JP2001253509A - ワークストック装置 - Google Patents
ワークストック装置Info
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- JP2001253509A JP2001253509A JP2000068291A JP2000068291A JP2001253509A JP 2001253509 A JP2001253509 A JP 2001253509A JP 2000068291 A JP2000068291 A JP 2000068291A JP 2000068291 A JP2000068291 A JP 2000068291A JP 2001253509 A JP2001253509 A JP 2001253509A
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- JP
- Japan
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- rotating
- shaft
- rotating plate
- rotation
- work
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小スペースで多くのワークを保管し、しかも
回転板の回転時は、常にワークを安定した水平配置状態
で保持するワークストック装置を提供する。 【解決手段】 回転モータ13により、回転板12を回
転軸部11を中心にして垂直面内で回転させる。これに
より、回転板12に軸支された各パレット15がこの回
転板12の回転にともなって、同じ方向に一体的に連れ
回りする。その際、各パレット15は、回転板12が回
転した角度分だけ、水平保持手段16によって、その回
転板12の回転方向とは反対方向に回転する。これによ
り、比較的小スペースで多くのワークWを保管すること
ができる一方、回転板12の回転時に、常時、安定した
水平配置状態でワークWを保持できる。
回転板の回転時は、常にワークを安定した水平配置状態
で保持するワークストック装置を提供する。 【解決手段】 回転モータ13により、回転板12を回
転軸部11を中心にして垂直面内で回転させる。これに
より、回転板12に軸支された各パレット15がこの回
転板12の回転にともなって、同じ方向に一体的に連れ
回りする。その際、各パレット15は、回転板12が回
転した角度分だけ、水平保持手段16によって、その回
転板12の回転方向とは反対方向に回転する。これによ
り、比較的小スペースで多くのワークWを保管すること
ができる一方、回転板12の回転時に、常時、安定した
水平配置状態でワークWを保持できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワークストック装
置、詳しくは、垂直面内で回転する複数個のワーク載置
用のパレットを、常に水平状態に保持しておけるワーク
ストック装置に関する。
置、詳しくは、垂直面内で回転する複数個のワーク載置
用のパレットを、常に水平状態に保持しておけるワーク
ストック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の機械の製造工場では、多数
の機械部品を取り扱っている。それぞれの機械部品は、
品種やサイズごとに分類されて箱詰めされ、工場内に設
けられた保管庫の中で保管されている。この場合、種類
ごとの部品箱は、棚の上に、手作業による重ね置き状態
で保管されていた。
の機械部品を取り扱っている。それぞれの機械部品は、
品種やサイズごとに分類されて箱詰めされ、工場内に設
けられた保管庫の中で保管されている。この場合、種類
ごとの部品箱は、棚の上に、手作業による重ね置き状態
で保管されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の機械部品の保管方法では、部品箱の保管庫への運
び入れ時や保管庫からの運び出し時に、数十kgもの重
さになる部品箱を、作業者が抱きかかえて移動させなけ
ればならなかった。そこで、この発明者は、この発明の
開発に先がけて、台車の上に電動モータによって垂直面
内で回転する回転板を立設し、この回転板の外周部の一
端面に、それぞれ支軸を介して、回転板の周方向に向か
って一定の角度ごとに複数個のパレットを軸支したワー
クストック装置を作製した。しかしながら、このワーク
ストック装置は、このように回転板の一端面に各パレッ
トが軸支されただけの構成であったので、回転時の回転
板からの振動によって、パレットが左右へ大きく揺さぶ
られ、パレット上に載せられた部品箱が不安定になるお
それがあった。
従来の機械部品の保管方法では、部品箱の保管庫への運
