JP2001249952A - 回路設計装置および方法 - Google Patents

回路設計装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の最適化を高速に処理する回路設計装置
および方法を提供する 【解決手段】 本発明の回路設計装置は、1つの回路1
00を分割して複数の分割回路111、112、113
および114を生成する論理回路分割手段6と、回路1
00の制約値を用いて複数の分割回路111、112、
113および114の各々の個別制約値を求める分割制
約値生成手段8と、複数の分割回路111、112、1
13および114の各々に対して対応する個別制約値に
基づいて最適化を行う分割回路最適化手段10と、分割
回路最適化手段10により最適化された複数の分割回路
1110、1120、1130および1140を結合し
て1つの回路1000を生成する分割回路マージ手段1
2とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路設計装置およ
び方法に関し、特に、回路の最適化処理を行う回路設計
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の回路設計装置および方法で
は、論理回路全体に対して論理最適化を行っていた(以
下、第1の従来技術という)。また、他の従来の論理最
適化方法では、論理回路全体を複数のサブブロックに人
手で分割した後、各サブブロック毎に論理最適化してい
た(以下、第2の従来技術という)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
多大な処理時間を要し、かつ、最適化処理を1つのプロ
セスでしか行えないという欠点がある。第1の従来技術
は、回路を分割せずに最適化処理を行っていたためであ
る。
【0004】第2の従来技術では、サブブロック分割に
人手工数がかかり、かつ、各サブブロックの最適化に必
要な目標値を別途作成しなければならない、という欠点
がある。そこで、本発明の目的は、回路を自動的に分割
して分割回路を生成する回路設計装置および方法を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、回路の最
適化を高速に処理する回路設計装置および方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の回路設計装置は、1つの回路を分割して複数
の分割回路を生成する第1の手段と、前記回路の制約値
を用いて前記複数の分割回路の各々の個別制約値を求め
る第2の手段と、前記複数の分割回路の各々に対して対
応する前記個別制約値に基づいて最適化を行う第3の手
段と、この第3の手段により最適化された複数の分割回
路を結合して1つの回路を生成する第4の手段とを含
む。
【0006】また、本発明の他の回路設計装置は、前記
第1の手段は、前記回路に含まれる論理素子の出力信号
を切断点として該回路を分割することを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の他の回路設計装置は、前
記第1の手段は、出力信号が複数の論理素子に接続して
いる論理素子を抽出する抽出手段と、この抽出手段が抽
出した論理素子の出力信号を切断点と決定する決定手段
とを有することを特徴とする。
【0008】また、本発明の他の回路設計装置は、前記
制約値は遅延制限時間であることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の他の回路設計装置は、前
記第2の手段は、前記複数の分割回路の接続関係から対
応する分割回路の個別制約値を求めることを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の他の回路設計装置は、前記
複数の分割回路は第1および第2の分割回路を含み、前
記第1の分割回路は第1の遅延時間を有し、前記第2の
分割回路は前記第1の分割回路の出力端に接続されてい
るとともに第2の遅延時間を有し、前記第2の手段は前
記第1および第2の遅延時間の比に基づいて前記第1お
よび第2の分割回路の個別制約値を求めることを特徴と
する。
【0011】さらに、本発明の他の回路設計装置は、前
記第2の手段は前記第1および第2の遅延時間の比を用
いて前記回路の制約値を比例配分して前記第1および第
2の分割回路の個別制約値を求めることを特徴とする。
【0012】また、本発明の他の回路設計装置は、前記
複数の分割回路は、第1の分割回路と、第2の分割回路
と、前記第1および第2の分割回路の出力信号をそれぞ
れ入力する第3の分割回路と、前記第1および第2の分
割回路の出力信号をそれぞれ入力する第4の分割回路と
を含み、前記第1の分割回路と前記第3の分割回路との
関係から当該第1および3の分割回路の個別制約値をそ
れぞれ求め、前記第2の分割回路と前記第3の分割回路
との関係から当該第2よび3の分割回路の個別制約値を
それぞれ求め、記第1の分割回路と前記第4の分割回路
