JP2001253117A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001253117A
JP2001253117A JP2001028594A JP2001028594A JP2001253117A JP 2001253117 A JP2001253117 A JP 2001253117A JP 2001028594 A JP2001028594 A JP 2001028594A JP 2001028594 A JP2001028594 A JP 2001028594A JP 2001253117 A JP2001253117 A JP 2001253117A
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Yasutada Endou
安土 遠藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価かつ簡易な構成で、しかも高精度、高品位
な画像及び文字の出力が可能で、高画質な仕上りプリン
トを得ることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】原稿からの反射光あるいは原稿の透過光を
光電変換して前記原稿が担持する画像を読み取り、信号
処理して画像情報として出力する画像形成装置であっ
て、画像情報を一時記憶する画像用フレームメモリと、
文字情報を一時記憶する文字用フレームメモリとを別々
に有し、かつ前記文字用フレームメモリは前記画像用フ
レームメモリに対して分解能が画像情報の縦方向および
横方向共に少なくとも2倍有するようにして前記課題を
解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真や印刷物等の
反射原稿、ネガフィルム、リバーサルフィルム等の透過
原稿に担持される画像を光電変換して読み取り、読み取
った光量データを信号処理して画像情報として出力する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)や印刷物
等に記録された画像情報を光電的に読み取って、読み取
った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施
して記録用の画像情報とし、この画像情報に応じて変調
した記録光によって印画紙等の感光材料を走査露光し
て、プリントとするデジタルフォトプリンタの開発が進
んでいる。
【0003】デジタルフォトプリンタは、複数画像の合
成や画像の分割等の編集や文字と画像との編集等のプリ
ント画像の編集レイアウトや、色/濃度調整、変倍率、
輪郭強調等の各種の画像処理も自由に行うことができ、
用途に応じて自由に編集および画像処理した仕上りプリ
ントを出力することができる。また、従来の面露光によ
るプリントでは、濃度分解能、空間分解能、色/濃度再
現性等の点で、フィルム等に記録されている画像濃度情
報をすべて再生することはできないが、デジタルフォト
プリンタによればフィルムに記録されている画像濃度情
報をほぼ100%再生したプリントが出力可能である。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルム等の原稿に記録された画像を読み取る
読取装置、読み取った画像を画像処理して後の露光条件
を決定する画像形成装置、および決定された露光条件に
従って感光材料を走査露光して現像処理を施す画像出力
装置より構成される。
【0005】フィルム等(以下、フィルムとする)に記
録された画像の読取装置においては、例えばスリット走
査による読み取りでは、1次元方向に延在するスリット
状の読取光をフィルムに照射すると共に、フィルムを前
記1次元方向と略直交する方向に移動(あるいは読取光
と光電変換素子とを移動)することにより、読取光によ
ってフィルムを2次元的に走査する。フィルムを透過し
たフィルム画像を担持する透過光は、CCDラインセン
サ等の光電変換素子の受光面上に結像して、光電変換さ
れて読み取られる。読み取られた光量データは、増幅さ
れ、A/D変換でデジタル信号とされ、各CCD素子に
よる特性のバラツキの補正、濃度変換、倍率変換等の各
