JP2001253573A - 紙葉類処理装置および紙葉類の取出装置 - Google Patents

紙葉類処理装置および紙葉類の取出装置

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JP2001253573A
JP2001253573A JP2000073052A JP2000073052A JP2001253573A JP 2001253573 A JP2001253573 A JP 2001253573A JP 2000073052 A JP2000073052 A JP 2000073052A JP 2000073052 A JP2000073052 A JP 2000073052A JP 2001253573 A JP2001253573 A JP 2001253573A
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Toshio Ariga
淑郎 有賀
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の紙葉類を立位状態で収容した収容部から
紙葉類の重ね搬送や二枚取りなどの取出異常を起こすこ
となく一枚ずつ紙葉類を取り出すことのできる紙葉類処
理装置を提供する。 【解決手段】送り込みローラ2によって収容部より送り
出された紙葉類3をフィードローラ1の高摩擦部10と
の間に挟持しつつ搬送するゲートローラ5の下流近傍に
到達した紙葉類3を検知する残留センサ80を設け、こ
の残留センサ80によって紙葉類3が検知されていると
き、収容部より紙葉類を送り出す送り込みローラ2およ
び補助ローラ20の回転を停止させる。これにより複数
の紙葉類が搬送経路に混在する状況を発生させないよう
にすることができ、二枚取りなどの紙葉類の取出異常が
発生することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類の搬送等の
処理を行う紙葉類処理装置、および紙葉類を立位状態で
収容する収容部から一枚ずつ紙葉類を取り出す紙葉類の
取出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙葉類を処理する装置において、立位状
態で収容された紙葉類の束から紙葉類を一枚ずつ分離し
て取り出すには、例えば、次のような取出装置が用いら
れる。図1および図2にかかる従来の取出装置の構成を
示す。
【0003】これらの図において、9および91は投入
された紙葉類3の束を立位状態で収容する収容部を構成
する床面と壁面である。ここに収容された紙葉類3の束
はバックアップ4によって壁面91の側に押しつけられ
る。壁面91には送り込みローラ2の一部周面が突出さ
せてあるので、収容部に収容された紙葉類3は壁面91
の側のものから順に送り込みローラ2によってフィード
ローラ1と接触可能な位置まで送り出される。送り込み
ローラ2はフィードローラ10と連動して回転し、フィ
ードローラ1の高摩擦部10がゲートローラ5と干渉す
る位置で回転を停止するように構成されている。
【0004】フィードローラ1の外周部の一部には高摩
擦部10が設けられている。この高摩擦部10の長さは
紙葉類3の搬送方向の長さ以下としてある。フィードロ
ーラ1の回転によって紙葉類3はフィードローラ1の高
摩擦部10とゲートローラ5との間に挟持されつつ一定
の搬送ピッチを確保して搬送される。その後、紙葉類3
は当該フィードローラ1の高摩擦部10とベアリングロ
ーラ6とに挟持され搬送路7へ送り出される。
【0005】ゲートローラ5は、収容部から送り込まれ
る二枚目以降の紙葉類3の進入をその紙葉類表面との摩
擦により阻止する機能をあわせもつ。このゲートローラ
5の表面摩擦はフィードローラ1の高摩擦部10のそれ
よりも小さい値に設定されているので、収容部から二枚
以上の紙葉類3が送り出されてフィードローラ1の高摩
擦部10とゲートローラ5との間に入り込んだ場合で
も、一枚目の紙葉類3のみ分離して搬送することができ
る。
【0006】ベアリングローラ6の直後には計数センサ
8が配置されており、この計数センサ8によって紙葉類
投入部から取り出された紙葉類3の数がカウントされ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収容部
