JP2001253700A - 昇降体付梯子及びこれを用いた建造物のメンテナンス作業方法 - Google Patents

昇降体付梯子及びこれを用いた建造物のメンテナンス作業方法

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JP2001253700A
JP2001253700A JP2000071520A JP2000071520A JP2001253700A JP 2001253700 A JP2001253700 A JP 2001253700A JP 2000071520 A JP2000071520 A JP 2000071520A JP 2000071520 A JP2000071520 A JP 2000071520A JP 2001253700 A JP2001253700 A JP 2001253700A
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elevating
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locking claw
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Kazuaki Onishi
一晃 尾西
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KOGA SEISAKUSHO KK
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KOGA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人の昇降に対し、操作が容易で、作業性が良
く、安全な高所作業が出来るようにすること。 【解決手段】 梯子の桟11を有する梯子本体12と、
梯子本体に沿って昇降可能に構成された昇降体13と、
該昇降体の梯子本体側に設けられた係止爪20を有し、
この係止爪自体又はこれを固定した係止爪取付けバー2
1を、係止爪が梯子本体方向に付勢して設け、昇降体の
側面に昇降体の昇降、停止を制御するための電気制御箱
23を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間が乗って作業
するための昇降体付梯子及びこれを用いた建造物のメン
テナンス作業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の梯子の多くは桟自体を利用して人
間が高所に昇ったり下降したりするもので、一部に梯子
自体を伸縮性にすることにより、短時間に高い所に昇っ
たり降りたりすることが知られている。他に昇降体付の
梯子もあるが、いわゆるエレベータ機構と同じで、ロー
プの巻き上げ巻き戻しにより昇降させるものである。ま
た、昇降用の梯子の1対を利用して、建造物のメンテナ
ンス作業をするものはなく、かかる場合には専ら櫓を組
んで行うのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の昇降体付の梯子
は人間及び資材等60〜150Kgのものを載置し、か
つ自動で運転する梯子は無く、この様な重量の多い場合
の安全性にも問題があった。更に建造物のメンテナンス
に櫓を組むことは、多数の資材の運搬を通常の人間が通
常の梯子を利用して人力で資材を高所に運搬するので安
全性に問題があり、かつ組立にも時間がかかり甚だ面倒
であった。本発明はかかる問題点を解決するためになさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の桟を有する梯子本体と、梯子本体に沿って昇降可能に
構成された昇降体と、該昇降体の梯子本体側に設けられ
た係止爪取付けバーに梯子本体の桟に係止しうるように
常時梯子本体の方向に付勢されている少なくとも一対の
係止爪とを有し、かつ該昇降体の側面に昇降体の昇降、
停止等を作動させるための電気制御箱とを備えたことを