種の画像処理を施されて、画像形成装置に転送される。
【0006】画像形成装置においては、転送された画像
情報を、例えばCRT等のディスプレイに可視像として
再生する。オペレータは、再現画像を見て、必要であれ
ばこの再生画像に階調補正や色/濃度補正等の補正をさ
らに加え(セットアップ条件の設定)、再生画像が仕上
りプリントとして合格(検定OK)であれば、記録用の
画像情報として画像出力装置に転送される。
【0007】画像出力装置においては、ラスタースキャ
ン(光ビーム走査)による画像記録を利用するものであ
れば、感光材料に形成される3原色の感光層、例えば
R、GおよびBの3色の露光に対応する3種の光ビーム
を、前記記録用の画像情報に応じて変調して主走査方向
(前記1次元方向に対応)に偏向すると共に、この主走
査方向と略直交する方向に、感光材料を副走査搬送する
(偏向された光ビームと感光材料とを相対的に副走査す
る)ことにより、記録画像に応じて変調された光ビーム
によって感光材料を2次元的に走査露光して、読み取っ
たフィルムの画像を感光材料に記録する。
【0008】露光済の感光材料は、次いで感光材料種に
応じた現像処理、例えば銀塩写真感光材料であれば、発
色・現像→漂白・定着→水洗→乾燥等の現像処理が施さ
れ、仕上りプリントとして出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような画像読取装置によって読み取られた画像を仕上
りプリントに出力する際には、仕上りプリントの用途に
よっては原稿が担持する画像以外に画像信号処理の段階
で文字を入力し、画像と別領域に文字を出力する、ある
いは出力画像に文字を上書きする場合も少なくはない。
ここで、デジタル画像処理を行った場合には、文字を仕
上りプリントに記録した際に、空間分解能が低い(画素
数が少ない)と、再生された文字がギザギザになってし
まい、高品位な仕上りプリントを出力することができな
いという問題がある。
【0010】また、文字を高画質にするために画像情報
の空間分解能(出力画素数)を向上すると、それに応じ
てフレームメモリ等を大容量のものにする必要があり、
画像読取装置の大幅なコストアップを招いてしまうとい
う問題もある。
【0011】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、安価かつ簡易な構成で、しかも高
精度、高品位な画像及び文字の出力が可能で、高画質な
仕上りプリントを得ることができる画像形成装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、原稿からの反射光あるいは原稿の透過光
を光電変換して前記原稿が担持する画像を読み取り、信
号処理して画像情報として出力する画像形成装置であっ
て、画像情報を一時記憶する画像用フレームメモリと、
文字情報を一時記憶する文字用フレームメモリとを別々
に有し、かつ前記文字用フレームメモリは前記画像用フ
レームメモリに対して分解能が画像情報の縦方向および
横方向共に少なくとも2倍有することを特徴とする画像
形成装置を提供する。
【0013】すなわち、本発明の画像形成装置は、デジ
タルフォトプリンタ等に利用される、ネガフィルムやポ
ジフィルム等に記録された透過画像や印刷物等の反射原
稿に記録された画像(以下、画像とする)を、CCDセ
ンサ等の光電変換素子によって光電的に読み取られ、信
号処理された光量データを画像情報として出力するもの
である。このような画像形成装置においては、上述した
ように、画像用フレームメモリと文字用フレームメモリ
とを別々に有し、かつ文字用フレームメモリは画像用フ
レームメモリに対して分解能が画像情報の縦方向および
横方向共に少なくとも2倍とすることにより、最小限の
コストアップで仕上りプリントに高品位な文字を出力可
能とすることを、それぞれ基本構成とする。
【0014】また、例えば、年賀状等の用途によって
は、仕上りプリントに、原稿より読み取った画像以外に
文字を出力する必要がある。ここで、仕上りプリントへ
の出力が画像のみであれば出力画像の画素数は300d
pi程度で十分に高画質な画像が得られるが、高画質な
文字を得るためには少なくとも400dpi、好ましく
は600dpiの画素数が必要であり、出力画像の画素
