JP2001251266A - データ送出装置及びトランスポートストリーム生成装置並びにそのデータストリーム生成方法 - Google Patents

データ送出装置及びトランスポートストリーム生成装置並びにそのデータストリーム生成方法

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JP2001251266A
JP2001251266A JP2000061609A JP2000061609A JP2001251266A JP 2001251266 A JP2001251266 A JP 2001251266A JP 2000061609 A JP2000061609 A JP 2000061609A JP 2000061609 A JP2000061609 A JP 2000061609A JP 2001251266 A JP2001251266 A JP 2001251266A
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Tomoji Miyazawa
智司 宮澤
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/434Disassembling of a multiplex stream, e.g. demultiplexing audio and video streams, extraction of additional data from a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Extraction or processing of SI; Disassembling of packetised elementary stream
    • H04N21/4341Demultiplexing of audio and video streams
    • HELECTRICITY
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    • H04N21/2368Multiplexing of audio and video streams

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送出レートに近いビットレートでデータスト
リームを出力する。 【解決手段】 ビデオエンコーダ110は、入力する映
像データを圧縮符号化してビデオストリームを生成し、
オーディオエンコーダ120は、入力する音声データを
圧縮符号化してオーディオストリームを生成する。マル
チプレクサ160は、いずれかのエレメンタリーストリ
ームを順次選択して多重化し、マルチプレクサ170へ
出力する。CPU151は、データサイズインタフェー
ス131、132の通知するデータサイズ等に基づい
て、多重化するエレメンタリーストリームの順番、各エ
レメンタリーストリームの多重化データ量等を決定し、
その決定に基づいてマルチプレクサ160、170を制
御する。多重化されたトランスポートパケットは、FI
FOバッファ180でバッファリングされ、所望の出力
レートに近い出力レートでトランスポートストリームが
出力する。さらに、パケット間隔制御部190におい
て、パケット間隔が微調整され、所望の出力レートのト
ランスポートストリームが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ送出装置及び
トランスポートストリーム生成装置並びにそのデータス
トリーム生成方法に関し、特に任意の伝送対象データを
伝送するための伝送用データストリームを生成するデー
タ送出装置及び映像データと音声データとを伝送するた
めのトランスポートストリームを生成するトランスポー
トストリーム生成装置並びにそのデータストリーム生成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像データと音声データとをMP
EG2方式(Moving Picture codingExperts Groupによ
る高品質動画符号化方式)等により圧縮符号化し、所定
の伝送パケットに多重化して視聴者に配信するデジタル
テレビジョン放送が実用化されつつある。このような放
送方式では、DVB(Digital Video Broadcasting)規
格が、MPEG2をベースとしたデジタル放送において
現時点のデファクトスタンダードとなっている。
【0003】このようなデジタル衛星放送システムの概
略を説明する。図8は、デジタル衛星放送システムの概
略構成図である。送信側には、アーカイバ1、サーバ2
等の映像、音声(以下、AVとする)情報蓄積装置が備
えられている。アーカイバ1及びサーバ2からのAV情
報は、ルーティングスイッチャ3に供給され、AV情報
のスイッチングが行なわれた後、符号化システム4に供
給される。符号化システム4では、映像情報と音声情報
をMPEG2によりそれぞれ圧縮して多重化するととも
に、複数チャンネルの多重化も行ない、データストリー
ムを出力する。符号化システム4からのストリームが変
調部、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keyin
g)変調部5に供給される。QPSK変調部5からの変
調出力は、アップコンバータ(UC)6を介して送信ア
ンテナ7に供給され、送信アンテナ7から通信衛星11
に対して送信される。送信側システムのアーカイバ1、
サーバ2、符号化システム4は、LAN8により統合さ
れており、LAN8に結合されたコンピュータ9a、9
b、9cによって運用管理される。
【0004】次に、符号化システム4について説明す
る。図9は、符号化システム構成図である。図8と同じ
ものには同じ番号を付し、説明は省略する。映像データ
及び音声データ等を多重化するトランスポートストリー
ム生成装置(TS GEN)41−1、41−2、…、
41−nは、各チャンネル毎のトランスポートパケット
を生成する。各トランスポートストリーム生成装置41
−1、41−2、…、41−nは、映像データ、音声デ
ータ、プライベートデータ(付加的データ)を入力し、
これらをMPEG2によって符号化した後、多重化す
る。映像データを符号化する時に、コンピュータ9aか
ら目標符号化ビデオレート(例えば番組の内容に応じた
レート)が与えられ、それに応じて符号化レートを制御
する。各トランスポートストリーム生成装置41−1、
41−2、…、41−nの出力データは、データ多重化
(MUX)部42に供給される。データ多重化部42に
は、さらに各チャンネル毎のEPG(Electronic Progr
am Guide)システム、CA(Conditional Access)シス
テムからの情報がEPG・CA43より供給され、これ
らを多重化して、QPSK変調部に出力する。
【0005】各トランスポートストリーム生成装置41
−1、41−2、…、41−nの生成するトランスポー
トストリームについて説明する。図10は、トランスポ
ートパケットのタイミングチャートである。(a)はト
ランスポートパケット(TS)の出力間隔一定としてい
る場合、(b)はトランスポートパケットの出力間隔を
微調整できる場合のタイミングチャートである。
【0006】パケット長を188バイトのトランスポー
トパケットにエラー補正のため等のFEC(Forward Er
ror Correction)を付加した204バイトとし、パケッ
ト間隔のクロック数をNクロックとすると、トランスポ
ートストリームの出力レートは、204*8*27/N
〔Mbps〕で算出される値に制限されたいた。例え
ば、最終的に必要な伝送ビットレートを8.448Mb
psとすると、トランスポートストリームの出力レート
は、8.448Mbpsに内輪で最も近い値であるパケ
ット間隔を5216クロックとした場合の8.4478
528Mbpsとなる。伝送レート8.44Mbpsに
対してトランスポートストリームの出力レートが8.4
478528Mbpsの場合、11.079秒毎にデー
タ量の調整のため、MPEGで規定されたヌルパケット
が挿入される。また、(b)は、パケット間隔は16パ
ケット毎に一定で、16パケット内で+1クロックする
パケット数の指定を行なうことで(a)よりも調整が細
かくできるようになっているが、この場合でも、35.
