JP2001237741A - 同期検出回路および通信端末装置 - Google Patents

同期検出回路および通信端末装置

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JP2001237741A
JP2001237741A JP2000048710A JP2000048710A JP2001237741A JP 2001237741 A JP2001237741 A JP 2001237741A JP 2000048710 A JP2000048710 A JP 2000048710A JP 2000048710 A JP2000048710 A JP 2000048710A JP 2001237741 A JP2001237741 A JP 2001237741A
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Kazuhiko Terajima
一彦 寺島
Masahiko Naito
将彦 内藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチパスによる干渉のために生じるフェー
ジングの影響を除去するための相関エネルギーの平均化
処理を行う場合においても、メモリ消費量が少なく、か
つ、ソートの時間も短縮することができる同期検出回路
を提供する。 【解決手段】 相関値検出手段は、パターン発生手段か
らの特定のパターンと、入力信号との相関の度合いを示
す相関値Eを、パターンの変化の最小単位毎に検出す
る。特定のパターンの繰り返し周期を基準にしたとき
に、記憶手段31に相関値が記憶されているタイミング
と同一となるタイミングでは、相関値Eと、記憶手段に
記憶されている相関値Emとの平均値を記憶手段31に
書き込む。記憶手段に相関値が記憶されていないタイミ
ングでは、記憶されている複数個の相関値Emのうちの
最小値Eminと、相関値Eとを比較して、E>Emi
nのときに、検出された相関値Eを、その検出タイミン
グと共に、最小値EminおよびそのタイミングTmi
nに代えて、記憶手段31に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
端末などの通信端末装置の同期検出回路に関し、特にC
DMA(Code Division Multipl
e Access:符号分割多重)方式によるセルラー
無線通信システムに適用して好適なものに関わる。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式は拡散符号を用いた多重化
方式であり、次世代移動体通信方式の無線アクセス方式
の1つとして、セルラー無線通信システムへの適用が盛
んに検討されている。
【0003】セルラー無線通信システムにおいては、図
6に示すように、通信サービスを提供するエリアを、所
望の大きさのセル1に分割して、当該セル1内にそれぞ
れ固定局としての基地局2を設置し、移動局である通信
端末装置3は通信状態が最も良好であると思われる基地
局2と無線接続するようになされている。
【0004】このようなセルラー無線通信システムにお
いて、移動局である無線通信端末3が接続する基地局2
を探すことは、一般に、セルサーチと呼ばれている。C
DMA方式のセルラー無線通信システムでは、各基地局
2は、同一周波数であるが、互いに異なる拡散符号を用
いて通信データの送受を行う。このため、無線通信端末
3では、このセルサーチの際に、受信信号に含まれる拡
散符号の同期タイミングを捕捉しなければらない。
【0005】W−CDMA(Wideband−CDM
A)では、基地局毎の識別のために、512種類という
多くの拡散符号が用意されているので、この拡散符号の
同期タイミングをとりやすくするため、同期コードが用
意されている。この同期コードには、全部の基地局に共
通の一つの拡散符号からなるプライマリ同期コードと、
基地局で使用される拡散符号の候補を絞るためのセコン
ダリ同期コードの2種類がある。
【0006】図7は、W−CDMA方式における同期タ
イミングを説明するための図である。プライマリ同期コ
ードは、図7に示されるように、拡散符号の2560チ
ップ分の期間からなるスロットと呼ばれる単位区間のう
ちの、256チップ分の同期区間に、繰り返し多重され
ている。各基地局ごとに異なる拡散コードは、15スロ
ット分の期間からなる1フレームと呼ばれる周期で繰り
返す符号である。
【0007】セコンダリ同期コードは、プライマリ同期
コードと同様に、1スロットの同期区間に多重されるも
のであるが、複数種類の拡散符号が用いられる。そし
て、このセコンダリ同期コードは、1フレーム単位で、
複数種のコードの出現パターンが、複数通りに変えるこ
とができるようにされている。つまり、フレーム単位で
出現パターンが異なるこのセコンダリ同期コードの同期
を検出することで、フレーム単位の同期タイミングが検
出できると共に、検出された出現パターンにより、基地
局ごとに異なる拡散コードの候補を、絞り込むことがで
きるようにされている。
【0008】通信端末では、まず、プライマリ同期コー
ドによる1スロット単位の同期タイミング検出を行う。
次に、セコンダリ同期コードにより、フレーム単位の同