特徴とする昇降体付梯子であり、請求項2の発明は、複
数の桟を有する梯子本体と、梯子本体に沿って昇降可能
に構成された昇降体と、該昇降体の梯子本体側に設けら
れた係止爪取付けフレームに少なくとも一対の係止爪を
取付けてなる常時梯子本体の方向に付勢されている係止
爪取付けバーとを有し、かつ該昇降体の側面に昇降体の
昇降、停止等を作動させるための電気制御箱とを備えた
ことを特徴とする昇降体付梯子である。
【0005】請求項3の発明は、昇降体の係止爪を付す
ための係止爪取付けバーを梯子の桟に対応して多段に設
け、この各係止爪取付けバーにそれぞれ一対の係止爪を
設けたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の昇
降体付梯子であり、請求項4の発明は、昇降体の梯子本
体側のほぼ中央に回動するねじ軸を設け、かつ該ネジ軸
の両側に昇降体のガイドレールを設け、モータ駆動によ
り該ねじ軸を正逆回転させて昇降体を上昇又は降下する
ようにしてなることを特徴とする請求項1もしくは2に
記載の昇降体付梯子であり、更に請求項5の発明は、昇
降体の梯子本体側のほぼ中央にエアシリンダあるいは油
圧シリンダからなる加圧手段を設け、且つ昇降体の梯子
本体側の両側にはガイドレールを設け、昇降体を円滑に
昇降し得るようにしてなることを特徴とする請求項1も
しくは2に記載の昇降体付梯子である。
【0006】又、請求項6の発明は、請求項1、2、
3、4もしくは5に記載の昇降体付梯子の一対を所定の
間隔を開けて目的とする建造物に固定設置し、該一対の
梯子の昇降体を同一の高さに上昇させて固定し、両昇降
体の間に作業用プラットフォーム、補助ワイヤ、及び防
護ネットを取付け、作業員がプラットフォームに於いて
補助ワイヤに安全ロープ端を走行可能に取付け、下部の
安全監視作業員と昇降体で上昇した上部の実作業員とで
連繋して作業上の連絡及び昇降体の上昇下降するように
したことを特徴とする建造物のメンテナンス作業方法で
ある。
【0007】従来の昇降体付梯子によれば、人間が作業
用具を携行して乗ったと仮定しても、人間の体重と合わ
せて精々100Kgが限度で、しかも上に行く高さが高
くなるほど不安定で、重い荷物を持っての昇降はバラン
スを崩す危険が伴い、かつビルや船舶等の建造物のメン
テナンスのために幅方向の作業を要する場合は、何度も
梯子を移動させるか、梯子を用いずに櫓を組立てて作業
するので、組立材料の用意や運搬等にもかなりのコスト
がかかるという問題がある。
【0008】これに対して、本発明の昇降体付梯子で
は、作業者自身の電気的操作により昇降体を上昇もしく
は降下をすると共に、昇降体に備えた係止爪の作用によ
り昇降体が不意に落下する事故を防止し、作業者の安全
性を確保しながら容易に昇降できる。またこのような昇
降体付の梯子の一対を組み合わせて、ビルや船舶等建造
物の清掃、補修に利用するときは、櫓を組む必要がな
く、又、高所における人体の安全を確保しながら、地上
監視員と上昇した作業員の間での連繋で、昇降体の思い
がけない上昇や下降を防止し、建造物の広い範囲での作
業を容易に実施することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の昇降体付梯子の実施状態
を図面により説明する。図1は本発明の昇降体付の梯子
の一部省略の斜視図で、図2は図1の昇降体付梯子の一
部省略の側面図である。これらの図に示すように、桟1
1付き梯子本体12と、昇降体13とよりなり、昇降体
13は梯子本体12に近接して平行に設けられた回転ね
じ軸14の内面雌ねじホルダー17を取付けてあり、梯
子本体12の両側の支持棒部分の表面(昇降体13側)
にはガイドレール15を設け、昇降体13の所定の箇所
にはガイドレール15に沿って摺動し得るガイドロール
19を設けてある。そして、回転ねじ軸14は下端をモ
ータ16で正逆回転させることができるようになってい
る。なお、回転ねじ軸14の上端はねじを設けずにその
周囲で回転ねじ軸14を支持するために、その回動を妨
げないような最上部の回動用ホルダー18を有し、船舶