478秒毎にヌルパケットが挿入される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトラン
スポートストリーム生成装置では、無効データであるヌ
ルパケットの挿入により受信側で再生した画像に乱れが
生じることがあるという問題がある。
【0008】一般に、トランスポートストリーム生成装
置の後段に接続される変調器には、受信装置に設けられ
た復号器用のSTD(System Target Decoder)に送る
基準クロックPCR(Program Clock Reference)の補
正を行なっている。しかしながら、PCRの補正機能は
若干複雑であり、その機能を持たない変調器も一部で使
用されている。PCRを補正せずに伝送レートに足りな
いデータ量に対してヌルパケットを挿入してしまうと、
復号側のPCRジッタが増加し、正常な画像が再生され
ない場合がある。
【0009】また、ヌルパケットが1パケット挿入され
ると、その手前でPCR多重されたパケットが出力され
ていた場合、最大で1パケット分の誤差が生じることに
なる。そのトランスポートストリームが受信装置の復号
器に送られると、基準信号であるPCRの値が大きくジ
ッタを持つことになり、正常にロックできずに画像が乱
れるという問題が発生する。実際に、このような現象が
報告されている。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、予め決められた送出レートに近いビットレー
トでデータストリームを出力するデータ送出装置及びト
ランスポートストリーム生成装置並びにそのデータスト
リーム生成方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、任意の伝送対象データを伝送するための
伝送用データストリームを生成するデータ送出装置にお
いて、前記任意の伝送対象データより所定の伝送用デー
タパケットを順次生成するパケット生成手段と、前記順
次生成されたデータパケットを順次記憶するとともに、
所定の間隔で前記データパケットを順次出力し前記デー
タパケットにより構成されるデータストリームを生成す
るバッファ手段と、前記データストリームの出力レート
が予め決められた所定の出力レートとなるように前記デ
ータパケットの出力間隔を制御するバッファ制御手段
と、を有することを特徴とするデータ送出装置、が提供
される。
【0012】このような構成のデータ送出装置では、パ
ケット生成手段は、伝送対象のデータから伝送用のデー
タパケットを順次生成し、バッファ手段へ出力する。バ
ッファ手段は、順次パケット生成手段より入力するデー
タパケットを順次記憶するとともに、バッファ制御手段
に従って、所定の間隔でデータパケットを順次出力す
る。バッファ制御手段は、バッファ出力手段の出力する
データパケットにより構成されるデータストリームが、
予め決められた所定の出力レートとなるように、バッフ
ァ手段によるデータパケット出力間隔を制御する。
【0013】また、上記課題を解決するために、映像デ
ータと音声データとを伝送するためのトランスポートス
トリームを生成するトランスポートストリーム生成装置
において、前記映像データと音声データとを含む伝送対
象データ各々を所定の方式により符号化する符号化手段
と、前記符号化された各データを所定の形式で多重化し
トランスポートパケットにより構成されるトランスポー
トストリームを生成する多重化手段と、前記トランスポ
ートパケットを順次記憶するとともに、所定の間隔で前
記トランスポートパケットを順次出力しトランスポート
ストリームを生成するバッファ手段と、前記トランスポ
ートストリームの出力レートが予め決められた所定の出
力レートとなるように前記トランスポートパケットの出
力間隔を制御する前記バッファ制御手段と、を有するこ
とを特徴とするトランスポートストリーム生成装置、が
提供される。
【0014】このような構成のトランスポートストリー
ム生成装置では、符号化手段は、映像データと音声デー
タとを含む伝送対象データ各々を所定の方式、例えば、
MPEG2で符号化し、多重化手段へ出力する。多重化
手段は、各々符号化されたデータを所定の形式で多重化
し、トランスポートパケットを生成し、生成したトラン
スポートパケットを順次バッファ手段へ出力する。バッ
ファ手段は、順次多重化手段より入力するトランスポー
トパケットを順次記憶するとともに、バッファ制御手段
に従って、所定の間隔でトランスポートパケットを順次
出力する。バッファ制御手段は、バッファ出力手段の出
力するトランスポートパケットにより構成されるトラン
スポートストリームが、予め決められた所定の出力レー
トとなるように、バッファ手段によるトランスポートパ
ケット出力間隔を制御する。
【0015】また、上記課題を解決するために、任意の
伝送対象データを伝送するための伝送用データストリー
ムを生成するデータストリーム生成方法において、前記
任意の伝送対象データより所定の伝送用データパケット
を順次生成し、前記順次生成されたデータパケットをバ
ッファに順次記憶し、前記データパケットにより構成さ
れるデータストリームの出力レートが予め決められた所
定の出力レートとなるようにデータパケットの出力間隔
を制御し、前記制御された出力間隔で前記バッファに記
憶されたデータパケットを順次出力する手順を有するこ
とを特徴とするデータストリーム生成方法、が提供され
る。
【0016】このような手順のデータストリーム生成方
法は、伝送対象のデータから伝送用のデータパケットを
順次生成し、バッファへ出力する。バッファは、入力す
るデータパケットを順次記憶し、データパケットにより
構成されるデータストリームの出力レートが予め決めら