数が少ないと、再生された文字がギザギザになってしま
い、高品位な仕上りプリントを出力することができず、
他方、文字を高画質にするために画像情報の出力画素数
を向上すると、それに応じてフレームメモリ等を大容量
のものにする必要があり、画像形成装置の大幅なコスト
アップを招いてしまう。
【0015】これに対し、本発明の画像形成装置は、絵
柄等を記憶する画像用フレームメモリと、文字情報を記
憶する文字用フレームメモリとを別々に有し、かつ前記
文字用フレームメモリは前記画像用フレームメモリに対
して容量が画像情報の縦方向および横方向共に少なくと
も2倍有する。そのため、画像のみならず、高品位な文
字を記録した高画質な仕上りプリントを出力できる上
に、文字の高画質化を最小限のコストアップで実現する
ことができ、高画質な画像の出力が可能な画像形成装置
を安価に実現することができる。しかも、文字情報と画
像情報とを別々のフレームメモリで扱うので、文字の訂
正や書き直し等も容易に行うことが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置につ
いて、添付の図面に示される好適実施形態をもとに詳細
に説明する。図1に、本発明の一実施形態に係る画像形
成装置を利用するデジタルフォトプリンタの概略を概念
的に示す。なお、図1においては、画像情報の流れを実
線で、制御信号の流れを破線で、光を一点鎖線で、それ
ぞれ示す。
【0017】図1に示されるデジタルフォトプリンタ1
0は、24枚取り、36枚取り等の現像済のネガフィル
ムやリバーサルフィルムに記録された透過画像を1コマ
づつ順次読み取って必要な画像処理を行った後、フルカ
ラーのプリント画像(出力画像)とするためのセットア
ップを行い、この画像を走査露光によって感光材料Aに
記録して、現像処理して仕上りプリントPを出力するも
ので、基本的に、露光済の(ロール)フィルムFに記録
された透過画像(以下、画像とする)を順次読み取って
画像処理する画像読取装置12と、読み取られた画像の
シミュレーション像を表示し、品質検定を行って画像形
成条件を決定(セットアップ)する画像形成装置14
と、画像形成装置14によって決定された画像形成条件
に応じて感光材料Aを走査露光し、露光した感光材料A
を現像処理して仕上りプリントPとして出力する画像出
力装置16とより構成される。
【0018】図1において、画像読取装置12は、基本
的に、画像読取部18、入力タイミング制御部35、C
CD補正部32、濃度変換部34、および倍率変換部3
6より構成される。このような画像読取装置12は、現
像済の(ロール)フィルムFを図中矢印a方向に搬送し
つつ、フィルムFに記録された画像を1コマづつ光電的
に読み取って、読み取った画像情報をA/D変換、計測
値の補正、濃度変換、倍率変換、シャープネス等の各種
の画像処理を行なって、この画像情報を画像形成装置1
4に送る。
【0019】画像読取部18は、出力(プリント)のた
めの画像読み取りを行うものであって、フィルムFに記
録された画像を高い空間分解能(例えば35ミリフィル
ムであれば1100画素×1700ライン程度)および
濃度分解能で光電的に読み取って、出力画像情報として
CCD補正部32に転送する。このような画像読取部1
8は、基本的に、画像読み取り用の光源50と、フィル
タ部52と、集光部54と、搬送ローラ対56と、結像
レンズ60と、ハーフミラー62と、第1CCDセンサ
64と、第2CCDセンサ66と、CCD制御部30と
より構成される。
【0020】光源50は、フィルムFの画像読み取りの
ための読取光を射出するもので、各CCDセンサによる
読み取りに十分な光量を照射できるものであれば、ハロ
ゲンランプや蛍光灯等の通常の画像読み取りに利用され
る各種の光源がいずれも利用可能である。
【0021】光源50より射出された読取光は、次いで
フィルタ部52に入射する。フィルタ部52は、防熱フ
ィルタや紫外線吸収フィルタ等の機能性フィルタ52A
と、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー
(Y)の3原色の色フィルタ52Fとが組み合わされて
構成され、フィルムFに入射する読取光より紫外線や熱
線等の不要な成分を取り除き、また、必要に応じて読取
