JP2001249126A - 免疫状態の確認方法 - Google Patents
免疫状態の確認方法Info
- Publication number
- JP2001249126A JP2001249126A JP2000060063A JP2000060063A JP2001249126A JP 2001249126 A JP2001249126 A JP 2001249126A JP 2000060063 A JP2000060063 A JP 2000060063A JP 2000060063 A JP2000060063 A JP 2000060063A JP 2001249126 A JP2001249126 A JP 2001249126A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cells
- cell
- perforin
- expression level
- granulysin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
自体の活性を指標とする、簡便かつ確実な免疫状態を確
認する方法を提供すること。 【解決手段】ナチュラルキラー細胞および/または細胞
傷害性Tリンパ球における殺細胞活性分子の発現レベル
を検出して、この検出結果と検体提供者の免疫状態を関
連づけて検体提供者の免疫状態を確認する免疫状態の確
認方法を提供することにより、上記の課題を解決し得る
ことを見出した。
Description
に関連する免疫状態を確認する方法に関する発明であ
る。
ならず、治療を施した後の予後(治癒するか、慢性化・
悪性化するか)は、非常に重要な問題であり、これら
は、宿主の免疫状態、とりわけ、ナチュラルキラー細胞
(以下、NK細胞ともいう)・細胞傷害性Tリンパ球
(以下、CTLともいう)やヘルパーT細胞等の免疫細
胞の機能が正常であるか否かに大きく左右されると考え
られる。
細胞内寄生病原体(ウイルス、クラミジア、結核菌等)
や腫瘍細胞を排除する生体防御機構において中心的役割
を果たしている。
療方針の決定や予後を予測する上で、患者のNK細胞な
いしCTLの機能が正常範囲にあるか否かに関して正確
な情報を得ることは、特に重要である。
関する試験として、「細胞傷害活性試験」が行われてい
る。細胞傷害活性試験は、主に、NK細胞やCTLの標
的細胞に対する細胞傷害活性の指標となるもので、細胞
性免疫能を測定する上では重要な試験である。この細胞
傷害性試験は、例えば、51Crでラジオアイソトープ標
識した特定の標的(K562細胞やMolt−4細胞
等)とリンパ球(エフェクター)とを混合し、その結
果、傷害を受けた細胞から遊離してくる51Crに由来す
るラジオアイソトープ量を測定することにより行われて
いる。
害活性試験には、問題点も少なからず認められる。すな
わち、第一に、ラジオアイソトープを用いていることが
挙げられる。つまり、細胞傷害活性試験は、ラジオアイ
ソトープ実験室での作業となり、身体および周辺への放
射能汚染といった安全性における問題と、それに伴う試
薬類の購入ないし使用の制限といった問題が認められ、
必然的にかなりの制約が伴うこととならざるを得ない。
の混合系での試験であり、アッセイ間のバラツキが多
く、そのために、試験系を数多く設定する必要がある。
また、同一検体において、リンパ球と標的細胞の混合比
を複数種類設定する必要もある。つまり、細胞傷害性試
験においては、アッセイ数自体を多くせざるを得ないと
いう問題が認められる。
る傷害の程度を指標とする試験で、NK細胞やCTL自
体の活性を指標としていないので、この試験により得ら
れる結果が、一体何を意味するのかが、あいまいであ
る。実際に、健常人より癌患者の方が、NK活性が高値
を示す例も報告されており、疾患との関連性もわかって
いない。
胞やCTL自体の活性を指標とする、簡便かつ確実な免
疫状態を確認する方法を提供することにある。
細胞やCTLにより誘導される細胞死においては、種々
の顆粒タンパク質が標的細胞に向かって放出されること
が知られている。例えば、まず、パーフォリンが標的細
胞の膜透過性を高め、次に、グランザイムB等の一群の
殺細胞活性分子が標的細胞に入り、細胞死を誘導すると
考えられている。
的細胞に細胞死を惹き起こすために放出する一連の物
質、すなわち、殺細胞活性分子が、NK細胞やCTLの
状態を把握するための鍵となるのではないかと考え、鋭
意検討を重ねた。
検出して、この検出結果を指標とすることで、NK細胞
やCTL自体の活性を把握して、検体提供者の免疫状態
を確認することが可能であることを見出した。
K細胞および/またはCTLにおける殺細胞活性分子の
