JP2001246366A - 廃水中の油系成分除去方法 - Google Patents

廃水中の油系成分除去方法

Info

Publication number
JP2001246366A
JP2001246366A JP2000063558A JP2000063558A JP2001246366A JP 2001246366 A JP2001246366 A JP 2001246366A JP 2000063558 A JP2000063558 A JP 2000063558A JP 2000063558 A JP2000063558 A JP 2000063558A JP 2001246366 A JP2001246366 A JP 2001246366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wastewater
oil
floc
bubbles
protein
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000063558A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Harakawa
実 原川
Mitsuyoshi Iwasaki
光美 岩崎
Toshiaki Maruyama
俊朗 丸山
Yoshihiro Suzuki
祥広 鈴木
Yoriyuki Sato
順幸 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Railway Construction
Original Assignee
Japan Railway Construction
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Railway Construction filed Critical Japan Railway Construction
Priority to JP2000063558A priority Critical patent/JP2001246366A/ja
Publication of JP2001246366A publication Critical patent/JP2001246366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃水中の油系成分を効率的に除去する方法を
提供する。 【解決手段】 油系成分を含有する廃水に無機系凝集
剤、蛋白質、及び所望により界面活性剤及びpH調整剤
を添加、混合して油系成分凝集フロックを生成させた
後、気泡を導入して該気泡に前記フロックを吸着せしめ
て、水面に浮上、集積するフロック吸着泡沫を除去す
る。気泡はインペラーの回転により発生する負圧を利用
して導入し、インペラーにより生じる液流を抑制する整
流手段を用いることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油系成分を含有す
る廃水から油系成分を除去する方法に関する。さらに詳
しくいえば、石油精製工場、ガソリンスタンド、車両洗
浄、食品工場や厨房の廃水などの産業廃水や家庭廃水に
含まれる鉱油類や動植物油脂類などの油系成分を効率よ
く除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】石油精製工場、ガソリンス
タンド、車両洗浄、食品工場や厨房の廃水などの産業廃
水や家庭廃水には、鉱油類や動植物油脂類などの油系成
分が多量に含有されている。このような廃水を下水を通
して廃棄すると、下水処理場では十分な除去処理が行な
われないため油系成分が河川水や海水に流出してしま
い、流出した油系成分は河川水や海水の溶存酸素の欠
乏、嫌気化を来たして、藻類や魚を含む生息生物のへい
死を招くなど種々の汚染問題を引き起こし、また鉱物油
は魚介類の着臭の原因となる。廃水中の含油成分量は環
境基本法により鉱油については5mg/リットル以下、
動植物油脂類については30mg/リットル以下の排水
基準が設けられており、これらの基準を満たすべく廃棄
前に油分除去のための処理が行なわれる。
【0003】このような除去処理法として、従来、貯留
槽に溜めて浮上する油分等を分離する自然浮上分離法、
空気を加圧下で水に溶解させこれを導入開放して発生す
る気泡に油分あるいは油滴フロックを吸着せしめて分離
する加圧浮上分離法、あるいは活性汚泥などのバクテリ
アを利用した生物処理法などが実施されている。しか
し、これらの方法は、装置の規模、処理時間あるいは維
持管理の面で問題を有しており、特に小規模な施設とし
て実施するには不向きなものであった。また、鉱油類は
微生物に対して毒性があるため生物処理法による処理が
行なえず、しかも生物処理法は分解速度が著しく遅いと
いう問題もある。従って、本発明の目的は、産業廃水に
含まれる鉱油類や動植物油脂類などの油系成分を効率的