期タイミング検出を行うと共に、基地局で使用される拡
散コードの候補の絞り込みを行う。そして、最後に拡散
コードの同期検出を行い、逆拡散を行って、受信信号を
復調するようにする。
【0009】ところで、上述のプライマリ同期コードの
タイミングの捕捉のための相関検出器としては、マッチ
ドフィルタが用いられることが多い。
【0010】このマッチドフィルタは、図8に示すよう
に、Dフリップフロップ回路4Dが、複数個、シリーズ
に接続されて構成される複数段のシフトレジスタ4と、
シフトレジスタ4の各段のDフリップフロップ回路4D
の出力と、検出したいパターンコードと同じレプリカパ
ターンデータCの各デジット(拡散符号のチップに対
応)との乗算を行う複数個の乗算器MPXからなる乗算
部5と、乗算部5の各乗算器MPXの乗算出力の総和を
求める加算部6とからなる。
【0011】このマッチドフィルタを、上述のプライマ
リ同期コードのタイミングの捕捉のために用いる場合に
は、シフトレジスタ4の段数(Dフリップフロップ回路
の数)および乗算部5の乗算器MPXの数は、同期コー
ドのチップ数である256とされる。
【0012】そして、レプリカパターンデータCとし
て、プライマリ同期コードと同じ拡散符号の512チッ
プ分のコードデータ[C1,C2,C3,…,C51
2]が用意され、各チップに対応するコードデータが、
図8に示すように、固定的に乗算器MPXに供給されて
いる。
【0013】そして、受信信号Sをシフトレジスタ4に
入力して、クロックCLKによって、1チップごとに順
次シフトさせる。すると、乗算器MPXでは、そのチッ
プタイミングにおけるシフトレジスタ4の各段の出力
(「1」又は「−1」)と、レプリカコードデータCの
各値C1,C2,C3,…,C512(「1」又は「−
1」)とが乗算される。そして、複数個の乗算器MPX
の乗算結果が加算部6で加算され、その加算出力とし
て、当該クロックタイミングにおける相関の度合いを示
す相関値としての相関エネルギーが得られる。
【0014】すなわち、シフトレジスタ4のDフリップ
フロップ回路4Dの出力と、レプリカコードデータCi
とが、一致していないときには、乗算器MPXの乗算結
果としては、負の値が現れる。一方、シフトレジスタ4
のDフリップフロップ回路4Dの出力と、レプリカコー
ドデータCiとが、一致しているときには、乗算器MP
Xの乗算結果としては、正の値が現れる。
【0015】したがって、加算部6の出力である相関エ
ネルギーは、シフトレジスタ4の出力と、レプリカコー
ドデータCとで一致した個数に応じた大きさとなり、シ
フトレジスタ4の出力と、レプリカコードデータCと
で、完全に一致したときには、最大値、この例では、
「512」を示すことになる。
【0016】以上のことから、1スロット期間内におい
て、加算部6が極大値を示すタイミングを検出すること
により、プライマリ同期コードの同期タイミングを検出
することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、拡散符号の
1チップ単位の各クロックタイミングでの相関エネルギ
ーは、マルチパスによる干渉によるフェージングによ
り、図9に示すように、時間変動が大きい。この時間変
動の影響を除去するためには、各タイミングにおける相
関エネルギーを、複数スロット区間に渡って複数回、求
めた上で、それぞれ時間的に平均化したものを用いるよ
うにするとよい。
【0018】この平均化処理のために、一般的には、同
期検出回路においては、1スロット期間の全てのクロッ
クタイミングでの相関エネルギーを記憶するメモリME
を用意しておき、複数スロット期間に渡って、1スロッ
ト内の同じクロックタイミングでの平均値を、そのメモ
リMEに記憶するようにする必要がある。
【0019】すなわち、メモリMEとして、図10に示
すように、1スロット分の2560チップに対応する2
560個のアドレスを備えるものを用意する。そして、
受信信号の現時点のスロット内の、或るクロックタイミ
ングで相関エネルギーが得られたとき、1スロット内で
の同じタイミングに相当するメモリMEのアドレスに記
憶されている相関エネルギーを読み出し、両相関エネル
ギーの平均値を求め、その求めた平均値を、メモリME
の前記アドレスに上書きするようにする。以上の動作
を、1スロット期間内の各クロックタイミングで、予め
定められている複数スロット期間分についての行う。
【0020】以上のようにして、1スロット期間内の各
クロックタイミングで、複数スロット期間分についての
平均値を求めると、メモリMEの記憶内容は、図10の
ようなものとなる。このメモリMEの記憶内容は、相関
エネルギーの大きいもの順にソートしておく。
【0021】復調器が一つであれば、メモリMEに格納
されている相関エネルギーが最大となるタイミングを検
出し、そのタイミングを同期コードの同期タイミングと
して検出して、復調器に伝えるようにすればよい。
【0022】しかし、CDMA方式の携帯電話端末で
は、RAKE(熊手)受信方式を採用しているので、メ
モリMEの記憶内容のうち、RAKE受信のための復調
部(フィンガと呼ばれている)の個数分のタイミング
を、相関エネルギーが大きいものから順に選び、それら
