069674 A JP 2000069674A JP 2001255774 A JP2001255774 A JP 2001255774A
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temperature
roller
heating
time
sleep mode
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JP2000069674A
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Akira Yonekawa
亮 米川
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリープモード中に新たな消費電力モードを
設定することで、消費電力を余り増加させることなく、
かつ再加熱までの時間の短縮を図る。 【解決手段】 定着器の一方のローラを加熱するヒータ
と、ローラの表面温度を検出する表面温度検出部と、任
意の時間を計測するタイマー部と、印字終了後のスタン
バイ状態からタイマー部にて計測された一定時間が経過
すると、ヒータによるローラの加熱を停止してスリープ
モードに移行するように制御する温度制御部とを備えた
レーザプリンタの定着器温度制御装置において、スリー
プモード時、温度制御部は、ローラの表面温度が、スリ
ープ温度H3よりも高い任意の温度Haとスタンバイ温
度H2との間に維持されるようにヒータの通電、停止を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタの
定着器温度制御装置に係り、より詳細には、スリープモ
ード時における定着器の再加熱までの時間短縮を図った
定着器温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタ等では、ヒー
トローラ方式の定着器が広く使用されており、この定着
器の温度制御装置も種々提案されている。例えば、特開
平6−242702号公報に記載の定着器温度制御装置
は、印字動作の休止時間(スリープモードの時間)が第
1の所定値を越えると、印字動作時の加熱ローラの回転
時間の累積時間の計測を開始し、その累積時間が第2の
所定値に達するまで、印字動作時の加熱ローラを通常の
定着温度よりも高温に維持するようになっている。すな
わち、スリープモード中に温度が低下してしまった加熱
ローラを、定着温度よりも高い温度になるまで急速に加
熱することにより、印字動作が可能な温度まで上昇させ
るための再加熱時間の短縮を図っている。
【0003】ところで、レーザプリンタ等の定着器温度
制御装置では、定着器の加熱ローラは、印字動作の終了
後、一定時間が経過するとスリープモードに移行して、
加熱ローラの加熱を停止するようになっている。図4
は、このような従来の定着器温度制御装置の温度制御に
よる加熱ローラの温度推移を示している。すなわち、時
刻t51において印字動作を終了すると、加熱ローラ
は、それまでの定着温度H11から若干低いスタンバイ
温度H12(すぐに印字動作に移行できるスタンバイ状
態のときの温度)に移行し、この温度状態で一定時間T
51が経過すると、時刻t52において加熱ローラの加
熱を停止する。そのため、加熱ローラは、その後自然放
熱によって温度が徐々に低下し、最終的にスリープ温度
H13(余熱が完全に無くなったときの温度:ほぼ周囲
環境温度に同じ)まで低下する。そして、この状態で時
刻t53に再び印字開始コマンドが入力されると、再加
熱を行って加熱ローラを定着温度H11まで上昇させ、
定着温度H11まで上昇した時刻t54において印字動
作を開始することになる。つまり、時刻t53から時刻
t54の間の時間T52が、再加熱に要する時間とな
る。
【0004】このように、従来の定着器温度制御装置
は、印字動作の終了後、一定時間が経過するとスリープ
モード(加熱を完全に停止する状態)に移行すること
で、消費電力の節約を図っている。つまり、加熱ローラ
は、印字動作時には定着温度H11に加熱されており、
印字動作終了後の一定時間の間は、定着温度H11より
若干低いスタンバイ温度H12に加熱されており、一定
時間経過後は加熱が停止されるため、スタンバイ温度H
12から徐々にスリープ温度H13まで低下することに
なる。そのため、印字動作が終了した後、次の印字動作
までに時間がある場合には、加熱ローラが完全にスリー
プ温度H13まで低下することになるめた、この状態か
ら次の印字動作を開始すると、加熱ローラを定着温度H
