JP2001237305A - 静電吸着装置、静電吸着方法及びデバイス製造方法 - Google Patents

静電吸着装置、静電吸着方法及びデバイス製造方法

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JP2001237305A
JP2001237305A JP2000047404A JP2000047404A JP2001237305A JP 2001237305 A JP2001237305 A JP 2001237305A JP 2000047404 A JP2000047404 A JP 2000047404A JP 2000047404 A JP2000047404 A JP 2000047404A JP 2001237305 A JP2001237305 A JP 2001237305A
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Kenji Morita
憲司 守田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被処理基板の落下を防止できる静電吸着装置を
提供する。 【解決手段】 チャック12の側面に、ウエハ18に当
接してウエハ18の横ズレを防止する部材であるピン1
9を付設する。チャック12とウエハ18間にHeガス
供給中に静電力が不十分になってウエハ18が浮上して
も、ウエハ18の横ズレを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板(Siウエハ
等)を静電力によってチャックの吸着面に吸着保持する
静電吸着装置及び静電吸着方法に関する。また、そのよ
うな静電吸着装置や静電吸着方法を用いて感応基板を保
持しながら処理を施すデバイス製造方法に関する。特に
は、被処理基板の落下等に起因する不測の事故を防止で
きるよう改良を加えた静電吸着装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】減圧雰囲気中(真空中)でウエハを処理
する際に一般的に用いる静電チャックは、ウエハの被吸
着面をチャックの吸着面に静電力で吸着させてウエハを
保持する。パターン形成のための露光等のウエハの処理
工程においては、高エネルギがウエハの処理面(被吸着
面の反対面)に供給されて、ウエハの温度が上昇する。
この温度上昇により、ウエハが熱膨張して、ウエハの処
理面に形成されるパターンの精度が低下する。
【0003】そこで、ウエハとチャック間に隙間を形成
し(例えば、チャックの吸着面に溝を掘る)、同隙間に
Heガス等の伝熱ガスを充填する対策がとられている。
伝熱ガスを介してウエハからチャックへ熱を逃すことに
よりウエハの熱膨張を抑制して、ウエハの処理面に形成
するパターンの精度低下を防止できる。ガス供給の際
は、ウエハはチャックに吸着されていることを前提とし
て、伝熱ガスの圧力をウエハとチャック間の静電力より
低い所望の圧力に制御することにより、ウエハがチャッ
クから浮いて外れるのを防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電吸着装置に
おいては、静電チャックに通電した後は、ウエハはチャ
ックに吸着されているものとして、伝熱ガスの供給を開
始している。この場合、もし、ウエハがチャックに十分
に吸着されていない場合には、伝熱ガスの圧力制御が正
常であっても、ウエハが浮上し横ズレを起こす可能性が
ある。さらに、チャックから外れて落下する等のトラブ
ルが起こる可能性もある。なお、ウエハが浮くと、ゲー
ムセンターにあるハイパーホッケーのように横滑りしや
すくなり、容易にウエハがチャックから落下することと
なる。そうなると、チャンバー内の真空を落として人手
でウエハを取り外し、その後また真空度を高めていかな
ければならなくなり、長時間の設備停止となる。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、被処理基板の落下等に起因する不測の事故を防
止できるよう改良を加えた静電吸着装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記の課題を解決するため、本発明の静電吸着装置は、
被処理基板(ウエハ等)を静電力によって吸着するチャ
ックと、 チャックと被処理基板の間隙に伝熱ガスを供
給するガス供給系と、 を備える静電吸着装置であっ
て; 上記チャックに、被処理基板の側面に当接して被