び入れ時や保管庫からの運び出し時に、数十kgもの重
さになる部品箱を、作業者が抱きかかえて移動させなけ
ればならなかった。そこで、この発明者は、この発明の
開発に先がけて、台車の上に電動モータによって垂直面
内で回転する回転板を立設し、この回転板の外周部の一
端面に、それぞれ支軸を介して、回転板の周方向に向か
って一定の角度ごとに複数個のパレットを軸支したワー
クストック装置を作製した。しかしながら、このワーク
ストック装置は、このように回転板の一端面に各パレッ
トが軸支されただけの構成であったので、回転時の回転
板からの振動によって、パレットが左右へ大きく揺さぶ
られ、パレット上に載せられた部品箱が不安定になるお
それがあった。
【0004】そこで、この発明者は、回転板に軸支され
たパレットの姿勢を、回転板の回転中、常時水平を保つ
ようにすれば、このようなパレットの揺れを未然に防げ
ることを知見し、この発明を完成させた。
たパレットの姿勢を、回転板の回転中、常時水平を保つ
ようにすれば、このようなパレットの揺れを未然に防げ
ることを知見し、この発明を完成させた。
【0005】
【発明の目的】この発明は、小スペースで多くのワーク
を保管することができ、しかも回転板の回転時は、常に
ワークを安定した水平配置状態で保持することができる
ワークストック装置を提供することを、その目的として
いる。また、この発明は、簡単な構造でかつ低コスト
で、回転板の回転時にワークを安定した水平配置状態で
保持することができるワークストック装置を提供するこ
とを、その目的としている。
を保管することができ、しかも回転板の回転時は、常に
ワークを安定した水平配置状態で保持することができる
ワークストック装置を提供することを、その目的として
いる。また、この発明は、簡単な構造でかつ低コスト
で、回転板の回転時にワークを安定した水平配置状態で
保持することができるワークストック装置を提供するこ
とを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転軸部を中心にして垂直面内で回転自在な回転体
と、前記回転体を垂直面内で回転させる回転手段と、そ
れぞれ支軸部を介して、前記回転体に垂直面内で回動自
在に軸支された複数個のパレットと、前記回転軸部の回
転角度分だけ、該回転軸部の回転方向とは反対方向へ支
軸部を回転させることで、常に、前記各パレットを水平
状態に保持する水平保持手段とを備えたワークストック
装置である。パレットに載置されて保管されるワークは
限定されない。例えば、各種の機械部品の他、各種の木
材、鉱石、書籍、食品などが挙げられる。また、このワ
ークストック装置は、必ずしもワークの保管専用とする
必要はなく、例えば商品を陳列するための陳列棚として
利用してもよい。この回転体の大きさ、形状、材質など
は限定されない。例えば、金属製の円板でもよい。
は、回転軸部を中心にして垂直面内で回転自在な回転体
と、前記回転体を垂直面内で回転させる回転手段と、そ
れぞれ支軸部を介して、前記回転体に垂直面内で回動自
在に軸支された複数個のパレットと、前記回転軸部の回
転角度分だけ、該回転軸部の回転方向とは反対方向へ支
軸部を回転させることで、常に、前記各パレットを水平
状態に保持する水平保持手段とを備えたワークストック
装置である。パレットに載置されて保管されるワークは
限定されない。例えば、各種の機械部品の他、各種の木
材、鉱石、書籍、食品などが挙げられる。また、このワ
ークストック装置は、必ずしもワークの保管専用とする
必要はなく、例えば商品を陳列するための陳列棚として
利用してもよい。この回転体の大きさ、形状、材質など
は限定されない。例えば、金属製の円板でもよい。
【0007】回転手段も限定されない。例えば、電動モ
ータや油圧モータなどが挙げられる。 回転体に軸支部
を介して軸支されるパレットの個数も限定されない。1
個でもよいし、2個以上でもよい。その場合、もちいろ
ん軸支部の本数も増減する。さらに、各パレットは回転
体のどの位置に、どのような間隔で配置されてもよい。
ただし、回転体が円板の場合は、通常、パレットの取り
付け箇所は円板の外周部の一端面になる。しかも、この
円板の中心点を中心にした円板外周部の仮想円上で一定
角度ごとにパレットを配置した方が、回転体の回転バラ
ンスが良くなる。パレットの水平保持手段の機構は限定
されない。例えば、請求項2のチェーン式動力伝達系を
有する機構の他、タイミングベルト式動力伝達系、ギヤ
式動力伝達系を有する各機構などでもよい。また、この
ような水平保持手段は、各パレットを個別に水平保持す
るものでもよいし、2個以上の所定の個数のパレットだ
け、または、全てのパレットを一括して水平保持する機
構でもよい。要は、回転軸部の回転角度分だけ、この回
転軸部の回転方向とは反対方向に支軸部を回転させるこ
とができればよい。
