JP2001252664A - オゾン含有水のオゾンの分解速度を遅延する、オゾン水改質装置 - Google Patents

オゾン含有水のオゾンの分解速度を遅延する、オゾン水改質装置

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JP2001252664A
JP2001252664A JP2000111366A JP2000111366A JP2001252664A JP 2001252664 A JP2001252664 A JP 2001252664A JP 2000111366 A JP2000111366 A JP 2000111366A JP 2000111366 A JP2000111366 A JP 2000111366A JP 2001252664 A JP2001252664 A JP 2001252664A
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ozone
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boron
ore
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Reiko Uchiyama
玲子 内山
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SURUGAEN KK
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SURUGAEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾン含有水のオゾンの分解速度を大幅に遅
延させ、低濃度オゾン水で高濃度オゾン水と同等以上の
効果を持たせる他、オゾン水のタンク輸送並びに、配管
給水を可能とするオゾン含有水のオゾン分解速度を遅延
する装置の提供を主たる目的とする。 【構成】 ホウ素(B)並びにホウ素化合物を含有する
鉱石を充填した水槽にオゾン含有水を注入し、鉱石に電
場等の電気的エネルギーを印加するよう構成した、オゾ
ン含有水のオゾン分解速度を遅延する、オゾン水改質装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]この発明は、生鮮食
品の鮮度保持及び殺菌、廃水処理に使用するオゾン含有
水のオゾンの分解速度を遅延させ、オゾン含有時間を増
長させるオゾン水の改質装置に関するものである。
【0002】[従来の技術]従来オゾン水は化学的に不
安定で半減期が数十分と言われているが、低濃度オゾン
水では数十秒の短時間で通常の水に戻る性質が有り、オ
ゾンの含有時間を増長する方法は皆無であった。よっ
て、オゾンの含有時間を増長する方法として、高濃度オ
ゾン水を使用してオゾンの含有時間を延ばす方法を用い
たり、連続的にオゾン含有水を供給する方法が用いられ
ている。
【0003】[発明が解決しようとする課題点]上記の
オゾン含有時間を延長する方法の高濃度オゾン水を使用
して、一般の水に戻るまでの時間を増長する従来例にあ
っては、オゾン水を生成装置より放出した初期時、急速
な分解により高濃度のオゾンガスが空中に発散され、人
体に害を与える危険性が有り、使用場所の限定や使用上
の注意条項を要する欠点が有った。
【0004】又、高濃度オゾン水を生成するには、水と
オゾンガスの置換時間を長くする必要があり、装置が大
型化し高価になる欠点があった。
【0005】更に、オゾン含有水を連続的に供給して使
用する場合も、分解したオゾンガスが連続的に発散する
ため、使用場所の換気を必要とするばかりか、連続的に
オゾン水を放水するため不経済に付く欠点が有った。
【0006】そこで、本発明は、上記従来例の各問題を
解決する為に、オゾン含有水のオゾンの分解速度を遅延
させ、長時間水中にオゾンが含有するオゾン水の改質装
置を提供せんとするものである。
【0007】[課題を解決するための手段]上記従来技
術が有する、問題点を解決することを課題として、本発
明はホウ素(B)並びにホウ素化合物を含有する鉱石を
充填した水槽にオゾン含有水を注入し、電気的エネルギ
ーを印加するよう、構成したことを請求項1とするもの
である。
【0008】又、上記電気的エネルギーに電場を利用す
るよう構成したことを請求項求項2とするものである。
【0009】更に、上記電気的エネルギーに電気分解を
利用するよう構成したことを請求項3とするものであ
