JP2001249463A - 描画装置 - Google Patents
描画装置Info
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- JP2001249463A JP2001249463A JP2000061760A JP2000061760A JP2001249463A JP 2001249463 A JP2001249463 A JP 2001249463A JP 2000061760 A JP2000061760 A JP 2000061760A JP 2000061760 A JP2000061760 A JP 2000061760A JP 2001249463 A JP2001249463 A JP 2001249463A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- weight
- shaft
- dynamic balance
- distance
- Prior art date
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- Pending
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 版のサイズ、材質、厚さや取付位置に関わら
ず簡単な機構で版に対応してきめ細かく動バランス修正
を行なうことができる描画装置を提供することである。 【解決手段】 版80取り付け用のドラム5の両側に、
それぞれ少なくとも1個の錘16を有し、該錘のドラム
との相対角度とドラム軸中心からの距離が変更可能な動
バランス修正機構12を備えた構成にしてある。
ず簡単な機構で版に対応してきめ細かく動バランス修正
を行なうことができる描画装置を提供することである。 【解決手段】 版80取り付け用のドラム5の両側に、
それぞれ少なくとも1個の錘16を有し、該錘のドラム
との相対角度とドラム軸中心からの距離が変更可能な動
バランス修正機構12を備えた構成にしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は版取付用のドラムに
動バランス修正機構を設けたレーザ製版機等の描画装置
に関するものである。
動バランス修正機構を設けたレーザ製版機等の描画装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ製版機等の描画装置におい
ては外面円筒走査方式が一般的に採用される方式の1つ
であり、円筒状のドラムの外周にシート状の記録媒体
(以下「版」と云う。)を巻き付け、半導体レーザ等の
光源からの光線をレンズ等の光学系を通して版の表面に
照射してドット(点)を描画し、ドットを版全面に走査
することにより所望の画像を得るようになっている。
ては外面円筒走査方式が一般的に採用される方式の1つ
であり、円筒状のドラムの外周にシート状の記録媒体
(以下「版」と云う。)を巻き付け、半導体レーザ等の
光源からの光線をレンズ等の光学系を通して版の表面に
照射してドット(点)を描画し、ドットを版全面に走査
することにより所望の画像を得るようになっている。
【0003】描画効率を向上するためにはドラムを高速
に回転させる必要があるが、回転体全体の動バランスが
取れていないと振動源となって描画品質を劣化させたり
装置故障や装置寿命低減の原因となる。
に回転させる必要があるが、回転体全体の動バランスが
取れていないと振動源となって描画品質を劣化させたり
装置故障や装置寿命低減の原因となる。
【0004】また、版のサイズ、材質、厚さが一定の場
合は最初に一度動バランス修正を行っておけば良いが、
版のサイズ、材質、厚さや取付位置が変わる場合はその
都度動バランス修正を行う必要がある。
合は最初に一度動バランス修正を行っておけば良いが、
版のサイズ、材質、厚さや取付位置が変わる場合はその
都度動バランス修正を行う必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来の描画装
置においては使用する版に対応するだけの錘を準備する
と共に、該錘を取り付けるねじ穴をドラムの側板に予め
穿設しておき、錘をそのねじ穴にねじ込んでバランスを
修正していた。
置においては使用する版に対応するだけの錘を準備する
と共に、該錘を取り付けるねじ穴をドラムの側板に予め
穿設しておき、錘をそのねじ穴にねじ込んでバランスを
修正していた。
【0006】ところが、版の種類が多様になると準備す
る錘やねじ穴が多数になり作業が繁雑になると共に、予
定していない版の場合には対応できないと云う問題があ
る。
る錘やねじ穴が多数になり作業が繁雑になると共に、予
定していない版の場合には対応できないと云う問題があ
る。
【0007】本発明は版のサイズ、材質、厚さや取付位
置に関わらず簡単な機構で版に対応してきめ細かく動バ
ランス修正を行なうことができる描画装置を提供するこ
とを目的とするものである。
置に関わらず簡単な機構で版に対応してきめ細かく動バ
ランス修正を行なうことができる描画装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明の描画装置は請
求項1に記載のように版取り付け用のドラムの両側に、
それぞれ少なくとも1個の錘を有し、該錘のドラムとの
相対角度とドラム軸中心からの距離が変更可能な動バラ
ンス修正機構を有するドラムを備えていることを特徴と
するものである。
求項1に記載のように版取り付け用のドラムの両側に、
それぞれ少なくとも1個の錘を有し、該錘のドラムとの
相対角度とドラム軸中心からの距離が変更可能な動バラ
ンス修正機構を有するドラムを備えていることを特徴と
するものである。
【0009】また、本発明の描画装置は請求項2に記載
のような動バランス修正機構が、ドラム軸に回転自在に
装着されたボスと、ボスに螺着されたと錘を備え、ボス
に対するねじ込み量を調節して錘のドラム軸中心からの
距離を変化せしめる構成、請求項3に記載のようなドラ
ム軸に回転自在に装着された一対の第1リンク部材と、
第1リンク部材にそれぞれ係合する第2リンク部材とに
より平行四辺形のリンク機構を形成せしめると共にドラ
ム軸と反対側の位置に錘を装着し、第1リンク部材を互
