JP2001241429A - 流体動圧軸受及びスピンドルモータ - Google Patents

流体動圧軸受及びスピンドルモータ

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JP2001241429A
JP2001241429A JP2000049430A JP2000049430A JP2001241429A JP 2001241429 A JP2001241429 A JP 2001241429A JP 2000049430 A JP2000049430 A JP 2000049430A JP 2000049430 A JP2000049430 A JP 2000049430A JP 2001241429 A JP2001241429 A JP 2001241429A
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sleeve
shaft
dynamic pressure
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fluid dynamic
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Toshiharu Kogure
利春 小槫
Tadao Iwaki
岩城  忠雄
Isamu Takehara
勇 竹原
Hiromitsu Goto
廣光 後藤
Takafumi Suzuki
隆文 鈴木
Masatoshi Hanaoka
正敏 花岡
Haruo Kitahara
治夫 北原
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受構成部材を製作する材料の種類に特別な
制約を受けないで、且つ負圧が発生しない簡単な構成の
流体動圧軸受を提供すること。 【解決手段】 流体動圧軸受は、固定シャフト11と、
この固定シャフト11を受けるスリーブ12と、スリー
ブ12の上端に蓋をする円盤状蓋部材13と、固定シャ
フト11の外周面とスリーブ12の内周面との間に形成
された隙間に充填された潤滑油Fとで構成されている。
そして、固定シャフト11を、その断面を対称軸が3本
の非円形断面の棒部材とすることによって、スリーブ1
2の内周面との間にラジアル動圧発生用くさび形隙間を
等間隔に3つ形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリーブと、この
スリーブに回転自在に嵌合して配設されたシャフトと、
これらスリーブとシャフトとの間にラジアル動圧発生用
くさび形隙間が形成された流体動圧軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型電子機器の急速な普及に伴って、
その回転駆動源であるスピンドルモータに小型化と軽量
化の要求がなされてきた。その結果、スピンドルモータ
の軸受に広く採用されている流体動圧軸受には更なる小
型化と軽量化が要求されるようになった。そこで、図4
に示す如く、リング部材3と円柱部材2とからなるフラ
ンジ付シャフト1と、このフランジ付シャフト1を受け
るスリーブ4と、スラスト押さえ部材としても機能する
環状蓋部材5とから構成され、リング部材3の上面と下
面にはヘリングボーン溝の如きスパイラルのスラスト動
圧発生溝G2がプレスやエッチング等により形成され、
且つ円柱部材2の外周面にはヘリングボーン溝の如きラ
ジアル動圧発生溝G1が転造等により形成され、更にこ
れらの軸受構成部材間に形成された円環状微小隙間RS
1、RS2、略円盤状微小隙間RV、円筒状微小隙間R
R、及び複数対のスラスト方向循環孔Qには潤滑油が真
空注入法により注入され、充填されている流体動圧軸受
が開発された。
【0003】ところが、小形化と軽量化の要求に応える
ためには、軸受構成部材の寸法が小さくなり、従って軸
受隙間を含む微小隙間に封入される潤滑油の量も少なく
ならざるを得ない。このため、高速回転中に、軸受隙間
の端部、即ち図4においては円環状微小隙間RS1とR
S2のそれぞれの外端部C1とC2で負圧が生じ、十分
な動圧が維持できないという問題が発生した。そこで、
リング部材3にスラスト方向循環孔Qを設け、これを潤
滑油溜り兼用の潤滑油の循環路として機能させ、この問
題を解決した。しかしながら、このような循環孔Qを設
けることは、その分だけ加工コストを上げるものである
から、本来は好ましくないものである。そこで、負圧を
発生しないスピンドルモータ用軸受として、軸受を焼結
多孔質材からなる含油軸受から構成したいわゆるハイブ
リッド型軸受が着目されてきた。
【0004】特開平3−107612号公報には、軸孔
にシャフトを回転自在に支持する焼結含油軸受におい
て、上記軸孔には等角度に配置した3条以上の突出部を
形成し、この突出部は上記シャフトとのクリアランスを
他の内周面よりも小さくし、上記シャフトと上記突出部
の入口側との間にくさび形隙間を形成してなる焼結含油
軸受のハイブリッド型軸受が開示されている。
【0005】また、特開平9−200998号公報に