る。
【0010】又、ホウ素(B)並びにホウ素化合物を含
有する鉱石を充填した水槽にオゾン含有水を注入し、超
音波エネルギーを印加するよう構成したことを請求項4
とするものである。
【0011】又、上記ホウ素(B)並びにホウ素化合物
を含有する鉱石として、トルマリンを使用したことを請
求項5とするものである。
【0012】又、上記ホウ素(B)並びにホウ素化合物
を含有する鉱石として、石炭を使用したことを請求項6
とするものである。
【0013】[作 用]本発明は、上記構成によりホウ
素(B)並びにホウ素化合物を含有する鉱石を充填した
水槽にオゾン水を注入すると、オゾン水は鉱石の吸熱効
果により水温が低下させ、オゾンガスと水の吸着力を増
大する。
【0014】更に、鉱石をオゾン水に浸し、電気的エネ
ルギー及び、超音波振動を印加すると、鉱石内のCa,
K,Mg等の成分やミネラル成分が水中に抽出されるこ
とにより、水単体のクラスターが細分化され、オゾンガ
スと水の吸着力がさらに増大される。
【0015】同時に、オゾン水に浸した鉱石に外的エネ
ルギーを印加すると、鉱石中のホウ素成分がオゾン水の
中にホウ酸イオン(HBO )として抽出される。
オゾンはホウ酸イオン(HBO )中では反応速度
が著しく遅くなる特性があり、(三秀書房「オゾン利用
の新技術」)オゾン含有水のオゾン分解速度を遅延する
ことが可能となる。
【0016】[実施例]以下、本発明を図面に基ずいて
説明する。図1は本発明の一実施例として、電気的エネ
ルギーを利用した装置の断面図であり、図2は本装置の
中央部を水平に切断した断面図である。同図において
(1)は本装置の水槽本体で、この水槽は角筒状で耐オ
ゾン性に優れた、塩化ビニール樹脂及びアクリル樹脂等
の絶縁材料で水漏れを起こさないよう形成されている。
角筒状の水槽の両端にはそれぞれ、オゾン水を注入する
注入口(2)及び、改質したオゾン水を咄出する咄出口
(3)を設け、両入出口には配管施設に接続するための
ジョイント・パイプ(4)が水槽本体(1)に水漏れを
起こさないよう螺着されている。ジョイント・パイプ
(4)は耐オゾン性に優れた素材であるステンレス材及
びチタン材で形成されている。
【0017】上記水槽本体(1)の内側には平板の金属
板をコ字形に形成した一対の電極の陽極(5)と陰極
(6)を均等間隔になるよう配設されている。当該電極
は耐オゾン性に優れたステンレス材またはチタン材で形
成されている。上記、陽極(5)は水槽本体(1)に埋
設したリードピン(10)により、リード端子(8)と
電気的な導通状態に接合する。又、陰極(6)も同様に
水槽本体(1)に埋設したリードピン(10)によりリ
ード端子(9)と導通状態に接合する。よって、両電極
(5)及び(6)はそれぞれのリード端子(8)及び
(9)により外部より確実に電気を導くよう形成されて
いる。
【0018】次に、電気的エネルギーに電場を利用する
場合のみ、陽極(5)又は陰極(6)の居擦れか一方の
電極表面に絶縁処理を施す。本実施例に於ては陰極
(6)の表面に絶縁コート(7)を施している。水槽本
体(1)内にオゾン水を注入状態とし、両リード端子間
(8)の絶縁抵抗が、500Vメガで100MΩ以上と
なるよう、高絶縁処理が施されている。
【0019】次に、水槽本体(1)とジョイントパイプ
(4)の接合部の内側には、それぞれの側に金網(1
1)が組み込まれ、水槽本体(1)内に充填した鉱石
(13)の流出を防止するよう形成されている。又、電
気的エネルギーに電場を利用した時、水に帯電した電荷
の放電を施すため、金網(11)は水槽本体(1)に埋
設されたリードピン(10)によりアース端子(12)
と導通状態に接合され、大地に接地するよう形成されて
いる。
【0020】又、電気的エネルギーに電気分解を利用す
る場合、(+)極のリード端子(8)と(−)極のリー
ド端子(9)との間に直流電源(14)と制御回路(1
5)が直列に接続させ、制御回路(15)は電気分解時
のオゾン水の流量を常時、監視する流量センサー(1
6)により、常に適正電流の制御を行うよう構成されて
いる。
【0021】又、電気的エネルギーに電場を利用する場
合、(+)リード端子(8)と(−)リード端子(9)
との間に高電圧電源(17)と制御回路(15)が直列
に接続され、オゾン水の流量を常時、監視する流量セン
サー(16)により、適正電圧が印加されるよう構成さ
れている。従って、オゾン水を本装置に注入するとオゾ
ンの反応速度を遅延するイオン成分の適正量が鉱石(1