いに同一角度逆方向に回転させることによって錘のドラ
ム軸中心からの距離を変化せしめる構成にすることがで
きる。
のような動バランス修正機構が、ドラム軸に回転自在に
装着されたボスと、ボスに螺着されたと錘を備え、ボス
に対するねじ込み量を調節して錘のドラム軸中心からの
距離を変化せしめる構成、請求項3に記載のようなドラ
ム軸に回転自在に装着された一対の第1リンク部材と、
第1リンク部材にそれぞれ係合する第2リンク部材とに
より平行四辺形のリンク機構を形成せしめると共にドラ
ム軸と反対側の位置に錘を装着し、第1リンク部材を互
いに同一角度逆方向に回転させることによって錘のドラ
ム軸中心からの距離を変化せしめる構成にすることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の描画装置の構成の
1実施例を示す概略平面図であって、描画装置は機枠1
に水平な状態で設置された版取付機構2と、版取付機構
2の近傍に設置されたレーザ光照射機構3と、版取付機
構2に回転信号を、レーザ光照射機構3に描画情報信号
をそれぞれ送ると共に装置全体の動作を制御する制御装
置4とにより構成されている。
1実施例を示す概略平面図であって、描画装置は機枠1
に水平な状態で設置された版取付機構2と、版取付機構
2の近傍に設置されたレーザ光照射機構3と、版取付機
構2に回転信号を、レーザ光照射機構3に描画情報信号
をそれぞれ送ると共に装置全体の動作を制御する制御装
置4とにより構成されている。
【0011】版取付機構2は両端に突出された軸体5
a、5bが軸受6によって回転自在に支持されたドラム
5と、軸体5aにカップリング8によって連結された駆
動用の電動機7と、軸体5a、5b、電動機7の回転軸
の何れかに設置され、ドラム5の回転量を検出するエン
コーダ9とにより構成されている。
a、5bが軸受6によって回転自在に支持されたドラム
5と、軸体5aにカップリング8によって連結された駆
動用の電動機7と、軸体5a、5b、電動機7の回転軸
の何れかに設置され、ドラム5の回転量を検出するエン
コーダ9とにより構成されている。
【0012】該ドラム5の胴周面部には、版80を該胴
周面に巻き付けた状態で版80の先端部を固定する版先
端把持機構10と、版80の後端部を固定する版後端把
持機構11が設けられており、例えば特開昭62−62
753号公報に記載されているような構成のものを使用
することができる。この様な構成のドラムに代えて版の
先端部と後端部を両面接着テープで固定するドラムを使
用することができる。
周面に巻き付けた状態で版80の先端部を固定する版先
端把持機構10と、版80の後端部を固定する版後端把
持機構11が設けられており、例えば特開昭62−62
753号公報に記載されているような構成のものを使用
することができる。この様な構成のドラムに代えて版の
先端部と後端部を両面接着テープで固定するドラムを使
用することができる。
【0013】また、ドラム5の軸体5a、5bには図
2、図3に示されるような動バランス修正機構12a、
12bが取り付けられている。
2、図3に示されるような動バランス修正機構12a、
12bが取り付けられている。
【0014】動バランス修正機構12aは軸体5aに対
して段部5a-1に当接した状態で回転自在に取り付けら
れたボス13と、該ボス13の外側に位置するよう軸体
5aに取り付けられ、ねじ15によって該軸体5aに固
定されたストッパ14と、端部に錘16を有しボス13
に対して軸心長手方向と直交する状態で螺着されたねじ
軸17と、ボス13に軸体5aと平行な状態で螺着さ
れ、ボス13を軸体5aに固定するためのねじ18とを
備えた構成になっている。
して段部5a-1に当接した状態で回転自在に取り付けら
れたボス13と、該ボス13の外側に位置するよう軸体
5aに取り付けられ、ねじ15によって該軸体5aに固
定されたストッパ14と、端部に錘16を有しボス13
に対して軸心長手方向と直交する状態で螺着されたねじ
軸17と、ボス13に軸体5aと平行な状態で螺着さ
れ、ボス13を軸体5aに固定するためのねじ18とを
備えた構成になっている。
【0015】該ボス13は軸体5aの段部5a-1とスト
ッパ14とによって軸心長手方向に移動しないようにな
っている。
ッパ14とによって軸心長手方向に移動しないようにな
っている。
【0016】ねじ軸17をボス13に対してねじ込むか
緩めることによって軸体5aのドラム軸中心に対する錘
16の距離を変更する。
緩めることによって軸体5aのドラム軸中心に対する錘
16の距離を変更する。
【0017】動バランス修正機構12bは動バランス修
正機構12aと同一の構成になっている。
正機構12aと同一の構成になっている。
【0018】レーザ光照射機構3は機枠1にドラム5と
平行な状態で形成されたガイド用テーブル19にドラム
5の軸心長手方向に回転自在に支持され、カップリング
22によって電動機21に連結されたボールねじ軸20
と、該ガイド用テーブル19の案内部に係合されると共
にボールねじ軸20に螺着され、ドラム5に沿って移動
する可動テーブル23と、ドラム5の周面に対して所定
の間隔を有するように可動テーブル23上に取り付けら
れた集光用レンズ、レーザビームを出射させるダイオー
ド等の光学系ユニットである光学手段24と、ボールね
じ軸20または電動機21の回転軸に設置され、ボール
ねじ軸20の回転量によって光学手段24の移動量を検
出するエンコーダ25とにより構成されている。
平行な状態で形成されたガイド用テーブル19にドラム
5の軸心長手方向に回転自在に支持され、カップリング
22によって電動機21に連結されたボールねじ軸20
と、該ガイド用テーブル19の案内部に係合されると共
にボールねじ軸20に螺着され、ドラム5に沿って移動
する可動テーブル23と、ドラム5の周面に対して所定
の間隔を有するように可動テーブル23上に取り付けら
れた集光用レンズ、レーザビームを出射させるダイオー
ド等の光学系ユニットである光学手段24と、ボールね
じ軸20または電動機21の回転軸に設置され、ボール
ねじ軸20の回転量によって光学手段24の移動量を検
出するエンコーダ25とにより構成されている。
【0019】光学手段24はケース(図示せず)内にレ