のタイミングを、複数個のフィンガに割り当てるように
する。
【0023】以上のように、従前の同期検出回路におい
ては、マルチパスによる干渉のために生じるフェージン
グの影響を除去するための相関エネルギーの平均化処理
のために、検出すべき拡散符号の繰り返しの1周期分内
の全てのタイミングにおける相関エネルギーをメモリに
保持するようにするため、メモリの消費量が大きくなる
という問題が生じる。
【0024】また、RAKE受信の複数個のフィンガへ
の同期タイミングを割り当てるために、メモリMEに記
憶されている平均化エネルギーを大きさ順にソートする
必要があり、メモリアドレス数が大きいことから、ソー
ト処理時間が長くなり、フィンガ起動に時間がかかると
いう問題もある。
【0025】この発明は、以上の点にかんがみ、マルチ
パスによる干渉のために生じるフェージングの影響を除
去するための相関エネルギーの平均化処理を行う場合に
おいても、メモリ消費量が少なく、このため、ソートの
時間も短縮することができる同期検出回路を提供するこ
とを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による同期検出回路は、入力信号中に含ま
れる、一定周期で繰り返す特定のパターンと同じパター
ンを発生するパターン発生手段と、前記パターンの変化
の最小単位毎に、前記入力信号と、前記パターン発生手
段からのパターンとの相関の度合いを示す相関値を検出
するための相関値検出手段と、前記特定のパターンの繰
り返し周期を基準にした前記最小単位のタイミングと、
そのタイミングでの前記相関値とを、対応付けて、複数
対、記憶可能な記憶手段と、前記特定のパターンの繰り
返し周期を基準にしたときに、前記記憶手段に前記相関
値が記憶されているタイミングと同一となるタイミング
では、前記相関値検出手段で検出された相関値と、前記
記憶手段に記憶されている相関値との平均値を前記記憶
手段に書き込む手段と、前記特定のパターンの繰り返し
周期を基準にしたときに、前記記憶手段に前記相関値が
記憶されていないタイミングでは、前記記憶手段に記憶
されている複数個の相関値のうちの最小値と、前記相関
値検出手段で検出された相関値とを比較して、前記相関
値検出手段で検出された相関値の方が前記最小値よりも
大きいときに、前記相関値検出手段で検出された相関値
を、その検出タイミングと共に、前記最小値およびその
タイミングに代えて、前記記憶手段に書き込む手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数個のタイミングのう
ちから、相関値の大きさに基づいて、前記パターン発生
手段からのパターンと、前記入力信号中の前記特定のパ
ターンとの同期タイミングを決定する手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0027】上記の構成のこの発明による同期検出回路
においては、記憶手段には、予め定められた複数個のタ
イミングと、そのタイミングでの相関値(相関エネルギ
ー)との対が記憶されるようにされている。
【0028】そして、特定のパターンの繰り返し周期内
の各タイミングで新たに相関値が検出されると、そのタ
イミングが既に記憶手段に記憶されているタイミングで
あるときには、当該検出された相関値と、記憶手段に記
憶されている相関値との平均値が求められ、その平均値
が記憶手段に書き戻される。
【0029】また、新たに相関値が検出されたタイミン
グが、それまで記憶手段の記憶されていないタイミング
であるときには、その検出された相関値と、記憶手段に
記憶されている相関値の最小値との比較を行い、検出さ
れた相関値が記憶手段に記憶されている相関値の最小値
よりも大きいとき、その最小値およびそのタイミングに
変えて、新たに検出された相関値およびそのタイミング
が記憶手段に書き込まれる。検出された相関値が記憶手
段に記憶されている相関値の最小値よりも小さいときに
は、記憶手段の記憶内容は変更せず、そのままとする。
【0030】したがって、記憶手段には、特定のパター
ンの繰り返し周期内の全てのタイミングのうちの、複数
周期期間に渡って平均化された相関値の上位の複数個
が、そのタイミングと共に、記憶されることになる。
【0031】よって、記憶手段として用いるメモリは、
特定のパターンの繰り返し周期内の全てのタイミングで
はなく、予め定めた複数個のタイミングおよびそのタイ
ミングにおける相関値を記憶できれば良いので、メモリ
消費量は少なくて済む。また、相関値を大きいもの順に
ソートする場合にも、ソート対象の個数が少ないので、
ソート時間が短時間で済み、RAKE受信の場合の各フ
ィンガの起動を速くすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明による同期検出回
路および通信端末装置の実施の形態を、W−CDMA方
式の携帯電話端末の場合について、図を参照しながら説
明する。
【0033】図2は、通信端末装置の実施の形態として
の携帯電話端末の同期検出部のブロック図である。な
お、以下の説明は、この発明を、前述したW−CDMA
方式におけるプライマリ同期コードについての同期タイ
ミングの検出の場合について適用した場合である。
【0034】図2に示すように、受信信号Sは、2個の