に除去できる簡便な方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、廃水に無
機系凝集剤及び蛋白質、さらに所望により界面活性剤を
添加することにより油分(油滴)を凝集した安定凝集フ
ロックが形成できること、この凝集フロックは液中に導
入あるいは発生させた気泡に対し優れた吸着性を有する
こと、フロックが吸着した気泡が水面に浮上・集積して
壊れにくい泡沫が形成されること、この泡沫を除去する
ことによって短時間で効率よく廃水中の油分が除去でき
ることを確認した。また、気泡の導入方式として回転す
るインペラーの背面に発生する負圧を利用した装置がメ
インテナンス的に有利であること、フロック吸着気泡の
除去工程の後に廃液中に残存する凝集フロックをろ過式
フロック分離槽にて沈降処理する工程を付加することに
よってさらに十分に油分が除去できることを確認し、本
発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は廃水中の油系成分を除
去する以下の方法を提供するものである。 1)油系成分を含有する廃水に無機系凝集剤、蛋白質、
及び所望により界面活性剤及びpH調整剤を添加、混合
して油系成分凝集フロックを生成させた後、気泡を導入
して該気泡に前記フロックを吸着せしめて、水面に浮
上、集積するフロック吸着泡沫を除去することを特徴と
する廃水中の油系成分除去方法。 2)回転するインペラーの背面に発生する負圧を利用し
て廃液中に気泡を導入する前記1に記載の油系成分除去
方法。 3)インペラーの回転による液流を整流手段により制御
し、気泡を真上に浮上させる前記1に記載の油系成分除
去方法。 4)廃水のpH値を無機系凝集剤の至適pH域に調整す
る工程、無機系凝集剤を添加混合する工程、蛋白質成分
を添加混合する工程、気泡を導入する工程、及び気泡に
吸着し浮上したフロックを除去する工程を有する前記1
に記載の廃水中の油系成分除去方法。 5)さらに界面活性剤を添加混合する工程を有する前記
4に記載の廃水中の油系成分除去方法。 6)無機系凝集剤が、ポリ塩化アルミニウム、硫酸アル
ミニウム、硫酸第二鉄及び塩化第二鉄から選択される前
記1または4に記載の廃水中の油系成分除去方法。 7)蛋白質が、カゼイン、ヘモグロビン、大豆タンパ
ク、アルブミン及びゼラチンから選択される前記1また
は4に記載の廃水中の油系成分除去方法。 8)界面活性剤が、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
(LAS)またはミスチリン酸塩である前記1または5
に記載の廃水中の油系成分除去方法。 9)フロック吸着気泡の除去工程の後に、廃液中に残存
する凝集フロックを沈降処理するろ過式フロック分離槽
を設けた前記1または4に記載の廃水中の油系成分除去
方法。 10)ろ過式フロック分離槽に、凝集フロックの沈殿促
進ろ材を浮遊させる前記8に記載の廃水中の油系成分除
去方法。 11)沈殿促進ろ材が、径5〜20mm、長さ5〜20
mmのチューブ状樹脂材からなる前記10に記載の廃水
中の油系成分除去方法。
【0006】本発明の方法が適用される油系成分含有廃
水とは、微細油滴(エマルジョン化油分)様の油系成分
を含有する廃水であり、例えば石油精製工場、ガソリン
スタンド、車両洗浄、食品工場や厨房の廃水などの産業
廃水、あるいは家庭廃水などに適用可能であるが、これ
らに限定されるものではない。また、このような廃水に
は界面活性剤が含まれることが多いが、本発明の方法は
界面活性剤を含む廃水に対しても適用可能である。
【0007】本発明の方法では、上記の油系成分を含有
する廃水に無機系凝集剤、蛋白質、及び所望によりpH
調整剤及び界面活性剤を添加・混合して油系成分凝集フ
ロックを形成させる。廃水に無機系凝集剤を添加するこ
とにより、凝集剤が油系成分(微細油滴)等を凝集させ
てフロックを形成する。油系成分は通常負荷電性である
ため、正荷電性の凝集剤を使用することにより効率よく
フロック形成が行なわれる。本発明方法で使用できる無
機系凝集剤としては、ポリ塩化アルミニウム(PA
C)、硫酸アルミニウム、ポリ硫酸第二鉄、硫酸第二
鉄、塩化第二鉄などが挙げられ、中でも油滴の凝集性に
優れたポリ塩化アルミニウム(PAC)が好ましい。P
ACを用いる場合、PAC中のアルミニウム濃度は通常
酸化アルミニウム(Al23)として10%程度であれ
ばよい。なお、高分子凝集剤では油系成分の凝集フロッ
クが形成されないか、あるいは多量の凝集剤を添加する
必要があり、本発明の方法には適さない。
【0008】本発明においては上記凝集剤により形成さ
れるフロック含有液に蛋白質を添加する。凝集剤のみに
よるフロックでは気泡への付着力(吸着力)に劣るため
気泡による油系成分除去がほとんど行なえないが、蛋白
質を添加することによりフロックの気泡に対する付着性
が著しく高められる。すなわち、蛋白質は疎水性部分と
親水性部分を有しているが、蛋白質を添加することでフ