れた所定の出力レートとなるようにデータパケットの出
力間隔を制御し、制御された出力間隔に応じてバッファ
に記憶されたデータパケットを順次出力する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態で
あるトランスポートストリーム生成装置の構成図であ
る。
【0018】本発明に係るトランスポートストリーム生
成装置は、映像データを符号化するビデオエンコーダ1
10、音声データを符号化するオーディオエンコーダ1
20、符号化データ量を計測するデータサイズインタフ
ェース131、132、バッファメモリである符号器F
IFO(First In First Out)141、142、プライ
ベートデータ用メモリであるRAM143、制御部であ
るCPU151と処理用RAM152と制御用RAM1
53、制御部に従って入力端子を選択するマルチプレク
サ160、170、多重化データストリームをバッファ
リングするFIFOバッファ180、FIFOバッファ
180の読み出し許可を制御するバッファ読み出し制御
手段であるパケット間隔制御部190、及びプライベー
トデータを入力するイーサネット(登録商標)インタフ
ェース(以下、ENIFとする)210とシリアルイン
タフェース(以下、SIFとする)220、とから構成
される。このトランスポートストリーム生成装置は、ト
ランスポートストリームのインタフェースとして一般的
な、DVB−serialの非同期I/FであるDBV
−Asynchronous Serial I/F(以
下、DVB−ASIとする)を用いていることとする。
【0019】ビデオエンコーダ110は、符号化手段で
あって、外部から入力される映像データを、MPEG2
方式により圧縮符号化し、ビデオストリームとして符号
器FIFO141に供給する。
【0020】オーディオエンコーダ120は、符号化手
段であって、外部から入力される音声データを、MPE
G2方式により圧縮符号化し、オーディオストリームと
して符号器FIFO142に供給する。
【0021】データサイズインタフェース131、13
2は、ビデオエンコーダ110及びオーディオエンコー
ダ120が出力するビデオストリーム及びオーディオス
トリームのフレームまたはフィールド毎のデータサイズ
を計数し、CPUバスを介してCPU151に通知す
る。プライベートストリームのデータ量は、CPU15
1が把握しているので、計数は不要である。
【0022】符号器FIFO141は、バッファメモリ
であって、入力したビデオストリームを順次記憶し、C
PU151の制御に従って所定のタイミングで出力す
る。符号器FIFO142は、バッファメモリであっ
て、入力したオーディオストリームを順次記憶し、CP
U151の制御に従って所定のタイミングで出力する。
【0023】プライベートデータ用のRAM143は、
サブタイトル、付加オーディオ情報、テキスト情報、ユ
ーザデータ等といった情報を記憶し、プライベートスト
リームとしてマルチプレクサ160に出力する。
【0024】CPU151は、例えば、マイクロプロセ
ッサ及びプログラム格納用のROM等の周辺回路から構
成され、トランスポートストリーム生成装置が所望の動
作を行なうように制御する。具体的には、CPU151
は、例えばビデオエンコーダ110のビットレート制御
回路に対して目標ビデオ符号化レートを供給する。制御
用RAM153は、CPU151の処理にかかわる制御
用データを記憶する。また、処理用RAM152は、生
成されたパケットヘッダ等の処理を行なう際に取り扱う
データ量を記憶する。CPU151は、制御用RAM1
53に記憶された制御データを用いて、PCRの情報を
含むアダプテーションフィールド及びPES(Packetiz
ed Elementary Stream)パケットヘッダの内容を生成す
る。生成されたヘッダは、処理用RAM152に記憶さ
れる。また、CPU151は、データサイズインタフェ
ース131、132、ENIF210、及びSIF22
0、及び符号器FIFO141、142の残り記憶容量
等に基づいて、多重化するエレメンタリーストリームの
順番、各エレメンタリーストリームの多重化データ量等
を決定し、その決定に基づいてマルチプレクサ160、
170を制御する。このときに多重化のタイミング調整
等も行なう。また、トランスポートストリームの出力
が、予め決められたトランスポート出力レートに近づく
ようにパケット間隔制御部190を制御する。
【0025】マルチプレクサ160は、CPU151の
制御に従って、入力端子aからのビデオストリーム、入
力端子bからのオーディオストリーム、入力端子cから
のプライベートデータストリームのいずれかを選択して
多重化し、マルチプレクサ170に対して出力する。
【0026】マルチプレクサ170は、CPU151の
制御に従って、入力端子dからのエレメンタリーストリ
ームと入力端子eからのヘッダデータ(TSパケットヘ
ッダまたはPESパケットヘッダ)を選択して多重化
し、トランスポートパケット(以下、TSパケットとす
る)としてFIFOバッファ180に対して出力する。
【0027】FIFOバッファ180は、マルチプレク
サ170が多重化したTSパケットをバッファリング
し、トランスポートストリームとして複数チャンネルの
ストリームを多重化するための多重化部(図示せず)に
対して出力する。すなわち、装置の内部処理クロック
(例えば16MHz)で生成されたデータストリームを
インタフェースの出力クロック(例えば27MHz)に
変更したり、パケットの出力間隔の調整を行なって、所
望の出力レートのトランスポートストリームを出力す
る。また、DVB−ASI上の位置によってPCR値を
正確に付加する機能も有している。必要に応じて、マル