ータや油圧モータなどが挙げられる。 回転体に軸支部
を介して軸支されるパレットの個数も限定されない。1
個でもよいし、2個以上でもよい。その場合、もちいろ
ん軸支部の本数も増減する。さらに、各パレットは回転
体のどの位置に、どのような間隔で配置されてもよい。
ただし、回転体が円板の場合は、通常、パレットの取り
付け箇所は円板の外周部の一端面になる。しかも、この
円板の中心点を中心にした円板外周部の仮想円上で一定
角度ごとにパレットを配置した方が、回転体の回転バラ
ンスが良くなる。パレットの水平保持手段の機構は限定
されない。例えば、請求項2のチェーン式動力伝達系を
有する機構の他、タイミングベルト式動力伝達系、ギヤ
式動力伝達系を有する各機構などでもよい。また、この
ような水平保持手段は、各パレットを個別に水平保持す
るものでもよいし、2個以上の所定の個数のパレットだ
け、または、全てのパレットを一括して水平保持する機
構でもよい。要は、回転軸部の回転角度分だけ、この回
転軸部の回転方向とは反対方向に支軸部を回転させるこ
とができればよい。
【0008】請求項2の発明は、前記水平保持手段が、
前記回転手段を駆動源にして、該回転手段の回転力の方
向を反対向きにする反転用ギヤが組み込まれたチェーン
式動力伝達系である請求項1に記載のワークストック装
置である。
前記回転手段を駆動源にして、該回転手段の回転力の方
向を反対向きにする反転用ギヤが組み込まれたチェーン
式動力伝達系である請求項1に記載のワークストック装
置である。
【0009】
【作用】この発明によれば、回転手段により、回転体を
回転軸部を中心にして垂直面内で回転させる。これによ
り、回転体に軸支された各パレットがこの回転体の回転
にともなって、同じ方向に一体的に連れ回りする。その
際、各パレットは、回転体が回転した角度分だけ、水平
保持手段によって、その回転体の回転方向とは反対方向
に回転する。これにより、比較的小スペースで多くのワ
ークを保管することができるとともに、回転板の回転時
に、常時、安定した水平配置状態でワークを保持するこ
とができる。
回転軸部を中心にして垂直面内で回転させる。これによ
り、回転体に軸支された各パレットがこの回転体の回転
にともなって、同じ方向に一体的に連れ回りする。その
際、各パレットは、回転体が回転した角度分だけ、水平
保持手段によって、その回転体の回転方向とは反対方向
に回転する。これにより、比較的小スペースで多くのワ
ークを保管することができるとともに、回転板の回転時
に、常時、安定した水平配置状態でワークを保持するこ
とができる。
【0010】特に、請求項2に記載のワークストック装
置によれば、回転手段の回転力の一部は反転用ギヤによ
って回転方向が反対向きになり、この回転力はチェーン
式動力伝達系を介して各軸支部に伝達される。これによ
り、それぞれのパレットが回転体の回転角度と同じ角度
分だけ、回転体の回転方向とは反対方向に回転する。こ
うして、簡単な構造でかつ低コストで、回転板の回転時
に、常時、ワークを安定した水平配置状態で保持するこ
とができる。
置によれば、回転手段の回転力の一部は反転用ギヤによ
って回転方向が反対向きになり、この回転力はチェーン
式動力伝達系を介して各軸支部に伝達される。これによ
り、それぞれのパレットが回転体の回転角度と同じ角度
分だけ、回転体の回転方向とは反対方向に回転する。こ
うして、簡単な構造でかつ低コストで、回転板の回転時
に、常時、ワークを安定した水平配置状態で保持するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。なお、ここでは箱詰めされた機械部
品を一時保管するためのワークストック装置を例にと
る。なお、ここでは説明の都合上、装置前後方向をX方
向、装置幅方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。図
1は、この発明の一実施例に係るワークストック装置の
正面図である。図2は、この発明の一実施例に係るワー
クストック装置の縦断面図である。図3は、この発明の
一実施例に係るワークストック装置の要部縦断面図であ
る。図4は、この発明の一実施例に係るワークストック
装置の動力伝達系の拡大断面図である。図5は、この発
明の一実施例に係るワークストック装置のパレットの自
動水平保持機能を示す説明図である。
参照して説明する。なお、ここでは箱詰めされた機械部
品を一時保管するためのワークストック装置を例にと
る。なお、ここでは説明の都合上、装置前後方向をX方
向、装置幅方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。図
1は、この発明の一実施例に係るワークストック装置の
正面図である。図2は、この発明の一実施例に係るワー