乗算器11iおよび11qに供給される。一方、搬送波
発生器12からの搬送波がそのまま乗算器11qに供給
されると共に、移相器13により90度移相されて、乗
算器11iに供給される。したがって、乗算器11i,
11qでは、受信信号は、搬送波により直交検波が行わ
れる。そして、各乗算器11i、11qの出力信号は、
A/D変換器14i,14qでA/D変換された後、バ
ンドパスフィルタ15i、15qを通じて、同相成分D
iと直交成分Dqとして取り出される。
【0035】そして、バンドパスフィルタ15i,15
qからの同相成分Diと、直交成分Dqは、マッチドフ
ィルタ16i、16qに入力される。一方、相関係数発
生器17からは、コントローラ18からの指示により、
プライマリ同期コードの、同相成分のレプリカコードC
i、および直交成分のレプリカコードCqが、マッチド
フィルタ16i,16qのそれぞれに供給される。
【0036】この例のマッチドフィルタ16i,16q
のそれぞれには、図8に示した構成のマッチドフィルタ
が2系統が含まれる。そして、マッチドフィルタ16i
では、バンドパスフィルタ15iからの同相成分Di
と、相関係数発生器17からのプライマリ同期コードの
レプリカコードCiおよびCqとの相関が、それぞれ別
系統において前述したように各クロックタイミング(チ
ップタイミング)でとられ、2系統の相関出力が出力さ
れる。
【0037】同様にして、マッチドフィルタ16qで
は、バンドパスフィルタ15qからの直交成分Dqと、
相関係数発生器17からのプライマリ同期コードのレプ
リカコードCiおよびCqとの相関が、それぞれ別系統
おいて前述したように各クロックタイミング(チップタ
イミング)でとられ、2系統の相関出力が出力される。
【0038】そして、マッチドフィルタ16i,16q
の相関出力のうち、同相成分同士の相関出力は、加算器
19aおよび2乗回路19bとからなる複素乗算器19
を通じて加算器21に供給されると共に、マッチドフィ
ルタ16i,16qの相関出力のうち、互いに直交する
成分同士の相関出力は、減算器20aおよび2乗回路2
0bとからなる複素乗算器20を通じて加算器21に供
給される。この加算器21からは、周知のように、プラ
イマリ同期コードのレプリカと、受信信号との相関エネ
ルギーEが、各タイミングにおいて、順次に得られ、同
期タイミング選択決定部30に供給される。
【0039】同期タイミング選択決定部30には、ま
た、コントローラ18から制御信号CTLが供給される
と共に、カウンタ22からのクロックタイミング信号T
IMが供給される。このカウンタ22は、1スロット周
期でリセットされると共に、チップ周期のクロックをカ
ウントして、タイミング信号TIMを生成するものであ
る。
【0040】同期タイミング選択決定部30は、1スロ
ット期間内におけるエネルギー値が大きい上位n個(n
は2以上の整数)の相関エネルギーのタイミングを、複
数スロット区間に渡って検出し、そのうちのRAKE受
信のフィンガーの数分の上位のタイミングを、同期タイ
ミングとして選択決定する。
【0041】図1に同期タイミング選択決定部30の構
成例を示す。すなわち、同期タイミング選択決定部30
は、この実施の形態では、メモリ31と、メモリ制御部
32と、セレクタ33と、平均値化部34と、セレクト
信号生成部35と、メモリ内記憶タイミング検出部36
と、最小値選出部37と、比較器38と、同期タイミン
グ選択出力部39とを備えて構成されている。
【0042】この実施の形態の同期タイミング選択決定
部30のメモリ31は、1スロット期間内における、大
きさが大きい上位n個(nは2以上の整数)の相関エネ
ルギーを、そのタイミングと共に記憶する。したがっ
て、このメモリ31は、従来のような1スロット期間内
のチップ単位の全てのクロックタイミング分のアドレス
を必要とせず、少なくともRAKE受信のためのフィン
ガ復調部の個数よりも多い数のアドレスを備えるもので
あれば良い。ただし、従来の場合には、各タイミングが
各アドレスに対応するため、それぞれのタイミングを記
憶する必要はなかったが、この実施の形態では、メモリ
31には、相関エネルギーの値のみではなく、その相関
エネルギーが得られたタイミングが、互いに関連付けら
れて、対として記憶される。
【0043】図3は、メモリ31の記憶エリアと、その
情報内容を説明するための図である。メモリ31は、相
関エネルギーおよびタイミング情報エリア31ETを備
える。この相関エネルギーおよびタイミング情報エリア
31ETは、n個(nは2以上の整数)の相関エネルギ
ーE1〜Enが記憶される相関エネルギーエリア31E
と、n個のタイミング情報が記憶されるタイミング情報
エリア31Tとからなり、相関エネルギーE1〜Enの
それぞれは、図示のように、それぞれ、タイミング情報
T1,T2,…におけるものとして、相関エネルギーと
タイミング情報とが関連付けられて記憶されている。
【0044】このメモリ31は、メモリ制御部32によ
り、読み出し/書き込みが制御されると共に、アドレス
制御が行なわれる。コントローラ18からのコントロー
ル信号CTLは、メモリ制御部32に供給される。
【0045】このメモリ31の相関エネルギーエリア3
1Eへは、その入力情報として、セレクタ33の出力が