発現レベルを検出して、この検出結果と検体提供者の免
疫状態を関連づけて検体提供者の免疫状態を確認する、
免疫状態の確認方法(以下、本発明確認方法ともいう)
を提供する。
て説明する。本発明において、検体提供者の免疫状態を
確認するための指標となる殺細胞活性分子は、NK細胞
やCTLが、癌細胞や感染微生物等の標的細胞を攻撃す
る際に、脱顆粒を起こして放出される分子であり、具体
的には、パーフォリン、グランザイムB、グラニュライ
シン等を挙げることができる。
胞の膜透過性を高める殺細胞活性分子である。パーフォ
リンは、細胞傷害性顆粒に局在する分子量70万のタン
パク質で、脱顆粒後、標的細胞膜にポアを形成し、その
膜透過性を向上させることが知られている(C.C.L.u, et
al.,Immunol.Today 16,194-201(1995))。パーフォリン
に対する抗体は、現在までに報告されている知見を基
に、常法により調製することが可能であり、市販もされ
ている(Ancell 社等)。
する分子量29万のセリンプロテアーゼで、特定のカス
パーゼを活性化し、細胞死を誘導することが知られてい
る(Darmon,A.J.et al.,Nature,377:446-448(1995))。グ
ランザイムBに対する抗体は、現在までに報告されてい
る知見を基に、常法により調製することが可能であり、
市販もされている(PHARMACELL 社等)。
在する分子量15万のタンパク質で、顆粒内では切断さ
れて、主に分子量9万のタンパク質として存在してい
る。グラニュライシンには、細胞傷害活性と抗菌活性が
認められている(Pena SV.,et al.,J.Immunol.,158,2680
-2688(1995))。グラニュライシンに対する抗体も、現在
までに報告されている知見を基に、常法により調製する
ことが可能である(具体的には、後述する)。
一種類の殺細胞活性分子のみを選択して行うことも可能
であるが、複数種類の殺細胞活性分子を組み合わせて行
うことも可能である。単一種類の殺細胞活性分子を選択
する場合、グラニュライシンの発現レベルを検出するこ
とで、より的確に、検体提供者の免疫状態を把握するこ
とが可能であると考えられる。パーフォリンの発現レベ
ルが正常でも、グラニュライシンの発現レベルが低下し
ていれば、細胞死が効率的に誘導できず、パーフォリン
の発現レベルが低下している検体提供者は、グラニュラ
イシンの発現レベルも低下している割合が高いからであ
る。
なる役割を細胞死において演じていることを考えると、
複数の殺細胞活性分子の発現レベルについて検出するこ
とが、より的確に検体提供者の免疫状態を確認すること
ができると考えられる。特に、細胞膜の透過性を向上さ
せる役割を演じ、いわば、露払い的な役割を行うと考え
られているパーフォリンと、細胞内において細胞死を誘
導すると考えられ得るグラニュライシン等の発現レベル
を双方検出することは、本検出方法の好適な態様の一つ
である。
細胞活性分子の発現レベルの検出は、例えば、検体中の
NK細胞および/またはCTLを分離して、この分離物
における殺細胞活性分子の発現レベルを検出することに
よって行うことができる。
なくとも、NK細胞および/またはCTLが含まれてい
る検体、すなわち、血液検体である。血液検体から、常
法により、NK細胞および/またはCTLを含む画分を
分離して、これを殺細胞活性分子の発現レベルの検出に
用いることができる。
は、特に限定されず、例えば、NK細胞および/または
CTLを直接用い得るフローサイトメトリー解析;ウエ
スタンブロット法による解析;可溶化物等を用いるEI
A法やRIA法によつ解析;PCR法等の遺伝子増幅法
を用いた遺伝子解析等を例示することができる。これら
の検出手段の中でも、その簡便性と正確性故に、フロー
サイトメトリー解析を選択することが好適である。
には、特定の殺細胞活性分子に対する蛍光分析を試みる
と同時に、特定の殺細胞活性分子に対するマーカーによ
り、特定の殺細胞活性分子を分別することが好ましい。
て、CD16、CD56等を、CTLに対するマーカー
として、CD3、CD8等を挙げることができる。フロ
ーサイトメトリー解析をはじめ、殺細胞活性分子の発現
レベルを検出する際には、対象となる殺細胞活性分子に
対する抗体を用いるべきことが多い。このような抗体の
調製は、上述したように、常法により行うことができ
る。
クローナル抗体は、選択した殺細胞活性分子の全部また
は一部を免疫抗原として、免疫した動物に由来する免疫
血清から製造することができる。
体は、上記のポリクローナル抗体と同様の方法で、免疫
した動物の免疫細胞と動物の骨髄腫細胞とのハイブリド
ーマを作出し、これにより殺細胞活性分子を認識する抗
体を産生するクローンを選択し、このクローンを培養す