ーザビームを出射させる高出力レーザダイオードと、レ
ーザビームを平行光線にするコリメータレンズと、平行
光線を集光して版80上に像を結ばせる対物レンズとが
該順序で収納されている。
ーザビームを出射させる高出力レーザダイオードと、レ
ーザビームを平行光線にするコリメータレンズと、平行
光線を集光して版80上に像を結ばせる対物レンズとが
該順序で収納されている。
【0020】エンコーダ9はドラム5の回転数、回転角
度を検出するようになっており、エンコーダ25は該エ
ンコーダ9と同じ構成のエンコーダを使用し、回転方
向、回転数、回転角度およびボールねじ軸のねじピッチ
に基づいて移動方向と移動距離を算出するか、リニアエ
ンコーダを使用して移動方向と移動距離を検出すること
ができる。
度を検出するようになっており、エンコーダ25は該エ
ンコーダ9と同じ構成のエンコーダを使用し、回転方
向、回転数、回転角度およびボールねじ軸のねじピッチ
に基づいて移動方向と移動距離を算出するか、リニアエ
ンコーダを使用して移動方向と移動距離を検出すること
ができる。
【0021】可動テーブル23はボールねじ軸20のね
じ部に直接螺着させることができるが、該ねじ部にナッ
トが螺着されたボールねじユニットを使用し、該ナット
を可動テーブル23に取り付ける構成にすることができ
る。また、該ボールねじ軸20に代えて高精度加工され
たねじ軸を使用することができる。
じ部に直接螺着させることができるが、該ねじ部にナッ
トが螺着されたボールねじユニットを使用し、該ナット
を可動テーブル23に取り付ける構成にすることができ
る。また、該ボールねじ軸20に代えて高精度加工され
たねじ軸を使用することができる。
【0022】制御装置4は描画データ等を入力する入力
機能、入力されたデータを記憶する記憶機能、記憶され
たデータ、エンコーダ9、25等からの検出値を比較演
算する比較演算機能、比較演算された結果に基づいて電
動機7、21、光学手段24の高出力レーザダイオード
等に動作指令信号を送る動作指令信号出力機能および装
置全体の動作を制御する機能とを備えた構成なってお
り、マイクロコンピュータ等を使用することができる。
機能、入力されたデータを記憶する記憶機能、記憶され
たデータ、エンコーダ9、25等からの検出値を比較演
算する比較演算機能、比較演算された結果に基づいて電
動機7、21、光学手段24の高出力レーザダイオード
等に動作指令信号を送る動作指令信号出力機能および装
置全体の動作を制御する機能とを備えた構成なってお
り、マイクロコンピュータ等を使用することができる。
【0023】上述の動バランス修正機構12a、12b
における錘16のドラム軸中心からの距離を調節する錘
位置調節機構26は図6に示されるように機枠1に突設
された支柱または可動腕等の支持部材(図示せず)に取
り付けられたホルダ27と、該ホルダ27に穿設された
孔27aに移動自在に取り付けられたスリーブ28と、
ホルダ27に設置され、回転軸にスリーブ28に形成さ
れたラック28aに噛み合うピニオン30が取り付けら
れた電動機29と、先端部に磁石32が後端部にナット
33が取り付けられ、スリーブ28に移動自在に挿着さ
れた軸体31と、スリーブ28の先端と磁石32の間に
位置するように軸体31に取り付けられ軸体31と共に
磁石32を常時突出させるばね34と、ホルダ27に設
置され、回転軸に歯車36が取り付けられた電動機35
と、ホルダ27にブッシュまたはベアリング等の軸受に
よって回転自在に設置された軸38に支持され、歯車3
6および軸体31の周面に形成された歯車31aとに噛
み合う中間歯車37とにより構成されている。スリーブ
28には該スリーブ28がホルダ27に対して出没する
時に軸体31の歯車31aに噛み合っている中間歯車3
7が当接しないように切欠き28bが設けられている。
における錘16のドラム軸中心からの距離を調節する錘
位置調節機構26は図6に示されるように機枠1に突設
された支柱または可動腕等の支持部材(図示せず)に取
り付けられたホルダ27と、該ホルダ27に穿設された
孔27aに移動自在に取り付けられたスリーブ28と、
ホルダ27に設置され、回転軸にスリーブ28に形成さ
れたラック28aに噛み合うピニオン30が取り付けら
れた電動機29と、先端部に磁石32が後端部にナット
33が取り付けられ、スリーブ28に移動自在に挿着さ
れた軸体31と、スリーブ28の先端と磁石32の間に
位置するように軸体31に取り付けられ軸体31と共に
磁石32を常時突出させるばね34と、ホルダ27に設
置され、回転軸に歯車36が取り付けられた電動機35
と、ホルダ27にブッシュまたはベアリング等の軸受に
よって回転自在に設置された軸38に支持され、歯車3
6および軸体31の周面に形成された歯車31aとに噛
み合う中間歯車37とにより構成されている。スリーブ
28には該スリーブ28がホルダ27に対して出没する
時に軸体31の歯車31aに噛み合っている中間歯車3
7が当接しないように切欠き28bが設けられている。
【0024】また、スリーブ28は軸体31の回転によ
ってピニオン30との噛み合い状態が変化しないように
スリーブ28とホルダ27の一方にキーまたはピン等の
突起物を設け、他方に該突起物に係合する溝を設けた構
成にするのが好ましい。
ってピニオン30との噛み合い状態が変化しないように
スリーブ28とホルダ27の一方にキーまたはピン等の
突起物を設け、他方に該突起物に係合する溝を設けた構
成にするのが好ましい。
【0025】電動機29、35にはレーザ光照射機構3
におけるエンコーダ9と同じエンコーダ(図示せず)が
それぞれ設けられており、該エンコーダからの回転数、
回転角度および錘位置調節機構26のピニオン30の歯
ピッチ、動バランス修正機構12a、12bのねじ軸1
7のねじピッチに基づいて移動方向と移動量を算出する
ようになっている。該エンコーダに代えてリニアエンコ
ーダを使用して移動方向と移動量を検出することができ
る。
におけるエンコーダ9と同じエンコーダ(図示せず)が
それぞれ設けられており、該エンコーダからの回転数、
回転角度および錘位置調節機構26のピニオン30の歯
ピッチ、動バランス修正機構12a、12bのねじ軸1
7のねじピッチに基づいて移動方向と移動量を算出する