は、回転シャフトとこの回転シャフトを受ける焼結金属
の型成形体の軸受とからなり、軸受内周・回転シャフト
外周間の隙間に潤滑剤が介在し、軸受内周面には軸受中
心と同心をなして前記隙間の最小部分を決定する同心円
弧面と、前記隙間がシャフト回転方向に向かって次第に
狭まって前記同心円弧面につながるよう軸受中心から偏
心した偏心円弧面とが、それぞれ3つ以上、同心円弧面
同志及び偏心円弧面同志で等角度配置になるよう形成さ
れ、且つ、これによって前記隙間はくさび形隙間となっ
て、前記回転シャフトの回転と前記くさび形隙間との協
動によりラジアル動圧が発生するように構成されたすべ
り軸受のハイブリッド型軸受が開示されている。
【0006】上記従来のハイブリッド型軸受において、
そのラジアル軸受は、材料コストの非常に安い焼結粉末
合金、例えば、含油性を有し且つ成形加工が容易な銅ベ
ースの焼結金属粉末を用いて型成形されたドーナツ状型
成形体を軸受ハウジングに圧入した後に、このドーナツ
状型成形体の内周面に所定の多円弧面及び寸法精度にな
るようにサイジング加工して製作されている。従って、
いずれも、量産性に優れ、低コスト化を図れるものであ
る。
【0007】しかしながら、これら従来のハイブリッド
型軸受においては、目つぶし加工がなされていない個
所、或いはそれが十分でない個所の焼結孔を通して潤滑
油がラジアル軸受隙間から外部に漏れ出してしまい、そ
の分だけ動圧が低下するという問題がある。また、温度
上昇や減圧等によって、ラジアル軸受隙間に気泡が発生
したり、気泡が膨張したりして、これらの気泡が潤滑油
を焼結孔内に入り易くするという好ましくない作用が発
生する。更に、加工容易性、低コスト、温度特性等の制
約から、利用できる焼結合金粉末の種類が限定されると
いう問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、軸受構成部材を製作する材料の種類
に特別な制約を受けないで、且つ負圧が発生しない簡単
な構成の流体動圧軸受を提供することである。解決しよ
うとする第2の課題は、円滑な高速回転を維持できるス
ピンドルモータを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
る請求項1の流体動圧軸受を、スリーブと、このスリー
ブに回転自在に嵌合して配設されたシャフトと、これら
スリーブとシャフトとの間に形成された微小隙間に充填
された潤滑油とから構成し、そして、前記シャフトの断
面を対称軸が3本の非円形断面とすることによって前記
シャフトの外周面と前記スリーブの内周面との間にラジ
アル動圧発生用くさび形隙間を等間隔に3つ形成した。
【0010】上記第1の課題を解決する請求項2の流体
動圧軸受を、有底のスリーブと、このスリーブに回転自
在に嵌合して配設されたシャフトと、これらスリーブと
シャフトとの間に形成された微小隙間に充填された潤滑
油とから構成し、そして、前記シャフトの断面を対称軸
が3本の非円形断面とすることによって前記シャフトの
外周面と前記スリーブの内周面との間にラジアル動圧発
生用くさび形隙間を等間隔に3つ形成し、且つ前記シャ
フトの端面又はこれと対向する前記スリーブの底面にス
ラスト動圧発生溝を形成した。
【0011】上記第1の課題を解決する請求項3の流体
動圧軸受を、請求項1又は2の流体動圧軸受において、
前記シャフトとして前記スリーブの内周面の直径よりも
クリアランス分だけ小さい直径の同心円の3本の円弧
と、相隣接する円弧の端部を結ぶ3本のL字形線分とか
らなる非円形断面の部材を採用した。
【0012】上記第1の課題を解決する請求項4の流体
動圧軸受を、請求項1又は2の流体動圧軸受において、
前記シャフトとして前記スリーブの内周面の直径よりも
クリアランス分だけ小さい直径の同心円に内接する正三
角形の頂点を、前記同心円よりも大径の3本の円弧で結
んで形成された非円形断面の部材を採用した。
【0013】上記第2の課題を解決する請求項5のスピ
ンドルモータを、ロータ磁石を有するロータと、ステー
タコイルを有するステータと、請求項1又は2の流体動
圧軸受とによって構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るスピンドルモータの
一実施形態は、図1に示す如く、ロータ磁石15を含む
ロータがステータコイル16を含むステータに、流体動
圧軸受によって回転自在に支持されて構成されている。
そして、この流体動圧軸受は、本発明に係る流体動圧軸
受であって、固定シャフト11と、この固定シャフト1
1を受けるスリーブ12と、スリーブ12の上側開放端
に蓋をする円盤状蓋部材13と、固定シャフト11の外
周面とスリーブ12の内周面との間に形成された隙間に
充填された潤滑油Fとで構成されている。固定シャフト
11はその下端を固定用ネジ18によってモータ基板1
7に固定されている。ステータコイル16は、モータ基
板17に環状に配置されて取り付けられている。多極着
磁された環状のロータ磁石15は、ステータコイル16
に対向配置され、スリーブ12の外周面の下部に取り付
けられている。磁気ディスク等の回転体を載架するハブ
14は、スリーブ12に圧入によって外嵌されている。
