JP2001250788A - 半導体ウェハ処理装置 - Google Patents

半導体ウェハ処理装置

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JP2001250788A JP2000390887A JP2000390887A JP2001250788A JP 2001250788 A JP2001250788 A JP 2001250788A JP 2000390887 A JP2000390887 A JP 2000390887A JP 2000390887 A JP2000390887 A JP 2000390887A JP 2001250788 A JP2001250788 A JP 2001250788A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 熱処理装置において、不均一な熱伝達を回避
するため設けられた第1および第2ハウジング部間の適
正な密封が困難である。 【解決手段】 半導体材料から製造されたウェハを処理
するための装置であって、前記装置は相互に動いて近づ
いたり遠ざかるように配置された第1および第2ハウジ
ング部2を備えており、2つのハウジング部が密接して
その内側に処理室3を形成し、処理室の周囲で2つの境
界面5の少なくとも1つに、ガス排出手段に接続された
第1溝8を設け、2つの境界面の少なくとも1つに、ガ
ス供給手段に接続された第2溝12を設け、第1溝が半
径方向に第2溝の内側に配置され、使用中にガス供給手
段によって形成される圧力が、ガスを第2溝から2つの
境界面のあいだの間隙内を半径方向に内向きおよび半径
方向に外向きの両方向に流れさせるような圧力であるこ
とを特徴とする装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体材料から製
造されたウェハを処理するための装置であって、この装
置は相互に近づいたり遠ざかるように配置された第1お
よび第2ハウジング部を備えており、2つのハウジング
部が動いて一緒になった閉鎖位置で処理室を閉成(boun
ding)し、処理室内に開口している少なくとも1つのガ
ス供給チャネルを第1および/または第2ハウジング部
に設け、処理室の周囲の第1および第2ハウジング部に
それぞれ第1および第2境界面を備え、閉鎖位置にある
ときに第1および第2境界面間に、処理室内に供給され
たガスを半径方向に外向きに排出するための間隙が存在
するように構成された装置を提供する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】その
ような装置は、出願人の名義のオランダ特許出願第10
3538号から知られている。記述した装置は、半導体
材料から製造されたウェハに熱処理を実行するように意
図されている。温度処理はたとえば、短時間内にウェハ
を加熱するステップを含み、このウェハはそののち、た
とえばドーピングをアニールするための処理期間中、希
望の処理温度に維持される。この処理期間中、たとえば
ウェハに材料を堆積するため、またはそこから材料をエ
ッチングするために、ウェハに処理ガスを供給すること
もできる。ウェハ上または内に形成される構造の寸法、
および構造と半導体材料のバルクとのあいだの境界面の
鮮鋭度(sharpness)は、ナノメートル範囲の精度が要
求される。大きいばらつきは、処理によって形成される
構造の希望する作動を抑制し、または妨害することさえ
ある。
【0003】そのような温度処理をウェハに実行するた
めの装置は、たとえば、ウェハが紫外線ランプで照射さ
れる装置やウェハが加熱板などの温度処理面上に直接配
置される装置など、他の様々なバージョンがすでに知ら
れている。これらの装置の欠点は、ウェハと装置の温度
処理手段とのあいだの熱伝達が均一でないことである。
これは、望ましくない効果につながることがある。した
がって、不均一な熱伝達はウェハの局部的な過熱および
/または熱不足をもたらすことがあり、ウェハに張力を
生じる。これらの張力の緩和は結果的に、ウェハの結晶
性半導体材料に転位およびその他の欠陥を生じる。これ
らの欠陥は材料の電気的性質を劣化させ、それが希望の
仕様をもはや満たさなくなり、意図した用途に使用でき
なくなることがある。第2に、熱伝達は、材料の堆積ま
たは導入されるドーピングのアニールなど、温度に敏感
なウェハ処理ステップの過程に影響する。不均一な熱伝
達のため、処理されるウェハの温度は均一でない。した
がって、処理中に、ウェハの一部分の処理期間は短すぎ
るか長すぎ、その結果、材料はこれらの位置でそれぞれ
処理不足または処理過剰となる。したがって、ウェハの