11まで上昇させるための再加熱に時間がかかることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の定
着器温度制御装置では、加熱ローラが完全にスリープ温
度まで低下した状態から次の印字動作を開始すると、加
熱ローラを定着温度まで上昇させるための再加熱に時間
がかかるといった問題があった。この場合、上記した特
開平6−242702号公報に記載の定着器温度制御装
置のように、スリープモード中に温度が低下してしまっ
た加熱ローラを、定着温度よりも高い温度になるまで急
速に加熱することで、再加熱時間の短縮を図ることも可
能であるが、再加熱に多大な電力を必要とし、また定着
温度よりも高い温度まで加熱するために、レーザプリン
タ内の温度や加熱ローラの温度が異常に上昇してしまう
可能性があるといった問題があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、スリープモード中に新たな消
費電力モードを設定することで、消費電力を余り増加さ
せることなく、かつ再加熱までの時間の短縮を図った定
着器温度制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の定着器温度制御装置は、定着器の一方のロ
ーラを加熱する加熱手段と、ローラの表面温度を検出す
る表面温度検出手段と、任意の時間を計測する計測手段
と、印字終了後のスタンバイ状態から計測手段にて計測
された一定時間が経過すると、加熱手段によるローラの
加熱を停止してスリープモードに移行するように制御す
る温度制御手段とを備えたレーザプリンタの定着器温度
制御装置において、スタンバイ状態のときのローラの表
面温度をスタンバイ温度とし、スリープモードのときの
ローラの表面温度をスリープ温度とすると、スリープモ
ード時、温度制御手段は、ローラの表面温度が、スリー
プ温度よりも高い任意の温度とスタンバイ温度との間に
維持されるように加熱手段を制御することを特徴とす
る。すなわち、スリープモード時には、ローラを完全に
スリープ温度まで低下させないで、スリープ温度よりも
高い任意の温度とスタンバイ温度との間に維持するよう
にすることで、再加熱の時間短縮を図っている。
【0008】また、本発明の定着器温度制御装置は、上
記構成において、温度制御手段は、スリープモードの
間、ローラの表面温度が任意の温度まで低下すると加熱
手段による加熱を開始し、ローラの表面温度がスタンバ
イ温度まで達すると加熱手段による加熱を停止するよう
に制御することを特徴とする。このように、スリープモ
ード時において、加熱手段をオン、オフしながらローラ
の表面温度を、任意の温度とスタンバイ温度との間に維
持するようにしたので、消費電力を余り増加させること
なく、再加熱の時間短縮を可能としている。
【0009】また、本発明の定着器温度制御装置は、上
記構成において、温度制御手段は、スリープモードに移
行した直後は任意の温度を比較的高く設定し、その後、
時間が経過するに従って、任意の温度を徐々に低くする
ように制御することを特徴とする。このように、印字動
作の終了から次の印字動作までに余り間隔が無い場合に
は、ローラの温度を比較的高い温度の範囲で維持するこ
とで、再加熱の時間が極めて短くてすむようにしてい
る。また、印字動作の終了から次の印字動作までに長い
時間がある場合には、ローラの温度を比較低い温度まで
低下させることで、消費電力を極力抑えるようにしてい
る。
【0010】また、本発明の定着器温度制御装置は、上
記各構成において、周囲の環境温度を検出する環境温度
検出手段をさらに備え、温度制御手段は、環境温度検出
手段によって検出された環境温度に基づいて任意の温度
を決定することを特徴とする。このように、周囲の環境
温度を考慮することで、例えば夏場であれば再加熱時間
も短くてすむので、任意の温度を比較的低く設定し、冬
場であれば再加熱時間が多少長くなるので、任意の温度
をある程度高く設定すればよい。これにより、再加熱時
間を夏場、冬場といった周囲の環境温度に影響されるこ
となく、一定の時間範囲に保つことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の定着器
温度制御装置のシステム構成を示すブロック図である。
この定着器温度制御装置は、図示しない定着器の一方の
ローラ(以下、加熱ローラという)の表面温度を検出す
る表面温度検出部1、および周囲の環境温度を検出する
環境温度検出部2を備えており、これらの検出温度が温