【0015】本発明に係る流体動圧軸受において、スリ
ーブ12は円筒部材で形成されているのに対し、シャフ
ト11の第1実施形態は、図2に示す如く3本の円弧A
と、相隣接する円弧の端部を結ぶ3本のL字形折れ線B
とから形成された非円形断面を有する棒部材が採用され
ている。円弧Aはスリーブ2の内周面の直径よりもクリ
アランスRだけ小さい直径の同心円の円弧であり、また
L字形折れ線Bは長さの異なる2本の直線を所定の角度
で接続して形成されたものである。従って、このような
非円形断面のシャフト11の外周面と、スリーブ12の
円筒状内周面との間には、3つのくさび形隙間Wが形成
されている。クリアランスRは、流体動圧軸受のサイ
ズ、回転速度、潤滑油の種類によって異なるが、数10
〜数100μである。
【0016】本発明に係る流体動圧軸受において、シャ
フト11の第2実施形態は、図3に示す如く、3本の円
弧Dで形成された非円形断面を有する棒部材で形成され
ている。即ち、このシャフト11には、円筒部材である
スリーブ12の内周面の直径よりもクリアランスRだけ
小さい直径の同心円に内接する正三角形の頂点を、前記
同心円よりも大径の円弧Dで結んで形成された非円形断
面を有する棒部材が採用されている。従って、このよう
な非円形断面のシャフト11の外周面と、スリーブ12
の円筒状内周面との間には、3つのくさび形隙間Wが形
成されている。
【0017】シャフト11の上端面には、スパイラル状
のヘリングボーン溝の如きスラスト動圧発生溝G2が、
プレスやエッチング等により形成されている。シャフト
11の下側は円柱部とされており、これによってシャフ
ト11の外周面とスリーブ2の内周面との間に一端が大
気に開放された所定長さで且つ前記クリアランスと同じ
幅の環状の微小隙間が形成されている。この環状の微小
隙間は、その開放端側においてシャフト11の外周面と
スリーブ12の内周面との間に形成されたテーパー状微
小隙間Sとあいまって、毛細管現象と表面張力を利用し
たキャピラリーシールを構成している。このキャピラリ
ーシールによって、潤滑油Fが外部に漏出することを防
止している。
【0018】図2又は図3のシャフト11を、上側開放
端を円盤状蓋部材5によって蓋をされたスリーブ2に回
転自在に内嵌し、潤滑油Fが真空注入法により充填され
た図1の流体動圧軸受は、スリーブ12が高速回転する
と、等間隔に配置された3つのくさび形隙間Wのそれぞ
れで潤滑油Fが高速移動し、回転方向の反対側の狭い隙
間に押し込まれ、この部分を最大値とする圧力分布の圧
力であって、ラジアル方向に向いた圧力が発生する。こ
の圧力分布はシャフト11の中心軸に対して3つ点対称
に発生し、且つスリーブの回転と共に回転する。従っ
て、等間隔に配置された3つのくさび形隙間Wと潤滑油
Fの協動作用によって、本発明に係る流体動圧軸受はラ
ジアル動圧軸受として機能する。なお、図3に示す第2
実施形態のシャフト11によって形成されたくさび形隙
間Wは三日月形であるから、このシャフト11を用いた
流体動圧軸受は正逆回転可能なラジアル動圧軸受として
機能する。また、シャフト1の上端部に形成されている
スラスト動圧発生溝G2と潤滑油Fの協動作用によっ
て、本発明に係る流体動圧軸受は、スラスト動圧軸受と
して機能する。
【0019】本発明に係る流体動圧軸受おいて、対称軸
が3本の非円形断面を有するシャフト11もスリーブ1
2も、金属材料をNCマシーン等によって切削加工して
製作される。図1において、スリーブ12は両端開放形
円筒部材と、その一方の開放端を塞ぐ円盤状蓋部材13
とで有底のスリーブを形成しているが、有底のスリーブ
を金属部材から切削によって一体に形成してもよい。
【0020】以上、シャフト固定型流体動圧軸受の実施
形態について詳細に説明したが、本発明はシャフト回転
型流体動圧軸受にも適用できることは勿論である。ま
た、スリーブを一端開放型でなく両端開放型としても、
本発明に係る流体動圧軸受を構成することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る流体動圧軸受は、金属材料
を切削してスリーブとシャフトを製作し、且つシャフト
の断面を対称軸が3本の非円形断面とすることによって
3つのラジアル動圧発生用くさび形隙間を形成し、且つ
シャフトの端面にはスラスト動圧発生溝を形成したもの
であるから、負圧が発生しない簡単な構成の流体動圧軸
受を提供することができた。また、本発明に係る流体動
圧軸受は、焼結金属粉末の型成形で製作された従来のハ
イブリッド軸受に比べて、軸受構成部材を製作する材料
の種類に特別な制約を受けないという特長を有する。更
に、ロータ磁石を有するロータと、ステータコイルを有
するステータと、上記流体動圧軸受によって、円滑な高
速回転を維持できるスピンドルモータを構成することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】微小隙間を誇張して示した本発明に係る流体動
圧軸受の一実施形態、及びこの流体動圧軸受を備えたス
ピンドルモータの一実施形態の縦断面図である。
【図2】本発明に係る流体動圧軸受のシャフトの第1実
施形態の平面図を示す。