ることにより製造することができる。
のではなく、マウス,ラット等を広く用いることができ
るが、モノクローナル抗体を製造する場合には、細胞融
合に用いる骨髄腫細胞との適合性を考慮して選択するこ
とが望ましい。
抗原を免疫の対象とする動物に静脈内,皮内,皮下,腹
腔内注射等で投与することにより行うことができる。よ
り具体的には、上記免疫抗原を所望により通常のアジュ
バントと併用して、免疫の対象とする動物に2〜14日
毎に上記手段により数回投与し、ポリクローナル抗体製
造のための免疫血清またはモノクローナル抗体製造のた
めの免疫細胞、例えば免疫後の脾臓細胞を得ることがで
きる。
免疫細胞と細胞融合する他方の親細胞としての骨髄腫細
胞としては、既に公知のもの、例えばSP2/0−Ag
14,P3−NS1−1−Ag4−1,MPC11−4
5,6.TG1.7(以上、マウス由来);210.R
CY.Ag1.2.3(ラット由来);SKO−00
7,GM15006TG−A12(以上、ヒト由来)等
を用いることができる。
合は、通常公知の方法、例えばケーラーとミルシュタイ
ンの方法(Kohler,G. and Milstein,C.,Nature,256,495
(1975))等に準じて行うことができる。
知の融合促進剤、例えばポリエチレングリコール(PE
G),センダイウイルス(HVJ)等の存在下におい
て、融合効率を向上させるためにジメチルスルホキシド
等の補助剤を必要に応じて添加した通常の培養培地中で
行い、ハイブリドーマを調製する。
別用培地、例えばHAT(ヒポキサンチン,アミノプテ
リンおよびチミジン)培地で培養することにより行うこ
とができる。すなわち、この選別用培地において目的と
するハイブリドーマ以外の細胞が死滅するのに十分な時
間をかけて培養することによりハイブリドーマの分離を
行うことができる。このようにして得られるハイブリド
ーマは、通常の限界希釈法により目的とするモノクロー
ナル抗体の検索および単一クローン化に供することがで
きる。
索は、例えばELISA法,プラーク法,スポット法,
凝集反応法,オクタロニー法,RIA法等の一般的な検
索法に従い行うことができる。
認識するモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ
は、通常の培地で継代培養することが可能であり、さら
に液体窒素中で長時間保存することもできる。
の採取は、ハイブリドーマを常法に従って培養して、そ
の培養上清として得る方法や、ハイブリドーマをこのハ
イブリドーマに適合性が認められる動物に投与して増殖
させ、その腹水として得る方法等を用いることができ
る。
抗体およびモノクローナル抗体は、更に塩析,ゲル濾過
法,アフィニティクロマトグラフィー等の通常の手段に
より精製することができる。
体ないしモノクローナル抗体は、選択した殺細胞活性分
子に特異反応性を有する抗体である。また、かかる殺細
胞活性分子に対するポリクローナル抗体ないしモノクロ
ーナル抗体に、必要に応じて標識処理、すなわち、酵素
標識処理、蛍光標識処理、アイソトープ標識処理等を、
常法に従い行うことができる。
の実施例により、本発明の技術的範囲は限定されない。 〔参考例〕 グラニュライシンに対するポリクローナル
抗体の作製 グラニュライシンの部分アミノ酸配列(29アミノ酸)
(J.Immunol.,158:2680-2688(1997)):Arg Thr Gly Ar
g Ser Arg Trp Arg Asp Val Cys Arg Asn PheMet Arg A
rg Tyr Gln Ser Arg Val Thr Gln Gly Leu Val Ala Gly
(N5−1:配列番号1)の傘貝ヘモシアニンとの結
合体を、ウサギに常法に従って免疫し、抗血清を得た。
得られた抗血清について、硫安沈澱およびプロテインG
カラムによる精製を行い、さらに上記の合成ペプチド
(N5−1)を結合したカラムによるアフィニティーク
ロマトグラフィーによる精製を行い、グラニュライシン
に対するポリクローナル抗体(抗N5−1抗体)を得
た。
る免疫状態の確認 健常者8名、癌患者8名から、新鮮末梢血を3mLずつ採
取し、そのリンパ球を、リューコセップカラム(グライ
ナー社製)およびセパレートL(ムトウ化学社製)を用
いて分離し、リンパ球の表面抗原であるCD3とCD1
6を、それぞれ、Peridinin chlorophyll protein(PerC
P)標識CD3モノクローナル抗体とFITC標識CD16モ
ノクローナル抗体(両モノクローナル抗体共、ファーミ
ンジエン社製)で染色した。
ラフォルムアルデヒド/PBS(−)で固定後、0.5
%Tween20/PBS(−)で膜透過性を高めた
後、グラニュライシンに対しては、上記の抗N5−1抗
