JP2001249661A - 響鳴室を有するマラカス - Google Patents
響鳴室を有するマラカスInfo
- Publication number
- JP2001249661A JP2001249661A JP2000108753A JP2000108753A JP2001249661A JP 2001249661 A JP2001249661 A JP 2001249661A JP 2000108753 A JP2000108753 A JP 2000108753A JP 2000108753 A JP2000108753 A JP 2000108753A JP 2001249661 A JP2001249661 A JP 2001249661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sounding
- container
- wall
- maraca
- sound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 響鳴室を設けることによって、従来のマラカ
スに比して大きな音を出すことを可能にし、その用途を
広げる。 【構成】 実質的な密閉容器内に沢山の粒状体を封入し
て成るマラカスに於いて、前記密閉容器の少なくとも一
部壁面に響鳴室が接するように構成した。
スに比して大きな音を出すことを可能にし、その用途を
広げる。 【構成】 実質的な密閉容器内に沢山の粒状体を封入し
て成るマラカスに於いて、前記密閉容器の少なくとも一
部壁面に響鳴室が接するように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーティー用の
アトラクション用具やスポーツ観戦の応援用具やカラオ
ケの伴奏楽器などとして用いられる、響鳴室を有するマ
ラカスに関するものである。
アトラクション用具やスポーツ観戦の応援用具やカラオ
ケの伴奏楽器などとして用いられる、響鳴室を有するマ
ラカスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマラカスは、持ち手を有する空洞
体の内部に砂などの粒状体を封入して成り、主としてリ
ズム楽器として使用するものであり、リズミカルで心地
よい音を発する。
体の内部に砂などの粒状体を封入して成り、主としてリ
ズム楽器として使用するものであり、リズミカルで心地
よい音を発する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空洞体
は密閉されたものであり、空洞体の壁面に当たって発生
するマラカス特有の音も、空洞体内部に篭もり勝ちであ
り、僅かに空洞体の壁面の振動が辺りに放射されるのみ
であった。従って音が比較的小さくパーティー用のアト
ラクション用具としてやスポーツ観戦の応援用具として
の用途には不向きなところがあった。
は密閉されたものであり、空洞体の壁面に当たって発生
するマラカス特有の音も、空洞体内部に篭もり勝ちであ
り、僅かに空洞体の壁面の振動が辺りに放射されるのみ
であった。従って音が比較的小さくパーティー用のアト
ラクション用具としてやスポーツ観戦の応援用具として
の用途には不向きなところがあった。
【0004】そこでこの発明はこのような問題点に鑑
み、比較的大きな音を出すことが可能なマラカスを提供
し、その用途を広げることを目的とするものである。
み、比較的大きな音を出すことが可能なマラカスを提供
し、その用途を広げることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の課題は請
求項1の発明では、実質的な密閉容器内に沢山の粒状体
を封入して成るマラカスに於いて、前記密閉容器の少な
くとも一部壁面に響鳴室が接していることを特徴とす
る、響鳴室を有するマラカスとすることによって達成さ
れる。
求項1の発明では、実質的な密閉容器内に沢山の粒状体
を封入して成るマラカスに於いて、前記密閉容器の少な
くとも一部壁面に響鳴室が接していることを特徴とす
る、響鳴室を有するマラカスとすることによって達成さ
れる。
【0006】密閉容器の壁面に沢山の粒状体が当たって
発生する音色は、響鳴室が接している壁面から響鳴室へ
と伝わり、ここで響鳴して比較的大きな音色と成る。即
ち、優れた音響効果を奏する。従って、チャッチャと大