との関係から当該第1および4の分割回路の個別制約値
をそれぞれ求め、前記第2回路と前記第4の分割回路と
の関係から当該第2よび4の分割回路の個別制約値をそ
れぞれ求め、前記第1乃至第4の分割回路のそれぞれに
ついて複数得られた前記個別制約値のうちから最も制約
が厳しいものをその分割回路の個別制約値として生成す
ることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の他の回路設計装置は、前
記第1の手段により生成された複数の分割回路の各々が
所定の規模の制約を満たしているか否かを識別する第5
の手段をさらに含む。
【0014】本発明の回路設計装置は、1つの回路から
複数の分割回路を生成する第1の手段と、前記回路に含
まれ互いに接続された少なくとも2つの前記分割回路の
組の中から遅延時間が最大のものを選び、選ばれた分割
回路の組について各分割回路の個別制約値を求める第2
の手段と、前記第2の手段により制約値が求められた前
記分割回路について対応する前記個別制約値に基づいて
最適化を行う第3の手段と、この第3の手段により最適
化された分割回路と、前記第1の手段により生成され前
記第2の手段により選ばれた分割回路の組に含まれない
分割回路とを結合して1つの回路を生成する第4の手段
とを含む。
【0015】また、本発明の他の回路設計装置は、前記
複数の分割回路は、第1の分割回路と、第2の分割回路
と、前記第1および第2の分割回路の出力信号をそれぞ
れ入力する第3の分割回路と、前記第1および第2の分
割回路の出力信号をそれぞれ入力する第4の分割回路と
を含み、前記第2の手段は、前記第1および第3の分割
回路からなる組を選択し、前記第1の分割回路と前記第
3の分割回路との関係から当該第1および3の分割回路
の個別制約値をそれぞれ求め、前記第3の手段は、前記
第1および第3の分割回路の最適化を行い、前記第4の
手段は、前記第3の手段により最適化された前記第1お
よび第3の分割回路と、前記第2および第4の分割回路
とを結合することを特徴とする。
【0016】本発明の回路設計方法は、1つの回路を分
割して複数の分割回路を生成するステップと、前記回路
の制約値を用いて前記複数の分割回路の各々の個別制約
値を求めるステップと、前記複数の分割回路の各々に対
して対応する前記個別制約値に基づいて最適化を行うス
テップと、最適化された複数の分割回路を結合して1つ
の回路を生成するステップとを含む。
【0017】また、本発明の他の回路設計方法は、前記
分割回路を生成するステップにおいて、前記回路に含ま
れる論理素子の出力信号を切断点として該回路を分割す
ることを特徴とする。
【0018】また、本発明の他の回路設計方法は、前記
分割回路を生成するステップにおいて、出力信号が複数
の論理素子に接続している論理素子を抽出し、抽出され
た論理素子の出力信号を切断点と決定することを特徴と
する。
【0019】また、本発明の他の回路設計方法は、前記
個別制約値を求めるステップにおいて、前記制約値およ
び前記個別制約値として遅延制限時間を用いることを特
徴とする。
【0020】また、本発明の他の回路設計方法は、前記
個別制約値を求めるステップにおいて、前記複数の分割
回路の接続関係から対応する分割回路の個別制約値を求
めることを特徴とする。
【0021】また、本発明の他の回路設計方法は、前記
分割回路を生成するステップにおいて、第1の遅延時間
を有する第1の分割回路と、この第1の分割回路の出力
端に接続されているとともに第2の遅延時間を有する第
2の分割回路とを生成し、前記個別制約値を求めるステ
ップにおいて、前記第1および第2の遅延時間の比に基
づいて前記第1および第2の分割回路の個別制約値を求
めることを特徴とする。
【0022】また、本発明の他の回路設計方法は、前記
個別制約値を求めるステップにおいて、前記第1および
第2の遅延時間の比を用いて前記回路の制約値を比例配
分して前記第1および第2の分割回路の個別制約値を求
めることを特徴とする。
【0023】また、本発明の他の回路設計方法は、前記
分割回路を生成するステップにおいて、第1の分割回路
と、第2の分割回路と、前記第1および第2の分割回路
の出力信号をそれぞれ入力する第3の分割回路と、前記
第1および第2の分割回路の出力信号をそれぞれ入力す
る第4の分割回路とを生成し、前記個別制約値を求める
ステップにおいて、前記第1の分割回路と前記第3の分
割回路との関係から当該第1および3の分割回路の個別
制約値をそれぞれ求め、前記第2回路と前記第3の分割
回路との関係から当該第2よび3の分割回路の個別制約
値をそれぞれ求め、記第1の分割回路と前記第4の分割
回路との関係から当該第1および4の分割回路の個別制
約値をそれぞれ求め、前記第2回路と前記第4の分割回
路との関係から当該第2よび4の分割回路の個別制約値
をそれぞれ求め、前記第1乃至第4の分割回路のそれぞ
れについて複数得られた前記個別制約値のうちから最も
制約が厳しいものをその分割回路の個別制約値として生
成することを特徴とする。
【0024】また、本発明の他の回路設計方法は、生成
