JP2001248979A - 熱交換パイプ及びその製造方法並びに冷凍回路の熱交換構造 - Google Patents
熱交換パイプ及びその製造方法並びに冷凍回路の熱交換構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 互いに径の異なるパイプ同士を容易に接合す
ることのできる熱交換パイプ及びその製造方法並びに冷
凍回路の熱交換構造を提供する。 【解決手段】 サクションパイプ5をなす銅管の外周面
に、サクションパイプ5の一部を径方向に突出するよう
に塑性変形させて管軸方向に延びる一対の突条部5aを
周方向に所定間隔をおいて形成した後、各突条部5aの
間にキャピラリチューブ3を配置し、各突条部5aをシ
ーム溶接によってキャピラリチューブ3に接合する。
ることのできる熱交換パイプ及びその製造方法並びに冷
凍回路の熱交換構造を提供する。 【解決手段】 サクションパイプ5をなす銅管の外周面
に、サクションパイプ5の一部を径方向に突出するよう
に塑性変形させて管軸方向に延びる一対の突条部5aを
周方向に所定間隔をおいて形成した後、各突条部5aの
間にキャピラリチューブ3を配置し、各突条部5aをシ
ーム溶接によってキャピラリチューブ3に接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷凍回路に
おける圧縮機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブ
とを熱交換可能に接触させてなる熱交換パイプ及びその
製造方法並びに冷凍回路の熱交換構造に関するものであ
る。
おける圧縮機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブ
とを熱交換可能に接触させてなる熱交換パイプ及びその
製造方法並びに冷凍回路の熱交換構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫等の冷凍回路においては、
キャピラリチューブを介して蒸発器内に流入する液相冷
媒の温度を低くして冷凍効率を向上させるために、圧縮
機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブとを熱交換
可能に接触させ、圧縮機の冷媒吸入側パイプ内の低温冷
媒によってキャピラリチューブ内の冷媒を冷却するよう
にしたものが知られている。この場合、キャピラリチュ
ーブと圧縮機の冷媒吸入側パイプとを互いに平行に配置
して半田付けにより接合しているが、半田には鉛が使用
されている場合が多いため、環境保全上好ましくない。
そこで、圧縮機の冷媒吸入側パイプの外周面に管軸方向
に延びる溝を設け、この溝にキャピラリチューブを嵌合
することにより、半田付けを用いることなくキャピラリ
チューブを圧縮機の冷媒吸入側パイプに固定するように
したものが提案されている。
キャピラリチューブを介して蒸発器内に流入する液相冷
媒の温度を低くして冷凍効率を向上させるために、圧縮
機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブとを熱交換
可能に接触させ、圧縮機の冷媒吸入側パイプ内の低温冷
媒によってキャピラリチューブ内の冷媒を冷却するよう
にしたものが知られている。この場合、キャピラリチュ
ーブと圧縮機の冷媒吸入側パイプとを互いに平行に配置
して半田付けにより接合しているが、半田には鉛が使用
されている場合が多いため、環境保全上好ましくない。
そこで、圧縮機の冷媒吸入側パイプの外周面に管軸方向
に延びる溝を設け、この溝にキャピラリチューブを嵌合
することにより、半田付けを用いることなくキャピラリ
チューブを圧縮機の冷媒吸入側パイプに固定するように
したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧縮機
の冷媒吸入側パイプに設けた溝にキャピラリチューブを
嵌合する構造では、溝を設けるためにパイプの径を大き
くしなければならず、このため材料過多になりコストが
高くつくとともに、溝の内面をキャピラリチューブの外
面に均一に接触するように精度よく形成しなければなら
ず、加工が煩雑になり量産において不利であるという問
題点があった。
の冷媒吸入側パイプに設けた溝にキャピラリチューブを
嵌合する構造では、溝を設けるためにパイプの径を大き
くしなければならず、このため材料過多になりコストが
高くつくとともに、溝の内面をキャピラリチューブの外
面に均一に接触するように精度よく形成しなければなら