きく響いて良く聞こえるためパーティー会場やスポーツ
競技場のような騒がしい場所でも使用することが出来
る。また新規で人目を引くようなマラカスと成ってい
る。なお実質的な密閉容器とは、粒状体が容器外に零れ
落ちない程度に閉ざされていることを言う。響鳴室は、
密閉容器の少なくとも一部壁面に接しているものであっ
ても、全面的に接しているものであっても良い。なお、
響鳴とは響くことを言うが、設計によっては「共鳴」と
成ることもある。
発生する音色は、響鳴室が接している壁面から響鳴室へ
と伝わり、ここで響鳴して比較的大きな音色と成る。即
ち、優れた音響効果を奏する。従って、チャッチャと大
きく響いて良く聞こえるためパーティー会場やスポーツ
競技場のような騒がしい場所でも使用することが出来
る。また新規で人目を引くようなマラカスと成ってい
る。なお実質的な密閉容器とは、粒状体が容器外に零れ
落ちない程度に閉ざされていることを言う。響鳴室は、
密閉容器の少なくとも一部壁面に接しているものであっ
ても、全面的に接しているものであっても良い。なお、
響鳴とは響くことを言うが、設計によっては「共鳴」と
成ることもある。
【0007】更に、響鳴室が接している壁面に凹凸が形
成されているものでは、粒状体が打ち付ける壁面が実質
的に広いものと成る。また凹凸の形状如何によって音色
を変え得ることが分かる。
成されているものでは、粒状体が打ち付ける壁面が実質
的に広いものと成る。また凹凸の形状如何によって音色
を変え得ることが分かる。
【0008】なお凹凸の大きさが場所によって異なるも
のでは、場所によって音色が変わるため、従来のような
単色の音色ではなく混合的な音色を出すことが出来る。
のでは、場所によって音色が変わるため、従来のような
単色の音色ではなく混合的な音色を出すことが出来る。
【0009】なお凹凸の形状が場所によって異なるもの
では、上記同様に場所によって音色が変わるため、従来
のような単色の音色ではなく混合的な音色を出すことが
出来る。
では、上記同様に場所によって音色が変わるため、従来
のような単色の音色ではなく混合的な音色を出すことが
出来る。
【0010】更にマラカスの少なくとも一部壁面が透光
性を有するものでは、壁面の透光性を有する部位を透し
て内部の様子を覗くことが出来る。特に近年スケルトン
という形態が流行しているため、このような流行に合わ
せることが可能である。なお透光性を有する部位がマラ
カスの全壁面に亘っていても良い。
性を有するものでは、壁面の透光性を有する部位を透し
て内部の様子を覗くことが出来る。特に近年スケルトン
という形態が流行しているため、このような流行に合わ
せることが可能である。なお透光性を有する部位がマラ
カスの全壁面に亘っていても良い。
【0011】更に粒状体がパイプ状体であるものでは、
パイプそのものが響鳴することにより、味わいのある音
色を発生する。
パイプそのものが響鳴することにより、味わいのある音
色を発生する。
【0012】更に響鳴室の少なくとも一部が開口されて
いるものでは、響鳴室で響鳴し比較的大きな音色と成っ
た後、前記開口部からマラカスの外へ放射される。更に
この響鳴室を筒状体で構成しこの両端部を開口した場合
には、ラッパとマラカスとの複合的な楽器と成る。
いるものでは、響鳴室で響鳴し比較的大きな音色と成っ
た後、前記開口部からマラカスの外へ放射される。更に
この響鳴室を筒状体で構成しこの両端部を開口した場合
には、ラッパとマラカスとの複合的な楽器と成る。
【0013】更に壁面が網状体であることにより凹凸が
形成されており粒状体がこの網状体の目よりも大きいも
のでは、粒状体が網状体の壁面を抜け出ることは出来な
い。而も粒状体が壁面の網目に当たって音色を発し、こ
の音色は響鳴室へ抜け、そこで響鳴することに成る。な
お更に響鳴室が筒状体であり、その両端部が開口されて
いるものでは、響鳴して比較的大きな音色と成った後前
記開口部からマラカスの外へ放射される。と言うことは
演奏者が前記開口部を吹くことが出来ることを意味す
る。従ってこの開口部にリードなどを取り付けるように
しても良い。
形成されており粒状体がこの網状体の目よりも大きいも
のでは、粒状体が網状体の壁面を抜け出ることは出来な
い。而も粒状体が壁面の網目に当たって音色を発し、こ
の音色は響鳴室へ抜け、そこで響鳴することに成る。な
お更に響鳴室が筒状体であり、その両端部が開口されて
