JP2001250702A - チップ型積層抵抗素子 - Google Patents

チップ型積層抵抗素子

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JP2001250702A
JP2001250702A JP2000062124A JP2000062124A JP2001250702A JP 2001250702 A JP2001250702 A JP 2001250702A JP 2000062124 A JP2000062124 A JP 2000062124A JP 2000062124 A JP2000062124 A JP 2000062124A JP 2001250702 A JP2001250702 A JP 2001250702A
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chip
thermistor
face
resistor element
electrodes
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Kenjiro Mihara
賢二良 三原
Makoto Matsubara
誠 松原
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低抵抗化を図ることができ、かつコンデンサ
F耐性能や絶縁耐圧が高められ、大電流用途に適したチ
ップ型積層抵抗素子を得る。 【解決手段】 抵抗素体としてのサーミスタ素体2内に
複数の内部電極3a〜3dが配置されており、内部電極
3a〜3dがサーミスタ素体2の全幅に至るように形成
されており、サーミスタ素体2の第1,第2の端面2
a,2bを覆うように第1,第2の端子電極4,5が形
成されている、チップ型積層サーミスタ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば積層サーミ
スタのようなチップ型の積層抵抗素子に関し、より詳細
には、突入電極抑制用サーミスタのような比較的大きな
電流が流される用途に用いられるチップ型積層抵抗素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーミスタは、大別すると、温度
検知及び温度補償に使われる温度センサ用サーミスタ
と、電子・電気機器で生ずる突入電流を抑制する突入電
流抑制用サーミスタに分類される。サーミスタの形状
は、用途で要求される性能により大きく異なっている。
温度センサ用サーミスタは、チップ型として構成されて
おり、突入電流抑制用サーミスタでは、円板状のサーミ
スタ素体にリード線が接合されているリード付部品が主
流である。
【0003】しかしながら、近年、電子・電気機器の小
型化に伴い、搭載される部品の小型化及び低背化が進ん
でいる。従って、突入電流抑制用のサーミスタにおいて
も、温度センサ用サーミスタと同様に、チップ型のサー
ミスタが求められてきている。
【0004】しかしながら、突入電流抑制用サーミスタ
で求められる抵抗値は、温度センサ用サーミスタの場合
の抵抗値に比べて一桁以上小さい。従って、突入電流抑
制用のサーミスタを、チップ型部品として構成する場
合、抵抗値を小さくする必要がある。
【0005】特開平7−66006号公報には、サーミ
スタ素体の上面及び下面にそれぞれ対向電極を設けて低
抵抗化を図ったチップ型サーミスタが開示されている。
しかしながら、このチップ型サーミスタでは、突入電流
抑制用サーミスタで要求される抵抗値を得るには、電極
面積を大きくする必要がある。従って、チップ型に構成
されているものの、サーミスタの寸法が大きくならざる
を得ない。
【0006】他方、温度検知用サーミスタでは、図9
(a)及び(b)に示すチップ型積層サーミスタが用い
られている。チップ型積層サーミスタ51では、サーミ
スタ素体52内に複数の内部電極53a〜53dがサー
ミスタ素体層を介して重なり合うように配置されてい
る。サーミスタ素体52の端面52a,52bに端子電
極54,55が形成されている。内部電極53a〜53
dは、厚み方向において交互に端子電極54または端子
電極55に電気的に接続されている。上記チップ型積層
サーミスタ51では、内部電極53a〜53dの積層数
を調整することにより、抵抗値を容易に調整することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】チップ型積層サーミス
タ51では、内部電極積層数を増加することにより低抵
抗化を図ることができ、従って上述した突入電流抑制用
サーミスタの抵抗値を実現することができる。
【0008】しかしながら、突入電流抑制用サーミスタ
では、低抵抗であるだけでなく、JISに規定のコンデ
ンサF耐性能に優れていることが求められる。ところ
が、上記積層サーミスタ51では、コンデンサF耐性能
が極めて低く、電圧や電流の小さい温度検知用サーミス
タとしては好適であるものの、瞬時に数十Aの突入電流
が流れる電源回路に用いた場合、F耐破壊が生じ易いこ
とがわかった。
【0009】本発明の目的は、上述した従来記述の欠点
を解消し、低抵抗化を図り得るだけでなく、大電流が流
れる用途に用いた場合であっても、F耐破壊が生じ難い
チップ型積層抵抗素子を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、低抵抗化を図ること
ができ、突入電流抑制用サーミスタとして好適に用いる
ことができる、チップ型積層サーミスタを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチップ型積
層抵抗素子は、上面、下面、一対の側面及び対向し合う
第1,第2の端面を有する抵抗素体と、前記抵抗素体の
第1,第2の端面を覆うように形成された第1,第2の
端子電極と、第1の端子電極に第1の端面において電気
的に接続されており、かつ先端が第2の端面との間に所
定のギャップ領域を残すように第2の端面側に延ばされ
ている、第1の内部電極と、第1の内部電極と抵抗素体
層を介して重なり合うように形成されており、第2の端
面において第2の端子電極に電気的に接続されており、
先端が第1の端面との間に所定のギャップ領域を残すよ
うに第1の端面側に延ばされている第2の内部電極とを
備え、前記第1,第2の内部電極が、第1,第2の端子
電極を結ぶ方向と直交する方向を幅方向としたときに、
前記抵抗素体の幅方向全幅に至るように形成されている
ことを特徴とする。
【0012】本発明の特定の局面では、複数の第1,第
2の内部電極が、前記抵抗素体の厚み方向において交互
に配置されている。本発明の他の特定の局面では、前記
抵抗素体の第1,第2の端子電極間の外表面において、
少なくとも第1,第2の内部電極が露出している部分を
被覆するように形成された絶縁性保護膜がさらに備えら
れる。好ましくは、上記絶縁性保護膜が、抵抗素体の第
1,第2の端子電極間の外表面の全領域を被覆するよう
に形成される。
【0013】本発明の特定の局面では、第1,第2の端
子電極が、前記抵抗素体の端面の全領域を覆い、かつ上
面、一対の側面及び下面にも至るように形成されてい
る。本発明のより限定的な局面では、上記抵抗素体とし
て、正または負の抵抗温度特性を有するサーミスタ素体
が用いられ、それによって突入電流抑制用サーミスタと
して好適に用い得るチップ型積層サーミスタが提供され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
のチップ型積層抵抗素子の実施例を説明することによ
り、本発明を明らかにする。
【0015】図1(a)及び(b)は、本発明の一実施
例に係るチップ型積層サーミスタの斜視図及び平面断面
図であり、図2は、その縦断面図である。なお、本実施
例のチップ型積層サーミスタ1は、NTC素子、すなわ
ち負の抵抗温度特性を有するサーミスタである。
【0016】チップ型積層サーミスタ1は、直方体状の
サーミスタ素体2を有する。サーミスタ素体2は、負の
抵抗温度特性を有するセラミック材料からなり、後述の
内部電極3a〜3dと共に一体焼成されている。
【0017】サーミスタ素体2内には、第1,第2の内
部電極3a〜3dがサーミスタ素体層を介して重なり合
うように配置されている。第1の内部電極3a,3c
は、サーミスタ素体2の第1の端面2aに引き出されて
いる。他方、第2の内部電極3b,3dは、サーミスタ
素体2の端面2aとは反対側の第2の端面2bに引き出
されている。
【0018】サーミスタ素体2において、第1,第2の
端面2a,2bを結ぶ方向を長さ方向とする。内部電極
3a〜3dは、上記長さ方向と直交する幅方向、すなわ
ちサーミスタ素体2の幅方向全幅に至るように形成され
ている。内部電極3a〜3dの平面形状を、内部電極3
aを代表してより詳細に説明する。
【0019】図1(b)に示すらうに、内部電極3a
は、第1の端面2aから第2の端面2b側に向かって延
ばされている。もっとも、内部電極3aの先端3a1
第2の端面2bとの間には所定のギャップ領域Xが形成
されている。
【0020】また、内部電極3aは、その全長にわた
り、サーミスタ素体2の全幅、すなわち側面2c,2d
に至るように形成されている。後述の具体的な実験例か
ら明らかなように、積層サーミスタにおいて、内部電極
をサーミスタ素体の全幅に至るように形成することによ
り、コンデンサF耐性能が高められる。
【0021】内部電極3a〜3dを構成する材料として
は、サーミスタ素体2とオーミック接触し得る適宜の金
属材料を用いることができ、本実施例ではPtが用いら
れている。もっとも、このようなオーミック接触を果た
し得る限り、Ag、Pd、あるいはAg、Pdもしくは
Ptを組み合わせてなる合金などを用いてもよい。
【0022】サーミスタ素体2の端面2a,2bを覆う
ように、それぞれ、第1,第2の端子電極4,5が形成
されている。端子電極4,5は、適宜の金属材料を導電
ペーストの塗布・焼付法により、あるいは蒸着、メッキ
もしくはスパッタリングなどの薄膜形成法により付与す
ることにより形成し得る。
【0023】また、端子電極4,5は、複数の電極膜を
積層した形態であってもよく、本実施例では、端子電極
4,5は、それぞれ、第1〜第3の電極膜4a〜4c,
5a〜5cを積層した構造を有する。
【0024】より具体的には、最内側の第1の金属膜3
a,5aは、Ag−Pdペーストの塗布・焼付により形
成されており、それによって内部電極3a〜3dとの電
気的接続の信頼性が高められている。また、Ag−Pd
の半田壊れを防止するために、第2の電極膜4b,5b
が第1の電極膜4a,5a上に形成されている。第2の
電極膜4b,5bは、半田壊れが生じ難い金属材料、例
えばニッケルを用いて構成することができる。第2の電
極膜4b,5b上に形成されている第3の電極膜4c,
5cは、半田付性を高めるために形成されているこのよ
うな半田付性を高め得る金属材料として、例えばSnや
Sn−Pb合金などを用いることができる。なお、本実
施例では、第2,第3の電極膜4b〜5cは、湿式メッ
キ法により形成されている。
【0025】本実施例のチップ型積層サーミスタ1の特
徴は、上述したように、内部電極3a〜3dがサーミス
タ素体2の全幅に至るように形成されていることにあ
り、それによってコンデンサF耐性能が高められる。こ
れを、具体的な実験例に基づき説明する。
【0026】希土類遷移元素酸化物として、LaCoO
3 となるように、La23及びCo 34粉末を秤量し、
混合した。得られた混合粉末を湿式混合し、乾燥し、仮
焼することにより仮焼粉末を得た。得られた仮焼粉末に
有機バインダ、溶剤及び分散剤を加え、湿式混合し、セ
ラミックスラリーを得た。このセラミックスラリーをド
クターブレード法にてシート成形し、厚さ60μmのセ
ラミックグリーンシートを得た。上記セラミックグリー
ンシートを、焼成後の寸法で平面形状が5.7×5.0
mmとなるように切断し、矩形のセラミックグリーンシ
ートを得た。
【0027】図3に略図的に示すように、上記のように
して得た矩形のセラミックグリーンシート11〜16を
積層した。なお、セラミックグリーンシート12〜15
上には、それぞれ、Ptペーストをスクリーン印刷する
ことにより、内部電極3a〜3dを形成した。このPt
ペーストの印刷に際しては、セラミックグリーンシート
12〜15の全幅に至るようにPtペーストを印刷し
た。
【0028】上記セラミックグリーンシート11〜16
を積層し、厚み方向に加圧し、積層体を得た。この積層
体を焼成し、サーミスタ素体2を得、上述したようにし
て端子電極4,5を形成した。
【0029】比較のために、図4に示すセラミックグリ
ーンシート21〜26を積層を積層したことを除いて
は、上記実施例と同様にして比較例のチップ型積層サー
ミスタを作成した。なお、図4から明らかなように、比
較例では、セラミックグリーンシート22〜25の上面
にPtペーストを印刷するにあたり、印刷領域が各セラ
ミックグリーンシート22〜25の全幅には至らないよ
うに、すなわち矢印Yで示すサイドギャップ領域が残る
ように印刷を行い、内部電極27a〜27dを形成し
た。。
【0030】上記のようにしてサーミスタ素体寸法が
5.7×5.0×厚み2.0mmであり、目標抵抗値が
8Ωである実施例及び比較例の積層サーミスタを用意
し、図5に示す突入電流抑制評価用スイッチング電源回
路を用いて評価した。図5において、31はダイオード
を、32はコンデンサ、33は負荷抵抗、34は電源、
Aは評価されるチップ型積層サーミスタを示す。
