JP2001254274A - 加齢臭を抑制しうる繊維製品 - Google Patents

加齢臭を抑制しうる繊維製品

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JP2001254274A JP2000062424A JP2000062424A JP2001254274A JP 2001254274 A JP2001254274 A JP 2001254274A JP 2000062424 A JP2000062424 A JP 2000062424A JP 2000062424 A JP2000062424 A JP 2000062424A JP 2001254274 A JP2001254274 A JP 2001254274A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加齢臭を抑制しうる機能を持つ繊維製品を提
供する。 【解決手段】 繊維製品の構成繊維に、次の(1)〜
(6)よりなる群から選ばれた物質が付与されてなる。
(1)アミン化合物が重合されてなるビニル系重合体又
はその塩:(2)主鎖に−NH−CH2−なる結合基を
含む重合体又はその塩:(3)主鎖に−R2+−CH2
−(但し、Rは水素又は低級アルキル基を示す。)なる
結合基を含む重合体又はその塩:(4)ポリアミノ酸:
(5)アミノ変成シリコーン樹脂:(6)ヒドロキシ化
エチレン尿素。繊維重量に対する(1)〜(5)の物質
の付与量は、好ましくは0.002〜10重量%、より
好ましくは0.003〜0.1重量%、最も好ましくは
0.003〜0.01重量%である。また、(6)の物
質の付与量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好
ましくは0.2〜1.5重量%、最も好ましくは0.2
〜0.8重量%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加齢臭を抑制しう
る繊維製品に関し、特に、下着や上着等の衣料用繊維製
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中高年の人が発する独特の体臭として、
加齢臭(おじさん臭とか、年寄りの臭いと言われるも
の。)がある。加齢臭の原因は、いままで殆ど解明され
ていなかったが、最近になって、ノネナールやオクテナ
ールが、その原因物質の一つであると考えられるに至っ
ている。また、ノネナールやオクテナールの発生は、加
齢による生体防御機構の衰えで分解されなかった過酸化
脂質と、加齢と共に分泌量が多くなるパルミトレイン酸
とによるものであると言われている。即ち、過酸化脂質
による酸化伝播でパルミトレイン酸がパルミトオレイン
酸ヒドロペルオキシドとなり、これが開裂分解して、ノ
ネナールやオクテナールが発生すると言われている。
【0003】このような加齢臭を抑制する方法として
は、例えば、過酸化脂質による酸化伝播を遮断するた
め、キュレン抽出物やオウゴン抽出物等の抗酸化剤を使
用する方法が提案されている(特開昭11−28642
3号公報)。また、加齢臭に対するマスキング効果に優
れた、アルモアズ油等の香料を使用する方法も提案され
ている(特開昭11−286428号公報)。従って、
衣料品等の繊維製品に加齢臭を抑制しうる機能を付与し
ようとすれば、繊維製品に、上記した抗酸化剤や香料を
付与すれば良いということになる。しかしながら、抗酸
化剤や香料を付与した繊維製品を洗濯した場合、直ちに
抗酸化剤等が洗い流されてしまう。従って、洗濯後に再
び抗酸化剤等を付与しなければならず、煩雑であるとい
う欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、加齢臭を抑制しうる物質として、洗濯しても洗い流
されてしまわない物質を見出すべく、種々研究を行っ
た。その結果、繊維に強固に付着乃至は結合しうる物質
