JP2001251839A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JP2001251839A
JP2001251839A JP2000057975A JP2000057975A JP2001251839A JP 2001251839 A JP2001251839 A JP 2001251839A JP 2000057975 A JP2000057975 A JP 2000057975A JP 2000057975 A JP2000057975 A JP 2000057975A JP 2001251839 A JP2001251839 A JP 2001251839A
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rotor magnet
pole pieces
yokes
stepping motor
pair
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JP2000057975A
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Koichi Sato
浩一 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータ磁石の軸方向移動を低減することが可
能なステッピングモータを提供する。 【解決手段】 回転軸2を有するロータ磁石1と、この
ロータ磁石1の外周に配置される一対の励磁コイル3,
4と、これら励磁コイル3,4と組み合わされてロータ
磁石1に回転力を与える一対のヨーク5,6とを有し、
これらヨーク5,6の各々がロータ磁石1を挟むように
間隔を空けて延びロータ磁石1の回転周面に対向する対
向部55,56,65,66を有する一対の磁極片5
2,53,62,63を備え、これら磁極片52,5
3,62,63は、ヨーク5,6毎に対をなす磁極片5
2,53の各対向部55,56どうし、及び磁極片6
2,63の対向部65,66どうし、並びにヨーク5,
6毎に異なる磁極片52,63の対向部55,65どう
し、及び磁極片53,62の対向部56,66どうしが
ロータ磁石1の軸方向に離間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば車両用コンビ
ネーションメータに内蔵され、所定の計測量に応じて指
針を回転させるに好適なステッピングモータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車のコンビネーション
メータの分野では、一般的に普及している交差コイル型
可動磁石式計器に替えてステッピングモータが使用され
るようになってきた。ステッピングモータは、デジタル
制御が容易でしかも大きな駆動トルクを得やすい等のメ
リットを有し、指針駆動用に改良を加えた様々な構造が
提案されている。
【0003】その多くは、永久磁石からなるロータ磁石
と、このロータを回転させるための磁界を発生させる一
対の励磁コイルと、これら励磁コイルに発生した磁界を
ロータ磁石に導いて回転力を与えるヨークとを備え、例
えば特開平9−47006号公報に示されているよう
に、一対のヨークと一つの励磁コイルを組み合わせてな
る環状のステータ体を、ロータ磁石の軸方向に2個積層
配置したものや、特開平8−242570号公報に示さ
れているように、一対の磁極片を有する平板形ヨークと
これに巻かれた一つの励磁コイルとでなる2つのステー
タ体をロータ磁石の軸方向に2個積層配置したものが知
られている。
【0004】ところで、このような構造のステッピング
モータにあっては、計測量に応じて一対の励磁コイルの
それぞれに電気角位相の異なる駆動信号、具体的には一
周期がsin,cosの基本波形にて変化する電圧信号
を供給することで各励磁コイル毎に所定の磁界を発生さ
せ、この磁界をヨークにてロータ磁石に導いて作用させ
ることにより、ロータ磁石に計測量に見あった回転力を
与えるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
公報のように、励磁コイルと組み合わされるヨークをロ
ータ磁石の軸方向に重ねる構造では、電気角位相の異な
る駆動信号供給に伴う各励磁コイルどうしの励磁バラン
スに応じて、ロータ磁石に軸方向への力が働き、これに
よりロータ磁石が軸方向に上下動し、性能の悪化につな
がるという問題を有している。
【0006】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、その主な目的は、ロータ磁石の軸方向移動を低減す