ず、加工が煩雑になり量産において不利であるという問
題点があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑み、互いに径の異な
るパイプ同士を容易に接合することのできる熱交換パイ
プ及びその製造方法並びに冷凍回路の熱交換構造を提供
することを目的とする。
るパイプ同士を容易に接合することのできる熱交換パイ
プ及びその製造方法並びに冷凍回路の熱交換構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、互いに平行に延びる径の異なったパイプを
その外周面側が互いに熱的に接触するように接合してな
る熱交換パイプにおいて、大径側パイプの外周面に管軸
方向に延びる少なくとも一つの突条部を設け、小径側パ
イプに突条部を接合している。これにより、例えば大径
側パイプに小径側パイプを嵌合する溝を設けるといった
煩雑な加工を必要とせずに大径側パイプと小径側パイプ
が互いに接合される。この場合、前記突条部を周方向に
所定間隔をおいて一対設け、各突条部の間に配置した小
径側パイプに各突条部を接合すれば、接合が容易とな
る。
するために、互いに平行に延びる径の異なったパイプを
その外周面側が互いに熱的に接触するように接合してな
る熱交換パイプにおいて、大径側パイプの外周面に管軸
方向に延びる少なくとも一つの突条部を設け、小径側パ
イプに突条部を接合している。これにより、例えば大径
側パイプに小径側パイプを嵌合する溝を設けるといった
煩雑な加工を必要とせずに大径側パイプと小径側パイプ
が互いに接合される。この場合、前記突条部を周方向に
所定間隔をおいて一対設け、各突条部の間に配置した小
径側パイプに各突条部を接合すれば、接合が容易とな
る。
【0006】また、本発明では、熱交換パイプの製造方
法において、 大径側パイプの外周面にその一部を径方
向に塑性変形させて管軸方向に延びる少なくとも一つの
突条部を形成した後、小径側パイプと突条部とを溶接す
るようにしている。これにより、大径側パイプ及び小径
側パイプが互いに溶接により接合される。この場合、一
対の突条部を周方向に所定間隔をおいて形成した後、各
突条部の間に小径側パイプを配置して各突条部と溶接す
るようにすれば、接合が容易となる。
法において、 大径側パイプの外周面にその一部を径方
向に塑性変形させて管軸方向に延びる少なくとも一つの
突条部を形成した後、小径側パイプと突条部とを溶接す
るようにしている。これにより、大径側パイプ及び小径
側パイプが互いに溶接により接合される。この場合、一
対の突条部を周方向に所定間隔をおいて形成した後、各
突条部の間に小径側パイプを配置して各突条部と溶接す
るようにすれば、接合が容易となる。
【0007】また、本発明では、前記突条部を一対形成
した場合の製造方法において、各突条部を対向一対の溶
接用電極によって前記小径側パイプ側に加圧し、各電極
に電流を通電しながら各電極を前記大径側パイプの管軸
方向に移動させることにより、小径側パイプと各突条部
とを溶接するようにしている。これにより、小径側パイ
プと大径側パイプが一対の電極を用いたシーム溶接によ
って接合される。
した場合の製造方法において、各突条部を対向一対の溶
接用電極によって前記小径側パイプ側に加圧し、各電極
に電流を通電しながら各電極を前記大径側パイプの管軸
方向に移動させることにより、小径側パイプと各突条部
とを溶接するようにしている。これにより、小径側パイ
プと大径側パイプが一対の電極を用いたシーム溶接によ
って接合される。
【0008】また、本発明では、圧縮機から吐出した冷
媒を凝縮器、キャピラリチューブ、蒸発器及び圧縮機に
順次循環するように構成され、圧縮機の冷媒吸入側パイ
プとキャピラリチューブとを互いに熱的に接触させるよ
うにした冷凍回路の熱交換構造において、前記圧縮機の
冷媒吸入側パイプの外周面に管軸方向に延びる一対の突
条部を周方向に所定間隔をおいて設け、各突条部の間に
配置したキャピラリチューブに各突条部を接合してい
る。これにより、前記冷凍回路の熱交換構造における圧
縮機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブとの接合
においても、前記熱交換パイプと同等の作用が得られ
る。
媒を凝縮器、キャピラリチューブ、蒸発器及び圧縮機に
順次循環するように構成され、圧縮機の冷媒吸入側パイ
プとキャピラリチューブとを互いに熱的に接触させるよ
うにした冷凍回路の熱交換構造において、前記圧縮機の
冷媒吸入側パイプの外周面に管軸方向に延びる一対の突
