JP2001252130A - 化粧コンパクト容器 - Google Patents

化粧コンパクト容器

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JP2001252130A
JP2001252130A JP2001120662A JP2001120662A JP2001252130A JP 2001252130 A JP2001252130 A JP 2001252130A JP 2001120662 A JP2001120662 A JP 2001120662A JP 2001120662 A JP2001120662 A JP 2001120662A JP 2001252130 A JP2001252130 A JP 2001252130A
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cosmetic
slide rail
makeup
pallet
compact container
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Shinishi Katsuta
真衣子 勝田
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C BON CO Ltd
CBon Co Ltd
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C BON CO Ltd
CBon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用に際しての安定感及び安心感が確保され化
粧に専念し易く、且つ収納した化粧品の衛生・品質保持
性が高い化粧コンパクト容器の提供。 【解決手段】各段の化粧パレットが、両側面下部にはス
ライドレール部が形成され、両側面上部には被スライド
レール部が形成され、該スライドレール部及び被スライ
ドレール部は夫々両端部が開放状態であると共に、該開
放端部近傍にストッパー部を有する構成であり、上段の
化粧パレットの両側面下部のスライドレール部のいずれ
か一方の端部に、下段の化粧パレットの両側面上部の被
スライドレール部のいずれか一方の端部を係合し、重合
する方向に摺動させ、スライドレール部のストッパー部
と被スライドレール部のストッパー部との接触による抵
抗に抗して更に摺動させて双方のストッパー部を通過さ
せることにより、複数段の化粧パレットを積層状態に且
ついずれの方向にも摺動可能に連結する構成の化粧コン
パクト容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧コンパクト容
器に関し、詳しくは化粧品を収納した複数の化粧パレッ
トを積層状態に着脱可能に連結した化粧コンパクト容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧コンパクト容器は、ファンデーショ
ン等の化粧品を収納した化粧パレット部分と、この化粧
パレット部分を閉蓋する蓋体と、化粧する時に使用する
鏡とにより、主として構成されているものが一般的であ
る。そして、不使用時においては蓋体を閉蓋することに
より化粧品の衛生を保持し変質を防止し、また使用時に
おいては蓋体を開蓋して化粧品を使用する構成となって
いる。
【0003】このような化粧コンパクト容器において、
複数種類の化粧品(例えば、異なる複数の色のファンデ
ーション等)を一つのコンパクト容器内にまとめるため
に化粧パレットを複数段に且つ着脱交換可能に積層した
構成の化粧コンパクト容器が知られており、例えば、実
開平2−15014号、同6−81407号等に記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術によれ
ば、複数の化粧パレットが回動可能なピン部材によって
連結されている構成であるため、連結力が十分強固であ
るとは云えず、使用時にパフや刷毛等の化粧具を化粧パ
レットの化粧品に強く押し付けてしまったり、バッグか
ら取り出す際や使用中に落としてしまった場合等に、連
結が外れ易いだけでなく、連結部に掛かる荷重状況によ
ってはピン部材が破損してしまうことさえある。従っ
て、使用に際しての安定感及び安心感に欠けるため、化
粧に専念できないという欠点を有している。
【0005】またピン部材による連結は、化粧パレット
の一端部近傍の一箇所のみによるため、ピン部材による
連結部とは逆の端部側における閉蓋時の密閉性が低く、
収納した化粧品の衛生・品質保持性が低いという欠点を
有している。
【0006】かかる欠点を解決するために、従来のピン
部材による連結構成を強固にして該部分における連結を
外れ難くしたり、化粧パレットの全面において密閉性を
高めるために連結を緻密にしたりすると、コスト高にな