処理基板の横ズレを防止する部材が付設されていること
を特徴とする。
【0007】本発明の被処理基板の静電吸着方法は、
チャックと被処理基板の間隙に伝熱ガスを供給しながら
被処理基板を静電力によってチャックに吸着する方法で
あって; 該チャックに、被処理基板の側面に当接して
被処理基板の横ズレを防止する部材を付設し、被処理基
板が浮いた場合にも落下を防止することを特徴とする。
【0008】本発明のデバイス製造方法は、 リソグラ
フィー工程において、チャックと感応基板の間隙に伝熱
ガスを供給しながら感応基板を静電力によってチャック
に吸着する際に、 該チャックに、感応基板の側面に当
接して感応基板の横ズレを防止する部材を付設し、感応
基板が浮いた場合にも落下を防止することを特徴とす
る。
【0009】チャックの吸着力よりもガス圧が優越とな
ってたとえウエハが浮いたとしても、ウエハの大きな横
ズレは防止されるのでウエハはチャックから落下しな
い。この場合、通常のウエハハンドリング手段を用いて
事故ウエハをチャンバー外に取り出すことができるの
で、事故の復旧にもほとんど時間を要しない。
【0010】本発明においては、被処理基板の横ズレを
防止する部材が非磁性金属からなることが好ましい。チ
ャック周辺の磁場に影響を与えないので、被処理基板上
での荷電粒子線を用いたパターン形成を高精度に行うこ
とができる。
【0011】本発明においては、上記部材がチャックの
周りに分散配置されていることが好ましい。上記部材と
被処理基板の接触をできるだけ避けることができる。
【0012】図1〜図3を参照しつつ本発明の実施形態
への1例を説明する。図1は、本発明の1実施例に係る
静電吸着装置を備える荷電粒子線露光装置のウエハチャ
ンバーを中心とする構成を示す模式的な図である。図2
は、図1の露光装置のチャック周辺部を拡大して示す図
である。(A)はウエハが吸着されている状態を示す模
式的断面図であり、(B)はガス圧過大あるいは静電力
が不十分で、被処理基板が浮上している状態を示す模式
的断面図である。(C)はチャック上における横ズレ防
止ピンの配置を示す模式的平面図である。図3は、本実
施例の静電吸着装置のHeガスの供給系の構成を示す系
統図である。
【0013】まず、図1を参照しつつ荷電粒子線露光装
置の概要を説明する。この荷電粒子線露光装置は、ウエ
ハチャンバー(真空室)10や光学鏡筒16を備える。
ウエハチャンバー10内には、ステージ11やチャック
12等が納められている。光学鏡筒16内には、荷電粒
子線源(電子銃等)17及び荷電粒子線光学系16Aが
配置されている。荷電粒子線源17から放出された荷電
粒子線束CPBは光学系16Aを通って収束・偏向さ
れ、ウエハ18の処理面18A(上面)に結像する。
【0014】ウエハチャンバー10は、図の左下部に示
す排気管13を介して、真空排気ポンプ14と接続され
ている。装置運転中は、同ポンプ14により、ウエハチ
ャンバー10内を減圧排気して所定の真空度に保つ。ウ
エハチャンバー10は図の左右方向に長く延びており、
同チャンバー内でステージ11は、図の左の位置(露光
位置)と右の位置(ウエハ交換位置)との間を移動す
る。
【0015】ウエハチャンバー10の右側部には、ウエ
ハ交換口20が設けられている。同口20を介して、ウ
エハ18が搬送・交換される。なお、ウエハ搬送は、ウ
エハチャンバー10の外のロードロック室32に設置さ
れたロボット搬送装置(図示せず)により行われる。ウ
エハ18の交換時には、ステージ11は交換位置(交換
口20に近接した位置)に位置する。
【0016】ステージ11上には、チャック12が載置
されている。チャック12は、ウエハ18を静電力で吸
着保持する吸着面12A(上面)を有している。図1の
右のウエハ交換位置にあるチャック12においてのみ示
すように、吸着面12Aの下には電極12Bが埋設され
ている。この電極12Bは、配線21を介して吸着制御
系22と電気的に接続されている。吸着制御系22は、
チャック電極12Bへの電圧供給を制御することによ
り、ウエハ18の被吸着面18B(下面)と、チャック
12の吸着面12Aとの吸着・脱着を行う。
【0017】チャック12の吸着面12Aには、下側に
掘り込まれた溝23が形成されている。この溝23は、
ガス配管24を介して、Heガス供給源(ボンベ)25
と接続されている。ウエハ18のパターン形成中には、
Heガスがガス配管24を通して溝23に充填される。
このHeガスを介して、ウエハ18からチャック12へ
熱が逃げ、ウエハ18の温度上昇が抑えられる。この温