いるものでは、響鳴して比較的大きな音色と成った後前
記開口部からマラカスの外へ放射される。と言うことは
演奏者が前記開口部を吹くことが出来ることを意味す
る。従ってこの開口部にリードなどを取り付けるように
しても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の幾つかの実施形
態を図面に基づいて説明するが、この発明はこれ等の実
施形態にのみ限定されるものではない。
態を図面に基づいて説明するが、この発明はこれ等の実
施形態にのみ限定されるものではない。
【0015】第1実施形態 図1のものは、粒状体10を封入した球形の容器1(マ
ラカス部)を、直径の大きな球形の響鳴壁2(響鳴部)
で覆ったものであって、容器1と響鳴壁2との一ヵ所と
把手3とをネジで固定して成るものである。符号20は
響鳴壁2と容器1との間に生じた響鳴室である。即ちこ
の実施形態では、容器1の殆どの壁面が響鳴室20に接
している。
ラカス部)を、直径の大きな球形の響鳴壁2(響鳴部)
で覆ったものであって、容器1と響鳴壁2との一ヵ所と
把手3とをネジで固定して成るものである。符号20は
響鳴壁2と容器1との間に生じた響鳴室である。即ちこ
の実施形態では、容器1の殆どの壁面が響鳴室20に接
している。
【0016】さて把手3を持って振ると、粒状体10が
容器1の壁面に当たりマラカス特有の音色を発する。こ
の時容器1の壁面には響鳴室20が接しているため、音
色はこで響鳴し、比較的大きな音と成って、響鳴壁2か
ら外部へと広がってゆくのである。
容器1の壁面に当たりマラカス特有の音色を発する。こ
の時容器1の壁面には響鳴室20が接しているため、音
色はこで響鳴し、比較的大きな音と成って、響鳴壁2か
ら外部へと広がってゆくのである。
【0017】従ってこの実施形態は優れた音響効果を奏
し、チャッチャと大きく響いて良く聞こえるため、パー
ティー会場やスポーツ競技場のような騒がしい場所でも
使用することが出来、また新規で人目を引くようなマラ
カスと成っている。なお響鳴室20にピックアップを取
り付け、電気信号にてこの音色を取り出すことも可能で
ある。
し、チャッチャと大きく響いて良く聞こえるため、パー
ティー会場やスポーツ競技場のような騒がしい場所でも
使用することが出来、また新規で人目を引くようなマラ
カスと成っている。なお響鳴室20にピックアップを取
り付け、電気信号にてこの音色を取り出すことも可能で
ある。
【0018】第2実施形態 図2のものは上述した第1実施形態のマラカスに於いて
更に、響鳴壁2に開口部21を設けた。響鳴室20で響
鳴した音色は、この開口部21を通して外部に放出され
る。なお複数個の開口部21からは内部の様子が見ら
れ、この実施形態のマラカスが新規なものであるとの印
象を与えることが出来る。
更に、響鳴壁2に開口部21を設けた。響鳴室20で響
鳴した音色は、この開口部21を通して外部に放出され
る。なお複数個の開口部21からは内部の様子が見ら
れ、この実施形態のマラカスが新規なものであるとの印
象を与えることが出来る。
【0019】第3実施形態 図3のものは、粒状体(容器11内に納めてある)を封
入した筒状の密閉容器11の回りに、球形の響鳴壁2を
取り付け、この響鳴壁2の外部に把手3を設けて成るも
のである。響鳴壁2の直径は密閉容器11の全長とほぼ
一致する。また密閉容器11と把手3とは別体である。
なお、この実施形態で特に重要なのは、容器11の周壁
に波形12が成形されていることである。
入した筒状の密閉容器11の回りに、球形の響鳴壁2を
取り付け、この響鳴壁2の外部に把手3を設けて成るも
のである。響鳴壁2の直径は密閉容器11の全長とほぼ
一致する。また密閉容器11と把手3とは別体である。
なお、この実施形態で特に重要なのは、容器11の周壁
に波形12が成形されていることである。
【0020】把手3を持って振ると、容器11内の粒状
体が容器1の壁面に当たりマラカス特有の音色を発す
る。この時容器11の壁面に波形12が形成されている
ことにより、粒状体が打ち付ける壁面が実質的に広いも
のと成る。この波形12の形状や大きさを変えることに
よって、音色を変化させることが出来る。而して音色は
容器11の壁面と響鳴壁2との間の響鳴室20で響鳴
し、響鳴壁2を振動させて外部へ漏れる。なお凹凸に
は、波形や後述する山形の他に、角条溝形、丸突起形な