光の色/濃度調整を行う。
【0022】フィルタ部52を通過した読取光は、集光
部54に入射する。集光部54は入射した読取光を内部
で拡散および集光して、開口54aより、走査方向(図
中矢印a方向)と略直交する方向に長手方向を有するス
リット状の読取光として射出して、フィルムFに入射さ
せる。なお、集光部54より射出されるスリット状の読
取光は、長手方向がフィルムFの幅方向より長尺である
必要があるのはいうまでもない。
【0023】搬送ローラ対56はフィルムFを画像領域
以外の場所で挟持して、矢印aで示される走査搬送方向
に所定の搬送速度、例えば、フィルムFが35ミリフィ
ルムである場合には、後述するラインCCDによって画
像1つを1700ラインで読み取る所定の搬送速度で搬
送するものであり、搬送ローラ対56には駆動源となる
図示しないモータが係合され、所定速度で回転してフィ
ルムFを搬送する。ここで、前述のように読取光はこの
搬送方向と略直交する方向に長手方向を有するスリット
状であるので、走査方向に搬送されるフィルムF(画
像)は、結果的に読取光によって全面を2次元的にスリ
ット走査される。
【0024】フィルムFを透過したスリット状の透過光
T(すなわちフィルムFに記録された画像を担持する画
像光)は、次いで結像レンズ62に入射する。結像レン
ズ62は、この透過光T(後述する透過光T1 およびT
2 )を第1CCDセンサ64および第2CCDセンサ6
6に結像させる。結像レンズ62の下流側に配置される
ハーフミラー62は、透過光Tの約97.8%を透過、
約2.2%を反射して、透過光Tを45:1に分割す
る。ハーフミラー62を透過した透過光T1 は第1CC
Dセンサ64に入射して、反射された透過光T2 は第2
CCDセンサ66に入射して、それぞれ光量測定され、
光量データはCCD制御部30に送られる。
【0025】CCD制御部30は、第1CCDセンサ6
4および第2CCDセンサ66からの光量データを増幅
し、LOG変換した後にA/D変換してデジタル画像信
号に変換する。このように光量データをA/D変換する
前にLOG変換することにより、小型で安価なA/D変
換器を用いての迅速かつ高精度なA/D変換が可能とな
り、画像読取装置12のコストを低減することができ
る。また、CCD制御部30は、透過光Tの光量が低く
第1CCDセンサ64が飽和していない状態では、第1
CCDセンサ64からのデジタル画像信号を選択してC
CD補正部32に送り、また第1CCDセンサ64が飽
和した状態においては、第2CCDセンサ66からのデ
ジタル画像信号を選択してCCD補正部32に送る。
【0026】CCD制御部30において変換されたデジ
タル画像信号(画像情報)は、次いでCCD補正部32
によって第1CCDセンサ64および第2CCDセンサ
66の各画素毎の誤差(特性のバラツキ)や、暗減衰お
よび暗減衰のバラツキを補正した後、倍率変換部36に
よって倍率変換およびシャープネスの強調(アンシャー
プマスク)を施されて画像形成装置14に転送される。
【0027】また、入力タイミング制御部35は、画像
読み取り開始信号を受けて、画像情報の処理タイミング
を第1CCDセンサ64および第2CCDセンサ66、
CCD制御部30、CCD補正部32、さらに画像形成
装置14のタイミングセレクタ88等に転送する。
【0028】図示例の画像読取装置12においては、光
電変換素子としてラインCCDを使用したが、本発明は
これに限定はされず、エリアCCDも好適に利用可能で
あり、また、CCD以外にもフォトマルチプライヤ等の
公知の各種の光電変換素子がいずれも利用可能である。
さらに、スリット走査によってフィルムFに記録された
画像を読み取る方式以外に、フライングスポットスキャ
ナ(FSS)や光ビーム走査(いわゆるラスタースキャ
ン)等を利用してもよいのはもちろんである。
【0029】画像形成装置14は、画像読取装置12よ
り転送された画像情報の品質検定を行い、必要に応じて
色/階調補正を行って、出力(プリント)のための画像
情報として画像出力装置16に転送するものであって、
基本的に、第1セレクタ70と、3つのフレームメモリ
(FM)72a,72bおよび72cと、第2セレクタ
74と、セットアップ演算記憶部76と、色階調補正表