であって、しかもノネナールやオクテナール等の加齢臭
を捕捉しやすい物質を見出した。本発明は、このような
発見に基づくものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、加齢臭
を抑制しうる機能を持つ繊維製品であって、該繊維製品
の構成繊維に、以下の(1)〜(6)よりなる群から選
ばれた物質が付与されてなることを特徴とする繊維製品
に関するものである。 (1)アミン化合物が重合されてなるビニル系重合体又
はその塩 (2)主鎖に−NH−CH2−なる結合基を含む重合体
又はその塩 (3)主鎖に−R2+−CH2−(但し、Rは水素又は
低級アルキル基を示す。)なる結合基を含む重合体又は
その塩 (4)ポリアミノ酸 (5)アミノ変成シリコーン樹脂 (6)ヒドロキシ化エチレン尿素
【0006】まず、本発明において使用する、ノネナー
ルやオクテナール等の加齢臭を捕捉しやすい物質として
は、以下の物質が挙げられる。(1)アミン化合物が重
合されてなるビニル系重合体又はその塩が挙げられる。
(1)に属する物質の具体例としては、ポリビニルアミ
ン又はその塩,ポリアリルアミン又はその塩,ポリアク
リルアミド又はその塩,ポリジアリルアミン又はその
塩,ポリ(4−ビニルピリジン)又はその塩、ポリアク
リルニトリル又はその塩,2−メタクリルオキシエチル
トリメチルアンモニウムメトサルフェートの重合物,ジ
アリルジメチルアンモニウムクロライドの重合物等が挙
げられる。また、塩としては、塩酸塩であるのが好まし
い。
【0007】(2)主鎖に−NH−CH2−なる結合基
を含む重合体又はその塩が挙げられる。(2)に属する
物質の具体例としては、ジシアンジアミド−ホルマリン
縮合物やポリアルキレンポリアミン−ジシアンジアミド
縮合物等が挙げられる。
【0008】(3)主鎖に−R2+−CH2−(但し、
Rは水素又は低級アルキル基を示す。)なる結合基を含
む重合体又はその塩が挙げられる。(3)に属する物質
の具体例としては、ジメチルアミン−エピクロルヒドリ
ン重縮合物等が挙げられる。
【0009】(4)ポリアミノ酸が挙げられる。(4)
に属する物質の具体例としては、シルクフィブロインや
セリシン等が挙げられる。
【0010】(5)アミノ変成シリコーン樹脂が挙げら
れる。(5)に属する物質としては、市販されているア
ミノ変成シリコーン樹脂であれば、どのようなものでも
使用しうる。
【0011】(6)ヒドロキシ化エチレン尿素が挙げら
れる。(6)に属する物質としては、ジヒドロキシエチ
レン尿素やジメチルジヒドロキシエチレン尿素が挙げら
れる。
【0012】上記した(1)〜(6)よりなる群から選
ばれた1種又は2種以上の物質(以下、「(1)〜
(6)の物質」と言う。)が、繊維製品の構成繊維に付
与されて、加齢臭を抑制しうる機能を持つ繊維製品が得
られる。(1)〜(6)の物質を、繊維製品の構成繊維
に付与するには、以下のような方法で行う。即ち、
(1)〜(6)の物質を含む溶液を調整し、浸漬法やス
プレー法等の従来公知の方法で、繊維製品に溶液を付与
し、その後、乾燥すれば良い。(1)〜(5)の物質
は、いずれも高分子物質であり、繊維表面に強固に付着
する。また、(6)の物質は、ヒドロキシ基が反応基と
なり、特にセルロース系繊維表面に結合する。従って、
(1)〜(6)の物質は、いずれも、洗濯によって容易
に洗い流されるものではない。
【0013】(1)〜(5)の物質を構成繊維に付与す
る量としては、繊維重量に対して0.002〜10重量
%が好ましく、0.003〜0.1重量%が特に好まし
く、0.003〜0.01重量%が最も好ましい。付与
する量が0.002重量%未満であると、加齢臭を抑制
しうる機能を十分に発揮しにくくなる傾向が生じる。ま
た、付与する量が10重量%を超えると、構成繊維が黄
変する傾向が生じ、またコスト面でも不利になる。
【0014】(1)〜(5)物質を付与しうる構成繊維
は、どのようなものであっても良く、例えば、セルロー