度制御部3に入力されるようになっている。また、温度
制御部3には、任意の時間を計測する計測手段であるタ
イマー部4が双方向に接続されているとともに、ユーザ
による温度や制御条件等の入力が可能な入力部5が接続
されている。また、温度制御部3には、図示しないパソ
コン等の外部装置から印字の開始、終了等を指示する各
種コマンドや印字データが入力される入力信号線8が接
続されており、温度制御部3は、入力信号線8から入力
されるこれら各種コマンドや印字データおよび各温度検
出部1、2による検出温度に基づき、ヒータドライバ6
を介してヒータ7への通電、停止(オン、オフ)の制御
を行うようになっている。
【0012】すなわち、温度制御部3は、印字終了後の
スタンバイ状態H2から、タイマー部4によって計測さ
れた一定時間が経過すると、ヒータドライバ6を介して
ヒータ7をオフし、加熱ローラの加熱を停止してスタン
バイ状態からスリープモードに移行するように制御す
る。また、温度制御部3は、スリープモード中において
は、加熱ローラの表面温度が、スリープ温度H3よりも
高い任意の温度Ha(<H3)とスタンバイ温度H2と
の間に維持されるように、ヒータドライバ6を介してヒ
ータ7のオン、オフを制御する。すなわち、温度制御部
3は、スリープモードの間、加熱ローラの表面温度が任
意の温度Haまで低下するとヒータ7による加熱ローラ
の加熱を開始し、加熱ローラの表面温度がスタンバイ温
度H2まで達すると、ヒータ7による加熱ローラの加熱
を停止するように制御する。
【0013】次に、上記構成の定着器温度制御装置によ
る定着器の温度制御動作、特に印字動作終了時点から次
の印字動作が開始されるまでの主にスリープモード中の
動作例について、図2および図3に示すタイミングチャ
ートをそれぞれ参照して説明する。ただし、図2は動作
例1のタイミングチャート、図3は動作例2のタイミン
グチャートである。
【0014】[動作例1]この動作例1では、任意の温
度Haを例えばスタンバイ温度H2の50%とする。な
お、以下の説明では省略しているが、定着温度H1、ス
タンバイ温度H2、任意の温度Ha等は、表面温度検出
部1によって検出されている。また、一定時間はタイマ
ー部4によって計測されている。
【0015】すなわち、時刻t1において印字動作を終
了すると、温度制御部3はヒータドライバ6を介してヒ
ータ7の加熱を制御し、加熱ローラの表面温度をそれま
での定着温度H1から若干低いスタンバイ温度H2に移
行させる。そして、この温度状態で一定時間T1が経過
すると、時刻t2においてヒータ7をオフし、加熱ロー
ラの加熱を停止する。そのため、加熱ローラは、その後
自然放熱によって温度が徐々に低下し、やがて時刻t3
において任意の温度Haまで低下する。任意の温度Ha
まで低下すると、温度制御部3はヒータドライバ6を介
してヒータ7を再びオンし、加熱ローラを加熱する。そ
の結果、時刻t4において加熱ローラの表面温度がスタ
ンバイ温度H2に達すると、加熱ローラの加熱を再び停
止する。そのため、加熱ローラは、その後自然放熱によ
って温度が徐々に低下し、やがて時刻t5において任意
の温度Haまで再び低下する。
【0016】温度制御部3は、一定時間T1が経過した
時刻t2以降、このようなヒータ7のオン、オフ制御を
繰り返し行って、加熱ローラの表面温度をスタンバイ温
度H2と任意の温度Haとの間に保つように制御する。
そして、このような本願発明のスリープモード中におけ
る任意の時刻t6に、入力信号線8を経由して外部装置
から次の印字開始コマンドが入力されると、温度制御部
3は、この時刻t6においてスリープモードから印字モ
ードに移行し、ヒータ7による再加熱を行って、加熱ロ
ーラを定着温度H1まで上昇させる。図示しない印字制
御部は、加熱ローラが定着温度H1まで上昇した時刻t
7において印字動作を開始することになる。つまり、時
刻t6から時刻t7までの時間T2が、再加熱に要する
時間となるが、この時間T2は、図4に示した従来の定
着器温度制御装置による再加熱時間T52よりも短い時
間となっている。
【0017】[動作例2]この動作例2では、温度制御
部3は、上記の動作例1の制御に加え、スリープモード
に移行した直後は任意の温度Haを比較的高く設定し、
その後、時間が経過するに従って、任意の温度Haを徐
々に低くするように制御するようになっている。例え
ば、スリープモードに移行してから最初の10分間は、
任意の温度Haをスタンバイ温度H2の90%に設定
し、次の20分間は、任意の温度Haをスタンバイ温度
H2の80%に設定し、次の30分間は、任意の温度H