クストック装置の縦断面図である。図3は、この発明の
一実施例に係るワークストック装置の要部縦断面図であ
る。図4は、この発明の一実施例に係るワークストック
装置の動力伝達系の拡大断面図である。図5は、この発
明の一実施例に係るワークストック装置のパレットの自
動水平保持機能を示す説明図である。
【0012】図1〜図5において、10はワークストッ
ク装置であり、このワークストック装置10は、回転軸
部11を中心にして垂直面内で回転自在な正面視して円
形の回転板(回転板)12と、回転板12を垂直面内で
回転させる電動式の回転モータ(回転手段)13と、そ
れぞれ支軸部14を介して、回転板12の外周部に各6
0度間隔で垂直面内で回動自在に軸支された6個のパレ
ット15と、回転軸部11の回転角度分だけ、この回転
軸部11の回転方向とは反対方向へ支軸部14を回転さ
せることにより、常に、各パレット15を水平状態に保
持する水平保持手段16と、これらが搭載された、キャ
スタ17a付きの架台17と、を備えている。以下、各
構成部品を詳細に説明する。
ク装置であり、このワークストック装置10は、回転軸
部11を中心にして垂直面内で回転自在な正面視して円
形の回転板(回転板)12と、回転板12を垂直面内で
回転させる電動式の回転モータ(回転手段)13と、そ
れぞれ支軸部14を介して、回転板12の外周部に各6
0度間隔で垂直面内で回動自在に軸支された6個のパレ
ット15と、回転軸部11の回転角度分だけ、この回転
軸部11の回転方向とは反対方向へ支軸部14を回転さ
せることにより、常に、各パレット15を水平状態に保
持する水平保持手段16と、これらが搭載された、キャ
スタ17a付きの架台17と、を備えている。以下、各
構成部品を詳細に説明する。
【0013】架台17は、X方向の一側部(後部)上に
搭載されたケーシング18を有している。このケーシン
グ18は、正面視してY方向に長い矩形状の下部と、正
面視してY方向に長い台形状の上部とからなり、これら
は内部で仕切り板19によって上下に区画されている。
ケーシング18の正面板の外縁部には、公転ガイド溝1
8aが形成されている。この公転ガイド溝18aは、X
方向に延びた短尺な支軸部14が、同方向に延びた長尺
な回転軸部11を中心にして円滑に公転するための溝で
ある。この公転ガイド溝18aにより、ケーシング18
の正面板の中央部分は板外縁部から切り離されている。
ただし、この正面板の中央部分は、仕切り板19の端に
固着されているので、落下することはない。
搭載されたケーシング18を有している。このケーシン
グ18は、正面視してY方向に長い矩形状の下部と、正
面視してY方向に長い台形状の上部とからなり、これら
は内部で仕切り板19によって上下に区画されている。
ケーシング18の正面板の外縁部には、公転ガイド溝1
8aが形成されている。この公転ガイド溝18aは、X
方向に延びた短尺な支軸部14が、同方向に延びた長尺
な回転軸部11を中心にして円滑に公転するための溝で
ある。この公転ガイド溝18aにより、ケーシング18
の正面板の中央部分は板外縁部から切り離されている。
ただし、この正面板の中央部分は、仕切り板19の端に
固着されているので、落下することはない。
【0014】このケーシング18の下部内には、小さな
門型の小枠台20が収納されている。小枠台20の上部
には、軸受20aを介して回転軸部11が固着されてい
る。また、小枠台20内には、回転モータ13および減
速機21が収納されている。減速機21のX方向に延び
た出力軸21aは、その両端部が外方に突出している。
出力軸21aの外部突出した前端部にはギヤ(反転用ギ
ヤ)22が、また、出力軸21aの後端部には、スプロ
ット23が固着されている。このスプロケット23と、
回転軸部11の後端部に固着されたスプロケット24と
の間に、チェーン25が掛けわたされている。したがっ
て、回転モータ13により出力軸21aが回転すると、
チェーン25、回転軸部11を介して、回転板12がZ
方向に沿った垂直面内で回転する。一方、小枠台20の
前側部には、取り付け板26を介して、X方向に延びた
短尺な軸部27が軸受28を介して軸支されている。こ
の軸部27の後端部には、ギヤ22に噛合するギヤ(反
転用ギヤ)29が固着されている。一方、軸部27の前
端部にはスプロケット30が固着されている。
門型の小枠台20が収納されている。小枠台20の上部
には、軸受20aを介して回転軸部11が固着されてい
る。また、小枠台20内には、回転モータ13および減
速機21が収納されている。減速機21のX方向に延び
た出力軸21aは、その両端部が外方に突出している。
出力軸21aの外部突出した前端部にはギヤ(反転用ギ
ヤ)22が、また、出力軸21aの後端部には、スプロ
ット23が固着されている。このスプロケット23と、