ス系繊維,ポリエステル系繊維,ポリアミド系繊維,ポ
リアクリロニトリル系繊維,ポリオレフィン系繊維等が
挙げられる。また、構成繊維は、濃色に又は淡色に染色
されていても良いし、無染(染色されていない)であっ
ても良い。
【0015】本発明に係る繊維製品が、加齢臭を抑制す
る機能をよく発揮しうるためには、加齢臭の原因物質で
あるノネナールやオクテナール、或いはその発生原因で
ある過酸化脂質やパルミトレイン酸が付着しやい繊維製
品であるのが好ましい。従って、繊維製品の一つである
衣料品の中でも、パンツやシャツ等の下着又はワイシャ
ツであるのが好ましい。パンツやシャツ等は、一般的に
無染であるか又は淡色で染色されていることが多いの
で、無染又は淡色に染色されている構成繊維に、(1)
〜(5)の物質を付与するのが好ましい。しかしなが
ら、濃色に染色されている構成繊維に、(1)〜(5)
の物質を付与しても差し支えないことは、勿論である。
【0016】(6)の物質を構成繊維に付与する量とし
ては、繊維重量に対して0.1〜10重量%が好まし
く、0.2〜1.5重量%が特に好ましく、0.2〜
0.8重量%が最も好ましい。付与する量が0.1重量
%未満であると、加齢臭を抑制しうる機能を十分に発揮
しにくくなる傾向が生じる。また、付与する量が10重
量%を超えると、構成繊維が硬化したり、或いは構成繊
維の強度が低下する恐れがある。更に、コスト面でも不
利になる。
【0017】(6)の物質を付与しうる構成繊維も、ど
のようなものであっても良く、例えば、セルロース系繊
維,ポリエステル系繊維,ポリアミド系繊維,ポリアク
リロニトリル系繊維,ポリオレフィン系繊維等が挙げら
れる。(6)の物質は、セルロース系繊維と反応して結
合しやすいため、セルロース系繊維を使用するのが好ま
しい。また、パンツやシャツ等の下着は、構成繊維とし
て綿が使用されることが多いので、この点からもセルロ
ース系繊維を使用するのが好ましい。しかし、その他の
繊維であっても(6)の物質のヒドロキシ基が水素結合
等で構成繊維に強固に付着するので、良好に使用しうる
ものである。また、構成繊維は、染色されていても良い
し、無染(染色されていない)であっても良い。
【0018】なお、本発明で言う繊維製品としては、1
種又は2種以上の構成繊維からなる、原綿,トウ,スラ
イバー,紡績糸,フィラメント糸,織物,編物,不織布
等が挙げられ、更に編織物を縫製等してなる衣料品等の
最終製品が挙げられる。本発明は、加齢臭を抑制するこ
とが主眼であるから、加齢臭の原因物質であるノネナー
ルやオクテナール、或いはその発生原因である過酸化脂
質やパルミトレイン酸が付着しやい衣料品、就中、パン
ツやシャツ等の下着又はワイシャツであるのが好まし
い。
【0019】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明
は、(1)〜(6)の物質が、繊維に強固に付着乃至は
結合すると共に、加齢臭の原因物質を捕捉しやいとの発
見に基づくものであるとして解釈されるべきである。
【0020】実施例1 以下の処理浴に、染色した綿100%織物(目付:14
0g/m2)を浸漬後、マングルにて絞り(絞り率65
%)、130℃で2分間乾燥を行った。次いで、150
℃で1分間乾熱処理を行った。得られた織物は、繊維重
量に対して0.0078重量%のポリビニルアミン塩酸
塩が付着されてなるものであった。 〔処理浴〕 ポリビニルアミン塩酸塩(固形分8重量%) 0.15重量% ポリエチレンエマルジョン(固形分25重量%) 0.5重量% ポリアミドポリアミン型界面活性剤(固形分15重量%)2重量% 水 残部
【0021】実施例2 液流染色機を用いて、以下の処理浴に、染色した綿10
0%織物(目付:140g/m2)を投入し、浴比1:
10にて60℃で15分間処理した後、水洗・乾燥し
た。得られた織物は、繊維重量に対して合計0.057
重量%のポリアリルアミン塩酸塩及びポリジアリルアミ
