JP2001251803A - メタル軸受の起動装置 - Google Patents

メタル軸受の起動装置

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JP2001251803A
JP2001251803A JP2000058479A JP2000058479A JP2001251803A JP 2001251803 A JP2001251803 A JP 2001251803A JP 2000058479 A JP2000058479 A JP 2000058479A JP 2000058479 A JP2000058479 A JP 2000058479A JP 2001251803 A JP2001251803 A JP 2001251803A
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JP
Japan
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metal
cylinder
rotating shaft
bearing
passive wheel
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Pending
Application number
JP2000058479A
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English (en)
Inventor
Saburo Ozawa
三郎 小沢
Masayuki Egami
雅之 江上
Tsutomu Takizawa
勉 滝沢
Satoru Taneda
悟 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタル軸受を使用した回転電気機器の起動ト
ルクを小さくするための起動装置を提供する。 【解決手段】 メタル軸受部の外側にシリンダーを配設
し、このシリンダーのロッドでメタルを介して回転軸を
動かすか、または回転軸を直接動かして回転軸とメタル
間に油膜を形成した後に、回転電気機器を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電気機器、特に
動力計におけるメタル軸受の起動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転電気機器においては、回転体が受け
る荷重を軸受も受けるため、軸受においては回転軸との
間での摩耗を減らす手段がとられているが、その手段と
して接触面に潤滑のための油面を形成することにより、
摩擦を減少させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軸受を動圧式メタルと
した場合、起動後においては回転軸と軸受との間には潤
滑油が介在することにより非常に小さな摩擦係数となっ
ているが、起動前においては、回転軸と軸受(メタル)
とは油面が形成されずに金属接触となっているため摩擦
係数が大となって、起動トルクが大きくなっている。こ
のため、特に動力計の場合のように、エンジン等の負荷
装置として用いたときには、起動時にトルクが大きいこ
とによってエンジンの特性が十分測定できない問題を有
している。なお、従来、起動、停止時に流動性の油膜を
形成させて、摩擦トルク及び摩耗を低減するために、高
圧のオイル供給装置を具備しているものは存在するが、
複雑な配管系統により運転操作やメンテナンスに習熟が
必要であり、また装置自体は高価となっている。
【0004】本発明の目的は、回転電気機器の起動時に
おいて、回転軸と軸受との間に油膜を形成させる起動測
定を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持枠に固着
されたケース内に注油装置を有するメタル軸受を配設
し、この軸受で回転軸が支承される回転電気機器におい
て、前記メタルを複数個に分割し、前記ケースの内径曲
率より小さな曲率で形成されたメタルを係止部材を介し
てケース内に取り付け、この係止部材にて取り付けられ
たメタルを回転電気機器の固定側に配置されたシリンダ
ーのロッドにて押圧するよう構成したものである。
【0006】また、本発明は前記シリンダーロッドにて
押圧するメタルは、前記回転軸の最下位に位置するメタ
ルと隣接したメタルとしたものである。
【0007】他の本発明は、注油装置を有するメタル軸
受にて回転軸が支承される回転電気機器において、前記
回転軸に受動輪を設け、且つ、前記回転電気機器の固定
側に設けられた回転部材を介して支持体を設け、この支
持体に前記受動輪と係合する駆動輪を有した駆動モータ
を固着すると共に、前記駆動輪と受動輪とを係合すべく
支持体を介して移動させるシリンダーを前記固定側に設
けたものである。
【0008】さらに本発明は、前記支持体の一端に摩擦
部材を設け、前記シリンダーの駆動によって摩擦部材と
前記受動輪とを接合させるよう構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
第1の実施例で、動力計におけるメタル軸受の部分図を
示したものである。1は回転軸、2は分割されたメタル
で、ここでは2A、2B、2C、2Dおよび2Eと5分
割されてケース3に配設され、(c)図で示すように、
個々のメタルは周方向に移動できないよう係止部材であ
るボルト4によってケース3に係止されている。メタル
2は、その底部の曲率とケース3の内側との曲率を異に
しており、ボルト4によって係止はされているが、ボル
ト位置を中心として軸芯方向に動くように取り付けられ
る。ケース3は、支持枠5によって固定されている。6
はシリンダーで、図示省略された空気又は油での駆動装
置によって駆動され、ストロークは比較的小さなものが
使用されるが、そのシリンダーのロッド6Aは、支持枠
5、ケース3を貫通してメタル2を底部から押圧できる
ように構成されて、シリンダー自体は支持枠5に固定さ
れている。なお、このシリンダーロッド6Aの位置は、
メタルの周方向位置のどの点でもよいが、回転軸1の最
下位のメタルである2Aは回転軸の重量を最も受けてい
るので、好ましくは2Aの左右のメタルである2Bか2
Eの底部よりシリンダーにて押圧して当該メタルと接触
している回転軸1を左又は右に移動できるように取り付
けられる。
【0010】以上のように構成されたものにおいて、回
転機の停止時には、図1(a)で示すように、回転軸1
はその最下位の部位においてメタル2Aと最も接触して
いる。したがって、このまま回転機を起動させた場合
は、接触面においては油膜は形成されておらずに金属ど
うしでの接触であるので、摩擦係数は大で起動トルクは
大きくなっている。本発明においては、この起動に先立
ってシリンダー6を駆動し、シリンダーロッド6Aを軸
芯方向に移動してメタル2(ここでは2B)を底部から
押圧する。メタル2Bの底部曲率とケース3の内径曲率
との関係は、メタル側の曲率が小さく形成されているこ
とによって、メタル2Bは(c)図の点線で示すように
軸芯方向に移動される。
【0011】図2は、この状態を説明するための模式図
で、メタル2Bが矢印方向に押圧されたことによって、
回転軸1は実線の位置から点線で示す位置に動かされ
る。これによって、回転軸1とメタル2Aとの間でhの
間隔が生ずる。この間隙より図示省略された軸受注油装
置から油が侵入する。したがって、一定時間、図2の状
態を保持した後に、シリンダーを元に戻せば、その間に
おいて最下位の回転軸とメタルとの間に油膜が形成され
ているので、回転機の起動時には摩擦係数は小さくなっ
ており、起動トルクは小さい。
【0012】図3は第2の実施例を示したものである。
この実施例は、回転軸を外部から回転させながら油膜を
形成させるようにしたものである。同図において、7は
メタル軸受部で、ベッド9に固定されて回転軸1を支承
している。8は受動輪で、この受動輪8は回転軸1と一
体的に構成してもよいが、実施例ではギヤまたは円板よ
りなって回転軸1に固着されている。また、この受動輪
8の取り付け位置は、メタル軸受部7の外側(図面右
側)でもよい。10は駆動モータ11によって回動され
る駆動輪で、この駆動輪10はギヤまたは円板よりなっ
て、後述するシリンダー14の動作によって受動輪8と
噛合もしくは接合する。12は駆動モータ11が固着さ
れる支持体で、この支持体12の反モータ側は回転部材
13に固定されている。回転部材13は、ベッド9に固
定された軸受けを介して回動する。シリンダー14は、
ベッド9に固定されており、そのロッド14Aは支持体
12の好ましくは上部位置に固着されている。
【0013】次に動作を説明すると、空気または油によ
って作動するシリンダー14を駆動し、ロッド14Aを
延伸させると、支持体12は、回転部材13を支点とし
て移動し、駆動輪10と受動輪8とを噛合もしくは接合
させ、この位置にてシリンダー14を停止させる。この
状態で駆動モータ11を駆動すると、駆動輪10、受動
輪8を介して回転軸1は回動する。この回動は、回転軸
1を5m/minのゆっくりしたスピードで180°程
度回転させると、回転軸とメタル間には軸受注油装置よ
り油が流れ込み、油膜を形成する。したがって、摩擦係
数が下がって回転機の起動トルクが小さくなる。この実
施例においては、構造が比較的簡単であり、図1のよう
にメタル等の操作を必要としないので、機構上の部品に
よる油漏れは生じない。
【0014】図4は他の実施例を示したもので、20は
受動輪、21は摩擦部材で、この摩擦部材21は、程よ
いバネ定数を有した弾性体よりなって、支持体22に固
定されているいる。なお、受動輪21は設けなく、回転
軸1で代行してもよい。他は図3と同様であるので説明
は省略する。この実施例においては、シリンダー14を