度上昇抑制により、ウエハ18の熱膨張を抑制して、ウ
エハ18の処理面18Aに形成するパターンの精度を確
保する。なお、Heガス以外の伝熱ガスを代用して、ウ
エハ18からチャック12へ熱を逃すこともできる。
【0018】チャック12の側面には、図2に分りやす
く示すように、ウエハ横ズレ防止部材としてのピン19
が、ボルト41によって取り付けられている。この例で
は、ピン19は図2(C)に示すように、円周上に3ヶ
分散されて配置されていて、銅やチタン等の非磁性金属
からなる。非磁性金属を用いるのは、チャック12周辺
の磁場を乱さないようにするためである。ピン19の頂
部の高さは、ウエハ18の厚さが1mmの場合で、チャ
ック上面12Aから2〜3mm程度である。ピン19の
内側とウエハ18の外周線との間のスキマは例えば、
0.2〜0.5mmである。なるべくウエハ18の側面に
触れない方が好ましい。
【0019】図2(A)では、ウエハ18はチャック1
2に正常に吸着固定されているが、図2(B)では、H
eガス供給中に吸着力が不十分になり、ウエハ18がH
eガス圧で浮き上がっている。しかし、ピン19が存在
するので、ウエハ18の横ズレ・落下が防止されてい
る。
【0020】次に、ウエハ18の吸着確認用のウエハ高
さ計測器について説明する。図2(A)に示すように、
2セットの高さ計測器15は、ウエハチャンバー10の
上部に所定の間隔(例えば、ウエハ18の半径程度の間
隔)を隔てて設置されている。高さ計測器15は、同計
測器15の下方位置までステージ11が移動してきた際
に、ウエハ18の高さを計測する。例えば、一方の高さ
計測器15がウエハ18の中央部の高さを計測し、他方
の高さ計測器15がウエハ18の周辺部の高さを計測す
る。
【0021】ウエハ18がチャック12に吸着されてい
ることを確認するプロセスを説明する。なお、以下のプ
ロセス説明に用いる数値は、具体的な一例であって、当
然のことながら本発明がこれに限定されるものではな
い。
【0022】ウエハ18はもともと、100μm以上の
うねりを持っている。そのため、ウエハ18をチャック
12に載せた状態で、2セットの高さ計測器15により
ウエハ18の高さを計測すると、ウエハ18の中央部と
周辺部では、相当の高さの差が計測される。しかし、図
1(A)に示すように、吸着電極12Bに通電し、ウエ
ハ18がチャック12にぴったりと吸着された後では、
ウエハ18の中央部と周辺部の高さ計測器15の計測誤
差が0.1μm程度に収まる。この状態で、2セットの
高さ計測器15によりウエハ18の高さを計測すると、
ウエハ18の中央部と周辺部でほぼ等しい計測値とな
る。
【0023】そこで、ウエハ18の中央部と周辺部にお
ける計測値の差が例えば0.3μm以上である場合に
は、ウエハ18がチャック12に完全に吸着されていな
いと判断して、Heガスの供給を行わずに、再度、ウエ
ハ18のチャック12への吸着動作を行う。この吸着動
作後、改めて、2セットの高さ計測器15によりウエハ
18の高さ計測を行う。
【0024】一方、ウエハ18の中央部と周辺部の両計
測値がほぼ一致する場合(例えば計測差が0.3μm未
満)には、ウエハ18がチャック12に吸着されている
と判断する。そこで、チャック12の溝23にHeガス
を流し、同Heガスを介してウエハ18からチャック1
2へ熱を逃す。そして、2セットの高さ計測器15によ
るウエハ18の高さ計測を継続して、Heガスを流した
後もウエハ18がチャック12から外れていないかのチ
ェックを続ける。なお、高さ計測器15の設置数は2セ
ットに限定されるものではなく、高さ計測器15の設置
数をさらに増やすと、ウエハ18の高さ分布を一層細か
く計測できる。
【0025】次に、図3を参照しつつ、チャック12の
溝23にHeガスを供給するHeガス供給系について説
明する。このHeガス供給系は、ガス配管24やHeガ
ス供給源25、マスフローコントローラ26、圧力計2
7、圧力コントローラ28等から構成されている。
【0026】マスフローコントローラ26は、Heガス
供給源(ボンベ)25の下流側に配置されており、これ
らは配管24Aにより連結されている。また、マスフロ
ーコントローラ26は、配管24B、24Cを介してチ
ャック12の溝23と連結されている。このマスフロー
コントローラ26により、任意流量のHeガスを配管2
4A〜24Cを通して溝23に流すことができる。
【0027】圧力計27は、分岐配管24Dを介して配
管24Cに連結されている。この圧力計27は、Heガ
スの圧力を計測し、得られた計測値を圧力コントローラ