供給される。また、このメモリ31のタイミングエリア
31Tへの入力情報として、カウンタ22からのクロッ
クタイミング信号TIMが入力される。
【0046】セレクタ33には、その一方の入力情報と
して、加算器21からの相関エネルギーEが供給される
と共に、他方の入力情報として、平均値化部34の出力
が供給される。平均値化部34は、加算器21からの相
関エネルギーEと、後述するようにしてメモリ31から
読み出された、スロット内の同じタイミングでの相関エ
ネルギーEmとの平均値を算出して出力する。
【0047】セレクタ33は、セレクト信号生成部35
からのセレクト信号により、加算器21の出力Eか、あ
るいは平均値化部34の出力の、いずれかをメモリ31
に供給する。
【0048】セレクト信号生成部35は、メモリ内記憶
タイミング検出部36の出力と、比較器38の出力に基
づいて、セレクト信号を生成する。メモリ内記憶タイミ
ング検出部36には、カウンタ22からのタイミング信
号TIMと、メモリ31に記憶されているn個のタイミ
ング情報とが供給される。メモリ内記憶タイミング検出
部36は、カウンタ22からのタイミング信号TIM
が、メモリ31に記憶されているn個のタイミング情報
の一つであるか否かを検出し、その検出出力を、メモリ
制御部32およびセレクト信号生成部35に供給する。
【0049】このとき、メモリ制御部32は、コントロ
ール信号CTLにより、カウンタ22からのタイミング
信号TIMが更新されたことを検知すると、メモリ31
のタイミング情報エリア31Tのタイミング情報Tmを
順次に読み出す。メモリ内記憶タイミング検出部36
は、タイミング信号TIMと、メモリ31から順次に読
み出されてくるタイミング情報Tmとを比較し、両者が
一致したときには、その旨をメモリ制御部32に送ると
ともに、セレクト信号生成部35に送る。
【0050】メモリ制御部32は、メモリ内記憶タイミ
ング検出部36から、この一致信号を受け取ると、メモ
リ31の書き込みアドレスを、その一致したタイミング
の相関エネルギーのアドレスに設定する。一方、セレク
ト信号生成部35は、その一致信号を受け取ると、セレ
クタ33を平均値化部34の出力を選択する状態に制御
する。
【0051】したがって、加算器21からの相関エネル
ギーEが、メモリ31に、既に1スロット期間内の同一
のタイミングでの相関エネルギーが記憶されているタイ
ミングでのものである場合には、メモリ31に記憶され
ている、当該タイミングに対応する相関エネルギーEm
の値が、平均値化部34からの平均値に書き換えられ
る。
【0052】また、メモリ内記憶タイミング検出部36
は、タイミング信号TIMが、メモリ31内に記憶され
ていないタイミングであると検出したときには、不一致
を示す信号をメモリ制御部32およびセレクト信号生成
部35に送る。
【0053】メモリ制御部32は、このときには、最小
値選出部37で選出された、メモリ31に記憶されてい
る相関エネルギーのうちの最小値およびそのタイミング
情報が記憶されているアドレスを書き込みアドレスとす
る。ただし、メモリ制御部32には、比較器38の出力
が書き込み制御信号として供給されており、メモリ31
への書き込みを実行するか否かが、この比較器38の出
力によって制御されるように構成されている。すなわ
ち、後述するように、加算器21からの相関エネルギー
の値が、最小値Eminよりも大きいときには、その相
関エネルギーの値およびタイミングが、最小値Emin
およびタイミング信号Tminが格納されていたアドレ
スに上書きされる。
【0054】最小値選出部37は、予め、メモリ31に
記憶されている複数個の相関エネルギーのうちの最小値
Eminを検出し、その検出した最小値Eminを比較
器38に供給する。また、最小値選出部37は、その最
小値EminおよびそのタイミングTminのメモリ3
1のアドレスを検出し、そのアドレスをメモリ制御部3
2に知らせる。
【0055】比較器38は、最小値選出部37からの最
小値Eminと、加算器21からの相関エネルギーEと
を比較し、その比較出力を、書き込み制御信号としてメ
モリ制御部32に供給すると共に、セレクト信号生成部
35に供給する。
【0056】加算器21からの相関エネルギーEが最小
値Eminよりも大きいときには、比較器38の出力
は、メモリ31への書き込み要求となり、セレクト信号
生成部35は、加算器21からの相関エネルギーEを選
択して、メモリ31に供給するようにする。
【0057】また、加算器21からの相関エネルギーE
が最小値Eminよりも小さいときには、比較器21の
出力は、非書き込み要求となり、メモリ制御部32は、
当該タイミングでのメモリ31への書き込みは行わな
い。
【0058】こうして、メモリ31には、1スロット期
間のチップ周期の各クロックタイミングで求められた相
関エネルギーのうちの、複数スロット区間について平均
化されて求められた結果としての、上位n個の相関エネ
ルギーおよびそのタイミング情報が、記憶されることに
なる。
【0059】したがって、予め定めた複数スロット期間
におけるメモリ31への書き込みを実行した後には、同
期タイミングの候補が、メモリ31に書き込まれている
ことになる。同期タイミング選択出力部39では、この