ることが可能なステッピングモータを提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、回転軸を有するロータ磁石と、このロータ
磁石の外周に配置される一対の励磁コイルと、これら励
磁コイルと組み合わされて前記ロータ磁石に回転力を与
える一対のヨークとを有し、これらヨークの各々は前記
ロータ磁石を挟むように間隔を空けて延び前記ロータ磁
石の周面に対向する対向部を有する少なくとも一対の磁
極片を備え、これら磁極片は前記ヨーク毎に対をなす前
記各磁極片どうしの対向部及び前記ヨーク毎に異なる前
記各磁極片どうしの対向部が前記ロータ磁石の軸方向に
離間することを特徴とするステッピングモータ。
【0008】また本発明は、前記目的を達成するため、
回転軸を有するロータ磁石と、このロータ磁石の外周に
配置される一対の励磁コイルと、これら励磁コイルと組
み合わされて前記ロータ磁石に回転力を与える一対のヨ
ークとを有し、これらヨークの各々は前記ロータ磁石を
挟むように間隔を空けて延び前記ロータ磁石の周面に対
向する対向部を有する少なくとも一対の磁極片を備え、
前記ヨーク毎に異なる前記各磁極片の2組の対向部のう
ち、一方の組の前記対向部が前記ロータ磁石の軸方向周
面中央部に対向し、他の組の前記対向部が前記ロータ磁
石の軸方向に離間することを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記目的を達成するため、
回転軸を有するロータ磁石と、このロータ磁石の外周に
配置される一対の励磁コイルと、これら励磁コイルと組
み合わされて前記ロータ磁石に回転力を与える一対のヨ
ークとを有し、これらヨークの各々は前記ロータ磁石を
挟むように間隔を空けて延び前記ロータ磁石の周面に対
向する対向部を有する少なくとも一対の磁極片を備え、
前記ヨーク毎に異なる2組の前記各磁極片のうち、一方
の組の前記磁極片が前記ロータ磁石の軸方向に対し非接
触状態に交差し、且つ全ての前記磁極片の前記対向部が
前記ロータ磁石の軸方向周面中央部に対向することを特
徴とする。
【0010】また本発明は、前記励磁コイルは前記磁極
片間に位置して前記ロータ磁石の軸方向中央部周面に対
向することを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記励磁コイルはその中心
軸が前記ロータ磁石の直径方向に沿って延びることを特
徴とする。
【0012】また本発明は、前記ヨークに前記励磁コイ
ルに挿入される中央磁極片を設けたことを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記ヨーク毎に対をなす前
記磁極片は略平行に延びており、これら磁極片間の中心
を通る前記各ヨークの中央軸線が所定の角度を有して交
わることを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記ヨークにおいて前記中
央磁極片と前記各磁極片は略平行に延びており、前記中
央磁極片を通る前記各ヨークの中央軸線が所定の角度を
有して交わることを特徴とする。
【0015】また本発明は、前記ヨーク毎に異なる前記
各磁極片のうち、一組の磁極片が前記ロータ磁石の軸方
向に所定の間隔を有して交差することを特徴とする。
【0016】また本発明は、前記所定の角度は略90度
であることを特徴とする。
【0017】また本発明は、前記所定の角度は略135
度であることを特徴とする。
【0018】また本発明は、前記ロータ磁石はN極とS
極とが2極着磁されてなることを特徴とする。
【0019】また本発明は、前記ロータ磁石はN極とS
極とが交互に4極着磁されてなることを特徴とする。
【0020】また本発明は、前記各ヨークは平板状の金
属プレートを打ち抜いて形成されることを特徴とする。
【0021】また本発明は、前記各ヨークは互いに異な
る平面向きとなるように傾けて配置されることを特徴と
する。
【0022】また本発明は、前記回転軸とは所定間隔を
隔てて偏心配置された出力軸を有し、前記回転軸には前
記ロータ磁石に連動する第1の歯車が設けられ、前記出
力軸には前記第1の歯車に連動して前記出力軸を駆動す
る第2の歯車が設けられることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の実施形態を説明する。
【0024】図1から図3は、本発明の第1の実施形態
を示すもので、図1はステッピングモータの平面図、図
2は図1中、矢印A方向からステッピングモータを見た
場合の要部側面図、図3は図1中、矢印B方向からステ
