JP2001251859A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP2001251859A
JP2001251859A JP2000061393A JP2000061393A JP2001251859A JP 2001251859 A JP2001251859 A JP 2001251859A JP 2000061393 A JP2000061393 A JP 2000061393A JP 2000061393 A JP2000061393 A JP 2000061393A JP 2001251859 A JP2001251859 A JP 2001251859A
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heat
semiconductor
heat transport
semiconductor elements
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JP2000061393A
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English (en)
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Masaki Miyairi
正樹 宮入
Takashi Hashimoto
隆 橋本
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Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0275Arrangements for coupling heat-pipes together or with other structures, e.g. with base blocks; Heat pipe cores

Abstract

(57)【要約】 【課題】定格の低下を防ぐことのできる電力変換装置を
得ること。 【解決手段】吸熱ブロック1Aの正面側の上段に対し
て、半導体素子2を横に4列に取り付ける。このうち、
中間の半導体素子の下側に対して、ダイオード3を取り
付ける。吸熱ブロック1Aの裏面には、4個の半導体素
子2のうち、左側の2個の半導体素子と右側の2個の半
導体素子と対置する幅の溝を形成し、これらの溝に対し
てU字状の熱輸送管4Aの基端をそれぞれ挿入しろう付
する。これらの熱輸送管4Aには、放熱板5Aを挿入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を使っ
た電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、電気鉄道の車両の床下に取り付
けられるヒートパイプ冷却式の電力変換装置の一例を示
す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右
側面図である。
【0003】図5(a),(b),(c)において、車
両の床下に吊設された図示しない箱体の内部の仕切り6
の内側に対して、ほぼ垂直に取り付けられたアルミニウ
ム合金製の受熱ブロック1Eの前面には、上段に4個の
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、半導体素子
という。)2がボルトとヘリサートで固定されている。
【0004】これらの半導体素子2のうち、中間部の半
導体素子2の下側には、左側の一対の半導体素子2と右
側の一対の半導体素子に接続される2個のダイオード3
が横に固定されている。受熱ブロック1Eの裏面には、
上段の半導体素子1と下段のダイオード3の裏面となる
位置に対して、縦断面がU字状となる2条の溝が横に形
成されている。
【0005】これらの溝には、図5(a)においてU字
状に形成されヒートパイプを構成する銅管製の熱輸送管
4U,4V,4C,4Dの底部が挿入され、受熱ブロッ
ク1にろう付されている。
【0006】各熱輸送管4U,4V,4C,4Dは、仕
切り6の外側に突出し、図5(c)に示すように、前端
よりも後端が上方となるように傾斜して固定されてい
る。各熱輸送管4U,4V,4C,4Dは、アルミニウ
ム合金板から製作された複数枚の放熱板5Eが圧入され
ている。さらに、各輸送管4U,4V,4C,4Dの底
部には、冷媒としての純水があらかじめ注入されてい