ン塩酸塩及びポリジメチルジアリルアンモニウムクロラ
イドが付着されてなるものであった。 〔処理浴〕 ポリアリルアミン塩酸塩(固形分6重量%) 0.025重量% ポリジアリルアミン塩酸塩(固形分13重量%) 0.05重量% ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド(固形分6重量%) 0.025重量% 水 残部
【0022】実施例3 以下の処理浴に、無染の綿100%織物(目付:140
g/m2)を浸漬後、マングルにて絞り(絞り率65
%)、130℃で2分間乾燥を行った。次いで、150
℃で1分間乾熱処理を行った。得られた織物は、繊維重
量に対して0.16重量%のシルクフィブロインが付着
されてなるものであった。 〔処理浴〕 シルクフィブロイン水分散体(固形分5重量%) 5重量% ポリエチレンエマルジョン(固形分25重量%) 0.5重量% アクリルエマルジョン(固形分40重量%) 2重量% ベタイン型界面活性剤(固形分15重量%) 2重量% 水 残部
【0023】実施例4 処理浴を以下のものに変更した他は、実施例1と同様に
した。得られた織物は、繊維重量に対して0.78重量
%のジメチルジヒドロキシエチレン尿素が結合されてな
るものであった。 〔処理浴〕 ジメチルジヒドロキシエチレン尿素(固形分40重量%) 3重量% 塩化マグネシウム 1重量% ポリエチレンエマルジョン(固形分25重量%) 0.5重量% ポリアミドポリアミン型界面活性剤(固形分15重量%) 2重量% 水 残部
【0024】実施例5 処理浴を以下のものに変更した他は、実施例3と同様に
した。得られた織物は、繊維重量に対して0.98重量
%のアミノ変成シリコーン樹脂が付着されてなるもので
あった。 〔処理浴〕 アミノ変成シリコーン樹脂(固形分30重量%) 5重量% ポリエチレンエマルジョン(固形分25重量%) 0.5重量% 水 残部
【0025】実施例6 処理浴を以下のものに変更した他は、実施例3と同様に
した。得られた織物は、繊維重量に対して1.3重量%
のセリシンが付着されてなるものであった。 〔処理浴〕 セリシン 2重量% ポリエチレングリコール 10重量% 水 残部
【0026】実施例7 処理浴を以下のものに変更した他は、実施例1と同様に
した。 〔処理浴1〕 ジメチルジヒドロキシエチレン尿素(固形分40重量%)15重量% 塩化マグネシウム 5重量% ポリエチレンエマルジョン(固形分25重量%) 0.5重量% ポリアリルアミン塩酸塩(固形分6重量%) 0.2重量% 水 残部 得られた織物に、以下の処理浴2に浸漬後、マングルに
て絞り(絞り率65%)、130℃で2分間乾燥を行っ
た。次いで、150℃で1分間乾熱処理を行った。得ら
れた織物は、繊維重量に対して、3.9重量%のジメチ
ルジヒドロキシエチレン尿素が結合しており、更に、合
計0.1重量%のポリアリルアミン塩酸塩及びシルクフ
ィブロインが付着されてなるものであった。 〔処理浴2〕 シルクフィブロイン水分散体(固形分5重量%) 3重量% ポリエチレンエマルジョン(固形分25重量%) 0.5重量% アクリルエマルジョン(固形分40重量%) 2重量% ベタイン型界面活性剤(固形分15重量%) 2重量% 水 残部
【0027】比較例1 処理浴を以下のものに変更した他は、実施例1と同様に
した。得られた織物には、(1)〜(6)の物質は全く
付着乃至は結合していなかった。 〔処理浴〕 ポリエチレンエマルジョン(固形分25重量%) 0.5重量% アクリルエマルジョン(固形分40重量%) 0.5重量% 水 残部
【0028】実施例1〜7で得られた各織物及び比較例
1で得られた織物について、以下に示す方法の試験を行
い、加齢臭抑制効果を確認した。その結果は、表1に示
すとおりであった。 〔試験方法〕バイアルビンに、各織物1gとノネナール
1μlを入れて密封した後、80℃で30分放置する。
その後、ガスシリンジに、バイアルビン中の空気500