【図3】本発明に係る流体動圧軸受のシャフトの第2実
施形態の平面図を示す。
【図4】スラスト動圧発生溝とラジアル動圧発生溝がそ
れぞれ形成されたリング部材を有するフランジ付シャフ
トを備えた従来の流体動圧軸受の縦断面図である。
【符号の説明】
11 シャフト 12 スリーブ 13 円盤状蓋部材 14 ハブ 15 ロータ磁石 16 ステータコイル 17 モータ基板 18 固定用ネジ A 円弧 B L字形折れ線 D 大径の円弧 F 潤滑油 G2 スラスト動圧発生溝 R シャフトとスリーブ間のクリアランス S テーパー状微小隙間 W くさび形隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/14 H02K 21/14 M (72)発明者 竹原 勇 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 後藤 廣光 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 花岡 正敏 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 北原 治夫 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA07 AA12 BA04 BA08 CA02 CA04 DA02 JA02 KA02 KA03 LA05 MA05 5H605 BB05 CC04 EB06 EB24 5H607 AA12 BB01 BB07 BB14 BB25 CC01 DD03 DD16 GG01 GG02 GG09 GG12 GG15 5H621 GA01 JK19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブと、このスリーブに回転自在に
    嵌合して配設されたシャフトと、これらスリーブとシャ
    フトとの間に形成された微小隙間に充填された潤滑油と
    からなる流体動圧軸受において、前記シャフトの断面を
    対称軸が3本の非円形断面とすることによって前記シャ
    フトの外周面と前記スリーブの内周面との間にラジアル
    動圧発生用くさび形隙間を等間隔に3つ形成したことを
    特徴とする流体動圧軸受。
  2. 【請求項2】 有底のスリーブと、このスリーブに回転
    自在に嵌合して配設されたシャフトと、これらスリーブ
    とシャフトとの間に形成された微小隙間に充填された潤
    滑油とからなる流体動圧軸受において、前記シャフトの
    断面を対称軸が3本の非円形断面とすることによって前
    記シャフトの外周面と前記スリーブの内周面との間にラ
    ジアル動圧発生用くさび形隙間を等間隔に3つ形成し、
    且つ前記シャフトの端面又はこれと対向する前記スリー
    ブの底面にスラスト動圧発生溝を形成したことを特徴と
    する流体動圧軸受。
  3. 【請求項3】 前記シャフトの非円形断面が、前記スリ
    ーブの内周面の直径よりもクリアランス分だけ小さい直
    径の同心円の3本の円弧と、相隣接する円弧の端部を結
    ぶ3本のL字形線分とからなるものであることを特徴と
    する請求項1又は2の流体動圧軸受。
  4. 【請求項4】 前記シャフトの非円形断面が、前記スリ
    ーブの内周面の直径よりもクリアランス分だけ小さい直
    径の同心円に内接する正三角形の頂点を、前記同心円よ
    りも大径の3本の円弧で結んで形成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2の流体動圧軸受。
  5. 【請求項5】 ロータ磁石を有するロータと、ステータ
    コイルを有するステータと、ロータをステータに回転自
    在に支持する軸受とからなるスピンドルモータにおい
    て、前記軸受は請求項1又は2の流体動圧軸受であるこ
    とを特徴とするスピンドルモータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005121574A1 (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Ntn Corporation 動圧軸受
KR100733232B1 (ko) * 2005-12-19 2007-06-27 삼성전기주식회사 스핀들모터
KR101055496B1 (ko) 2009-08-03 2011-08-08 삼성전기주식회사 스핀들모터

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WO2005121574A1 (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Ntn Corporation 動圧軸受
KR100733232B1 (ko) * 2005-12-19 2007-06-27 삼성전기주식회사 스핀들모터
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