る。
【0007】このように構成された電力変換装置におい
ては、各半導体素子2は直列に接続され、両端は図示し
ない順変換装置の出力側の直流電源に接続され、各半導
体素子4U,4V,4C,4Dの図示しないベース(端
子)に接続された信号線のオン・オフ信号によって通電
される。
【0008】この各半導体素子4U,4V,4W,4X
のオン・オフによって、直流電力は所定の電圧と周波数
の交流電力に変換され、車両に搭載された誘導電動機が
速度制御され列車が走行する。
【0009】この半導体素子4U,4V,4W,4Xの
オン・オフによって発生した熱は、まず、受熱ブロック
1Eに伝達され、この熱は、熱輸送管4U,4Vの底部
に注入された冷媒に伝達される。すると、この冷媒は沸
騰し、気化した蒸気は熱輸送管4U,4Vの内部の後方
に流入する。
【0010】この流入した蒸気は、列車の走行風で冷却
される放熱板5Eで冷却された熱輸送管4U,4Vによ
って冷却され凝縮して水滴となる。この水滴は、熱輸送
管4U,4Vの内部を流下し、これらの熱輸送管4U,
4Vの底部に環流する。
【0011】この環流した冷媒は、各半導体素子1から
伝達された受熱ブロック1Eの熱で再び沸騰し気化し
て、以下前述した冷却・凝縮・流下・気化の相変化を繰
り返す。なお、ダイオード3の裏面側に固定された各熱
輸送管4W,4Xの底部に注入された冷媒も同様であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された電力変換装置においては、4個の半導体素子
2のうち、両側の半導体素子2は効率よく冷却される
が、これらの間の中央部の半導体素子は、両側の半導体
素子が発生する熱の影響を受けるので温度上昇が高くな
る。
【0013】すなわち、中央部の半導体素子は、両側の
半導体素子の熱の影響を受けて温度が両端よりも高くな
った吸熱ブロック1Eの中央部の温度の影響を受けるだ
けでなく、熱輸送管4U,4Vの内部を流下した冷媒
も、中央部では熱輸送管4U,4Vの底部の両側と比べ
て高温となるからである。すると、中央部の半導体素子
の温度上昇で、直列に接続された両側の半導体素子の通
電容量も決まるので、この電力変換装置の定格出力が低
下する。
【0014】一方、鉄道車両では、ますます高速化する
列車に対応して、高出力化が要請され、車両の床下の限
られた空間に収納されるために外形が制約される。そこ
で、本発明の目的は、定格の低下を防ぐことのできる電
力変換装置を得ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、吸熱ブロックの片面に半導体素子が3列に固定さ
れ、吸熱ブロックの他面側にヒートパイプ式冷却器の一
対の熱輸送管の基端が半導体素子と対置して上下に埋設
された電力変換装置において、上側の熱輸送管を3列の
半導体素子の片側の半導体素子と中間部の半導体素子に
対置させ、下側の熱輸送管を3列の半導体素子の他側の
半導体素子と中間部の半導体素子に対置させたことを特
徴とする。
【0016】請求項2に対応する発明は、片側の半導体
素子と他側の半導体素子をスイッチング半導体素子と
し、中間部の半導体素子をスイッチング半導体素子に接
続されるダイオードとしたことを特徴とする。
【0017】請求項3に対応する発明は、吸熱ブロック
の片面に半導体素子が4列に固定され、吸熱ブロックの
他面側にヒートパイプ式冷却器の一対の熱輸送管の基端
が半導体素子と対置して上下に埋設された電力変換装置
において、上側の熱輸送管を4列の半導体素子の片側の
半導体素子とその内側の半導体素子と対置する第1の熱
輸送管と4列の半導体素子の他側の半導体素子とその内
側の半導体素子と対置する第2の熱輸送管で構成したこ
とを特徴とする。
【0018】請求項4に対応する発明は、吸熱ブロック
の片面に半導体素子が4列に固定され、吸熱ブロックの
他面側にヒートパイプ式冷却器の一対の熱輸送管の基端
が半導体素子と対置して上下に埋設された電力変換装置
において、上側の熱輸送管を4列の半導体素子の片側の
半導体素子とその内側の2個の半導体素子と対置させ、
下側の熱輸送管を4列の半導体素子の他側の半導体素子
とその内側の2個の半導体素子と対置させたことを特徴
とする。
【0019】請求項5に対応する発明は、半導体素子を
スイッチング半導体素子とし、これらのスイッチング半
導体素子の下側の吸熱ブロックに、スイッチング半導体
素子に接続されるダイオードを設けたことを特徴とす
る。