された複数の分割回路の各々が所定の規模の制約を満た
しているか否かを識別するステップをさらに含むことを
特徴とする。
【0025】本発明の回路設計方法は、1つの回路から
複数の分割回路を生成するステップと、前記回路に含ま
れ互いに接続された少なくとも2つの前記分割回路の組
の中から遅延時間が最大のものを選択するステップと、
選択された分割回路の組について各分割回路の個別制約
値を前記回路の制約値を用いて求めるステップと、前記
個別制約値が求められた前記分割回路について対応する
前記個別制約値に基づいて最適化を行うステップと、前
記回路に含まれる前記分割回路のうち前記選択ステップ
において選択された前記分割回路の組に含まれないもの
と、前記最適化ステップにおいて最適化された分割回路
とを結合して1つの回路を生成するステップとを含む。
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明の回路設計装置および
方法の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0027】図1を参照すると、本発明の回路設計装置
は、論理回路格納手段1、最適化制約値格納手段2、分
割回路規模格納手段3、複数出力素子抽出手段4、複数
出力素子格納手段5、論理回路分割手段6、分割回路格
納手段7、分割制約値生成手段8、分割制約値格納手段
9、分割回路最適化手段10、分割回路最適化結果格納
手段11、分割回路マージ手段12および分割回路マー
ジ結果格納手段13を含む。論理回路格納手段1は、回
路図やハードウェア記述言語として表現され論理最適化
の対象となる論理回路の回路情報を格納している。論理
回路格納手段1には、例えば、図2に示されるような、
論理素子101(遅延値5.0ナノ秒、規模10)、1
02(遅延値5.0ナノ秒、規模10)、103(遅延
値10ナノ秒、規模20)および104(遅延値10ナ
ノ秒、規模20)を有する論理回路100が格納されて
いる。論理回路100では、論理素子101の出力信号
が論理素子102と104とに入力され、規模とは、論
理素子が占める面積である。論理素子103の出力信号
が論理素子102と104とに入力された論理回路の情
報が格納されている。最適化制約値格納手段2は、論理
回路格納手段1に格納されている論理回路に対して論理
最適化処理を行うときに用いられる制約値を格納してい
る。制約値は、例えば、遅延制限時間である。制約値は
論理回路毎に決められている。本実施の形態では、最適
化制約値格納手段2は論理回路100の制約値として1
0ナノ秒を格納している。分割回路規模格納手段3は、
分割後の回路の規模の最小制限値を格納している。規模
の最小制限値は、分割されて生成された分割回路が所定
の規模を満たしているか否かを判別するために用いられ
る。分割回路規模格納手段3には、例えば、規模1が格
納されている。複数出力素子抽出手段4は、論理回路格
納手段1に格納されている論理回路の中から、出力信号
が複数の他の論理素子に接続されている論理素子を選
び、選び出された論理素子の回路情報を複数出力素子格
納手段5に格納する。論理回路100については、複数
出力素子抽出手段4は、論理素子101および103を
それぞれ選ぶ。複数出力素子格納手段5は複数出力素子
抽出手段4により抽出された論理素子に関する情報を格
納する。論理回路分割手段6は、複数出力素子格納手段
5が格納している論理素子の情報を得て当該論理素子の
出力信号を切り口(切断点)として、論理回路格納手段
1に格納されている論理回路を分割する。論理回路分割
手段6は、分割された回路の規模が所定の規模を超えて
いないか否かを分割回路規模格納手段3に格納された規
模の最小制限値に基づいて判別する。論理回路分割手段
6は、分割された回路の規模が所定の回路の規模以下な
らば、切り口として使用した論理素子を切り口とするこ
とをやめる。分割した回路が所定の規模を越えていれ
ば、論理回路分割手段6は分割回路を分割回路格納手段
7に格納する。
【0028】図3を参照すると、論理回路分割手段6
は、複数出力素子格納手段5に格納されている論理素子
101の出力信号を切り口として、論理回路格納手段1
に格納されている論理回路100を、論理素子101を
持つ分割回路111、論理素子102を持つ分割回路1
12、論理素子103を持つ分割回路113および論理
素子104を持つ分割回路114の4つの回路に分割す
る。論理回路分割手段6は、分割回路111、102、
103および104の回路規模が分割回路規模格納手段
3に格納されている回路規模の制限値1を満足するた
め、分割回路111、102、103および104を分
割回路格納手段7に格納する。
【0029】分割制約値生成手段8は、図4に示される
ように、分割された複数の分割回路の接続関係からそれ
ぞれの分割回路に課される制約値を求める。具体的に
は、分割制約値生成手段8は、分割回路格納手段7に格
納されているすべての分割回路のうち、互いに接続され
ている分割回路の遅延値の比をとり、この遅延値の比に
応じて最適化制約値格納手段2に格納されている論理回