ロックの界面に蛋白質の親水性部分が吸着し、その結果
フロックの表面が疎水化され、疎水化したフロックは気
泡に強く吸着する。
【0009】蛋白質分子は疎水性部分と親水性部分を持
ち界面活性作用を有しているので、気泡が水面に浮上し
た際に水面に安定な泡沫を生成させる機能をも有する。
本発明の除去方法は、油系成分含有フロックに付着した
泡沫を利用して油系成分を除去するものであるため、安
定した泡沫の形成とその維持が必要であるが、蛋白質の
界面活性作用によって安定な泡沫を形成・維持できる。
【0010】本発明方法で使用できる蛋白質としては、
カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、アルブミン、ヘモ
グロビンなどが挙げられ、フロックの気泡への吸着効
率、泡沫の安定形成の点などからカゼインが好ましい。
【0011】廃水には界面活性剤が含まれている場合が
多いため、常に必要という訳ではないが、本発明におい
ては所望により界面活性剤を添加する。界面活性剤は蛋
白質の界面活性作用(起泡作用)の一部または大部分を
代替するものであり、界面活性剤を添加することにより
蛋白質の添加量を大幅に減らすことができる。
【0012】使用できる界面活性剤に特に制限はなく、
アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤のいずれもが使用可能
であるが、蛋白質の泡沫形成能を補助する目的で配合さ
れるため、起泡作用に優れたものが好ましい。具体的に
は、長鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、ミ
スチリン酸塩などが好ましく使用できる。
【0013】上記各添加剤の添加量は、廃水の性質、す
なわち廃水に含まれている界面活性剤、油系成分の含有
量、及び添加剤の種類等に依るが、油系成分のフロック
形成等が十分に行なえる範囲に設定すればよい。以下
に、本発明の好ましい態様として、凝集剤にPAC、蛋
白質にカゼイン、界面活性剤にLASを用いた場合の添
加量の例を説明する。
【0014】凝集剤(PAC)は、油系成分の濃度に対
して1/500〜1/3程度(アルミニウム原子の換算
濃度)、好ましくは1/100〜1/10となるように
添加すればよい。また、原廃水中に界面活性剤が多量
(例えば、100mg/L以上)に含まれている場合に
は凝集効果が低下する傾向にあるので、界面活性剤が多
量に含まれていない場合に比べて、凝集剤の添加量を2
〜5倍程度まで増量することが好ましい。増量の程度は
界面活性剤の種類等に合わせて調整する。
【0015】蛋白質(カゼイン)の添加量は、界面活性
剤を併用する場合としない場合、あるいは原廃水中に界
面活性剤が含まれている場合と含まれていない場合、含
まれている場合にはその種類及び含有量などにより異な
る。すなわち、蛋白質はフロックの気泡に対する吸着性
を向上させる作用と泡沫を安定に生成させる作用を有
し、界面活性剤は蛋白質の泡沫生成作用を代替し得るも
のであるから、界面活性剤により蛋白質の泡沫生成作用
を代替させる場合には、蛋白質の添加量はフロックの気
泡への吸着性を向上させるのに十分な量のみで足りる。
蛋白質(カゼイン)の添加量は、界面活性剤を併用せず
かつ原廃水中に界面活性剤が殆ど含まれてない場合(蛋
白質のみで上記両作用を受け持つ場合)には、油系成分
の濃度に対して1/10〜1/3、好ましくは1/3〜
1/2である。また、界面活性剤が泡沫生成作用を代替
するのに十分な量含まれているか、十分な量添加する場
合には、凝集剤の濃度に対して1/200〜1/10
0、好ましくは1/50〜1/30であり、界面活性剤
を添加しない場合に比べてその添加量を1/30程度以
下に抑えることができる。
【0016】また、本発明の処理においては、廃水のp
Hを凝集剤の好適域に調整しておくことが好ましい。p
Hを調整することにより一層効率的な油系成分の除去が
行なえる。凝集剤としてPACを用いる場合には、pH
は6〜8.5の範囲が好ましく、pH6.5〜8がより好まし
く、特にpH6.5〜7.5が好ましい。廃水のpHが上記範
囲外の場合にはpH調整剤により廃水のpHを上記範囲
内に調整する。pH調整は凝集剤の添加に先立って行な
うことが望ましいため、原廃水のpHを予め測定し、必
要な場合にはpH調整剤によりpHを調整する。pH調
整剤の種類には制限はないが、苛性ソーダ、塩酸などが
好ましい。
【0017】本発明の方法で用いる各添加剤は、pH調
整剤、無機系凝集剤、蛋白質及び界面活性剤の順に添加
し混合することで効率的な油系成分の除去を行なうこと
が出来る。すなわち、pH調整剤により廃水のpHを凝
集剤の好適範囲に調整した後、凝集剤を添加しフロック
を形成させる。フロックの形成後、蛋白質を添加してフ
ロックの気泡への吸着強度を高め、さらに気泡導入前に
泡沫生成向上のための界面活性剤を添加する。
【0018】本発明の方法では液中に気泡を導入または
発生させてこの気泡に油系成分凝集フロックを蛋白質を