メモリ31に記憶されている相関エネルギーの上位の幾
つか、この例では3個を選択し、その上位の相関エネル
ギーが得られたタイミングTa,Tb,Tcを、同期タ
イミングTcodeとして出力する。
【0060】以上の同期タイミング選択決定部30の動
作を、図4のフローチャートに従って順を追って説明す
る。
【0061】まず、メモリ31の、相関エネルギーおよ
びタイミング情報エリア31ETの初期化を行う。すな
わち、相関エネルギーエリア31Eの各相関エネルギー
の値として「0」が、タイミング情報エリア31Tの各
タイミング情報としては「該当タイミング無し」を示す
値が、記録される(ステップS101)。
【0062】次に、メモリ31に蓄えられているn個の
相関エネルギーのうちの最小値Eminと、その最小値
Eminが得られたタイミングTminとを検出してお
く(ステップS102)。
【0063】次に、現在のタイミングTtimでの相関
エネルギーEを求める(ステップS103)。そして、
現在のタイミングTtimが既にメモリ31のタイミン
グ情報エリア31Tに記憶されているか否か判別する
(ステップS104)。
【0064】現在のタイミングTtimが、メモリ31
に既に記憶されている場合には、求めた相関エネルギー
Eと、メモリ31に蓄えられている同じタイミングの相
関エネルギーEmとの平均値Eaveを求め(ステップ
S105)、メモリ31の、そのタイミングの相関エネ
ルギーEmを、求めた平均値Eaveに書き換える(ス
テップS106)。これにより、メモリ31の相関エネ
ルギーエリア31Eの各相関エネルギーの値Emは、複
数スロット期間の同じタイミングのものが平均化された
値となる。
【0065】一方、現在のタイミングTtimが、メモ
リ31のタイミング情報エリア31Tには無いタイミン
グである場合には、求められた相関エネルギーEと、最
小値Eminとの大きさを比較する(ステップS10
7)。
【0066】そして、Emin<Eである場合には、メ
モリ31の当該最小値Eminを、求めた相関エネルギ
ーに書き換えると共に、メモリ31の最小値Eminの
タイミングTminも、現在タイミングTtimに書き
換える(ステップS108)。また、Emin>Eのと
きには、メモリ31への書き込みは全く行わない。以上
により、メモリ31には、常に、その時点までの上位N
個の相関エネルギーと、そのタイミングを記憶すること
ができる。
【0067】次に、同期タイミングの検出が終了である
か否か判断する(ステップS109)。この実施の形態
では、同期タイミング検出を行うスロット期間の個数を
予め設定することができ、このステップS109の判断
は、例えば、前記予め定めた複数スロット期間に渡る時
間を経過したか否かにより行う。
【0068】このステップS109で、同期タイミング
の検出期間が終了していないと判別したときには、タイ
ミングTIMを更新して、ステップS102に戻り、上
記の動作を繰り返す。また、同期タイミングの検出期間
が終了したと判別したときには、この処理ルーチンを終
了する。
【0069】以上の同期タイミング検出処理ルーチンが
終了すると、コントローラ18は、メモリ31に蓄えら
れた相関エネルギーEmおよびタイミング情報Tmを読
み出して、同期タイミング選択出力部39に供給させ
る。同期タイミング選択出力部39は、n個の相関エネ
ルギーEmのうちの、この例では上位の3個を検出し
て、対応する3個のタイミング情報Ta,Tb,Tc
を、同期タイミング情報Tcodeとして出力する。
【0070】同期タイミング選択出力部39は、メモリ
31の記憶内容である相関エネルギーとタイミング信号
との対を、相関エネルギーの大きいもの順にソートし、
そのソートの結果の上位3個のタイミング情報Ta,T
b,Tcを、同期タイミング情報Tcodeとして出力する
ようにすることもできる。
【0071】この3個のタイミング情報Ta,Tb,T
cは、RAKE受信のための3個のフィンガに供給され
る。
【0072】図5は、RAKE受信を行う受信機の構成
例を示すものである。すなわち、この例は、携帯電話端
末の受信系であり、アンテナ41で受信された信号は、
高周波増幅器42を通じて直交検波回路43に供給され
て、ベースバンド信号に変換される。そして、直交検波
回路43の出力が、図示を省略したA/D変換器により
デジタル信号に変換されて、RAKE受信のための、こ
の例では3個の復調器としてのフィンガ44a,44
b,44cのそれぞれに供給されると共に、同期獲得回
路50の同期検出回路51に供給される。
【0073】この同期検出回路51は、図2のA/D変
換器14i,14qの部分以降に対応するものである。
【0074】同期検出回路51は、上述のようにして、
3個の同期タイミングTa,Tb,Tcを検出し、比較
器52に供給する。この比較器52には、カウンタ22
からのタイミング信号TIMが供給される。そして、こ
の比較器52からは、カウンタ22からのタイミング信
号TIMが、3個の同期タイミングTa,Tb,Tcと
一致したときに、そのことを示す信号をコントローラ1
8に供給する。
【0075】これを受けたコントローラ18は、例え
ば、同期タイミングTaに一致したタイミング信号をフ
ィンガ44aに、同期タイミングTbに一致したタイミ