回転軸部11の後端部に固着されたスプロケット24と
の間に、チェーン25が掛けわたされている。したがっ
て、回転モータ13により出力軸21aが回転すると、
チェーン25、回転軸部11を介して、回転板12がZ
方向に沿った垂直面内で回転する。一方、小枠台20の
前側部には、取り付け板26を介して、X方向に延びた
短尺な軸部27が軸受28を介して軸支されている。こ
の軸部27の後端部には、ギヤ22に噛合するギヤ(反
転用ギヤ)29が固着されている。一方、軸部27の前
端部にはスプロケット30が固着されている。
【0015】次に、このスプロケット30を含む水平保
持手段16を詳細に説明する。回転軸部11の前側部に
は、一対のベアリング31を介して、外筒(チェーン式
動力伝達系)32が回転自在に外着されている。この外
筒32には、軸線方向に沿って、6枚のスプロケット
(チェーン式動力伝達系)33と、駆動側のスプロケッ
ト34とが一定ピッチで固着されている。一方、6本の
支軸部14の各後端部には、スプロケット(チェーン式
動力伝達系)35が固着されている。それぞれ対応する
スプロケット35とスプロケット33との間には、合計
6本のチェーン(チェーン式動力伝達系)36が掛けわ
たされている。なお、各支軸部14の、軸線方向上のス
プロケット33の固着位置は、外筒32の軸線上での対
応するスプロケット33の固着位置に合致する。また、
駆動側のスプロケット34と、前記スプロケット30と
の間にはチェーン37が掛けわたされている。
持手段16を詳細に説明する。回転軸部11の前側部に
は、一対のベアリング31を介して、外筒(チェーン式
動力伝達系)32が回転自在に外着されている。この外
筒32には、軸線方向に沿って、6枚のスプロケット
(チェーン式動力伝達系)33と、駆動側のスプロケッ
ト34とが一定ピッチで固着されている。一方、6本の
支軸部14の各後端部には、スプロケット(チェーン式
動力伝達系)35が固着されている。それぞれ対応する
スプロケット35とスプロケット33との間には、合計
6本のチェーン(チェーン式動力伝達系)36が掛けわ
たされている。なお、各支軸部14の、軸線方向上のス
プロケット33の固着位置は、外筒32の軸線上での対
応するスプロケット33の固着位置に合致する。また、
駆動側のスプロケット34と、前記スプロケット30と
の間にはチェーン37が掛けわたされている。
【0016】よって、回転モータ13により出力軸21
aが回転すると、チェーン37を介して、外筒32と6
枚のスプロケット33とが一体的に回転し、これにより
6本の各チェーン36を介して、各支軸部14が出力軸
部11の回転方向とは反対方向に回転する。なお、スプ
ロケット30,33,34,35における各爪数の比率
は、出力軸部11の回動角度と各支軸部14の回動角度
とが等しくなる比率に設定されている。図において、1
7bは架台17のY方向の両側部からX方向の前側に延
びた支脚部、37は各支軸部14を回転板12に軸支す
る軸受、38は外筒32に外嵌された各スプロケット3
3の間隔を保持するスペーサリング、Wはパレット15
に搭載されたワークである。なお、軸受37には、反転
防止用のラチェット構造が組み込まれたものを採用した
方が好ましい。
aが回転すると、チェーン37を介して、外筒32と6
枚のスプロケット33とが一体的に回転し、これにより
6本の各チェーン36を介して、各支軸部14が出力軸
部11の回転方向とは反対方向に回転する。なお、スプ
ロケット30,33,34,35における各爪数の比率
は、出力軸部11の回動角度と各支軸部14の回動角度
とが等しくなる比率に設定されている。図において、1
7bは架台17のY方向の両側部からX方向の前側に延
びた支脚部、37は各支軸部14を回転板12に軸支す
る軸受、38は外筒32に外嵌された各スプロケット3
3の間隔を保持するスペーサリング、Wはパレット15
に搭載されたワークである。なお、軸受37には、反転
防止用のラチェット構造が組み込まれたものを採用した
方が好ましい。
【0017】次に、この一実施例に係るワークストック
装置10の使用方法を説明する。図1〜図5に示すよう
に、回転モータ13により、出力軸21aを回転させる
と、スプロケット23、チェーン25、回転軸部11を
介して、回転板12が垂直面内で図1矢印方向に回転す
る。これにより、それぞれの軸支部14とパレット15
とが同じ方向に公転する。一方、この出力軸21aの回
転によってギヤ22が回転し、これによりギヤ29、チ
ェーン37、スプロケット34を介して、外筒32と各
スプロケット33とが一体的に回転する。よって、対応
するチェーン36が周転し、6本の支軸部14とパレッ
ト32とが、出力軸部11の回転方向とは反対方向に自
転する。
装置10の使用方法を説明する。図1〜図5に示すよう