ようになっている。該エンコーダに代えてリニアエンコ
ーダを使用して移動方向と移動量を検出することができ
る。
【0026】ドラム5の回転によって軸体5a、5bに
取り付けられた動バランス修正機構12a、12bが錘
距離位置調整操作位置に設置されている錘位置調節機構
26と対向する位置に移動されて停止すると、電動機2
9の作動によってピニオン30が回転されて待機位置に
あったスリーブ28と共に軸体31が突出され、磁石3
2が動バランス修正機構12の錘16に対してばね34
によって所定の力で当接される。すると、磁石32の吸
着力によって該磁石32と錘16が一体的に連結され
る。
取り付けられた動バランス修正機構12a、12bが錘
距離位置調整操作位置に設置されている錘位置調節機構
26と対向する位置に移動されて停止すると、電動機2
9の作動によってピニオン30が回転されて待機位置に
あったスリーブ28と共に軸体31が突出され、磁石3
2が動バランス修正機構12の錘16に対してばね34
によって所定の力で当接される。すると、磁石32の吸
着力によって該磁石32と錘16が一体的に連結され
る。
【0027】該動作によって磁石32と錘16が連結さ
れると、電動機35の作動によって歯車36、中間歯車
37、歯車31a、軸体31の順に回転され、該軸体3
1が回転することによって磁石32と共に錘16および
ねじ軸17が右方向または左方向に回転される。該ねじ
軸17の回転によって錘16がドラム軸中心方向に接近
するか離反してその位置が変更される。
れると、電動機35の作動によって歯車36、中間歯車
37、歯車31a、軸体31の順に回転され、該軸体3
1が回転することによって磁石32と共に錘16および
ねじ軸17が右方向または左方向に回転される。該ねじ
軸17の回転によって錘16がドラム軸中心方向に接近
するか離反してその位置が変更される。
【0028】該錘16の移動距離はねじ軸17の[ねじ
ピッチ]×[回転数]によって決まる。
ピッチ]×[回転数]によって決まる。
【0029】ところで、描画装置によって描画する場合
にはどの様な版をどの位置に巻き付けて描画するかは通
常予め決まっている。そのため、版80のサイズ、材
質、厚さ、取付位置が予め判っていればドラム5の両側
面のどの位置に幾らの質量の錘を付加すれば動バランス
が取れるかは計算によって求めることができる。
にはどの様な版をどの位置に巻き付けて描画するかは通
常予め決まっている。そのため、版80のサイズ、材
質、厚さ、取付位置が予め判っていればドラム5の両側
面のどの位置に幾らの質量の錘を付加すれば動バランス
が取れるかは計算によって求めることができる。
【0030】すなわち、完全に動バランスが取られたド
ラム5に版80を巻き付けた場合は、版80によって生
じたアンバランス量だけを補正すれば良く、巻き付けた
状態における版80の重心に版80の質量が集中したも
のとして、その質量に掛かる遠心力をドラム5の両側に
設けられた錘16a、16bによってバランス修正を行
えばよいことになる。
ラム5に版80を巻き付けた場合は、版80によって生
じたアンバランス量だけを補正すれば良く、巻き付けた
状態における版80の重心に版80の質量が集中したも
のとして、その質量に掛かる遠心力をドラム5の両側に
設けられた錘16a、16bによってバランス修正を行
えばよいことになる。
【0031】この場合、錘16の位置関係は図7に示さ
れるようにドラム5の両側に付加する質量(W1)、
(W2)を有する錘16b、16a間の距離を(L)、
ドラム5の軸中心(P)から該錘16bの重心までの距
離を(r1)、錘16aの重心までの距離を(r2)、該
軸中心(P)から質量(W0)を有する版80の重心ま
での距離を(r0)、(W1)を有する錘16bから該版
80の重心までの距離を(a)とすると、動バランスを
取るためには、(W0)、(W1)、(W2)に働く遠心
力の和を0にすると共にモーメントの和を0にすればよ
い。
れるようにドラム5の両側に付加する質量(W1)、
(W2)を有する錘16b、16a間の距離を(L)、
ドラム5の軸中心(P)から該錘16bの重心までの距
離を(r1)、錘16aの重心までの距離を(r2)、該
軸中心(P)から質量(W0)を有する版80の重心ま
での距離を(r0)、(W1)を有する錘16bから該版
80の重心までの距離を(a)とすると、動バランスを
取るためには、(W0)、(W1)、(W2)に働く遠心
力の和を0にすると共にモーメントの和を0にすればよ
い。
【0032】そのため、(W1)の錘16bと(W2)の
錘16aは重心が(a)に位置する(W0)の版80に
対してドラムの軸中心を挟んで反対側になるようにすれ
ば良く、ドラム5の回転角速度を(ω)とすれば半径
(r)に位置する質量(W)に作用する遠心力(F)は
F=Wrω2となることから、下記二式を満足させるこ
とができれば良いことになる。
錘16aは重心が(a)に位置する(W0)の版80に
対してドラムの軸中心を挟んで反対側になるようにすれ
ば良く、ドラム5の回転角速度を(ω)とすれば半径
(r)に位置する質量(W)に作用する遠心力(F)は
F=Wrω2となることから、下記二式を満足させるこ
とができれば良いことになる。
【0033】 W1r1ω2+W2r2ω2=W0r0ω2 …(1) aW1r1ω2=(L−a)W2r2ω2 …(2) 上述の各式において(ω2)が全ての項に共通している
ため省略することが可能である。
ため省略することが可能である。
【0034】錘16の位置はドラム5のある基準位置か
らの角度(以降「角度」と云う)とドラム軸中心からの
距離(以降「距離」と云う)によって決定される。ドラ
ム5の片方の側面に1個の錘を取り付ける場合は、角度
は版80のサイズ、材質、厚さ、取付位置等により一義
的に決まるが、距離は上記式(1)、式(2)から判る
ように一義的には決まらず、[距離]×[錘の質量]が
決まる。錘16の質量が一定であれば距離も一義的に決
まることになる。つまり、ある一定の質量の錘を使用す
ると、角度と距離を変化させることにより動バランス修
正をすることが可能であり、その角度と距離を予め計算
で求めておくことができる。
らの角度(以降「角度」と云う)とドラム軸中心からの
距離(以降「距離」と云う)によって決定される。ドラ