ング信号をフィンガ44bに、同期タイミングTcに一
致したタイミング信号をフィンガ44cに、それぞれ供
給する。
【0076】各フィンガ44a,44b,44cは、拡
散コードを復調(逆拡散)するための相関係数の発生部
を備え、これらのタイミング信号に基づいて、その相関
係数の同期を取り、復調を実行する。各フィンガ44
a,44b,44cでの復調結果は、RAKE合成回路
45に供給される。RAKE合成回路45は、復調デー
タを出力する。
【0077】なお、同期検出回路51では、W−CDM
Aの携帯電話端末においては、前述したように、プライ
マリ同期コードでの同期タイミングを用いて、セコンダ
リ同期コードについての同期検出を行い、フレーム単位
の同期を検出する。
【0078】このセコンダリ同期コードの同期検出は、
図2の相関係数発生器17からの相関係数のストット単
位の出現パターンを変えることにより、行うことができ
る。すなわち、相関エネルギーが大きくなる出現パター
ンを探索する。その場合の各出現パターンごとの相関エ
ネルギーの値は、前述と同様にして、メモリ31を利用
して、あるいはメモリ31とは別のメモリに格納してお
く。そして、そのメモリに、所定時間分に渡る出現パタ
ーンごとの相関エネルギーを蓄え、その中から相関エネ
ルギーが大きい出現パターンにより、フレーム同期タイ
ミング検出をするようにする。
【0079】こうして、フレーム単位の同期タイミング
が検出されると、その同期タイミングに基づいて、基地
局からの拡散コードと同じ受信側の拡散コードの検出を
行い、フィンガで逆拡散(復調)を行うように制御す
る。この基地局からの拡散コードの検出の場合にも、マ
ッチドフィルタを用いるようにしても良いが、この例の
場合には、フレーム単位の同期タイミングが既に検出さ
れているので、いわゆるスライディング相関の方法によ
っても、受信側の拡散コードの検出を行うことが容易に
できる。
【0080】なお、上述の実施の形態では、最小値選出
部37では、最小相関エネルギーの値を検出すると共
に、最小相関エネルギーおよびそのタイミングのアドレ
スを検出し、検出した最小相関エネルギー値を比較器3
8に供給すると共に、検出したアドレスをメモリ制御部
32に供給するようにしたが、メモリ31に新たな相関
エネルギー値を書き込んだときに、エネルギー値の大き
いもの順に、メモリ31の記憶内容をソートして、常
に、最小相関エネルギーと、そのタイミングとが書き込
まれるアドレスを、メモリ31上で、固定させるように
してもよい。
【0081】このソートは、対象となるアドレス数が少
ないので、高速に行うことができる。このソートの実行
は、図4のステップS102で行っても良いし、あるい
は、ステップS108での書き換え後に行うようにして
も良い。ステップS108での書き換え後に行う場合に
は、最小相関エネルギーEminとそのタイミングのア
ドレスが定まるので、ステップS102は不要となる。
【0082】その場合には、比較器38へは、その固定
のアドレスから読み出した最小相関エネルギー値を供給
すれば良く、また、メモリ制御部32は、その固定のア
ドレスのデータの書き換えを行うようにすれば良いの
で、図1の最小値選出部37は不要になる。
【0083】また、メモリ31に記憶されている相関エ
ネルギーおよびそのタイミング情報がソートされている
場合には、コントローラ18は、上位の例えば3個の相
関エネルギーに対応するタイミング情報を読み出すだけ
で、同期タイミング信号Tcodeを得ることができるの
で、図1の同期タイミング選択出力部39は不要とな
る。
【0084】なお、図2の例では、相関検出器にマッチ
ドフィルタを用いたが、スライディング相関器や、その
他の相関検出器を用いることができることは言うまでも
ない。
【0085】また、実施の形態は、W−CDMA方式の
携帯電話端末の場合について説明したが、CDMA−O
NE方式の携帯電話端末の場合にも、勿論適用できるほ
か、この発明は、特定の同期コードパターンが、所定周
期で繰り返す入力信号から、同期コードパターンを検出
する同期検出回路の全てに適用することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による同
期検出回路によれば、マルチパスによる干渉のために生
じるフェージングの影響を除去するための相関エネルギ
ーの平均化処理を行う場合において、記憶手段として用
いるメモリは、特定のパターンの繰り返し周期内の全て
のタイミングではなく、予め定めた複数個のタイミング
およびそのタイミングにおける相関値を記憶できれば良
いので、メモリ消費量は少なくて済む。
【0087】また、相関値を大きいもの順にソートする
場合にも、ソート対象の個数が少ないので、ソート時間
が短時間で済み、RAKE受信の場合の各フィンガの起
動を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による同期検出回路の実施の形態の要
部の構成例を示す図である。
【図2】この発明による無線通信装置の実施の形態の受
信系および同期検出回路部分を示すブロック図である。
【図3】この発明による同期検出回路の実施の形態に用
いるメモリの記憶内容を説明するための図である。
【図4】この発明による同期検出回路の実施の形態の要