路100の始点から終点までの制約値からそれぞれの分
割回路の制約値を生成し、分割制約値格納手段9に格納
する。分割制約値生成手段8は、分割回路格納手段7に
格納されている各分割回路の接続関係毎に遅延時間の比
から、最適化制約値格納手段2に格納されている制約値
10ナノ秒を各分割回路に割り振り、割り振った遅延時
間を各分割回路の制約値として分割制約値格納手段9に
格納する。
【0030】分割回路最適化手段10は、分割回路格納
手段7に格納されている分割回路に対して、分割制約値
格納手段9に格納されている分割回路の制約値を用いて
複数の分割回路の論理最適化を並列に実行し、それぞれ
の最適化結果を分割回路最適化結果格納手段11に格納
する。各分割回路に対して行われる最適化の処理は従来
行われている処理を適用することができる。
【0031】分割回路マージ手段12は、分割回路最適
化結果格納手段11に格納されている複数の分割回路を
1つの論理回路にマージし、マージした回路を分割回路
マージ結果格納手段13に格納する。分割回路マージ手
段12に格納された論理回路が最適化処理が完了したも
のである。
【0032】次に、本実施の形態の動作について詳細に
説明する。以下、本実施の形態では、図2に示される論
理回路100について説明する。
【0033】論理回路格納手段1は、論理回路100の
論理回路情報を格納している。最適化制約値格納手段2
には、論理回路格納手段1に格納されている論理回路1
00に対して論理最適化を行う場合の遅延制限値”10
ナノ秒”が格納されている。分割回路規模格納手段3に
は、分割後の回路規模の最小制限値である”10”が格
納されている。
【0034】複数出力素子抽出手段4は、論理回路格納
手段1に格納されている論理回路100の回路情報を用
いて、論理回路100の中から、出力信号が複数の論理
素子に接続している論理素子101および103を抽出
し、複数出力素子格納手段5に格納する。
【0035】論理回路分割手段6は、複数出力素子抽出
手段4により抽出され複数出力素子格納手段5に格納さ
れた論理素子101および103の出力信号を切り口と
して、論理回路格納手段1に格納されている論理回路1
00を、図3に示すように、分割回路111、102、
103および104に分割する。
【0036】分割された分割回路111、112、11
3および114それぞれの回路規模が分割回路規模格納
手段3に格納されている回路規模10以上であるため、
論理回路分割手段6は、分割回路111、112、11
3および114を分割回路格納手段7に格納する。論理
回路分割手段6は、論理回路100を分割するとき、各
分割回路で新たに発生したピン、分割回路111のO1、
分割回路113のO2、分割回路112のI11および
I12および分割回路114のI21およびI22に
は、接続先のピン名情報を付加する。具体的には、分割
回路111の出力端子O1にはピン名情報(分割回路1
12/I11、分割回路114/I21)が付加され
る。分割回路113の出力端子O2にはピン名情報(分
割回路112/I12、分割回路114/I22)が付
与される。分割回路112の入力端子I11にはピン名
情報(分割回路111/O1)が付加される。分割回路
112の入力端子I12にはピン名情報(分割回路11
3/O2)が付加される。分割回路114の入力端子I
21にはピン名情報(分割回路111/O1)が付加さ
れる。分割回路114の入力端子I22にはピン名情報
(分割回路113/O2)が付加される。分割制約値生
成手段8は、図4に示すように、分割回路格納手段7に
格納されている各分割回路の接続関係(分割回路111
−分割回路112)、(分割回路111−分割回路11
4)、(分割回路113−分割回路112)および(分割回
路113−分割回路114)毎に遅延値の比を求める。
具体的には、分割回路111と分割回路112との制約
値の比は、分割回路111の遅延時間が5.0ナノ秒で
あり、分割回路112の遅延時間が5.0ナノ秒である
ため、5.0ナノ秒:5.0ナノ秒、すなわち、1:1
と得られる。分割回路111と分割回路114との制約
値の比は、分割回路111の遅延時間が5.0ナノ秒で
あり、分割回路114の遅延時間10ナノ秒であるた
め、5.0ナノ秒:10ナノ秒、すなわち、1:2と得
られる。分割回路113と分割回路112との比は、分
割回路113の遅延時間が10ナノ秒であり、分割回路
112の遅延時間が5.0ナノ秒であるため、10ナノ
秒:5.0ナノ秒、すなわち、2:1と得られる。分割
回路113と分割回路114との比は、分割回路113
の遅延時間が10ナノ秒であり、分割回路114の遅延
時間が10ナノ秒であるため、10ナノ秒:10ナノ
秒、すなわち、1:1と求められる。分割制約値生成手
段8は、制約値の比に応じて最適化制約値格納手段2に
格納されている制約値”10ナノ秒”を各分割回路に分
配する。(分割回路111−分割回路112)の接続関
係からは分割回路111の制約値5.0ナノ秒および分
割回路112の制約値5.0ナノ秒が得られる。(分割
回路111−分割回路114)の接続関係からは分割回