駆動してロッド14Aを延伸させると、支持体22はス
イングして摩擦部材21と受動輪20とを接触する。さ
らにスイングして行くと摩擦部材21は受動輪20の曲
面で圧縮されながらスイングし、ついには回転軸1を回
転させながら下方から持ち上げる。これによって、回転
軸とメタル間には軸受注油装置より油が流れ込み、油膜
を形成する。したがって、摩擦係数が下がって起動トル
クが小さくなる。
【0015】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、回転機
の起動に先立って回転軸の最下部とメタル間に隙間を設
け、その隙間に油膜を形成させるようにしたものである
から、起動トルクが小さくなり、エンジン等の特性測定
が精度よく可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す第1の実施例で、
(a)はメタル軸受部の断面図。(b)は同上部分側面
図。(c)は部分拡大図。
【図2】本発明を説明するための模式図。
【図3】本発明の第2の実施例で、(a)はメタル軸受
部の部分図。(b)は同上側面図。(c)は本実施例に
使用される起動装置の構成図。
【図4】本発明の第3の実施例で、(a)はメタル軸受
部の部分図。(b)は本実施例に使用される起動装置の
構成図。
【符号の説明】
1…回転軸 2…メタル 3…ケース 4…係止部材 5…支持枠 6、14…シリンダー 7…メタル軸受部 8、20…受動輪 9…ベッド 10…駆動輪 11…駆動モータ 12、22…支持体 13…回転部材
フロントページの続き (72)発明者 滝沢 勉 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 種田 悟 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 Fターム(参考) 3J011 AA10 BA17 JA02 KA02 LA06 MA12 5H605 AA00 BB03 CC04 EA19 EB06 EB07 EB21 EB39 5H607 AA01 BB02 BB26 CC01 DD01 DD03 EE03 EE17 EE18 EE31 EE51 EE60 FF36 GG09 GG11 GG12 GG15 GG29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠に固着されたケース内に注油装置
    を有するメタル軸受を配設し、この軸受で回転軸が支承
    される回転電気機器において、前記メタルを複数個に分
    割し、前記ケースの内径曲率より小さな曲率で形成され
    たメタルを係止部材を介してケース内に取り付け、この
    係止部材にて取り付けられたメタルを回転電気機器の固
    定側に配置されたシリンダーのロッドにて押圧するよう
    構成したことを特徴としたメタル軸受の起動装置。
  2. 【請求項2】 前記シリンダーロッドにて押圧するメタ
    ルは、前記回転軸の最下位に位置するメタルと隣接した
    メタルであることを特徴とした請求項1記載のメタル軸
    受の起動装置。
  3. 【請求項3】 注油装置を有するメタル軸受にて回転軸
    が支承される回転電気機器において、前記回転軸に受動
    輪を設け、且つ、前記回転電気機器の固定側に設けられ
    た回転部材を介して支持体を設け、この支持体に前記受
    動輪と係合する駆動輪を有した駆動モータを固着すると
    共に、前記駆動輪と受動輪とを係合すべく支持体を介し
    て移動させるシリンダーを前記固定側に設けたことを特
    徴としたメタル軸受の起動装置。
  4. 【請求項4】 前記支持体の一端に摩擦部材を設け、前
    記シリンダーの駆動によって摩擦部材と前記受動輪とを
    接合させるよう構成したことを特徴とした請求項3記載
    のメタル軸受の起動装置。
JP2000058479A 2000-03-03 2000-03-03 メタル軸受の起動装置 Pending JP2001251803A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109083928A (zh) * 2018-08-27 2018-12-25 武汉理工大学 一种水润滑金属阻尼径向轴承
CN109162307A (zh) * 2018-10-10 2019-01-08 安溪起星晟汇机械科技有限公司 一种带有黄油分布的低速高载挖掘施工机械

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CN109083928A (zh) * 2018-08-27 2018-12-25 武汉理工大学 一种水润滑金属阻尼径向轴承
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