【0020】請求項6に対応する発明は、熱輸送管をU
字状としたことを特徴とする。請求項7に対応する発明
は、熱輸送管をL形とし、吸熱ブロックの後方に突出す
るパイプを中央部で対置させたことを特徴とする。
【0021】このような手段によって、請求項1及び請
求項4に対応する発明では、中間部の半導体素子の後方
に2本の熱輸送管を対置させ、両側の半導体素子の後方
には1本の熱輸送管を対置させて、両側と比べて高温と
なる吸熱ブロックの中間部で冷却される半導体素子の冷
却条件を向上させる。
【0022】請求項2に対応する発明では、両側のスイ
ッチング半導体素子から中間部のダイオードに接続され
る電線の長さを均等且つ短縮する。請求項3に対応する
発明では、外側の半導体素子は一対の熱輸送管の外側の
パイプと対置させ、内側の半導体素子は一対の熱輸送管
の内側のパイプと対置させる。
【0023】請求項5に対応する発明では、ダイオード
の温度上昇を抑えて、温度上昇による整流特性の低下を
防ぐ。請求項7に対応する発明では、外側の半導体素子
と比べて冷却条件が劣る中間部の半導体素子の冷却効果
を上げる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電力変換装置の一
実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の
電力変換装置の第1の実施形態を示す図で、従来の技術
で示した図5に対応し、請求項3及び請求項5に対応す
る図である。
【0025】図1において、従来の技術で示した図5と
特に異なるところは、上端の半導体素子の裏面側の熱輸
送管の曲げ幅を狭くして個数を4個としたことで、他
は、従来の技術で示した図5の冷却ブロックの大きさと
半導体素子の数及び配置と同一である。
【0026】すなわち、図1で示した冷却ブロック1A
には、上段の半導体素子のうち左側の一対の半導体素子
と右側の一対の半導体素子の裏面側に対して、幅が図5
と比べて約2分の1よりも更に狭い溝が上下2段にあら
かじめ形成されている。
【0027】これらの各溝には、図1(a)に示すよう
に幅の狭いU字状に形成された銅管製の熱輸送管4Aの
底部がそれぞれ挿入され、従来と同様に受熱ブロック1
Aにろう付されている。なお、下側のダイオード3の裏
面側の溝と熱輸送管4C,4Dは、図5と同一である。
【0028】また、これらの熱輸送管4A,4B,4
C,4Dに圧入された放熱板5Aは、外形は図5で示し
た放熱板5Eと同一であるが、上部に対して、4個の熱
輸送管4Aに対応して圧入穴が8箇所形成されている。
【0029】このように熱輸送管4A,4Bが配置され
た電力変換装置においては、中央部に配置された半導体
素子2は、両側の熱輸送管4A,4Bの2本のパイプの
うちの中央側のパイプを流下した冷媒によって冷却され
るので、外側の半導体素子とほぼ同程度の冷却条件で冷
却される。
【0030】したがって、中央部の半導体素子の温度上
昇も両側の半導体素子と同程度に抑えることができるの
で、通電容量の低下を防ぐことができ、電力変換装置の
定格の低下を防ぐことができる。したがって、固定格の
場合には、例えば、熱輸送管4A,4Bの長さを短くす
ることによって、この電力変換装置の外形を抑えること
もできる。
【0031】なお、上記実施の形態においては、上段の
左右の一対の半導体素子の間と熱輸送管4A,4Bの中
心を一致させた場合で説明したが、中央側に僅かに寄せ
て中央側の半導体素子の冷却効果を上げてもよい。
【0032】また、上記実施の形態では、U字状の熱輸
送管4A,4Bとしたが、L字状として吸熱ブロック1
の両側から後方に突き出る熱輸送管を省き、中央部分だ
けとして、中央の半導体素子と両側の半導体素子の温度
上昇値の差を減らしてもよい。
【0033】さらに、上記実施の形態では、半導体素子
2は1段の場合で説明したが、例えば、2段の場合でも
最下段のダイオード3を4個とする(図3(b)参照)
ことで、同様に合計8本の熱輸送管として実施すること
ができる。
【0034】図2は、本発明の電力変換装置の第2の実
施の形態を示す図で、図1に対応し、請求項3に対応す
る図である。図2において、図1と特に異なるところ
は、熱輸送管の幅と配置で、半導体素子の数と配置など
は図1と同一である。
【0035】すなわち、図2(a),(b),(c)に
示した冷却ブロック1Bは、図1で示した冷却ブロック
1Aと外形は同一であるが、図2(b)に示すように上
下に4段の溝が、いわゆる千鳥状にずれて形成され、個