ム5の片方の側面に1個の錘を取り付ける場合は、角度
は版80のサイズ、材質、厚さ、取付位置等により一義
的に決まるが、距離は上記式(1)、式(2)から判る
ように一義的には決まらず、[距離]×[錘の質量]が
決まる。錘16の質量が一定であれば距離も一義的に決
まることになる。つまり、ある一定の質量の錘を使用す
ると、角度と距離を変化させることにより動バランス修
正をすることが可能であり、その角度と距離を予め計算
で求めておくことができる。
【0035】該計算値に基づいて動バランス修正機構1
2による動バランスの修正は下記順序で行われる。
2による動バランスの修正は下記順序で行われる。
【0036】先ず、電動機7が作動してドラム5が回転
されとドラム回転用の電動機7のエンコーダ9によって
回転量が検出され、ドラム5の軸体5a、5bに取り付
けられた動バランス修正機構12a、12bが錘距離位
置調整操作位置に設置されている錘位置調節機構26と
対向する位置に来るとドラム5の回転が停止される。
されとドラム回転用の電動機7のエンコーダ9によって
回転量が検出され、ドラム5の軸体5a、5bに取り付
けられた動バランス修正機構12a、12bが錘距離位
置調整操作位置に設置されている錘位置調節機構26と
対向する位置に来るとドラム5の回転が停止される。
【0037】すると、電動機29の作動によってピニオ
ン30が回転されて待機位置にあったスリーブ28と軸
体31とが突出され、磁石32が動バランス修正機構1
2の錘16に対してばね34によって所定の力押圧され
た状態で当接すると、磁石32の吸着力によって磁石3
2と錘16が一体的に連結される。この時、電動機29
の回転数、回転角度等がエンコーダ(図示せず)によっ
て検出され錘16の位置が算出される。
ン30が回転されて待機位置にあったスリーブ28と軸
体31とが突出され、磁石32が動バランス修正機構1
2の錘16に対してばね34によって所定の力押圧され
た状態で当接すると、磁石32の吸着力によって磁石3
2と錘16が一体的に連結される。この時、電動機29
の回転数、回転角度等がエンコーダ(図示せず)によっ
て検出され錘16の位置が算出される。
【0038】該動作によって磁石32と錘16が連結さ
れると、電動機35の作動によって歯車36、中間歯車
37、歯車31a、軸体31の順に回転され、該軸体3
1が回転することによって磁石32と共に錘16および
ねじ軸17が右方向または左方向に回転される。該ねじ
軸17の回転によって錘16がドラム軸中心に対して接
近するか離反してその位置が変更される。この時、電動
機35の回転数、回転角度等がエンコーダ(図示せず)
によって検出され錘16の移動量が算出される。
れると、電動機35の作動によって歯車36、中間歯車
37、歯車31a、軸体31の順に回転され、該軸体3
1が回転することによって磁石32と共に錘16および
ねじ軸17が右方向または左方向に回転される。該ねじ
軸17の回転によって錘16がドラム軸中心に対して接
近するか離反してその位置が変更される。この時、電動
機35の回転数、回転角度等がエンコーダ(図示せず)
によって検出され錘16の移動量が算出される。
【0039】そして、予め計算された位置に錘16が移
動すると、ねじ18をレンチ、ドライバー等の締付装置
(図示せず)によって緩める。その後、電動機7を作動
させてドラム5を回転させ、錘16が予め計算された角
度に来た時点でドラム5を停止させる。該ドラム5の回
転角度はエンコーダ9により計測されている。該ドラム
5が所定の位置に停止すると、ねじ18を締め付けてボ
ス13をドラム5に固定する。
動すると、ねじ18をレンチ、ドライバー等の締付装置
(図示せず)によって緩める。その後、電動機7を作動
させてドラム5を回転させ、錘16が予め計算された角
度に来た時点でドラム5を停止させる。該ドラム5の回
転角度はエンコーダ9により計測されている。該ドラム
5が所定の位置に停止すると、ねじ18を締め付けてボ
ス13をドラム5に固定する。
【0040】該固定動作が済むと、電動機29の作動に
よってピニオン30が逆回転されてスリーブ28と軸体
31とが待機位置に向かって移動される。すると、磁石
32が錘16から離反してスリーブ28と軸体31と共
に待機位置に戻る。
よってピニオン30が逆回転されてスリーブ28と軸体
31とが待機位置に向かって移動される。すると、磁石
32が錘16から離反してスリーブ28と軸体31と共
に待機位置に戻る。
【0041】ドラム5の反対側の動バランス修正機構1
2bも動バランス修正機構12aの動バランス修正動作
が開始されると同時または動作後あるいは動作終了後に
全く同一の手順で動バランス修正が行なわれる。
2bも動バランス修正機構12aの動バランス修正動作
が開始されると同時または動作後あるいは動作終了後に
全く同一の手順で動バランス修正が行なわれる。
【0042】なお、錘16の軸中心までの距離修正操作
と円周方向の角度修正操作の順序は逆であっても構わな
い。
と円周方向の角度修正操作の順序は逆であっても構わな
い。
【0043】該動バランス修正機構12は回転角度も移
動距離も無段階に自由に変更できるようになっているた
め、どの様な版に対してもきめ細かくバランス修正を行
なうことができる。
動距離も無段階に自由に変更できるようになっているた
め、どの様な版に対してもきめ細かくバランス修正を行
なうことができる。
【0044】上述の動バランス修正操作が済むとレーザ
光照射機構3による描画操作が行われる。
光照射機構3による描画操作が行われる。
【0045】上述の動バランス修正機構12(12a、
12b)に代えて図4、図5に示されるような動バラン
ス修正機構39を設けることができる。
12b)に代えて図4、図5に示されるような動バラン
ス修正機構39を設けることができる。
【0046】該動バランス修正機構39はドラム5の側
面に位置するよう軸体5aに回転自在に取り付けられた
円盤状の第1リンク部材43と、該第1リンク部材43
に隣接するよう軸体5aに回転自在に取り付けられたボ
ス40と、該ボス40に隣接するよう軸体5aに回転自
在に取り付けられた円盤状の第1リンク部材44と、該
第1リンク部材44の外側に位置するよう軸体5aに取
り付けられ、ねじ42によって該軸体5aに固定された