ッピングモータを見た場合の要部側面図である。
【0025】図1において、ステッピングモータは、ロ
ータ磁石1と、このロータ磁石1を支持する回転軸2
と、ロータ磁石1の外周に配置される一対の励磁コイル
3,4と、これら励磁コイルと組み合わされてロータ磁
石1に回転力を与える一対のヨーク5,6と、ロータ磁
石1と同体的に回転するよう回転軸2に支持される第1
の歯車7と、回転軸2に対して偏心した位置に配置され
る出力軸8と、この出力軸8に固定されると共に第1の
歯車7と連結され、ロータ磁石1の回転に応じて出力軸
8を回転させる第2の歯車9とから構成され、出力軸8
に指針Pが連結される。
【0026】ロータ磁石1は、N極とS極が放射状に且
つ交互に等面積ずつ4極着磁された円盤状のプラスチッ
クマグネットからなり、その中心に回転軸2が圧入固定
されている。
【0027】励磁コイル3,4は、これらを保持する絶
縁材料からなるボビン形状の巻枠31,41に巻回保持
され、巻回時の軸線となる各々の中心軸C1,C2が、
ロータ磁石1の直径方向に延びてロータ磁石1の中心部
CPで所定の角度を有して交わるように配置されてお
り、本実施形態の場合、各中心軸C1,C2は、略13
5度の交差角をもって交わるよう設定されている。
【0028】各ヨーク5,6、この場合、第1のヨーク
5と第2のヨーク6は、共に金属製平板を略「E」形に
打ち抜いた後、曲げや絞り加工等を行わずに形成された
形状の等しい金属部材からなり、各励磁コイル3,4の
中心軸C1,C2に沿ってロータ磁石1の直径方向(ロ
ータ磁石1の中心部CP)に向けて延びる中央磁極片5
1,61と、この中央磁極片51,61とは所定間隔を
空けてロータ磁石1を挟むように延びる一対の磁極片5
2,53,62,63を有しており、これら中央磁極片
51,61と、磁極片52,53,62,63の先端側
には、ロータ磁石1の回転周面に対向して磁界作用を与
える対向部54,55,56,64,65,66がそれ
ぞれ形成されている。また励磁コイル3,4は、枠体3
1,41に形成した孔32,42通じて中央磁極片5
1,61に挿入され、これにより各磁極片52,53並
びに各磁極片62,63間に励磁コイル3,4が位置
し、励磁コイル3,4のロータ磁石1側端面は、ロータ
磁石1の回転周面に対向する。
【0029】磁極片52,53,62,63並びに中央
磁極片51,61は、各ヨーク5,6単位で略平行に延
びており、ヨーク5,6毎にロータ磁石1を挟んで対を
なす2組の磁極片52,53,62,63のうち、磁極
片52,53の各対向部55,56どうし、磁極片6
2,63の各対向部65,66どうし、並びにヨーク
5,6毎に異なり互いに隣接する2組の磁極片52,6
3,53,62のうち、一方の組の磁極片52,63の
対向部55,65どうし、他方の組の磁極片53,62
の対向部56,66どうしの全ての位置関係が、ロータ
磁石1の軸方向両端側に離間するように、しかも各ヨー
ク5,6の中央磁極片51,61の各対向部54,64
がロータ磁石1の軸方向中央部周面に対向するように、
各ヨーク5,6どうしが異なる平面向きとなるように、
傾けて配置されている。
【0030】すなわち、組み付け状態において、ヨーク
5,6毎に対をなす磁極片52,53の各対向部55,
56どうしを結ぶ軸線と、磁極片62,63の各対向部
65,66どうしを結ぶ軸線とが、ロータ磁石1の中心
部CP(励磁コイル3,4の中心軸C1,C2の交点部
分、または後述する各ヨーク5,6の中央軸線の交点部
分)で交わって図1に示した平面視及び図2,図3に示
した側面視において、各軸線どうしが「X」字状となる
ように、各ヨーク5,6が配置されている。しかもヨー
ク5,6毎に異なる対向部55,66どうし、並びに対
向部56,65どうしのロータ磁石1の軸方向各端部か
らの距離が略同じとなるように設定されている。
【0031】また組み付け状態において、各磁極片5
2,53間、並びに各磁極片62,63間の中心、すな
わち、中央磁極片51,61の中心を通る各ヨーク5,
6の中央軸線C3,C4は、ロータ磁石1の中心部CP
を通り、この部分で交わるように励磁コイル5,6の中
心軸C1,C2と略一致しており、従って、各ヨーク
5、6の中央軸線C3,C4は、ロータ磁石1の中心部
CPで略135度の交差角をもって交わるものである。
このように各コイル5,6を配置することで、ヨーク
5,6毎に異なる各磁極片52,63、各磁極片53,
62のうち、一組の磁極片53,62がロータ磁石1の
軸方向に所定の間隔を有して交差している。
【0032】以上のように、本実施形態では、回転軸2