内の紙葉類3をバックアップ4で送り込みローラ2に押
圧する構造では、収容部内の紙葉類3のストック量など
によって押圧力が変動し、この結果、送り込みローラ2
による紙葉類3の送り込み力の加わり方が変化すること
により、たとえば、フィードローラ1によって紙葉類3
の先端がゲートローラ5からはみ出た位置まで余分に紙
葉類3が送り出されてしまう場合がある。
【0008】この場合、図3(1)に示すように、一枚
目の紙葉類3Aの後端が送り込みローラ2を通過した
後、連続して二枚目の紙葉類3Bが送り込みローラ2に
よって送り出されてしまい、一枚目と二枚目の各紙葉類
が広い面で重なった状態で送り出されてしまうことがあ
る。また、図3(2)に示すように、一枚目と二枚目の
各紙葉類が重なった状態で送り出されるまでに至らない
にしても、二枚目の紙葉類3がゲートローラ5からはみ
出た位置まで送り込みローラ2によって送り出された場
合、フィードローラ1の一回のフィードにより一枚目と
二枚目の紙葉類3A,3Bが連続して取り出される二枚
取り現象が生じるおそれがあった。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、紙葉類の重ね搬送や二枚
取りなどの取出異常を防止することのできる紙葉類処理
装置と紙葉類の取出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙葉類処理装置は、複数の紙葉類を収容す
る収容部と、収容部から一枚ずつ紙葉類を送り出す第1
のローラと、第1のローラによって収容部より送り出さ
れた紙葉類を捕捉して搬送するための高摩擦部を一部周
面に有する第2のローラと、第1のローラによって収容
部より送り出された紙葉類を第2のローラの高摩擦部と
の間に挟持しつつ搬送する第3のローラと、第3のロー
ラの下流近傍に到達した紙葉類を検知する検知手段と、
検知手段によって紙葉類が検知されているとき、第1の
ローラの回転を規制する回転規制手段とを具備すること
を特徴とする。
【0011】本発明は、第3のローラの下流近傍に紙葉
類が存在する時には、収容部から一枚ずつ紙葉類を送り
出す第1のローラが回転することを規制することによっ
て、複数の紙葉類が搬送経路に混在する状況を発生させ
ないようにすることができ、二枚取りなどの紙葉類の取
出異常が発生することを防止できる。
【0012】また、本発明は、請求項1記載の紙葉類処
理装置において、第3のローラを紙葉類の搬送時の方向
と逆方向に回転付勢する第1の回転付勢手段を有し、こ
の第1の回転付勢手段の回転付勢力が、第2のローラの
高摩擦部と第3のローラとの間に一枚の紙葉類を挟持し
て搬送する場合に該紙葉類と第3のローラとの間に生じ
る摩擦力より小さく、かつ第2のローラの高摩擦部と第
3のローラとの間に複数枚の紙葉類を挟持して搬送する
場合に該紙葉類間に生じる摩擦力より大きいことを特徴
とする。
【0013】これにより、二枚の紙葉類が第2のローラ
の高摩擦部と第3のローラとの間に入り込んだ場合に一
枚目の紙葉類をそのまま下流に流し、二枚目の紙葉類を
上流側へ戻して二枚の紙葉類を分離させることができ、
二枚取りなどの紙葉類の取出異常が発生することを防止
できる。
【0014】さらに、本発明は、請求項1または2記載
の紙葉類処理装置において、第3のローラの上流側に配
置され、該第3のローラの機能を補助するための第4の
ローラと、この第4のローラを紙葉類の搬送時の方向と
逆方向に回転付勢する第2の回転付勢手段を有し、この
第2の回転付勢手段の回転付勢力が、第2のローラの高
摩擦部と第4のローラとの間に一枚の紙葉類を挟持して
搬送する場合に該紙葉類と第4のローラとの間に生じる
摩擦力より小さく、かつ第2のローラの高摩擦部と第4
のローラとの間に複数枚の紙葉類を挟持して搬送する場
合に該紙葉類間に生じる摩擦力より大きいことを特徴と
する。
【0015】これにより、前記請求項2の発明と同様の
効果が得られるとともに、この発明を、請求項2の発明
と組み合わせて用いることによって、二枚目の紙葉類を
より長い距離戻すことが可能となり、二枚の紙葉類の分
離をより確実に行うことができる。
【0016】さらに、本発明は、請求項1から3記載の
いずれかの紙葉類処理装置において、第1のローラの機
能を補助するための第5のローラを有することを特徴と
するものである。これにより、収容部から、より確実に