条部を周方向に所定間隔をおいて設け、各突条部の間に
配置したキャピラリチューブに各突条部を接合してい
る。これにより、前記冷凍回路の熱交換構造における圧
縮機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブとの接合
においても、前記熱交換パイプと同等の作用が得られ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図7を参照して説明する。即ち、図1は本発明の熱
交換パイプを用いた冷凍回路の構成図、図2は熱交換パ
イプの断面図、図3はその分解斜視図、図4乃至図7は
その製造方法を示す断面図である。
乃至図7を参照して説明する。即ち、図1は本発明の熱
交換パイプを用いた冷凍回路の構成図、図2は熱交換パ
イプの断面図、図3はその分解斜視図、図4乃至図7は
その製造方法を示す断面図である。
【0010】同図に示す冷凍回路は、冷媒を吸入し吐出
する圧縮機1と、一端を圧縮機1の冷媒吐出側に接続さ
れた凝縮器2と、一端を凝縮器2の他端に接続されたキ
ャピラリチューブ3と、一端をキャピラリチューブ3の
他端に接続された蒸発器4とからなり、蒸発器4の他端
は圧縮機1の冷媒吸入側に接続されている。
する圧縮機1と、一端を圧縮機1の冷媒吐出側に接続さ
れた凝縮器2と、一端を凝縮器2の他端に接続されたキ
ャピラリチューブ3と、一端をキャピラリチューブ3の
他端に接続された蒸発器4とからなり、蒸発器4の他端
は圧縮機1の冷媒吸入側に接続されている。
【0011】前記冷凍回路においては、圧縮機1の冷媒
吸入側パイプをなすサクションパイプ5と前記キャピラ
リチューブ3とから熱交換パイプ6が構成されている。
この熱交換パイプ6においては、サクションパイプ5の
外周面に管軸方向に延びる一対の突条部5aが周方向に
所定間隔をおいて設けられるとともに、各突条部5aの
間にはキャピラリチューブ3が配置され、キャピラリチ
ューブ3は各突条部5aに溶接されている。即ち、キャ
ピラリチューブ3及びサクションパイプ5は各突条部5
aの溶接部5bによって結合され、互いに熱的に接触し
ている。
吸入側パイプをなすサクションパイプ5と前記キャピラ
リチューブ3とから熱交換パイプ6が構成されている。
この熱交換パイプ6においては、サクションパイプ5の
外周面に管軸方向に延びる一対の突条部5aが周方向に
所定間隔をおいて設けられるとともに、各突条部5aの
間にはキャピラリチューブ3が配置され、キャピラリチ
ューブ3は各突条部5aに溶接されている。即ち、キャ
ピラリチューブ3及びサクションパイプ5は各突条部5
aの溶接部5bによって結合され、互いに熱的に接触し
ている。
【0012】以上のように構成された冷凍回路において
は、圧縮機1から吐出した冷媒が図1の実線矢印で示す
ように凝縮器2、キャピラリチューブ3、蒸発器4、サ
クションパイプ5及び圧縮機1に順次循環する。その
際、キャピラリチューブ3内を流通する液相冷媒はサク
ションパイプ5内を流通する低温冷媒によって冷却され
ることから、冷凍効率の向上が図られる。
は、圧縮機1から吐出した冷媒が図1の実線矢印で示す
ように凝縮器2、キャピラリチューブ3、蒸発器4、サ
クションパイプ5及び圧縮機1に順次循環する。その
際、キャピラリチューブ3内を流通する液相冷媒はサク
ションパイプ5内を流通する低温冷媒によって冷却され
ることから、冷凍効率の向上が図られる。
【0013】ここで、図4乃至図7を参照し、前記熱交
換パイプ6の製造方法について説明する。まず、図4に
示すようにサクションパイプ5をなす銅管の外周面に、
図5に示すようにサクションパイプ5の一部を径方向に
突出するように塑性変形させることにより、管軸方向に
延びる一対の突条部5aを周方向にキャピラリチューブ
3の外径とほぼ同等の間隔をおいて形成する。この後、
図6に示すように各突条部5aの間にキャピラリチュー
ブ3をなす銅管を配置し、各突条部5aをシーム溶接に
よってキャピラリチューブ3に接合する。即ち、図7に
示すように各突条部5aを対向一対のローラ電極7によ
ってキャピラリチューブ3側に加圧し、各ローラ電極7
に電流を通電しながら各ローラ電極7をサクションパイ
プ5の管軸方向に移動させることにより、キャピラリチ
ューブ3と各突条部5aとを溶接する。
換パイプ6の製造方法について説明する。まず、図4に
示すようにサクションパイプ5をなす銅管の外周面に、
図5に示すようにサクションパイプ5の一部を径方向に
突出するように塑性変形させることにより、管軸方向に