【0031】実施例及び比較例の各チップ型積層サーミ
スタ30個を、上記スイッチング電源回路に挿入し、チ
ップ型積層サーミスタ素子が破壊するまでコンデンサ3
2の容量をステップアップした。そして、破壊した時点
のコンデンサ32の静電容量を比較した。結果を図6及
び下記の表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】図6及び表1から明らかなように、比較例
のチップ型積層サーミスタと比べて、実施例のチップ型
積層サーミスタ1では、コンデンサF耐性能が著しく高
められることがわかる。これは、比較例の従来のチップ
型積層サーミスタでは、内部電極27a〜27dの側方
にサイドギャップ領域が形成されており、従って、内部
電極27aを例にとると、内部電極27aの先端側のコ
ーナー部分27a1 ,27a2 において、電界集中が著
しいため、上記コンデンサF耐性能が低下しているのに
対し、実施例のチップ型積層サーミスタ1では、内部電
極3a〜3dの先端における電界集中が緩和されるため
と考えられる。
【0034】なお、上記チップ型積層サーミスタ1で
は、内部電極3a〜3dがサーミスタ素体2の側面2
c、2dに至るように形成されている。従って、図1
(a)に示されているように、内部電極3a〜3dが側
面2cに露出している。よって、好ましくは、図7及び
図8に示すように、第1,第2の端子電極4,5間のサ
ーミスタ素体2の外表面領域に、内部電極3a〜3dの
サーミスタ素体2の側面2c、2dに露出している部分
を被覆する絶縁性保護膜6を形成することが望ましい。
この絶縁性保護膜6を構成する材料としては、適宜の合
成樹脂や絶縁セラミックスを用いることができる。絶縁
性セラミックスを用いる場合には、焼成に先立ち、上述
した積層体の外表面にセラミックスラリーを塗布し、一
体焼成することにより、絶縁性保護膜6を形成してもよ
く、合成樹脂により絶縁性保護膜6を形成する場合に
は、サーミスタ素体2を得た後に合成樹脂を送付し、硬
化させることにより形成することができる。
【0035】また、好ましくは、上記絶縁性保護膜6
は、第1,第2の端子電極4,5間のサーミスタ素体2
の外表面の全領域に形成され、それによって耐湿性等を
高め得る。もっとも、上記内部電極3a〜3dが第1,
第2の端子電極4,5間で露出している外表面部分にお
いて、少なくとも内部電極3a〜3dが露出している部
分を被覆するようにさえ形成されればよい。
【0036】上述した実施例では、負の抵抗温度特性を
有するチップ型積層サーミスタ1につき説明したが、本
発明は、正の抵抗温度特性を有するチップ型積層サーミ
スタにも適用することができる。また、上記のように、
内部電極のコーナー部分における電界集中の緩和により
コンデンサF耐性能や絶縁耐圧が高められるため、サー
ミスタだけでなく、チップ型積層抵抗素子一般に本発明
を適用することができ、例えば積層バリスタや積層型の
固定抵抗素子にも本発明を適用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るチップ型積層抵抗素子で
は、複数の内部電極が、第1,第2の端子電極を結ぶ方
向と直交する方向を幅方向としたときに、抵抗素体の幅
方向全幅に至るように形成されているので、電界集中が
緩和され、それによってコンデンサF耐性能を絶縁耐圧
を高めることができる。従って、内部電極積層数を増加
させることにより、低抵抗化を図り得るだけでなく、コ
ンデンサF耐性能や絶縁耐圧を高め得るので、突入電流
抑制用積層サーミスタのような大きな電流が流れる用途
に好適なチップ型積層抵抗素子を提供することが可能と
なる。
【0038】複数の第1,第2の内部電極が、抵抗素体
の厚み方向において交互に配置されている場合には、内
部電極積層数が高められるので、低抵抗化を容易に図る
ことができる。
【0039】抵抗素体の第1,第2の端子電極間の外表
面において、少なくとも第1,第2の内部電極が露出し
ている部分を被覆するように絶縁性保護膜が形成されて
いる場合には、チップ型積層抵抗素子の耐湿性を高める
ことができ、かつ隣接する部品との短絡などを防止する
ことができる。
【0040】絶縁性保護膜が、第1,第2の端子電極間
の外表面の全領域を被覆するように形成されている場合
には、より一層耐湿性や隣接する部品との短絡事故を確
実に防止することができる。
【0041】第1,第2の端子電極が抵抗素体の端面の
全領域を覆い、かつ上面、一対の側面及び間にも至るよ
うに形成されている場合には、プリント回路基板などに