これらの位置では、ウェハの不均一な温度のため、この
処理は結果的に希望する電気的および/または材料の性
質につながらないので、このやり方でもまた、ウェハは
将来の用途に適さなくなることがある。
【0004】不均一な熱伝達の問題は、ドイツ特許第1
03538号明細書の装置によって回避される。その目
的のために、この装置は、相互に近づけたり遠ざけるよ
うに配置された第1および第2ハウジング部を含む。2
つのハウジング部は特定の処理温度にする。実際、2つ
のハウジング部の温度は異なってもよい。処理対象のウ
ェハは、2つのハウジング部のあいだで処理室内に閉囲
される。この装置は、2つのハウジング部のあいだで機
械的封止を行なわない。ハウジング部の2つの境界面の
あいだの間隙は、周囲全体に渡って半径方向に外向きに
流れる、処理室から来るガスによって密封(外界から分
離)される。処理室の容積は、ウェハを非常に接近して
閉囲するので、ウェハと2つのハウジング部とのあいだ
の熱伝達は実質的に、均一な熱伝導によって行なわれ、
小部分だけが放射によって行なわれる。その結果、ウェ
ハには2つのハウジング部の温度が素早く伝わる。ハウ
ジング部は、ウェハに対して非常に大きい熱容量を有す
るので、ハウジング部の温度がウェハへの熱伝達による
熱損失のために変化することはほとんどない。2つのハ
ウジング部が相互に近づく方向に動き、閉鎖した位置で
は、処理室は装置の環境から隔離されるので、装置の周
囲空気からの汚染物質は、処理室内に到達できない。実
際、処理室内での処理中に、ウェハ表面がそのような汚
染物質と接触できないことは、重要である。処理中に、
この汚染物質はウェハ表面に付着したり、処理によって
堆積される層内に組み込まれてしまい、したがってウェ
ハがその後の処理ステップや希望用途に使用不能になる
ことがあり得る。
【0005】前述の装置では、2つのハウジング部間の
間隙を密封するために、処理室からのガスが使用され
る。そのような非接触密封は、2つのハウジング部間に
接触面を含む機械的密封には好適である。一般的には、
機械的密封は処理室の適切な封止を確立するために複雑
な設計にせざるを得ない。その場合、たとえばOリング
を使用する必要があり、それは、ハウジング部を相互に
近づけたときに接触面で圧縮される。さらに、そのよう
な密封は、接触面における機械的接触によって摩耗しや
すい。この摩耗のため、2つのハウジング部間の密封の
品質は、反復使用により劣化する。さらに、摩耗のた
め、ハウジング部から粒子が放出される。これらの粒子
は処理室内に到達し、したがってウェハ表面を汚染する
おそれがある。処理のためにハウジング部が各々処理温
度にされる場合には、そのような機械的密封はさらに複
雑になる。高温ハウジング部の膨張は接触面に間隙を発
生させ、それにより密封が破れるおそれがある。さら
に、Oリングを使用する場合、高温ハウジング部の適正
な密封が困難である。
【0006】実際には、ハウジング部間の空隙を処理室
からのガスによって密封する2つのハウジング部の非接
触閉鎖は、処理室内の汚染レベルを望ましい低レベルに
するのに充分ではない。実際、間隙を介する環境からの
汚染が処理室内に拡散することがある。前記の2つのハ
ウジング部間の間隙の非接触密封の第2の欠点は、処理
空間で使用する処理ガスが、間隙を介して装置の環境に
流れ出ることである。たとえばシラン、ジシラン、およ
びホスフィンなど、ウェハ処理を実行するために役立つ
多くの気体は、空気と接触した場合、有毒および/また
は高可燃性である。その場合、この処理ガスと周囲空気
との接触の可能性を防止することが重要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、これら
の問題の解決策を提供することである。本発明による
と、前提部分に記載した種類の装置は、2つの境界面の
少なくとも1つに、ガス排出手段に接続された第1溝を
装備し、2つの境界面の少なくとも1つに、ガス供給手
段に接続された第2溝を装備し、第1および第2溝の両
方が実質的に処理室の周囲に沿って伸長し、第1溝が半
径方向に第2溝の内側に配置され、使用中にガス供給手
段によって形成される圧力が、第2溝からガスが第1お
よび第2境界面間の間隙内を半径方向に内向きおよび半
径方向に外向きの両方向に流れるような圧力であること
を特徴とする。
【0008】使用の際に、ウェハは2つのハウジング部
のあいだから処理室内に導入される。間隙内を流れるガ
スは、ガス排出手段によって第1溝を介して排出される
一方、ガスは第2溝を介して、ガス供給手段によって間
隙に供給される。第1溝を介して排出されるガスは、処
理室内に開口している前記少なくとも1つのガス供給チ
ャネルから来ており、さらに第2溝からのガスの一部を