チプレクサ170の出力するトランスポートストリーム
を、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置等の蓄積
装置に出力して、記録するようにしてもよい。
【0028】パケット間隔制御部190は、CPU15
1に従ってFIFOバッファ180からのTSパケット
の読み出しを開始するタイミングを制御する。FIFO
バッファ180の読み出しタイミングを制御することに
より、TSパケットのパケット間隔を調整する。
【0029】ENIF210は、イーサネットなどのL
AN(図示せず)を介して入力されてくるプライベート
データ2を受け入れ、CPUバスを介してCPU151
に対して出力する。SIF220は、例えばコンピュー
タから入力されるシリアル形式のプライベートデータ1
を受け入れ、CPUバスを介してCPU151に対して
出力する。
【0030】このような構成のトランスポートストリー
ム生成装置の動作及びトランスポートストリーム生成方
法について説明する。本発明に係るトランスポートスト
リーム生成装置では、ビデオエンコーダ110は、入力
する映像データを圧縮符号化して所望のデータ量のビデ
オストリームを生成し、符号器FIFO141へ出力す
る。また、オーディオエンコーダ120は、入力する音
声データを圧縮符号化して所望のデータ量のオーディオ
ストリームを生成し、符号器FIFO142へ出力す
る。このとき、データサイズインタフェース131、1
32は、ビデオエンコーダ110及びオーディオエンコ
ーダ120から出力される各エレメンタリーストリーム
のフレーム毎のデータサイズを計数し、CPU151へ
通知する。生成されたビデオストリーム及びオーディオ
ストリームは、それぞれ符号器FIFO141、142
を介してマルチプレクサ160に出力される。また、プ
ライベートデータ用RAM143は、付加データである
プライベートデータストリームをマルチプレクサ160
に出力する。マルチプレクサ160は、いずれかのエレ
メンタリーストリームを順次選択して多重化し、マルチ
プレクサ170へ出力する。また、制御用RAM153
に記憶されている制御データ、あるいは、ENIF21
0またはSIF220を介して入力したユーザデータを
用いて、CPU151によりヘッダが生成され、処理用
RAM152に記憶された後、マルチプレクサ170へ
出力される。また、CPU151は、データサイズイン
タフェース131、132の通知するデータサイズ、プ
ライベートデータ用RAM143に記憶されたデータサ
イズ、ENIF210またはSIF220より入力した
データサイズ等に基づいて、多重化するエレメンタリー
ストリームの順番、各エレメンタリーストリームの多重
化データ量等を決定し、その決定に基づいてマルチプレ
クサ160、170を制御する。また、このときに、F
IFOバッファ180がオーバーフローもアンダーフロ
ーもすることなく適切に機能して、所望のトランスポー
トストリームが出力されるように、FIFOバッファ1
80に対するTSパケットの書き込みの制御を行なう。
さらに、FIFOバッファ180から出力されるトラン
スポートストリームの出力が、予め決められたトランス
ポート出力レートに近づくようにパケット間隔制御部1
90を制御する。上記説明のように、CPU151の制
御に従って、マルチプレクサ170によって多重化され
たTSパケットは、FIFOバッファ180でバッファ
リングされ、所望の出力レートに近い出力レートでのト
ランスポートストリームを出力する。さらに、パケット
間隔制御部190において、パケット間隔が微調整さ
れ、所望の出力レートのトランスポートストリームが生
成される。
【0031】次に、トランスポートストリームについて
説明する。図2は、本発明の一実施の形態であるトラン
スポートストリーム生成装置のトランスポートストリー
ムの構成図である。
【0032】このトランスポートストリームは、PAT
(Program Association Table)データ、PMT(Progr
am Map Table)データ、PCR(Program Clock Refere
nce)データ、符号化ビデオストリーム、符号化オーデ
ィオストリーム、プライベートデータ及び無効データ
(以下、ヌルデータとする)等を伝送するための複数の
TSパケットから構成されている。
【0033】PATは、各プログラム毎に生成されたP
MTが格納されているTSパケットのパケット識別情報
PIDを示す情報である。PMTは、プログラムを構成
するビデオストリーム及びオーディオストリームがそれ
ぞれ格納されているTSパケットのパケット識別情報P
IDを示す情報である。PCRは、時刻基準となるST
C(System Time Check)の値を符号器側で意図したタ
イミングにセットするための情報であって、実データ4
2ビットを含む6バイトのデータから構成される。
【0034】このような構成のトランスポートストリー
ムは、所定の数のパケットに分割され、TSヘッダが付
加されたTSパケットとしてFIFOバッファ180よ
り出力される。図の例では、1ビデオフレームのトラン
スポートストリームが107のパケットに分割されてい
る。例えば、1番目のTSパケットはPATパケット、
2番目はPMTパケット、3番目はPCRパケットであ
る。これらのTSパケットは、図に示した1ビデオフレ
ームのトランスポートストリーム毎に計画される。ま
た、PCRパケットは、1ビデオフレーム毎に出力され
る。
【0035】上記説明のトランスポートストリームを所
定の出力レートで出力するアルゴリズムについて説明す
る。図3は、本発明の一実施の形態であるトランスポー
トストリームのタイミングチャートである。