を有するロータ磁石1と、このロータ磁石1の外周に配
置される一対の励磁コイル3,4と、これら励磁コイル
3,4と組み合わされてロータ磁石1に回転力を与える
一対のヨーク5,6とを有し、これらヨーク5,6の各
々がロータ磁石1を挟むように間隔を空けて延びロータ
磁石1の回転周面に対向する対向部55,56,65,
66を有する一対の磁極片52,53,62,63を備
え、これら磁極片52,53,62,63は、ヨーク
5,6毎に対をなす磁極片52,53の各対向部55,
56どうし、磁極片62,63の対向部65,66どう
し、並びにヨーク5,6毎に異なる磁極片52,63の
対向部55,65どうし、磁極片53,62の対向部5
6,66どうしがロータ磁石1の軸方向に離間すること
により、電気角位相の異なる駆動信号供給に伴う各励磁
コイル5,6どうしの励磁バランスに応じてロータ磁石
1に働く軸方向への力を低減でき、ロータ磁石1の軸方
向移動による性能低下を抑制することができる。
【0033】また本実施形態では、励磁コイル3,4を
ヨーク5,6の磁極片52,53間、磁極片62,63
間に配置したことにより、励磁コイル3,4にて発生す
る磁界を効率よく、ロータ磁石1に作用させることがで
きる。
【0034】また本実施形態では、励磁コイル3,4の
中心軸C1,C2がロータ磁石1の直径方向に沿って延
びることによっても磁気回路効率を高めている。
【0035】また本実施形態では、ヨーク5,6に励磁
コイル3,4に挿入される中央磁極片51,61を設け
たことにより、励磁コイル3,4に発生する磁界効率を
高め、しかも本実施形態では特に、中央磁極片51,6
1がロータ磁石1に向けて延びるため、ロータ磁石1に
作用するヨーク5,6の作用点を増加させ、これにより
トルクアップを図ることができる。
【0036】また本実施形態では、ヨーク5,6毎に対
をなす磁極片52,53,62,63は略平行に延びて
おり、これら磁極片52,53,62,63間の中心を
通る各ヨーク5,6の中央軸線C3,C4が所定の角
度、特に略135度で交わるよう構成し、且つロータ磁
石1の着磁数をN極とS極とが交互に4極となるよう設
定したことにより、ロータ磁石1を安定的に回転動作さ
せることができる。
【0037】また本実施形態では、各ヨーク5,6が平
板状の金属プレートを打ち抜いて形成されることによ
り、ヨーク5,6を安価に形成することができる。
【0038】各ヨーク5,6を平板状の金属プレートに
て形成する場合、各ヨーク5,6を互いに異なる平面向
きとなるように傾けて配置すると有利である。
【0039】図4は本発明の第2の実施形態を示す要部
平面図、図5は同実施形態の要部側面図であり、基本構
造は前記第1の実施形態と同様であるが、本実施形態で
は各ヨーク5,6毎に異なる各磁極片52,63,5
3,62の2組の対向部55,65,56,66のう
ち、一方の組の対向部55,65、及び中央磁極片5
1,61の各対向部54,64が、ロータ磁石の軸方向
周面中央部に対向し、他の組の対向部56,66がロー
タ磁石1の軸方向に離間しており、対向部56,66の
離間を可能とするために各磁極片53,62には、迂回
部53a、62aが形成されている。なお本実施形態で
は、対向部55,56,56,66はロータ軸2に向け
て屈曲または延びている。
【0040】かかる構成により、各対向部56,66が
ロータ磁石1の軸方向に離間するため、前記第1の実施
形態と略同等の効果を期待できる。
【0041】図6は本発明の第3の実施形態を示す要部
平面図、図7は同実施形態の要部側面図であり、基本構
造は前記第1,第2実施形態と同様であるが、本実施形
態では、ヨーク5,6毎に異なる2組の各磁極片52,
63,53,62のうち、一方の組の磁極片53,62
がロータ磁石1の軸方向に対し非接触状態に交差しつ
つ、全ての磁極片52,63,53,62の対向部5
5,56,65,66がロータ磁石の軸方向周面中央部
に対向しており、磁極片53,62を非接触状態に交差
させるようこれらに磁極片53,62には、アーチ状の
迂回部53a、62aが形成されている。
【0042】かかる構成により、各対向部56,66が
ロータ磁石1の軸方向に離間するため、前記第1,第2
の実施形態と略同等の効果を期待できる。
【0043】なお、前述第1〜第3の実施形態では、ヨ
ーク5,6のそれぞれが中央磁極片51,61を有する
略「E」字形に設定したが、これら各実施形態におい
て、ヨーク5,6は例えば本発明の第4の実施形態とし
て図8に示すように、略「U」字形となすこともでき
る。なおヨーク5,6を中央磁極片51,61を持たな
い形状に設定する場合、各ヨーク5,6の中央軸線C
