JP2001239914A - エアバッグ用インフレータ - Google Patents

エアバッグ用インフレータ

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JP2001239914A
JP2001239914A JP2000053262A JP2000053262A JP2001239914A JP 2001239914 A JP2001239914 A JP 2001239914A JP 2000053262 A JP2000053262 A JP 2000053262A JP 2000053262 A JP2000053262 A JP 2000053262A JP 2001239914 A JP2001239914 A JP 2001239914A
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inflator
chamber
pipe
cap
combustion chamber
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JP2000053262A
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Tsuneo Chikaraishi
恒雄 力石
Noriyuki Kosugi
教之 小杉
Koji Koga
幸二 古賀
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Takata Corp
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Takata Corp
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  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバー席のエアバッグ用として好適な、
外形がコンパクトで、製造コストを低減できるエアバッ
グ用インフレータを提供する。 【解決手段】 このインフレータ1は、キャップ3とベ
ース21の凹部の深さ方向(軸方向)にほぼ沿って広が
る隔壁(パイプ9,39)によって燃焼室が隔離されて
いる。また、パイプ9、39をキャップ3とベース21
に溶接で固定するので、発火時のガス圧でキャップ3と
ベース21が外に膨れてしまうことを抑制できる。各燃
焼室に個別にイニシエータ13、23及びプロペラント
が配置されているので、衝突の大きさに合わせて各室の
点火のタイミングを自由に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグを膨張
展開するためのガスを発生するインフレータに関する。
具体的には、複数の別々の燃焼室を有するタイプのエア
バッグインフレータに関する。特には、ドライバー席の
エアバッグ用として好適な、外形がコンパクトで、製造
コストを低減できるエアバッグ用インフレータに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】複数の
ガス発生剤燃焼室を有するエアバッグインフレータは、
USP5,219,178号や特開平9−136604
号により公知である。そのようなエアバッグインフレー
タは、エアバッグ展開時のガス発生量を何段階かにコン
トロールでき、事故の重大さや乗員の状態に合わせた、
より好ましいエアバッグ展開を実現することができる。
【0003】ドライバー席のエアバッグ(以下DrBと
略称する)は、通常、ステアリングホイール内に納めら
れる。そのため、通常のDrB用インフレータは、浅い
円筒形(ドラム形)をしており、ステアリングホイールの
軸芯の方向に円筒の軸方向を一致させて配置されてい
る。ステアリングホイール内のスペースは限られている
ので、DrB用のインフレータも極力小型にすることが
求められる。このようなDrB用インフレータにおい
て、外形寸法をおさえながらガス発生剤(プロペラント)
燃焼室を複数に区分することは容易ではない。
【0004】燃焼室を複数に区分する一つの考え方とし
ては、インフレータの燃焼室を軸方向に上下(ドライバ
ーから見て手前と奥)に分けることが考えられる。しか
し、その場合、燃焼室の隔壁の分だけインフレータの寸
法が厚くなる。また、ブースタープロペラント室のパイ
プと上下隔壁との溶接部が多くなって製作に手間がかか
る。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、ドライバー席のエアバッグ用として好
適な、外形がコンパクトで、製造コストを低減できるエ
アバッグ用インフレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記の課題を解決するため、本発明のエアバッグ用インフ
レータは、 いずれも凹状のベースとキャップが合わさ
って、内部にエアバッグ膨張ガス発生剤(プロペラン
ト)の燃焼室が形成されているエアバッグ用インフレー
タであって;該燃焼室が、上記ベース・キャップの凹部
の深さ方向(軸方向)にほぼ沿って広がる隔壁によって
複数の室に隔離されており、 各室に個別に点火装置
(イニシエータ)及びプロペラントが配置されているこ
とを特徴とする。
【0007】燃焼室内が軸方向にほぼ沿って広がる隔壁
によって複数の室に隔離されているので、軸方向に対し
て垂直な隔壁で複数の室に隔離されているものと比べ
て、軸方向の厚さを薄くできる。また、構造がシンプル
で、溶接箇所が少なくて済むので、製作に手間がかから
ず、製造コストを低減できる。本発明のインフレータに
おいては、複数の燃焼室が完全に分離独立しているの
で、それぞれの室の点火のタイミングを自由に設定する
ことができる。衝突の激しさを加速度センサで測定し
て、第二室の点火時間を、例えば、軽い衝突時は、第一
室に遅れること100msで点火し、大きな衝突時に
は、第一室と同時に点火するように設定することもでき
る。さらに、乗員の重量を勘案して第二燃焼室の点火の
タイミングをコントロールしても良い。
【0008】本発明のインフレータにおいては、上記隔
壁を、上記軸方向に延びる筒状のもの(パイプ)とし、
該パイプの端部を上記ベース及びキャップの内面に溶接
することが好ましい。この構造ならば、パイプがベース
とキャップの内面をつなぐ柱の役目を果たすので、発火
時のガス圧がベースとキャップの内面にかかったとき
に、ベースとキャップが外に膨れてしまうことを抑制で
きる。
【0009】本発明のインフレータにおいては、 上記
複数の燃焼室が、先に燃焼するプロペラントを収容した
第一室と、 後から燃焼するプロペラントを収容した第
二室とを含み、 第二室で発生するガスは、第二室の隔
壁の孔から第一室に出て、さらにインフレータ外に放出
され、 上記第二室隔壁の孔に、第一室のプロペラント
燃焼時に発生したガスを遮断する蓋が設けられているも
のとすることも好ましい。第二室を第一室内に配置で
き、ガスの噴出し孔等を共通化できるので、外形がさら
にコンパクトになる。
【0010】以下、図面を参照しつつ説明する。図1
(A)は、本発明の1実施例に係るエアバッグ用インフ
レータの内部構造を示す正面断面図であり、図1(B)
は、同エアバッグ用インフレータの内部構造を示す平面
断面図である。なお、以下の説明において、上下左右
は、各図における上下左右を指す。
【0011】この実施例のインフレータ1は、DrB用
であって、外形が浅い円筒形である。このインフレータ
は、以下の主要部を有する。 (1)インフレータのケーシングを構成するキャップ3
及びベース21 (2)第一燃焼室43 (3)第一燃焼室着火用のブースタープロペラント室4
5 (4)第二燃焼室41 (5)ブースタープロペラント室45内に配置された第
一燃焼室着火用イニシエータ23 (6)第二燃焼室41内に配置された第二燃焼室着火用
イニシエータ13 (7)第一燃焼室43の外周(キャップ3の内周)に沿
って配置された金網フィルター7
【0012】キャップ3は、円盤状の天板3aと、その
外周縁に沿って円筒状に立つ側板3iとからなる。天板
3aと側板3iの間には、アール部3gが存在する。こ
のキャップ3は鋼板を絞り成形したものであり、内凹部
にプロペラント31等を収容している。キャップ天板3
aの外面(上面)3cは、車両の運転者に向いている。
キャップ天板3aの内面3eには、パイプ39やパイプ
9が溶接されている。
【0013】キャップ側板3iには、複数のガス噴出孔
3kが形成されている。キャップ側板3iの下端部3m
は、ベース21の側板21cの内面に嵌め込まれてい
る。両者は、溶接部4において、溶接固定されている。
【0014】ベース21も鋼板絞り成形品であって、円
盤状の底板21gとその外周縁に沿って円筒状に立つ側
板21cとからなる。底板21gと側板21cの間に
は、アール部21eが存在する。ベース側板21cの上
端縁は、外側へ張り出すフランジ部21aとなってい
る。このフランジ部21a及び側板21c内に、上述の
キャップ側板下端部3mが嵌め込まれている。フランジ
部21aの根元の溶接部4において、キャップ3とベー
ス21はリング状に隅肉溶接されている。ベース底板2
1gには、2箇所の孔21m及び21rが形成されてい
る。両孔21m、21rの周縁に沿って内側へ突出する
鍔21tが形成されている。両孔21m、21r内に
は、パイプ9とパイプ39が嵌め込まれている。各パイ
プ9、39とベース底板21gの間も隅肉溶接されてい
る(溶接部22、溶接部30)。
【0015】パイプ9は、第二燃焼室41を囲む隔壁を
構成している。パイプ9は、大径円筒側板9cと小径円
筒側板9iと、両者をつなぐテーパ部9gを有する。こ
のパイプ9は鋼管の成形品である。大径円筒側板9cの
内部は、円筒形の空間である第二燃焼室41となってお
り、プロペラント(ガス発生剤)12が収容されてい
る。パイプ大径円筒側板9cの上端部9aは、キャップ
天板3aの内面3eに溶接固定されている(溶接部1
0)。大径円筒側板9cには、複数のガス噴出孔9eが
形成されている。なお、図1(A)において第一燃焼室
41内の上部に示されているオートイグニッション5
は、車両火災時等の際に適当な温度で発火し、プロペラ
ントを着火させる着火剤である。
【0016】大径円筒側板9cのガス噴出孔9eは、弁
板11によって塞がれている。弁板11は、バネ材から
なり、パイプ大径円筒側板9cの周りを鉢巻上に取り巻
いている。弁板11の上記ガス噴出孔9eに対応する部
分には、内側に突出する突起11aが形成されている。
この突起11aがガス噴出孔9eに嵌まり込んで、弁板
11がパイプ9の外周に固定されている。この弁板11
は、第一燃焼室43の燃焼ガスが第二燃焼室41内に吹
き込まないように遮蔽する。また、この弁板11にアク
リルやシリコーンのり剤をつけ、パイプ大径円筒側板9
cに接着しても良い。
【0017】パイプ小径側板9iの内側には、イニシエ
ータ13及びボアシール15が配置されている。イニシ
エータ13の下端部には、端子19が設けられている。
この端子19には、図示せぬエアバッグハーネスが接続
される。車両衝突時にエアバッグの点火信号が端子19
に印加されると、イニシエータ13が発火しプロペラン
ト12に着火される。ボアシール15は、イニシエータ
13の下部を咥えて固定している。ボアシール15の外
周には、Oリング17が嵌め込まれている。ボアシール
15は、パイプ小径円筒側板9i内に嵌合固定されてい
る。小径円筒側板9iの下端部の鍔9kは、ボアシール
15の底面をおさえている。
【0018】もう一本のパイプ39は、第一燃焼室43
着火用のブースタープロペラント室45を囲む隔壁を構
成している。パイプ39は、円筒側板39cを有する。
このパイプ39も鋼管の成形品である。円筒側板39c
の内部は円筒形の空間であるブースタープロペラント室
45となっており、ブースタープロペラント33が収容
されている。なお、ブースタープロペラント33は、ア
ルミニウム製のカップ35内に包装されている。円筒側
板39cの上端部39aは、キャップ天板3aの内面3
eに溶接固定されている(溶接部38)。円筒側板39
cには、複数のガス噴出孔39eが形成されている。
【0019】パイプ39の下半部には、パイプ9と同様
に、イニシエータ23及びボアシール25、Oリング2
9が配置されている。イニシエータ23の下端部には、
端子29が設けられている。この端子29は、図示せぬ
エアバッグハーネスが接続されている。車両衝突時にエ
アバッグの点火信号が端子29に印加されると、イニシ
エータ23が発火しプロペラント33に着火される。ボ
アシール25は、イニシエータ23の下部を咥えて固定
している。ボアシール25の外周には、Oリング27が
嵌め込まれている。ボアシール25は、パイプ円筒側板
39c内に嵌合固定されている。円筒側板39cの下端
部の鍔39kは、ボアシール25の底面をおさえてい
る。
【0020】キャップ3の側板3iの内側には、リング
状の金網フィルター7が置かれている。同フィルター7
は、プロペラントの燃焼カスが外部に出ないように補足
するものである。また、燃焼ガスの温度を下げる役割も
果たす。ベース21内には、スパッタシールド20が配
置されている。スパッタシールド20は、薄い鋼板であ
って、第一燃焼室43の底を被っている。このスパッタ
シールド20は、パイプ9、39とベース21とを溶接
する際に、火花がプロペラント31にかからないように
するためのものである。スパッタシールド20は、パイ
プ9やパイプ39の通る孔を有する。
【0021】つぎに、図1の実施例のインフレータの組
み立て手順について説明する。 (1)パイプ39内にイニシエータ23やブースタープ
ロペラント33を入れる。同様にパイプ9内にイニシエ
ータ17やプロペラント12を入れる。また、パイプ9
の外側に弁板11を被せておく。 (2)キャップ3に、パイプ39やパイプ9を溶接す
る。 (3)キャップ3の中に、フィルター7及びメインプロ
ペラント31を入れる。メインプロペラント31の上
に、スパッタシールド20を被せる。 (4)キャップ3にベース21を被せる。そのとき、パ
イプ9やパイプ39の下端部が、ベース21の孔21
m、21rから外へ顔を出す。ついで、ベース21とキ
ャップ3の間の溶接部4を溶接する。さらに、パイプ
9、パイプ39とベース21の間の溶接部22,30を
溶接する。これで組み立て完了である。
【0022】次に、図1の実施例のインフレータの作動
について説明する。第一燃焼室43を燃焼させるには、
イニシエータ23の端子29に着火信号を印加し、イニ
シエータ23を発火させる。イニシエータ23が発火す
ると、ブースタープロペラント室45内のブースタープ
ロペラント33が着火し、高温のガスが、パイプ39の
ガス噴出孔39eから第一燃焼室43に吹き出す。これ
により、第一燃焼室43内のメインプロペラント31の
発火し、エアバッグ膨張用のガスが発生する。この膨張
ガスは、フィルター7を通って、キャップのガス噴出孔
3kからエアバッグ(図示されず)内に吹き込まれる。
このとき、第二燃焼室41内には、第一燃焼室43の燃
焼ガスは、弁板11が存在するために侵入できない。そ
のため、第一燃焼室43が発火しても、第二燃焼室41
内のプロペラント12は発火しない。
【0023】(2)第二燃焼室41内のプロペラント1
2を燃焼させる際は、イニシエータ13の端子19に着
火信号を印加し、イニシエータ13を発火させる。イニ
シエータ13が発火すると、第二燃焼室41内のプロペ
ラント12が着火する。そのガスは、パイプ9のガス噴
出孔9eを通って、第一燃焼室43に吹き出す。このと
き、弁板11は、外側に押されてパイプ9から外れる。
第二燃焼室41から出たガスは、第一燃焼室43、フィ
ルター7を通って、キャップ3のガス噴出孔3kからイ
ンフレータ1外に噴出する。
【0024】次に、第一燃焼室と第二燃焼室の作動タイ
ミングの例について説明する。まず、第一燃焼室は、車
両衝突センサの作動後、即点火する。一方、第二燃焼室
は、例えば軽衝突の場合、衝突検知後100ms後に点
火する。これは、軽衝突時にはエアバッグ膨張時の圧力
が低くても十分だからである。中衝突時には、第二燃焼
室を衝突検知後20ms後に点火する。重衝突時には、
第二燃焼室も衝突検知後、即座に点火する。なお、衝突
の軽・中・重は、衝突センサの検知する加速度の大きさ
に応じて判断する。さらに、乗員の体重を検知するセン
サを設け、乗員の体重に応じて、第二燃焼室の点火タイ
ミングを調整しても良い。
【0025】図2は、第2実施例のインフレータの構成
を示す正面断面図である。図2において、図1の実施例
のインフレータと同様の部分には、図1の符号に100
を加えた数字の符号を付している。図2の実施例が図1
の実施例と異なる主要な点は以下である。 (1)第二燃焼室141内にもアルミニウム製カップ1
18が設けられている。これは、燃焼室141内を一定
圧力に達成させるためである。 (2)スパッタシールド120が、パイプ109の周り
にのみダイアフラム状に設けられている。これは、溶接
部122を溶接する際に、プロペラント131を点火し
ないように保護するためである。
【0026】(3)第一燃焼室143の底部には、パイ
プ109を取り巻くようにクッション161が配置され
ている。このクッション161は、線鉄(金属)や樹脂
などからなり、プロペラント131をおさえるためのも
のである。 (4)第一燃焼室用のイニシエータのボアシール125
にフランジ部125aが形成されている。このフランジ
部125aは、ボアシール125とベース121とを固
定(溶接)する為の役目を果たす。この形のボアシール
125は、構造的に外側(手前側)に抜けないという利
点がある。
【0027】以上2つのイニシエータの実施例を説明し
たが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。例えば、以下のような変更あるいは、追加構成を加
えることができる。 (1)以上2つのイニシエータの実施例において、第二
燃焼室隔壁(パイプ)9、109は、テーパ部9g、1
09gを有する段付構造をしている。しかし、本発明に
おいては、第二燃焼室隔壁(パイプ)9、109の形状
はこれに限定されず、径が一定のストレート円筒状にし
ても良い。 (2)以上2つのイニシエータの実施例において、キャ
ップ3、103と第二燃焼室隔壁(パイプ)9、109
や第一室着火室隔壁(パイプ)39、139等を溶接に
より固着したが、それらの部材を一体成形により作成す
ることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のエアバッグ用インフレータは、軸方向にほぼ沿って広
がる隔壁によって複数の室に隔離されているので、軸方
向に対して垂直な隔壁で複数の室に隔離されているもの
と比べて、軸方向の厚さを薄くできる。また、構造がシ
ンプルで、溶接箇所が少なくて済むので、製作に手間が
かからず、製造コストを低減できる。
【0029】上記隔壁を、上記軸方向に延びる筒状のも
の(パイプ)とし、該パイプの端部を上記ベース及びキ
ャップの内面に溶接する場合には、パイプがベースとキ
ャップの内面をつなぐ柱の役目を果たすので、発生時の
ガス圧がベースとキャップの内面にかかったときに、ベ
ースとキャップが外に膨れてしまうことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の1実施例に係るエアバッグ
用インフレータの内部構造を示す正面断面図である。
(B)は、同エアバッグ用インフレータの内部構造を示
す平面断面図である。
【図2】第2実施例のインフレータの構成を示す正面断
面図である。
【符号の説明】
1 インフレータ 3 キャ
ップ 3a 天板 3c 天板
外面 3e 天板内面 3g アー
ル部 3i 側板 3k ガス
噴出孔 3m 側板下端部 4 溶接
部 5 オートイグニッション 7 金網
フィルター 9 第二燃焼室隔壁(パイプ) 9a 上端
部 9c 大径円筒側板 9e ガス
噴出孔 9g テーパ部 9i 小径
円筒側板 9k 鍔 10 溶接
部 11 弁板 11a 突起 12 プロペラント 13,23 イ
ニシエータ 15,25 ボアシール 17,27 O
リング 19,29 端子 20 スパ
ッタシールド 21 ベース 21a フラ
ンジ部 21c 側板 21e アー
ル部 21g 底板 21i 底板
内面 21k 底板外面 21m、21r
孔 21p、12t 鍔 22,30 溶
接部 31 メインプロペラント 33 ブー
スタープロペラント 35 アルミニウムカップ 38 溶接
部 39 第一室着火室隔壁(パイプ)39a 上端
部 39c 円筒側板 39e ガス
噴出孔 39k 鍔 41 第二
燃焼室 43 第一燃焼室(メイン) 45 ブー
スタープロペラント室 101 インフレータ 103 キャ
ップ 103a 天板 103c 天板
外面 103e 天板内面 103g アー
ル部 103i 側板 103k ガス
噴出孔 103m 側板下端部 104 溶接
部 105,106 オートイグニッション 107 金網フィルター 109 第二
燃焼室隔壁(パイプ) 109a 上端部 109c 大径
円筒側板 109e ガス噴出孔 109g テー
パ部 109i 小径円筒側板 109k 鍔 110 溶接部 111 弁板 111a 突起 112 プロ
ペラント 113,123 イニシエータ 115,125
ボアシール 117 Oリング 118 アル
ミニウム製カップ 119,129 端子 120 スパッタシールド 121 ベー
ス 121a フランジ部 121c 側板 121e アール部 121g 底板 121i 底板内面 121k 底板
外面 121m 孔 121p 鍔 122,130 溶接部 125a フラ
ンジ部 131 メインプロペラント 133 ブー
スタープロペラント 135,136 アルミニウム製カップ 139 第一室着火室隔壁(パイプ) 139a 上端
部 139c 円筒側板 139e ガス
噴出孔 141 第二燃焼室 143 第一
燃焼室(メイン) 145 ブースタープロペラント室 161 クッ
ション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 幸二 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 DD17 DD28 EE30 FF13 FF17 FF20 4G068 AA01 AB01 AC20 DA08 DB12 DB26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれも凹状のベースとキャップが合わ
    さって、内部にエアバッグ膨張ガス発生剤(プロペラン
    ト)の燃焼室が形成されているエアバッグ用インフレー
    タであって;該燃焼室が、上記ベース・キャップの凹部
    の深さ方向(軸方向)にほぼ沿って広がる隔壁によって
    複数の室に隔離されており、 各室に個別に点火装置(イニシエータ)及びプロペラン
    トが配置されていることを特徴とするエアバッグ用イン
    フレータ。
  2. 【請求項2】 上記隔壁が、上記軸方向に延びる筒状の
    もの(パイプ)であり、 該パイプの端部と上記ベース及びキャップの内面とが溶
    接されていることを特徴とする請求項1記載のエアバッ
    グ用インフレータ。
  3. 【請求項3】 上記複数の燃焼室が、先に燃焼するプロ
    ペラントを収容した第一室と、 後から燃焼するプロペラントを収容した第二室とを含
    み、 第二室で発生するガスは、第二室の隔壁の孔から第一室
    に出て、さらにインフレータ外に放出され、 上記第二室隔壁の孔に、第一室のプロペラント燃焼時に
    発生したガスを遮断する蓋が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のエアバッグ用インフレータ。
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