数は4本となっている。
【0036】最上段の溝は、左端が左側の半導体素子の
左端よりも僅かに外側であり、右端は右端の半導体素子
の左側の半導体素子の右端から僅かに外側に突き出てい
る。2段目の溝は、最上段の溝とは逆に、右端が右端の
半導体素子の右端よりも僅かに外側で、左端は左端の半
導体素子の内側の半導体素子の左端から僅かに突き出て
いる。
【0037】3段目の溝は、最上段の溝と左右方向の位
置が同一であり、4段目の溝は、2段目の溝と左右方向
の位置が同一である。したがって、これらの溝に底部が
挿入される熱輸送管4E,4F,4G,4Hの幅も、こ
れらの溝の長さに対応して、図1で示した熱輸送管4
A,4Bと熱輸送管4C,4Dのほぼ中間となってい
る。
【0038】なお、後方への突き出し長さは、上段から
下段まで図1と同様である。また、これらの熱輸送管4
E,4F,4G,4Hに挿入される放熱板5Bの幅も、
図1で示した放熱板5Aと同一で、圧入穴の位置と数だ
けが異なっている。
【0039】このように構成された電力変換装置におい
ては、上段の中間部の半導体素子は、最上段の熱輸送管
4Eと2段目の熱輸送管4Fの2本の熱輸送管を環流す
る冷媒で冷却されるので、両側の半導体素子とほぼ均一
に冷却することができる。
【0040】したがって、下側のダイオード3の熱によ
る影響も緩和することができるので、電力変換装置の通
電容量の低下、すなわち、定格の低下を防ぐことができ
る。図3は、本発明の電力変換装置の第3の実施の形態
を示す図で、前述した図1及び図2に対応し、請求項4
に対応する図である。
【0041】図3において、特に前述した図2と異なる
ところは、半導体素子2とダイオードの数がそれぞれ2
倍となった場合で、半導体素子2とダイオードとで合計
3段に配置され、それに対応して受熱ブロックと放熱板
の上下方向の高さも高くなっている。
【0042】すなわち、半導体素子2は、上下に2段で
合計8個であり、ダイオードは一段で4個となってい
る。これに対応して、熱輸送管と溝の配置は、各段とも
図2の上段の半導体素子2の背面側の配置と同様となっ
ている。
【0043】また、吸熱ブロック1Cの背面側にろう付
された3段の熱輸送管のうち、上段の熱輸送管4E,4
Fと中段の熱輸送管4G,4Hは、幅と長さとも図2で
示した熱輸送管4E,4F,4G,4Hと同一であり、
下段の熱輸送管4J,4Hは、図3(c)に示すように
順に更に長くなっている。
【0044】放熱板5Cも、各熱輸送管4E,4F,4
G,4H,4J,4Kに対応して高さが増え、図2
(b)の正面図に示す受熱ブロック1Cとともにほぼ正
方形に近い形状となっている。
【0045】このように2段4列の半導体素子2と1段
4個のダイオード3が組み込まれた電力変換装置におい
ても、中央部の2個の半導体素子とダイオード3は、こ
れらの後方に上下に対置する2本の熱輸送管によって冷
却されるので、吸熱ブロック1Cの外周部と比べて高い
中央部の吸熱ブロック温度の影響を解消することがで
き、各段の半導体素子2とダイオード3の温度上昇の均
一化を図り、容量の低下を防ぐことができる。
【0046】図4は、本発明の電力変換装置の第4の実
施の形態を示す図で、前述した図1〜図3に対応し、請
求項1に対応する図である。図4において、前述した各
実施の形態で示した図1〜図3と特に異なるところは、
半導体素子2とダイオード3が合計で3列4段に配置さ
れた場合を示す。
【0047】この場合には、ダイオードと一対の半導体
素子2との接続線の長さを減らし、各組のインピーダン
スを等しくするためにダイオード3が中央部に配置され
ている。
【0048】この3列の配置に対応して、各段の半導体
素子2およびダイオード3の背面側に形成された熱輸送
管のために形成された吸熱ブロック1Dの背面側の溝
も、左端の半導体素子と中央のダイオード3の上部と、
中央のダイオード3と右側の半導体素子2の下部の間に
対称的に形成されている。なお、これらの溝に底部が挿
入された熱輸送管も、図4(c)に示すように、最上段
の熱輸送管4Lから最下段の熱輸送管4Tまで順に長さ
が長くなっている。
【0049】このように半導体素子2およびダイオード
3と熱輸送管4L〜4Tが配置された電力変換装置にお
いても、両側の列の半導体素子2と比べて取付位置の関
係で冷却条件の劣る中央の列のダイオード3に対して、
その後方の上下に重なって配置された熱輸送管によっ
て、冷却条件の差を緩和することができるので、通電容