体を10μg/mLで反応させ(コントロールとしてノーマ
ルラビットIgG を10μg/mLで反応させた)、次いで、
抗N5−1抗体が結合したグラニュライシンに、Phycoe
rythrin(PE) 標識抗ラビット抗体を結合させた。そし
て、その蛍光を、フローサイトメトリーによって、グラ
ニュライシンとして検出した。
フォリンモノクローナル抗体(Ancell社製)を反応させ
た(コントロールとしてPE標識ノーマルマウスIgG を
反応させた)。そして、そのPEによる蛍光を、フロー
サイトメトリーによって、パーフォリンとして検出し
た。
フォリンの発現レベルの低下は認められなかったが、癌
患者8名中2名に、パーフォリンの発現レベルの低下が
認められた。
の低下が認められた癌患者2名のフローサイトメトリー
の結果を示している〔癌患者1,癌患者2〕。また、比
較のために、健常人2名の結果をピックアップして示し
ている〔健常人1,健常人2〕。
D16についての蛍光強度(FITCによる蛍光)を示
し、縦軸にパーフォリンについての蛍光強度(PEによ
る蛍光)を示した、フローサイトメトリーの結果を示し
ている。
(FITCによる蛍光が認められた図中の縦線よりも右
側の群)において、パーフォリンの発現レベルを示すP
Eの蛍光強度が一定レベルであった。これに対して、癌
患者では、NK細胞におけるパーフォリンの発現レベル
が低下しており、特に、癌患者2では、この発現レベル
が低下していることが判明した。
ーフォリンの発現レベルの低下が殆ど認められなかっ
た。
現レベルの低下が認められなかった癌患者6名につい
て、グラニュライシンの発現レベルの低下を検討したと
ころ、これら6名全員のグラニュライシンの発現レベル
が低下していることがわかった。
16についての蛍光強度(FITCによる蛍光)を示
し、縦軸にパーフォリン(左側)およびグラニュライシ
ン(右側)についての蛍光強度(共にPEによる蛍光)
を示した、フローサイトメトリーの結果を示している。
2を除く6名から無作為に抽出した)では、NK細胞
(FITCによる蛍光が認められた図中の縦線よりも右
側の群)においても、CTL(前記縦線よりも左側の
群)においても、パーフォリン(上段)およびグラニュ
ライシン(下段)の発現レベルを示すPEの蛍光強度が
一定レベルであった。これに対して、癌患者3(癌患者
8名のうち、癌患者1・2を除く6名から無作為に抽出
した)では、パーフォリンの発現レベルは、健常人3と
ほどんど変わらないレベルであったが、グラニュライシ
ンの発現レベルは、明らかに低下していることが明らか
になった。
常人1・2を除く6名と、癌患者8名のうち、癌患者1
・2を除く6名全員の、パーフォリンの発現レベルとグ
ラニュライシンの発現レベルを図示したものである(第
4図は、第3図の結果を健常人と癌患者についの平均を
求めた結果を示している)。第3図、第4図共、左側の
淡色のグラフ棒がパーフォリンの発現レベルを示し、右
側の白抜きのグラフ棒がグラニュライシンの発現レベル
を示している。また、第3図、第4図共、縦軸は、CD
16に対して陽性であるリンパ球(NK細胞に該当す
る)において、パーフォリンまたはグラニュライシンが
陽性であるものの割合(%)である。
リン、グラニュライシンの発現レベルは、共に低下が認
められなかったが、癌患者においては、パーフォリンの
発現レベルの低下が認められなくても、グラニュライシ
ンの有意な発現レベルの低下が認められたことがわかる
〔癌患者1・2のグラニュライシンの発現レベルも有意
に低下していた(図示せず)〕。
ことが不可欠ではある(Science,vol286,1957-1959(199
9))が、パーフォリンだけでは効率良く誘導されず、他
の殺細胞活性分子が働いてはじめて完全に誘導される。
事実、免疫療法等により、NK細胞やCTLの細胞傷害
のレベルは、細胞傷害活性試験によって良好であると判
断されているにもかかわらず、予後が良好でない癌患者
も少なからず認められるのは、前述した通りである。こ
れは、まさに、細胞傷害試験が、パーフォリンによる細
胞傷害レベルのみを反映していることに起因しているも
のとも考えられる。本検出方法では、NK細胞やCTL
におけるパーフォリンの発現レベルのみならず、グラニ
ュライシン等の他の殺細胞活性分子の発現レベルをも、
簡便に確認することができるので、検体提供者の真の免
疫状態を把握し、本検出方法を行った後の治療計画を的
確に立案することが可能となる。
により、検体提供者の免疫状態を、簡便かつ的確に確認
することが可能であることが示された。
を、簡便かつ的確に確認することが可能な手段が提供さ
れる。
蛍光強度を示し、縦軸にパーフォリンについての蛍光強
度を示した、フローサイトメトリーの結果を示す図面で