利用して付着させ、液表面に浮上する泡沫を除去する。
気泡を導入する方法は特に限定されず、空気導入管の先
端部にガラスフィルターを取り付けた構造の散気管など
が使用できるが、散気管の場合には廃水中の汚濁成分に
より目詰まりを頻繁に起こし気泡の安定供給が困難とな
るなど、メインテナンスに問題がある。そこでこの問題
がない装置として、回転するインペラーの背面に発生す
る負圧を利用して気泡を導入する方式を採用し、インペ
ラーの回転による液流を制御することが好ましい。
【0019】回転するインペラーの背面に発生する負圧
を利用して気泡を導入する手段としては、本発明者らが
提案している特公昭62-34436号、同62-34437号、同63-2
21676号等に開示されているものを使用することがで
き、具体的には空気自吸式エアレーターであるカーヴァ
スエアレーター(商品名)が利用できる。このような手
段を用いた場合には、1mm〜数mm程度の微小な気泡
を多量に発生させることが出来る。カーヴァスエアレー
ターでは、通常、インペラーの回転により液流が激しい
乱流状態となっており、凝集剤で形成した油系成分を含
有する凝集フロックが液流により分離し分散してしまう
ため、気泡が真上に上昇するように制御することが好ま
しい。
【0020】気泡が液流の影響を受けずに上昇するよう
制御する手段としては、インペラーの上方に激しい流動
を抑え整流にするための構造体(整流板等)を設けるこ
と、断面がハニカム状の構造体を設けることなどが挙げ
られる。また、このような構造体を設ける他に、気泡接
触・泡沫分離槽の高さを大きくすることによりインペラ
ーによる激しい液流を抑えることもできる。この場合に
は分離槽の高さは槽底辺の4〜5倍程度が適当である。
【0021】
【発明の実施の態様】本発明による除去方法はバッチ式
でも連続式でも実施することができるが、以下に、連続
式の装置例について図面に従い説明する。図1は処理シ
ステムの全体図、図2は気液接触・泡沫分離槽部分の拡
大図、図3は整流手段の一例の斜視図である。本装置
は、pH調整槽(10)、無機系凝集剤混合槽(2
0)、蛋白質混合槽(30)、界面活性剤導入手段(4
0)及び気液接触・泡沫分離槽(50)の順序に接続さ
れた多段槽処理システムからなる。
【0022】pH調整槽(10)にはpH調整剤貯留槽
(11)、無機系凝集剤混合槽(20)には無機系凝集
剤貯留槽(21)、蛋白質混合槽(30)には蛋白質貯
留槽(31)、界面活性剤導入手段(40)には界面活
性剤貯留槽(41)がそれぞれ付設されている。また、
pH調整槽(10)、無機系凝集剤混合槽(20)及び
蛋白質混合槽(30)には撹拌装置が設けられ、それぞ
れ所定量供給されるpH調整剤、無機系凝集剤及び蛋白
質を均一に撹拌する。界面活性剤は蛋白質を注入・撹拌
後の越流管(51)に注入し、管内を移動する間に撹拌
混合される。
【0023】pHメータ(22)により無機系凝集剤混
合槽(20)のpHを監視し、pH調整剤貯留槽(1
1)から無機系凝集剤の機能に適した範囲のpH域が保
たれるよう導入管路(12)に設けた制御弁(13)を
介してpH調整剤(酸またはアルカリ剤)を適量供給す
る。なお、pH調整槽(10)及び界面活性剤導入手段
(40)は、処理する原廃水の種類によっては不要であ
る。
【0024】導入管(14)を介してpH調整槽(1
0)に原廃水を供給し、pH調整処理及び凝集剤、蛋白
質、界面活性剤を添加し撹拌混合した後、混合液を気液
接触・泡沫分離槽(50)に導入する。気液接触・泡沫
分離槽(50)は、廃水導入部(51)と処理水の排出
口(52)を有する処理槽(53)の中に空気自吸式の
気液混合装置(60)、液流の整流手段(54)、泡沫
を分離する泡沫分離機(55)及び分離した泡沫を集め
て液化する泡沫容器(56)からなる。
【0025】気液混合装置(60)は、下部にインペラ
ー(61)を有する回転軸(62)、及び前記回転軸
(62)を包囲し前記インペラーの上端部と間隙を保つ
開口部を下部に有する筒体(63)を備えている。筒体
は容器の上部に出た状態で解放されており、気体(空
気)はその解放された導入口から筒体と軸との空間部か
らなる導入管を介して吸入される。モーター(64)の
回転によりインペラーが回転すると背面が負圧となり導
入口から導入管を経て空気が自動的に吸引されインペラ
ー上端部と筒体の下端との間隙部で気泡が多量に発生し
上昇する。この状態ではインペラーの回転により乱流状
態となった液体と共に気泡が上昇してフロックが分離し
てしまうので、気泡が静かに(真上に)浮上するよう制
御する手段を設ける。例えば、インペラーの上方全域に
断面が格子状、ハニカム状、円形状などの構造体を設け
て、インペラーの回転により発生する激しい液流を抑制
する。図3の例はインペラーの上方全域に断面が格子状
の構造体を設けたものである。
【0026】泡沫分離機(55)は、水面上に集積する
泡を泡沫容器に掻き集めるものであり、図示の例では、