るだけでなく着脱性に支障をきたしてしまう虞がある。
【0007】そこで本発明は、使用に際しての安定感及
び安心感が確保され化粧に専念し易く、且つ収納した化
粧品の衛生・品質保持性が高く、しかも低コストで提供
可能な化粧コンパクト容器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題は下記
構成によって達成される。
【0009】1.化粧品を収納した化粧パレットを複数
段の積層状態に着脱可能に連結した化粧コンパクト容器
において、前記各段の化粧パレットが、両側面下部には
スライドレール部が形成され、両側面上部には被スライ
ドレール部が形成され、該スライドレール部及び被スラ
イドレール部は夫々両端部が開放状態であると共に、該
開放端部近傍にストッパー部を有する構成であり、上段
の化粧パレットの両側面下部のスライドレール部のいず
れか一方の端部に、下段の化粧パレットの両側面上部の
被スライドレール部のいずれか一方の端部を係合し、重
合する方向に摺動させ、スライドレール部のストッパー
部と被スライドレール部のストッパー部との接触による
抵抗に抗して更に摺動させて双方のストッパー部を通過
させることにより、複数段の化粧パレットを積層状態に
且ついずれの方向にも摺動可能に連結する構成であるこ
とを特徴とする化粧コンパクト容器。
【0010】2.前記化粧パレットの両側面下部のスラ
イドレール部と同様の構成を有するスライドレール部を
有し、最上段の化粧パレットの両側面上部の被スライド
レール部に摺動可能に係止される構成の蓋体を備えたこ
とを特徴とする上記1に記載の化粧コンパクト容器。
【0011】3.前記化粧パレットの両側面上部の被ス
ライドレール部と同様の構成を有する被スライドレール
部を有し、最下段の化粧パレットの両側面下部のスライ
ドレール部に摺動可能に係止される構成の鏡部を備えた
ことを特徴とする上記1又は2に記載の化粧コンパクト
容器。
【0012】4.上記1〜3のいずれかに用いられる化
粧コンパクト容器であって、上記1に記載の化粧パレッ
ト単体と、上記2に記載の蓋体との組み合わせからなる
ことを特徴とする化粧コンパクト容器。
【0013】5.上記3に記載の鏡部が付加されてなる
ことを特徴とする上記4に記載の化粧コンパクト容器。
【0014】6.化粧パレットに収納した化粧品(皿体
に詰めた態様にあっては皿体)の色及び/又は種類が目
視確認できるように前記化粧パレットが透明又は半透明
であることを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の
化粧コンパクト容器。
【0015】7.化粧パレットに収納した化粧品の色及
び/又は種類が目視確認できるように前記蓋体が透明又
は半透明であることを特徴とする上記2〜6のいずれか
に記載の化粧コンパクト容器。
【0016】8.上記2に記載の蓋体と、上記3に記載
の鏡部との組み合わせからなることを特徴とする化粧コ
ンパクト容器。
【0017】
【発明の実施の態様】以下、本発明の詳細について説明
する。
【0018】図1は本発明に係る化粧コンパクト容器の
一実施例(使用状態)を示す斜視図、図2は図1の底面
図、図3は化粧パレット摺動時のストッパー部の作用状
態を示す要部説明図、図4は化粧パレット重合時のスト
ッパー部の位置関係を示す要部説明図、図5はストッパ
ー部の他の態様を示す要部説明図、図6は本発明に係る
化粧コンパクト容器に用いられる化粧パレットの正面図
(背面図)、図7は図6の左側面図(右側面図)、図8
は図6の平面図、図9は図6の底面図、図10は図9の
X−X線断面図(化粧品を省略)、図11は図9のXI
−XI線断面図(化粧品を省略)、図12は本発明に係
る化粧コンパクト容器に用いられる蓋体の正面図、図1
3は本発明に係る化粧コンパクト容器に用いられる鏡部
の正面図、図14は図13の平面図、図15は図14の
XV−XV線断面図、図16は図14のXVI−XVI
線断面図、図17は本発明に係る化粧コンパクト容器に
用いられる蓋体、化粧パレット及び鏡部の他の実施例を
示す分離状態の正面図である。
【0019】化粧コンパクト容器1は、ファンデーショ
ン、アイシャドウ等の化粧品(例えば、化粧皿に化粧料
を充填したもの等)2を化粧品収納部11に収納した化
粧パレット10を複数段の積層状態に着脱可能に連結し
た構成を有している。本実施例では、3つの化粧パレッ
ト10を積層させた3段構成について以下説明するが、
本発明は3段に限らず、1段のみでもよいし、2段或い
は4段以上でもよい。
【0020】前記各段の化粧パレット10・10・10
は、箱状皿体から成り、両側面下部にはスライドレール
部12・12が水平状に形成され、両側面上部には被ス
ライドレール部14・14が上記スライドレール12・
12と平行に形成され、該スライドレール部12・12
及び被スライドレール部14・14は夫々両端部が開放