【0036】DVB−ASIでは、出力クロック、すな
わちFIFOバッファ180の読み出しクロックとし
て、27MHzを使用する。また、パケット長は、18
8バイトのTSパケットにFECを16バイトを付加し
た204バイトとする。
【0037】目的とするトランスポートストリームの出
力レートを8.448000Mbpsとすると、パケッ
ト間隔は、
【0038】
【数1】 204*8*27/8.448=5215.9091(クロック)……(1) となる。パケット間隔を5216クロックした場合の出
力レートは、
【0039】
【数2】 204*8*27/5216=8.4478528Mbps ……(2) であり、パケット間隔を5215クロックとした場合の
出力レートは、
【0040】
【数3】 204*8*27/5215=8.4494727Mbps ……(3) となる。このため、8.448Mbpsとするために
は、パケット間隔として、5215と5216を組合わ
せて出力する必要がある。
【0041】図3(a)は、出力レートを8.448M
bpsとする方法の原理を説明する図である。PCRパ
ケットは、TSパケット0とTSパケットnというよう
に、パケットn個毎に出現することとする。原理的に
は、PCRパケットのPCR値を、PCRパケット間に
出力したパケット数とトランスポートストリームの出力
レートから計算し、これが目的の値となるように、DV
B−ASI上のPCRパケット位置を修正する。例え
ば、PCRが目的の値となるためには、パケット間隔5
215でTSパケットを出力し、次のPCRパケットま
でのいずれかのパケット間隔を5215+αとなるよう
に制御し、調整すればよい。図3(a)は、TSパケッ
ト(n−1)のパケット間隔が5215+αとなるよう
に制御して、調整を行なっている。このようにすること
で、目的の出力レートが得られるとともに、変調器で伝
送クロックに乗せ替えた場合のPCRジッタを少なくす
ることが可能となる。しかしながら、特定のパケットの
み間隔を広げることは、パケットジッタが瞬間的に大き
くなるので、変調器によっては予期しない問題が起こる
可能性がある。そこで、αをPCRパケット間のパケッ
トに分散する。図3(b)は、αを分散した一例であ
る。ここでは、先頭(PCRパケット)からαパケット
分のパケット間隔を+1クロックして出力する。本発明
では、先頭側に制約する必要はないが、説明の便宜上、
以下の説明は先頭(PCRパケット)からαパケットま
でを+1クロックすることとして行なう。
【0042】出力可能とする最大ビットレートを52M
bpsとすると、フレーム当たりのパケット数は、パケ
ット数がより多くなる625/50システムの場合で、
【0043】
【数4】 52000000/(188*8)/25=1382.9787 ……(4) となる。PCRは、フレーム毎に出力されているため、
PCRパケットの位置を修正するのに必要なクロック数
(αに相当)は、最大1382となる。
【0044】修正クロック数(α)の算出方法について
詳細に説明する。トランスポートストリーム出力レート
を、TS_OUT_RATEで表わすと、パケット間隔
packet_clocksは、実数精度があれば、
【0045】
【数5】 packet_clocks=27000000*204*8/TS_OUT_ RATE ……(5) となる。しかしながら、整数に切り下げると、
【0046】
【数6】 packet_clocks_int=floor(27000000*204 *8/TS_OUT_RATE) ……(6) と算出される。この状態だと、packet_cloc
ks_intは、packet_clocksに比べて
狭いので、出力レートは、目標値より若干高くなる。こ
のため、目標値以下の出力レートとするため、切り上げ
演算を行なっていた。
【0047】
【数7】 packet_clocks_int=ceil(27000000*204* 8/TS_OUT_RATE) ……(7) ここで、floor(x)は、xと同じもしくはxを超
えない最大の整数であり、ceil(x)は、xと同じ
もしくはxを超える最小の整数を意味する。
【0048】一般には、式(7)で算出されたパケット
間隔をFIFOバッファ180からの読み出し許可の間
隔として、TSパケットを出力していた。PCRパケッ
トから次のPCRパケットまでのTSパケット数をTS
_PACKET_NUMBER(fn)とし、fnをf
n番目のフレームとすると、あるfnフレームに出力し
たPCRパケットに多重されたPCR値PCR(fn)
を基準に、次のfn+1フレームに出力するPCRパケ
ットに多重化されたPCR値のPCR(fn+1)は、
【0049】
【数8】 TS_OUT_RATE=(TS_PACKET_NUMBER(fn)*8* 204)*27000000/(PCR(fn+1)−PCR(fn)) ……(8) の関係にあるので、
【0050】
【数9】 PCR(fn+1)=(TS_PACKET_NUMBER(fn)*8*20 4)*27000000/TS_OUT_RATE+PCR(fn) ……(9) と計算される。packet_clocks_intの
一定間隔で出力された場合のPCR(fn+1)に対す
る差分diff_clocks(fn)は、
【0051】
【数10】 diff_clocks(fn)=TS_PACKET_NUMBER(fn) *8*204*27000000/TS_OUT_RATE−packet_c locks_int*TS_PACKET_NUMBER(fn) ……(10) となる。そこで、PCRパケットの出力位相を、このd
iff_clocks(fn)分遅らせればよいことに
なる。これが、上記説明のαに相当する。
【0052】525/60システムで出力レートが8.