示制御部78(以下、表示制御部78とする)と、ディ
スプレイ80と、入力手段82と、色補正部84と、階
調補正部86と、タイミングセレクタ88と、出力タイ
ミング制御部90とより構成される。
【0030】倍率変換部36からの画像情報は、先ず第
1セレクタ70に転送される。第1セレクタ70は、フ
ィルムFの各コマの画像情報を3つのフレームメモリ7
2a,72bおよび72cに順次振り分ける。つまり、
例えば、当初第1セレクタ70は1コマ目の画像情報を
フレームメモリ72aに記憶するように転送経路を接続
する。フレームメモリ72aへの記憶が終了すると第1
セレクタ70は、2コマ目の画像情報がフレームメモリ
72bに記憶されるように転送経路を切り替える。
【0031】一方、1コマ目の画像情報がフレームメモ
リ72aに記憶されると、第2セレクタ74はフレーム
メモリ72aとセットアップ演算記憶部76と表示制御
部78とを接続する。セットアップ演算記憶部76は、
フレームメモリ72aから読み込んだ画像情報に応じ
て、この画像に対する最適な画像処理条件(セットアッ
プ条件)を演算し、この結果に基づき表示制御部78を
制御する。表示制御部78は、フレームメモリ72aか
ら読み込んだ画像情報およびセットアップ演算記憶部7
6からの指示信号に基づき、この条件における仕上りプ
リントに対応するシミュレーション画像をディスプレイ
80に表示する。
【0032】オペレータは、ディスプレイ80に表示さ
れた画像を見て品質検定を行い、検定合格であれば入力
手段82のスタートキーを、検定不合格であれば修正キ
ーを押して、色補正キーや階調補正キーによって、色お
よび/または階調補正の指示を入力手段82に入力す
る。セットアップ演算記憶部76は、入力された色およ
び/または階調補正の指示に従って表示制御部78を制
御し、表示制御部78はこの制御に従って、再度シミュ
レーション画像をディスプレイ80に表示する。この操
作は、ディスプレイ80に表示された画像の品質検定が
合格するまで繰り返し行われる。
【0033】以上の操作の結果、品質検定が合格して入
力手段82のスタートキーが押圧されると、セットアッ
プ演算記憶部76は確定したセットアップ条件に応じた
色補正および階調補正信号を色補正部84と階調補正部
86に転送する。同時に第2セレクタ74はフレームメ
モリ72aと色補正部84とを接続し、フレームメモリ
72aより読み出された画像情報は、色補正部84およ
び階調補正部86によって、セットアップ条件に応じた
色/階調補正が行われて画像形成装置16に転送され
る。また、第2セレクタ74は、同時にフレームメモリ
72bとセットアップ演算記憶部76と表示制御部78
とを接続し、同様にフレームメモリ72bに記憶された
画像の品質検定が行われる。
【0034】画像形成装置14のセットアップ演算記憶
部79、表示制御部78、色補正部84、階調補正部8
6等の各部位からの出力、さらに、画像形成装置16に
配備されるD/Aコンバータ92、AOMドライバ94
等の各部位からの出力およびポリゴンミラー96の駆動
は、それぞれ出力タイミング制御部90によって制御さ
れる。
【0035】ところで、このようなデジタルフォトプリ
ンタ10においては、年賀状等の仕上りプリントの用途
によっては、フィルムFから読み取った画像以外に、例
えば外部からの入力によって仕上りプリントに文字を出
力する必要がある。ここで、通常の画像(イメージ)で
あれば300dpi程度の解像度でも比較的高画質な画
像が得られるが、文字を出力する際には少なくとも40
0dpi程度、好ましくは600dpi程度の解像度が
ないと、再生された文字がギザギザになってしまい、高
品位な仕上りプリントを出力することができない。他
方、文字を高画質にするために画像情報の出力画素数を
向上すると、それに応じてフレームメモリ等を大容量の
ものにする必要があり、装置の大幅なコストアップを招
いてしまう。
【0036】そのため、本発明に係る画像形成装置を用
いたデジタルフォトプリンタ10においては、前記フレ
ームメモリ72a、72b、72cとして、それぞれが
フィルムFより読み取った画像情報(イメージ)を記憶
する画像用フレームメモリと、文字情報を記憶する文字
用フレームメモリとを別々に有し、かつ前記文字用フレ