状態であると共に、該開放端部近傍にストッパー部13
・13・13・13・15・15・15・15を有す
る。図2及び図9において、16は化粧パレット10の
化粧品収納部11に収納した化粧品2を取り外す際等に
利用される透孔である。
【0021】各化粧パレット10・10・10は同一の
構成を有するものであるが、化粧品収納部11には色彩
や種類の異なる化粧品2が収納されている。化粧品収納
部11への化粧品2の収納は直詰めでもよいし、化粧品
2を皿体に詰めてから収納してもよい。収納する化粧品
2の色彩別や種類別は、使用者が好みに応じ適宜選択で
きる。尚、本実施例では、1つの化粧パレット10に1
つの化粧品収納部11を設けた態様を示しているが、本
発明はこれに限らず、1つの化粧パレット10に2つ以
上の化粧品収納部11を設けてもよい。
【0022】また、各化粧パレット10・10・10
は、積層状態であっても内部に収納した化粧品2の色及
び/又は種類が目視確認できるように透明もしくは半透
明又は着色透明もしくは着色半透明であることが好まし
い。尚、化粧品2が化粧品収納部11に直詰めされてい
る態様ではなく、皿体に詰められたものを化粧品収納部
11に収納した態様の場合は、化粧品2を詰めた皿体の
外側の色(皿体は、透明とするか、又は詰めた化粧品2
と同色としたものが好ましい。)及び/又は種類名等の
記載が目視確認できるよう構成する。
【0023】化粧パレット10の材料としては、この種
の公知公用の化粧コンパクト容器に用いられているもの
を特別の制限なく使用することができ、中でも合成樹
脂、特にアクリル樹脂が好ましい。
【0024】本発明のコンパクト容器1の各構成部材で
ある化粧パレット10、蓋体20、鏡部30は、背面図
は正面図と、右側面図は左側面図と、各々同一に表れる
基本構成を有している。即ち、複数段に化粧パレット1
0を積層する際、各化粧パレット10の左右或いは前後
の向きを考慮せずに積層させることができる。尚、基本
構成による機能及び係る機能に基づく作用効果を阻害し
ない範囲で背面構成は正面構成と、右側面構成は左側面
構成と、各々異なる構成を有していてもよい。
【0025】複数の化粧パレット10を積層させるに
は、上段の化粧パレット10の両側面下部のスライドレ
ール部12・12のいずれか一方の端部に、下段の化粧
パレット10の両側面上部の被スライドレール部14・
14のいずれか一方の端部を係合し、重合する方向(図
3の矢符X方向)に摺動させ、スライドレール部12・
12のストッパー部13・13と被スライドレール部1
4・14のストッパー部15・15との接触(図3の
(A)に示す状態)による抵抗に抗して更に(矢符X方
向に)摺動させて双方のストッパー部13・15・13
・15を通過(図3の(B)に示す状態)させることに
より、複数段の化粧パレット10・・・を積層状態に且
ついずれの方向にも摺動可能に連結することができる。
【0026】各ストッパー部13・15の形状を図2、
図3、図4及び図9に示すような一方の傾斜角が大であ
ると共に他方の傾斜角が小であるような台形ないし三角
形とすることが好ましい。この場合、ストッパー部13
とストッパー部15が接触する時(図3の(A)に示す
状態)には、台形の小傾斜B部分同士が接触する向きに
配置することが互いを乗り越えるように通過させ易く、
しかも通過させた後(図3の(B)に示す状態)は、大
傾斜A部分同士が相対向する向きに配置されるので、本
発明の化粧コンパクト容器1の使用時に重合状態に積層
されている各構成部材(化粧パレット10・10・1
0、蓋体20、鏡部30)を図3の(B)の矢符Y方向
に摺動させた際にストッパー部13の大傾斜A部分とス
トッパー部15の大傾斜A部分とが当接することでスト
ッパーとしての機能を果たすので、各構成部材(化粧パ
レット10・10・10、蓋体20、鏡部30)同士の
脱落を防止することができる。
【0027】化粧パレット10・10を重合状態に積層
した状態でのスライドレール部12・12のストッパー
部13・13・13・13と、被スライドレール部14
・14の化粧ストッパー部15・15・15・15との
位置関係を図4に示す。
【0028】図4から判るように、化粧パレット10・
10が重合状態の時、ストッパー部13・13・13・
13はストッパー部15・15・15・15に外側から
挟まれた状態となるので、重合した化粧パレット10・
10同士の積層ズレを防止することができる。尚、スト
ッパー部13・13・13・13とストッパー部15・
15・15・15の位置関係は図4の態様に限らず、ス
トッパー部13・13・13・13が外側からストッパ
ー部15・15・15・15を挟む態様であってもよ
い。
【0029】尚また、重合した化粧パレット10・10
同士の積層ズレを防止するためのストッパー部13・1
5の形状としては、前述した台形ないし三角形に限ら
ず、図5の(A)に示すように台形部分の頂辺同士が当
接する態様であってもよいし、図5の(B)に示すよう
にストッパー部13・15のいずれか一方に凹部を設
け、他方に凸部を設け嵌合又は係合する態様であっても
よい。さらに図5の(A)及び(B)に示す水平方向に
おいて当接もしくは嵌合又は係合する態様に限らず、図
5の(C)に示すように垂直方向において当接もしくは
嵌合する態様であってもよい。
【0030】尚また更に、1つの化粧パレット10に2
つ以上の化粧品収納部11を設けた態様の場合に、スラ
イドレール部12及び被スライドレール部14の中間部
分の任意の箇所にストッパー部13及び/又はストッパ
ー部15を付加して化粧パレット10の摺動途中でスト
ッパー部13・15のストッパー機能を段階的に作用さ
せてもよい。
【0031】複数段の化粧パレット10・10・10の
内、1ないし全ての任意の化粧パレット10を使用者の
好みに応じて順番の入換えを行ったり、或いは収納した
化粧品2の使い切り等によって取り外す場合には、前述
したストッパー部13・15の乗り越え通過時の抵抗に
抗した際よりも、より強く矢符Y方向に摺動させること
で、大傾斜A・A部分同士を乗り越えさせ取り外しが可
能となる。
【0032】従って、様々な色彩・種類の化粧品2を収
納した複数の化粧パレット10の中から、所望の化粧品
2を収納した化粧パレット10を1つないし複数選択
し、その所望の化粧パレット10のみだけを積層させた
化粧コンパクト容器1とすることができる。しかも、積
層に際しては、いずれの方向からも係合させることがで
き、且つ使用に際しても、いずれの方向にも摺動させる
ことができるので、化粧パレット10の向きや利き手の
違いに煩わされることがない。
【0033】上記説明した複数段に積層される化粧パレ
ット10・10・10の最上段には、蓋体20が取り付
けられる。
【0034】蓋体20は、図12から明らかなように化
粧パレット10の下部分と同様の構成を有する。即ち、
化粧パレット10の両側面下部のスライドレール部12
・12及びストッパー部13・13・13・13と同様
のスライドレール部22・22及びストッパー部23・
23・23・23を有し、最上段の化粧パレット10の
両側面上部の被スライドレール部14・14に摺動可能
に係止される。摺動係止は、上述の化粧パレット10同
士の摺動係止と同様に行われる。
【0035】即ち、蓋体20の両側面下部のスライドレ
ール部22・22のいずれか一方の端部に、最上段の化
粧パレット10の両側面上部の被スライドレール部14
・14のいずれか一方の端部を係合し、重合する方向に
摺動させ、スライドレール部22・22のストッパー部
23・23と被スライドレール部14・14のストッパ
ー部15・15との接触による抵抗に抗して更に摺動さ
せて双方のストッパー部23・15・23・15を通過
させることにより、最上段の化粧パレット10に蓋体2
0を積層状態に且ついずれの方向にも摺動可能に取り付
けることができる。蓋体20の取り付け及び開蓋に際し
ては、いずれの方向からも係合させることができ、いず
れの方向にも摺動させることができるので、蓋体20の
向きや利き手の違いに煩わされることがない。
【0036】蓋体20の取り付けによって、不使用時は
最上段の化粧品2を閉蓋してカバーし、使用時は容易に
開蓋することができる。蓋体20は、化粧パレット10
に収納した化粧品の色が目視確認できるように透明もし
くは半透明又は着色透明もしくは着色半透明であること
が好ましく、透明又は着色透明であることがより好まし
い。蓋体20の材料としては、この種の公知公用の化粧
コンパクト容器の蓋体として用いられているものを特別
の制限なく使用でき、中でも合成樹脂、特にアクリル樹
脂が好ましい。
【0037】上記説明した複数段に積層される化粧パレ
ット10・10・10の最下段には、鏡部30が取り付
けられる。
【0038】鏡部30は、図13から明らかなように化
粧パレット10の上部分と同様の構成を有する。即ち、
化粧品収納部11の変わりに鏡枠31内に鏡3が取り付
けられており、化粧パレット10の両側面上部の被スラ
イドレール部14・14及びストッパー部15・15・
15・15と同様の被スライドレール部34・34及び
ストッパー部35・35・35・35を有し、最下段の
化粧パレット10の両側面下部のスライドレール部12
・12に摺動可能に係止される。摺動時の滑り性を向上
させると共に、外れ難くするために、被スライドレール
部34・34の上面には凸条部36・36が設けられて
いる。
【0039】摺動係止は、上述の化粧パレット10同士
の摺動係止と同様に行われる。即ち、最下段の化粧パレ
ット10の両側面下部のスライドレール部12・12の
いずれか一方の端部に、鏡部30の両側面上部の被スラ
イドレール部34・34のいずれか一方の端部を係合
し、重合する方向に摺動させ、スライドレール部12・