ストッパ41と、一端が第1リンク部材43にピン46
によって回動自在に取り付けられたアーム状の第2第1
リンク部材45と、一端が第1リンク部材44にピン4
8によって回動自在に取り付けられたアーム状の第2リ
ンク部材47と、該第1リンク部材44、47の他端部
に該第1リンク部材44、47によって挟持されるよう
ピン50によって取り付けられた円盤状の錘49と、端
部に回転用部材53を有し、ボス40に対して軸心長手
方向と直交すると共に錘49とドラム軸中心を結ぶ線上
に位置するように回転自在に取り付けられた軸体51
と、第1リンク部材43に取り付けられた傘歯車54と
第1リンク部材44に取り付けられた傘歯車55に噛み
合うよう該軸体51に取り付けられた傘歯車52と、ド
ラム軸中心を軸心とするよう第1リンク部材43、44
に形成された円弧状の溝44a、45a部内に位置し、
ドラム5の側面部に螺着されたねじ56と、第1リンク
部材43、44間に位置しねじ56が挿入される筒状の
スペーサ57とにより構成されている。
面に位置するよう軸体5aに回転自在に取り付けられた
円盤状の第1リンク部材43と、該第1リンク部材43
に隣接するよう軸体5aに回転自在に取り付けられたボ
ス40と、該ボス40に隣接するよう軸体5aに回転自
在に取り付けられた円盤状の第1リンク部材44と、該
第1リンク部材44の外側に位置するよう軸体5aに取
り付けられ、ねじ42によって該軸体5aに固定された
ストッパ41と、一端が第1リンク部材43にピン46
によって回動自在に取り付けられたアーム状の第2第1
リンク部材45と、一端が第1リンク部材44にピン4
8によって回動自在に取り付けられたアーム状の第2リ
ンク部材47と、該第1リンク部材44、47の他端部
に該第1リンク部材44、47によって挟持されるよう
ピン50によって取り付けられた円盤状の錘49と、端
部に回転用部材53を有し、ボス40に対して軸心長手
方向と直交すると共に錘49とドラム軸中心を結ぶ線上
に位置するように回転自在に取り付けられた軸体51
と、第1リンク部材43に取り付けられた傘歯車54と
第1リンク部材44に取り付けられた傘歯車55に噛み
合うよう該軸体51に取り付けられた傘歯車52と、ド
ラム軸中心を軸心とするよう第1リンク部材43、44
に形成された円弧状の溝44a、45a部内に位置し、
ドラム5の側面部に螺着されたねじ56と、第1リンク
部材43、44間に位置しねじ56が挿入される筒状の
スペーサ57とにより構成されている。
【0047】上述の第1リンク部材43とボス40と第
1リンク部材44とは軸体5aの段部5a-1およびドラ
ム5の側面に形成された段部5cとストッパ41とによ
って軸心長手方向に移動しないようになっている。
1リンク部材44とは軸体5aの段部5a-1およびドラ
ム5の側面に形成された段部5cとストッパ41とによ
って軸心長手方向に移動しないようになっている。
【0048】第1リンク部材43、44と第2リンク部
材45、47とによって平行四辺形のリンクが形成さ
れ、傘歯車52を回転させると該傘歯車52に噛み合っ
ている傘歯車54、55と共に第2リンク部材45、4
7が互いに逆方向に同一量回動されて錘49がドラム軸
中心に対して破線で示されるように接近するか実線のよ
うに離反するようになっている。
材45、47とによって平行四辺形のリンクが形成さ
れ、傘歯車52を回転させると該傘歯車52に噛み合っ
ている傘歯車54、55と共に第2リンク部材45、4
7が互いに逆方向に同一量回動されて錘49がドラム軸
中心に対して破線で示されるように接近するか実線のよ
うに離反するようになっている。
【0049】軸体51と傘歯車52、第2リンク部材4
5と傘歯車54、第2リンク部材47と傘歯車55とは
一つの部材によって形成することは可能である。
5と傘歯車54、第2リンク部材47と傘歯車55とは
一つの部材によって形成することは可能である。
【0050】錘49の形状は特に限定されないが、ピン
50を中心として回転する場合は重量変化を生じないよ
うに円盤状にする必要がある。
50を中心として回転する場合は重量変化を生じないよ
うに円盤状にする必要がある。
【0051】回転用部材53の形状も特に限定されない
が、動バランス修正機構12と同じ錘位置調節機構26
を使用する場合は、磁石32が確実に接触して回転力を
確実に伝達することができる平坦面を有する断面円形の
棒状にする必要がある。
が、動バランス修正機構12と同じ錘位置調節機構26
を使用する場合は、磁石32が確実に接触して回転力を
確実に伝達することができる平坦面を有する断面円形の
棒状にする必要がある。
【0052】錘位置調節機構26の磁石32に代えて、
円錐形、四角形、六角形等の穴を有するレンチあるいは
円錐形、四角形、六角形等の棒状のレンチ部材が取り付
けられている場合は動バランス修正機構12の錘16、
動バランス修正機構39の回転用部材53を該レンチ部
材に係合できる形状にする必要がある。
円錐形、四角形、六角形等の穴を有するレンチあるいは
円錐形、四角形、六角形等の棒状のレンチ部材が取り付
けられている場合は動バランス修正機構12の錘16、
動バランス修正機構39の回転用部材53を該レンチ部
材に係合できる形状にする必要がある。
【0053】上述のねじ56を緩めると第1リンク部材
43、ボス40、第1リンク部材44が一体物の状態で
軸体5aを中心として回動し、ねじ56を締め付けると
第1リンク部材43、ボス40、第1リンク部材44が
その位置でドラム5に固定され、錘49が周方向に回動
しないと共に直径方向に移動しないようになる。
43、ボス40、第1リンク部材44が一体物の状態で
軸体5aを中心として回動し、ねじ56を締め付けると
第1リンク部材43、ボス40、第1リンク部材44が
その位置でドラム5に固定され、錘49が周方向に回動
しないと共に直径方向に移動しないようになる。
【0054】該動バランス修正機構39における動バラ
ンス修正は動バランス修正機構12の場合と同様にドラ
ム5を回転させて動バランス修正機構39の回転用部材
53が錘距離位置調整操作位置に設置されている錘位置
調節機構26の磁石32と対向する位置に来るとドラム
5の回転が停止される。
ンス修正は動バランス修正機構12の場合と同様にドラ