448Mbpsの場合、最初の1フレームでは、
【0053】
【数11】 TS_PACKET_NUMBER(0)=floor(8448000/(2 04*8)/30)=172 ……(11)
【0054】
【数12】 Packet_clock_int=floor(27000000*204* 8/8448000)=5215 ……(12)
【0055】
【数13】 α=diff_clocks(0)=floor(172*8*204*270 00000/8448000)−5215*172=156 ……(13) となる。525/60システムでは、フレームレートは
29.97となるが、ここでは30として算出してい
る。また、TSパケットのパケット長が188バイトの
場合には、上記式の204を188と置き換えて算出す
る。
【0056】上記説明のようにして算出された修正クロ
ックαを用いた出力レート制御動作及び制御方法につい
て説明する。図4は、本発明の一実施の形態であるトラ
ンスポートストリーム生成装置のトランスポートストリ
ーム生成部の構成図である。図1と同じものには同じ番
号を付し、説明は省略する。
【0057】本発明に係るトランスポートストリーム生
成装置のトランスポートストリーム生成部は、CPU1
51、処理用RAM152、マルチプレクサ170、F
IFOバッファ180、及びFIFOリードイネーブル
制御手段191とPCRパケット修正手段192とから
構成されるパケット間隔制御部190とから成る。
【0058】FIFOリードイネーブル制御手段191
は、CPU151に従ってFIFOバッファ180から
のデータ読み出し制御を行なう。PCRパケット修正手
段192は、必要に応じてPCRパケットの内容を修正
する。
【0059】このような構成のトランスポートストリー
ム部の動作について説明する。トランスポートストリー
ム生成部では、FIFOバッファ180を使用して基板
間インタフェース・クロックの16MHzを27MHz
に変換している。従来の処理におけるFIFOバッファ
180への書き込みは、CPU151と周辺回路の構成
からフレーム内でバースト処理で行なっており、読み出
しはパケット間隔一定の連続処理となる。このとき必要
とするビットレートに対し、ビデオストリームやオーデ
ィオストリームのデータ量が不足する場合には、レート
を調整するためにヌルパケットが挿入される。ヌルパケ
ットの量はCPU151が算出し、処理用RAM152
またはプライベートデータ用RAM143(図示せず)
にヌルパケットデータが書き込まれる。これがFIFO
バッファ180の書き込み側に入力する。FIFOバッ
ファ180の読み出し(出力)レートは、正確に算出す
ることができるので、挿入されるヌルパケット数は、簡
単に算出することができる。例えば、1ビデオフレーム
の27MHzのクロック数は、525/60システムの
場合、900900クロックであるので、パケット間隔
を1000クロックで出力する場合には、
【0060】
【数14】 900900/1000=900パケット ……(14) が出力される。なお、1000クロック未満で切り捨て
られた900クロックの値は、次のフレームに繰り越し
て計算される。切り捨てられた900クロックは、次の
フレームで、
【0061】
【数15】 (900+900900)/1000=901パケット ……(15) として出力される。
【0062】また、PCRパケットやPAT、PMT等
のパケットは、処理用RAM152を通してFIFOバ
ッファ180へ書き込まれる。このように、従来からフ
レーム毎のヌルパケット数の算出処理が行なわれている
が、本発明では、ここで使用されている1フレームのク
ロック数(525/60では900900、625/5
0では1080000)を修正クロックα分短くする。
これにより、従来のヌルパケット数の算出方法をそのま
ま使用することができる。計算されたdiff_clo
ck(fn)をパケット間隔を+1クロックする。すな
わち、FIFOリードイネーブルの間隔を広げるために
使用する。
【0063】パケット間隔の調整指示は、CPU151
からFIFOリードイネーブル制御手段191に対して
CPUインタフェースを介して行なう方法も考えられ
る。しかしながら、処理はフレーム単位(PCRパケッ
ト出力単位)で行なわれるため、CPU151でPCR
パケットがFIFOバッファ180から読み出されてい
るタイミングを計ることは難しい。このため、確実な方
法として、PCRパケットの空きデータ領域に修正情報
を挿入する。図5は、PCRパケットの構成図である。
(a)は、通常のPCRパケットを示している。PCR
パケットは、PCR拡張部の直後、先頭の同期バイト
(sync byte)から12バイト目以降は、空きデータ領
域として0xFFHで埋められている。本発明では、C
PU151において、このPCRパケットの空き領域に
修正情報を挿入する。(b)は、修正情報ありのPCR
パケットの一例である。ここでは、修正情報は空き領域
の先頭、すなわち同期バイトから12、13バイト目に
修正情報を挿入する。修正情報には、クロック修正αデ
ータ、すなわち、パケット間隔を+1クロックするパケ
ット数が登録されている。このデータは、12バイト目
が上位8ビット、13バイト目が下位8ビットに格納さ
れている。また、修正情報があることを示すために、P
CRパケットの同期バイトは、0x47Hではなく、0
xC7H(MSBを反転)に変更して、処理用RAM1
52を通してFIFOバッファ180に書き込む。
【0064】このようなPCRパケットを受け取ったF
IFOリードイネーブル制御手段191の動作及びクロ
ック調整処理について説明する。図6は、本発明の一実
施の形態であるトランスポートストリーム生成装置のF
IFOリードイネーブル制御処理のフローチャートであ
る。
【0065】パケット間隔カウンタがタイムアップして
読み出し処理が開始されると(S101)、パケットが
PCRパケットであるかどうかがチェックされる(S1
02)。PCRパケットでなければ、S106へ進む。
PCRパケットであれば、出力したパケット数のカウン
タであるpacket_counterと、パケット間
隔を広げるパケット数を表すwide_packet_
numberとを0に初期化する(S103)。先頭の
同期バイト(sync byte)が修正情報ありかどうかをチ
ェックし(S104)、修正情報ありの場合、修正情報
に登録された修正クロックα、すなわちパケット間隔を
広げるパケット数をwide_packet_numb
erへ設定する(S105)。出力したパケット数pa
cket_counterとパケット間隔を修正するパ
ケット数wide_packet_numberとを比
較し(S106)、packet_counterがw
ide_packet_counterより小さい場合
には、パケット間隔を生成するパケット間隔カウンタを
式(7)で算出されたpacket_clocks_i
nt+1に設定する(S107)。それ以外の場合、パ
ケット間隔カウンタは、packet_clocks_
intとする(S108)。出力したパケット数pac
ket_counterを+1し(S109)、処理を
終了し(S110)、パケット間隔カウンタがカウント
アップするまで待つ。