3,C4がロータ磁石1の中心部CPで略90度の交差
角をもって交わるように構成すると共に、ロータ磁石1
をN極とS極との2極に設定すると好都合である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、回転軸
を有するロータ磁石と、このロータ磁石の外周に配置さ
れる一対の励磁コイルと、これら励磁コイルと組み合わ
されて前記ロータ磁石に回転力を与える一対のヨークと
を有し、これらヨークの各々は前記ロータ磁石を挟むよ
うに間隔を空けて延び前記ロータ磁石の周面に対向する
対向部を有する少なくとも一対の磁極片を備え、これら
磁極片は前記ヨーク毎に対をなす前記各磁極片どうしの
対向部及び前記ヨーク毎に異なる前記各磁極片どうしの
対向部が前記ロータ磁石の軸方向に離間することによ
り、ロータ磁石の軸方向移動を低減することが可能なス
テッピングモータを提供できる。
【0045】また本発明は、回転軸を有するロータ磁石
と、このロータ磁石の外周に配置される一対の励磁コイ
ルと、これら励磁コイルと組み合わされて前記ロータ磁
石に回転力を与える一対のヨークとを有し、これらヨー
クの各々は前記ロータ磁石を挟むように間隔を空けて延
び前記ロータ磁石の周面に対向する対向部を有する少な
くとも一対の磁極片を備え、前記ヨーク毎に異なる前記
各磁極片の2組の対向部のうち、一方の組の前記対向部
が前記ロータ磁石の軸方向周面中央部に対向し、他の組
の前記対向部が前記ロータ磁石の軸方向に離間すること
により、ロータ磁石の軸方向移動を低減することが可能
なステッピングモータを提供できる。
【0046】また本発明は、回転軸を有するロータ磁石
と、このロータ磁石の外周に配置される一対の励磁コイ
ルと、これら励磁コイルと組み合わされて前記ロータ磁
石に回転力を与える一対のヨークとを有し、これらヨー
クの各々は前記ロータ磁石を挟むように間隔を空けて延
び前記ロータ磁石の周面に対向する対向部を有する対向
する少なくとも一対の磁極片を備え、前記ヨーク毎に異
なる2組の前記各磁極片のうち、一方の組の前記磁極片
が前記ロータ磁石の軸方向に対し非接触状態に交差し、
且つ全ての前記磁極片の前記対向部が前記ロータ磁石の
軸方向周面中央部に対向することにより、ロータ磁石の
軸方向移動を低減することが可能なステッピングモータ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるステッピングモ
ータの平面図。
【図2】図1中、矢印A方向から見た場合の要部側面
図。
【図3】図1中、矢印B方向から見た場合の要部側面
図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す要部平面図。
【図5】図4の要部平面図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す要部平面図。
【図7】図6の要部平面図。
【図8】本発明の第3の実施例を示す要部平面図。
【符号の説明】
1 ロータ磁石 2 回転軸 3,4 励磁コイル 5,6 ヨーク 7 第1の歯車 8 出力軸 9 第2の歯車 52,53,62,63 磁極片 55,56,65,66 対向部 CP 中心部 P 指針

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を有するロータ磁石と、このロー
    タ磁石の外周に配置される一対の励磁コイルと、これら
    励磁コイルと組み合わされて前記ロータ磁石に回転力を
    与える一対のヨークとを有し、これらヨークの各々は前
    記ロータ磁石を挟むように間隔を空けて延び前記ロータ
    磁石の周面に対向する対向部を有する少なくとも一対の
    磁極片を備え、これら磁極片は前記ヨーク毎に対をなす
    前記各磁極片どうしの対向部及び前記ヨーク毎に異なる
    前記各磁極片どうしの対向部が前記ロータ磁石の軸方向
    に離間することを特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 回転軸を有するロータ磁石と、このロー
    タ磁石の外周に配置される一対の励磁コイルと、これら
    励磁コイルと組み合わされて前記ロータ磁石に回転力を
    与える一対のヨークとを有し、これらヨークの各々は前
    記ロータ磁石を挟むように間隔を空けて延び前記ロータ
    磁石の周面に対向する対向部を有する少なくとも一対の
    磁極片を備え、前記ヨーク毎に異なる前記各磁極片の2
    組の対向部のうち、一方の組の前記対向部が前記ロータ
    磁石の軸方向周面中央部に対向し、他の組の前記対向部