ム5を回転させて動バランス修正機構39の回転用部材
53が錘距離位置調整操作位置に設置されている錘位置
調節機構26の磁石32と対向する位置に来るとドラム
5の回転が停止される。
【0055】すると、電動機29の作動によってピニオ
ン30が回転されて待機位置にあったスリーブ28と軸
体31とが突出され、磁石32が動バランス修正機構3
9の回転用部材53に対してばね34によって所定の力
押圧された状態で当接すると、磁石32の吸着力によっ
て磁石32と回転用部材53が一体的に連結される。
ン30が回転されて待機位置にあったスリーブ28と軸
体31とが突出され、磁石32が動バランス修正機構3
9の回転用部材53に対してばね34によって所定の力
押圧された状態で当接すると、磁石32の吸着力によっ
て磁石32と回転用部材53が一体的に連結される。
【0056】該動作によって磁石32と回転用部材53
が連結されると、レンチ、ドライバー等の締付装置(図
示せず)によってねじ56を緩めて第1リンク部材4
3、44が回動可能な状態にする。
が連結されると、レンチ、ドライバー等の締付装置(図
示せず)によってねじ56を緩めて第1リンク部材4
3、44が回動可能な状態にする。
【0057】該動バランス修正機構39における錘49
は予めドラム軸中心に最も近い位置あるいは最も遠い位
置になるよう作業者によってセットしておくか、電動機
35の作動によって歯車36、中間歯車37、歯車31
a、軸体31の順に回転させ、該軸体31が回転するこ
とによって磁石32と共に回転用部材53、軸体51傘
歯車52を右方向または左方向に回転せる。該回転によ
って傘歯車54と第1リンク部材43が傘歯車55と第
1リンク部材44とは反対方向に回動されてピン46と
ピン48が遠ざかる方向に移動すると錘49がドラム軸
中心側に移動し、ピン46とピン48が近寄る方向に移
動すると錘49をドラム軸中心から遠ざかる方向に移動
する。
は予めドラム軸中心に最も近い位置あるいは最も遠い位
置になるよう作業者によってセットしておくか、電動機
35の作動によって歯車36、中間歯車37、歯車31
a、軸体31の順に回転させ、該軸体31が回転するこ
とによって磁石32と共に回転用部材53、軸体51傘
歯車52を右方向または左方向に回転せる。該回転によ
って傘歯車54と第1リンク部材43が傘歯車55と第
1リンク部材44とは反対方向に回動されてピン46と
ピン48が遠ざかる方向に移動すると錘49がドラム軸
中心側に移動し、ピン46とピン48が近寄る方向に移
動すると錘49をドラム軸中心から遠ざかる方向に移動
する。
【0058】そして、錘49が所定の基準位置に移動す
ると、改めて、電動機35が作動して磁石32と共に回
転用部材53が回転されて錘49が予め算出された動バ
ランス修正位置に移動される。この時、電動機35の回
転数、回転角度等がエンコーダ(図示せず)によって検
出され錘16の移動量が算出される。
ると、改めて、電動機35が作動して磁石32と共に回
転用部材53が回転されて錘49が予め算出された動バ
ランス修正位置に移動される。この時、電動機35の回
転数、回転角度等がエンコーダ(図示せず)によって検
出され錘16の移動量が算出される。
【0059】そして、予め計算された位置に錘9が移動
すると、電動機7を作動させてドラム5を回転させ、錘
49が予め計算された角度に来た時点でドラム5を停止
させる。該ドラム5の回転角度はエンコーダ9により計
測されている。該ドラム5が所定の位置に停止すると、
ねじ56を締付装置(図示せず)によって締め付けて第
1リンク部材43、ボス40、第1リンク部材44をド
ラム5に固定する。
すると、電動機7を作動させてドラム5を回転させ、錘
49が予め計算された角度に来た時点でドラム5を停止
させる。該ドラム5の回転角度はエンコーダ9により計
測されている。該ドラム5が所定の位置に停止すると、
ねじ56を締付装置(図示せず)によって締め付けて第
1リンク部材43、ボス40、第1リンク部材44をド
ラム5に固定する。
【0060】該固定動作が済むと、電動機29の作動に
よってピニオン30が逆方向に回転されてスリーブ28
と軸体31とが待機位置に向かって移動される。する
と、磁石32が回転用部材53から離反してスリーブ2
8と軸体31と共に待機位置に戻る。
よってピニオン30が逆方向に回転されてスリーブ28
と軸体31とが待機位置に向かって移動される。する
と、磁石32が回転用部材53から離反してスリーブ2
8と軸体31と共に待機位置に戻る。
【0061】ドラム5の反対側における動バランス修正
機構39も全く同一の手順で動バランス修正を行なう。
機構39も全く同一の手順で動バランス修正を行なう。
【0062】
【発明の効果】本発明の描画装置は請求項1に記載のよ
うに版取り付け用のドラムの両側に、それぞれ少なくと
も1個の錘を有し、該錘のドラムとの相対角度とドラム
軸中心からの距離が変更可能な動バランス修正機構を備
えた構成にしているため、版のサイズ、材質、厚さ、取
付位置等が変わっても該版に対応してきめ細かく動バラ
ンス修正を行なうことができる。また、動バランス修正
機構の構成が簡単なため、動バランス修正操作が容易で
あると共に装置全体をコンパクトにすることができる。
うに版取り付け用のドラムの両側に、それぞれ少なくと
も1個の錘を有し、該錘のドラムとの相対角度とドラム
軸中心からの距離が変更可能な動バランス修正機構を備
えた構成にしているため、版のサイズ、材質、厚さ、取
付位置等が変わっても該版に対応してきめ細かく動バラ
ンス修正を行なうことができる。また、動バランス修正
機構の構成が簡単なため、動バランス修正操作が容易で
あると共に装置全体をコンパクトにすることができる。
【0063】また、本発明の描画装置は請求項2に記載
のような動バランス修正機構が、ドラム軸に回転自在に
装着されたボスと、ボスに螺着された錘とを備え、ボス
に対するねじ込み量を調節して錘のドラム軸中心からの
距離を変化せしめる構成にすると、各部材の形状が複雑
にならず動バランス修正機構全体をコンパクトにするこ
とができると共に、錘のねじ込み量の調節だけで動バラ
ンス修正を容易に行うことができ、請求項3に記載のよ
うなドラム軸に回転自在に装着された一対の第1リンク