一枚目の紙葉類を送り出すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】図13は本発明の実施の形態に係る紙葉類
処理装置の構成図である。同図に示すように、この紙葉
類処理装置100は、紙葉類の束から一枚ずつ紙葉類3
を分離して取り出す取出部104と、取出部104によ
って一枚ずつ取り出された紙葉類3の種類、表裏の向
き、欠損等を検知する光学的な検知部105と、破損し
た紙葉類や規定外の紙葉類を蓄えるリジェクト部106
と、リジェクト部106へ導く搬送路とメインの搬送路
との間で紙葉類の搬送先を切り替えるゲート107と、
ゲート107によりメイン搬送路に搬送された紙葉類3
の表裏を検出部105によって検出された表裏判別結果
に基づいて選択的に反転させる処理を行う表裏反転部1
08と、紙葉類3を種類別に集積する複数の集積部19
a、19b、19c、19dと、表裏反転部108を通
過した紙葉類3を検出部105によって検出された紙葉
類の種類判別結果に基づいて対応する集積部29a、2
9b、29c、29dに導く複数のゲート39a、39
b、39c、39dと、各部を連絡する紙葉類搬送路を
形成する搬送ローラ110および搬送ベルト111の群
とで構成されている。
【0019】図4および図5は、上記紙葉類処理装置1
00の中の取出部104の構成を示す図であり、図4は
当該取出部104の構成を断面で示す図、図5は図4の
取出部104の主要部(反転ユニット)を側面から示す
図である。
【0020】これらの図に示すように、取出部104
は、投入された紙葉類3の束を立位状態で収容する収容
部を構成する床面9および壁面91と、当該収容部に収
容された紙葉類3の束を壁面91の側に押圧するバック
アップ4と、バックアップ4によって押圧された紙葉類
3の束に対して壁面91の側の紙葉類3から順にフィー
ドローラ1の側へ送り出す送り込みローラ2およびこの
送り込みローラ2の機能を補助する補助ローラ20とを
備えて構成されている。ここで、バックアップ4は図示
しないスプリング等の弾性部材によって押圧力を発生さ
せている。送り込みローラ2と補助ローラ20はそれぞ
れ別々の駆動源によって独立駆動され、それぞれフィー
ドローラ1と連動して回転し、フィードローラ1の高摩
擦部10がゲートローラ5と干渉する位置で回転を停止
するように構成されている。
【0021】さらに、この取出部104は、外周面に紙
葉類3の搬送方向の長さ以下の高摩擦部10をもつフィ
ードローラ1と、二枚目以降の紙葉類3の進入を摩擦力
によって阻止するための圧接ローラ50およびゲートロ
ーラ5とを備える。フィードローラ1の高摩擦部10の
摩擦力は圧接ローラ50およびゲートローラ5のそれよ
りも大きな値に設定されている。
【0022】圧接ローラ50およびゲートローラ5には
図示しない低トルクモータによって紙葉類3の搬送方向
とは逆方向のトルクが付与されており、これによりトル
クリミッタ機能を有するものとされている。すなわち、
低トルクモータによって圧接ローラ50およびゲートロ
ーラ5に付与されるトルクは、重なった紙葉類間の摩擦
力に打ち勝って逆回転を維持するが、フィードローラ1
の高摩擦部10による紙葉類3の搬送力に屈して紙葉類
3の搬送方向へ回転するような値に設定されている。す
なわち、低トルクモータのトルクは、フィードローラ1
の高摩擦部10とゲートローラ5との間に一枚の紙葉類
3が挟持されつつ搬送される場合に該紙葉類3とゲート
ローラ5との間に生じる摩擦力より小さく、かつフィー
ドローラ1の高摩擦部10とゲートローラ5との間に複
数枚の紙葉類3が挟持されつつ搬送される場合に該紙葉
類間に生じる摩擦力より大きい範囲内において選択され
ている。
【0023】さらに、この取出部104は、フィードロ
ーラ1の高摩擦部10とゲートローラ5および圧接ロー
ラ50とにより挟持されながら搬送された紙葉類3を搬
送路7へ送り出すベアリングローラ6と、ゲートローラ
5とベアリングローラ6との間で紙葉類3の通過を検知
する残留センサ80と、ベアリングローラ6の直後にお
いて紙葉類3の通過を検知する計数センサ8とを備えて
構成されている。残留センサ80の検知信号は取出部の
制御を行うコントローラに送られ、コントローラはこの
残留センサ80の検知信号に基づいてフィードローラ
1、送り込みローラ2および補助ローラ20の回転を制