路111の制約値3.3ナノ秒および分割回路114の
制約値6.7ナノ秒を得る。(分割回路113−分割回
路112)の接続関係からは、分割回路113の制約値
6.7ナノ秒および分割回路112の制約値3.3ナノ
秒が得られる。(分割回路113−分割回路114)の接
続関係から分割回路113の制約5.0ナノ秒および分
割回路114の制約5.0ナノ秒が得られる。分割制約
値生成手段8は、それぞれの分割回路について、複数得
られた制約値のうち最も制約が厳しいものを選び、その
分割回路の制約値として生成する。本実施の形態では、
最も遅延時間が小さいものが選ばれる。分割制約値生成
手段8は、分割回路111について制約値3.3ナノ秒
を、分割回路112について制約値3.3ナノ秒を、分
割回路113について制約値5.0ナノ秒を、分割回路
114について制約値5.0ナノ秒をそれぞれ制約値と
して分割制約値格納手段9に格納する。さらに具体的に
は、分割回路111に対する制約値は、分割回路111
と分割回路112との関係からは5.0ナノ秒、分割回
路111と分割回路114との関係からは3.3ナノ秒
がそれぞれ得られるが、分割制約値生成手段8は分割回
路111の制約値を3.3ナノ秒として生成する。分割
制約値生成手段8は、分割回路112の制約値について
は、5.0ナノ秒および3.3ナノ秒のうちから3.3
ナノ秒を選び、分割回路112の制約値として生成す
る。分割回路113の制約値は、分割回路113および
102の関係および分割回路113および104の関係
からそれぞれ6.7ナノ秒および5.0ナノ秒が得られ
るが、分割制約値生成手段8は5.0ナノ秒を選び分割
回路113の制約値として生成する。分割制約値生成手
段8は、分割回路114と分割回路111との関係から
得られた6.7ナノ秒および分割回路114と分割回路
113との関係から得られた5.0ナノ秒に基づいて、
分割回路114の制約値として5.0ナノ秒を生成す
る。分割回路最適化手段10は、分割回路格納手段7に
格納されてい分割回路111、112、113および1
14に対して、分割制約値格納手段9に格納されている
制約値(分割回路111=3.3ナノ秒)、(分割回路
112=3.3ナノ秒)、(分割回路113=5.0ナ
ノ秒)および(分割回路114=5.0ナノ秒)を使用
して論理最適化を並列に実行し、図5に示すような分割
回路1110、分割回路1120、分割回路1130、
分割回路1140の最適化結果を分割回路最適化結果格
納手段11に格納する。分割回路マージ手段12は、分
割回路最適化結果格納手段11に格納されている分割回
路1110の出力信号端子O10、分割回路1120の
入力信号端子I110およびI120、分割回路113
0の出力信号端子O20および分割回路1140の入力
信号端子I210およびI220の情報を参照し、分割
回路1110の出力信号端子O10を分割回路1120
の入力信号端子I110と分割回路1140の入力信号
端子I210とに接続し、分割回路1120の出力信号
端子O20を分割回路1130の入力信号端子I120
と分割回路1140の入力信号端子I220とに接続し
1つの論理回路1000を生成する。生成された論理回
路1000は図6に示される。分割回路マージ手段12
は、論理回路1000を分割回路マージ結果格納手段1
3に格納する。以上のように、本実施の形態では、最適
化対象の論理回路100を、出力信号が複数の論理素子
に接続している論理素子101および103の出力信号
を切り口として論理回路100を複数の分割回路11
1、112、113および114に分割し、分割した分
割回路111、112、113および114それぞれに
対して並列に論理最適化を行う。このため、論理回路の
最適化を複数の最適化処理に自動分割できる。さらに、
各最適化処理を並列に実行することにより回路全体の最
適化処理を高速に行うことができるという効果も本発明
にはある。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態について
詳細に説明する。図7を参照すると、第2の実施の形態
の回路設計装置は、論理回路格納手段1、最適化制約値
格納手段2、分割回路規模格納手段3、複数出力素子抽
出手段4、複数出力素子格納手段5、論理回路分割手段
6、分割回路格納手段7、分割制約値生成手段80、分
割制約値格納手段9、分割回路最適化手段10、分割回
路最適化結果格納手段11、分割回路マージ手段12お
よび分割回路マージ結果格納手段13を含む。論理回路
格納手段1、最適化制約値格納手段2、分割回路規模格
納手段3、複数出力素子抽出手段4、複数出力素子格納
手段5、論理回路分割手段6、分割回路格納手段7は、
図1のものと同様の構成である。分割制約値生成手段8
0は、論理回路格納手段1に格納されている論理回路に
含まれる論理素子の中で最も遅延時間が大きい論理素子
の接続の組合せを選び、この遅延時間が最大の組合せを
構成する分割回路の遅延時間の比を求める。分割制約値
生成手段80は、求められた遅延時間の比に基づいて最
適化制約値格納手段2に格納されている制約値を遅延時