量の低下を防ぎ、定格の低下を防ぐことのできる電力変
換装置を得ることができる。
【0050】なお、上記実施の形態では、半導体素子2
とダイオード3はそれぞれ上下に4段の例で示したが、
段数の如何にかかわらず、3段でも2段でも更に1段の
場合でも同様に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1に対応する発明によれば、吸熱
ブロックの片面に半導体素子が3列に固定され、吸熱ブ
ロックの他面側にヒートパイプ式冷却器の一対の熱輸送
管の基端が半導体素子と対置して上下に埋設された電力
変換装置において、上側の熱輸送管を3列の半導体素子
の片側の半導体素子と中間部の半導体素子に対置させ、
下側の熱輸送管を3列の半導体素子の他側の半導体素子
と中間部の半導体素子に対置させることで、中間部の半
導体素子の後方に2本の熱輸送管を対置させ、両側の半
導体素子の後方には1本の熱輸送管を対置させて、両側
と比べて高温となる吸熱ブロックの中間部で冷却される
半導体素子の冷却条件を向上させたので、定格の低下を
防ぐことのできる電力変換装置を得ることができる。
【0052】請求項2に対応する発明によれば、片側の
半導体素子と他側の半導体素子をスイッチング半導体素
子とし、中間部の半導体素子をスイッチング半導体素子
に接続されるダイオードとすることで、両側のスイッチ
ング半導体素子から中間部のダイオードに接続される電
線の長さを均等且つ短縮したので、定格の低下を防ぎイ
ンダクタンを減らすことのできる電力変換装置を得るこ
とができる。
【0053】請求項3に対応する発明によれば、吸熱ブ
ロックの片面に半導体素子が4列に固定され、吸熱ブロ
ックの他面側にヒートパイプ式冷却器の一対の熱輸送管
の基端が半導体素子と対置して上下に埋設された電力変
換装置において、上側の熱輸送管を4列の半導体素子の
片側の半導体素子とその内側の半導体素子と対置する第
1の熱輸送管と4列の半導体素子の他側の半導体素子と
その内側の半導体素子と対置する第2の熱輸送管で構成
することで、外側の半導体素子は一対の熱輸送管の外側
のパイプと対置させ、内側の半導体素子は一対の熱輸送
管の内側のパイプと対置させたので、定格の低下を防ぐ
ことのできる電力変換装置を得ることができる。
【0054】請求項4に対応する発明によれば、吸熱ブ
ロックの片面に半導体素子が4列に固定され、吸熱ブロ
ックの他面側にヒートパイプ式冷却器の一対の熱輸送管
の基端が半導体素子と対置して上下に埋設された電力変
換装置において、上側の熱輸送管を4列の半導体素子の
片側の半導体素子とその内側の2個の半導体素子と対置
させ、下側の熱輸送管を4列の半導体素子の他側の半導
体素子とその内側の2個の半導体素子と対置させること
で、中間部の半導体素子の後方に2本の熱輸送管を対置
させ、両側の半導体素子の後方には1本の熱輸送管を対
置させて、両側と比べて高温となる吸熱ブロックの中間
部で冷却される半導体素子の冷却条件を向上させたの
で、定格の低下を防ぐことのできる電力変換装置を得る
ことができる。
【0055】請求項5に対応する発明によれば、半導体
素子をスイッチング半導体素子とし、これらのスイッチ
ング半導体素子の下側の吸熱ブロックに、スイッチング
半導体素子に接続されるダイオードを設けることで、ダ
イオードの温度上昇による整流特性の低下を防いだの
で、定格の低下を防ぐことのできる電力変換装置を得る
ことができる。
【0056】請求項7に対応する発明によれば、熱輸送
管をL形とし、吸熱ブロックの後方に突出するパイプを
中央部で対置させることで、外側の半導体素子と比べて
冷却条件が劣る中間部の半導体素子の冷却効果を上げた
ので、定格の低下を防ぐことのできる電力変換装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力変換装置の第1の実施の形態を示
す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右
側面図。
【図2】本発明の電力変換装置の第2の実施の形態を示
す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右
側面図。
【図3】本発明の電力変換装置の第3の実施の形態を示
す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右
側面図。
【図4】本発明の電力変換装置の第4の実施の形態を示