部材と、第1リンク部材にそれぞれ係合する第2リンク
部材とにより平行四辺形のリンク機構を形成せしめると
共にドラム軸と反対側の位置に錘を装着し、第1リンク
部材を互いに同一角度逆方向に回転させることによって
錘のドラム軸中心からの距離を変化せしめる構成にする
と、請求項2に記載の効果と同じ効果を奏することがで
きる。
のような動バランス修正機構が、ドラム軸に回転自在に
装着されたボスと、ボスに螺着された錘とを備え、ボス
に対するねじ込み量を調節して錘のドラム軸中心からの
距離を変化せしめる構成にすると、各部材の形状が複雑
にならず動バランス修正機構全体をコンパクトにするこ
とができると共に、錘のねじ込み量の調節だけで動バラ
ンス修正を容易に行うことができ、請求項3に記載のよ
うなドラム軸に回転自在に装着された一対の第1リンク
部材と、第1リンク部材にそれぞれ係合する第2リンク
部材とにより平行四辺形のリンク機構を形成せしめると
共にドラム軸と反対側の位置に錘を装着し、第1リンク
部材を互いに同一角度逆方向に回転させることによって
錘のドラム軸中心からの距離を変化せしめる構成にする
と、請求項2に記載の効果と同じ効果を奏することがで
きる。
【図1】本発明の描画装置の構成の1実施例を示す概略
平面図である。
平面図である。
【図2】図1における動バランス修正機構の構成の第1
の実施例を示す概略断面図である。
の実施例を示す概略断面図である。
【図3】図2におけるI−I矢視図である。
【図4】動バランス修正機構の構成の第2の実施例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図5】図4におけるII−II矢視図である。
【図6】錘位置調節機構の構成の1実施例を示す概略断
面図である。
面図である。
【図7】動バランス修正の力学モデルを示す概略図であ
る.
る.
1 機枠 2 版取付機構 3 レーザ光照射機構 4 制御装置 5 ドラム 6 軸受 7、21、29、35 電動機 8、22 カップリング 9、25 エンコーダ 10 版先端把持機構 11 版後端把持機構 12、39、12a、12b 動バランス修正機構 13、40 ボス 14、41 ストッパ 15、18、42、56 ねじ 16、49 錘 17 ねじ軸 19 ガイド用テーブル 20 ボールねじ軸 23 可動テーブル 24 光学手段 26 錘位置調節機構 27 ホルダ 28 スリーブ 30 ピニオン 31、51、5a、5b 軸体 32 磁石 33 ナット 34 ばね 36、31a 歯車 37 中間歯車 38 軸 43、44 第1リンク部材 45、47 第2リンク部材 46、48、50 ピン 52、54、55 傘歯車 53 回転用部材 57 スペーサ 80 版 27a 孔 28a ラック 28b 切欠き 44a、44b 溝
Claims (3)
- 【請求項1】 版取り付け用のドラムの両側に、それぞ
れ少なくとも1個の錘を有し、該錘のドラムとの相対角
度とドラム軸中心からの距離が変更可能な動バランス修
正機構を備えていることを特徴とする描画装置。 - 【請求項2】 動バランス修正機構が、ドラム軸に回転
自在に装着されたボスと、ボスに螺着された錘とを備
え、ボスに対するねじ込み量を調節して錘のドラム軸中
心からの距離を変化せしめるように構成したことを特徴
とする請求項1に記載の描画装置。 - 【請求項3】 ドラム軸に回転自在に装着された一対の
第1リンク部材と、第1リンク部材にそれぞれ係合する
第2リンク部材とにより平行四辺形のリンク機構を形成
せしめると共にドラム軸と反対側の位置に錘を装着し、
第1リンク部材を互いに同一角度逆方向に回転させるこ
とによって錘のドラム軸中心からの距離を変化せしめる
ように構成したことを特徴とする請求項1に記載の描画
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000061760A JP2001249463A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 描画装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000061760A JP2001249463A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 描画装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001249463A true JP2001249463A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18581858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000061760A Pending JP2001249463A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 描画装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001249463A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112084457A (zh) * | 2020-07-20 | 2020-12-15 | 杭州东城信息设备有限公司 | 一种转鼓动平衡计算方法及其计算机设备与存储介质 |
-
2000
- 2000-03-07 JP JP2000061760A patent/JP2001249463A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112084457A (zh) * | 2020-07-20 | 2020-12-15 | 杭州东城信息设备有限公司 | 一种转鼓动平衡计算方法及其计算机设备与存储介质 |
CN112084457B (zh) * | 2020-07-20 | 2024-01-30 | 杭州东城科技有限公司 | 一种转鼓动平衡计算方法及其计算机设备与存储介质 |
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