間が最大となる組合せを構成するそれぞれの分割回路に
比例配分し、これらの分割回路の制約値を求める。具体
的には、分割制約値生成手段80は、分割回路の接続関
係である、分割回路111−分割回路112、分割回路
111−分割回路114、分割回路113-分割回路1
12および分割回路113-分割回路114の中から分
割回路113−分割回路114の組合せを遅延時間が最
大となる組合せとして選択する。分割制約値生成手段8
0は、分割回路格納手段7に格納されている図3の分割
回路(分割回路113−分割回路114)の遅延値の比
(分割回路113:分割回路114=1:1)を求める。
分割制約値生成手段80は、遅延時間の比に応じて最適
化制約値格納手段2に格納されている制約値”10ナノ
秒”から分割回路113の制約5.0ナノ秒、分割回路
114の制約5.0ナノ秒をそれぞれ生成し、分割制約
値格納手段9に格納する。分割回路最適化手段10は、
分割制約値格納手段9に格納されている制約値(分割回
路113=5.0ナノ秒)(分割回路114=5.0ナ
ノ秒)を使用して、分割回路格納手段7に格納されてい
る分割回路分割回路113および分割回路114に対し
て論理最適化処理を並列に実行し、図8に示すような最
適化後の分割回路1230および分割回路1240と、
最適化をしていない分割回路分割回路111および分割
回路112を最適化結果格納手段11に格納する。
【0038】分割回路マージ手段12は、分割回路最適
化結果格納手段11に格納されている分割回路111の
出力信号端子O1、分割回路112の入力信号端子I1
1およびI12、分割回路1230の出力信号端子O2
2および分割回路1240の入力信号端子I221およ
びI222の情報を参照し、分割回路111の出力信号
端子O1を分割回路112の入力信号端子I11と分割
回路1240の入力信号端子I221とに接続し、分割
回路1230の出力信号端子O22を分割回路112の
入力信号端子I12と分割回路1240の入力信号端子
I222とに接続し1つの論理回路120を生成する。
生成された論理回路110は図9に示される。分割回路
マージ手段12は、論理回路120を分割回路マージ結
果格納手段13に格納する。
【0039】本実施の形態は、論理回路100に含まれ
互いに接続された少なくとも2つの分割回路の組の中か
ら遅延時間が最大のものを選び、選ばれた分割回路の
組、分割回路1230および1240について各分割回
路の個別制約値を求める分割制約値生成手段80を有す
る。本実施の形態では、分割制約値生成手段80により
制約値が求められた分割回路1230および1240に
ついてのみ対応する個別制約値に基づいて最適化を行
う。このため、本発明は最適化処理の対象となる分割回
路の数を削減できる。さらに、処理時間を削減できると
いう効果も本発明にはある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、最適
化対象の回路を、出力信号が複数の論理素子に接続して
いる論理素子の出力信号を切り口として回路を複数の分
割回路に分割し、分割した分割回路それぞれに対して並
列に論理最適化を行う。このため、回路の最適化を複数
の最適化処理に自動分割し、各最適化処理を並列に実行
することにより回路全体の最適化処理を高速に行うこと
ができる。
【0041】また、本発明では、回路に含まれ互いに接
続された少なくとも2つの分割回路の組の中から遅延時
間が最大のものを選び、選ばれた分割回路の組、分割回
路について各分割回路の個別制約値を求める手段が設け
られる。本発明では、この手段により制約値が求められ
た分割回路についてのみ対応する個別制約値に基づいて
最適化を行う。このため、本発明は最適化処理の対象と
なる分割回路の数を削減できる。さらに、処理時間を削
減できるという効果も本発明にはある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】論理回路100を示す図である。
【図3】分割回路111、112、113および114
を示す図である。
【図4】の動作を示す図である。
【図5】最適化された分割回路1110、1120、1
130および1140を示す図である。
【図6】論理回路1000を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図8】分割回路111、112、123および124
を示す図である。
【図9】論理回路1000を示す図である。
【符号の説明】
1 論理回路格納手段 2 最適化制約値格納手段 3 分割回路規模格納手段 4 複数出力素子抽出手段 5 複数出力素子格納手段 6 論理回路分割手段 7 分割回路格納手段 8 分割制約値生成手段 9 分割制約値格納手段 10 分割回路最適化手段 11 分割回路最適化結果格納手段 12 分割回路マージ手段 13 分割回路マージ結果格納手段 80 分割制約値生成手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの回路を分割して複数の分割回路を
    生成する第1の手段と、 前記回路の制約値を用いて前記複数の分割回路の各々の