容易にかつ確実に表面実装することができる。
【0042】抵抗素体として正または負の抵抗温度特性
を有するサーミスタ素体を用いた場合には、本発明に従
って低抵抗化を図り得るだけでなく、コンデンサF耐性
能が高められており、従って、突入電流抑制用のような
大電流用途に適したチップ型積層サーミスタを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明の一実施例に係る
チップ型積層サーミスタを説明するための斜視図及び平
面断面図。
【図2】図1に示した実施例のチップ型積層サーミスタ
の縦断面図。
【図3】実施例のチップ型積層サーミスタのサーミスタ
素体を得る工程を説明するための分解斜視図。
【図4】比較のために用意したチップ型積層サーミスタ
のサーミスタ素体を得る工程を説明するための分解斜視
図。
【図5】実施例及び比較例のチップ型積層サーミスタの
コンデンサF耐性能を評価する回路を示す図。
【図6】実施例及び比較例のコンデンサF耐試験結果を
示す図。
【図7】図1に示した実施例のチップ型積層サーミスタ
の変形例を示す斜視図。
【図8】図7に示した変形例に係るのチップ型積層サー
ミスタの縦断面図。
【図9】(a)及び(b)は、従来のチップ型積層サー
ミスタを示す縦断面図及び平面断面図。
【符号の説明】
1…チップ型積層サーミスタ 2…サーミスタ素体 2a,2b…第1,第2の端面 2c,2d…側面 3a,3c…第1の内部電極 3b,3d…第2の内部電極 4,5…第1,第2の端子電極 6…絶縁性保護膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面、下面、一対の側面及び対向し合う
    第1,第2の端面を有する抵抗素体と、 前記抵抗素体の第1,第2の端面を覆うように形成され
    た第1,第2の端子電極と、 第1の端子電極に第1の端面において電気的に接続され
    ており、かつ先端が第2の端面との間に所定のギャップ
    領域を残すように第2の端面側に延ばされている、第1
    の内部電極と、 第1の内部電極と抵抗素体層を介して重なり合うように
    形成されており、第2の端面において第2の端子電極に
    電気的に接続されており、先端が第1の端面との間に所
    定のギャップ領域を残すように第1の端面側に延ばされ
    ている第2の内部電極とを備え、 前記第1,第2の内部電極が、第1,第2の端子電極を
    結ぶ方向と直交する方向を幅方向としたときに、前記抵
    抗素体の幅方向全幅に至るように形成されていることを
    特徴とする、チップ型積層抵抗素子。
  2. 【請求項2】 複数の第1,第2の内部電極が、前記抵
    抗素体の厚み方向において交互に配置されている、請求
    項1に記載のチップ型積層抵抗素子。
  3. 【請求項3】 前記抵抗素体の第1,第2の端子電極間
    の外表面において、少なくとも第1,第2の内部電極が
    露出している部分を被覆するように形成された絶縁性保
    護膜をさらに備える、請求項1または2に記載のチップ
    型積層抵抗素子。
  4. 【請求項4】 前記絶縁性保護膜が、前記抵抗素体の第
    1,第2の端子電極間の外表面の全領域を被覆するよう
    に形成されている、請求項3に記載のチップ型積層抵抗
    素子。
  5. 【請求項5】 第1,第2の端子電極が、前記抵抗素体
    の端面の全領域を覆い、かつ上面、一対の側面及び下面
    にも至るように形成されている、請求項1〜4のいずれ
    かに記載のチップ型積層抵抗素子。
  6. 【請求項6】 前記抵抗素体が、正または負の抵抗温度
    特性を有するサーミスタ素体である、請求項1〜5のい
    ずれかに記載のチップ型積層抵抗素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011091199A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Tdk Corp 積層電子部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011091199A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Tdk Corp 積層電子部品

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