又はビル等に適宜固定して、回転ねじ軸14のぶれを防
止している。回転ねじ軸14の中間では昇降体13のフ
レーム25又は台部24に固定され、回転ねじ軸14と
かみ合う内面雌ねじホルダー17が設けられており、回
転ねじ軸14が所定の位置で回転するように構成されて
いる。
【0010】このような構成であることにより、モータ
16を駆動させれば、回転ねじ軸14が回転し、昇降体
13が上昇する。そのとき昇降体13の端面に取り付け
られたガイドロール19が梯子本体12のガイドレール
15を摺動しながら上昇し、昇降体13はがたつかずに
円滑に上昇できる。なお、昇降体13には一側面に電気
制御箱23(図では内部の電気装置及び外箱は省略して
示してある。)を設けてあり、これから制御用のケーブ
ル26が下方に出ており、昇降体13に乗った作業員又
は地上の監視員がスイッチ操作でモータ16をオン、オ
フ制御をなし回転ねじ軸14を正逆回転させることによ
り、昇降体を上昇又は下降させることができるようにな
っている。なお、昇降体13には台部24、フレーム2
5を設けているが、図示の様な形状以外に、適宜な形状
例えば全体的に台部が水平な平行四辺形であってもよ
い。
【0011】なお、本発明では、昇降体13のフレーム
25の梯子本体12側に梯子本体12の桟11を掴むこ
とができる係止爪20を、係止爪取付け軸21を設けて
取付けてある。この具体的実施例は後述するが、係止爪
20は、係止爪取付け軸21にバネ(図示してない)の
作用により常時梯子本体12の桟11の方向に付勢され
ており、昇降体13の上昇と共に係止爪20は梯子本体
12の桟11に上面を接すると、昇降体13の上昇につ
れて係止爪の下面の嵌合面で桟11を掴むので、昇降体
13の思い掛けない急速落下や上昇、ぶれを防止し、作
業員の安全を保証することができる。なお、係止爪20
は左右一対であり、昇降体13のバランスを保つのに有
利である。又、図では2段の係止爪が同時に梯子の桟を
掴んでいるが、その間隔を適度に設計すれば、交互に梯
子の桟を掴むことができるので、昇降体の急激な降下の
おそれは生じないので安全性がより高くなる。又、昇降
体13を下降させる場合には、桟11を把持している係
止爪20を、昇降体を若干正回転させて、桟から外し、
次に係止爪20を桟11に係止しないようにして逆回転
させ、降下させることができる。なお、係止爪取付け軸
21をフレームに回動可能なものとした場合は、作業員
が係止爪の取付け角度を所望の角度となるように手で調
節するか、又は係止爪取付け軸21をケーブル26の一
つに接続して電気的に制御できるようにしておき、電気
的に角度制御して調節することにより容易に且つ必要に
応じて段階的に係止爪20を桟11に係止させながら降
下することができる。
【0012】更に、人間や資材を載せ得る昇降体13
は、台部24とフレーム25とを有し、かつ梯子本体側
では梯子本体12の傾斜角に平行な面を有し、一側面に
は電気制御箱23を備え、昇降体13に乗った作業員
が、電気制御箱から導出されたケーブル26のスイッチ
27を操作することにより、モータ16を正又は逆回転
したり、停止させることは勿論、電話線等を内蔵させ、
通話したりすることを始め、係止爪取付け軸を前後に回
動させ、爪と桟の関係を調整することもできるし、更に
必要に応じて照明を設ける場合、その点灯消灯をもなす
ようにすることもできる。
【0013】図3、図4は本発明で使用される係止爪2
0の取付け状態の各例であり、図3は縦方向に設けられ
た係止爪取付けフレーム22に、係止爪取付けばね(図
示せず)で前後に回動するのを調節し得るように係止爪
取付け軸21を設けている。この係止爪取付けばねによ
り通常は梯子本体の桟の方向に係止爪取付け軸が回動
し、結局係止爪20がその方向に付勢されることにな
る。なお。係止爪20は左右対照的に取付けられてお
り、昇降体のフレーム25の四隅には梯子本体12のガ
イドレール15を走行するためのガイドロール19が取
付けられているが、ガイドロール19の取付け位置や個
数は本図示の例に限定されない。