    個別制約値を求める第2の手段と、 前記複数の分割回路の各々に対して対応する前記個別制
    約値に基づいて最適化を行う第3の手段と、 この第3の手段により最適化された複数の分割回路を結
    合して1つの回路を生成する第4の手段とを含むことを
    特徴とする回路設計装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の手段は、前記回路に含まれる
    論理素子の出力信号を切断点として該回路を分割するこ
    とを特徴とする請求項1記載の回路設計装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の手段は、 出力信号が複数の論理素子に接続している論理素子を抽
    出する抽出手段と、 この抽出手段が抽出した論理素子の出力信号を切断点と
    決定する決定手段とを有することを特徴とする請求項1
    記載の回路設計装置。
  4. 【請求項4】 前記制約値は遅延制限時間であることを
    特徴とする請求項1記載の回路設計装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の手段は、前記複数の分割回路
    の接続関係から対応する分割回路の個別制約値を求める
    ことを特徴とする請求項1記載の回路設計装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の分割回路は第1および第2の
    分割回路を含み、前記第1の分割回路は第1の遅延時間
    を有し、前記第2の分割回路は前記第1の分割回路の出
    力端に接続されているとともに第2の遅延時間を有し、 前記第2の手段は前記第1および第2の遅延時間の比に
    基づいて前記第1および第2の分割回路の個別制約値を
    求めることを特徴とする請求項1記載の回路設計装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の手段は前記第1および第2の
    遅延時間の比を用いて前記回路の制約値を比例配分して
    前記第1および第2の分割回路の個別制約値を求めるこ
    とを特徴とする請求項6記載の回路設計装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の分割回路は、第1の分割回路
    と、第2の分割回路と、前記第1および第2の分割回路
    の出力信号をそれぞれ入力する第3の分割回路と、前記
    第1および第2の分割回路の出力信号をそれぞれ入力す
    る第4の分割回路とを含み、 前記第1の分割回路と前記第3の分割回路との関係から
    当該第1および3の分割回路の個別制約値をそれぞれ求
    め、 前記第2の分割回路と前記第3の分割回路との関係から
    当該第2よび3の分割回路の個別制約値をそれぞれ求
    め、 記第1の分割回路と前記第4の分割回路との関係から当
    該第1および4の分割回路の個別制約値をそれぞれ求
    め、 前記第2回路と前記第4の分割回路との関係から当該第
    2および4の分割回路の個別制約値をそれぞれ求め、 前記第1乃至第4の分割回路のそれぞれについて複数得
    られた前記個別制約値のうちから最も制約が厳しいもの
    をその分割回路の個別制約値として生成することを特徴
    とする請求項1記載の回路設計装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の手段により生成された複数の
    分割回路の各々が所定の規模の制約を満たしているか否
    かを識別する第5の手段をさらに含むことを特徴とする
    請求項1記載の回路設計装置。
  10. 【請求項10】 1つの回路から複数の分割回路を生成
    する第1の手段と、 前記回路に含まれ互いに接続された少なくとも2つの前
    記分割回路の組の中から遅延時間が最大のものを選び、
    選ばれた分割回路の組について各分割回路の個別制約値
    を求める第2の手段と、 前記第2の手段により制約値が求められた前記分割回路
    について対応する前記個別制約値に基づいて最適化を行
    う第3の手段と、この第3の手段により最適化された分
    割回路と、前記第1の手段により生成され前記第2の手
    段により選ばれた分割回路の組に含まれない分割回路と
    を結合して1つの回路を生成する第4の手段とを含むこ
    とを特徴とする回路設計装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の分割回路は、第1の分割回
    路と、第2の分割回路と、前記第1および第2の分割回
    路の出力信号をそれぞれ入力する第3の分割回路と、前
    記第1および第2の分割回路の出力信号をそれぞれ入力
    する第4の分割回路とを含み、前記第2の手段は、前記
    第1および第3の分割回路からなる組を選択し、前記第