掻取り用の羽根部材(55a)を駆動源(モータ)(5
5b)により回転する装置を設けて、回転する羽根部材
(55a)により泡沫容器(56)に誘導する。
【0027】泡沫容器(56)に溜められた泡沫は液化
し、泡沫分離水と共に油系成分等を多量に含む泡沫水と
なり排出される。油系成分等を多量に含む泡沫水は汚泥
濃縮槽(図示せず)などに集められ、静置したのち上澄
みを原廃水に戻して再処理しても良いし、乾燥後、焼却
等する通常の汚泥処理を行なっても良い。
【0028】本発明においては、前記気液接触・泡沫分
離槽(50)に続いて、ろ過式フロック分離槽(70)
を設けて気泡により除去しきれなかった凝集フロックを
沈殿させて除去することが出来る。このろ過式フロック
分離槽(70)には凝集フロックの沈殿を促進するろ材
(71)を浮遊させることが好ましい。沈殿促進ろ材
(71)としては、比重が1未満、好ましくは0.90〜0.
95のフロックを吸着しやすい樹脂材料(ポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィン)からなる材料が
好ましく、例えば、径が5〜20mm、好ましくは10
〜15mmの波型中空チューブ状材料を5〜20mm、
好ましくは10〜15mmの長さに切断したものが使用
できる。沈殿促進ろ材内に沈殿したフロックは樹脂片か
ら一部は自然に脱離するが、必要によりチューブ内に沈
殿・蓄積したフロックに振動を与えることによって強制
脱離させてろ過式フロック分離槽(70)底部に沈降さ
せる。分離槽底部に沈降したフロックはそのまま通常の
汚泥処理を行なっても良いし、前記の汚泥濃縮槽に集め
て処理しても良い。
【0029】ろ過式フロック分離槽にて、フロックを沈
殿させた処理水は油系成分が環境規準値以下まで除去さ
れており、また飽和濃度の酸素を含んでいるため、その
まま河海等の公共水域に戻すことができる。以上に述べ
た本発明の方法によれば懸濁成分も除去することができ
るので油系成分の他に懸濁成分を含有する廃水をも処理
することができる。
【0030】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明するが、
本発明は下記の例に限定されるものではない。実施例1〜2 水道水に潤滑油(エンジンオイル)を加え、ホモジェナ
イザーにより懸濁させて油系成分濃度90mg/Lの試
験液を調製した。この試験液を撹拌しながら、pH調整
剤としての1mol/L(1規定)水酸化ナトリウム溶
液を加えてpHを約7に調整し、続いてPAC(Al2
3 10〜11%、多木化学社製)、カゼイン及びL
ASをこの順序で表1に示す濃度になるように添加撹拌
した。得られた溶液を自吸式気液混合装置(商品名:カ
ーヴァスエアレータ)及び整流板を備えた図1の50に
示すような気液接触・泡沫分離槽に入れ、送気量10L
/分、気液比2の条件で微細気泡を導入し(送気時間8
分)、発生上昇した泡沫を除去した。処理後の試験液に
ついて油系成分濃度を測定した結果を表1に併せて示
す。
【0031】
【表1】 実施例1 実施例2 PAC 3 3 カゼイン 30 1 LAS − 10 処理後油系 成分濃度 2 2 単位:mg/L(PACはアルミニウム換算濃度)
【0032】比較例 実施例で用いた試験液を同様にpH7程度に調整し、P
AC(Al23 10%、多木化学社製)を20mg/
L(Al換算濃度)添加撹拌したのち静置し、凝集沈殿
処理に付したところ油系成分濃度が5mg/L以下とな
るのに約50分の時間(急速撹拌5分、緩速撹拌15
分、沈殿30分)を要した。
【0033】実施例3 図1に概略を示すpH調整槽、PAC混合槽、カゼイン
混合槽、LAS導入手段及び気液混合槽を順次連結して
なる多段槽式処理システム(ろ過式フロック分離槽は使
用せず。)を用い、石油精製所から排出された実廃水
(油系成分濃度 1,100mg/L)を以下の条件に従い連
続的に処理した。 条件: pH調整槽:pH7程度に調整, PAC混合槽:PAC濃度が50mg/L(Al換算濃
度)となるように添加, カゼイン混合槽:カゼイン濃度が20mg/Lとなるよ
うに添加, LAS導入手段:LAS添加濃度が50mg/Lとなる
ように添加, 送気量:10L/分, 気液比:2, 処理水量:5L/分, その結果、処理後の油系成分濃度は3mg/Lであっ
た。また泡沫分離水量は0.1L/分であった(全量に対
して2%)。
【0034】実施例4 車両工場から排出された実廃水(油系成分濃度15mg
/L)について、PAC濃度が3mg/L(Al換算濃
度)、カゼイン濃度が5mg/L、LAS添加濃度が2
0mg/Lとなるように添加した以外は実施例3と同様
に処理を行なった。その結果、処理後の油系成分濃度は
0.4mg/Lであり、泡沫分離水量は0.1L/分であった
(全量に対して2%)。
【0035】実施例5 実施例3の気液混合槽の後にろ過式フロック分離槽(容
量100リットル)を連設し、実施例3と同様に処理を
行なった。沈降槽には硬質ポリエチレン製(密度0.93)