【0066】この結果、PCRパケットからwide_
packet_number分のパケットについて、パ
ケット間隔カウンタが+1クロックされてパケット間隔
が広くなる。
【0067】図4に戻って説明する。このように、CP
U151により書き換えられたPCRパケットが、FI
FOリードイネーブル制御手段191を通過したとき
に、修正情報が取り込まれ、FIFOバッファ180の
パケット読み出し間隔が制御される。修正されたPCR
パケットは、PCRパケット修正手段192で本来のデ
ータに戻される。
【0068】DVB−ASIの規格(DVB Document A01
0)には、2種類のフォーマットがある。図7は、DV
B−ASIの2種類のフォーマットである。上記の説明
では、(a)に示したフォーマットを用いてきたが、
(b)に対応することもできる。この場合には、FIF
Oバッファから読み出す信号を、1パケット連続でな
く、1クロック毎に、あるクロック数とめて読み出しを
行なうことにより実現することができる。また、PCR
パケット修正手段内、もしくはその後に、1パケット分
の容量のFIFOバッファを設けることにより実現する
ことができる。回路規模を増やさない点からすると、前
者が有効である。
【0069】また、上記の説明では、トランスポートス
トリーム生成装置について説明してきたが、本発明は、
その他の非同期インタフェースにおいて、所望の出力レ
ートでデータストリームを生成するデータ送出装置にも
対応することができる。
【0070】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、データ送出装
置及びトランスポートストリーム生成装置が有すべき機
能の処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒
体に記録されたプログラムに記述しておく。そして、こ
のプログラムをコンピュータで実行することにより、上
記処理がコンピュータで実現される。コンピュータで読
み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体
メモリ等がある。市場に流通させる場合には、CD−R
OM(Compact Disc Read Only Memory)やフロッピー
(登録商標)ディスク等の可搬型記録媒体にプログラム
を格納して流通させたり、ネットワークを介して接続さ
れたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワ
ークを通じて他のコンピュータに転送することもでき
る。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内の
ハードディスク装置等にプログラムを格納しておき、メ
インメモリにロードして実行する。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明のデータ送出
装置では、伝送対象のデータから伝送用のデータパケッ
トが順次生成される。生成されたデータパケットは、バ
ッファに順次記憶されるとともに、データパケットによ
り構成されるデータストリームが予め決められた所定の
出力レートとなるよう制御される出力間隔でバッファよ
り順次出力され、データストリームを形成する。
【0072】このように、データパケットを出力する出
力間隔を詳細に制御することができるため、データスト
リームの出力レートを調整するための無効データの追加
や削除といった補正処理の必要がなくなる。
【0073】また、本発明のトランスポートストリーム
生成装置では、映像データと音声データとを含む伝送対
象データ各々を所定の形式で符号化し、多重化したトラ
ンスポートパケットが生成される。TSパケットは、バ
ッファに順次記憶されるとともに、TSパケットにより
構成されるトランスポートストリームが予め決められた
所定の出力レートとなるように制御される出力間隔でバ
ッファより順次出力され、トランスポートストリームを
形成する。
【0074】このように、TSパケットを出力する出力
間隔を詳細に制御することができるため、トランスポー
トストリームの出力レートを調整するためのヌルデータ
の追加や削除、PCRの補正といった補正処理の必要が
なくなる。この結果、後段に補正機能を持たない安価な
変調器を使用することができる。
【0075】また、本発明のデータストリーム形成方法
では、伝送対象のデータから伝送用のデータパケットが
順次生成される。生成されたデータパケットは、バッフ
ァに順次記憶されるとともに、データパケットにより構
成されるデータストリームの出力レートが予め決められ
た所定の出力レートとなるように制御された出力間隔に
応じてバッファより順次出力される。
【0076】このように、データパケットを出力する出
力間隔を詳細に制御することができるため、データスト
リームの出力レートを調整するための無効データの追加
や削除といった補正処理の必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるトランスポートス
トリーム生成装置の構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるトランスポートス
トリーム生成装置のトランスポートストリームの構成図
である。
【図3】本発明の一実施の形態であるトランスポートス
トリームのタイミングチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態であるトランスポートス
トリーム生成装置のトランスポートストリーム生成部の
構成図である。
【図5】PCRパケットの構成図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるトランスポートス
トリーム生成装置のFIFOリードイネーブル制御処理
のフローチャートである。
【図7】DVB−ASIの2種類のフォーマットであ
る。
【図8】デジタル衛星放送システムの概略構成図であ
る。
【図9】符号化システム構成図である。
【図10】トランスポートパケットのタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
110…ビデオエンコーダ、120…オーディオエンコ
ーダ、131、132…データサイズインタフェース、
141、142…符号器FIFO、143…プライベー
トデータ用RAM、151…CPU、152…処理用R
AM、153…制御用RAM、160、170…マルチ
プレクサ、180…FIFOバッファ、190…パケッ
ト間隔制御部、210…イーサネットインタフェース
(ENIF)、220…シリアルインタフェース(SI
F)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 MA00 RB02 RB10 RC03 RC34 RE04 SS02 TA71 TC37 UA01 UA34 UA38 5C063 AA20 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 CA34 EB33 5K028 EE07 FF11 KK24 KK32 LL13 MM04 MM08 RR02 SS23 SS24 TT05 5K030 HA08 HA15 HB21 HB28 HC14 JA01 JL01 JT10 KA01 KA02 LA07 LA08 LA18 LB05 LB11 LD07 LE06 9A001 BB03 BB04 CC03 EE04 HH15 HH27 JJ19 KK56