    1の分割回路と前記第3の分割回路との関係から当該第
    1および3の分割回路の個別制約値をそれぞれ求め、前
    記第3の手段は、前記第1および第3の分割回路の最適
    化を行い、前記第4の手段は、前記第3の手段により最
    適化された前記第1および第3の分割回路と、前記第2
    および第4の分割回路とを結合することを特徴とする請
    求項10記載の回路設計装置。
  12. 【請求項12】 1つの回路を分割して複数の分割回路
    を生成するステップと、前記回路の制約値を用いて前記
    複数の分割回路の各々の個別制約値を求めるステップ
    と、前記複数の分割回路の各々に対して対応する前記個
    別制約値に基づいて最適化を行うステップと、 最適化された複数の分割回路を結合して1つの回路を生
    成するステップとを含むことを特徴とする回路設計方
    法。
  13. 【請求項13】 前記分割回路を生成するステップにお
    いて、前記回路に含まれる論理素子の出力信号を切断点
    として該回路を分割することを特徴とする請求項12記
    載の回路設計方法。
  14. 【請求項14】 前記分割回路を生成するステップにお
    いて、出力信号が複数の論理素子に接続している論理素
    子を抽出し、抽出された論理素子の出力信号を切断点と
    決定することを特徴とする請求項12記載の回路設計方
    法。
  15. 【請求項15】 前記個別制約値を求めるステップにお
    いて、前記制約値および前記個別制約値として遅延制限
    時間を用いることを特徴とする請求項12記載の回路設
    計方法。
  16. 【請求項16】 前記個別制約値を求めるステップにお
    いて、前記複数の分割回路の接続関係から対応する分割
    回路の個別制約値を求めることを特徴とする請求項12
    記載の回路設計方法。
  17. 【請求項17】 前記分割回路を生成するステップにお
    いて、第1の遅延時間を有する第1の分割回路と、この
    第1の分割回路の出力端に接続されているとともに第2
    の遅延時間を有する第2の分割回路とを生成し、 前記個別制約値を求めるステップにおいて、前記第1お
    よび第2の遅延時間の比に基づいて前記第1および第2
    の分割回路の個別制約値を求めることを特徴とする請求
    項12記載の回路設計方法。
  18. 【請求項18】 前記個別制約値を求めるステップにお
    いて、前記第1および第2の遅延時間の比を用いて前記
    回路の制約値を比例配分して前記第1および第2の分割
    回路の個別制約値を求めることを特徴とする請求項17
    記載の回路設計方法。
  19. 【請求項19】 前記分割回路を生成するステップにお
    いて、第1の分割回路と、第2の分割回路と、前記第1
    および第2の分割回路の出力信号をそれぞれ入力する第
    3の分割回路と、前記第1および第2の分割回路の出力
    信号をそれぞれ入力する第4の分割回路とを生成し、前
    記個別制約値を求めるステップにおいて、前記第1の分
    割回路と前記第3の分割回路との関係から当該第1およ
    び3の分割回路の個別制約値をそれぞれ求め、前記第2
    回路と前記第3の分割回路との関係から当該第2よび3
    の分割回路の個別制約値をそれぞれ求め、記第1の分割
    回路と前記第4の分割回路との関係から当該第1および
    4の分割回路の個別制約値をそれぞれ求め、前記第2回
    路と前記第4の分割回路との関係から当該第2よび4の
    分割回路の個別制約値をそれぞれ求め、前記第1乃至第
    4の分割回路のそれぞれについて複数得られた前記個別
    制約値のうちから最も制約が厳しいものをその分割回路
    の個別制約値として生成することを特徴とする請求項1
    2記載の回路設計方法。
  20. 【請求項20】 生成された複数の分割回路の各々が所
    定の規模の制約を満たしているか否かを識別するステッ
    プをさらに含むことを特徴とする請求項12記載の回路
    設計方法。
  21. 【請求項21】 1つの回路から複数の分割回路を生成
    するステップと、前記回路に含まれ互いに接続された少
    なくとも2つの前記分割回路の組の中から遅延時間が最
    大のものを選択するステップと、 選択された分割回路の組について各分割回路の個別制約
    値を前記回路の制約値を用いて求めるステップと、 前記個別制約値が求められた前記分割回路について対応
    する前記個別制約値に基づいて最適化を行うステップ
    と、 前記回路に含まれる前記分割回路のうち前記選択ステッ
    プにおいて選択された前記分割回路の組に含まれないも
    のと、前記最適化ステップにおいて最適化された分割回
    路とを結合して1つの回路を生成するステップとを含む
    ことを特徴とする回路設計方法。
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