の長さ1〜3cm程度の管状材(φ1cm程度)を多数
浮かた。その結果、沈降槽を通過した処理液(平均滞留
時間20分)は、その油系成分濃度が1mg/Lであ
り、沈降槽を設けていない場合(実施例3)よりもより
低濃度となった。
【0036】
【発明の効果】本発明の方法は、廃水に無機系凝集剤及
び蛋白質を添加して油系成分を凝集させたフロックを生
成し、続いて廃水中に微細気泡を導入して該気泡に前記
フロックを吸着せしめ、水面上に浮上・集積したフロッ
ク吸着泡沫を取り除くことにより、油系成分を除去する
ものである。
【0037】本発明の除去方法によれば以下のような効
果が得られる。 (1)凝集剤によって生成するフロックに蛋白質を加え
ることにより、微細気泡に吸着しやすくなるので、泡沫
による分離法に好適である。 (2)微細気泡発生装置(曝気装置)として撹拌動力で
気体を吸引する自吸式のものを使用することにより、従
来の強制吸入式の微細気泡発生装置あるいは散気体管を
採用したものに比べてエネルギー効率がよく、メインテ
ナンスコストも低く簡便な装置として、短時間の処理で
油系成分を効率よく除去できる。 (3)除去装置がより小型化でき、使用場所を選ばず容
易に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を実施する装置例の概要を示す説
明図である。
【図2】 本発明方法を実施する装置の気液接触・泡沫
分離槽部分の拡大図である。
【図3】 気液接触・泡沫分離槽の整流手段の一例の斜
視図である。
【符号の説明】
10 pH調整槽 11 pH調整剤貯留槽 12 pH調整剤導入管路 13 制御弁 14 原廃水の導入管 20 無機系凝集剤混合槽 21 無機系凝集剤貯留槽 22 pHメータ 30 蛋白質混合槽 31 蛋白質貯留槽 40 界面活性剤導入手段 41 界面活性剤貯留槽 50 気液接触・泡沫分離槽 51 廃水の導入部 52 処理廃水の排出口 53 処理槽 54 整流手段 55 気泡分離機 56 泡沫容器 60 気液混合装置 61 インペラー 62 回転軸 63 筒体 64 モーター 70 ろ過式フロック分離槽 71 沈殿促進ろ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/52 ZAB C02F 1/52 ZABF 9/00 502 9/00 502P 502Z 503 503C 504 504E (72)発明者 原川 実 千葉県松戸市上本郷4097 光陽レジデンス 307 (72)発明者 岩崎 光美 千葉県市川市二俣1−2−1−105 (72)発明者 丸山 俊朗 神奈川県茅ケ崎市堤64番地の1 (72)発明者 鈴木 祥広 宮崎県宮崎郡清武町大字木原5618 宮崎医 科大学木原新職員宿舎2−403 (72)発明者 佐藤 順幸 東京都練馬区豊玉北2−11−14 ジョイハ イム202 Fターム(参考) 4D015 BA19 BA29 BB05 BB12 BB18 CA06 DA04 DA06 DA13 DA16 DA39 DB31 DB44 EA14 EA16 EA33 FA02 FA12 FA15 4D037 AA11 AB06 BA03 BB05 CA06 CA08 CA14 4D062 BA19 BA29 BB05 BB12 BB18 CA06 DA04 DA06 DA13 DA16 DA39 DB31 DB44 EA14 EA16 EA33 FA02 FA12 FA15 4G035 AB17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油系成分を含有する廃水に無機系凝集
    剤、蛋白質、及び所望により界面活性剤及びpH調整剤
    を添加、混合して油系成分凝集フロックを生成させた
    後、気泡を導入して該気泡に前記フロックを吸着せしめ
    て、水面に浮上、集積するフロック吸着泡沫を除去する
    ことを特徴とする廃水中の油系成分除去方法。
  2. 【請求項2】 回転するインペラーの背面に発生する負
    圧を利用して廃液中に気泡を導入する請求項1に記載の
    油系成分除去方法。
  3. 【請求項3】 インペラーの回転による液流を整流手段
    により制御し、気泡を真上に浮上させる請求項1に記載
    の油系成分除去方法。
  4. 【請求項4】 廃水のpH値を無機系凝集剤の至適pH
    域に調整する工程、無機系凝集剤を添加混合する工程、
    蛋白質成分を添加混合する工程、気泡を導入する工程、
    及び気泡に吸着し浮上したフロックを除去する工程を有
    する請求項1に記載の廃水中の油系成分除去方法。
  5. 【請求項5】 さらに界面活性剤を添加混合する工程を
    有する請求項4に記載の廃水中の油系成分除去方法。
  6. 【請求項6】 無機系凝集剤が、ポリ塩化アルミニウ
    ム、硫酸アルミニウム、硫酸第二鉄及び塩化第二鉄から
    選択される請求項1または4に記載の廃水中の油系成分