ある。
蛍光強度を示し、縦軸にパーフォリンまたはグラニュラ
イシンについての蛍光強度を示した、フローサイトメト
リーの結果を示す図面である。
められなかった癌患者に対して、グラニュライシンの発
現レベルについての検討を行った結果を、検体提供者個
々に対して図示した図面である。
められなかった癌患者に対して、グラニュライシンの発
現レベルについての検討を行った結果を、検体提供者全
員の結果を総合して検討した図面である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ナチュラルキラー細胞および/または細
胞傷害性Tリンパ球における殺細胞活性分子の発現レベ
ルを検出して、この検出結果と検体提供者の免疫状態を
関連づけて検体提供者の免疫状態を確認する、免疫状態
の確認方法。 - 【請求項2】 殺細胞活性分子が、グラニュライシン、
パーフォリンおよびグランザイムBからなる群から選ば
れる1種または2種以上である、請求項1記載の免疫状
態の確認方法。 - 【請求項3】 殺細胞活性分子が、グラニュライシンで
ある、請求項1記載の免疫状態の確認方法。 - 【請求項4】 ナチュラルキラー細胞および/または細
胞傷害性Tリンパ球における殺細胞活性分子の発現レベ
ルを、フローサイトメトリー解析により検出して、この
検出結果と検体提供者の免疫状態を関連づけて検体提供
者の免疫状態を確認する、請求項1〜3のいずれかの請
求項記載の免疫状態の確認方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000060063A JP2001249126A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 免疫状態の確認方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000060063A JP2001249126A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 免疫状態の確認方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001249126A true JP2001249126A (ja) | 2001-09-14 |
JP2001249126A5 JP2001249126A5 (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=18580431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000060063A Pending JP2001249126A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 免疫状態の確認方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001249126A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003031969A1 (fr) * | 2001-10-09 | 2003-04-17 | Orient Cancer Therary Co., Ltd. | Nouveau procede de determination d'une activite immune |
JP2006184072A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Louis Pasteur Center For Medical Research | 被検物質の免疫賦活能評価方法 |
JPWO2014204001A1 (ja) * | 2013-06-21 | 2017-02-23 | 国立大学法人 岡山大学 | 異常活性化細胞検出による悪性腫瘍の検査方法および異常活性化細胞除去環流返血治療装置 |
WO2017213249A1 (ja) * | 2016-06-09 | 2017-12-14 | 学校法人川崎学園 | ナチュラルキラー細胞機能の検査方法 |
-
2000
- 2000-03-06 JP JP2000060063A patent/JP2001249126A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003031969A1 (fr) * | 2001-10-09 | 2003-04-17 | Orient Cancer Therary Co., Ltd. | Nouveau procede de determination d'une activite immune |
