JP2001252366A - 流路遮断構造 - Google Patents

流路遮断構造

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JP2001252366A
JP2001252366A JP2000065659A JP2000065659A JP2001252366A JP 2001252366 A JP2001252366 A JP 2001252366A JP 2000065659 A JP2000065659 A JP 2000065659A JP 2000065659 A JP2000065659 A JP 2000065659A JP 2001252366 A JP2001252366 A JP 2001252366A
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flow path
gas
thermal expansion
expansion member
blocking structure
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JP2000065659A
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Atsuko Kadowaki
あつ子 門脇
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災等が発生した場合、送給流路を確実に遮
断することができる流路遮断構造を提供すること。 【解決手段】 送給流路を遮断して流体の流れを阻止す
る流路遮断構造であって、送給流路に設けられた熱膨張
部材34を備え、熱膨張部材34が熱によって膨張して
送給流路を実質上遮断して流体の流れを阻止し、これに
よってこれより下流側における流体の漏れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料用ガス等の流
体が流れる流路を遮断してその流れを阻止する流路遮断
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、燃料用ガスを供給するガス供給
システムは、燃料用ガスを供給するための埋設管、この
埋設管から分岐して各家屋に導かれた分岐供給管、分岐
供給管に接続されたガスメータ、及びガスメータから延
びる送給管等を備え、この送給管に各種ガス接続器具
(例えば、ガスコンセント、ガスコック等)が接続さ
れ、かかるガス接続器具を介してガス機器(例えば、ガ
スコンロ、ガス炊飯器、ガスストーブ等)が接続され
る。
【0003】このようなガス供給システムでは、ガス漏
れを防止するために各種安全装置が設けられている。例
えば、ガスメータには、安全装置としての安全弁が設け
られ、ガス流量が異常に大きくなると、安全弁が閉状態
となって燃料用ガスの送給が強制的に停止するように構
成されている。また、ガスコックには、安全装置として
のヒューズ弁が設けられ、ガスコックを流れる燃料用ガ
スの流量が異常に大きくなると、ヒューズ弁がガス流路
を遮断して燃料用ガスの送給が強制的に停止するように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス供給システ
ムでは、上述した各種安全装置が設けられているが、ガ
スメータにおける安全弁はコルク材から形成され、また
ガスコックにおけるヒューズ弁は合成樹脂から形成され
ている。それ故に、火災等が発生した場合、コルク材製
の安全弁、合成樹脂製のヒューズ弁が焼失するおそれが
あり、火災により焼失すると、安全弁、ヒューズ弁によ
る遮断機能が失われ、燃料用ガスを確実にシールするこ
とができない。このような問題は、例えば燃料用油を供
給する油供給システムでも同様に存在する。
【0005】本発明の目的は、火災等が発生した場合、
送給流路を確実に遮断することができる流路遮断構造を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、送給流路を遮
断して流体の流れを阻止する流路遮断構造であって、前
記送給流路に設けられた熱膨張部材を備え、前記熱膨張
部材が熱によって膨張して前記送給流路を実質上遮断し
て流体の流れを阻止することを特徴とする。本発明に従
えば、流路遮断構造は熱膨張部材を備え、熱によってこ
の熱膨張部材が大きく膨張する。従って、火災等によっ
て熱が加わると、熱膨張部材が熱膨張して送給流路を実
質上遮断し、送給流路を通しての流体の流れが停止され
る。尚、流体としては燃料用ガス(例えば都市ガス、L
Pガス)等の気体、また燃料用油等の液体がある。
【0007】また、本発明では、前記送給流路は燃料用