    除去方法。
  7. 【請求項7】 蛋白質が、カゼイン、ヘモグロビン、大
    豆タンパク、アルブミン及びゼラチンから選択される請
    求項1または4に記載の廃水中の油系成分除去方法。
  8. 【請求項8】 界面活性剤が、直鎖アルキルベンゼンス
    ルホン酸塩(LAS)またはミスチリン酸塩である請求
    項1または5に記載の廃水中の油系成分除去方法。
  9. 【請求項9】 フロック吸着気泡の除去工程の後に、廃
    液中に残存する凝集フロックを沈降処理するろ過式フロ
    ック分離槽を設けた請求項1または4に記載の廃水中の
    油系成分除去方法。
  10. 【請求項10】 ろ過式フロック分離槽に、凝集フロッ
    クの沈殿促進ろ材を浮遊させる請求項8に記載の廃水中
    の油系成分除去方法。
  11. 【請求項11】 沈殿促進ろ材が、径5〜20mm、長
    さ5〜20mmのチューブ状樹脂材からなる請求項10
    に記載の廃水中の油系成分除去方法。
JP2000063558A 2000-03-08 2000-03-08 廃水中の油系成分除去方法 Pending JP2001246366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000063558A JP2001246366A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 廃水中の油系成分除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000063558A JP2001246366A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 廃水中の油系成分除去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001246366A true JP2001246366A (ja) 2001-09-11

Family

ID=18583405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000063558A Pending JP2001246366A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 廃水中の油系成分除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001246366A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224023A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 重金属含有排水の処理方法および重金属含有排水の処理装置
KR100730054B1 (ko) 2005-08-05 2007-06-20 가부시키가이샤 히타치플랜트테크놀로지 유수분리방법 및 유수분리장치
JP2011240339A (ja) * 2011-07-01 2011-12-01 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 油水分離方法および油水分離装置
JP2013052327A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Fuji Electric Co Ltd 水処理方法及び水処理装置
JP2015098021A (ja) * 2013-10-15 2015-05-28 株式会社竹村製作所 排水の処理装置
KR20160069713A (ko) * 2014-12-09 2016-06-17 경상대학교산학협력단 폐생물자원 유래 젤라틴 수용액을 포함하는 해상 유출유 처리용 겔화제
WO2018199113A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 日水製薬株式会社 マイコプラズマの集菌方法
JP2021065826A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 東和環境科学株式会社 液中の油分及び汚濁物質の分離除去方法
JP2022132131A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 ナチュリン ビスコファン ゲーエムベーハー マイクロプラスチックの分離
KR102604019B1 (ko) * 2022-11-02 2023-11-20 주식회사 지평 악성 폐수의 재활용을 위한 수처리 시스템

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224023A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 重金属含有排水の処理方法および重金属含有排水の処理装置