JP2006184072A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Louis Pasteur Center For Medical Research | 被検物質の免疫賦活能評価方法 |
JPWO2014204001A1 (ja) * | 2013-06-21 | 2017-02-23 | 国立大学法人 岡山大学 | 異常活性化細胞検出による悪性腫瘍の検査方法および異常活性化細胞除去環流返血治療装置 |
WO2017213249A1 (ja) * | 2016-06-09 | 2017-12-14 | 学校法人川崎学園 | ナチュラルキラー細胞機能の検査方法 |
JPWO2017213249A1 (ja) * | 2016-06-09 | 2019-06-06 | 学校法人 川崎学園 | ナチュラルキラー細胞機能の検査方法 |
JP7019188B2 (ja) | 2016-06-09 | 2022-02-15 | 学校法人 川崎学園 | ナチュラルキラー細胞機能の検査方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5196510A (en) | Molecular recognition units | |
CN110709103B (zh) | 用于生物学样品中具有改善的性能的timp2的测定法 | |
JP2010512749A (ja) | ヒトDelta様リガンド4に対するヒト抗体 | |
CN107108733B (zh) | 抗活性型gip抗体 | |
JPH08501925A (ja) | 糖蛋白pに対するモノクローナル抗体 | |
CA2832391A1 (en) | Means and methods for diagnosing and treating multiple sclerosis | |
CN113999303B (zh) | 用于体外诊断的新型冠状病毒核衣壳蛋白抗体 | |
KR101571940B1 (ko) | 면역성 혈소판 감소증과 관련된 모에신 단편 | |
JP2001249126A (ja) | 免疫状態の確認方法 | |
KR20150063859A (ko) | 적 백혈병 세포에서 발현되는 icama4를 인지하는 항체 및 이의 용도 | |
KR102274759B1 (ko) | 황색포도알균 장독소 b에 특이적인 항체 및 이의 용도 | |
KR101631740B1 (ko) | 모에신 단편의 진단학적 및 치료학적 용도 | |
US9056919B2 (en) | USP2a peptides and antibodies | |
CN110036119B (zh) | 卵巢癌生物标记及其应用 | |
JP4381145B2 (ja) | 細胞外グラニュライシンの検出方法 | |
EP0908466B1 (en) | Anti-human lect2 antibody, cells producing the same, and method and kit for assaying the same | |
JP2003503040A (ja) | 合成ペプチド免疫原およびそれに対する抗体 | |
US20240241109A1 (en) | Methods to Identify Mutation Specific B Cells and Restore Therapeutic Antibody Efficacy Against Viral Variants | |
TWI702400B (zh) | 偵側卵巢癌之方法、監控卵巢癌病患之卵巢癌發展之方法及可辨識切割型c3多胜肽之試劑的用途 | |
WO2024093652A1 (en) | APPLICATION OF NANOBODY TARGETING ON IL-6Rα | |
KR20220122467A (ko) | 사스-코로나바이러스-2에 특이적으로 결합하는 항체 및 그의 용도 | |
CN113999302A (zh) | 用于体外诊断的新型冠状病毒核衣壳蛋白抗体 | |
KR20210073785A (ko) | 호산구 유래 신경독과 특이적으로 결합하는 단일클론항체 및 이의 용도 | |
JPH11140098A (ja) | 抗ペプチド抗体の製造法 | |
CN1319662A (zh) | 人睾丸泛素特异蛋白酶-10基因编码蛋白 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070301 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090519 |