部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明による無線通信装置の実施の形態の受
信系を説明するための図である。
【図6】セルラー無線通信システムを説明するための図
である。
【図7】CDMA方式の同期タイミングを説明するため
の図である。
【図8】マッチドフィルタの構成例を示す図である。
【図9】マルチパスによる干渉によって生じる相関エネ
ルギーの時間変動を説明するための図である。
【図10】従来の同期検出回路で用いられているメモリ
の使い方を説明するための図である。
【符号の説明】 11i,11q…直交検波器を構成する乗算器、14
i,14q…A/D変換器、16i,16q…マッチド
フィルタ、17…相関係数発生器、18…コントロー
ラ、21…相関エネルギーEを出力する加算器、22…
タイミング信号TIMを発生するカウンタ、30…同期
タイミング選択決定部、31…メモリ、32…メモリ制
御部、33…セレクタ、34…平均値化部、36…メモ
リ内記憶タイミング検出部、37…最小値選出部、38
…比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE33 EE36 5K047 AA02 AA16 BB01 GG34 HH15 MM12 MM24 MM62 5K067 AA02 AA42 BB04 CC10 DD25 GG11 HH23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号中に含まれる、一定周期で繰り返
    す特定のパターンと同じパターンを発生するパターン発
    生手段と、 前記パターンの変化の最小単位毎に、前記入力信号と、
    前記パターン発生手段からのパターンとの相関の度合い
    を示す相関値を検出するための相関値検出手段と、前記
    特定のパターンの繰り返し周期を基準にした前記最小単
    位のタイミングと、そのタイミングでの前記相関値と
    を、対応付けて、複数対、記憶可能な記憶手段と、 前記特定のパターンの繰り返し周期を基準にしたとき
    に、前記記憶手段に前記相関値が記憶されているタイミ
    ングと同一となるタイミングでは、前記相関値検出手段
    で検出された相関値と、前記記憶手段に記憶されている
    相関値との平均値を前記記憶手段に書き込む手段と、 前記特定のパターンの繰り返し周期を基準にしたとき
    に、前記記憶手段に前記相関値が記憶されていないタイ
    ミングでは、前記記憶手段に記憶されている複数個の相
    関値のうちの最小値と、前記相関値検出手段で検出され
    た相関値とを比較して、前記相関値検出手段で検出され
    た相関値の方が前記最小値よりも大きいときに、前記相
    関値検出手段で検出された相関値を、その検出タイミン
    グと共に、前記最小値およびそのタイミングに代えて、
    前記記憶手段に書き込む手段と、 前記記憶手段に記憶されている複数個のタイミングのう
    ちから、相関値の大きさに基づいて、前記パターン発生
    手段からのパターンと、前記入力信号中の前記特定のパ
    ターンとの同期タイミングを決定する手段と、 を備える同期検出回路。
  2. 【請求項2】前記記憶手段への前記相関値とその検出タ
    イミングとの書き込みは、前記特定のパターンの繰り返
    し周期の、予め定められた複数周期分に渡って行なわれ
    ることを特徴とする請求項1に記載の同期検出回路。
  3. 【請求項3】前記入力信号は、CDMA(Code D
    ivision MultipleAccess)方式
    の無線信号の受信信号であって、前記特定のパターン
    は、特定の拡散符号であることを特徴とする請求項1に
    記載の同期検出回路。
  4. 【請求項4】前記相関値検出手段は、マッチドフィルタ
    を用いて構成されてなることを特徴とする請求項1に記
    載の同期検出回路。
  5. 【請求項5】前記記憶手段に記憶されている相関値を、
    大きいもの順にソートする手段を設け、前記相関値の最
    小値およびそのタイミングが記憶される前記記憶手段の
    アドレスが特定のアドレスとなるようにされていること
    を特徴とする請求項1に記載の同期検出回路。
  6. 【請求項6】前記記憶手段に記憶されている相関値を、
    大きいもの順にソートする手段を設け、前記同期タイミ
    ングを決定する手段は、前記ソートにより相関値が大き
    いとされた複数個のタイミングを、同期タイミングとし
    て検出することを特徴とする請求項1に記載の同期検出
    回路。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の同期検出回路と、 前記同期検出回路で検出された複数個のタイミングの一
    つづつが、拡散コードの復調タイミングとして割り当て
    られる複数個の復調部と、 前記複数個の復調部の復調出力を合成して復調データを
    得る合成部と、 を備える通信端末装置。
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