JP4714478B2 (ja) * 2005-02-18 2011-06-29 パナソニック株式会社 重金属含有排水の処理方法および重金属含有排水の処理装置
KR100730054B1 (ko) 2005-08-05 2007-06-20 가부시키가이샤 히타치플랜트테크놀로지 유수분리방법 및 유수분리장치
JP2011240339A (ja) * 2011-07-01 2011-12-01 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 油水分離方法および油水分離装置
JP2013052327A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Fuji Electric Co Ltd 水処理方法及び水処理装置
JP2015098021A (ja) * 2013-10-15 2015-05-28 株式会社竹村製作所 排水の処理装置
KR20160069713A (ko) * 2014-12-09 2016-06-17 경상대학교산학협력단 폐생물자원 유래 젤라틴 수용액을 포함하는 해상 유출유 처리용 겔화제
KR101663577B1 (ko) * 2014-12-09 2016-10-07 경상대학교산학협력단 폐생물자원 유래 젤라틴 수용액을 포함하는 해상 유출유 처리용 겔화제
WO2018199113A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 日水製薬株式会社 マイコプラズマの集菌方法
JPWO2018199113A1 (ja) * 2017-04-26 2020-03-12 日水製薬株式会社 マイコプラズマの集菌方法
JP7220144B2 (ja) 2017-04-26 2023-02-09 日水製薬株式会社 マイコプラズマの集菌方法
JP2021065826A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 東和環境科学株式会社 液中の油分及び汚濁物質の分離除去方法
JP2022132131A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 ナチュリン ビスコファン ゲーエムベーハー マイクロプラスチックの分離
JP7303914B2 (ja) 2021-02-26 2023-07-05 ナチュリン ビスコファン ゲーエムベーハー マイクロプラスチックの分離
KR102604019B1 (ko) * 2022-11-02 2023-11-20 주식회사 지평 악성 폐수의 재활용을 위한 수처리 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104261617B (zh) 废乳化液的处理方法
WO2012065250A1 (en) Integrated dissolved air floatation system and process for the treatment of wastewater
JP5425992B2 (ja) 水処理装置
JP2001246366A (ja) 廃水中の油系成分除去方法
CN103601337A (zh) 一种去除餐饮废水中洗涤剂的装置
JP5167447B2 (ja) 水処理装置
JP2002153887A (ja) 水処理方法及び同方法を用いる水処理装置
JP5037479B2 (ja) 浄化処理装置及び浄化処理方法
JP2001225060A (ja) 水処理方法とその装置
KR100801981B1 (ko) 와류식 고효율 가압고액분리장치
JP2016047490A (ja) 油脂含有排水の処理方法及び装置
JP2003093803A (ja) 含油排水処理方法
CN108689535A (zh) 一种乳化液废水一体化处理装置
JP4490795B2 (ja) 水の浄化処理方法
JPH04166280A (ja) 浮上分離サイクロン装置
CN114212853B (zh) 用于含乳化油废水破乳的气浮池、包含其的废水处理系统、及方法
JP2006212472A (ja) 排水の処理方法および処理装置
CN205892796U (zh) 一种箱式溶气气浮机
CN212504357U (zh) 一种处理含油废水的装置
JP2004050085A (ja) 閉鎖水域の水質改善システム
JP4019277B2 (ja) 漁港や魚市場等から発生する有機性廃水の処理方法及び処理装置
Colic et al. Case study: fish processing plant wastewater treatment
JP2005137991A (ja) 排水処理装置
CN208684652U (zh) 一种乳化液废水一体化处理装置
Packham et al. Water Clarification by Flotation-3