    が前記ロータ磁石の軸方向に離間することを特徴とする
    ステッピングモータ。
  3. 【請求項3】 回転軸を有するロータ磁石と、このロー
    タ磁石の外周に配置される一対の励磁コイルと、これら
    励磁コイルと組み合わされて前記ロータ磁石に回転力を
    与える一対のヨークとを有し、これらヨークの各々は前
    記ロータ磁石を挟むように間隔を空けて延び前記ロータ
    磁石の周面に対向する対向部を有する少なくとも一対の
    磁極片を備え、前記ヨーク毎に異なる2組の前記各磁極
    片のうち、一方の組の前記磁極片が前記ロータ磁石の軸
    方向に対し非接触状態に交差し、且つ全ての前記磁極片
    の前記対向部が前記ロータ磁石の軸方向周面中央部に対
    向することを特徴とするステッピングモータ。
  4. 【請求項4】 前記励磁コイルは前記磁極片間に位置し
    て前記ロータ磁石の軸方向中央部周面に対向することを
    特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一つに記
    載のステッピングモータ。
  5. 【請求項5】 前記励磁コイルはその中心軸が前記ロー
    タ磁石の直径方向に沿って延びることを特徴とする請求
    項4記載のステッピングモータ。
  6. 【請求項6】 前記ヨークに前記励磁コイルに挿入され
    る中央磁極片を設けたことを特徴とする請求項3から請
    求項5のうち何れか一つに記載のステッピングモータ。
  7. 【請求項7】 前記ヨーク毎に対をなす前記磁極片は略
    平行に延びており、これら磁極片間の中心を通る前記各
    ヨークの中央軸線が所定の角度を有して交わることを特
    徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一つに記載
    のステッピングモータ。
  8. 【請求項8】 前記ヨークにおいて前記中央磁極片と前
    記各磁極片は略平行に延びており、前記中央磁極片を通
    る前記各ヨークの中央軸線が所定の角度を有して交わる
    ことを特徴とする請求項6記載のステッピングモータ。
  9. 【請求項9】 前記ヨーク毎に異なる前記各磁極片のう
    ち、所定の一組の磁極片が前記ロータ磁石の軸方向に所
    定の間隔を有して交差することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のステッピングモータ。
  10. 【請求項10】 前記所定の角度は略90度であること
    を特徴とする請求項7もしくは請求項9記載のステッピ
    ングモータ。
  11. 【請求項11】 前記所定の角度は略135度であるこ
    とを特徴とする請求項6もしくは請求項8記載のステッ
    ピングモータ。
  12. 【請求項12】 前記ロータ磁石はN極とS極とが2極
    着磁されてなることを特徴とする請求項10記載のステ
    ッピングモータ。
  13. 【請求項13】 前記ロータ磁石はN極とS極とが交互
    に4極着磁されてなることを特徴とする請求項11記載
    のステッピングモータ。
  14. 【請求項14】 前記各ヨークは平板状の金属プレート
    を打ち抜いて形成されることを特徴とする請求項1記載
    のステッピングモータ。
  15. 【請求項15】 前記各ヨークは互いに異なる平面向き
    となるように傾けて配置されることを特徴とする請求項
    14記載のステッピングモータ。
  16. 【請求項16】 前記回転軸とは所定間隔を隔てて偏心
    配置された出力軸を有し、前記回転軸には前記ロータ磁
    石に連動する第1の歯車が設けられ、前記出力軸には前
    記第1の歯車に連動して前記出力軸を駆動する第2の歯
    車が設けられることを特徴とする請求項1から請求項3
    のうち何れか一つに記載のステッピングモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040003254A (ko) * 2002-07-02 2004-01-13 안기원 스텝모터의 고정자 구조

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KR20040003254A (ko) * 2002-07-02 2004-01-13 안기원 스텝모터의 고정자 구조

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