ームメモリは前記イメージ用フレームメモリに対して容
量が画像情報の縦方向および横方向共に少なくとも2倍
有するようにした。
【0037】図2に、このようなフレームメモリの1構
成例を示す。図示例において、基準クロックからのアド
レスは水平アドレスカウンタ150に送られる。他方、
垂直アドレスカウンタ152はこの水平アドレスカウン
タ150からの出力をカウントする。前述のように、デ
ジタルフォトプリンタ10においては、35ミリフィル
ムを1100(画素)×1700(ライン)で読み取
る。そのため、水平アドレスカウンタ150および垂直
アドレスカウンタ152からのアドレスは12bitで
出力され、文字フレームメモリ154には12bitの
アドレスがそのまま送られ、他方、R、GおよびBの各
画像フレームメモリ156R、156Gおよび156B
には、一番下のLSBを捨ててそれぞれ11bitのア
ドレスが送られる(カウントされる)。従って、文字フ
レームメモリ154の分解能は縦方向および横方向共に
倍(すなわち合計4倍)となる。
【0038】画像フレームメモリ156R、156Gお
よび156Bに記憶されているR、GおよびBの各画像
情報は、この11bitのアドレスに応じて8bitの
画像情報として(すなわち1100×1700×8bi
t)、それぞれに対応するセレクタ158R、158G
および158Bに出力される。
【0039】他方、文字フレームメモリ154に記憶さ
れている文字情報は、前述の12bitのクロック信号
に応じて4bitの文字情報として(すなわち2200
×3400×4bit)、テーブル160に出力され
る。ここで、テーブル160にはCPUより色情報Cr
が送られており、「(28 3 =16777216」か
ら、「24 −1=15色」が選ばれて使用される。文字
情報は、テーブル160より24bitで出力され、各
色毎にセレクタ158R、158Gおよび158Bのそ
れぞれに8bitとして送られる。なお、前記色選択に
おける「−1」は、画像フレームメモリ156と文字フ
レームメモリ154のいずれを使用するかをセレクタ1
58が選択する選択信号iの出力のために使用され、例
えば、文字フレームメモリ154からの4bitの文字
情報がすべて“0”の場合には画像情報を選択し、それ
以外は文字情報を選択する等の方法によって、選択信号
iがセレクタ158に出力される。
【0040】セレクタ158R、158Gおよび158
Bは、テーブル160からの選択信号iに応じて画像情
報あるいは文字情報を選択して、画像情報あるいは文字
情報を出力する。
【0041】このように、画像用フレームメモリと、文
字情報を記憶する文字用フレームメモリとを別々に有
し、かつ文字用フレームメモリは画像用フレームメモリ
に対して容量が画像情報の縦方向・横方向共に少なくと
も2倍とすることにより、画像のみならず、高品位な文
字を記録した高画質な仕上りプリントを出力できる上
に、文字の高画質化を最小限のコストアップで実現する
ことができ、メモリを増設することなく、またクロック
やアドレスの取り扱いを簡易なものとして、文字および
画像共に十分な画素数で再現した高画質な画像出力が可
能な画像読取装置を安価に実現することができる。さら
に、文字と画像とを別々のフレームメモリで扱うので、
文字の変更や訂正を容易に行うことができる。
【0042】なお、以上の例では、文字用フレームメモ
リは画像用フレームメモリに対して縦方向・横方向共に
2倍の容量を有するものであったが、本発明はこれには
限定はされず、3倍あるいはそれ以上の記憶容量を有す
るものであってもよい。
【0043】図示例の画像形成装置14は、3つのフレ
ームメモリ72a,72bおよび72cを有するもので
あったが、フレームメモリの数は3つに限定はされず、
1または2、あるいは4以上のフレームメモリを有する
ものであってもよい。なお、図示例のデジタルフォトプ
リンタ10は、基本的に、画像読取装置12、画像形成
装置14および画像出力装置16の3つの装置より構成
されているので、処理効率やデジタルフォトプリンタ1
0のコスト等を考慮すると、フレームメモリの数は図示
例の3つが最もバランスがよいと考えられる。
【0044】画像出力装置16は、画像形成装置14よ