28へフィードバックする。
【0028】圧力コントローラ28は、配管24Fを介
して真空ポンプ29と連結されている。この真空ポンプ
29は常に駆動されている。圧力コントローラ28は、
圧力計27からフィードバックされた計測値を基にし
て、配管24内のHeガスの圧力を制御する。
【0029】続いて、Heガス供給源25から溝23に
流されるHeガスの圧力制御プロセスを説明する。ガス
配管24の配管24Bにはバルブ30が取り付けられて
おり、配管24Cにはバルブ31が取り付けられてい
る。溝23にHeガスを送るときには、後述するウエハ
18吸着確認の後に、バルブ30、31を両方とも開
く。これにより、Heガス供給源25のHeガスが、配
管24A〜24Cを通して、チャック12の溝23へ流
される。この間、マスフローコントローラ26がHeガ
スの流量を選択された一定量に保つ。
【0030】バルブ30、31の開放中は、Heガス供
給源25のHeガスが、配管24A、24B、24Eを
通して、圧力コントローラ28へも流れる。このとき、
圧力コントローラ28は、圧力計27からフィードバッ
クされた計測値が所望の圧力値になるよう、Heガスを
真空ポンプ29側に流して圧力制御する。
【0031】次に、ウエハ18の処理工程後は、バルブ
30を閉める。これにより、Heガス供給源25が遮断
されて、チャック12の溝23へのHeガス供給が停止
される。一方、バルブ31は開かれており、溝23に残
ったHeガスは、配管24C、24E、24Fを通し
て、真空ポンプ29に流れて排気される。この排気後、
バルブ31も閉じて、溝23の真空引きを停止する。そ
して、チャック12への電圧供給を停止して、ウエハ1
8をチャック12から脱着できる。なお、排気残りのH
eガスや、ウエハ18とチャック12間の僅かな隙間か
ら、ウエハチャンバー10(図1参照)に洩れるHeガ
スは、真空排気ポンプ14により排気される。
【0032】Heガスを流した後に、ウエハ18がチャ
ック12から外れていることが確認された場合には、瞬
時にHeガスの供給を止め、チャック12の溝23のH
eガスを排気する。続いて、ステージ11を交換位置
(交換口20に近接した位置)に戻し、浮いてしまった
ウエハ18を取り出す。そして、取り出したウエハ18
をオペレータが確認し、再度露光するか事故品として工
程から取り除くかを決定する。
【0033】次に上記説明した電子線転写露光装置を利
用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図4は、
微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
製造のフローを示す。
【0034】ステップ1(回路設計)では、半導体デバ
イスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)で
は、設計した回路パターンを形成したマスクを製作す
る。この時、パターンについて局部的にリサイズを施す
ことにより近接効果や空間電荷効果によるビームボケの
補正を行ってもよい。一方、ステップ3(ウエハ製造)
では、シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
【0035】ステップ4(酸化)では、ウエハの表面を
酸化させる。ステップ5(CVD)では、ウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ6(電極形成)では、ウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ7(イオ
ン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステッ
プ8(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布す
る。ステップ9(電子ビーム露光)では、ステップ2で
作ったマスクを用いて電子ビーム転写装置によって、マ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。その際、
ウエハを固定するのに上述の静電吸着方法を用いる。ス
テップ10(光露光)では、同じくステップ2で作った
光露光用マスクを用いて、光ステッパーによってマスク
の回路パターンをウエハに焼付露光する。この前又は後
に、電子ビームの後方散乱電子を均一化する近接効果補
正露光を行ってもよい。
【0036】ステップ11(現像)では、露光したウエ