に、回転モータ13により、出力軸21aを回転させる
と、スプロケット23、チェーン25、回転軸部11を
介して、回転板12が垂直面内で図1矢印方向に回転す
る。これにより、それぞれの軸支部14とパレット15
とが同じ方向に公転する。一方、この出力軸21aの回
転によってギヤ22が回転し、これによりギヤ29、チ
ェーン37、スプロケット34を介して、外筒32と各
スプロケット33とが一体的に回転する。よって、対応
するチェーン36が周転し、6本の支軸部14とパレッ
ト32とが、出力軸部11の回転方向とは反対方向に自
転する。
【0018】この際、あらかじめ水平保持手段16のス
プロケット30,33,34,35の各爪数の比率は、
出力軸部11の回動角度と各支軸部14の回動角度とが
等しくなるように設計されているので、例えば各支軸部
14が回転板12とともに60度公転(正転)すると、
各支軸部14および各パレット15は反対方向に60度
自転(反転)する。その結果、各パレット15は、常に
水平状態に保持される。したがって、比較的小さなスペ
ースであっても、たくさん(ここでは6個)のワークW
を保管することができる。例えば、垂直面内で回転する
パレット15の最上位置をワークWの搬入位置aとし、
最下位置をワークWの搬出位置bとした場合、回転板1
2の回転時に、常に、安定した水平配置状態でワークW
を保持することができる。よって、ワークWがパレット
15上から落下しやすい形状のものであったり、上部開
口された容器内の溢れやすい液体や粉粒体であっても、
支障なく保管することができる。また、水平保持手段1
6として、このような回転モータ13を駆動源としたチ
ェーン式動力伝達系を採用したので、水平保持手段16
の構造が簡単になり、しかも低コスト化が図れる。
プロケット30,33,34,35の各爪数の比率は、
出力軸部11の回動角度と各支軸部14の回動角度とが
等しくなるように設計されているので、例えば各支軸部
14が回転板12とともに60度公転(正転)すると、
各支軸部14および各パレット15は反対方向に60度
自転(反転)する。その結果、各パレット15は、常に
水平状態に保持される。したがって、比較的小さなスペ
ースであっても、たくさん(ここでは6個)のワークW
を保管することができる。例えば、垂直面内で回転する
パレット15の最上位置をワークWの搬入位置aとし、
最下位置をワークWの搬出位置bとした場合、回転板1
2の回転時に、常に、安定した水平配置状態でワークW
を保持することができる。よって、ワークWがパレット
15上から落下しやすい形状のものであったり、上部開
口された容器内の溢れやすい液体や粉粒体であっても、
支障なく保管することができる。また、水平保持手段1
6として、このような回転モータ13を駆動源としたチ
ェーン式動力伝達系を採用したので、水平保持手段16
の構造が簡単になり、しかも低コスト化が図れる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、回転手段により回転
される回転体に、ワークを載置可能な複数個のパレット
を配設したので、比較的小スペースで多くのワークを保
管することができる。また、水平保持手段によって、回
転体が回転した角度分だけ、各パレットを回転体の回転
方向とは反対方向に回転させるようにしたので、各パレ
ット上のワークを安定的な水平配置状態で回転させるこ
とができる。
される回転体に、ワークを載置可能な複数個のパレット
を配設したので、比較的小スペースで多くのワークを保
管することができる。また、水平保持手段によって、回
転体が回転した角度分だけ、各パレットを回転体の回転
方向とは反対方向に回転させるようにしたので、各パレ
ット上のワークを安定的な水平配置状態で回転させるこ
とができる。
【0020】特に、請求項2に記載のワークストック装
置によれば、水平保持手段として、この回転体の回転手
段を駆動源とし、かつ反転用ギヤを含むチェーン式動力
伝達系を採用したので、簡単な構造でかつ低コストで、
回転体の回転時に、常時、ワークを安定した水平配置状
態で保持することができる。
置によれば、水平保持手段として、この回転体の回転手
段を駆動源とし、かつ反転用ギヤを含むチェーン式動力
伝達系を採用したので、簡単な構造でかつ低コストで、
回転体の回転時に、常時、ワークを安定した水平配置状
態で保持することができる。
【図1】この発明の一実施例に係るワークストック装置
の正面図である。
の正面図である。
【図2】この発明の一実施例に係るワークストック装置
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図3】この発明の一実施例に係るワークストック装置
の要部縦断面図である。
の要部縦断面図である。
【図4】この発明の一実施例に係るワークストック装置