どが任意に設計される。
体が容器1の壁面に当たりマラカス特有の音色を発す
る。この時容器11の壁面に波形12が形成されている
ことにより、粒状体が打ち付ける壁面が実質的に広いも
のと成る。この波形12の形状や大きさを変えることに
よって、音色を変化させることが出来る。而して音色は
容器11の壁面と響鳴壁2との間の響鳴室20で響鳴
し、響鳴壁2を振動させて外部へ漏れる。なお凹凸に
は、波形や後述する山形の他に、角条溝形、丸突起形な
どが任意に設計される。
【0021】第4実施形態 図4のものは、筒状の容器の周壁に山形50と波形51
とを形成した響鳴壁5とプレーンな壁面を有する響鳴壁
52とから成り、響鳴壁5部分の回りに球形の容器4を
取り付け、この容器4内に粒状体40を封入して成るも
のである。これまでの実施形態と異なり、粒状体40が
響鳴壁5の外側に位置している。なお、前記響鳴壁52
が把手と成っており、この端部には開口部53が設けら
れている点に特徴がある。この実施形態では、マラカス
の芯部に響鳴室が在ることに成るのである。
とを形成した響鳴壁5とプレーンな壁面を有する響鳴壁
52とから成り、響鳴壁5部分の回りに球形の容器4を
取り付け、この容器4内に粒状体40を封入して成るも
のである。これまでの実施形態と異なり、粒状体40が
響鳴壁5の外側に位置している。なお、前記響鳴壁52
が把手と成っており、この端部には開口部53が設けら
れている点に特徴がある。この実施形態では、マラカス
の芯部に響鳴室が在ることに成るのである。
【0022】ここで把手としての響鳴壁52を持って振
ると、粒状体40は容器4と響鳴壁5とに打ち当たる。
この内主として響鳴壁5から発した音は、響鳴壁5の内
部の響鳴室で響鳴し、響鳴壁52の内部の響鳴室で響鳴
して、開口部53から外部へ放出されることに成る。こ
の開口部53は、響鳴壁52が把手の役割を担っている
こともあり、自分の方へ向くことに成る。
ると、粒状体40は容器4と響鳴壁5とに打ち当たる。
この内主として響鳴壁5から発した音は、響鳴壁5の内
部の響鳴室で響鳴し、響鳴壁52の内部の響鳴室で響鳴
して、開口部53から外部へ放出されることに成る。こ
の開口部53は、響鳴壁52が把手の役割を担っている
こともあり、自分の方へ向くことに成る。
【0023】なお、響鳴壁5には山形50と波形51と
が形成されているため、粒状体40がこの何れの部位に
打ち当たるかで音色が変わる。或いは双方に打ち当たる
ことによって、混合的な音色と成る。振る時に全体の姿
勢を加減することで、音色に変化を付けることが出来
る。
が形成されているため、粒状体40がこの何れの部位に
打ち当たるかで音色が変わる。或いは双方に打ち当たる
ことによって、混合的な音色と成る。振る時に全体の姿
勢を加減することで、音色に変化を付けることが出来
る。
【0024】なおまた、この実施形態の容器4は着色透
明な素材を使用して成型されているため、響鳴壁5の山
形50や波形51、粒状体40の動きなどが、容器4を
透して観測される。
明な素材を使用して成型されているため、響鳴壁5の山
形50や波形51、粒状体40の動きなどが、容器4を
透して観測される。
【0025】第5実施形態 図5のものは、上述した第4実施形態と次の3点で異な
っている。即ち把手3には響鳴室がなく、響鳴室は響鳴
壁6内に在り且つこの響鳴壁6には波形大60と波形小
61とが形成されており、響鳴壁6は開口部62により
容器4の外部へ開口されている点である。なお、この部
位で容器4が開口されていても、粒状体40は密閉され
た状態にある。
っている。即ち把手3には響鳴室がなく、響鳴室は響鳴
壁6内に在り且つこの響鳴壁6には波形大60と波形小
61とが形成されており、響鳴壁6は開口部62により
容器4の外部へ開口されている点である。なお、この部
位で容器4が開口されていても、粒状体40は密閉され
た状態にある。
【0026】響鳴壁6にはより大きな波形大60と、よ
り小さな波形小61とが形成されているため、粒状体4
0がこの何れの部位に打ち当たるかで音色が変わる。或
いは双方に打ち当たることによって、混合的な音色と成
る。ここで発した音色は響鳴壁6内の響鳴室で響鳴し、
開口部62により容器4の外部へ放射される。開口部6
2は必然的に自分ではなく他者の方へ向くことになり、
他者にマラカスの良い音色をより大きな音で聞かせて上