【0014】図4は、昇降体13のフレーム25の梯子
本体側に係止爪取付け軸21を2段に設け、これに係止
爪20が基部にばね(図示せず)で前後に回動を調節し
得るようにして取付けられている。係止爪20は2段共
に左右対象的位置であり、上下の係止爪20はそれぞれ
上下になる桟11に係止できるようになっている。従っ
て、その間隔が適当であれば、一方が桟に係止している
ときに、他の一方は係止していない状態にもできるの
で、昇降体の安全性を一層保証することができる。この
係止爪は必要に応じて3段、4段等多段に構成すること
は勿論可能である。又係止爪取付け軸21の両端にばね
を設けるようにしてもよいことは勿論である。
【0015】図3、図4のいずれの構造でも、作業員が
昇降体に乗った状態で作用させることができる。図3に
ついて説明すれば、図1に示すようにいま作業員が昇降
体13上の電気制御箱23からのケーブル26に付され
ているスイッチをオンにしてモータ16を駆動させ、昇
降体13を上昇させるときには、図3に示す係止爪20
がその上面を梯子の桟11の下面に摺動しながら上昇す
るので、結局係止爪の下面の把持面により梯子の桟11
を把持することになるので、昇降体は恰も作業員が桟を
手で掴んだと同様に急激な落下は発生せず、作業員の安
全性が確保される。なお、下降する場合は、スイッチ動
作により昇降体13を少々上昇させて、桟12の把持状
態を解除させた後、スイッチ動作により降下させる。そ
の際一段ずつ桟12を把持しながら降下することもでき
るが、係止爪20の付勢されている角度や係止爪取付け
軸21の角度を調整したり、一つづつ係止爪20を開放
させたりして、降下することができる。ばねは係止爪の
付勢の程度に関与するので重要である。図4についても
同様に操作できることは理解されるであろう。
【0016】図5は係止爪の取付け状態の一例の説明図
で、係止爪20の基部は係止爪取付け軸21にその周囲
にばね27を設けて、梯子本体の桟11の方向に付勢さ
れており、図では梯子本体の桟11に内面で把持した状
態が示されている。なお、ばねはコイル状の他、板ばね
でもよく、その設け方は効果を考えて適宜設計できる。
なお、係止爪自体の基部にばねを設けずに、係止爪取付
け軸端にばねを図示に準じて設けてもよいことは勿論で
ある。
【0017】図6は昇降体を昇降させるための回転ねじ
軸の取付け状態の説明図で、回転ねじ軸14の下部には
モータ16が設けられており、回転ねじ軸14を正逆回
転することができるようになっている。又回転ねじ軸1
4は適宜の位置に内面雌ねじホルダー17を設け、これ
を昇降体の台部24又はフレーム25の如き支持体に固
着して、一体化し、これにより回転ねじ軸14の回転に
従い昇降体13が上昇又は降下するように構成されてい
る。回転ねじ軸14の最上部はねじ軸にねじをきらずに
円管状にして、これに回動自在に保持できるキャップ状
の最上部の回動用ホルダー18を設け、これを船舶又は
ビル等の適当な箇所に連結して固定すればよい。
【0018】図7は、船舶の甲板に本発明の昇降体を有
する梯子を用いて、船舶の壁面の清掃等メンテナンス作
業をする場合の説明図で、船舶の甲板A−01に梯子本
体12の基部取付け部29を取付ける。梯子本体12は
船舶の所定の壁面A−02に平行に立て掛けられる。昇
降体13は作業員Maを載せて昇降する。梯子を船舶に
固定する手段は、図7に示すように、下部では船舶壁面
A−02にマグネット35を取付け、梯子本体12の側
面に突出している桟11の端部とマグネット取付けステ
ー36を用いて固定するようになっている。また、上端
では船舶の甲板水切り38に、引留ボルト37を取付け
て固定している。このようにすることにより梯子本体は
例えば75°の角度で船舶の壁面A−02と平行に立て
かけても些かも不安無く設置することができる。ビルに
梯子本体を立てかける場合は、垂直なビルの壁面に平行
になるように適宜の手段でビルとの間を固定してもよい
が、例えば75°の角度でビルの壁面に立てかけてもよ
い。この場合も昇降体の重量(人間、資材の重量を加味