り転送された画像情報に応じて、光ビーム走査によって
感光材料Aを走査露光して、露光を終了した感光材料A
を現像処理して仕上げプリントPとして出力するもので
あって、D/Aコンバータ92と、AOMドライバ94
と、画像露光部98と、現像部100とを有するもので
ある。
【0045】画像形成装置14より出力された画像情報
は、D/Aコンバータ92によってアナログ画像情報に
変換された後、AOMドライバ94に転送される。AO
Mドライバ94は、転送された画像情報に応じて光ビー
ムを変調するように、画像露光部98の音響光学変調器
(AOM)104を駆動する。
【0046】一方、画像露光部98は、光ビーム走査
(ラスタースキャン)によって感光材料Aを走査露光し
て、前記画像情報の画像を感光材料Aに記録するもの
で、図3に概念的に示されるように、感光材料Aに形成
されるR感光層の露光に対応する狭帯波長域の光ビーム
を射出する光源102R、以下同様にG感光層の露光に
対応する光源102G、およびB感光層の露光に対応す
る光源102Bの各光ビームの光源、各光源より射出さ
れた光ビームを、それぞれ記録画像に応じて変調するA
OM104R、104Gおよび104B、光偏向器とし
てのポリゴンミラー96、fθレンズ106と、感光材
料Aの副走査搬送手段108を有する。
【0047】光源102(102R、102G、102
B)より射出され、互いに相異なる角度で進行する各光
ビームは、それぞれに対応するAOM104(104
R、104G、104B)に入射する。なお、光源10
2としては、感光材料Aの感光層に対応する所定波長の
光ビームを射出可能な各種の光ビーム光源が利用可能で
あり、各種の半導体レーザ、LED、He−Neレーザ
等のガスレーザ、等が例示される。また各光ビームを合
波する合波光学系であってもよい。各AOM104に
は、AOMドライバ94より記録画像に応じたR、Gお
よびBそれぞれの駆動信号r、gおよびbが転送されて
おり、入射した光ビームを記録画像に応じて強度変調す
る。
【0048】AOM104によって変調された各光ビー
ムは、光偏向器としてのポリゴンミラー96に入射して
反射され、主走査方向(図中矢印x方向)に偏向され、
次いでfθレンズ104によって所定の走査位置zに所
定のビーム形状で結像するように調整され、感光材料A
に入射する。なお、光偏向器は、図示例のポリゴンミラ
ーのみならず、レゾナントスキャナ、ガルバノメータミ
ラー等であってもよい。また、このような画像露光部9
8には、必要に応じて光ビームの整形手段や面倒れ補正
光学系が配備されていてもよいのはもちろんである。
【0049】一方、感光材料Aはロール状に巻回されて
遮光された状態で所定位置に装填されている。このよう
な感光材料Aは引き出しローラ等の引き出し手段に引き
出され、カッタによって所定長に切断された後(図示省
略)、副走査手段108を構成する走査位置zを挟んで
配置されるローラ対108aおよび108bによって、
走査位置zに保持されつつ前記主走査方向と略直交する
副走査方向(図中矢印y方向)に副走査搬送される。こ
こで、光ビームは前述のように主走査方向に偏向されて
いるので、副走査方向に搬送される感光材料Aは光ビー
ムによって全面を2次元的に走査され、感光材料Aに画
像形成装置14より転送された画像情報の画像が記録さ
れる。
【0050】露光を終了した感光材料Aは、次いで搬送
ローラ対110によって現像部100に搬入され、現像
処理を施され仕上りプリントPとされる。ここで、例え
ば感光材料Aが銀塩写真感光材料であれば、現像部10
0は発色・現像槽112、漂白・定着槽114、水洗槽
116a、116bおよび116c、乾燥部118等よ
り構成され、感光材料Aはそれぞれの処理槽において所
定の処理を施され、仕上りプリントPとして出力され
る。
【0051】図示例においては、光ビームをAOM10
4によって変調した構成であったが、これ以外にも、光
源がLD等の直接変調が可能なものであれば、これによ
って光ビームを記録画像に応じて変調してもよい。ま
た、副走査搬送手段も走査位置を挟んで配置される2組
のローラ対以外に、走査位置に感光材料を保持する露光
ドラムと走査位置を挟んで配置される2本のニップロー
ラ等であってもよい。
【0052】さらに、図示例の光ビーム走査以外にも、
ドラムに感光材料を巻き付けて、光ビームを一点に入射
して、ドラムを回転すると共に軸線方向に移動する、い
わゆるドラムスキャナであってもよい。また、光ビーム
走査以外にも、面光源と液晶シャッタとによる面露光で
あってもよく、LEDアレイ等の線状光源を用いた露光
であってもよく、感光材料に出力せずに、CRT等のデ
ィスプレイに画像出力をするものであってもよい。
【0053】以上の説明は、本発明の画像形成装置の実
施形態を、ネガあるいはリバーサルフィルム等の透過原
稿の画像を読み取って出力するデジタルフォトプリンタ
に利用したものであったが、本発明はこれに以外に反射
原稿を読み取った画像にも好適に利用可能であるのはも
ちろんである。
【0054】以上、本発明の画像形成装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施形態に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良お
よび変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像形成装置によれば、画像のみならず、高品位な文字を
記録した高画質な仕上りプリントを出力できる上に、文
字の高画質化を最小限のコストアップで実現することが
でき、高画質な画像出力が可能な画像読取装置を安価に
実現することができ、しかも、文字の訂正や書き直し等
も容易に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一実施形態を利用す
るデジタルフォトプリンタの一例を概念的に示す図であ
る。
【図2】 本発明の画像形成装置に使用されるメモリの
構成の一例を示す図である。
【図3】 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画
像出力装置の一部を概念的に示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 デジタルフォトプリンタ 12 画像読取装置 14 画像形成装置 16 画像出力装置 18 画像読取部 30 CCD制御部 32 CCD補正部 34 濃度変換部 35 入力タイミング制御部 36 倍率変換部 50 光源 52 フィルタ部 54 集光部 56 搬送ローラ対 60 結像レンズ 62 ハーフミラー 64 第1CCDセンサ 66 第2CCDセンサ 70 第1セレクタ 72a,72b,72c フレームメモリ 74 第2セレクタ 76 セットアップ演算記憶部 78 色階調補正表示制御部 80 ディスプレイ 82 入力手段 84 色補正部 86 階調補正部 88 タイミングセレクタ 90 出力タイミング制御部 92 D/Aコンバータ 94 AONドライバ 96 ポリゴンミラー 98 画像露光部 100 現像部 102(102R,102G,102B) 光源 104(104R,104G,104B) 音響光学変
調器(AOM) 106 fθレンズ 108 副走査手段 112 発色・現像槽 114 漂白・定着槽 116a,116b,116c 水洗槽 118 乾燥部 150 水平アドレスカウンタ 152 垂直アドレスカウンタ 154 文字フレームメモリ 156(156R,156G,156B) 画像フレー
ムメモリ 158(158R,158G,158B) セレクタ 160 テーブル A 感光材料 F フィルム P 仕上りプリント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿からの反射光あるいは原稿の透過光を
    光電変換して前記原稿が担持する画像を読み取り、信号
    処理して画像情報として出力する画像形成装置であっ
    て、 画像情報を一時記憶する画像用フレームメモリと、文字
    情報を一時記憶する文字用フレームメモリとを別々に有
    し、かつ前記文字用フレームメモリは前記画像用フレー
    ムメモリに対して分解能が画像情報の縦方向および横方
    向共に少なくとも2倍有することを特徴とする画像形成
    装置。
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