げることが出来る。
り小さな波形小61とが形成されているため、粒状体4
0がこの何れの部位に打ち当たるかで音色が変わる。或
いは双方に打ち当たることによって、混合的な音色と成
る。ここで発した音色は響鳴壁6内の響鳴室で響鳴し、
開口部62により容器4の外部へ放射される。開口部6
2は必然的に自分ではなく他者の方へ向くことになり、
他者にマラカスの良い音色をより大きな音で聞かせて上
げることが出来る。
【0027】第6実施形態 図6のものは、筒状の容器の周壁に山形50と波形51
とを形成した響鳴壁5とプレーンな壁面を有する響鳴壁
52とから成り、響鳴壁5部分の回りに球形の容器4を
取り付け、この容器4内に粒状体40を封入して成るも
のである。なお前記響鳴壁52が把手と成っており、こ
の端部には開口部53が設けられている点と、前記響鳴
壁5が開口部54により容器4の外部へ開口されている
点に特徴がある。響鳴壁5と響鳴壁52とは内部で連通
している。また粒状体40は密閉された状態にある。
とを形成した響鳴壁5とプレーンな壁面を有する響鳴壁
52とから成り、響鳴壁5部分の回りに球形の容器4を
取り付け、この容器4内に粒状体40を封入して成るも
のである。なお前記響鳴壁52が把手と成っており、こ
の端部には開口部53が設けられている点と、前記響鳴
壁5が開口部54により容器4の外部へ開口されている
点に特徴がある。響鳴壁5と響鳴壁52とは内部で連通
している。また粒状体40は密閉された状態にある。
【0028】従って、容器4内で発生した音色は一続き
の響鳴壁5、響鳴壁52内の響鳴室で響鳴し、両端部の
開口部53、開口部54から放出される。即ち、マラカ
スの音色は自分の方へも他者の方へもある程度の指向性
を持って放射される。なお、ラッパのように演奏者が前
記開口部53または開口部54に口を当てて吹くことが
出来るのも、この実施形態の特徴である。
の響鳴壁5、響鳴壁52内の響鳴室で響鳴し、両端部の
開口部53、開口部54から放出される。即ち、マラカ
スの音色は自分の方へも他者の方へもある程度の指向性
を持って放射される。なお、ラッパのように演奏者が前
記開口部53または開口部54に口を当てて吹くことが
出来るのも、この実施形態の特徴である。
【0029】第7実施形態 図7のものは、筒状の容器の一端部をキャップ71で、
また筒状の容器の大略中央部分をキャップ72で閉じ
て、容器7と響鳴室75とに分け、粒状体70を容器7
側に封入して成るものである。この時、キャップ71と
キャップ72には網目73が設けられているが、粒状体
70の直径がこの網目73よりも大きいため、外部へ漏
れ出すことはない(粒状体70にとっては密閉された状
態であると見做すことが出来る。)。なおこの実施形態
に於ける網目は金網ではなく、合成樹脂製のキャップ7
1,72に開口成型した沢山の丸孔である。この丸孔の
縁の角に粒状体70が打ち当たる。
また筒状の容器の大略中央部分をキャップ72で閉じ
て、容器7と響鳴室75とに分け、粒状体70を容器7
側に封入して成るものである。この時、キャップ71と
キャップ72には網目73が設けられているが、粒状体
70の直径がこの網目73よりも大きいため、外部へ漏
れ出すことはない(粒状体70にとっては密閉された状
態であると見做すことが出来る。)。なおこの実施形態
に於ける網目は金網ではなく、合成樹脂製のキャップ7
1,72に開口成型した沢山の丸孔である。この丸孔の
縁の角に粒状体70が打ち当たる。
【0030】キャップ71とキャップ72とがプレーン
な壁面を有するものではなく、網目73が設けられてい
るため、これは丁度凹凸を設けたものと同様に考えるこ
とが可能であり、粒状体70はこの網目73に打ち当た
って音色を発する。
な壁面を有するものではなく、網目73が設けられてい
るため、これは丁度凹凸を設けたものと同様に考えるこ
とが可能であり、粒状体70はこの網目73に打ち当た
って音色を発する。
【0031】この時、キャップ72側は響鳴壁74の内
側の響鳴室75に隣り合っているため、発生したマラカ
スの音は響鳴室75へ抜けそこで響鳴することに成る。
このキャップ72は容器7側の一部壁面であり、これが
響鳴室75に接していることに成る。
側の響鳴室75に隣り合っているため、発生したマラカ
スの音は響鳴室75へ抜けそこで響鳴することに成る。
このキャップ72は容器7側の一部壁面であり、これが