す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右
側面図。
【図5】従来の電力変換装置の実施形態を示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E…吸熱ブロック、2…半
導体素子、3…ダイオード、4A,4B,4C,4D,
4E,4F,4G,4H,4J,4K,4L,4M,4
N,4P,4Q,4R,4S,4T…熱輸送管、5A,
5B,5C,5D,5E…放熱板、6…仕切板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 隆 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5H006 BB05 CA01 CA05 CA07 CB01 CC02 HA04 5H007 BB06 CA01 CA03 CB05 CC03 HA03 HA06 5H740 BA01 BA11 BB05 BB07 BB08 BB10 MM08 PP06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸熱ブロックの片面に半導体素子が3列
    に固定され、前記吸熱ブロックの他面側にヒートパイプ
    式冷却器の一対の熱輸送管の基端が前記半導体素子と対
    置して上下に埋設された電力変換装置において、前記上
    側の熱輸送管を前記3列の半導体素子の片側の半導体素
    子と中間部の半導体素子に対置させ、前記下側の熱輸送
    管を前記3列の半導体素子の他側の半導体素子と中間部
    の半導体素子に対置させたことを特徴とする電力変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記片側の半導体素子と他側の半導体素
    子をスイッチング半導体素子とし、前記中間部の半導体
    素子を前記スイッチング半導体素子に接続されるダイオ
    ードとしたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装
    置。
  3. 【請求項3】 吸熱ブロックの片面に半導体素子が4列
    に固定され、前記吸熱ブロックの他面側にヒートパイプ
    式冷却器の一対の熱輸送管の基端が前記半導体素子と対
    置して上下に埋設された電力変換装置において、前記上
    側の熱輸送管を前記4列の半導体素子の片側の半導体素
    子とその内側の半導体素子と対置する第1の熱輸送管と
    前記4列の半導体素子の他側の半導体素子とその内側の
    半導体素子と対置する第2の熱輸送管で構成したことを
    特徴とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】 吸熱ブロックの片面に半導体素子が4列
    に固定され、前記吸熱ブロックの他面側にヒートパイプ
    式冷却器の一対の熱輸送管の基端が前記半導体素子と対
    置して上下に埋設された電力変換装置において、前記上
    側の熱輸送管を前記4列の半導体素子の片側の半導体素
    子とその内側の2個の半導体素子と対置させ、前記下側
    の熱輸送管を前記4列の半導体素子の他側の半導体素子
    とその内側の2個の半導体素子と対置させたことを特徴
    とする電力変換装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体素子をスイッチング半導体素
    子とし、これらのスイッチング半導体素子の下側の前記
    吸熱ブロックに、前記スイッチング半導体素子に接続さ
    れるダイオードを設けたことを特徴とする請求項3又は
    請求項4記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 前記熱輸送管をU字状としたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項5記載の電力変換装置。
  7. 【請求項7】 前記熱輸送管をL形とし、前記吸熱ブロ
    ックの後方に突出するパイプを中央部で対置させたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項5記載の電力変換装
    置。
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