3)より抽出され、オゾン水の分解速度を遅延すること
ができる。
【0022】次に、超音波エネルギーを利用した、一実
施例の断面図を図3に示す。(18)は水槽本体でステ
ンレス材を使用し、角筒形状に形成されている。両端に
は電気的エネルギーを利用した水槽と同様にジョイント
パイプ(4)が両端に装着され、両側のジョイントパイ
プ(4)の内側には金網(11)が組み込まれ、水槽本
体(18)内には鉱石(13)が充填されている。水槽
本体(18)の4面の居擦れかの一面に超音波振動子
(19)が固着され、水槽本体(18)全体が超音波振
動を施し、鉱石(13)内部より、適正成分が抽出する
よう形成されている。 [考案の効果]本発明は、上述したように、オゾン水の
分解速度を遅延することが出来るため、低濃度オゾン水
を使用しても有効時間が長く保たれるため、高濃度オゾ
ン水の使用以上の効果を発揮することが出来、廉価なオ
ゾン水生成装置で十分な実用効果を生む利点を有する。
また、従来不可能であったオゾン含有水のタンク貯蔵運
搬やオゾン水の配管給水等も可能となる。更に、一般の
家庭用フリーザーを利用してのオゾン氷の製造も可能と
なり、従来不可能であった問題点を可能とすることがで
きる。総じて、本発明は、オゾン水の寿命を増長するこ
とができると共に、構成簡単にして安価に提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気的エネルギーを利用した、一実施
例の断面図を示す。
【図2】図1の中央部断面図を示す。
【図3】本発明の超音波エネルギーを利用した、一実施
例の断面図を示す。
【符号の説明】
(1) 水槽本体 (2) 注入口 (3) 咄出口 (4) ジョイントパイプ (5) 陽極 (6) 陰極 (7) 絶縁コート (8) (+)リード端子 (9) (−)リード端子 (10) リードピン (11) 金網 (12) アース端子 (13) 鉱石 (14) 直流電源 (15) 制御回路 (16) 流量センサー (17) 高電圧電源 (18) 水槽本体 (19) 超音波振動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 520 C02F 1/68 520B 520N 520S 530 530A 540 540E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホウ素(B)並びにホウ素化合物を含有す
    る鉱石を充填した水槽にオゾン含有水を注入し、電気的
    エネルギーを印加するよう構成したことを特徴とする、
    オゾン含有水のオゾンの分解速度を遅延する、オゾン水
    改質装置。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の電気的エネルギーに電
    場を利用したことを特徴とする、オゾン含有水のオゾン
    の分解速度を遅延する、オゾン水改質装置。
  3. 【請求項3】上記請求項1記載の電気的エネルギーに電
    気分解を利用したことを特徴とする、オゾン含有水のオ
    ゾンの分解速度を遅延する、オゾン水改質装置。
  4. 【請求項4】ホウ素(B)並びにホウ素化合物を含有す
    る鉱石を充填した水槽にオゾン含有水を注入し、超音波
    エネルギを印加するよう構成したことを特徴とする、オ
    ゾン含有水のオゾンの分解速度を遅延する、オゾン水改
    質装置。
  5. 【請求項5】上記請求項1並びに4に記載のホウ素
    (B)並びにホウ素化合物を含有した鉱石にトルマリン
    を使用したことを特徴とする、オゾン含有水のオゾンの
    分解速度を遅延する、オゾン水改質装置。
  6. 【請求項6】上記請求項1並びに4に記載のホウ素
    (B)並びにホウ素化合物を含有した鉱石に石炭を使用
    したことを特徴とする、オゾン含有水のオゾンの分解速
    度を遅延する、オゾン水改質装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005246293A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 National Institute Of Advanced Industrial & Technology オゾン水およびその製造方法

Cited By (3)

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