御する。
【0024】次に、この取出部104の動作を図6から
図12により説明する。
【0025】まず、フィードローラ1は図6に示す回転
位置から矢印A方向に回転される。フィードローラ1の
高摩擦部10が一枚目の紙葉類3Aと接する位置までフ
ィードローラ1が回転したところで、送り込みローラ2
と補助ローラ20の回転が同時に開始される(図7)。
これにより、送り込みローラ2と補助ローラ20の摩擦
力により、収容部から、最も壁面91の側の紙葉類3A
がフィードローラ1の側へ搬送される。収容部から送り
出された紙葉類3Aはフィードローラ1の高摩擦部10
とゲートローラ5および圧接ローラ50とにより挟持さ
れながらさらに搬送される。そして、図8に示すよう
に、紙葉類3Aの先端部がゲートローラ5を通過したと
ころで、残留センサ80によってその紙葉類3Aが検知
され、コントローラに検知信号が出力される。これによ
りコントローラは、送り込みローラ2と補助ローラ20
によって二枚目以降の紙葉類3Bが送り込まれないよ
う、送り込みローラ2と補助ローラ20の回転をそれぞ
れ停止させる。
【0026】フィードローラ1の高摩擦部10とゲート
ローラ5および圧接ローラ50とにより挟持されつつ搬
送された紙葉類3Aは、続いてフィードローラ1の高摩
擦部10とベアリングローラ6とによって挟持され、搬
送路7に向かって搬送される(図9)。
【0027】次に、図10、図11により、一枚目の紙
葉類3Aを搬送路7へ送り出した後、二枚目以降の紙葉
類3Bがゲートローラ5より先にはみ出した位置で停止
した異常時の動作を説明する。
【0028】この場合、図10に示すように、ゲートロ
ーラ5よりはみ出た二枚目の紙葉類3Bの先端部分が残
留センサ80によって検知されたままとなっているの
で、フィードローラ1が回転しても送り込みローラ2と
補助ローラ20の回転はそれぞれ停止状態に置かれる。
したがって、図11に示すように、三枚目の紙葉類3C
が送り込みローラ2と補助ローラ20によってフィード
ローラ1の側へ送り込まれることなく、二枚目の紙葉類
3Bのみがフィードローラ1の高摩擦部10によって捕
捉されて搬送される。このようにして二枚取りが防止さ
れる。
【0029】次に、補助ローラ20の役割について説明
する。
【0030】最初に、収容部に紙葉類3の束を投入した
際、収容部の取り込み口から複数枚の紙葉類3がゲート
ローラ5や圧接ローラ50と接する位置まで進入してい
る場合がある。この場合、送り込みローラ2の摩擦力だ
けで一枚目の紙葉類3を送り込もうとしても送り込みロ
ーラ2の滑りによって一枚目の紙葉類3の送り込み量が
不足することが原因で、二枚目以降の紙葉類3が一枚目
の紙葉類3よりも奥に進入してしまう可能性がある。
【0031】本実施形態では、このような状況を回避す
るために、送り込みローラ2の機能を補助する補助ロー
ラ20を追加し、この補助ローラ20と送り込みローラ
2とで協働して一枚目の紙葉類3を送り込むように構成
することで、前記のような問題が発生することを解消し
ている。
【0032】さらに、本実施形態では、圧接ローラ50
およびゲートローラ5に紙葉類3の搬送方向とは逆方向
のトルクが付与され、そのトルクは、フィードローラ1
の高摩擦部10とゲートローラ5との間に一枚の紙葉類
3が挟持されつつ搬送される場合に該紙葉類3とゲート
ローラ5との間に生じる摩擦力より小さく、かつフィー
ドローラ1の高摩擦部10とゲートローラ5との間に複
数枚の紙葉類3が挟持されつつ搬送される場合に該紙葉
類間に生じる摩擦力より大きい範囲内において選択され
ているので、二枚の紙葉類がフィードローラ1の高摩擦
部10とゲートローラ5との間に、あるいはフィードロ
ーラ1の高摩擦部10と圧接ローラ50との間に入り込
んだ場合に一枚目の紙葉類をそのまま下流に流し、二枚
目の紙葉類を上流側へ戻して二枚の紙葉類を分離させる
ことができ、二枚取りなどの紙葉類の取出異常が発生す
ることを防止できる。
【0033】なお、この実施形態は、紙葉類3の搬送方
向とは逆方向のトルクが付与された圧接ローラ50とゲ
ートローラ5の二つのローラで二枚目の紙葉類を上流側
へ戻す構成としたが、紙葉類3の搬送方向とは逆方向の
トルクが付与されたゲートローラ5のみを採用した構成
によっても同様の効果を期待できる。ただし、圧接ロー
ラ50とゲートローラ5の二つのローラで二枚目の紙葉