含むことができる。したがって、間隙はガス流によって
密封(外界から分離)されるので、環境からの汚染が処
理室に拡散することはほとんどあり得ない。
【0009】ガス供給手段によって第2溝に供給される
ガスは、2つのハウジング部間の間隙内を、半径方向に
内向きにばかりでなく、半径方向に外向きの方向にも流
れる。このやり方で、処理室からのガスは、第1溝に接
続されたガス排出手段によって直接排出される。ガス供
給手段によって第2溝に供給されるガスは、第1溝の周
囲の外側の間隙の希望の密封を提供する。こうして達成
される効果は、処理室が、ガス供給手段から流れるガス
によって、環境から適切に分離されることである。第1
および第2境界面は、必ずしも処理室に平行に伸長する
必要はないことが理解される。2つのハウジング部はた
とえば組合わせ円筒形(mating cylindrical forms)を
持ち、2つの境界面は内側円筒形の外壁および外側円筒
形の内壁に沿って伸長することができる。また、境界面
は、たとえば円錐面の一部に沿って伸長することができ
る。
【0010】装置の使用中、半径方向に第2溝の外側に
配置された間隙内でのペクレ数は、10より大きいこと
が好ましく、ペクレ数Peは次式によって定義される。
【0011】
【数2】
【0012】ここでvは間隙内のガス流量(流速)であ
り、Lは、流動方向で見た間隙の長さであり、Dはガス
供給チャネルによって供給されるガスの汚染の拡散係数
である。間隙がこのペクレ数のとき、間隙を介する環境
から処理室への汚染の拡散は非常に軽微であるので、処
理室の希望の低汚染レベルが達成される。このペクレ数
は、大抵の場合、半径方向に外向きに流れるガスの間隙
内のガス流量を最小限1cm/秒とすることによって達
成することができる。
【0013】好適な実施形態では、使用中、ガス排出手
段によって形成される圧力は、処理室内に供給された実
質的にすべてのガスが第1溝を介して排出されるような
圧力である。したがって、周囲空気と処理室内に供給さ
れるガスとのあいだの接触が回避される。これは、ある
種の処理ガスに関して必要である。
【0014】2つのハウジング部は、遠ざかるように移
動した開口位置にあるときに、ウェハ搬送手段によって
ウェハを装填および/または取り出すために、第1およ
び第2境界面のあいだの空間を開けた状態に維持するこ
とが好ましい。このやり方で、処理対象のウェハを2つ
のハウジング部のあいだから移動させ、処理後に再び排
出させることができる。
【0015】好適な実施形態のさらなる工夫で、ガス供
給溝を第1および/または第2ハウジング部に設け、処
理室内に開口させて、ウェハを処理室内で非接触状態で
支持するための気体軸受(浮上ベアリング)を形成す
る。使用中、気体軸受はウェハをそのウェハ表面全体に
わたり、ハウジング部間に均等距離に維持し、こうして
ウェハの平坦度の偏りを補償することができる。これ
は、ハウジング部から非接触状態で支持されるウェハへ
の熱伝達を高度に均一にする。
【0016】ウェハの装填中、ハウジング部の少なくと
も1つに対するウェハ搬送手段の位置は、2つのハウジ
ング部が開口位置から相互に近づくときに、気体軸受が
処理室内でウェハ搬送手段からウェハを受け取るように
することが好ましい。こうして、処理室内のウェハを気
体軸受に運び込むことができるので、ウェハとハウジン
グ部とのあいだの機械的接触が起きない。これは、2つ
のハウジング部がそれらの閉鎖位置に着く前の不均一な
熱伝達の発生を防止する。さらに、2つのハウジング部
がそれらの閉鎖位置にあるときに、ウェハ搬送手段を組
み込む多数のウェハ搬送手段収納溝を、2つのハウジン
グ部の境界面の少なくとも1つに設けることができる。
このやり方で、ウェハ搬送手段は、ウェハが気体軸受に
よって処理室内に取り込まれたのち、ウェハの隣接部の
背後に維持することができる。これにより、処理後に、
ウェハを処理室からたとえばつぎの処理装置へ搬送する
ために、ウェハを迅速に搬送手段に受容することができ
る。これによりさらに、処理対象のつぎのウェハを迅速
に処理室内に導入することが可能になり、装置の生産性
が高まる。
【0017】好適な実施形態では、ウェハ搬送手段収納
溝は半径方向に伸長し、第2溝が各ウェハ搬送手段収納
溝の位置で中断される。第2溝が中断されるにもかかわ
らず、本発明のさらなる工夫に従って、ガス供給手段を
好ましくはウェハ搬送手段収納溝内に開口し、ウェハ輸
送手段収納溝の半径方向に内側に位置する部分を第1溝
と流体接続状態にするという点で、ウェハ搬送手段収納
溝の位置でも依然として気体障壁を形成することができ
る。こうして、ウェハ搬送手段収納溝もまた、使用中、
ガス供給手段から流れるガスによって密封される。その
ガスは、第1溝を介して、かつウェハ搬送手段収納溝事
態を介して、半径方向に外側に環境に流すことによっ
て、排出させることができる。こうして、装置の使用中
に、汚染がウェハ搬送手段収納溝を介して処理室に拡散
することはできない。
【0018】好適な実施形態では、ウェハ搬送手段は実
質的に多数の支持フィンガを備えた搬送リングを含み、
この搬送リングは2つのハウジング部の外周より大きい
直径を持ち、支持フィンガは搬送リングに接続され、か
つ支持フィンの端部がウェハの周縁を協同して支持する
ように、半径方向に搬送リングの中心方向に伸長する。
使用中、ウェハが搬送リングから取り込まれ、2つのハ
ウジング部は搬送リング内で相互に近づくように移動し
て、ウェハの処理を開始することができる。処理後、ハ
ウジング部は次いで離れるように移動し、ウェハが輸送
リング上に載置される。そののち、ロボット・アームが
ウェハと共に搬送リングを装置から横方向に取り出し
て、それをたとえばつぎの処理装置へ移動させることが
できる。
【0019】使用中、第1および第2ハウジング部は動
作中、実質的に一定温度を持ち、2つのハウジング部が
閉鎖位置にあるときに、処理空間内に閉囲されたウェハ
と2つのハウジング部とのあいだの距離は非常に小さい
ので、2つのハウジング部とウェハとのあいだの熱伝達
は実質的に熱伝導によって行なわれる。こうして、ウェ
ハはハウジング部の温度を迅速に受け取ることができ、
熱伝達は均一である。
【0020】ガス供給手段は、不活性ガス源、たとえば
窒素源を装備することができる。不活性ガスは、第1お
よび第2境界面間の間隙を介して環境に放出すると、無
害である。
【0021】気体軸受用のガス供給チャネルも同様に、
不活性ガス源に接続することができる。処理中、これは
ウェハが気体軸受用に供給されるガスと望ましくない化
学反応または物理的反応を起こすことを防止する。
【0022】本発明を以下で、添付の図面に関連する例
示的実施形態に基づいて、具体的に説明しよう。
【0023】
【発明の実施の形態】図に示す例示的実施形態は、相互
に動いて近づいたり遠ざかるように配置された、それぞ
れ第1および第2ハウジング部1および2を含む。相互
に近づくように移動した閉鎖位置で、2つのハウジング
部1、2は処理室3を閉成し、第1および第2ハウジン
グ部1、2は処理室3の周囲にそれぞれ第1および第2
境界面4、5を有する。2つの境界面4、5のあいだに
間隙14が伸長する。2つのハウジング部1、2は各
々、処理室3に面する表面上に処理面6を有する。処理
面6を介して処理室3内に開口するガス供給チャネル7
が、ハウジング部1、2を貫通して伸長している。使用
中、これらのガス供給チャネル7は、処理面6と処理室
3とのあいだに気体軸受を形成するためのガスを処理空
間3に供給するために、ハウジング部1、2の外側で図
示しないガス源と結合する。境界面4、5に、この例示
的実施形態では、処理面6の周囲全体に伸長する第1溝
8が装備される。この第1溝8は、ハウジング部を通し
て外側に伸長するガス排出チャネル10に接続される。
使用中、ガス排出チャネル10は、図示しないガス排出
手段と結合される。これは、ガス供給チャネル7を介し
て供給されたガスが第1溝8を介して排出されるよう
に、ガス排出チャネル10内に低圧を形成する。第1溝
8の周囲に、第2溝12が2つのハウジング部1、2に
設けられる。この第2溝は、ハウジング部1、2を通し
て外側に伸長するガス供給チャネル13に接続される。
使用中、ガスは、図示しないガス源によってこれらのガ
ス供給チャネル13に供給される。図2に示すように、
このガスは第2溝12から、2つの境界面4、5間の間
隙14内を、半径方向に内向きにガス排出溝へ、および
半径方向に外向きに環境へ流れる。
【0024】図は、ウェハを装置内へそれぞれ装填した
りそこから取り出すために意図された搬送リング17を
示す。同じ目的のために、搬送リングはたとえばロボッ
ト・アームに置き換えることができる。搬送リング17
の半径は、ハウジング部1、2の直径より大きい。搬送
リング17は均等な長さの3つの支持フィンガ18を含
み、支持フィンガ18の中心線は相互に対して120°
の角度を取る。これらの支持フィンガ18は、支持フィ
ンガ18の端部でウェハ9の周縁を支持するように、半
径方向に搬送リング17の中心方向に伸長する。その目
的のために、各支持フィンガ18の各端は、支持リップ
21を含む。
【0025】2つのハウジング1、2の2つの境界面
4、5は各々、処理室3から境界面4、5を通って半径
方向に外向きに伸長する3つのウェハ搬送手段収納溝2
2、23をそれぞれ含む。第1境界面4の各ウェハ搬送
手段収納溝22の反対側に、第2境界面5の1つのウェ
ハ搬送手段収納溝23がある。3対のウェハ搬送手段収
納溝22、23の中心線は、相互に120°の角度をな
す。処理室3の周囲で、ウェハ搬送手段収納溝22、2
3は第1溝8と連通する。さらに、2つのガス供給チャ
ネル13が、ウェハ搬送手段収納溝22と第1溝8との
接続部の半径方向に外側で距離をおいて、各ウェハ搬送
手段収納溝22内に開口する。相対するウェハ搬送手段
収納溝22、23のおのおのの対は、2つのハウジング
部1、2が閉鎖位置にあり、搬送リング17が図に示す
ように2つのハウジング部1、2の周囲に位置している
ときに、多少の空間をおいて3つの支持フィンガ18の
1つを受容することができるように、接合高さおよび幅
を有する。使用中、ガスは、ガス供給チャネル13を介
してウェハ搬送手段収納溝22、23へ供給される。そ
のガスは、ウェハ搬送手段収納溝22、23から第1溝
8およびガス排出チャネル10を介して内向きの方向
と、および外向き方向に環境との両方に移動する。
【0026】図5〜10は、ウェハ9が搬送リング17
の支持フィンガ18の3つの支持リップ21上に載置さ
れている例示的実施形態を示す。図は、2つのハウジン
グ部1、2を一つに合わせる動作中の3つのステップを
表す。図5〜7に示す断面図は、1対のウェハ搬送手段
収納溝22、23内の支持フィンガ18を切断して示し
ている。図8〜10に示す断面図は、同一の支持フィン
ガ18に沿ってウェハ搬送手段収納溝22、23の対の
みを切断している。ウェハ9の周囲にセンタリングリン
グ19が支持リップ21上に配置されるので、搬送リン
グ17の移動中、または処理室の処理中に、ウェハ9は
支持リップ21から落下し得ない。さらに、ウェハ9が
環境と異なる温度を有する場合、センタリングリング1
9は、搬送中の半径方向の熱伝達によるウェハ9の半径
方向の温度勾配の発生を回避するはずである。
【0027】図5および図8は開口した開始位置にある
例示的な実施の形態を示し、搬送リング17はたとえば
図示しないロボットアームによってハウジング部1、2
のあいだに処理面6と平行に維持される。搬送リング1
7の中心は、ウェハ9が2つの処理面6のちょうど中間
に配置されるように、2つのハウジング部1、2の中心
のあいだに芯合せされる。搬送リング17の位置は、支
持フィンガ18が、それぞれ第1および第2境界面4お
よび5のウェハ搬送手段収納溝22および23のちょう
ど中間に配置されるようにする。このように、ウェハを
温度処理のために処理室3内に受容するために、2つの
ハウジング部1、2は相互に近付くように移動すること
ができる。その目的のために、2つのハウジング部1、
2は各々、図示しない熱制御器によって特定の処理温度
にされる。さらに、希望する均等な温度処理のために、
気体軸受が形成され、処理室3の汚染が回避されるよう
に、ガス供給チャネル7および13にガスが供給され、
ガス排出チャネル10を介して排出される。
【0028】図6および図9で、第2ハウジング部2が
第1ハウジング部1の方に移動するので、ウェハ9は、
第2ハウジング部2からガス供給チャネル7から流れる
ガスによって形成される気体軸受と接触する。これはウ
ェハの下を半径方向に外向きに第1溝8へ流れるガスを
含み、ガスは第1溝8に沿ってガス排出チャネル10を
介して排出される。ガス流は、それによりウェハを第2
ハウジング部2上で第2境界面5内で芯合せさせるよう
に形成される。センタリングリング19は、半径方向に
各ウェハ搬送手段収納溝23とは反対側で、第2ハウジ
ング部2の処理面6と第1溝8とのあいだに設けられた
3つの支持突起20と接触する。
【0029】図7および図10で、2つのハウジング部
1、2はそれらの閉鎖位置にあり、センタリングリング
19は3つの支持突起20上に着座している。ウェハ9
は支持リップ21から、ウェハ9を処理室3内の2つの
処理面6のあいだで非接触状態で芯合せさせる気体軸受
によて受け取られている。この場合、気体軸受は、2つ
のハウジング部1、2のガス供給チャネル7から処理室
3に供給され、ウェハ9に沿って半径方向に第1溝8へ
流動するガスによって形成される。ウェハ9の上面およ
び下面と2つの処理面6とのあいだの距離は比較的小さ
い。したがって、ウェハ9と2つのハウジング部1、2
とのあいだの伝導による熱伝達が比較的大きいので、ウ
ェハ9は2つのハウジング部1、2の処理温度を比較的
高速で引き継ぐ。この処理温度は2つのハウジング部
1、2の2つの処理面6全体にわたって均等であるの
で、ウェハ9の半径方向の温度勾配はほとんど生じな
い。
【0030】2つのハウジング部1、2が開口位置にあ
るときには、2つのハウジング部1、2とウェハ9との
あいだの伝導による熱伝達は、非常に小さい。第2ハウ
ジング部2を閉じるためにこの位置から第1ハウジング
部1の方へ比較的高速で動かすことによって、正確に決
定できる時点から熱処理を開始することができる。その
後、第2ハウジング部2を第1ハウジング部1から再び
比較的高速で動かすことによって、正確に決定できる時
点で熱伝達を停止することもできる。このやり方で、ウ
ェハ9は、正確に決定できる処理期間内で、高度に均一
な熱処理を行なうことができ、ウェハが半径方向の温度
勾配を受けることはほとんど無い。
【0031】前述の方法での温度処理中、ガスはガス供
給チャネル13から第2溝内へ、および間隙14内へ流
入する。このガス流は、2つのハウジング部1、2の外
部の環境からのガスが間隙14を介して処理室3内へ拡
散する可能性を妨げるように形成される。ガス供給チャ
ネル13から流れてくるガスは、部分的に第1溝8を介
してガス排出チャネル10を通って排出され、部分的に
間隙14を通って外向きに流出する。ガス流量(流速)
は最小限1cm/秒であることが好ましい。第1溝12
の外周にある間隙14において、ペクレ数は10より大
きいことが望ましい。無次元ペクレ数は対流移動と拡散
移動のあいだの比を示し、拡散成分の濃度分布を分析的
に概算するのに役立つ。対流移動は、第2溝12から間
隙14を介して流出するガスの移動である。拡散移動
は、反応装置の外側にあり、拡散によって間隙14を貫
通する傾向にあるガスの移動である。ペクレ数が小さい
場合、拡散移動が優勢であり、ペクレ数が大きい場合は
対流移動が優勢である。この一次元モデルでは、速度差
が存在しないことに注目することが重要である。言い換
えると、間隙14内のガスの速度は関心のある領域で一
定であり、たとえば再循環が存在しない。
【0032】図11および図12に、無次元位置に対す
る「拡散」成分、たとえば外部空気のモル分率を様々な
位置についてグラフで示す。間隙14の半径方向に外側
の端である無次元位置1では、拡散成分のモル分率は1
である。間隙14内の第2溝の位置に対応する無次元位
置0では、対流成分が加わる。中間について、対流と拡
散のあいだの比によって、濃度が決定される。ペクレ数
が低い場合、拡散成分がドメイン全体に存在することが
明らかであり、高いペクレ数の場合、拡散成分が出口付
近(無次元位置1)にだけ存在する。
【0033】図11と図12の唯一の相違は、Y軸の尺
度が図12では対数であるということである。この図は
明らかに、拡散成分の濃度をPPMレベル以下に低下す
るためには、ペクレ数が10より大きくなければならな
いことを実証している。
【0034】ペクレ数は、つぎのように定義される。
【0035】
【数3】
【0036】ここでvは、[m・s-1]単位の「流動」
成分のガス速度であり、Dは[m2・s-1]単位の「流
動」成分と「拡散」成分の2つのガスのあいだの拡散係
数であり、Lは[m]単位の特性距離つまり間隙の半径
方向の長さである。特性距離は一般的に、「流動」成分
の入口と出口のあいだの距離である。
【0037】「流動」成分の最小所用速度を概算するた
めに、つぎの変数を使用することができる。
【0038】 「拡散」成分を1ppmに減少する Pe=14 「拡散」成分を10ppmに減少する Pe=11.5 1000℃および1気圧時のN2/H2の拡散係数 D=8.5・10-42・s-1 27℃および1気圧時のN2/H2の拡散係数 D=7.7・10-52・s-1 1000℃および1気圧時のN2/O2の拡散係数 D=2.3・10-42・s-1 27℃および1気圧時のN/O2の拡散係数 D=2.0・10-52・s-1 特性距離Lは、問題によって異なる。
【0039】たとえば特性距離が0.02mであり、温
度が1000℃であり、圧力が1気圧であり、10pp
m未満の拡散によって酸素膜の汚染を防止するための
「流動」成分として窒素を使用する場合、最小窒素速度
は、次式によって計算することができる。
【0040】
【数4】
【0041】同様に、他の状況について最小速度を計算
することができる。
【0042】ガス供給チャネル7を介して処理室3へ供
給されるガスは、物理的または化学的プロセスによって
ウェハ9の表面に処理温度で処理、たとえば堆積または
エッチングを実行する処理ガスとすることができる。ガ
スはまた、単にハウジング部1、2とウェハ9とのあい
だに気体軸受を形成するためにのみ意図された不活性ガ
スとすることもできる。
【0043】図1〜10は、様々なガス供給チャネルお
よび排出チャネルをガス源または排出設備にそれぞれど
のように接続するかを示していない。分かりやすくする
ために、2つのハウジング部1、2の熱制御器、温度、
ガス流量、ハウジング部1、2の位置のための必要なセ