ガスが流れるガス流路であり、前記熱膨張部材は前記ガ
ス流路を規定する部材の内周面の一部又は全周に配設さ
れ、熱によって膨張して前記ガス流路を実質上遮断する
ことを特徴とする。本発明に従えば、熱膨張部材はガス
流路の内周面の一部又は全周に設けられている。このよ
うに設けられた熱膨張部材に熱が加わると、ガス流路内
に膨張してガス流路を実質上遮断し、これによって、ガ
ス流路を通しての燃料用ガスの送給を停止することがで
きる。
【0008】また、本発明では、前記送給流路は燃料用
ガスが流れるガス流路であり、前記熱膨張部材は連続す
る前記ガス流路を規定する一対の部材の接続部に配設さ
れ、熱によって膨張して前記ガス流路を実質上遮断する
ことを特徴とする。本発明に従えば、熱膨張部材はガス
流路を規定する一対の部材の接続部に配設され、このよ
うに配設することによって、熱膨張部材を容易に取り付
けることができる。また、熱膨張部材に熱が加わると、
上記接続部にて膨張してガス流路を実質上遮断し、これ
によって、ガス流路を通しての燃料用ガスの送給を阻止
することができる。
【0009】また、本発明では、流体が流れる内部流路
を有するハウジング本体と、前記内部流路内に設けられ
た熱膨張部材を備え、前記熱膨張部材が熱によって膨張
して前記内部流路を実質上遮断して流体の流れを阻止す
ることを特徴とする流路遮断構造である。本発明に従え
ば、流路遮断構造は、内部流路を有するハウジング本体
と、この内部流路内に設けられた熱膨張部材とから構成
され、このように構成することによって、独立した部品
として形成することができる。また、熱が加わると、熱
膨張部材が熱膨張してハウジング本体の内部流路を実質
上遮断し、これによって流体の流れを阻止することがで
きる。尚、この場合も、流体として燃料用ガス等の気
体、また燃料用油等の液体がある。
【0010】更に、本発明では、前記ハウジング本体が
燃料用ガスが流れるガス流路に挿入又は接続され、前記
熱膨張部材が熱によって膨張して前記内部流路を実質上
遮断し、これによって前記ガス流路を通しての燃料用ガ
スの送給を阻止することを特徴とする。本発明に従え
ば、ハウジング本体は燃料用ガスが流れるガス流路に挿
入又は接続される。従って、既設のガス供給システムに
流路遮断構造を容易に取り付けることができる。また、
熱が加わると、熱膨張部材が熱膨張して内部流路を実質
上遮断し、これによって内部流路を通しての燃料用ガス
の送給を阻止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う流路遮断構造の各種実施形態について説明す
る。図1は、本発明に従う流路遮断構造を適用したガス
供給システムの一部を簡略的に示す断面図であり、図2
は、本発明に従う流路遮断構造の第1の実施形態を備え
た管部材を示す図であり、図3は、本発明に従う流路遮
断構造の第2の実施形態を備えた管部材を示す図であ
り、図4及び図5は、変形形態の熱膨張部材を備えた管
部材を示す側面図であり、図6は、本発明に従う流路遮
断構造の第3の実施形態を備えた管部材を示す図であ
り、図7は、本発明に従う流路遮断構造の第4の実施形
態を備えた管部材を示す図である。
【0012】図1において、流体の一例としての燃料用
ガス(例えば都市ガス、LPガス)を供給するための図
示のガス供給システムは、地中に埋設された埋設管2を
備え、この埋設管2の所定部位に分岐供給管4が接続さ
れ、分岐供給管4の一端部がガスメータ6の流入側接続
部8に接続されている。このガスメータ6の流出側接続
部10には送給管12が接続され、送給管12が家屋1
4内に導かれている。この実施形態では、この送給管1
2から第1及び第2分岐管16,18が分岐され、第1
分岐管16が外壁20内を通って延び、その先端部が外
壁20の内面に取り付けられたガスコック22に接続さ
れている。また、第2分岐管18は内壁24内を通って
延び、その先端部が内壁24に取り付けられたガスコン
セント26に接続されている。このように構成されてい
るので、分岐供給管4、ガスメータ6、送給管12並び
に第1及び第2分岐管16,18が、埋設管2からの燃
料用ガスをガスコック22、ガスコンセント26に供給
するためのガス流路を構成する。ガスコック22には、
図示していないが、ガスコンロ、ガスオーブンレンジ、
ガス食器洗い乾燥機等のガス機器が接続され、またガス
コンセント26には、ガスストーブ、ガスファンヒータ
等のガス機器が接続される。従って、埋設管2からの燃
料用ガスは上記ガス流路及びガスコック22を介してこ
れに接続されたガス機器に供給されるとともに、ガス流
路及びガスコンセント26を介してこれに接続されたガ
ス機器に供給される。