の動力伝達系の拡大断面図である。
の動力伝達系の拡大断面図である。
【図5】この発明の一実施例に係るワークストック装置
のパレットの自動水平保持機能を示す説明図である。
のパレットの自動水平保持機能を示す説明図である。
10 ワークストック装置、 11 出力軸部、 12 回転板(回転体)、 13 回転モータ(回転手段)、 14 支軸部、 15 パレット、 16 水平保持手段、 22 ギヤ(反転用ギヤ)、 29 ギヤ(反転用ギヤ)、 32 外筒(チェーン式動力伝達系)、 33 スプロケット(チェーン式動力伝達系)、 35 スプロケット(チェーン式動力伝達系)、 36 チェーン(チェーン式動力伝達系)。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸部を中心にして垂直面内で回転自
在な回転体と、 前記回転体を垂直面内で回転させる回転手段と、 それぞれ支軸部を介して、前記回転体に垂直面内で回動
自在に軸支された複数個のパレットと、 前記回転軸部の回転角度分だけ、該回転軸部の回転方向
とは反対方向へ支軸部を回転させることで、常に、前記
各パレットを水平状態に保持する水平保持手段とを備え
たワークストック装置。 - 【請求項2】 前記水平保持手段が、 前記回転手段を駆動源にして、該回転手段の回転力の方
向を反対向きにする反転用ギヤが組み込まれたチェーン
式動力伝達系である請求項1に記載のワークストック装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000068291A JP2001253509A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | ワークストック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000068291A JP2001253509A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | ワークストック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001253509A true JP2001253509A (ja) | 2001-09-18 |
Family
ID=18587360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000068291A Pending JP2001253509A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | ワークストック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001253509A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2255805A1 (es) * | 2004-03-26 | 2006-07-01 | Juan Muñoz Molina | Perfeccionamientos introducidos en las plataformas de carga de camiones. |
JP2013134082A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Yamato Scale Co Ltd | タイヤ用のリムストック装置 |
JP2017184996A (ja) * | 2016-04-05 | 2017-10-12 | 渡 倉島 | 瞳孔径拡大による脳活動量判定装置およびプログラム |
-
2000
- 2000-03-13 JP JP2000068291A patent/JP2001253509A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2255805A1 (es) * | 2004-03-26 | 2006-07-01 | Juan Muñoz Molina | Perfeccionamientos introducidos en las plataformas de carga de camiones. |
JP2013134082A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Yamato Scale Co Ltd | タイヤ用のリムストック装置 |
JP2017184996A (ja) * | 2016-04-05 | 2017-10-12 | 渡 倉島 | 瞳孔径拡大による脳活動量判定装置およびプログラム |
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