する)を考慮して、ワイヤ等で大地又は壁等に固定する
ことが望ましい。特にその際梯子本体の最上部はビルの
適当箇所にワイヤ等を用いて固定することが望ましい。
【0019】図8は船舶の壁面の清掃作業状態の説明図
で、本発明の昇降体付梯子12、12の一対を所定の間
隔をあけて甲板A−01に梯子の基部取付け部29を取
付け、メンテナンス壁面A02に平行に取付けてある。
そして、両昇降体付梯子12、12はそれぞれ作業員M
a、Mbが乗り、必要な資材を載せて上昇し同じ高さで
停止させて、両者の昇降体13の昇降体(バスケットと
も言う)の間に作業用プラットフオーム32を掛けわた
し、かつ上部では命綱を掛けるためのワイヤ33を又、
その下部や周囲には安全ネット34を掛け渡してある。
【0020】又、図8に示すように、作業中は、常に昇
降体13は固定され、作業員Ma、Mbは一方の人の
み、作業用プラットフオーム32に出るようにする。こ
の際、命綱は必ずワイヤ33に掛けておくこととする。
なお、梯子の基部取付け部29を固定してある甲板A0
1に梯子の昇降体13の上昇下降を制御するため、電気
制御箱23からケーブル26を引張っておき、別の安全
監視員Mcにより安全スイッチ40を動作できるように
して、万一に備えている。なお、作業員Ma,Mbもス
イッチを掌握していることは勿論であるが、地上の監視
員Mcと三者が意思を一体化させたときに、作動するこ
とが望ましい。しかし、緊急の場合は地上作業員のスイ
ッチ作動が優先する。
【0021】図1の昇降装置付梯子は、モータで正逆方
向に回転される回転ネジ軸で昇降装置が昇降できるよう
になっているものを示したが、図9に示すように、昇降
体13の台部に油圧又は空気圧で上昇又は下降する流体
圧装置41を設け、この駆動を電気スイッチで行うよう
にしてもよいことは勿論である。なお、昇降体13の上
昇下降は、バスケット上の作業員Ma,Mbと、地上監
視員Mcの3人が一致しなければ、上昇も下降もできな
いように設定できるがこのようにすればより安全性が高
くなる。
【0022】
【発明の効果】本発明によるときは、従来のようにロー
プの巻き上げもしくは巻き戻しによるものと異なり、ロ
ープを使用していないので長期間の使用であってもロー
プ切れによる交換を必要としない。また昇降装置の運転
は原則としてこれに乗る作業員が電気制御箱のスイッチ
をオン、オフするだけで、操作が容易である。また、昇
降装置の上昇下降にあたっては、一対の係止爪で昇降装
置をバランスさせて把持するので、例えば人間以外に3
0Kg程度の資材を積んでも、資材の傾斜ずれ等による
落下事故や、昇降体の落下事故を発生させないで、上昇
又は下降させることができる。又、上下に多段に係止爪
の対を設けるときは、係止爪が常に上下いずれかの梯子
本体の桟に係止されているので、極めて安全である。更
に、本発明の昇降装置付梯子を一対設けて、船舶や建造
物の保守を行うに際して、一対の昇降体を同じ高さに引
き留め、両者に板を掛け渡すだけで、作業空間が広くと
れ、又、下に安全監視員を置いて作業するので、極めて
安全性が高いという効果があり、例えば、窓拭き、メン
テナンス等を安全に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降体付梯子の一例を示す一部省略の
斜視図。
【図2】昇降体を梯子に取付けた場合の一例を示す一部
省略の側面図。
【図3】本発明の昇降体に付された係止用爪の取付け状
態の一例の斜視図。
【図4】本発明の昇降体に付された係止用爪の取付け状
態の他の一例の斜視図。
【図5】本発明で用いられる係止爪と軸の関係を示す斜
視図。
【図6】ねじ軸の説明図
【図7】本発明の昇降体付梯子を船舶に立てかけた状態
を示す正面図。
【図8】本発明の昇降体付梯子を用いた場合で船舶のメ
ンテナンスに用いるためプラットフォームを吊りワイヤ
で固定した状態の側面図。
【図9】本発明の昇降体を上昇下降するために流体圧手
段を用いた場合の説明図。
【符号の説明】