【0013】このようなガス供給システムにおいては、
例えば、送給管12の特定部位Rに流路遮断構造30が
設けられる。図1とともに図2(a)及び(b)を参照
して、送給管12は複数本の管部材32(図1において
特定部位Rの管部材32のみに番号を付す)から構成さ
れ、上記特定部位Rの管部材32に、流路遮断構造30
が採用されている。第1の実施形態の流路遮断構造30
は、中空円筒状の熱膨張部材34を備え、この熱膨張部
材34が管部材32の内周面に装着され、例えば圧入に
よって、或いは接着剤を用いて固定される。この熱膨張
部材34は、例えば、耐火性、耐熱性を有する熱膨張性
ゴム材料(例えば、株式会社十川ゴムから熱膨張材料と
して市販されているもの)から形成される。
【0014】このような流路遮断構造30を備えたガス
供給システムでは、火災等によって熱膨張部材34に熱
が加わる、例えば約200℃前後に加熱されると、図2
(a)に一点鎖線で示すように、熱膨張部材34が内側
に急激に膨張し、その内周面が圧接状態になってガス流
路を実質上遮断し、膨張した熱膨張部材34によってガ
ス流路を通しての燃料用ガスの流れが阻止され、火災等
による燃料ガスも漏れを防止することができる。尚、こ
の例では、送給管12の家屋14に導入される部位近傍
に流路遮断構造30を設けているが、この部位に限定さ
れず、任意の適当な部位に、例えば送給管12のガスメ
ータ6に接続される部位近傍に、送給管12の家屋14
内の適当な部位に、或いは分岐供給管4のガスメータ6
に接続される部位近傍に設けるようにしてもよい。
【0015】図3(a)及び(b)は、流路遮断構造の
第2の実施形態及びそれに関連する構成を示しており、
この第2の実施形態の流路遮断構造30Aでは、送給管
12Aの一部を構成する一対の管部材42,44の接続
部に熱膨張部材34Aが設けられている。一方の管部材
42の外径は他方の管部材44の内径と実質上等しく、
管部材42の一端部を他方の管部材44内に挿入するこ
とによって、両管部材42,44が相互に接続される。
【0016】熱膨張部材34Aは、図3(a)及び
(b)から理解されるように、環状外周部48と、この
環状外周部48内を間隔をおいて設けられた直線状の膨
張部50とを備え、膨張部50の両端部が環状外周部4
8の内周部に接続されている。このような熱膨張部材3
4Aは、その環状外周部50が一対の管部材42,44
の間に装着され、その膨張部50が管部材42,44の
接続部内に位置し、隣接する膨張部50間にスリット状
開口52が形成され、燃料用ガスはかかるスリット状開
口52を通して流れる。この熱膨張部材34Aも、耐火
性、耐熱性を有する熱膨張性ゴム材料から形成される。
【0017】このような流路遮断構造30Aを備えたガ
ス供給システムでは、火災等によって熱膨張部材34A
に熱が加わると、熱膨張部材34が急激に膨張し、その
膨張部50が圧接状態になってスリット状開口52、即
ちガス流路を実質上遮断し、膨張した熱膨張部材34A
によって燃料用ガスの流れが阻止される。尚、この流路
遮断構造30Aは、上述した流路遮断構造30に代え
て、或いはこれと組み合わせて用いることができる。
【0018】熱膨張部材として、上述した熱膨張部材3
4Aに代えて、例えば、図4又は図5に示すものを用い
ても同様の効果が達成される。図4に示す第1の変形形
態の熱膨張部材34Bは、環状外周部(図示せず)と、
この環状外周部の開口の一部に設けられた略半円状の膨
張部62とを備え、環状外周部が上述したと同様にして
一対の管部材44(一方の管部材42は図示していな
い)の接続部に装着され、環状外周部と膨張部62との
間に、燃料用ガスが流れる流路開口64が形成される。
この第1の変形形態においても、熱が加わわると、熱膨
張部材34Bの膨張部62が急激に膨張し、管部材42
及び/又は管部材44の内周面に圧接して流路開口6
4、即ちガス流路を実質上遮断し、膨張した熱膨張部材
34Bによって燃料用ガスの流れが阻止される。
【0019】また、図5に示す第2の変形形態の熱膨張
部材34Cは、環状外周部(図示せず)と、この環状外
周部の開口に十字状に設けられた膨張部72とを備え、
環状外周部が上述したと同様にして一対の管部材44
(一方の管部材42は図示していない)の接続部に装着
され、環状外周部と膨張部72との間に、燃料用ガスが
流れる流路開口74が4つ形成される。この第2の変形
形態においても、熱が加わわると、熱膨張部材34Cの
膨張部72が急激に膨張して流路開口74、即ちガス流
路を実質上遮断し、膨張した熱膨張部材34Cによって
燃料用ガスの流れが阻止される。
【0020】図6(a)及び(b)は、流路遮断構造の
第3の実施形態及びそれに関連する構成を示しており、
この第3の実施形態の流路遮断構造30Dでは、送給管