響鳴室75に接していることに成る。
【0032】なお矢印で示すように、演奏者は響鳴壁7
4の側からラッパのように吹くことが出来る。それは響
鳴室75で響鳴し、また容器7内で響鳴し、キャップ7
2とキャップ71とを抜けて行く。吹いた音が粒状体7
0のある部屋を通過して行く点で第6実施形態のものと
は異なる。なお、この構成を第6実施形態に適用するこ
とも可能である。
4の側からラッパのように吹くことが出来る。それは響
鳴室75で響鳴し、また容器7内で響鳴し、キャップ7
2とキャップ71とを抜けて行く。吹いた音が粒状体7
0のある部屋を通過して行く点で第6実施形態のものと
は異なる。なお、この構成を第6実施形態に適用するこ
とも可能である。
【0033】第8実施形態 図8のものは、2つの球形の響鳴壁2,2を把手30で
連結したものであり、各々の響鳴壁2,2内に容器8を
封じ込めて成る。そしてこの容器8内には図示していな
い粒状体が密閉されている。容器8は響鳴壁2に固定さ
れていない点が特徴である。
連結したものであり、各々の響鳴壁2,2内に容器8を
封じ込めて成る。そしてこの容器8内には図示していな
い粒状体が密閉されている。容器8は響鳴壁2に固定さ
れていない点が特徴である。
【0034】ここで把手を持って振ると、響鳴壁2内で
は容器8が運動し、この容器8内の粒状体が容器8に打
ち当たってマラカスの音色を発する。この時容器8と響
鳴壁2との間に生じている空間は響鳴室であるから、こ
の音色はここで響鳴することに成る。このようにマラカ
スとしての容器8が固定されておらず、響鳴壁2内で動
き回れる点がこの実施形態の特徴である。なお、容器8
が響鳴壁2に当たって発する音も聞かれる。
は容器8が運動し、この容器8内の粒状体が容器8に打
ち当たってマラカスの音色を発する。この時容器8と響
鳴壁2との間に生じている空間は響鳴室であるから、こ
の音色はここで響鳴することに成る。このようにマラカ
スとしての容器8が固定されておらず、響鳴壁2内で動
き回れる点がこの実施形態の特徴である。なお、容器8
が響鳴壁2に当たって発する音も聞かれる。
【0035】第9実施形態 図9は、粒状体9を拡大して表わしたものである。沢山
の粒状体90が粒状体9の中に納められている。なおマ
ラカスを構成するに当たっては実際には沢山の粒状体9
を別の容器内に封入する。
の粒状体90が粒状体9の中に納められている。なおマ
ラカスを構成するに当たっては実際には沢山の粒状体9
を別の容器内に封入する。
【0036】従って、マラカスの容器から見ると粒状体
の主体は粒状体9であるから、容器としての粒状体9と
その内容物としての粒状体90との間を小さな響鳴室、
或いは内なる響鳴室として見做すことも可能である。
の主体は粒状体9であるから、容器としての粒状体9と
その内容物としての粒状体90との間を小さな響鳴室、
或いは内なる響鳴室として見做すことも可能である。
【0037】第10実施形態 図10は、粒状体91を拡大して表わしたものである。
これは、合成樹脂製のパイプ状の粒状体91であり、こ
のような形状のものも粒状体として使用することが出来
る。
これは、合成樹脂製のパイプ状の粒状体91であり、こ
のような形状のものも粒状体として使用することが出来
る。
【0038】なお、この粒状体91の中の空間を、上記
同様小さな響鳴室92或いは内なる響鳴室92と見做す
ことも可能である。
同様小さな響鳴室92或いは内なる響鳴室92と見做す
ことも可能である。
【0039】さて、この発明は上述した実施形態にのみ
限定されないから、マラカスや響鳴室の形状は任意であ
り、何等かの具象体を模した形状としても良く、その素
材も任意に選択可能であり、また粒状体の粒子の大きさ
を揃えることは特に問題ではなく、砂以外に合成樹脂ペ
レットや鈴なども粒状体と定義するものであり、またこ
れらの混用も可能である。
限定されないから、マラカスや響鳴室の形状は任意であ
り、何等かの具象体を模した形状としても良く、その素
材も任意に選択可能であり、また粒状体の粒子の大きさ
を揃えることは特に問題ではなく、砂以外に合成樹脂ペ
レットや鈴なども粒状体と定義するものであり、またこ
れらの混用も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上この発明は、上記課題を解決するも
のとして、実質的な密閉容器内に沢山の粒状体を封入し