延びる一対の突条部5aを周方向にキャピラリチューブ
3の外径とほぼ同等の間隔をおいて形成する。この後、
図6に示すように各突条部5aの間にキャピラリチュー
ブ3をなす銅管を配置し、各突条部5aをシーム溶接に
よってキャピラリチューブ3に接合する。即ち、図7に
示すように各突条部5aを対向一対のローラ電極7によ
ってキャピラリチューブ3側に加圧し、各ローラ電極7
に電流を通電しながら各ローラ電極7をサクションパイ
プ5の管軸方向に移動させることにより、キャピラリチ
ューブ3と各突条部5aとを溶接する。
【0014】このように、本実施形態の熱交換パイプ6
によれば、サクションパイプ5の外周面に管軸方向に延
びる一対の突条部5aを周方向に間隔をおいて設け、各
突条部5aの間に配置したキャピラリチューブ3に各突
条部5aを溶接するようにしたので、従来のようにサク
ションパイプに設けた溝にキャピラリチューブを嵌合す
る構造に比べ、サクションパイプ5及びキャピラリチュ
ーブ3を極めて容易に接合することができる。また、サ
クションパイプ5とキャピラリチューブ3との接合にシ
ーム溶接を用いることにより、溶接速度が速く生産性に
優れ、しかも溶接棒のような消費資材を必要とせず低コ
ストであるという利点があり、量産において極めて有利
である。この場合、半田付けのように鉛を使用すること
もないので、環境保全においても好都合である。また、
キャピラリチューブ3を各突条部5aとの溶接によって
サクションパイプ5に確実に接合することができるの
で、熱交換率を従来品と同等またはそれ以上に向上させ
ることができる。尚、前記シーム溶接に代えて、スポッ
ト溶接やアーク溶接等、他の溶接法を用いることも可能
である。
によれば、サクションパイプ5の外周面に管軸方向に延
びる一対の突条部5aを周方向に間隔をおいて設け、各
突条部5aの間に配置したキャピラリチューブ3に各突
条部5aを溶接するようにしたので、従来のようにサク
ションパイプに設けた溝にキャピラリチューブを嵌合す
る構造に比べ、サクションパイプ5及びキャピラリチュ
ーブ3を極めて容易に接合することができる。また、サ
クションパイプ5とキャピラリチューブ3との接合にシ
ーム溶接を用いることにより、溶接速度が速く生産性に
優れ、しかも溶接棒のような消費資材を必要とせず低コ
ストであるという利点があり、量産において極めて有利
である。この場合、半田付けのように鉛を使用すること
もないので、環境保全においても好都合である。また、
キャピラリチューブ3を各突条部5aとの溶接によって
サクションパイプ5に確実に接合することができるの
で、熱交換率を従来品と同等またはそれ以上に向上させ
ることができる。尚、前記シーム溶接に代えて、スポッ
ト溶接やアーク溶接等、他の溶接法を用いることも可能
である。
【0015】尚、前記実施形態の熱交換パイプ6では、
サクションパイプ5に一本のキャピラリチューブ3を接
合しているが、例えば大径側パイプに複数の小径側パイ
プを接合するようにした熱交換パイプにも本発明を適用
することができる。この場合、大径側パイプには各小径
側パイプごとに一対ずつの突条部を設けるようにすれば
よい。また、前記実施形態では、キャピラリチューブ3
を一対の突条部5aに接合するようにしたが、突条部5
aを一つだけ設けた場合でも、キャピラリチューブ3と
接合することは可能である。
サクションパイプ5に一本のキャピラリチューブ3を接
合しているが、例えば大径側パイプに複数の小径側パイ
プを接合するようにした熱交換パイプにも本発明を適用
することができる。この場合、大径側パイプには各小径
側パイプごとに一対ずつの突条部を設けるようにすれば
よい。また、前記実施形態では、キャピラリチューブ3
を一対の突条部5aに接合するようにしたが、突条部5
aを一つだけ設けた場合でも、キャピラリチューブ3と
接合することは可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換パ
イプによれば、大径側パイプと小径側パイプとの接合に
おいて、例えば大径側パイプに小径側パイプを嵌合する
溝を設けるといった煩雑な加工を必要としないので、大
径側パイプと小径側パイプとを容易に接合することがで
き、量産において極めて有利である。
イプによれば、大径側パイプと小径側パイプとの接合に
おいて、例えば大径側パイプに小径側パイプを嵌合する
溝を設けるといった煩雑な加工を必要としないので、大
径側パイプと小径側パイプとを容易に接合することがで
き、量産において極めて有利である。
【0017】また、本発明の熱交換パイプの製造方法に