12Dの一部を構成する管部材32Dに熱膨張部材34
Dが設けられている。管部材32Dの所定部位には内方
に突出する固定用突部82が設けられている。この固定
用突部82は管部材32Dと一体に形成してもよく、又
は別体に形成して接着剤、溶接等によって固定するよう
にしてもよい。また、熱膨張部材34Dは卵状に形成さ
れ、この固定用突部82に固定されている。このような
熱膨張部材34Dも、耐火性、耐熱性を有する熱膨張性
ゴム材料から形成される。
【0021】このような流路遮断構造30Dを備えたガ
ス供給システムでは、火災等によって熱膨張部材34D
に熱が加わると、図6(a)に一点鎖線で示すように、
熱膨張部材34Dが急激に膨張し、管部材32Dの内周
面に圧接してガス流路を実質上遮断し、膨張した熱膨張
部材34Dによって燃料用ガスの流れが阻止される。
尚、この流路遮断構造30Dは、上述した流路遮断構造
30,30Aに代えて、或いはこれらと組み合わせて用
いることができる。
【0022】図7は、流路遮断構造の第4の実施形態及
びそれに関連する構成を示しており、この第4の実施形
態の流路遮断構造30Eでは、送給管12Eの一部を構
成する管部材32E内に熱膨張部材34Eが設けられて
いる。熱膨張部材34Eは螺旋状に形成され、その断面
形状が略三角状に形成され、管部材32Eの内周面に例
えば接着剤によって固定される。この熱膨張部材34E
も、耐火性、耐熱性を有する熱膨張性ゴム材料から形成
される。
【0023】このような流路遮断構造30Eを備えたガ
ス供給システムでは、火災等によって熱膨張部材34E
に熱が加わると、一点鎖線で示すように、熱膨張部材3
4Eが急激に膨張し、その先端部が管部材32Eの内周
面に圧接するとともに、その側部が対向する側部と圧接
状態となり、これによってガス流路をより確実に遮断す
ることができる。尚、この流路遮断構造30Eは、上述
した流路遮断構造30,30A,30Dに代えて、或い
はこれらと組み合わせて用いることができる。
【0024】上述した実施形態では、流路遮断構造を管
部材に設けているが、このような構成に限定されず、こ
のような流路遮断構造をガスメータ、ガスコック又はガ
スコネクタ等に設けるようにしてもよい。図8に示す第
5の実施形態では、ガスメータ102の流入側接続部1
04に流路遮断構造106が設けられている。この流路
遮断構造106では、熱膨張部材108は、図2に示す
第1の実施形態と同様に中空円筒状に形成され、流入側
接続部104の内周面に圧入又は接着剤によって固定さ
れる。このような流路遮断構造106を備えたガスメー
タ102では、火災等によって熱が加わると、熱膨張部
材108が急激に膨張して流入側接続部108のガス流
路を実質上遮断し、これによって埋設管2(図1参照)
からガスメータ106への燃料用ガスの供給が遮断さ
れ、かくしてガスメータ102の下流側におけるガス漏
れを防止することができる。尚、この形態では、流路遮
断構造106をガスメータ102の流入側接続部104
に設けているが、これに代えて、その流出側接続部11
0に設けるようにしてもよい。
【0025】図9に示す第6の実施形態では、ガスコッ
ク122の接続部124に流路遮断構造126が設けら
れている。この流路遮断構造126では、熱膨張部材1
28は、上記第5の実施形態と同様に中空円筒状に形成
され、接続部104の内周面に固定される。このような
流路遮断構造126を備えたガスコック122では、火
災等によって熱が加わると、熱膨張部材128が急激に
膨張して接続部124のガス流路を実質上遮断し、これ
によってガスコック122からの燃料用ガスの漏れを防
止することができる。
【0026】図10に示す第7の実施形態では、ガスコ
ネクタ132の接続部134に流路遮断構造136が設
けられている。この流路遮断構造136では、熱膨張部
材138は、上記第5の実施形態と同様に中空円筒状に
形成され、接続部134の内周面に固定される。尚、接
続部134には、図示していないが、ガス機器に接続さ
れたガスホースが取り付けられ。このような流路遮断構
造136を備えたガスコネクタ132では、火災等によ
って熱が加わると、熱膨張部材138が急激に膨張して
ガスコネクタ132内のガス流路を実質上遮断し、これ
によってガスコネクタ132を通してのガス漏れを防止
することができる。
【0027】このガスコネクタ132においては、接続
部134に中空円筒状の熱膨張部材138を設けること
に代えて、例えば、ガスコネクタ132の本体部140
と接続部134との連結部に熱膨張部材142を設ける
ようにしてもよい。かかる場合、熱膨張部材142とし
ては、例えば、図3〜図5に示す形態のものを用いるこ
とができる。図11は、本発明に従う流路遮断構造の第