aをスタンバイ温度H2の70%に設定するといった具
合に、時間の経過に従って任意の温度Haを徐々に低く
していくようになっている。すなわち、印字動作の間隔
が短いということは、頻繁に使用される状態にあること
を示しているので、印字動作の間隔が短い間は加熱ロー
ラの表面温度を比較的高く保っておいて、再加熱時間
(印字開始が可能となるまでの時間)をより短縮できる
ようにしたものである。また、反対に、印字動作の間隔
が長いということは、その後も使用される可能性が低い
ことを示しているので、印字動作の時間間隔が長くなる
程、加熱ローラの表面温度も比較的低めに抑えておく時
間を長くすることで、消費電力の節約を図るようにした
ものである。なお、動作例2では上記のように設定して
いるが、この時間間隔および低下させていくパーセンテ
イジはこれに限定されるものではない。また、この時間
間隔は、タイマー部4によって計測される。
【0018】以下に、この動作例2について図3に示す
タイミングチャートを参照して説明する。すなわち、時
刻t11において印字動作を終了すると、温度制御部3
はヒータドライバ6を介してヒータ7の加熱を制御し、
加熱ローラの表面温度をそれまでの定着温度H1から若
干低いスタンバイ温度H2に移行させる。そして、この
温度状態で一定時間T1が経過すると、時刻t12にお
いてヒータ7をオフし、加熱ローラの加熱を停止する。
そのため、加熱ローラは、その後自然放熱によって温度
が徐々に低下し、やがて時刻t13において、スタンバ
イ温度H2の90%の温度である任意の温度Ha(90)ま
で低下する。任意の温度Ha(90)まで低下すると、温度
制御部3はヒータドライバ6を介してヒータ7を再びオ
ンし、加熱ローラを加熱する。その結果、時刻t14に
おいて加熱ローラの表面温度がスタンバイ温度H2に達
すると、加熱ローラの加熱を再び停止する。そのため、
加熱ローラは、その後自然放熱によって温度が徐々に低
下し、やがて時刻t15において任意の温度Ha(90)ま
で再び低下する。
【0019】温度制御部3は、一定時間T1が経過した
時刻t12から10分間は、このようなヒータ7のオ
ン、オフ制御を繰り返し行って、加熱ローラの表面温度
をスタンバイ温度H2と任意の温度Ha(90)との間に保
つように制御する。そして、時刻t12から10分経過
後の時刻t16に達すると、温度制御部3は、任意の温
度Haの設定を、スタンバイ温度H2の90%から80
%に変更する。そのため、加熱ローラは、その後自然放
熱によって温度が徐々に低下し、やがて時刻t17にお
いて、スタンバイ温度H2の80%の温度である任意の
温度Ha(80)まで低下する。任意の温度Ha(80)まで低
下すると、温度制御部3はヒータドライバ6を介してヒ
ータ7を再びオンし、加熱ローラを加熱する。その結
果、時刻t18において加熱ローラの表面温度がスタン
バイ温度H2に達すると、加熱ローラの加熱を再び停止
する。そのため、加熱ローラは、その後自然放熱によっ
て温度が徐々に低下し、やがて時刻t19において任意
の温度Ha(80)まで再び低下する。
【0020】温度制御部3は、時刻t16から20分間
は、このようなヒータ7のオン、オフ制御を繰り返し行
って、加熱ローラの表面温度をスタンバイ温度H2と任
意の温度Ha(80)との間に保つように制御する。
【0021】そして、時刻t16から20分経過後の時
刻t20に達すると、温度制御部3は、任意の温度Ha
の設定を、スタンバイ温度H2の80%から70%に変
更する。そのため、加熱ローラは、その後自然放熱によ
って温度が徐々に低下し、やがて時刻t21において、
スタンバイ温度H2の70%の温度である任意の温度H
a(70)まで低下する。任意の温度Ha(70)まで低下する
と、温度制御部3はヒータドライバ6を介してヒータ7
を再びオンし、加熱ローラを加熱する。その結果、時刻
t22において加熱ローラの表面温度がスタンバイ温度
H2に達すると、加熱ローラの加熱を再び停止する。そ
のため、加熱ローラは、その後自然放熱によって温度が
徐々に低下し、やがて時刻t23において任意の温度H
a(70)まで再び低下する。
【0022】温度制御部3は、時刻t20から30分間
は、このようなヒータ7のオン、オフ制御を繰り返し行
って、加熱ローラの表面温度をスタンバイ温度H2と任
意の温度Ha(70)との間に保つように制御する。この
後、図示は省略しているが、時間間隔を10分ずつ増加
させつつ、任意の温度Haを10%ずつ低下させて、最
終的には、任意の温度Haが例えば20%になると、そ