て成るマラカスに於いて、前記密閉容器の少なくとも一
部壁面に響鳴室が接していることを特徴とする、響鳴室
を有するマラカスとした。
のとして、実質的な密閉容器内に沢山の粒状体を封入し
て成るマラカスに於いて、前記密閉容器の少なくとも一
部壁面に響鳴室が接していることを特徴とする、響鳴室
を有するマラカスとした。
【0041】この結果、従来のマラカスに比して大きな
音を出すことが可能と成り、これによりその用途を広げ
ることに成功している。
音を出すことが可能と成り、これによりその用途を広げ
ることに成功している。
【図1】第1実施形態の部分断面図である。
【図2】第2実施形態の側面図である。
【図3】第3実施形態の部分断面図である。
【図4】第4実施形態の部分断面図である。
【図5】第5実施形態の部分断面図である。
【図6】第6実施形態の部分断面図である。
【図7】第7実施形態の断面図である。
【図8】第8実施形態の部分断面図である。
【図9】第9実施形態の粒状体9の部分断面図である。
【図10】第10実施形態の粒状体91の斜視図であ
る。
る。
1 容器 10 粒状体 11 容器 12 波形 2 響鳴壁 20 響鳴室 21 開口部 3 把手 30 把手 4 容器 40 粒状体 5 響鳴壁 50 山形 51 波形 52 響鳴壁 53 開口部 54 開口部 6 響鳴壁 60 波形大 61 波形小 62 開口部 7 容器 70 粒状体 71 キャップ 72 キャップ 73 網目 74 響鳴壁 75 響鳴室 8 容器 9 粒状体 90 粒状体 91 粒状体 92 響鳴室
Claims (8)
- 【請求項1】 実質的な密閉容器内に沢山の粒状体を封
入して成るマラカスに於いて、前記密閉容器の少なくと
も一部壁面に響鳴室が接していることを特徴とする、響
鳴室を有するマラカス。 - 【請求項2】 響鳴室が接している壁面に、凹凸が形成
されている、請求項1に記載の響鳴室を有するマラカ
ス。 - 【請求項3】 凹凸の大きさが場所によって異なるもの
である、請求項2に記載の響鳴室を有するマラカス。 - 【請求項4】 凹凸の形状が場所によって異なるもので
ある、請求項2に記載の響鳴室を有するマラカス。 - 【請求項5】 マラカスの少なくとも一部壁面が、透光
性を有するものである、請求項1に記載の響鳴室を有す
るマラカス。 - 【請求項6】 粒状体がパイプ状体である、請求項1に
記載の響鳴室を有するマラカス。 - 【請求項7】 響鳴室の少なくとも一部が開口されてい
る、請求項1に記載の響鳴室を有するマラカス。 - 【請求項8】 壁面が網状体であることにより凹凸が形
成されており、粒状体がこの網状体の目よりも大きいも
のである、請求項1に記載の響鳴室を有するマラカス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108753A JP2001249661A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 響鳴室を有するマラカス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108753A JP2001249661A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 響鳴室を有するマラカス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001249661A true JP2001249661A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18621540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000108753A Withdrawn JP2001249661A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 響鳴室を有するマラカス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001249661A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012211985A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Korg Inc | 携帯型発音装置 |