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の伝送対象データを伝送するための
    伝送用データストリームを生成するデータ送出装置にお
    いて、 前記任意の伝送対象データより所定の伝送用データパケ
    ットを順次生成するパケット生成手段と、 前記順次生成されたデータパケットを順次記憶するとと
    もに、所定の間隔で前記データパケットを順次出力し前
    記データパケットにより構成されるデータストリームを
    生成するバッファ手段と、 前記データストリームの出力レートが予め決められた所
    定の出力レートとなるように前記データパケットの出力
    間隔を制御するバッファ制御手段と、 を有することを特徴とするデータ送出装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファ制御手段は、前記バッファ
    手段より送出されるデータストリームに対して、前記デ
    ータストリームの実際の出力レートを前記予め決められ
    た所定の出力レートである目標出力レートを超えない最
    大の出力レートとなるように送出パケット間隔を設定す
    るとともに、前記データストリームを構成する所定のデ
    ータパケット群を前記目標出力レートで出力した場合に
    要する総クロック数と前記実際の出力レートで出力した
    場合に要する総クロック数との差分を算出し、前記差分
    に相当するクロック数を前記データパケット群のいずれ
    かの送出パケット間隔に加算することを特徴とする請求
    項1記載のデータ送出装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファ制御手段は、前記データパ
    ケット群に属する任意のデータパケットのうち、前記差
    分に相当するクロック数と同一の数のデータパケットに
    対するパケット間隔を前記実際の出力レートに応じて設
    定された送出パケット間隔クロック数より1クロック増
    加させることを特徴とする請求項2記載のデータ送出装
    置。
  4. 【請求項4】 映像データと音声データとを伝送するた
    めのトランスポートストリームを生成するトランスポー
    トストリーム生成装置において、 前記映像データと音声データとを含む伝送対象データ各
    々を所定の方式により符号化する符号化手段と、 前記符号化された各データを所定の形式で多重化しトラ
    ンスポートパケットにより構成されるトランスポートス
    トリームを生成する多重化手段と、 前記トランスポートパケットを順次記憶するとともに、
    所定の間隔で前記トランスポートパケットを順次出力し
    トランスポートストリームを生成するバッファ手段と、 前記トランスポートストリームの出力レートが予め決め
    られた所定の出力レートとなるように前記トランスポー
    トパケットの出力間隔を制御する前記バッファ制御手段
    と、 を有することを特徴とするトランスポートストリーム生
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化手段は、前記伝送対象データ
    である各データをMPEG2方式(Moving Picture cod
    ing Experts Groupによる高品質動画符号化方式)によ
    って符号化し、 前記多重化手段は、前記符号化された各データを多重化
    しMPEG2トランスポートパケットにより構成される
    MPEG2トランスポートストリームを生成することを
    特徴とする請求項4記載のトランスポートストリーム生
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記バッファ制御手段は、前記バッファ
    手段より送出されるトランスポートストリームのPCR
    (Program Clock Reference)パケットからPCRパケ
    ットまでの1フレームについての実際の出力レートを前
    記予め決められた所定の出力レートである目標出力レー
    トを超えない最大の出力レートになるように送出パケッ
    ト間隔を設定するとともに、前記目標出力レートで出力
    した場合と前記実際の出力レートで出力した場合との間
    に生じる1フレーム送出の時間差に相当する差分クロッ
    ク数を算出し、前記差分クロック数を前記1フレーム間
    に送出されるトランスポートストリームパケットのいず
    れかの送出パケット間隔に加算することを特徴とする請
    求項4記載のトランスポートストリーム生成装置。
  7. 【請求項7】 前記バッファ制御手段は、前記1フレー
    ムに属する任意のデータパケットのうち、前記差分クロ
    ック数と同一の数のトランスポートストリームパケット
    に対するパケット間隔を前記実際の出力レートに応じて
    設定された送出パケット間隔クロック数より1クロック
    増加させることを特徴とする請求項6記載のトランスポ
    ートストリーム生成装置。
  8. 【請求項8】 前記バッファ制御手段は、前記差分クロ
    ック数を算出し、修正情報として出力する制御手段と、 前記修正情報に従って所定のトランスポートパケットの
    パケット間隔を前記実際の出力レートに応じて設定され
    た送出パケット間隔クロック数より1クロック増加させ
    るように前記バッファ手段の出力を制御するバッファ読
    み出し制御手段と、 を有することを特徴とする請求項7記載のトランスポー
    トストリーム生成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記PCRパケットの
    空き領域に前記修正情報を格納し、 前記バッファ読み出し制御手段は、前記PCRパケット
    から前記修正情報を取り出し所定のタイミングで前記バ
    ッファ手段の出力を制御することを特徴とする請求項8
    記載のトランスポートストリーム生成装置。
  10. 【請求項10】 任意の伝送対象データを伝送するため
    の伝送用データストリームを生成するデータストリーム
    生成方法において、 前記任意の伝送対象データより所定の伝送用データパケ
    ットを順次生成し、 前記順次生成されたデータパケットをバッファに順次記
    憶し、 前記データパケットにより構成されるデータストリーム
    の出力レートが予め決められた所定の出力レートとなる
    ようにデータパケットの出力間隔を制御し、 前記制御された出力間隔で前記バッファに記憶されたデ
    ータパケットを順次出力する手順を有することを特徴と
    するデータストリーム生成方法。
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