の後は、次の印字開始コマンドが入力されるまで、加熱
ローラの表面温度をスタンバイ温度H2と任意の温度H
a(20)との間に保つように制御する。ただし、このよう
な時間間隔と任意の温度Haの低下率とは、この定着器
温度制御装置が搭載されるレーザプリンタの性能や動作
環境に応じて適宜決定すればよく、上記の動作例2はほ
んの一例にすぎない。
【0023】このようなスリープモード中の温度制御動
作において、時刻t24に入力信号線8を経由して外部
装置から次の印字開始コマンドが入力されると、温度制
御部3は、この時刻t24においてスリープモードから
印字モードに移行し、ヒータ7による再加熱を行って、
加熱ローラを定着温度H1まで上昇させる。図示しない
印字制御部は、加熱ローラが定着温度H1まで上昇した
時刻t25において印字動作を開始することになる。つ
まり、時刻t24から時刻t25までの時間T12が、
再加熱に要する時間となるが、この時間T12は、図4
に示した従来の定着器温度制御装置による再加熱時間T
52よりも短い時間となっている。
【0024】[動作例3]この動作例3では、温度制御
部3は、上記の温度制御に加え、環境温度検出部2によ
って検出される環境温度を考慮して、任意の温度Haを
最適な温度に設定するようになっている。
【0025】例えば、夏場であれば環境温度が高いた
め、再加熱時間も短縮されるので、上記の動作例1では
任意の温度Haを例えばスタンバイ温度H2の40%の
温度に設定し、冬場であれば環境温度が低いため、再加
熱時間もその分長くなるので、上記の動作例1では任意
の温度Haを例えばスタンバイ温度H2の60%に設定
するといった具合に、環境温度に応じて任意の温度Ha
の設定を変更する。これにより、夏場、冬場といった周
囲の環境温度に影響されることなく、再加熱時間を常に
一定の範囲内に保つことが可能となる。
【0026】因みに、この動作例3を動作例2に適用し
た場合には、上記の動作例3が夏場の条件であったとす
ると、冬場では、任意の温度Haの低下限度をスタンバ
イ温度H2の40%の温度とし、次の印字開始コマンド
が入力されるまで、加熱ローラの表面温度をスタンバイ
温度H2と任意の温度Ha(40)との間に保つように制御
する、といった具合になる。ただし、環境温度に応じて
任意の温度Haをどのように設定するかは、この定着器
温度制御装置が搭載されるレーザプリンタの性能や動作
環境に応じて適宜決定すればよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の定着器温度制御装置によれば、
スリープモード時、温度制御手段は、ローラの表面温度
が、スリープ温度よりも高い任意の温度とスタンバイ温
度との間に維持されるように加熱手段を制御するように
構成している。すなわち、スリープモード時には、ロー
ラを完全にスリープ温度まで低下させないで、スリープ
温度よりも高い任意の温度とスタンバイ温度との間に維
持するようにしたので、従来に比べて再加熱の時間を短
縮することができる。
【0028】また、本発明の定着器温度制御装置によれ
ば、温度制御手段は、スリープモードの間、ローラの表
面温度が任意の温度まで低下すると加熱手段による加熱
を開始し、ローラの表面温度がスタンバイ温度まで達す
ると加熱手段による加熱を停止するように制御する構成
としている。すなわち、スリープモード時において、加
熱手段をオン、オフしながらローラの表面温度を、任意
の温度とスタンバイ温度との間に維持するようにしたの
で、消費電力を余り増加させることなく、再加熱の時間
を短縮することができる。
【0029】また、本発明の定着器温度制御装置によれ
ば、温度制御手段は、スリープモードに移行した直後は
任意の温度を比較的高く設定し、その後、時間が経過す
るに従って、任意の温度を徐々に低くするように制御す
る構成としている。すなわち、印字動作の終了から次の
印字動作までに余り間隔が無い場合には、ローラの温度
を比較的高い温度の範囲で維持することで、再加熱の時
間をさらに短縮することができる。また、印字動作の終
了から次の印字動作までに長い時間がある場合には、ロ
ーラの温度を比較低い温度まで低下させることで、無駄
な消費電力を極力抑えることができる。
【0030】また、本発明の定着器温度制御装置によれ
ば、温度制御手段は、環境温度検出手段によって検出さ
れた環境温度に基づいて任意の温度を決定するように構
成している。例えば、夏場であれば再加熱時間も短くて
すむので、任意の温度を比較的低く設定し、冬場であれ
ば再加熱時間が多少長くなるので、任意の温度をある程