よれば、大径側パイプ及び小径側パイプが互いに溶接に
よって接合されるので、半田付けのように鉛を使用する
ことがなく、環境保全において好都合である。また、前
記製造方法において、大径側パイプ及び小径側パイプと
をシーム溶接よって接合することにより、生産性の向上
及び低コスト化を図ることができる。
よれば、大径側パイプ及び小径側パイプが互いに溶接に
よって接合されるので、半田付けのように鉛を使用する
ことがなく、環境保全において好都合である。また、前
記製造方法において、大径側パイプ及び小径側パイプと
をシーム溶接よって接合することにより、生産性の向上
及び低コスト化を図ることができる。
【0018】また、本発明の冷凍回路の熱交換構造によ
れば、圧縮機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブ
との接合において、前記熱交換パイプと同等の効果を得
ることができるので、このような冷凍回路の熱交換構造
を有する冷熱機器等の製造において極めて有利である。
れば、圧縮機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチューブ
との接合において、前記熱交換パイプと同等の効果を得
ることができるので、このような冷凍回路の熱交換構造
を有する冷熱機器等の製造において極めて有利である。
【図1】本発明の一実施形態を示す冷凍回路の構成図
【図2】熱交換パイプの断面図
【図3】熱交換パイプの分解斜視図
【図4】熱交換パイプの製造方法を示す断面図
【図5】熱交換パイプの製造方法を示す断面図
【図6】熱交換パイプの製造方法を示す断面図
【図7】熱交換パイプの製造方法を示す断面図
1:圧縮機 2:凝縮器 3:キャピラリチューブ 4:蒸発器 5:サクションパイプ 5a:突条部 6:熱交換パイプ 7:電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 101:14 B23K 101:14
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに平行に延びる径の異なったパイプ
をその外周面側が互いに熱的に接触するように接合して
なる熱交換パイプにおいて、 大径側パイプの外周面に管軸方向に延びる少なくとも一
つの突条部を設け、 小径側パイプに突条部を接合したことを特徴とする熱交
換パイプ。 - 【請求項2】 互いに平行に延びる径の異なったパイプ
をその外周面側が互いに熱的に接触するように接合して
なる熱交換パイプにおいて、 大径側パイプの外周面に管軸方向に延びる一対の突条部
を周方向に所定間隔をおいて設け、 各突条部の間に配置した小径側パイプに各突条部を接合
したことを特徴とする熱交換パイプ。 - 【請求項3】 互いに平行に延びる径の異なったパイプ
をその外周面側が互いに熱的に接触するように接合して
なる熱交換パイプの製造方法において、 大径側パイプの外周面にその一部を径方向に塑性変形さ
せて管軸方向に延びる少なくとも一つの突条部を形成し
た後、 小径側パイプと突条部とを溶接することを特徴とする熱
交換パイプの製造方法。 - 【請求項4】 互いに平行に延びる径の異なったパイプ
をその外周面側が互いに熱的に接触するように接合して
なる熱交換パイプの製造方法において、 大径側パイプの外周面にその一部を径方向に塑性変形さ
せて管軸方向に延びる一対の突条部を周方向に所定間隔
をおいて形成した後、 各突条部の間に小径側パイプを配置して各突条部と溶接
することを特徴とする熱交換パイプの製造方法。 - 【請求項5】 前記各突条部を対向一対の溶接用電極に
よって前記小径側パイプ側に加圧し、各電極に電流を通
電しながら各電極を前記大径側パイプの管軸方向に移動
させることにより、小径側パイプと各突条部とを溶接す
ることを特徴とする請求項4記載の熱交換パイプの製造
方法。 - 【請求項6】 圧縮機から吐出した冷媒を凝縮器、キャ
ピラリチューブ、蒸発器及び圧縮機に順次循環するよう
に構成され、圧縮機の冷媒吸入側パイプとキャピラリチ
ューブとを互いに熱的に接触させるようにした冷凍回路
の熱交換構造において、 前記圧縮機の冷媒吸入側パイプの外周面に管軸方向に延
びる一対の突条部を周方向に所定間隔をおいて設け、 各突条部の間に配置したキャピラリチューブに各突条部
を接合したことを特徴とする冷凍回路の熱交換構造。
Priority Applications (1)
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