12のストッパー部13・13と被スライドレール部3
4・34のストッパー部15・15との接触による抵抗
に抗して更に摺動させて双方のストッパー部13・35
・13・35を通過させることにより、最下段の化粧パ
レット10に鏡部30を積層状態に且ついずれの方向に
も摺動可能に取り付けることができる。鏡部30の取り
付け及び鏡3の使用に際しては、いずれの方向からも係
合させることができ、いずれの方向にも摺動させること
ができるので、鏡部30の向きや利き手の違いに煩わさ
れることがない。
【0040】鏡部30の取り付けによって、不使用時は
最下段の化粧パレット10の下部に収納され、使用時は
容易に鏡としての機能を果たすことができる。鏡部30
は、透明もしくは半透明又は着色透明もしくは着色半透
明であることが好ましく、化粧パレット10と同一の材
料で形成することがより好ましい。鏡部30の鏡枠31
に取り付けられる鏡3としては、この種の公知公用の化
粧コンパクト容器に用いられている鏡材を用いることが
できる。
【0041】以上、本発明に係る化粧コンパクト容器1
について説明したが、販売時は汎用性の高い色彩・種類
の化粧品2を複数種類組み合わせた複数段構成の状態と
してもよいが、使用者が好みに応じて適宜自由に選択で
きるように単体構成としてもよい。複数段構成或いは単
体構成、いずれの場合でも、化粧パレット10内に収納
した化粧品2の保護のために蓋体20が予め取り付けら
れていることが好ましい。また、複数段構成の場合、鏡
部30を予め付加しておくことが好ましい。単体構成の
場合は、鏡30は別売されることが好ましい。また、化
粧パレット10を含まずに蓋体20と鏡部30との組み
合わせのコンパクト容器とすることもできる。
【0042】本発明の化粧コンパクト容器1は、様々な
色彩・種類の化粧品2を収納した化粧パレット10を用
意することにより、使用者が好みに応じて所望の化粧品
2を収納した化粧パレット10を1つないしは複数段組
み合わせて積層して使用することができる。
【0043】その日その日の服装等に応じて適宜選択さ
れる化粧品2の組み合わせに応じて、1つないし複数の
化粧パレット10の組み合わせや積層順番を適宜変える
ことで、様々な化粧に対応することができる化粧コンパ
クト容器を構成することができる。
【0044】複数用意或いは選択される化粧品2として
は、同一品目の色違い・濃度違いだけでなく、化粧パレ
ット10の化粧品収納部11に収納可能なものであれば
様々な品目の化粧品2を用意することができる。従っ
て、使用者が必要とする組み合わせのみの化粧品2だけ
を選択して積層させることもできる。また、化粧パレッ
ト10に、化粧品2に替えて刷毛等の化粧用具を収容し
てもよい。この場合、深い化粧品収納部11を有する化
粧パレット10を別個に用意してもよい。
【0045】また、本発明に係る化粧コンパクト容器
は、各構成部材のスライドレール部12・22が被スラ
イドレール部14・34を外側から抱え込む状態で摺動
可能に係止しているが、本発明はこれに限らず逆の構成
を採ることもできるし、スライドレール部12・22と
被スライドレール部14・34の形状についても摺動可
能に係止する構成であれば他の様々な形状(例えば、蟻
ほぞ・蟻道など)を採ることもできる。
【0046】更に上述した図1〜図16に示す第1の実
施例の各構成部材を裏返しにしたものと略同様の構成を
有する態様を採ることもできる。
【0047】即ち、図17に示す如く、上述の第1の実
施例において、鏡部30であった部材から鏡3及び鏡枠
31を除いたものを蓋体20’とし、蓋体20であった
部材に鏡3及び鏡枠31を付加したものを鏡部30’と
する構成である。26は、第1の実施例の鏡部30の凸
条部36と同様に蓋体20’の摺動性を向上させると共
に、外れ難くするための凸条部である。また、基本構成
が第1の実施例と裏返しの構成であるため、化粧パレッ
ト10’についても、化粧品2を収納する化粧品収納部
11は第1の実施例の化粧パレット10の場合の裏側に
設けられることになる。その他の構成及びかかる構成に
基づく作用効果については上述の第1の実施例と同様で
ある。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、スライド方式のためピ
ン部材等の使用がなく、使用に際しての安定感及び安心
感が確保され化粧に専念し易く、且つ収納した化粧品の
品質保持性が高く、しかも図1及び図2において左・右
いずれの方向にもスライド可能な構成であるため使い勝
手のよい化粧コンパクト容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧コンパクト容器の一実施例
(使用状態)を示す斜視図
【図2】図1の底面図
【図3】ストッパー部の作用状態を示す要部説明図
【図4】化粧パレット重合時のストッパー部の位置関係
を示す要部説明図