ハを現像する。ステップ12(エッチング)では、レジ
スト像以外の部分を選択的に削り取る。ステップ13
(レジスト剥離)では、エッチングがすんで不要となっ
たレジストを取り除く。ステップ4からステップ13を
繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パタ
ーンが形成される。
【0037】ステップ14(組立)は、後工程と呼ば
れ、上の工程によって作製されたウエハを用いて半導体
チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシン
グ、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ15(検査)では、ステ
ップ14で作製された半導体デバイスの動作確認テス
ト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て
半導体デバイスが完成しこれが出荷(ステップ16)さ
れる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被処理基板がチャックに十分に吸着されていないのに伝
熱ガスを供給して基板が浮いたような場合においても、
被処理基板が横ズレを起こしてチャックから外れて落下
するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る静電吸着装置を備える
荷電粒子線露光装置のウエハチャンバーを中心とする構
成を示す模式的な図である。
【図2】図1の露光装置のチャック周辺部を拡大して示
す図である。(A)はウエハが吸着されている状態を示
す模式的断面図であり、(B)はガス圧過大あるいは静
電力が不十分で、被処理基板が浮上している状態を示す
模式的断面図である。(C)はチャック上における横ズ
レ防止ピンの配置を示す模式的平面図である。
【図3】本実施例の静電吸着装置のHeガスの供給系の
構成を示す系統図である。
【図4】微小デバイス(ICやLSI等の半導体チッ
プ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマ
シン等)の製造のフローを示す。
【符号の説明】
10 ウエハチャンバー(真空室) 11 ステー
ジ 12 チャック 12A 吸着面 12B 電極 13 排気管 14 真空排気ポンプ系 15 高さ計
測器 16 光学鏡筒 16A 光学系 17 荷電粒子線源 18 ウエハ 18A 処理面 18B 被吸着
面 19 ピン 20 交換口 21 配線 22 吸着制
御系 23 溝 24 ガス配
管 24A〜24F 配管 25 Heガ
ス供給源(ボンベ) 26 マスフローコントローラ 27 圧力計 28 圧力コントローラ 29 真空ポ
ンプ 30、31 バルブ 32 ロード
ロック室 41 ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を静電力によって吸着するチ
    ャックと、 チャックと被処理基板の間隙に伝熱ガスを供給するガス
    供給系と、 を備える静電吸着装置であって;上記チャックに、被処
    理基板の側面に当接して被処理基板の横ズレを防止する
    部材が付設されていることを特徴とする静電吸着装置。
  2. 【請求項2】 上記部材が非磁性金属からなることを特
    徴とする請求項1記載の静電吸着装置。
  3. 【請求項3】 上記部材がチャックの周りに分散配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の静電吸着装
    置。
  4. 【請求項4】 チャックと被処理基板の間隙に伝熱ガス
    を供給しながら被処理基板を静電力によってチャックに
    吸着する方法であって;該チャックに、被処理基板の側
    面に当接して被処理基板の横ズレを防止する部材を付設
    し、被処理基板が浮いた場合にも落下を防止することを
    特徴とする静電吸着方法。
  5. 【請求項5】 リソグラフィー工程において、チャック
    と感応基板の間隙に伝熱ガスを供給しながら感応基板を
    静電力によってチャックに吸着する際に、 該チャックに、感応基板の側面に当接して感応基板の横
    ズレを防止する部材を付設し、感応基板が浮いた場合に
    も落下を防止することを特徴とするデバイス製造方法。
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