度高く設定すれば、再加熱時間を夏場、冬場といった周
囲の環境温度に影響されることなく、常に一定の時間範
囲に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着器温度制御装置のシステム構成を
示すブロック図である。
【図2】印字動作終了時点から次の印字動作が開始され
るまでの主にスリープモード中における定着器の温度制
御の動作例1を示すタイミングチャートである。
【図3】印字動作終了時点から次の印字動作が開始され
るまでの主にスリープモード中における定着器の温度制
御の動作例2を示すタイミングチャートである。
【図4】従来の定着器温度制御装置の温度制御の動作例
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 表面温度検出部 2 環境温度検出部 3 温度制御部 4 タイマー部 5 入力部 6 ヒータドライバ 7 ヒータ 8 入力信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 335 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA32 DA34 DA40 DE01 DE07 DE09 EA12 EC06 EC09 EC19 ED25 EE06 EF04 EF09 EF13 EF16 EG02 EG04 JC08 2H033 AA30 AA32 CA03 CA04 CA05 CA08 CA28 CA30 CA32 CA45 3K058 AA02 AA54 AA81 AA87 BA18 CA12 CA16 CA46 CB02 CB19 CB25 CB34 CC07 5H323 AA35 BB04 CA06 CB04 DA01 KK05 MM02 NN03 9A001 BB04 HH34 JJ35 KK42 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着器の一方のローラを加熱する加熱手
    段と、ローラの表面温度を検出する表面温度検出手段
    と、任意の時間を計測する計測手段と、印字終了後のス
    タンバイ状態から前記計測手段にて計測された一定時間
    が経過すると、前記加熱手段によるローラの加熱を停止
    してスリープモードに移行するように制御する温度制御
    手段とを備えたレーザプリンタの定着器温度制御装置に
    おいて、 前記スタンバイ状態のときのローラの表面温度をスタン
    バイ温度とし、前記スリープモードのときのローラの表
    面温度をスリープ温度とすると、 スリープモード時、前記温度制御手段は、前記ローラの
    表面温度が、前記スリープ温度よりも高い任意の温度と
    前記スタンバイ温度との間に維持されるように前記加熱
    手段を制御することを特徴とする定着器温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記温度制御手段は、スリープモードの
    間、前記ローラの表面温度が前記任意の温度まで低下す
    ると前記加熱手段による加熱を開始し、前記ローラの表
    面温度が前記スタンバイ温度まで達すると前記加熱手段
    による加熱を停止するように制御することを特徴とする
    請求項1に記載の定着器温度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記温度制御手段は、スリープモードに
    移行した直後は前記任意の温度を比較的高く設定し、そ
    の後、時間が経過するに従って、前記任意の温度を徐々
    に低くするように制御することを特徴とする請求項2に
    記載の定着器温度制御装置。
  4. 【請求項4】 周囲の環境温度を検出する環境温度検出
    手段を備え、前記温度制御手段は、環境温度検出手段に
    よって検出された環境温度に基づいて前記任意の温度を
    決定することを特徴とする請求項1、2または3に記載
    の定着器温度制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010217889A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Toshiba Corp 温度制御装置、電子写真装置および発熱体の温度制御方法
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