8の実施形態を示している。この第8の実施形態の流路
遮断構造202は中空円筒状のハウジング本体204を
備え、このハウジング本体204内に内部流路が形成さ
れている。ハウジング本体204の内部流路を規定する
内周面に中空円筒状の熱膨張部材206が圧入又は接着
剤によって固定されている。ハウジング本体204は、
金属材料、熱硬化性樹脂等から形成され、また熱膨張部
材206は耐火性、耐熱性を有する熱膨張性ゴム材料か
ら形成される。
【0028】このハウジング本体204は、図11に示
すように、例えば、送給管を構成する管部材208内に
例えば圧入によって装着される。このようにハウジング
本体204を装着した状態において、火災等によって熱
が加わると、熱膨張部材206が図11に一点鎖線で示
すように膨張してハウジング本体204の内部流路が実
質上遮断され、この内部流路を通しての燃料用ガスの送
給が阻止され、下流側におけるガス漏れの発生を防止す
ることができる。
【0029】このようにハウジング本体208をカート
リッジタイプに構成するとともに、外径の異なるものを
複数種用意することによって、ガス流路の種々の部位
に、例えばガスメータの流入側接続部、その流出側接続
部、ガスコックの接続部、ガスコネクタの接続部等に必
要に応じて装着することができ、従来のガス供給システ
ムにハウジング本体208を装着するという簡単な構成
でもって火災時のガス漏れを確実に防止することができ
る。
【0030】図12は、本発明に従う流路遮断構造の第
9の実施形態を示している。この第9の実施形態の流路
遮断構造212は中空円筒状のハウジング本体214を
備え、このハウジング本体214の両端部に、ハウジン
グ本体214よりも外径が幾分小さい接続突部216,
218が設けられている。ハウジング本体214内には
内部流路が形成され、この内部流路はその一端から他端
まで延びている。ハウジング本体214の内部流路を規
定する内周面には、中空円筒状の熱膨張部材220が圧
入又は接着剤によって固定されている。この形態におい
ても、ハウジング本体214は、金属材料、熱硬化性樹
脂等から形成され、また熱膨張部材220は耐火性、耐
熱性を有する熱膨張性ゴム材料から形成される。
【0031】この流路遮断構造212では、ハウジング
本体214の接続突部216,218が、ガス流路を規
定する管部材222,224内に挿入接続され、隣接す
る管部材222,224間に介在される。このようにハ
ウジング本体214を介在させた状態において、火災等
によって熱が加わると、熱膨張部材220が図12に一
点鎖線で示すように膨張してハウジング本体214の内
部流路が実質上遮断され、上述したと同様に、ハウジン
グ本体214の内部流路を通しての燃料用ガスの送給が
阻止される。
【0032】第8及び第9の実施形態では、ハウジング
本体204,214の内周面に中空円筒状の熱膨張部材
206,220を設けているが、このハウジング本体2
04,214内に図6又は図7に示すように熱膨張部材
を設けるようにしてもよい。また、ハウジング本体を相
互に装着される第1及び第2ハウジング部材から構成
し、第1及び第2ハウジング部材の接続部に図3〜図5
に示すように熱膨張部材を装着するようにしてもよい。
【0033】以上、本発明に従う流路遮断構造の各種実
施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱すること
なく種々の変形乃至修正が可能である。例えば、図示の
実施形態では、流体としての燃料用ガスを供給するガス
供給システムに適用して説明したが、これに限定され
ず、流体としての燃料用油を供給する油供給システム等
にも同様に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1の流路遮断構造によれ
ば、火災等によって熱が加わると、熱膨張部材が熱膨張
して送給流路を実質上遮断するので、その下流側におけ
る流体の漏れを防止することができる。
【0035】また、本発明の請求項2及び3の流路遮断
構造によれば、火災等によって熱が加わると、熱膨張部
材が膨張してガス流路を実質上遮断するので、その下流
側における燃料用ガスの漏れを防止することができる。
また、本発明の請求項4の流路遮断構造によれば、ハウ
ジング本体と、このハウジング本体内に設けられた熱膨
張部材とから構成されるので、独立した部品として従来
の供給システムに適用することができる。また、熱が加
わると、熱膨張部材が熱膨張してハウジング本体の内部
流路を実質上遮断するので、その下流側における流体の
漏れを防止することができる。
【0036】更に、本発明の請求項5の流路遮断構造に
よれば、ハウジング本体をガス流路に挿入又は接続する