CN104700826A (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-10 | 苏州乐聚一堂电子科技有限公司 | 智能沙锤 |
USD879872S1 (en) * | 2017-06-07 | 2020-03-31 | Cheryl Lynn Jones | Maraca handle |
-
2000
- 2000-03-06 JP JP2000108753A patent/JP2001249661A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012211985A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Korg Inc | 携帯型発音装置 |
CN104700826A (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-10 | 苏州乐聚一堂电子科技有限公司 | 智能沙锤 |
USD879872S1 (en) * | 2017-06-07 | 2020-03-31 | Cheryl Lynn Jones | Maraca handle |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5659143A (en) | Hand-held percussive shaker instrument | |
US5323678A (en) | Hand-held percussion musical instrument comprising elongate tube shaped as a ring, incorporating dividers, and incoporating contained sound-generating elements | |
US4179973A (en) | Musical shaker | |
US7910816B2 (en) | Circular percusive sound generation instrument | |
WO1996018992A1 (en) | Conbination strumming pick and percussion device | |
JP3262625B2 (ja) | 電子楽器 | |
CN101019170A (zh) | 改进的鼓 | |
US7470845B2 (en) | Musical shaker | |
US6555736B1 (en) | Rhythm shaker | |
US5179255A (en) | Baseball bat having the functions of resonators and microphones | |
JP2007208734A (ja) | スピーカ装置および音声出力方法 | |
JP6729485B2 (ja) | 打楽器 | |
JP2001249661A (ja) | 響鳴室を有するマラカス | |
US5746640A (en) | Motion-activated musical device | |
KR200426608Y1 (ko) | 응원 도구 | |
US6257949B1 (en) | Tubular device that produces sound | |
JP3212958U (ja) | 金管楽器 | |
JP3429170B2 (ja) | 発音装置およびそれを用いた時計装置 | |
JPH1091168A (ja) | 笛付きメガホン | |
CN219734955U (zh) | 一种和弦门铃 | |
US879917A (en) | Acoustical instrument. | |
JP2005148086A (ja) | 打楽器、及び打楽器群 | |
JP2001109478A (ja) | 二重壁を有するメガホン | |
KR200477814Y1 (ko) | 호신음발생이 가능한 오카리나 | |
JP2022167072A (ja) | 発音体モジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |