JP2001242911A - プログラマブルコントローラ(plc)のプログラム作成装置およびプログラム作成方法 - Google Patents

プログラマブルコントローラ(plc)のプログラム作成装置およびプログラム作成方法

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JP2001242911A JP2000051933A JP2000051933A JP2001242911A JP 2001242911 A JP2001242911 A JP 2001242911A JP 2000051933 A JP2000051933 A JP 2000051933A JP 2000051933 A JP2000051933 A JP 2000051933A JP 2001242911 A JP2001242911 A JP 2001242911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブルコントローラのプログラムを
容易に作成することができるプログラム作成装置および
プログラム作成方法を提供する。 【解決手段】 プログラム作成装置1の表示画面には、
プログラマブルコントローラの各入力端子に対応して、
A−IN入力端子ブロック21が表示され、出力端子に
対応してA−OUT出力端子ブロック22が表示され
る。そして、これらの間に複数のモジュールブロックが
表示される。各モジュールブロックは、それぞれ所定の
演算を行うモジュールプログラムを有し、入力部および
出力部を有する。入力端子ブロック21とモジュールブ
ロックの入力部とをつなげ、モジュールブロックの出力
部と他のモジュールブロックの入力部または出力端子ブ
ロックとをつなげることによって、モジュールプログラ
ムが連結され、プログラムが作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御システムに用
いられ、入力機器に応じて出力機器を制御するプログラ
マブルコントローラ(PLC)のプログラム作成装置お
よび作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルコントローラには、セン
サやスイッチなどの入力機器と、モータや開閉弁などの
出力機器とが接続され、入力機器からの信号を読み出
し、プログラムにしたがって演算を行い、演算結果を出
力して出力機器を制御する。このような一連のプログラ
ムを高速で繰返し実行することによって、入力機器の状
態に応答して出力機器を制御することができる。
【0003】プログラマブルコントローラのプログラム
を作成するのには、プログラムコントローラ特有のラダ
ー図を、パーソナルコンピュータまたは、専用プログラ
ム工具で作成し、それをプログラマブルコントローラに
転送してROM(read onlymemory)またはRAM(ran
dom access memory)に格納する。
【0004】近年プログラマブルコントローラの性能が
向上し、スイッチなどのオン/オフ信号だけでなく、多
様なセンサから入力されるアナログ信号を扱えるように
なった。これによって、たとえば圧力を検出するセンサ
を入力機器とし、圧力を調整する調整弁を出力機器と
し、入力された圧力が設定圧に等しくなるように、調整
弁をPID(比例積分微分)するといったアナログ制御
が可能となった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プログ
ラマブルコントローラのプログラムの作成には、前述し
たように、プログラマブルコントローラ特有のラダー図
を作成する必要があるが、このラダー図は、プログラマ
ブルコントローラに習熟したものでないと作成が困難で
ある。そのため制御回路作成を、プログラマブルコント
ローラの習熟者にゆだねなければならず、これによって
制御方式の他者への流出、制御ロジックのミスの発見が
遅れるなどの不具合があった。
【0006】特に、PIDなどのプログラムは、演算に
必要な信号をラダー図の多くの個所で参照したり、多数
の内部変数を必要とし、プログラムの作成や変更が非常
に困難である。また、プログラマブルコントローラを用
いず、専用のPID制御器を使用する場合もあるが、充
分な機能を有したPID制御器は非常に高価であるとい
った問題を有する。
【0007】プログラマブルコントローラの先行技術の
一例として、特開平4―34950号公報があるが、上
述した問題を解消するものではない。
【0008】本発明は、容易にプログラムを作成できる
プログラマブルコントローラのプログラム作成装置およ
び作成方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、入力機器が接続される入力端子、出力機器が接続さ
れる出力端子、およびプログラムが格納されるメモリを
備え、入力端子から読み出した信号に所定の演算を施し
て出力端子へ出力する一連のプログラムを繰り返し実行
し、入力状態に応じて出力機器を制御するプログラマブ
ルコントローラのプログラム作成装置において、入力さ
れた信号に予め定める演算を施して演算結果を出力する
複数のプログラムをそれぞれモジュール化して保存し、
このモジュールプログラムをつなげることによって、プ
ログラマブルコントローラのメモリに格納するプログラ
ムを作成することを特徴とするプログラマブルコントロ
ーラのプログラム作成装置である。
【0010】請求項2記載の本発明は、入力端子に対応
する入力端子ブロックと、出力端子に対応する出力端子
ブロックと、入力された信号に予め定める演算を施して
演算結果を出力するモジュールプログラムを有するモジ
ュールブロックとを表示する表示画面を有し、入力端子
ブロックとモジュールブロックとをつなげることによっ
て、モジュールプログラムの入力と入力端子とが関連づ
けられ、モジュールブロックと他のモジュールブロック
とをつなげることによって、モジュールプログラムが連
結され、モジュールブロックと出力端子ブロックとをつ
なげることによって、モジュールプログラムの出力と出
力端子とが関連付けられることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の本発明の前記入力機器は、
被制御機器の状態を検出する検出器であり、前記出力機
器は、出力信号に応じて前記被制御機器の状態を操作す
る操作手段であり、前記モジュールプログラムは、設定
値と、検出器からの検出値が入力され、検出値が設定値
に等しくなるような出力信号を算出するモジュールプロ
グラムであることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の本発明は、入力機器が接続
される入力端子、出力機器が接続される出力端子、およ
びプログラムが格納されるメモリを備え、入力端子から
読み出した信号に所定の演算を施して出力端子へ出力す
る一連のプログラムを繰り返し実行し、入力状態に応じ
て出力機器を制御するプログラマブルコントローラのプ
ログラム作成方法において、入力された信号に予め定め
る演算を施して演算結果を出力する複数のプログラムを
それぞれモジュール化して保存し、このモジュールプロ
グラムをつなげることによって、プログラマブルコント
ローラのメモリに格納するプログラムを作成することを
特徴とするプログラマブルコントローラのプログラム作
成方法である。
【0013】本発明に従えば、プログラム作成装置は入
力端子に対応する入力端子ブロックと、出力端子に対応
する出力端子ブロックと、1または複数のモジュールブ
ロックとを有し、これらが表示画面に表示される。各モ
ジュールブロックは、論理演算や算術演算などの演算を
行うモジュールプログラムを有し、入力された信号に前
記演算を施し、演算結果を出力部に出力する。
【0014】プログラムを作成するには、まず、目的と
する制御に基づいて必要なモジュールブロックを表示さ
せる。つぎに、モジュールプログラムが必要とする信号
を取得できるように、入力端子ブロックとモジュールブ
ロックとをつなげ、必要に応じてモジュールブロック同
士をつなげる。そして、最終的に出力する信号を出力す
るモジュールブロックと出力端子ブロックとをつなげ
る。これによって、入力端子から入力された信号に所定
の演算を施し、演算結果を出力端子から出力するプログ
ラムが作成される。このようにして、各ブロックを連結
することによって、プログラマブルコントローラのメモ
リに格納するプログラムが自動で生成される。
【0015】このように、本発明では複雑なラダー図を
作成する必要がなく、プログラマブルコントローラに習
熟しない者でも容易にプログラムを作成することができ
る。これによって、制御方式の他者への流出が防がれ、
また早期プログラムチェックも可能となり、プログラム
作成時間の短縮化が図られる。
【0016】また、請求項3記載のモジュールプログラ
ムは、検出器で検出した被制御機器の状態が、設定値に
等しくなるようにフィードバック制御するプログラムで
ある。このようなアナログ制御を行うプログラムのラダ
ー図は非常に複雑となり、演算に必要な信号を複数箇所
に与える必要があるが、本発明では、モジュールプログ
ラムとしてモジュールブロックに格納し、入出力端子ブ
ロックとモジュールブロックとを関連付けるだけで、モ
ジュールプログラムの入出力を必要とする個所に、自動
で入出力信号が関連付けられる。このようにして、複雑
なラダー図を作成することなく、モジュールブロックを
つなげるだけで容易にPID制御を行うプログラムを作
成することができる。これによって高価なPID専用器
を用いることなく、プログラマブルコントローラを用い
てPID制御を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるプログラム作成装置1を用いる制御システムの構成
を示す外観図である。制御システムは、プログラマブル
コントローラを内蔵する制御装置2と、パーソナルコン
ピュータによって実現されるプログラム作成装置1を有
する。
【0018】制御装置2のプログラマブルコントローラ
は複数の入力端子および複数の出力端子を有し、入力端
子に入力機器が接続され、出力端子に出力機器が接続さ
れ、入力機器の状態に応答して出力機器を制御する。入
力機器の例としては、押しボタンスイッチやリミットス
イッチなどのオン/オフ信号を出力する機器、および流
量センサや温度センサなど、状態量をアナログ信号とし
て出力する機器がある。また、出力機器としては、ラン
プやブザーなど、オン/オフ制御される機器、および弁
開度の調整可能な制御弁や、速度調整可能なモータな
ど、アナログ信号で制御される機器がある。
【0019】図1に示すシステムでは、出力機器として
温度制御弁3および圧力制御弁7を有する。温度制御弁
3は、冷却水の温度をコントロールするものであり、入
力機器であるセンサ4で検出した冷却水の温度に基づい
て、冷却器への流量を制御し温度を調整する。
【0020】詳しく説明すると、まず温度センサ4で温
度を検出し、センサ4で検出した温度のアナログ信号は
電流変換器5で4〜20mAの電流のアナログ信号に変
換され、制御装置2のプログラマブルコントローラに送
信される。送信された電流のアナログ信号は、プログラ
マブルコントローラに装備されたA/D変換器でデジタ
ル信号に変換されて使用される。プログラマブルコント
ローラから出力されるデジタル信号は、装備されたD/
A変換器で電流のアナログ信号に変換され、制御装置2
から出力される。出力された電流のアナログ信号は、電
空変換器6で空気信号に変換し、温度制御弁3に与えら
れ温度制御弁3の弁開度が調整される。
【0021】制御装置2の上部には操作部11が設けら
れ、たとえば、この操作部11で温度を設定することが
でき、検出した温度が設定温度に等しくなるように、温
度制御弁3の弁開度を制御する。
【0022】プログラマブルコントローラは、ROMや
RAMにプログラムを格納しており、このプログラムに
したがって、センサ4から温度を読み出し、読み出した
温度と設定される温度とに基づき、検出温度と設定温度
とを等しくする制御演算結果を算出して出力し、制御弁
3を制御する。このようなプログラムを高速で繰り返す
ことによって、設定した温度に制御することができる。
また、設定温度は、予め操作部11で設定される場合に
限らず、別途入力機器で検出した温度などの値に応じて
設定値を変更するように構成される場合であっても良
い。この場合にも、変更された設定値に追従して温度が
コントロールされる。
【0023】また、制御装置2では、圧力制御弁7の制
御も行う。つまり、圧力センサ8で圧力を検出し、電流
変換器9で電流信号(アナログ信号)に変換して検出値
を制御装置2のプログラマブルコントローラに送る。プ
ログラマブルコントローラは、ROMまたはRAMに格
納されるプログラムにしたがって、検出圧力を読み取と
り、読み取った圧力と、たとえば操作部11で設定され
た設定圧とに基づいて、検出圧と設定圧とが等しくなる
ような制御演算結果を算出して出力する。出力されたデ
ジタル信号は、電流変換器10で空気信号に変換されて
圧力制御弁7に与えられ、圧力制御弁7を制御する。
【0024】制御装置2の上部に設けられる操作部11
は、LCD(liquid crystal display)のタッチパネル
によって実現され、PID制御のプログラムの入力およ
び設定値など、システムの各種設定値の設定および修正
を行うことができる。また、PID制御の現在の入力
値、出力値、および設定値の表示も行うことができる。
また、プログラムの命令語の検索および任意の複数の点
のトレンドグラフを表示することができる。次の表1に
本システムが有するモジュールプログラムの例を示す。
【表1】
【0025】表1のモジュールプログラムのいくつかを
説明すると、たとえばNo.2〜No.5のモジュールプ
ログラムは算術演算を行うものであり、入力された2つ
の信号を加減乗除し、演算結果を出力する。また、N
o.95,96のモジュールプログラムは、論理演算を
行うものであり、入力された2つの信号の論理和、また
は論理積を算出し、演算結果を出力する。また、たとえ
ば、No.11のハイセレクタは、入力された2つの信
号のうち、いずれか高い方を選択して出力し、No.1
2のローリミッタは、予め下限値を設定しておき、入力
された信号が加減値をしたまわると、下限値を出力する
ものである。また、No.21のコントローラは、PI
D制御を行うモジュールプログラムであり、No.38
の折れ線テーブルは、予め設定される折れ線テーブルに
基づいて、入力信号に対応する一意の出力値を導出する
モジュールプログラムである。また、この表1に示す以
外に、RSフリップフロップ動作を行うモジュールプロ
グラムや、入力信号を反転させるモジュールプログラム
や、入力信号を設定される時間だけ遅らせて出力させる
タイマー動作を行うモジュールプログラムなどがある。
これらのモジュールプログラムはラダー図によって作成
する。上記したモジュールプログラムの一例として、図
2〜図4に、PIDコントローラのラダー図を示す。
【0026】このラダー図において、入力値は参照符1
0で示すPVであり、設定値は参照符11で示すSPで
あり、出力値は参照符12で示すOUTである。つま
り、入力値と設定値がラダー図の複数の個所に与えられ
る。そして、このモジュールプログラムを実行すること
によって、与えられた入力値が、設定値に等しくなるよ
うな出力値を算出して出力する。他のモジュールブロッ
クも同様に、ラダー図からモジュールプログラムが作成
される。
【0027】次に、プログラム作成装置1でのプログラ
ム作成方法を、図5に示す表示画面を参照して説明す
る。なお、この図はあくまでもプログラム作成装置1か
ら入力するにあたってのイメージであり、実際のプログ
ラム入力は、つぎの表2に示す表形式で入力する。
【0028】
【表2】
【0029】図5の丸数字で示す各モジュールブロック
は、表2の各STEPに対応する。図5に示すように、
画面上部には、プログラマブルコントローラの入力端子
に関連付けられ、入力用プログラムモジュールを有する
A−IN入力端子ブロック21が表示され、画面下部に
は、プログラマブルコントローラの出力端子に関連付け
られ、出力用モジュールプログラムを有するA−OUT
出力端子ブロック22が表示される。
【0030】プログラムを作成するには、まず制御に必
要なモジュールプログラムを有するモジュールブロック
を選択する。各モジュールブロックはモジュールプログ
ラムに応じて入力部および出力部を有する。
【0031】たとえば図5の上部で参照符23で示す一
次遅れモジュールブロックは上部に2つの入力部IN
1,IN2を有し、下部に1つの出力部OUTを有し、
入力部IN1,IN2にそれぞれ信号が与えられると、
モジュールプログラムはこれらから入力値を遅らせるモ
ジュールプログラムを実行し、値を出力部OUTから出
力する。
【0032】また、参照符26で示すモジュールブロッ
クは、PIDコントローラのモジュールブロックであ
り、上部に入力部IN2および設定入力部IN1を有
し、下部に出力部OUTを有する。モジュールプログラ
ムは図2〜図4で示したラダー図に対応し、入力部IN
2に与えられた信号は、前述したラダー図のPVに関連
付けられ、設定入力部IN1に与えられた信号は、ラダ
ー図のSPに関連付けられ、算出された値は、ラダー図
のOUTに関連付けられてモジュールブロック26の出
力部OUTから出力される。このようにして、入力値が
自動的にプログラムの複数箇所に関連付けられるので、
ラダー図を作成する必要がない。
【0033】次にモジュールブロックを連結する。たと
えば、図5の上部の参照符21のモジュールブロックに
入力端子から入力信号を与える場合には、入力端子の何
番目の信号を参照するかをモジュールブロック21のC
RCTに与える。図5に示す例では“0”が与えられて
おり、これでA/D変換器の0番入力を取り込むことが
できる。これは表1では、STEP1のCRCTに0を
有力することに対応する。
【0034】また、プログラマブルコントローラ内部で
データをやり取りする場合に、データを1次格納するた
めのデータレジスタを用いて行うので、モジュールブロ
ックを連結するのに、このデータレジスタを共通に設定
することによって行うこともできる。たとえば参照符2
1で示す入力端子ブロックと、参照符23で示す1次遅
れモジュールブロックとを連結する場合、入力端子ブロ
ック21のOUTと、1次遅れモジュールブロック23
のIN1とに共通のデータレジスタ番号DT101を設
定してつなげる。これは、表2では、STEP1のOU
Tに101を入力し、STEP2のIN1に同じく10
1を入力することに対応する。
【0035】また、図2下部の参照符22のモジュール
ブロックから出力信号を出力する際は、その出力するD
/A変換器の出力端子番号をモジュールブロック22の
CRCTに与えることで出力信号と出力端子とが関連付
けられ、出力信号が出力端子から出力される。
【0036】このようにして、モジュールブロックを介
して入力信号と出力信号とをつなげることによって、各
モジュールプログラムが連結され、連結された一連のプ
ログラムがプログラマブルコントローラの命令語に変換
され、プログラマブルコントローラのROMやRAMに
格納するプログラムリストが生成される。このようにし
て作成されたプログラムリストが制御装置2のプログラ
マブルコントローラに転送され、ROMやRAMに格納
される。
【0037】このようなプログラム作成装置1のプログ
ラム作成方法のプログラムはたとえばCD―ROMなど
の記録媒体に記録され、このプログラムを、たとえばパ
ーソナルコンピュータなどで実行することによって、プ
ログラマブルコントローラのプログラムを作成すること
ができる。
【0038】また、プログラム作成装置は、上述したよ
うにパーソナルコンピュータなど、制御装置2とは別途
に設けるのでなく、制御装置2に内蔵し、操作部11で
プログラムを作成するように構成してもよい。
【0039】また、上述した実施形態で示したモジュー
ルプログラムは一例であり、必要に応じてモジュールプ
ログラムを作成し、モジュールブロックを追加すること
も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モジュー
ルプログラムを有するモジュールブロックを入力ブロッ
ク、出力ブロック、または他のモジュールブロックにつ
なげるだけで、モジュールプログラムを連結してプログ
ラムが作成される。したがって、複雑なラダー図を作成
する必要がなく、プログラマブルコントローラに習熟し
ていない者でも容易にプログラムを作成したり、変更し
たりすることができる。これによって、プログラム作成
を他者にゆだねる必要がなくなり、制御方式の専有化が
図られる。また、プログラムミスも容易に発見すること
ができる。
【0041】また、フィードバックPID制御を行うコ
ントローラは、図2〜図4に示したように、非常に複雑
なラダー図を作成しなければならなかったが、これをモ
ジュール化することによって、プログラマブルコントロ
ーラでPID制御を容易に実現することが可能となる。
これによって高価なPID専用機を必要とせず、プログ
ラマブルコントローラでPID制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御システムの全体の構成を示す外観図であ
る。
【図2】プログラム作成装置1でのプログラム作成時の
表示画面を示す図である。
【図3】PIDコントローラのモジュールプログラムの
ラダー図の前半部である。
【図4】PIDコントローラのモジュールプログラムの
ラダー図の中間部である。
【図5】PIDコントローラのモジュールプログラムの
ラダー図の後半部である。
【符号の説明】
1 プログラム作成装置 2 制御装置 11 操作部 21 入力端子ブロック 22 出力端子ブロック 26 PIDコントローラモジュールブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H220 AA01 BB12 CC09 CX02 CX04 DD04 EE01 EE08 EE15 FF01 FF03 HH04 JJ02 JJ13 JJ42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力機器が接続される入力端子、出力機
    器が接続される出力端子、およびプログラムが格納され
    るメモリを備え、入力端子から読み出した信号に所定の
    演算を施して出力端子へ出力する一連のプログラムを繰
    り返し実行し、入力状態に応じて出力機器を制御するプ
    ログラマブルコントローラのプログラム作成装置におい
    て、 入力された信号に予め定める演算を施して演算結果を出
    力する複数のプログラムをそれぞれモジュール化して保
    存し、このモジュールプログラムをつなげることによっ
    て、プログラマブルコントローラのメモリに格納するプ
    ログラムを作成することを特徴とするプログラマブルコ
    ントローラのプログラム作成装置。
  2. 【請求項2】 入力端子に対応する入力端子ブロック
    と、出力端子に対応する出力端子ブロックと、入力され
    た信号に予め定める演算を施して演算結果を出力するモ
    ジュールプログラムを有するモジュールブロックとを表
    示する表示画面を有し、 入力端子ブロックとモジュールブロックとをつなげるこ
    とによって、モジュールプログラムの入力と入力端子と
    が関連づけられ、モジュールブロックと他のモジュール
    ブロックとをつなげることによって、モジュールプログ
    ラムが連結され、モジュールブロックと出力端子ブロッ
    クとをつなげることによって、モジュールプログラムの
    出力と出力端子とが関連付けられることを特徴とする請
    求項1記載のプログラマブルコントローラのプログラム
    作成装置。
  3. 【請求項3】 前記入力機器は、被制御機器の状態を検
    出する検出器であり、 前記出力機器は、出力信号に応じて前記被制御機器の状
    態を操作する操作手段であり、 前記モジュールプログラムは、設定値と、検出器からの
    検出値が入力され、検出値が設定値に等しくなるような
    出力信号を算出するモジュールプログラムであることを
    特徴とする請求項1または2記載のプログラマブルコン
    トローラのプログラム作成装置。
  4. 【請求項4】 入力機器が接続される入力端子、出力機
    器が接続される出力端子、およびプログラムが格納され
    るメモリを備え、入力端子から読み出した信号に所定の
    演算を施して出力端子へ出力する一連のプログラムを繰
    り返し実行し、入力状態に応じて出力機器を制御するプ
    ログラマブルコントローラのプログラム作成方法におい
    て、 入力された信号に予め定める演算を施して演算結果を出
    力する複数のプログラムをそれぞれモジュール化して保
    存し、このモジュールプログラムをつなげることによっ
    て、プログラマブルコントローラのメモリに格納するプ
    ログラムを作成することを特徴とするプログラマブルコ
    ントローラのプログラム作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017111480A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 Kyb株式会社 汎用コントローラ

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