ンサおよび制御手段、ならびに前記測定および調整手段
の制御器などの装備も図示していない。
【0044】本発明は記載した例示的実施形態に限定さ
れず、発明の枠内で様々な変形が可能であることが理解
されるであろう。
【0045】したがって、2つのハウジング部1、2は
異なる形状で、たとえば円形または円弧状に設け、かつ
異なる材料、たとえば金属または合金から形成すること
ができる。
【0046】さらに、第1および第2溝8および12の
それぞれの形状および位置は、第1および/または第2
境界面内で様々に変化させることができる。さらに、ハ
ウジング部1、2は、2つまたはそれ以上の第1同心溝
8、および半径方向に第1溝または処理室3の周囲の溝
8の外側に伸長する2つまたはそれ以上の第2同心溝1
2を装備することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1ハウジング部が示されていない本発明の例
示的実施形態の略平面図である。
【図2】図1の平面図に示した例示的実施形態の線A´
−Cに沿った略断面図である。
【図3】図1の平面図に示した例示的実施形態の線B−
Bに沿った断面図である。
【図4】図1の平面図に示した例示的実施形態の部分Q
の詳細図である。
【図5】図1の平面図に示した例示的実施形態が開口位
置にあるときの線A−Aに沿った略断面図である。
【図6】例示的実施形態が部分的に閉鎖した位置にある
ときの図5と同様の断面図である。
【図7】例示的実施形態が閉鎖位置にあるときの図5と
同様の断面図である。
【図8】図1の平面図に示した例示的実施形態が開口位
置にあるときの線A´−Cに沿った略断面図である。
【図9】例示的実施形態が部分的に閉鎖した位置にある
ときの図8と同様の断面図である。
【図10】例示的実施形態が閉鎖位置にあるときの図8
と同様の断面図である。
【図11】拡散成分のモル分率対間隙における無次元位
置のグラフである。
【図12】縦軸の尺度を対数とした図11と同様のグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラディミール イワノビッチ クズネト ソフ オランダ王国、2622 アーイクス デルフ ト、ブエノス アイレスストラート 8 (72)発明者 クリスティアヌス ヘラルデュス マリア デ リダー オランダ王国、3828 ベーカー ホーフラ ント、エスドールンラーン 19 (72)発明者 ヘルベルト テルホースト オランダ王国、3822 ベーイクス アメル スフォールト、アルベルト スフヴェイツ ェルシンヘル 4アー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体材料から製造されたウェハを処理
    するための装置であって、前記装置は相互に動いて近づ
    いたり遠ざかるように配置された第1および第2ハウジ
    ング部(1、2)を備えており、2つのハウジング部
    (1、2)が動いて一緒になった閉鎖位置で処理室
    (3)を閉成し、処理室(3)内に開口している少なく
    とも1つのガス供給チャネル(7)を第1および/また
    は第2ハウジング部(1、2)に設け、処理室(3)の
    周囲の第1および第2ハウジング部(1、2)にそれぞ
    れ第1および第2境界面(4、5)を備え、閉鎖位置に
    あるときに第1および第2境界面(4、5)のあいだ
    に、処理室(3)内に供給されたガスを半径方向に外向
    きに排出するための間隙(14)が存在するように構成
    された装置であって、境界面(4、5)の少なくとも1
    つに、ガス排出手段(10)に接続された第1溝(8)
    を設け、2つの境界面(4、5)の少なくとも1つに、
    ガス供給手段(13)に接続された第2溝(12)を設
    け、第1および第2溝(8、12)の両方が処理室
    (3)の周囲に沿って実質的に伸長し、第1溝(8)が
    半径方向に第2溝(2)の内側に配置され、使用中にガ
    ス供給手段(13)によって形成される圧力が、ガスを
    第2溝(2)から第1および第2境界面(4、5)のあ
    いだの間隙内を半径方向に内向きおよび半径方向に外向
    きの両方向に流れさせるような圧力であることを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】 ペクレ数Peが次式: 【数1】 によって定義され、式中vが間隙(14)のガス流速で
    あり、Lが流れの方向に見た間隙(14)の長さであ
    り、Dが間隙(14)を介して半径方向に外向きに流れ
    るガス中の汚染の拡散係数であるときに、半径方向に第