μlを採取し、ガスクロマトグラフ(島津製作所製;G
C−14A)にてノネナールの存在量を測定した。ノネ
ナールの存在量は、面積値で表されるため、ブランクの
面積値に対する割合で消臭率を計算した。なお、実施例
1〜7で得られた各織物については、洗濯前の初期のも
のについての消臭率、及び30回洗濯後のものについて
の消臭率を測定した。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜7で得られた各織物は、洗濯前も30回洗濯後も、ノ
ネナールに対して良好な消臭機能を発揮する。即ち、実
施例で使用した物質がノネナールに対して良好な消臭機
能を発揮し、しかも、洗濯後においても、これらの物質
が脱落しにくく、良好な消臭機能を維持していることが
分かる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る繊維製品は、(1)〜
(6)の特定の物質が、構成繊維に付与されてなるもの
であるため、ノネナールに対して良好な消臭機能を発揮
すると共に、この物質は繊維製品を洗濯した後も脱落し
にくいので、この良好な消臭機能を維持するものであ
る。従って、本発明に係る繊維製品を用いれば、中高年
に特有の体臭である加齢臭を長期に亙って良好に抑制し
うるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/61 D06M 15/643 15/643 15/21 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加齢臭を抑制しうる機能を持つ繊維製品
    であって、該繊維製品の構成繊維に、以下の(1)〜
    (6)よりなる群から選ばれた物質が付与されてなるこ
    とを特徴とする繊維製品。 (1)アミン化合物が重合されてなるビニル系重合体又
    はその塩 (2)主鎖に−NH−CH2−なる結合基を含む重合体
    又はその塩 (3)主鎖に−R2+−CH2−(但し、Rは水素又は
    低級アルキル基を示す。)なる結合基を含む重合体又は
    その塩 (4)ポリアミノ酸 (5)アミノ変成シリコーン樹脂 (6)ヒドロキシ化エチレン尿素
  2. 【請求項2】 加齢臭を抑制しうる機能を持つ繊維製品
    であって、該繊維製品の構成繊維に、請求項1に記載さ
    れた(1)〜(5)よりなる群から選ばれた物質が、繊
    維重量に対して0.002〜10重量%付与されてなる
    ことを特徴とする繊維製品。
  3. 【請求項3】 繊維重量に対して0.003〜0.1重
    量%付与されてなる請求項2記載の繊維製品。
  4. 【請求項4】 繊維重量に対して0.003〜0.01
    重量%付与されてなる請求項2記載の繊維製品。
  5. 【請求項5】 構成繊維が無染であるか、又は淡色に染
    色されている請求項2乃至4のいずれか一項に記載の繊
    維製品。
  6. 【請求項6】 構成繊維が濃色に染色されている請求項
    4記載の繊維製品。
  7. 【請求項7】 加齢臭を抑制しうる機能を持つ繊維製品
    であって、該繊維製品の構成繊維に、請求項1に記載さ
    れた(6)なる物質が、繊維重量に対して0.1〜10
    重量%付与されてなることを特徴とする繊維製品。
  8. 【請求項8】 繊維重量に対して0.2〜1.5重量%
    付与されてなる請求項7記載の繊維製品。
  9. 【請求項9】 繊維重量に対して0.2〜0.8重量%
    付与されてなる請求項7記載の繊維製品。
  10. 【請求項10】 構成繊維がセルロース系繊維の除く他
    の繊維である請求項7乃至9のいずれか一項に記載の繊
    維製品。
  11. 【請求項11】 構成繊維がセルロース系繊維である請
    求項9記載の繊維製品。
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