11 桟 12 梯子本体 13 昇降体 14 回転ねじ軸 15 ガイドレール 16 モータ 17 内面雌ねじホルダー 18 最上部の回動用ホルダー 19 ガイドロール 20 係止爪 21 係止爪取付け軸 22 係止爪取付けフレーム 23 電気制御箱 24 台部 25 フレーム 26 ケーブル 27 ばね 29 基部取付け部 A01 甲板 A02 船舶のメンテナンス壁面 32 作業用プラットフォーム 33 ワイヤ 34 安全ネット 35 マグネット 36 マグネット取付けステー 37 引留ボルト 38 甲板水切り 40 スイッチ 41 流体圧装置 Ma 作業員 Mb 作業員 Mc 監視員

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の桟を有する梯子本体と、梯子本体
    に沿って昇降可能に構成された昇降体と、該昇降体の梯
    子本体側に設けられた係止爪取付けバーに梯子本体の桟
    に係止しうるように常時梯子本体の方向に付勢されてい
    る少なくとも一対の係止爪とを有し、かつ該昇降体の側
    面に昇降体の昇降、停止等を作動させるための電気制御
    箱とを備えたことを特徴とする昇降体付梯子。
  2. 【請求項2】 複数の桟を有する梯子本体と、梯子本体
    に沿って昇降可能に構成された昇降体と、該昇降体の梯
    子本体側に設けられた係止爪取付けフレームに少なくと
    も一対の係止爪を取付けてなる常時梯子本体の方向に付
    勢されている係止爪取付けバーとを有し、かつ該昇降体
    の側面に昇降体の昇降、停止等を作動させるための電気
    制御箱とを備えたことを特徴とする昇降体付梯子。
  3. 【請求項3】 昇降体の係止爪を付すための係止爪取付
    けバーを梯子の桟に対応して多段に設け、この各係止爪
    取付けバーにそれぞれ一対の係止爪を設けたことを特徴
    とする請求項1もしくは2に記載の昇降体付梯子。
  4. 【請求項4】 昇降体の梯子本体側のほぼ中央に回動す
    るねじ軸を設け、かつ該ねじ軸の両側に昇降体のガイド
    レールを設け、モータ駆動により該ネジ軸を正逆回転さ
    せて昇降体を上昇又は降下するようにしてなることを特
    徴とする請求項1もしくは2に記載の昇降体付梯子。
  5. 【請求項5】 昇降体の梯子本体側のほぼ中央にエアシ
    リンダあるいは油圧シリンダからなる加圧手段を設け、
    且つ昇降体の梯子本体側の両側にはガイドレールを設
    け、昇降体を円滑に昇降し得るようにしてなることを特
    徴とする請求項1もしくは2に記載の昇降体付梯子。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4もしくは5に記載
    の昇降体付梯子の一対を所定の間隔をあけて目的とする
    建造物に固定設置し、該一対の梯子の昇降体を同一の高
    さに上昇させて固定し、両昇降体の間に作業用プラット
    フォーム、補助ワイヤ、及び防護ネットを取付け、作業
    員がプラットフォームに於いて補助ワイヤに安全ロープ
    端を走行可能に取付け、下部の安全監視作業員と昇降体
    で上昇した上部の実作業員とで連繋して作業上の連絡及
    び昇降体の上昇下降するようにしたことを特徴とする建
    造物のメンテナンス作業方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN113788444A (zh) * 2021-09-17 2021-12-14 沪东中华造船(集团)有限公司 一种lng薄膜型储罐围护系统安装用吊篮及使用方法
US11950742B2 (en) 2017-09-20 2024-04-09 Foshan Shunde Midea Washing Appliances Manufacturing Co., Ltd. Dishwasher water channel, base for dishwasher, and dishwasher

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