ことによって簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う流路遮断構造を適用したガス供給
システムの一部を簡略的に示す断面図である。
【図2】図2(a)は、本発明に従う流路遮断構造の第
1の実施形態を備えた管部材を示す断面図であり、図2
(b)は、その管部材の側面図である。
【図3】図3(a)は、本発明に従う流路遮断構造の第
2の実施形態を備えた管部材を示す断面図であり、図3
(b)は、その管部材の側面図である。
【図4】第1の変形形態の熱膨張部材を備えた管部材を
示す側面図である。
【図5】第2の変形形態の熱膨張部材を備えた管部材を
示す側面図である。
【図6】図6(a)は、本発明に従う流路遮断構造の第
3の実施形態を備えた管部材を示す断面図であり、図6
(b)は、その管部材を示す側面図である。
【図7】本発明に従う流路遮断構造の第4の実施形態を
備えた管部材を示す断面図である。
【図8】本発明に従う流路遮断構造の第5の実施形態を
備えたガスメータを簡略的に示す断面図である。
【図9】本発明に従う流路遮断構造の第6の実施形態を
備えたガスコックを一部断面で示す部分断面図である。
【図10】本発明に従う流路遮断構造の第7の実施形態
を備えたガスコネクタの上半分を断面で示す半断面図で
ある。
【図11】本発明に従う流路遮断構造の第8の実施形態
を備えた管部材を示す断面図である。
【図12】本発明に従う流路遮断構造の第9の実施形態
を備えた管部材を示す断面図である。
【符号の説明】
2 埋設管 6,102 ガスメータ 22,122 ガスコック 26 ガスコンセント 30,30A,30D,30E,106,126,13
6,202,212 流路遮断構造 32,32D,32E,42,44,208,222,
224 管部材 34,34A,34B,34C,34D,34E,10
8128,138,142,206,220 熱膨張部
材 132 ガスコネクタ 204,214 ハウジング本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送給流路を遮断して流体の流れを阻止す
    る流路遮断構造であって、前記送給流路に設けられた熱
    膨張部材を備え、前記熱膨張部材が熱によって膨張して
    前記送給流路を実質上遮断して流体の流れを阻止するこ
    とを特徴とする流路遮断構造。
  2. 【請求項2】 前記送給流路は燃料用ガスが流れるガス
    流路であり、前記熱膨張部材は前記ガス流路を規定する
    部材の内周面の一部又は全周に配設され、熱によって膨
    張して前記ガス流路を実質上遮断することを特徴とする
    請求項1記載の流路遮断構造。
  3. 【請求項3】 前記送給流路は燃料用ガスが流れるガス
    流路であり、前記熱膨張部材は連続する前記ガス流路を
    規定する一対の部材の接続部に配設され、熱によって膨
    張して前記ガス流路を実質上遮断することを特徴とする
    請求項1記載の流路遮断構造。
  4. 【請求項4】 流体が流れる内部流路を有するハウジン
    グ本体と、前記内部流路内に設けられた熱膨張部材を備
    え、前記熱膨張部材が熱によって膨張して前記内部流路
    を実質上遮断して流体の流れを阻止することを特徴とす
    る流路遮断構造。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング本体が燃料用ガスが流れ
    るガス流路に挿入又は接続され、前記熱膨張部材が熱に
    よって膨張して前記内部流路を実質上遮断し、これによ
    って前記ガス流路を通しての燃料用ガスの送給を阻止す
    ることを特徴とする請求項4記載の流路遮断構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015194229A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 大阪瓦斯株式会社 管路閉塞部材
US10683947B2 (en) 2016-03-28 2020-06-16 Ojc Co., Ltd. Safety valve and gas cylinder having same

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JP2015194229A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 大阪瓦斯株式会社 管路閉塞部材
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