    2溝(12)の外側に位置する溝(14)におけるペク
    レ数が10より大きい請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 使用中に、半径方向に外向きに流れるガ
    スの間隙(4)中のガス流速が最小限1cm/秒である
    請求項1または2記載の装置。
  4. 【請求項4】 使用中に、ガス排出手段(10)によっ
    て形成される圧力が、処理室(3)内に供給された実質
    的にすべてのガスを第1溝(8)を介して排出させるよ
    うな圧力である請求項1、2または3記載の装置。
  5. 【請求項5】 遠ざかるように動いた開口位置にある2
    つのハウジング部(1、2)が、前記第1および第2境
    界面のあいだに、ウェハ搬送手段(17、18)によっ
    てウェハを装填したり取り出すための空間を維持する請
    求項1、2、3または4記載の装置。
  6. 【請求項6】 第1および/または第2ハウジング部
    (1、2)に、処理室(3)内に開口するガス供給チャ
    ネル(7)を設けて、ウェハ(9)を処理室内で非接触
    状態で維持するための気体軸受を形成する請求項1、
    2、3、4または5記載の装置。
  7. 【請求項7】 ハウジング部(1、2)の少なくとも1
    つに対するウェハ搬送手段(17、18)の位置が、2
    つのハウジング部(1、2)が開口位置から相互に近づ
    くように動くときに、気体軸受が処理室内でウェハ搬送
    手段(17、18)からウェハを受け取るように構成さ
    れる請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 2つのハウジング部(1、2)の2つの
    境界面(4、5)のうちの少なくとも1つに、2つのハ
    ウジング部(1、2)が閉鎖位置のときにウェハ搬送手
    段(17、18)を収納する、搬送手段と同数のウェハ
    搬送手段収納溝(22、23)を設ける請求項5、6ま
    たは7記載の装置。
  9. 【請求項9】 ウェハ搬送手段収納溝(22、23)が
    半径方向に伸長し、第2溝(12)が各ウェハ搬送手段
    収納溝(22、23)の位置で中断する請求項8記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 ガス供給手段(13)がウェハ搬送手
    段収納溝(22、23)内に開口し、ウェハ搬送手段収
    納溝(22、23)が半径方向に内向きに位置する部分
    で第1溝(8)と流体接続する請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 ウェハ搬送手段(17、18)が多数
    の支持フィンガ(18)を備えた搬送リング(17)を
    実質的に含み、搬送リング(17)が2つのハウジング
    部(1、2)の外周より大きい直径を持ち、支持フィン
    ガ(18)が搬送リング(17)に接続されかつ半径方
    向に搬送リング(17)の中心方向に伸長して、支持フ
    ィンガ(8)の端が協同してウェハ(9)の周縁を支持
    するようにした請求項5、6、7、8、9または10記
    載の装置。
  12. 【請求項12】 第1および第2ハウジング部(1、
    2)が動作中に実質的に一定温度を持ち、2つのハウジ
    ング部(1、2)が閉鎖位置のときに、処理室(3)内
    に閉囲されたウェハ(9)と2つのハウジング部(1、
    2)とのあいだの距離が非常に小さいので、2つのハウ
    ジング部(1、2)とウェハ(9)とのあいだの熱伝達
    が実質的に熱伝導によって行なわれるようにした請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 ガス供給手段(13)が不活性ガス源
    を含む請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11または12記載の装置。
  14. 【請求項14】 気体軸受用のガス供給チャネル(7)
    を不活性ガス源に接続する請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12または13記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 前記不活性ガス源が窒素を含む請求項
    13または14記載の装置。
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