類を上流側へ戻すことによって、ゲートローラ5だけの
ものに比べ、二枚目の紙葉類をより長い距離戻すことが
できるので、二枚の紙葉類の分離をより確実に行うこと
ができる。
【0034】また、圧接ローラ50だけに紙葉類3の搬
送方向とは逆方向のトルクを付与する構成をとってもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
第3のローラの下流近傍に紙葉類が存在する時には、収
容部から一枚ずつ紙葉類を送り出す第1のローラが回転
することを規制することによって、複数の紙葉類が搬送
経路に混在する状況を発生させないようにすることがで
き、二枚取りなどの紙葉類の取出異常が発生することを
防止できる。
【0036】また、本発明によれば、二枚の紙葉類が第
2のローラの高摩擦部と第3のローラとの間に入り込ん
だ場合に一枚目の紙葉類をそのまま下流に流し、二枚目
の紙葉類を上流側へ戻して二枚の紙葉類を分離させるこ
とができ、二枚取りなどの紙葉類の取出異常が発生する
ことを防止できる。
【0037】さらに、本発明によれば、第1のローラの
機能を補助するための第5のローラを設けることによっ
て、収容部から、より確実に一枚目の紙葉類を送り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の紙葉類の取出装置を構成を示す断面図。
【図2】図1の取出装置の周面図。
【図3】紙葉類の取り出し異常の様子を示す断面図。
【図4】本実施形態の紙葉類処理装置における取出部の
構成を示す断面図。
【図5】図4の取出部の側面図。
【図6】図4の取出部の初期状態。
【図7】送り込みローラと補助ローラの回転開始時の状
【図8】残留センサによる紙葉類の検知時の状態。
【図9】フィードローラの高摩擦部による紙葉類の搬送
状態。
【図10】紙葉類の送り込み異常時の状態。
【図11】図10の送り込み異常時からの紙葉類の搬送
の状態。
【図12】本発明の実施の形態に係る紙葉類処理装置の
全体構成図。
【符号の説明】
1…フィードローラ 2…送り込みローラ 3…紙葉類 4…バックアップ 5…ゲートローラ 6…ベアリングローラ 7…搬送路 8…計数センサ 9…床面 10…高摩擦部 20…補助ローラ 50…圧接ローラ 80…残留センサ 91…壁面 100…紙葉類処理装置 104…取出部 105…検知部 106…リジェクト部 107…ゲート 108…表裏反転部 110…搬送ローラ 111…搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AB01 BA12 BA13 BA14 BB05 CC01 DA04 DC12 EB12 EB15 EB16 3F343 FA01 FC01 GA04 GB01 GC01 GD01 HD15 JA04 JA19 JA20 JD09 JD34 JD40 LC17 LC19 LC22 LC24 LC25 MA54 MA55 MC17 MC23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の紙葉類を収容する収容部と、 前記収容部から一枚ずつ紙葉類を送り出す第1のローラ
    と、 前記第1のローラによって前記収容部より送り出された
    紙葉類を捕捉して搬送するための高摩擦部を一部周面に
    有する第2のローラと、 前記第1のローラによって前記収容部より送り出された
    紙葉類を前記第2のローラの前記高摩擦部との間に挟持
    しつつ搬送する第3のローラと、 前記第3のローラの下流近傍に到達した紙葉類を検知す
    る検知手段と、 前記検知手段によって前記紙葉類が検知されていると
    き、前記第1のローラの回転を規制する回転規制手段と
    を具備することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第3のローラを前記紙葉類の搬送時
    の方向と逆方向に回転付勢する第1の回転付勢手段を有
    し、この第1の回転付勢手段の回転付勢力が、前記第2
    のローラの前記高摩擦部と前記第3のローラとの間に一
    枚の紙葉類を挟持して搬送する場合に該紙葉類と前記第
    3のローラとの間に生じる摩擦力より小さく、かつ前記
    第2のローラの前記高摩擦部と前記第3のローラとの間