【図5】ストッパー部の他の態様を示す要部説明図
【図6】本発明に係る化粧コンパクト容器に用いられる
化粧パレットの正面図(背面図)
【図7】図6の左側面図(右側面図)
【図8】図6の平面図
【図9】図6の底面図
【図10】図9のX−X線断面図(化粧品を省略)
【図11】図9のXI−XI線断面図(化粧品を省略)
【図12】本発明に係る化粧コンパクト容器に用いられ
る蓋体の正面図
【図13】本発明に係る化粧コンパクト容器に用いられ
る鏡部の正面図
【図14】図13の平面図
【図15】図14のXV−XV線断面図
【図16】図14のXVI−XVI線断面図
【図17】本発明に係る化粧コンパクト容器に用いられ
る蓋体、化粧パレット及び鏡部の他の実施例を示す分離
状態の正面図
【符号の説明】
1 化粧コンパクト容器 2 化粧品 3 鏡 10 化粧パレット 10’ 化粧パレット 11 化粧品収納部 12 スライドレール部 13 ストッパー部 14 被スライドレール部 15 ストッパー部 16 透孔 20 蓋体 20’ 蓋体 22 スライドレール部 23 ストッパー部 26 凸条部 30 鏡部 30’ 鏡部 31 鏡枠 34 被スライドレール部 35 ストッパー部 36 凸条部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧品を収納した化粧パレットを複数段の
    積層状態に着脱可能に連結した化粧コンパクト容器にお
    いて、 前記各段の化粧パレットが、両側面下部にはスライドレ
    ール部が形成され、両側面上部には被スライドレール部
    が形成され、該スライドレール部及び被スライドレール
    部は夫々両端部が開放状態であると共に、該開放端部近
    傍にストッパー部を有する構成であり、 上段の化粧パレットの両側面下部のスライドレール部の
    いずれか一方の端部に、下段の化粧パレットの両側面上
    部の被スライドレール部のいずれか一方の端部を係合
    し、重合する方向に摺動させ、スライドレール部のスト
    ッパー部と被スライドレール部のストッパー部との接触
    による抵抗に抗して更に摺動させて双方のストッパー部
    を通過させることにより、複数段の化粧パレットを積層
    状態に且ついずれの方向にも摺動可能に連結する構成で
    あることを特徴とする化粧コンパクト容器。
  2. 【請求項2】前記化粧パレットの両側面下部のスライド
    レール部と同様の構成を有するスライドレール部を有
    し、最上段の化粧パレットの両側面上部の被スライドレ
    ール部に摺動可能に係止される構成の蓋体を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の化粧コンパクト容器。
  3. 【請求項3】前記化粧パレットの両側面上部の被スライ
    ドレール部と同様の構成を有する被スライドレール部を
    有し、最下段の化粧パレットの両側面下部のスライドレ
    ール部に摺動可能に係止される構成の鏡部を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の化粧コンパクト容
    器。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに用いられる化粧
    コンパクト容器であって、請求項1に記載の化粧パレッ
    ト単体と、請求項2に記載の蓋体との組み合わせからな
    ることを特徴とする化粧コンパクト容器。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の鏡部が付加されてなるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の化粧コンパクト容器。
  6. 【請求項6】化粧パレットに収納した化粧品(皿体に詰
    めた態様にあっては皿体)の色及び/又は種類が目視確
    認できるように前記化粧パレットが透明又は半透明であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化
    粧コンパクト容器。
  7. 【請求項7】化粧パレットに収納した化粧品の色及び/
    又は種類が目視確認できるように前記蓋体が透明又は半
    透明であることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに
    記載の化粧コンパクト容器。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の蓋体と、請求項3に記載
    の鏡部との組み合わせからなることを特徴とする化粧コ
    ンパクト容器。
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