    に複数枚の紙葉類を挟持して搬送する場合に該紙葉類間
    に生じる摩擦力より大きいことを特徴とする請求項1記
    載の紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第3のローラの上流側に配置され、
    該第3のローラの機能を補助するための第4のローラ
    と、この第4のローラを前記紙葉類の搬送時の方向と逆
    方向に回転付勢する第2の回転付勢手段を有し、この第
    2の回転付勢手段の回転付勢力が、前記第2のローラの
    前記高摩擦部と前記第4のローラとの間に一枚の紙葉類
    を挟持して搬送する場合に該紙葉類と前記第4のローラ
    との間に生じる摩擦力より小さく、かつ前記第2のロー
    ラの前記高摩擦部と前記第4のローラとの間に複数枚の
    紙葉類を挟持して搬送する場合に該紙葉類間に生じる摩
    擦力より大きいことを特徴とする請求項1または2記載
    の紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のローラの機能を補助するため
    の第5のローラを有することを特徴とする請求項1から
    3記載のいずれかの紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の紙葉類を収容する収容部と、 前記収容部から一枚ずつ紙葉類を送り出す第1のローラ
    と、 前記第1のローラによって前記収容部より送り出された
    紙葉類を捕捉して搬送するための高摩擦部を一部周面に
    有する第2のローラと、 前記第1のローラによって前記収容部より送り出された
    紙葉類を前記第2のローラの前記高摩擦部との間に挟持
    しつつ搬送する第3のローラと、 前記第3のローラの下流近傍に到達した紙葉類を検知す
    る検知手段と、 前記検知手段によって前記紙葉類が検知されていると
    き、前記第1のローラの回転を規制する回転規制手段と
    を具備することを特徴とする紙葉類の取出装置。
  6. 【請求項6】 前記第3のローラを前記紙葉類の搬送時
    の方向と逆方向に回転付勢する第1の回転付勢手段を有
    し、この第1の回転付勢手段の回転付勢力が、前記第2
    のローラの前記高摩擦部と前記第3のローラとの間に一
    枚の紙葉類を挟持して搬送する場合に該紙葉類と前記第
    3のローラとの間に生じる摩擦力より小さく、かつ前記
    第2のローラの前記高摩擦部と前記第3のローラとの間
    に複数枚の紙葉類を挟持して搬送する場合に該紙葉類間
    に生じる摩擦力より大きいことを特徴とする請求項5記
    載の紙葉類の取出装置。
  7. 【請求項7】 前記第3のローラの上流側に配置され、
    該第3のローラの機能を補助するための第4のローラ
    と、この第4のローラを前記紙葉類の搬送時の方向と逆
    方向に回転付勢する第2の回転付勢手段を有し、この第
    2の回転付勢手段の回転付勢力が、前記第2のローラの
    前記高摩擦部と前記第4のローラとの間に一枚の紙葉類
    を挟持して搬送する場合に該紙葉類と前記第4のローラ
    との間に生じる摩擦力より小さく、かつ前記第2のロー
    ラの前記高摩擦部と前記第4のローラとの間に複数枚の
    紙葉類を挟持して搬送する場合に該紙葉類間に生じる摩
    擦力より大きいことを特徴とする請求項5または6記載
    の紙葉類の取出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のローラの機能を補助するため
    の第5のローラを有することを特徴とする請求項5から
    7記載のいずれかの紙葉類の取出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1315708C (zh) * 2003-09-03 2007-05-16 株式会社东芝 纸张分离和传送设备
JP2010083608A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Japan Tobacco Inc 用紙払出ユニットおよび自動販売機

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